2021年6月 武術稽古日程


6月02日 水曜日  金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場


6月05日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分         
         深川スポーツセンター 剣道場 


6月06日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時00分~14時00分         
         品川区総合体育館 柔道場


6月08日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口


6月09日 水曜日  金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場


6月12日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時00分         
         15時30分~17時00分
         品川区総合体育館 剣道場


6月13日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分         
         深川スポーツセンター 剣道場 


6月14日 月曜日  金山剣術稽古会
         17時00分~19時00分         
         新宿スポーツセンター 第二武道場


6月15日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口


6月16日 水曜日  金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場


6月19日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         15時30分~17時00分
         戸越体育館 剣道場 


6月20日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         18時00分~20時00分         
         品川区総合体育館 剣道場


6月21日 月曜日  金山剣術稽古会
         17時00分~19時00分         
         新宿スポーツセンター 第二武道場


6月22日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口


6月23日 水曜日  金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場


6月26日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時00分
         15時30分~17時00分
         戸越体育館 剣道場 


6月27日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時00分~14時00分         
         品川区総合体育館 剣道場

         15時00分~17時00分
          特別講習会
         品川区総合体育館 剣道場


6月29日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口


6月30日 水曜日  金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場





 金山剣術稽古会 入会希望の方へ


【 新宿スポーツセンターでの稽古時間 】
◇(月曜日)17時00分~19時00分
毎月第四月曜日は休館日のためお休みとなります。
(第四月曜日が祝日の場合は翌火曜日がお休みです)
夜間利用の制限が解除されましたら、
17時00分~21時00分までの稽古時間に訂正いたします。


【 戸越体育館での稽古時間 】
◇(水曜日)12時00分~14時00分 


完全予約制ですのでお早めに御連絡下さい。
前月までに御予約の入っていない日はお休みとなる場合が御座います。
お申し込みは金山剣術稽古会のサイト
https://www.kanayama-kenjutsu.com より御連絡下さい。

都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。

2021-04-29(Thu)
 

『抜刀術 特別講習会』のお知らせ

2021年5月15日(土) 品川区総合体育館 剣道場にて抜刀術の特別講習会を開催いたします。
(緊急事態宣言の動向により延期となる可能性もありますのでご了承下さい)

居合刀で抜刀術の稽古を集中的におこないたい方や、抜刀術独特の感覚を得るために、二時間抜刀術と納刀法をおこないます。今回は「ゆっくりと抜き始める」抜刀をお伝えいたします。
(鞘付木刀でもご参加いただけます)

この特別講習会では、現在私の稽古としている抜刀術や納刀法をお伝えして参ります。その中から参加者の方々に合った稽古法をお伝えしていきたいと思います。(初心者の方でもおこなえる内容があります)


2021年5月15日 抜刀術特別講習会



【開催時間】
15時00分~17時00分 『抜刀術/納刀法』


【会場】
品川区総合体育館 剣道場


【参加費】
講習会 3.000円


【お申し込み方法】
ホームページ、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「帯・居合刀の有無」(鞘付木刀でも構いません) 
上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


≪参考動画≫
2019年 抜刀術

かざあな。抜刀術編

2021-04-29(Thu)
 

尺八に合わせて

 ここ数日間は原稿の大詰め作業で毎日長時書き直したりしている。本を書くというのはいろいろと物事を考えさせられる。それが私にとっては大変得難い経験だ。二ヶ月後には発売されている予定の原稿がここにある。責任を感じながら仕事にあたっている。それにしても時間が経つのが早すぎる。メールを何件かいただいているが、気が付けば深夜のため返信は明日にしたい。

 夜11時過ぎに最後の部分を書き直して一先ず終了。コンビニで宅急便を手配。ああ、満月が眩しい…フッと肩のちからが抜けた。

 
 さて、今日午前中は「クラーチ剣術教室」へ行って参りました。ここは神奈川県なので、緊急事態宣言の影響は受けずに教室を継続させていただいております。そのせいか、私がいつも利用している都内の私鉄は割と空いていましたが、南部線はいつも通り混んでいました。

 講習では、先週、能のようなイメージで「ぬきつけの型」をやってみたいですね、尺八とか生演奏で。と軽い気持ちでお話ししたところ、さっそく今日、尺八の先生を呼んで下さり、最後の剣の時間帯に生演奏で急遽私が動きを合わせてイメージをお伝えいたしました。

 私自身、尺八の生演奏で型稽古をおこなったのは初めてで、身体の内側から感じるものが湧いてきました。なかでも「間と呼吸」これが自然と尺八に合っていくもので、今までにやっていない間や呼吸が一発でそのように変わってしまうことに私自身驚きました。今回は登場シーンから「ぬきつけの型」、続けて間を取って「あかぎの山」をおこないました。だいたい3分位でしたので、みなさんには丁度良い時間だと思います。

 毎年11月にこのクラーチ溝の口では文化祭をおこなっおりますが、今まで一度も参加しておりませんでした。昨年は参加するつもりで望んだ一年でしたが、コロナの影響で早々に断念。今年も開催できるかどうか分かりません。しかし、「じゃあ、映像を撮ってそれを文化祭に提出しましょう!」と思わず言葉が出てしまいましたが、影像であれば、気分的にはずいぶん楽だと思います。しかし、ステージと違うのはずっと残るものになりますので、やはり、成功を目指して励んでいただかなければなりません。

 いろんな楽器が加わって、コラボレーションで映像をとっても面白いかもしれませんね。尤も、時期が時期だけに大所帯なことはできませんが…

 しばらくは平日も土日も稽古会や講習会が中止になりましたので、まだ実感がなく、時間が空いているのかはたまたいつもと変わらずあっという間に過ぎてしまうのか分かりませんが、昨日辺りから「かざあな。抜刀術編」の動画だけ一日の再生回数がさらに増え始めてきております。明日は、新しく届いた携帯電話のデータ移行処理をおこなうためお店に行く予定です。この新しいガラケーは3G回線のもので、あまり色々な機能が付いていないタイプということが分かりました。らくらくホンに抵抗のある方向けの機種でした(笑)。果たして数年後、らくらくホンに毛の生えた電話からスマホに切り替えたとき、私に扱えるのだろうか…それとも4G回線で限りなくガラケーに近いものを購入すすか…まあ、この先世の中がどうなっているのか全く解らないので、先のことは別に気にしておりません。今はとにかくガラケーとまた付き合えることができて何よりです。

 6月の講習日程&稽古日程の掲載、5月の特別講習会の告知、先日撮影した限定公開用の動画の編集と配信、そのほかメールの返信や月末の事務作業などなど、身体を動かす時間を忘れないようにこなしたい。


 金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は美しい』~合理性を追求した身体の芸術を身につける~


金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い』~型の手続きを追求した剣・杖の実践的な体使い~


金山剣術稽古会

2021年5月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2021-04-28(Wed)
 

しばらくお休みとなりますが、みなさま良い時間の使い方をしましょうね!

 夜はまだまだ肌寒い。作務衣はまだ冬用の厚手生地のまま。そういえば昨年の1月以来風邪を引いていない。大体年に一回は風邪を引くものだが、私の健康管理というよりは、電車内とか周りの健康管理の影響だろう。インフルエンザは激減したが風邪はどのように推移したのだろうか。


 そう言えば昨日の講習では、K君のお母様が正規受講生になられました。18時からの講習でしたので、先に生徒になられている小学6年生のK君はお休みでしたが、お母様が熱心に剣を振って下さいました。一年以上前に生徒になられたM君も小学6年生で、お父様とずっと一緒に参加されております。やはり、このぐらいの年齢のお子さんは、身体の成長に合わせて自然と色々な部分が成長してきます。ですので、私としましては焦らせること無く、今できることにどうやって興味を持っていただくか、そこが指導者として長い目で見る子供の成長には欠かせません。想い出に残る年齢ですので、お子さんの熱意と親御さんの愛情を汲み取って向き合っていきたいと思います。しかし、そのどれかが掛けてしまうと、なかなかに難しいものです。

 今日は、5/11までの緊急事態宣言にともない、品川区の会場が全て休館と決定いたしましたので、全てに関わる活動関連の中止を皆さんにご連絡いたしました。

 昨年のこともありますので、5/11にすんなり解除となるかどうかは分かりませんが、とりあえず今後の日程は掲載しております。金山剣術稽古会にいたしましても、このまま稽古が出来ない状態ではいけませんので、元々少人数ということもあり動きやすいため、どこか屋外で安定的に稽古が出来る環境を探したいと思います。熱心な方の熱意は冷めないと思いますが、その熱に応えなければと感じる次第です。昔は調布の河原で示現流の立木打ちを研究したりしてやっていたものですが、あれはあれで良いものでした。屋外稽古の利点は、足場の悪さにあります。床や畳の稽古では感じられない、凸凹や坂、草や石ころなどがありますので、これが良い足裏感覚の稽古になります。地下足袋を履いてやっておりましたが、思い出しながら書くほどに、やりたくなってきました。今はちょっと原稿作業があるので、それに時間を取られておりますが(この記事は、息抜きです)今の時期は、暑さも寒さも丁度良く蚊もいないので屋外稽古に最適です。ロケハンならぬ、稽古ハン。(語呂が駄目だ) あまり間を空けずに計画したいと思います。

 ともかく、しばらくお休みとなりますので、みなさま自主稽古をお忘れ無く。この期間は気づかぬ内にメンタルが蝕まれますので、プラス思考で、良い事を考えて実行いたしましょう!


金山孝之 YouTubeチャンネル

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金山剣術稽古会

2021年5月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2021-04-26(Mon)
 

みなさん、プラス思考で前に進もう!

 本日日曜日は、深川スポーツセンターが利用中止となってしまったため、急遽夜から品川区総合体育館での開催となりました。明日、月曜日の午後に確定するそうですが、品川区の施設につきましても5/11まで休館となる可能性が高いそうです。明日の午後問い合わせて確認したのち、各ホームページと生徒や門人、特別講習会などのお申し込みの方それぞれにメールでお知らせいたします。

 5/11以降はどうなるのか分かりませんが、覚悟はしておいたほうがいいかもしれません。どちらになるにせよ、自らの時間の使い方のイメージは確認しておいた方が良さそうです。

 さて、本日は午後まで自宅で原稿と睨めっこ。これが慣れないのでなかなか進まない。しかし期限が迫っているので、明日、明後日は特に集中したい。

 夜からの講習は、いつもに比べて少なめの参加人数でしたが、それでも立廻りは2グループに分かれておこないました。今日はタイプJですので、最後に撮影をいたしました。まだまだ動きを覚え切れていない生徒が多いので、とくに杖は慣れていない生徒が多いかと思いますが、次の講習再開まで期間が空きますので、次回行うときには今日の出来よりも良くなっているように稽古しておいて下さい。

 会場の確認が出来ましたらあらためてこちらのブログでもお知らせいたします。

 本日撮影した映像は、私の時間に余裕が出来ましたら編集して限定公開で配信いたします。諸々、状況が変わっていきますが、生徒の皆さん、情報に脅されすぎないように気をつけましょう。メンタルの方も危険に晒されていますので。テレビは点けないことも大事です。時間を有意義に楽しく使えるように、その状況に応じて順応していきましょう。普段なかなか出来ないことをやってみたり、気になっていたことに取り組んでみたり、大掃除なんかもいいでしょう。私は昨年の緊急事態宣言中にYoutubeに詳しくなりました。そうしているうちに「かざあな。抜刀術編」が突如として大ブレイクし、今は160万回再生を超えました。緊急事態宣言の空いた時間がなければこのようなことには繫がらなかったでしょう。

 それぞれに、次への可能性があるということでもありますので、この緊急事態宣言が今後どうなっていくのかわかりませんが、それをプラスに置き換えるメンタルでありたいものです。テレビは脅しますから、ポジティブな発想にはなりにくいです。何せ、恐れさせることを目的としていますので、真面目で受け止めやすい方は本当に「閲覧注意!」です。私の生徒達がメンタルをやられてしまうのは本当に嫌なのです。

 戦時中の人はたくましかった。今こそ、たくましく生きていく時です。今を生きる我々も戦時中の人には適いませんが、たくましさが問われています。怯えてたくましく生きることは出来ません。だから、賢くものごとを捉え、その情報があっていようが間違っていようが、たくましく生きていかなければならないのは同じです。表面的には過ごしやすい今の時代も、一寸先は闇でもあり、自死の連鎖は日々の電車運行情報に表れております。先日も自宅最寄り駅でそうしたことが起きましたが、怖いのはウイルスだけでは無い、もしかするともっと怖いものが今の大きな問題なのかもしれません。ですから、みなさん、メンタルがやられてしまわないように時間の使い方をプラス思考で考えていきましょう!

 身体を痛めている人は、ゆっくりと治せるチャンスです!私もそうします。そして何かを探します。


金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は美しい』~合理性を追求した身体の芸術を身につける~


金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い』~型の手続きを追求した剣・杖の実践的な体使い~


金山剣術稽古会

2021年4月 武術稽古日程

2021年5月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2021-04-26(Mon)
 

前日の深川スポーツセンター利用中止に大慌て

 まず、4/25(日)と5/9(日)の深川スポーツセンターが緊急事態宣言にともない利用中止となりましたことをお詫び申し上げます。

 代替え会場として、4/25(日)は18時00分~20時00分 品川区総合体育館 柔道場で開催とさせていただきます。そして、5/9(日)は12時00分~14時00分 戸越体育館 剣道場+柔道場での開催となります。

 
 今日は、午前中に新しい携帯電話が届いた。殆ど同じデザインで全く違和感が無い。データの移行は月曜日に予定。そろそろ今日の講習に出かけるの時間なので急いで炊きたての玄米を食べようとしていたところ、携帯電話が鳴る。着信は深川スポーツセンターから。「ああ…嫌な予感。」案の定、緊急事態宣言期間の会場利用禁止と言い渡され、「1月の時は使えましたよね?」と訊くも、「今回は、都からの要請が強いものでして…」と、「まあそれは分かりますが、前日では対応に困ってしまいますよ。それで、いつまで利用できないのですか?」と訊ねると、「5/11までです。」とのこと。そうだとは思っていたが、「強めの要請にしては直ぐに終るんですねぇ…?」と、ここでやりとりをしていても仕方が無いので、電話を切り、一抹の可能性を願って他地区を調べたところ、品川区の会場が奇跡的に両日とも空いておりましたので直ぐに予約。大急ぎで、ホームページからのお知らせと、掲載している会場の変更をおこない、生徒達へBCCで一斉メールを送りました。その間30分。食事どころでは無く、そのまま冷凍庫に保存。遅刻してでもこの作業は必要なので、開始時刻まで一時間を切った中で家を出る。今日は、高下駄をあきらめ、雪駄でキャリーバッグを引っ張りながら走った。

 走ったことが功を奏し、電車を待つ時間が殆ど無く電車を乗り継ぎ、階段も段飛ばしで駆け上がり、さらに会場まで走ったので予定より30分遅れて出発したが20分はリカバリーできた。生徒はありがたいことに沢山来て下さった。開始前にはすでに掃除や受付のセッティングまでしていただき感謝している。状況を判断して自分で考えるということが自然と身に付いており嬉しく思う。

 講習では一人でおこなう「十一之型」や相手が付いた「合心之型」をおこなった。いずれも共通するのは、動きの合間。その間をどうするか、そこを感じ取りながら自らの身体の見えないところを観るようにおこなうことなどをお伝えした。相手が付いた場合も同じで、そのやりとりの間をどのようにおこなうか、そこに相手を通して自らの観察をおこなう必要があり、それが型稽古の中で重要な部分でもある。先を知っていることで先回りして動くのでは無く、その動きの理からなる動きを精度良くおこなうことが大切。

 続く殺陣基礎クラスまで、時間が一時間以上空いていたので、持ってきた原稿を確認し修正箇所などを赤入れ。一時間があっという間に過ぎ二十ページ程は進んだ。だが、肩が痛くなったり、左目の下瞼の痙攣が再発。睨めっこし過ぎか…

 殺陣基礎クラスではWさんとマンツーマン。この広さでマンツーマンは贅沢に感じる。(会場費は掛かっておりますが…)Wさんとの稽古なので、殺陣を少し確認したのち、予定を変更して杖術をおこなう。そのほか、急遽動画の撮影もおこなったり、杖を使った思わず吹き出してしまうような滑稽な肩の調整法などを検討。これは多分、ここだけの動きとなるだろう。


 明日は、18時から20時まで品川区総合体育館 柔道場で開催いたします。施設側に確認を取っておりますので、明日の講習は実施いたします。夜の時間帯やアクセスが変更となってしまいましたので、いつもの深川メンバーには参加が難しい方がいらっしゃると思います。私も楽しみにしていただけに残念ですが、また元気にお会いいたしましょう!


2021年4月29日(木/昭和の日)『抜刀術 特別講習会』(お問い合わせ受付中)

金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は美しい』~合理性を追求した身体の芸術を身につける~


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金山剣術稽古会

2021年4月 武術稽古日程

2021年5月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2021-04-24(Sat)
 

一日というのはやはり時が進んでいるなぁ

 今日は午後から携帯電話の機種変更をしようと、予約していたお店に出かけた。店頭に置いてある折りたたみ式の携帯電話はどれも思っていたより値段が高い。インターネットで旧タイプのものが半額以下で売られていたので、それについての問い合わせにしようと決めた。

 カウンターに案内され、早速そのことを訊ねてみると、SIMカードは別途お金が掛かるが、ネットから1万3.000円ほどで購入出来そうな気配。それで帰ろうと思っていたところ、「携帯電話の故障ですか?」と訊ねられ、「ええ、4、5日前にSIMカードの不具合という表示が出て、一時メールが出来なくなりました。」とお伝えすると、「あの、購入時に保証に入られていますので、在庫のある機器と買い替えることが出来ますよ。」とのこと。そこで、その部門に電話を繋いで頂き、機械音声のようなオペレーターの女性と話をして、無事に保証を使って買い替える手配が出来た。5.500円と安く、さらにポイントを使うので、3万円台の携帯電話を買うより、およそ10分の1の金額となった。在庫を調べて頂くと幸いなことに、今使用しているの携帯電話から五年後の2015年モデルで、同じメーカーで同じ色。なので今までとほとんど違和感なく使えるようになるだろう。明日の午前中に届く予定だが、もしかすると外出して入れ違いになってしまうかもしれない。来週中にはデータの移行も完了すると思うので、一先ず不安材料が無くなり安心だ。

 それから帰宅し、原稿と睨めっこ。直ぐに終りそうだと踏んでいたものが大間違いで、なかなか時間を要しそうだ。期限内には進められると思うが、慣れない初めての経験なので、とにかく時間の猶予がある中でやっていくしかない。やりたいことをやれているので全く不満は無い。寧ろ全てのことが有り難いとしか言い様がない。

 昨日は10代のお子さんと個人指導。大きなマンションで、駅からマンションよりももしかしたら直線距離はマンション内通路の方が長いのでは無いかと思えるほど。とても気さくなお母様でお子さんのことを長い目で大事に考えられております。稽古では、マンツーマンで基礎をシッカリと指導。その中で、このお子さんをどういった風に導いて行かなければならないのかを考えたときに、付け焼き刃では出来ない雰囲気や習慣が基礎の基礎としてこのお子さんの将来的なイメージには適っているような気がしている。そのことを考えたのは、以前は月に一回、最近は数ヶ月に一回となってしまったが、あるプロダクションで看板の女優さんとマンツーマンで数年前から定期的におこなってきた経験が大きい。付け焼き刃では無い礼儀、素の部分が見えたときに、その人の人としての本当の魅力が伝わってくるもので、プロダクションの社長さんもきっとその部分を大事に育成されてきたのだろうと感じた。人を惹き付ける力がどこから養われるのか。その場しのぎの愛想ではなく、長年に掛けて培われた本人の鍛練になるのだと思われる。素直であり、芯があり、自分の考えを持ち、謙虚であること、人から学ということは、その人の佇まいから学べるものであり、学べる人と会えるということは一番の吸収になる。

 その時代を生きる人にとって、その人の年齢や顔は、出会った相手とのタイミングで変わってくる。年配の方の若い頃の考え方や顔は分らないし、30歳以上若い世代の人の年老いた姿を見ることも、おそらくは無い。それぞれに出会っている今のタイミングでの顔や考え方がそのお互いの相手の認識であり、それは一時代のものでしかない。みな若い時期があり、やがて老いてゆく。その年齢差があるからこそ繫がっている縁もあるだろうし、そこにそれぞれの時代のタイミングというものを感じる。

 これから数年後数十年後、生きているのかそうでは無いのか誰も同じく分からないが、その年代だからこそ出会える縁も続くだろうし、途切れない縁も増えてくるだろう。昔は、何かに頼って生きてきたが、それは儚いものでもある。一つの大きな縁が切れてしまうとそこに関係していた全ての縁も切れてしまう。しかし今は違う。私は生きているかぎり今の生き方を続けるだろうし、仮に上手くいかなくなったとしても私は変わらないと思う。それは嫌なことを無理矢理やっているのでは無く、自分がやりたいと思っていることを自分の意思でやっているからである。だから例え失敗しても誰かを責めたり、縁が切れるようなことはない。これから、さまざまな出会いの中で、一体どのような出来事が訪れるのだろうか…遠回りしてきたからこそ、そのありがたみを痛感するし、たとえ失ってしまってもこれまで通りと変わらない。下積みや苦労は、その時は不満しか湧いてこないが、時が流れ時代が変わればありがたさに気がつけるようになる。時代が変われば自分も相手も自然に沿って変わってしまう。だから今出会えている現実に感謝し、あの頃の自分を振り返りながら、これからの幸も不幸も受け止めていく覚悟は忘れないようにしたい。


2021年4月29日(木/昭和の日)『抜刀術 特別講習会』(お問い合わせ受付中)

金山孝之 YouTubeチャンネル

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金山剣術稽古会

2021年4月 武術稽古日程

2021年5月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2021-04-23(Fri)
 

一人稽古が全ての根本

 昨日水曜日は、戸越体育館で渡部氏と柳澤氏と稽古。
 その前日火曜日は、甲野先生のところで稽古をおこない、いつものように駅まで走って行き終電で帰宅。この日は午前中にクラーチ剣術教室があり睡眠時間も少なめだったが、翌日水曜日の戸越体育館で一人稽古が必要なため、6時に起床し開館前の8時40分には戸越体育館に到着。

 一週間前の水曜日に抜刀術の感覚が鈍くなっており、昨日の稽古で再度確認。やはり微妙な感覚や細かい部分の筋肉なのか筋なのか分らないが、その部分部分の反応が反射的に連鎖していくのであるが、それらは無意識的におこなわなければならず、その無意識的な連鎖が一人稽古では確認しておく必要がある。

 直ぐに感覚は戻ったが、今思えば武術を初めて3年目頃、人間関係で一人になり、東京で何のために高い家賃を払いながらアルバイトをして一日の食費を1.000円以下に抑えなければならないのか。それを支えたのは、月に一度か二度甲野先生のところへ伺うことが出来たことと、一人稽古によるさまざまな気づきと進展があったからに他ならない。

 だから、当時の一人稽古の日々というのは、今思えば心身と向き合うための必然性を感じる日々であり、一番大事な稽古をやっていた日々だった。あれから年月が経ち、土日平日と色々な方々と稽古を交えるようになり、それで成長した部分もある。相手が居なければ出来ない組稽古や体術も当時の私では考えられないことが未熟ながらも出来るようになった。もちろんそれは、私のレベルが低いからであり、昔講習会に参加していた頃は、何でそんなことが出来るのだろうという方々がいらっしゃり、私自身のレベルが相当低いところからのスタートだから、今のレベルでも前に進んだと感じることが出来ている。だから、まだまだ進まなければならないものが果てしないので、恥を忍びながらも指導者として経験を積ませて頂いていますが、やはり根本にあり一番重要なのは一人稽古である。

 そういう想いもあって、昨日は抜刀術の一人稽古にしばらく没頭した。ちょっとした手順、それらの整合性、そうした感覚というのは一人稽古をおこなわなければ感じられない。これは反射神経や筋力とはことなる脳の仕組みによる部分が多くを占めており、当然そこには心の働きもある。自由と不自由の中で何かを得ていかなければならない。

 夜、右大腿部がつりそうになったが、稲妻抜きで右足に衝撃を掛け続けたので致し方ない。私の場合、道場での一人稽古は全ての根本になっているので、やはりこの時間を疎かにはできないとしみじみ感じる。

 時間になり渡部氏と柳澤氏と稽古。この日の10数時間前に甲野先生が見せて下さった手の裏奪りによる引き込んでの崩しをおこなった。この足捌きは、私がおこなっている「撫で落とし」にも通じているので、比較的膝の使い方などスムーズに出来た。手の裏奪りには、まだまだ硬さが残るが、これが柔らかく使えることが出来ればより相手も誘われ許すように崩れていくだろう。武術は厳しいものであるが、このように相手が痛まず驚きながら興味を持って崩されるような技が私は好きである。

 剣術の「鶴嘴崩し」に更なる進展があった。
 甲野先生にアドバイス頂いた、柄頭の向け方を試しながら行っている内に、左足を相手の右膝の裏に合わせることで、胸元に突きつけた柄で押し倒すことも出来るし、柄から剣をもぎ取ることも出来る。その二つの選択があるから技がこれまでよりも掛かりやすくなった。今後の課題は、その動きをどのように精確かつスムーズにおこなえるか。まだまだ工夫のしどころがあるが、先生に名付けて頂いた「鶴嘴崩し」は、これからも進展させて研究テーマの一つとして大事にしたい技である。

 その他にもいろいろと稽古をおこない、杖術の一人稽古として浮身を使った技を三つほど稽古前に撮影した。最後の一時間は柳澤氏には初めておこなった「重ね誘対法」を三人それぞれにおこない、一人たった五分で、スッカリ身体が静かになり横になりたくなってしまうほど落ち着いてしまう。これはその時の身体の状態と集中度合いや誘導する側の動き方にも関係があるが、おそらく瞑想に近い状態になるものだと思われる。副交感神経が優位になってきたところで、杖整体操をそれぞれ自由にやっていただく。しかし、その時にもよるが、重ね誘対法(両手を重ねて、ゆっくりと動くだけもの)の利きは凄まじく、渡部氏はもうずっと横になったままで、柳澤氏も初めての割には利いたと思う。なにより私が利いたので、その後の杖整体操が物足りなく感じるほどだった。深層筋が緩むのか、重ね誘対法を終えた直後、正座をして礼をおこなうと深くなるのかを試みるとやはり深くお辞儀が出来てしまう。また、直立した際の足裏の安定感。真っ直ぐ立っている感覚が増すことは、整体院や、杖整体操を行った後に感じるものであるが、僅か五分で実感できる重ね誘対法は驚きである。柳澤氏から「金山先生が考えられたのですか?」と訊かれたが、それだけ不思議な感じが合ったのだと思う。これを発見したのは、昔、中島章夫先生の講習会に参加したときに、片手で手を重ねる稽古法があり、その目的は身体が自然と相手の動きに合わせて反応するというもので、意識せずに相手に委ねて手足が追従する稽古だったと思う。それを数年前に井上欣也さんと稽古したときに、中国武術の推手のようなイメージで、それを手を重ねて行う際に、井上さんから「掌を少し引っ張り合う形にするといいんじゃないでしょうか。」とアドバイスをいただいたことがキッカケになっている。

 それを自分の稽古会で行った際に、両手を使いゆっくりとおこなったところ、なんだか心身が落ち着き、しばらく動けなくなってしまった。そこから、よりその効果を深めていくために、呼吸の意識と誘導側の動き方などを工夫し今に至っている。それを一度井上さんの道場、本厚木にある雲山ベースで、井上さんに受けて頂いたときに「ああ、これは瞑想ですね。」と仰っていただけたことを覚えている。ここ数年は交流稽古をしていないが、相当進展されていることは間違いと思います。

 今日明日と今夏刊行予定の本の原稿と向き合うことになるが、今夜は個人指導に出かけ、明日は携帯電話を機種変更する予定。身体は昨日の一人稽古でいろいろと軋んでいるが、一人稽古を欠かしていた証拠。一番大事なものを疎かにしてはならないと、身をもって痛感。

 さあ、今日もまだまだいろんな時間が流れそうだ!


2021年4月29日(木/昭和の日)『抜刀術 特別講習会』(お問い合わせ受付中)

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2021年4月 武術稽古日程

2021年5月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2021-04-22(Thu)
 

表と裏 それは学び方としての理想かもしれない

 一昨日火曜日の夜は、松聲館で甲野善紀先生と稽古。体術、剣術、薙刀等さまざまでした。体術では相手の引き込み方に、足の使い方が大きく関係しており、それを自然に導いていく「手の裏奪り」に受けの身体がなぜそうなってしまうのか、深く納得いたしました。

 小手返しでは、これまでに色々と受けさせていただきましたが、「これは深いなぁ…」と、あらためて感じます。柔らかく、それでいて相手が耐えられずに崩れていく。私自身、自身のけいこでは数えるほどしかやってきておりませんので、この小手返しには、とくに受け側の緊張があり、そこに何らかの互いの工夫が重なり合っていくような気がいたします。

 抜刀術による体捌きを体術で用いた場合の先生の身体の強さには驚きました。タックルのように組み付いても腕が解け振り飛ばされます。先生よりも私の方が体重が重くなりましたが、抜刀術のように鞘と刀身部が別々に動く場合の精妙な身体の働きというのは、抜刀術でしか練られないものがありますので、抜刀術以外にも得物で練られた身体の働きというのはあると思いますが、それを実際に有効に働かせるのは簡単ではないと思います。

 先生の新しい術理でもある飛観法が、表と裏、つまり意識と無意識に関係しており、それは心と体の関係ともいえるかと思います。表は表で大事であり、裏は裏でしか為しえないものがある、というふうに感じました。この時伺いましたお話は印象に残るものでした。稽古法について具体的に言葉にすることの難しさがありながら、同時に自然とそのようになっていくような気もいたします。

 久し振りに先生の薙刀を軽いソフト竹刀で対応させて貰いましたが、その薙刀の変化には大変苦労いたします。当然先生の薙刀の技には面白いように打ち込まれるのですが、何度かたまたま受け止めたり外すことが出来たりするのですが、胸への突きには全く対応が出来ませんでした。そして先生と交代して、私が薙刀を持って先生に打ち込んでいきますと、ある空間を閉じられてしまったことで、入身により薙刀を押さえられ切り込まれてしまいました。対薙刀は、如何に入身に入れるか、その刀身部までの距離が攻防の要であり、その先は薙刀にとっての弱点となります。しかし、そこまでが非常に困難であり、工夫が必要となります。

 剣術では、「鶴嘴崩し」に進展がありました。この技は先生の「鴫返し」という技を参考に工夫したものですが、先生に受けて頂いた折にこの鶴嘴崩しという名前を付けて下さいました。この技は、相手と鍔迫り合いになった状態から、相手の剣をズラし、そのまま相手の柄をもぎ取るように奪うという技です。久し振りに袋竹刀で先生が受けて下さり、何度かおこなったのち、剣を逆手に持ち替えるのをやめて順手のまま押さえてやってみました。
 
 そこで先生から、面への攻撃が誘いになるとアドバイスをいただき、これまで以上に相手の手元から柄をもぎ取ることがやり易くなりました。これはいままでのように逆手ですと出来ないものですが、剣の持ち手を順手に変えたことで、柄頭が相手に向くため、相手の意識をそこに向かわせることが出来るのです。そのことを一瞬で察知されご指摘頂けた先生にあらためて感謝いたします。

 稽古ではその時そうは思えなかった技でも、時が経てば、なぜそう思えなかったのかが不思議なほど有効だと気づかされることがあります。単純に未熟だったからということもあるかもしれませんが、未熟というのは善し悪しを見極める眼が育っていないということでもあります。ですから、善し悪しを見極めるなんてことは、「今の時点限定」にしておかなければ、その時点で止まってしまします。時の流れとは成長に繫がっているものでもあり、その成長とは無意識的な部分の方が多くの割合を占めているのだと思います。ですから、無意識的に何かを得ていくためには、意識的に環境を整えて無意識的に得ていけるものがスムーズな流れの中で日々循環していけるように整えてあげておくことだと思うのです。好きなことをやる。やっていることを好きになる。ということは、自らの環境の整え方だと思います。

 情報に溢れ、便利になり忙しく詰め込まれる時代でも「自らと向き合う環境と習慣」は、生きていく無意識の成長と喜びには不可欠のものでありますから、素直に真面目に生きていても、それが世間や情報に委ねすぎてしまった場合は、どこかで苦しい思いを味わっていることになります。お金や利害関係の無い情報(利害関係があっても、会社が存続していくために必要とされているものも多くありますが、どんな会社が存続に値するかということも踏まえて…)。それは身近な信頼できる人との会話であったり、自分自身と向き合い何かを解決していくことの実感だったり、真に信じられるものと生きていくことが、現代において忘れつつある価値観だと危惧しております。愛情であったり、信頼であったり、それから逸脱することの無い範疇で人は支え合って生きていくことは、学校のテストなどの勉強に比べはるかに解りやすいものですが、実行することはとっても難しいのですね。


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2021-04-22(Thu)
 

能のように

 昨年11/30にパソコンを買い替えたが、一つだけ不満がある。それはキーボードUキーの反応が悪く、文字を訂正することが多い。まあしかし、修理に出すほどでもないのでUだけは強めに押して文字を書くしか無い。

 さて、本日は「クラーチ剣術教室」の講習に行ってきました。今日は休講中から入会を検討されていたSさんが見学に来られました。皆さんの動きを見て、さらに興味を持って頂きましたので、一時間杖の講習を体験されました。80代後半の方ですが、きっと心身ともに調子が上がってくると思います。無理をしないことが、いちばんの秘訣です。

 最後におこなった剣での講習ではひさしぶりに「ぬきつけの型」をおこないました。やはり、ひさしぶりにおこないますと新たな気づきがあり、この型稽古はある程度の速さまで動けるようになることを考えておりましたが、いや、これはゆっくりと能のように一つ一つの動きをゆっくりと同じ歩調で、メリハリの付いた剣の動きでおこなうことが完成形であると感じました。いつかこれに能面を付けて尺八とともにおこなうことが出来ればかなり雰囲気は変わると思います。私もそういうものを自分でやったことがありませんので、どういう雰囲気になるのか興味があります。今年も難しいと思いますが、クラーチの文化祭に出る際にはそれも一つの案として考えたいと思います。

 今日は、これから先日撮影したGold Castleの生徒達の立廻り映像を編集して、夜からは稽古に出かける予定。昨夜出版社から送っていただいた原稿にも目を通して確認しなければならないため、先延ばしにせずそれぞれを早く済ませなければならない。7月の会場予約は、品川区総合体育館が7月から9/11までオリンピック関連で会場が使えないため、(オリンピックやるの…?)他の会場抽選をおこなっている。諸々抜けが無いように行わなければならないので気をつけなければならない。


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2021-04-20(Tue)
 

好きなことを仕事にしているのではなく、好きな生き方を選んでいるということ

 本日は稽古予約がなかったので、最近忙しくて出来なかった一人稽古をやろうと夕方から高田馬場へ。このところ月曜日は静かで空いていたが、今日はそうでも無い。そんな中抜刀術の研究を深めようと時間的猶予がある中で深く自身を探っていく。先週の水曜日の違和感が余りにも酷かったので、今日はどうだろうと半分不安を抱えたまま稽古に入る。刀の感覚自体は元に戻ったが、脚部との繋がりがやや失われつつあった。あらためて一人稽古無くして技の進展は無いと実感。

 一時間ほどして、後方から気配を感じたので振り向いて目を開けると郁己君が居て「遅れてすみません!」と、そこに立っていた。抜刀術では殆ど目を瞑っておこなうか半眼よりも細い半々眼でずっと稽古しているので、一瞬、郁己君がそこに居る状況が理解出来なかったが(1秒ほどだと思うが…)約束を忘れていた可能性があるので、「申し訳ない、今日稽古だったかな?」と、訊いてみたものの、来て頂いたので「じゃあ、やろう!」と都合良く杖も持ってきていたので、杖術と抜刀納刀をおこなった。(後で、急遽お越し頂いたことが分りました。ありがたいことです。空振りにならなくて良かった。)前回利きの甘かった体術「独楽落とし」をまず最初に受けて頂き、腰を抜くような使い方で郁己君も下までストンと落ちた。利きが甘い時は受け手の人の崩れ方で一様に分かる。逆に利くようになると、同じく分かるものである。

 杖術や抜刀納刀を稽古しているとあっという間に時間になってしまった。高校に入学しこれから新しい生活が待っている。男女比はやや女性の方が多いらしく、郁己君であればいろいろな青春が待っているだろう。制服ではなく私服で通っていると伺ったので、思わず「郁己君もしかしてヤンキー学校なの?」と訊いてしまったが、「ちがいます(笑)」と、当然の返答。「せんせいはヤンキー学校だったよ。」(もちろん私は真面目にボクシングをやるために選んだのでしたが、漫画に出てくるような生徒ばっかりでした)男子校だったので、ロマンスも何も無く、毎日どうやって殴るか、どうやって殴られないようにするかを常に考える日々でした。
 もうちょっと恥ずかしい話をすれば、実家は山中にあり、グーグルマップで見ると緑一色の中に曲がりくねった道が一本しなかいような土地。そこから山を下っていくように学校に通ったものでした。家から500M程のところに進学校があり、地元でも優秀な高校でしたが、私の学力では到底無理な高校で、姉はそこに入りましたが、どちらかというとそこで夜間におこなわれている定時制高校の方が私の学力には合っていたかもしれません。近所にはコンビニが無く、唯一あった駄菓子屋にゲーム機が一台とパチンコが一台あり、そこに竹槍出っ歯やロケットカウルでやってくる(わからんやろうなぁ…)仕事着のお兄ちゃん達が私の見慣れた光景でした。

 高校は私立の工業高校で、自宅から駅まで山を下り、電車に乗って二駅ほど。そこからまた少し坂道を登って通っておりました。私が通っていた男子校は、殺伐とした中学時代を過ごしてそのまま高校に入ってくる者が多い環境で、どうして私はボクシングをやっていたのか今でも不思議ですが、そうでなければ耐えられないものが自分の中にあったのだと思います。今も今で武術をやっているので人生不思議なものです。

 しかしここでのボクシングによる三年間は本当に自分という人間を鍛えに鍛えた三年間でした。まず、一度もズル休みをしなかったこと。主将として恥じない行動を心掛けたこと。喧嘩やイジメをしなかったこと。(たぶん)強さを求める日々の中で先輩への憧れであったり、当時現役世界チャンピオンのOBの存在と後輩としての責任、人生の中で最も気合いの入っていた時期だったと思います。もう一度あの三年間がやれるかと言えば絶対に無理だと断言できます。今思えば自ら好んで地獄のような生活を選んだのでした。その気持ちは本人なので良く解ります。後悔はまったくありません。

 当時を思えば、否、それからの就職時代や数々のアルバイト時代も大変なものでした。しかし、その体験はもうやりたくても出来ない(やりたくはありませんが…)ものなので、それらの苦しい経験の積み重ねは実体験してきた者として大きな支えになっております。現在は、好きなことが仕事になっているのではなく、やっていることが好きになれるかが大事であり、その結果が仕事になっているのかもしれません。流れ流れて今の生き方になりましたが、(本当は流れていないのかもしれませんが…)今の生き方を有り難く受け入れられるのは思うように行かない長く苦しい日々があったからです。

 話が大きくズレてしまいましたが、そうしたさまざまな経験から学んだこと、武術を通じて得たものや感じたことなどを、今度一冊の本にいたします。今夏出版予定です。(ブログのようにザックリとはしておりません)詳細は諸々進行次第ご報告させていただきます。


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2021-04-20(Tue)
 

昨日は動きの確認用の映像を撮りました

 ガラケーがそろそろ危なくなってきた。もう長年使っているが、2、3年前から通話中に電話が切れたり、勝手に再起動がかかってしまう。昨日はSIMカードのエラーによりメールが使えなくなってしまった。一旦取り外して復帰させたところ元に戻ったが、急激にバッテリーが激減したり、そろそろ限界が近づいているので次のガラケーに機種変更しようと思っている。docomoは2026年3月31日まで3G回線が使えるので、まだあと5年近くはガラケーでやっていきたい。今週末に買い替える予定。

 気持ちのいい快晴に恵まれた昨日は、品川区総合体育館での講習。殺陣クラスではひさしぶりに「囲まれ稽古」をおこないました。これは、自由に動く発想と、決まったとおりにおこなう技術が混ざったもので、自由さは雰囲気と不足を補う工夫を養うもので、決まったとおりの動きとは、安全に怪我無くおこなえるための意識と動きを養っていくものです。

 基礎稽古だけではどうしても補えない部分がありますので、そこは自由に動く部分と決まり事で動く部分を合わせた「囲まれ稽古」が最適であり、それぞれに楽しんでおこなえるものです。周囲を見る視野の使い方、キッカケのアクション、タイミング、間合い、安全に決まったことをおこなう意識、雰囲気の使い方とそれぞれのリアクション、等々身に付く部分が多い内容です。これに慣れてきますと、円の使い方を狭めたり広げたり、円の中心を移動させながら、不足部分を各自が補い(スペースや間のコントロール、円と直線、刀を拭う所作、死体を飛び越える状況の工夫)ながら、各自のアイデアで出来ることがあります。どのタイミングでそれらをおこなうと効果的なのかを、感じ取って行きながらこの稽古をおこないますと、普段の立ち廻りにおいて状況が良く把握出来てくるものと思われますし、それが立廻りの面白さであると思います。お芝居でもそうですが、ただ決まったことだけをおこなうよりも、その状況に応じた反応が自然に出てくることが、見ている側にとっても演じている側にとっても自然に感じられるものであり気持ちが入っていくものです。

 この日は多くの生徒達に芯をやっていただき最後に撮影をいたしました。小学6年生のM君も途中まで覚えることができましたので、初めて撮影しました。きっとその映像を楽しみにされていることだと思いますので、近日中には編集して限定公開で配信いたします。お父様と一緒に一年以上参加されておりますが、確実に成長が見られるようになりました。笑顔が失われずに着実に一歩ずつ成長を感じられる姿はとても嬉しいものです。そのほか、みなさんも最後まで動きの流れを覚えていただけるようになってきました。そこから、タイミングや距離感というものが次の課題となってきますので、動きが入った人は、相手に合せて動けるように、それが出来るように自分の動きを確実にしていきましょう。難しい部分がありますが、その壁を越えたときに喜びと自信が動きに表れるでしょう。

 今の流れで行きますと、これからの数ヶ月間で全体的な動きがかなり良くなってくると思います。不安な生徒達を先導していくのは時間が掛かるものですが、全体的な底上げが見られるようになりますと、あとは自動的に進んでいくものです。昔おこなっていた立廻りタイプⅠも同様でした。みんなの底上げが出来ますと、新しい初心者の方の成長も早くなるでしょう。映像はまだまだ皆さん未熟なものですが、現在の自分を超えるための一つの目安ですので、それを参考にして今後の稽古に活かして下さい。

 講習に参加できない方も少なくありませんので、限定公開用のページから映像を観て忘れないようにしておいて下さい。


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2021-04-19(Mon)
 

走り方と独楽落としに気づきあり

 昨夜は、事務作業が終ったのち、夜から走りに出かける。まあ、長時間デスクワークをしていたので、3kmコースで止めようと走り始めたが、一昨日の夜に少し感じた腕の使い方で脚部が軽くなる感じがあったので、思い出したようにそれを試みた。

 すると、やはり脚部が軽快になり、自然とピッチが速くなり、それで疲れるかというと息切れも無く、(今までに比べて少し速くなった程度)「もう少し距離を伸ばすか…」と折り返し地点を越えて、とある大きな公園まで走る。

 金曜の夜ということで、若い人が多く、お酒を片手に賑やかな風景。普段はランナーの多いこの公園も殆ど見かけること無く、ピッチ良く走っていると、なんだか眠気が襲ってきて、ウトウトしながらもピッチ良く走っている現実に違和感を覚える。「やっぱり、この腕の使い方は興味深い!」と思いながら、途中で解除すると、足が途端に重くなり現実に戻ったような感覚になる。再び腕の使い方を変えてみると、やはり自然とピッチが速くなり、それでいて息が乱れない。結局、そんな(ウトウトした)状態のまま、10kmほどを走った。これは自然とピッチが速くなり、それでいて足に掛かる負担が少ないので、今後もこの腕の使い方を試したい。

 さて、本日土曜日は、品川区総合体育館にて剣術クラスと殺陣基礎クラスの講習をおこないました。講習が始まって直ぐに、昨夜の走り方の体験を皆さんにも実感して貰おうと、その場で走ってみせる。皆さんには(きっと、良く解らずにやって頂いたと思いますが…)剣道場を何往復かしていただきました。興味のある方は、試して見て下さい。(慣れないとちょっと難しい操作ですが)

 剣術クラスでは、ひさしぶりに小太刀をおこない、左右の体捌き、中心の取り方、入り身の体捌きなど、基礎的な部分から「入身返し突き」や「引き込み潰し」を最後に稽古しました。各組とも殆どがそれぞれに考えながらやっておりました。

 今日は体験参加に剣道五段の若い男性が参加されました。剣術クラスとそのあとの殺陣基礎クラスを受講されました。
 その殺陣基礎クラスが始まるまでの間、Wさんに体術「独楽落とし」を受けて頂き、昨日思い浮かんだ、相手の反射を押さえる両手の使い方をあらためて確認。1、2度おこなってみたところで、「あっ、腰か…」と気づくことがあり、次の動作でWさんが納得するように崩れました。何度も確認し、やはり腰の使い方に原因があったことがハッキリしました。

 先日腰の位置がニュートラルでなければ蠢動の効果が得られない事が解りましたが、さまざまな事を検証しすぎて、利きを強くするための悪循環に陥っておりました。その悪循環とは、相手の反射を引き出す動きになっていたということです。

 もちろん、それが動きを止められてしまう一番の要因であることは重々承知していたのですが、その反射は、接触部の触れ方や手元の力加減、速度加減だけではなく、腰の力みが影響していたということだったのです。

 つまり、キレよく腰を開くことで、相手に無意的な反射を促し、即止められてしまうのでした。そこで、腰が抜けるようなフワッとした動きで独楽落としをおこなうと、相手も同じように腰が抜けたように崩れてしまうのです。

 脱力の重要性をあらためて気づかされた瞬間でした。

 次の講習の時間となり、殺陣基礎クラスをおこないました。少ない人数でしたが一人一人集中して見ることが出来ますので、初心者の方にはお勧めのクラスです。普段の殺陣クラスでも、その人に応じて内容を決めておりますので、内容としてはあまり変わりませんが、殺陣基礎クラスでは全体が同じ内容で急がずに基礎を重点的におこないますので、ふだん目が届きにくい細かい部分の指摘が出来ます。日曜日の殺陣クラスは、後半から立廻りに入っていきますので、そこに集中して見ることにもなりますので、巡回しておりますが、目の届き方は違ってきます。しかし、立廻りの雰囲気や活気、1、2年後の自身のイメージもつきやすくなってくると思いますので、どちらのクラスを受講されても構いません。来週24日も品川区総合体育館で、杖術クラスと殺陣基礎クラスをおこないます。基礎が甘いと立廻りで露わになってしまいますので、身体に動きが備わるように基礎をジックリとおこなうことも初心者に限らず大事であると思います。

 明日は品川区総合体育館剣道場で12時00分~14時00分「殺陣クラス」の講習をおこないます。カメラを持って行く予定ですので、状況を見て撮影するかもしれません。ある程度動きが入ってきた生徒はドンドン撮影して参ります。それでは明日も皆さま、お待ちしております。


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2021-04-17(Sat)
 

歳を重ねて分ること

 まだまだ寒暖の差が大きいため夜の外出は油断ならない。衣替え、と言っても私の場合毎日同じ種類のものを来ているので、衣替えとなると、コートをしまって薄手の作務衣を用意するぐらい。あとは肌着を長袖から半袖に替えるだけなので至って簡単。

 昨夜は深夜に稽古着を洗濯。稽古着は昔から手洗いで洗っているので色々と手間が掛かる。脱水をせずそのまま浴室で干す。すると重さで自然と形が整う。袴は綿袴なので、毎回では無いがアイロンを掛けなければならない。アイロン作業はなんだか心が落ち着くのでゆっくりとやっている。

 今日はその他にもキャリーバッグのレインカバーを洗い、泥を落として綺麗にした。雨用の雪駄もつま先を覆うカバー内の隙間に埃が溜まっていたのでこれも洗った。ここで役に立つのが豚毛の歯ブラシ。
 数年前に浅草で豚毛の歯ブラシを買ったのであるが、一度使っただけで使用を止めた。ブラシが硬すぎて歯にヤスリが掛かったような舌触りになった。一度しか使っていないこの歯ブラシが、足袋を洗ったりするのにとても役に立っている。裏が白い足袋は何度か履くと黒く汚れが目立ってしまう。普通に手洗いでもいいが、この豚毛の歯ブラシがサイズ的にも丁度良く、ヘタりも無く実に都合がいいのである。

 当たり前であるが、武術稽古を続けていく以上、洗濯も続けていかなくてはならない。部屋の中は常に稽古着が高いところに吊されている状態であるが、この家に住んで17年目。すでにその景色の方が長くなった。

 私の家には、大きなデスクトップのパソコンとデスクと椅子が部屋のメインとなっており、日々の活動のためのファイルであったりそれらに関する本であったり(その多くは段ボールに詰めたが)もはや人を呼べるような家では無くなった。とうぜんクッションも無く、私が座っているゲーミングチェアのみ。テレビも無く、CDプレーヤーはあるが、CDの全ては段ボールの中。だから必然的にラジオを聴くようになる。玄関には袋竹刀、木刀、杖、小太刀、ソフト竹刀、等々20本以上あり、ロフトにはさらに入りきれなかったものが数本横たわっている。部屋の奥には真剣と居合刀と木刀と普段使っている杖がある。この狭い部屋の中で私の仕事に関わるものに溢れているので、家事按分とすれば100%と言いたいところだがそういう訳にはいかない。しかしテレビの無い生活から半年が過ぎたが全く何かが足りなくなった気配が無い。情報は全てネットで見られるし、声が寂しければラジオがある。ラジオは声での情報なので、テレビほど脅すようなことは無い。塵も積れば山となる。だから塵には気をつける。ネットも同様に、自らの心が潤っていける時間の使い方をしなければ、余計なことに労力を使ってしまう。そのあたりのコントロールが出来るかどうかが大事である。

 さて、今日は先週に続き10代のお子さんに個人指導をおこなった。素直で熱心なお子さんなので、このまま自然と上達していくだろう。つい合間に私の経験してきたことや、それからどうやって来たかなどをお話しすることもあるが、今思えば、当時やってきたこと経験してきたことは、それぞれになかなか出来る経験では無かったと思っている。そのことは、もっとこれから私にとって役に立ってくるものとなるだろう。天狗になったり、勘違いしたり、自分本位で考えてしまうことの失敗。自分がやること、周りの人の協力に感謝すること、そうした循環を地道に重ねて行くことでやりたいことを引き寄せられる。その先にある流れが見通せるかは色々な経験だと思うが、失敗から立ち上がってきた経験というのは、無駄にはならない。だから、解っている人は解っている人と仕事を作っていく。まだまだ解らないことがあるが、それでも気をつけなければならないことは日々考え自省している。人生の面白さには、そうした部分もあるのではないだろうか。

 人生いろいろな時代があるが、その時点での判断というのは自分を責めてしまうことも多い。しかし、世の中は少なからず誰かの思惑の連鎖で繫がっており、その思惑が善し悪しを決定していると言っても過言では無い。時が経てば、そのことに気が付き、自分を悲観する必要がなかったことや、それに対し自分はブレずに生きて来れたか、弱かったはずの自分は、弱さを選ぶ強さがあったということ。思惑と関係の無い環境、それはすなわち自分で作った環境であり、自分で作った仕事である。その中で余計な思惑に惑わされること無く、純粋な気持ちで弱さ(色々な意味で)を恥じること無く生きていけば、弱さを選んだ強さが、いつしか本当の強さになっていくのではないかと思っている。だから、自分を必要以上に悲観することはナンセンスである。

 これは別に誰かに言っているのでは無く、私自身の経験やこれからの願いを書いたものであるが、歳を重ねるということは、髪の毛が全部同時に伸びるのと同じように、さまざまなものが経験として一緒に歳を重ねている。だから、歳の重ね方も大事であり、また、その重ねたことで見えてくるものを楽しめる余裕もある。

 考えてみれば、現代は余計なものに束縛されすぎている。どんなに便利になろうとも、そのことに気が付かなければ、束縛から開放されないまま苦しむ人生になってしまう。全ては自らが引き込んでしまっているということ。コントロールをしましょう。


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2021-04-16(Fri)
 

体術「独楽落とし」は長く研究することになりそうだ

 昨夜は、松聲館で甲野先生と田島さんと稽古。田島さんとは2、3年振りにお会いし、幾つか研究されている空気投げを受けさせて頂きました。

 先生の抜刀による浮きというものを浪之下等で受けさせて頂きました。帰り際に組み付いた状態から、この抜刀による浮きを掛けられますと、吹き飛ばされるほどの威力がありました。あらためて得物を使った稽古で練られた身体というものを感じた瞬間でした。私自身にとりましても得物を使う稽古で今後どのように探究していくかの指標をいただく事ができました。やはり自身の身体が技への道標となり、自身の身体で探っていかなければなりません。

 終電で帰る道すがら、今後の身体に体する目の向け方に何かこれまでと違うものをやらなければならないだろうなという予感が訪れましたが、それがどのようなものなのかは現時点では分かりません。そこに向けてまた稽古を重ねて行きたいと思います。


 そして本日は戸越体育館で渡部氏と柳澤氏と稽古。早めに来て一人稽古をおこなうも、今日は身体の感覚がまるで鈍く、抜刀術を行う予定だったが、その殆どが納刀と「懐月」の稽古となってしまった。稀にこういう日があるが、今年はとくに今までと違う身体にしたいと思っているので、身体の違和感には納得している。

 稽古では昨日少し手掛かりを掴んだ体術「独楽落とし」をおこなった。しかし、出来たり出来なかったりが続く。この技を考案した時は、殆どの人に対し驚かれるような(自身でも驚くような)崩し方ができたが、最近は出来ないことが多くなってきた。この技に関しては非常に繊細なものなので、体術稽古における一つの研究テーマとして、今後長く付き合う必要がありそうだ。そこからモノにしていくには、自分の考えでやっていかなければならない。意識と無意識(無心)が何かしらに働いているのなら、自らの考えでなければならない。


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2021年4月 武術稽古日程

2021年5月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2021-04-15(Thu)
 

当たり前に思えていることのありがたさ

 昨日は一日事務作業、一昨日は朝方4時まで原稿に目を通し、昨日は午前10時前から再び目を通した。午後からは別の作業に追われ左肩が限界に。

 そこで、これはもう「杖乗解しをやるしかない!」と仰向けになって杖を下にし痛気持ちいいところを探す。

 すると、思ったより下の方の前鋸筋(ぜんきょきん)に辿り着き。「これが原因か!」と、ひさしぶりに訪れる心地良さの波に身を委ねしばし時を忘れた。

 20分程経ってデスクに戻り作業を開始。すると、限界に来ていた左肩がほわーっと抜けるように楽になり作業がはかどった。しかし、そう簡単に身体は上手くいかないので、一時間ほどすると再び左肩の痺れに襲われる。だが、先ほどに比べれば遙かにマシなのでそのまま睡魔に襲われるまで作業した。

 明日は早いのでこのまま寝てしまおうと思ったが、やはり継続しないと足が持たなくなるので、走りに出かける。毎日では無いが忙しさの中でも合間を見つけて走ることは昔から続いている。2015年に「もう、走る必要は無いだろう。」としばらく辞めていた時期があり、年間にすると76日程しか走らなかった。すると、肉離れを起こすようになり、以前のように気軽に飛ばすことが出来なくなってしまったのである。辞めてみて初めて気づいたことにたいへんショックを受けた。年齢的なこともあるかもしれないが、公園に行けば私より遙かに年配の方でも凄いスピードで走っているし、何事も継続である。床を蹴らない分その筋肉は衰えやすいが、走ることは原初的な運動の一つでもあり、それはできるだけ維持したい。

 現代に生きるということは、乗り物で移動するのが当たり前なので、足腰はどうしても弱ってしまう。別に今の私が弱ってきた訳ではないが、今の時代を生きている以上なるべくエレベーターを使わないとかエスカレーターに乗らないとか手段はあるが、それだけに偏れないものもあるので、僅かな時間を継続しておこなうことが今の私の場合必要だと感じる。

 昨夜はいつもに比べて早く寝ることが出来た。寝られる内は寝ておかないと結果的に支障をきたす。

 そして本日火曜日は、3ヶ月ぶりに再開となった「クラーチ剣術教室」での講習。クラーチ剣術教室とは(西洋剣術ではありませんよ)クラーチ溝の口という高齢者住宅で行なわせていただいている剣術教室です。2014年8月5日に教室がスタートして今年で7年目。月四回毎週火曜日におこなっております。今年は1/4に一度おこなったきり今日まで休講となってしまいました。

 去年も2ヶ月弱のお休みがありましたが、今回は「ひさしぶりだなぁ」という感じが強いです。時刻表が変わっていないか電車の確認をし、いつものコースで現地へ向かう。考えてみれば川崎市は神奈川県なんですね。更衣室代わりにいつも男性浴場を使わせていただいてますが、一年ぶりにTさんにお会いしました。いつもは毎週ここで風呂上がりのタイミングでお会いしお話しするのが習慣だったのですが、昨年奥様が亡くなられ、廊下ですれ違うことはありましたが、いつもの習慣がなくなり寂しく感じておりました。今日は約一年ぶりにここでお話しをすることができました。

 講習ではお休みの方々がいらっしゃいましたが、それでも殆どのメンバーが元気に参加され、またここからいつもの当たり前に感じられていた日々が再開するのだという喜びが訪れました。週に一度おこなうということは、身体にとっては丁度良いサイクルなのですが、身体だけでは無い精神的な部分でも、習慣化した当たり前に感じられるサイクルというのは大事なものです。

 世間の流れには逆らえませんが、私にとって約7年間、当たり前のように感じられていた習慣を再び皆さんと一緒に過ごしていける喜びは、途絶えて初めて実感するものでした。今日は、施設のご意向など鑑みてお昼のお食事をご遠慮させていただく予定でしたが、お断りの言葉をお伝えした瞬間の皆さんの表情に、「ああ、これはいけない」と思い、すぐに改めました。そのコンマ何秒という時間は、スローモーションのように脳裏に焼き付くものです。私が間違っておりました。

 こちらのスタッフの方に、「先生の動画をYoutubeで観ました。刀のようなものがあるので真似しています。事務所で…」と仰っていただき笑ってご挨拶させて頂きました。これを読んだみなさん、黙っていて下さいね(笑)。


 今夜は、松聲館で甲野先生と稽古の予定。当たり前と思っていた日常は、途絶えてしまうことで当たり前では無かったことに気づかされます。当たり前と思えることは色々あります。人に会えること、ご飯を食べられること、家に帰れること、稽古をすること、生きていること、等々。

 苦しい経験は、当たり前で無いことを学ぶ経験でもあり、それは同時に感謝を知る経験でもあります。若い内の失敗は、当たり前でないことを知るための修行でもあり、その価値観は失敗から学ぶものです。人はいつ死ぬか分りませんが、その時になって初めて気が付くことよりも、その時になって、ようやくきたかと思えるような気持ちの整理がつけられる生き方を忘れないようにしたいものです。身が無くなろうとも、人の心には残るものですので、どう残していくかを人生の集大成として心しておきたいものです。


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2021-04-13(Tue)
 

今日はR君とK君が正規受講生となられました。

 ここ数日自宅での作業に時間を取られ、長時間椅子に座りっぱなし。それを予期して昨年末にデスクとチェアを購入したのであるが、今夜もまだ進んでいない作業があるので、この記事も直ぐに書き終えたいところ。

 昨日土曜日は戸越体育館で杖術クラスと殺陣基礎クラスをおこないました。
 杖術クラスでは、ひさしぶりに「馬突き」と「旋風」を稽古。とくに受け側の足運びに皆さん苦労されておりました。拍子を合わせた動きでは、行程が多く、相手への対応が遅れがちになりますが、相手の拍子に合わせず、足運びをおこなうことで、一行程省くことが出来ますので、その分ゆとりをもって相手に応じることが出来ます。

 最後はこれもひさしぶりに「轟之型」をおこないました。これはまだ動画で配信しておりませんが、車の付く名前の技が三種類入っておりますので轟之型(ごうのかた)と名付けました。この型では膝を抜いておこなう動きを幾つか取り入れております。

 殺陣基礎クラスは、少ない参加人数でしたので、生徒のHさんには基礎をおこなった後、立廻りタイプKの中盤までをお伝えいたしました。Hさんもお仕事の都合などでなかなか通えない生徒のお一人ですが、粘り強く取り組んでおりますので、なんとか形になるように進めて行きたいと思っております。

 そして、本日日曜日は深川スポーツセンターにて講習をおこないました。今日は小学6年生のR君とK君のお二人が正規受講生となられました。お母様方も間もなく生徒になられますので、またさらに賑やかな教室となっていくでしょう。

 今日の殺陣クラスは立廻りタイプJをおこないました。絡みAの動きをお伝えしているときに、Wさんから「先生、それJのほうです。」とご指摘をいただき、一瞬良く解らなかったのですが、「ああ、しまった、もう一つの立廻りをやってましたね。で、Jはどうでしたっけ?」とど忘れ。生徒達から「いや、Kです先生!」と指摘され、しばらくしてやっと思い出しました。時間にすると数秒のことですが、とても長く迷ったような気がしました。「うーん、歳かなぁ…」とボヤキましたが、連日深夜までのデスクワークにより、慣れない作業に頭が疲れていたのでしょう。と、いうことにしておいて下さい(笑)。

 立廻りでは、やはり自主練習が必要になって来ます。部屋の中でもタイミングや位置取りなどの練習はできますし、流れを掴んでおく必要があります。皆さん殺陣に興味があって教室に来られていると思いますので、立廻りが出来るようになるための段階として、「今目の前にある課題をどうするのか」という具大的な目標がそれぞれにあります。興味があることには時間の合間を縫って準備することができますので、今日の稽古からそれぞれにとっての課題を、次回はどこまで出来るように(出来ているように)なるのかを明確にしておくことです。「出来るか出来ないかはやるかやらないかです。」少しでもいいですから、前に進めるように、進んだところから始められるようにすることを当面の目標としていきましょう。

 杖術クラスでは、まず「旋打」からおこないました。これはカンカンカンと連続的に同方向から左右それぞれ打ち込んでいくもので、道場内に激しく響き渡る内容です。杖を当てる角度(当角)を掴むための内容でもありますし、目線の誘いも強いので、冷静に正確に鋭くおこなうことを目指します。

 続いて「片足引き」「呼雀」「雀返し」「捧げ首潰し」「差し換え奪り」をおこないました。相手と拍子が合わないように、浮いている間に先手を取っていきます。

 おかげさまで本日も賑わう講習となりました。4月に入って11日目となり、復帰される方々や新たに始められる方々もいらっしゃいます。今日は生徒のRさんから「生徒さんからの声」を書いていただきました。みなさまの素直な感想に、あらためて教室を始めて良かったと思える気がいたします。まだまだ未熟な指導者ですが、これからも前を向いて成長していきたいと思っております。


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2021-04-11(Sun)
 

初めての出張個人指導

 桜に代わってツツジが街を彩り始めてきた。その後は紫陽花が待っている。花達も一年の中で出番がある。年中出番があるわけでも無く、その姿は儚いものだ。だから花は人の目を引くのだろう。

 新年度に入り、それぞれに進級進学を迎え気持ちも新たにリフレッシュされたと思う。しかし世情はなかなかリフレッシュされないが、人も花も世の中も、常に咲き続けることは出来ない。その日を待ち望み今を大事に根を生やそう。

 日中の晴れ間が一変し、夜からは豪雨と雷鳴が轟いた。昭和の日本映画で聴き馴染んだような音。その少し前の雨が少し降り始めた頃に、初めてとなる出張個人指導のため現地へと向かった。

 10代のお子さんへの指導となり、現地最寄り駅まで一人で迎えに来ていただく。当然緊張していただろう、会場のあるマンションでお母様と合流。立派な共有スペースがあり、そこで指導を務めさせていただきました。

 上達の秘訣は、ご本人が自らやりたい思いを持っていること。そして何かのついでや切羽詰まった状態でなく、集中して取り組める優先順位の中でおこなえること。最後に素直であること。
 このことから、おそらく今回ご縁を頂いたお子さんは上達すると思われる。目的もハッキリしているので、そこに向けて私は持っているものをお伝えしたい。

 今までに経験の無い環境でおこなうことは私にとっても新鮮で、目に入るものが全て輝いて見える。それは旅行に行った人と、現地に住んでいる人の見え方の違いに似ているのかもしれない。同様に立派な会場のクラーチ剣術教室もそうであったが、ようやく来週から再開となる。今年は1/4に一度講習をおこなったきり。生徒が減っているかと思いきや、どうやら休講中の間に一人入会希望者がいらっしゃるとのこと。きっとみなさんも待ちに待った再開(再会)だと思われるので、積る話で講習が止まりそうな気もするが、それはそれで大事なことなので、普段と違う景色の環境で私も日常に潤いを与えていただけるのを楽しみにしている。

 今日の個人指導も、私にとって新鮮な環境であり、今後の展開がどうなっていくのか、未来の楽しみがまた一つ増えた一日となった。

 このような機会をいただき、親御様にはお礼申し上げます。


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2021-04-09(Fri)
 

蠢動と筋膜の関連性

 慣れない事務作業にいろいろと時間が奪われてしまっている。しかし、亀のようなスピードでもなんとか着実に前に進もうとしている自分がいる。あきらめるな!

 さて、本日は戸越体育館にて渡部氏と柳澤氏と稽古。
 先週の腰の気づきから、体術「独楽落とし」を試みる。すると、なぜだか再び出来たり出来なかったり…
 そこで、腰の確認を他の技で検証するとやはり腰がニュートラルになっていなければその利き具合の差は歴然としている。接触を試し、蠢動を試し、方向を試し、一つ一つ確認していったが具体的な要因が見つからなかった。出来る出来ないはハッキリとするが、出来ていたものが突然出来なくなったり、出来たり出来なかったりすると、出来ないにしてもその要因は知っておかなければならず、今回は困った。

 強いて言うならば、数ヶ月前から痛めている左肩が先日から悪化してしまい、自宅の長時間作業でもそれが堪えるほどになってしまった。だからもしかすると、その左肩の状態が、繊細な蠢動の働きに影響している可能性も考えられる。受けて頂いた方の対応は同じ状況であり、それは他の人に試みても結果は同じ。つまり私自信に原因があることは確かなのだ。

 蠢動の働きは、弱所散助の働きがあると昨年発売されたDVDでも解説しているが、全身を覆っている筋膜が緩んでいなければその働きは得られない。例えば、肩の力み、腿の緊張、蠢動を強く速く操作してしまう、先週気づいた腰の緊張しない角度、どうして脱力すると働きを得られるのかというのは、推測であるが、全身を覆っている筋膜は部分的な緊張や硬さが全体的にも関連してくると言われているので、ある部分が力むということは、全身の働きに影響を及ぼすと考えられる。そのため、調和を持って動くことが大事になるが、その調和は相手との力のぶつかりによって崩されてしまう。つまり、ある部分に緊張が起こり全身の働きが停滞してしまうのだろう。そこで蠢動を掛けていると、相手との力のぶつかりが生じても、ある部分に掛かる緊張を全身で修復しながら調和が保たれていると思われる。そのことを短く四文字で「弱所散助」と説明している。

 私の左肩が痺れるような状態なので、もしかするとこの働きが瞬間的な動きでおこなう「独楽落とし」には影響していたのかもしれない。左肩の状態が治まってきた時に再び「独楽落とし」を試みて、何処に原因があったのかを突き止めたい。この技の進展は見られなかったが、身体の整え方に関して技の出来不出来に左右するかもしれないものがあるという推測が立ったことは大きな気づきだった。それが思い過ごしで無いことを今は願う。

 その他の体術では、先日松聲館で甲野先生から教えて頂いた、撃鉄を起こす手の使い方を介護に応用するというもので、これはM女史が考えられたそうですが、今日の稽古で私もこの手を使って相手に胸倉を掴まれた状態から相手の肩を上げ横に崩す動きが出た。まだまだ検討が必要であるが、相手を押し返す力も強くなるので、いろいろと応用が出来そうな気がしている。

 杖術ではひさしぶりに「巻き上げからの裏お辞儀潰し」をおこなった。杖は相手の首に掛ければ潰し易くなるが、そこまでの流れと潰し方に工夫が必要になってくる。この技では膝を抜くことで一石三鳥の働きがある。一つは、杖の操作を円滑に進められること。二つ目は、相手の杖に重さを掛け続けられること。三つ目は、相手の間合いに大きく移動出来ることである。

 こうして考えると、近年はさまざまな技が誕生したが、もちろん未熟なものも多い。しかしその源泉は一人稽古にあり、その時間は確保しなければならない。今はいろいろと時間が無いので、落ち着いたらあの頃のような一人稽古を再開したい。

 帰宅後は、個人指導についてのお問い合わせがあったり、また新たな出会いがありそうな気がしている。明日は某所で個人指導を予定している。いろいろと時間を遣り繰りしながら全てを滞り無くやっていくことは至難であるが、まだまだそれが出来る環境なので甘えてはいられない。もっとシステマティックにしたいが縛られるのも嫌なので、好い加減なところでバランスをとろう。それにしても、年末の大掃除と部屋の改装をやってなかったらと思うとゾッとする…


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2021-04-08(Thu)
 

出会って五年

 本日はひさしぶりに郁己君との稽古。この4月から高校生となり、月日の経つのは早いものだとしみじみ痛感。

 昨年の7月にクラーチ剣術教室でゲストに来て頂いて以来となるが、マンツーマンでの稽古は2019年の4月5日以来。それから丸2年後の4月5日に稽古となったのも不思議な縁である。

 郁己くんとの稽古はこのブログにも定期的に書いていたが、(第一回目の稽古記事はこちらです)小学五年生から卒業するまでの丸2年間、毎週月曜日にマンツーマンで2時間稽古をおこなっていた。私自身お子さんとのマンツーマンによる稽古は初めての経験であり、その密度はこの年齢のお子さんにとっては非常に濃いものであっただろう。私にとっても、そこで得たもの気づかされたものはとても貴重な経験となった。

 実を言うと今日はその他お二人からの稽古希望を頂いていたのであるが、積る話になるだろうからこの日は特別にご遠慮していただいた。2時間の稽古はあっという間で、2年の間に進展した体術を幾つか受けて頂き、喜んでいただけた。体術、杖術、剣術をおこない、抜刀術で身体の成長を見てみたかったが、それはまた次回の楽しみにしておこう。

 私自身武術と出会って今月で12年。まだまだ未熟な年月であるが、次第に指導者という立場にもなり、その当時から二つの事を大事にしたいと思っていた。一つ目は、小さなお子さんと真剣な稽古がしたいということ。二つ目は、変わらぬ環境であること。年月が経っても、その変わらぬ環境に時が遡り、年月が増す毎に熟成される場の空間というものを大事にしたい。これは、お子様に限らず大人との稽古でも同じ。

 このところは月曜日の稽古も参加される方が少しずつ増えてきた。まだまだ月日は浅い方が多いが、ご縁の中で、思い出となっていくかもしれない今の稽古を大事に場を守っていきたい。今日は私の我儘をきいて頂いたが、まだまだこれからも稽古は沢山あるので、年月の繋がりという全ての共有時間が、眩しい思い出になるような、そんな日を生きていきたい。

 今日は最後にお母様が駆けつけて下さり、写真を撮って頂きました。丁度2年前の写真もありましたので、合せて掲載したいと思います。

2019-4-5 新宿スポーツセンター
2019年4月5日

2021-4-05 新宿スポーツセンター
2021年4月5日

稽古着のサイズが丁度良くなってきましたね。これからの成長も楽しみにしております。


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2021-04-06(Tue)
 

新しいカメラでの立廻り撮影

 昨夜から雨が降り続き少し肌寒い日となりましたが、昨日の講習では初めて2時間殺陣クラスをおこないました。

 これまでは1時間でしたが、深川では1時間半、2時間通しての講習は殺陣クラス、剣術クラスともに初めてですので、生徒達の体力と集中力を見極めながら、休憩を挟んだり、止まって観て頂いたりしながら進めて参りました。

 私の事ですので、延長が15分程ありましたが小学6年生になったM君も最後まで集中してお父様と取り組んで頂きました。殺陣はかなり走らせますので、基礎稽古や立廻り併せてかなり走って頂いたと思います。基礎鍛練稽古の。蟹の前歩きと雀もおこなっておりますので、今日筋肉痛になった生徒もいらっしゃるかと思います。

 次回以降は、ペース配分というか、撮影できるグループの目処も立ってきましたので最後は撮影に時間を使おうと考えております。

 最後まで覚えてきた生徒も増えて参りました。ですが、相手が付いておこなう場合では、まだまだ抜けてしまう部分がありますので、まずは慣れていただけるように、ドンドンやっていただければと思います。

 ひさしぶりに映像を撮影し、本日限定公開で配信いたしました。

 まだまだ編集が未熟ですが、衣装も無く、風景も道場の中ですが、いろいろと映像編集で出来ることがあります。負担無く、経験値をドンドン増やしていくには、現代の技術を駆使し、「憧れの動きが自分にも出来るのだ!」という自信をもっていただけるように、これからも結果を出せるための講習をおこなって参ります。

 映像を観ることで、飛躍的に成長に繫がることがあります。客観的に観る自分の姿を見て、稽古における眼の使い方が変わってくると思われます。ですので、解説映像などを確認し、動きを覚えポイントを押さえておくことが講習以外の時間で必要になってきます。歩きスマホは駄目ですが、電車の中や待ち時間などを利用してみて下さい。

【写真はこの日の講習時のものです】
2021年4月4日 Gold Castle①
2021年4月4日 Gold Castle②
2021年4月4日 Gold Castle③


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2021-04-05(Mon)
 

真剣になるとは真剣を持つ心持ち

 本日は午後からの講習ですが、その前に10時から出版社で写真撮影をおこないました。現在進めている本のカバー写真等に使って頂くもので、今までに無い雰囲気の写真を撮って頂きました。なんだか懐かしいようで新鮮な気分でした。また一つ貴重な経験をさせていただき、皆様ありがとうございました!

 そこから電車を乗り継ぎ戸越体育館へ移動。
 本日も賑わう講習となりました。4ヶ月ぶりに参加されたA君も元気そうに、ブランクを感じない動きでHさんと稽古をおこなっておりました。いい感じに激しく打ち込んでおりましたので「木刀大丈夫かなぁ…」と一旦確認しましたが、終了時刻五分程前に、カランコロンと木片が飛んでいった音が聞こえましたので、「やっぱり折れたか」と、まだ稽古時間が残っておりましたので、型稽古をここまでにして、私が使っていた木刀をA君に渡し、「そう言えば今日は真剣があった!」ということで、私は真剣を手にして連続切り返しを最後に時間を延長しておこないました。

 普段は木刀でこの稽古をおこなっておりますが、久し振りに真剣でおこないますと、残像が煌めく感じで「やっぱり真剣だなぁ…」と、その操作性の感度に、指導を忘れ熱中してしまいそうな程でした。

 脚部鍛練稽古もそうですが、連続切り返しも、武術としての身体使いや整い方、流儀の基盤となる操法が確認できます。身体全体で剣を小さく振る、小さく動けば大きくなり、大きく動けば小さくなる。言葉では解りにくいものですが、思い込みというものは結果が逆になってしまうものです。誘いや囚われというものは、余計な意識を主としてしまいます。剣禅一如とは沢庵和尚が「不動智神妙録」の中で説かれているものですが、私は禅に関して詳しくはありませんが、稽古の中で言葉で表現するには難しいことが多々あります。禅の公案、禅問答のような(到底そのようなレベルではありませんが)「じゃあ、どっちなんだ?」というような、微妙でありながら実感を言葉にすると「その曖昧さしかない」ということがあります。

 ですから、身体と感覚、それに連なる心。剣禅一如には、単に無念無想を目指すというものではなく、その最終的な頂きに向かうための道標として、身体と心の感覚からなる導きが、禅と剣には通じるものがあるのだと解釈しております。

 明日は12時から品川区総合体育館剣道場で講習をおこないます。みなさま、天候の変化にはお気をつけてお越し下さい。


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2021-04-04(Sun)
 

腰に気がつく

 昨日の金山剣術稽古会の稽古では、渡部氏とひさしぶりに二人での稽古となった。ここ最近なぜだか利きが悪くなってきた体術「独楽落とし」に取り組んだ。

 横に倒す「案山子落とし」や腕を引っ張って沈める「撫で落とし」は進展しているが、「独楽落とし」では同じ状況で出来ていたことが出来なくなってきた。こんなことはこれまでで初めての経験である。

 そのためいろいろと検証してきたが、蠢動の検討、接触の検討、回転方向の検討、相手との距離、そのいずれもハッキリした利きが得られない。「ついに、これは出来なくなってしまったか…」と諦めかけた時に、渡部氏から腰の角度を指摘される。その瞬間なぜだか解らないが「腰か!」という試してはいないのに、これまでさまざまにおこなってきた中で確信めいたものが直感的に感じられ、さっそく試してみたところ、憎たらしいほど崩れなくなっていた渡部氏が「ああ、これです!」と言って倒れた。

 ああ、これです!というのは、一瞬で回転し膝が抜けるように崩れることである。当然何度も確認し、出来なくなった原因は、腰にあったことが判明した。今まで出来ていた時というのは無意識に左足の開きによる腰の使い方が合っていたため、上手く相手が崩れたのであるが、より腕を巻き込むような形を検討した際に、その動きが腰の位置を狂わせたのだと思われる。

 これは重要な発見であり、腰の角度というのは僅かな違いにより力の通りがまるで異なってくる。これはとくに相手の腕を掴んだ「振り飛ばし」で顕著に表れたが、併せて首の角度も検証したところこれも腰ほどの違いはないが、しかし力の通りに差があった。

 そこで「案山子落とし」や「撫で落とし」にもこの腰の位置で試したところ、利きがこれまでで一番良かった。案山子落としに関しては、工夫した渡部氏を崩せなくなってしまったが、接触の気づきにより崩せたり崩せなかったりバラツキがあった。しかし腰の気づきにより、昨日は全て動き出しから直ぐに崩せた。撫で落としでは、今までと違って、下に落ちるようになった。今までは、そこで一瞬の拮抗があり、そこから相手が斜め下に崩れていくのであるが、腰を定めてからはより通りが良くなったのか、その拮抗していたタイミングで下に落ちるようになった。

 利きが悪くなったことで、腰の位置に気が付くことが出来た。何故僅かな位置で力の通りが変わるのかは不明であるが、それだけに見過ごされやすいものである。今後の稽古でも腰を検討したい。

 杖術、剣術ともに久し振りに集中的に稽古したが、剣術の「斬り太刀返し」(斬り突き返し)では以前左膝を抜いておこなっていたが、気配という観点から、膝を抜かず、胴斬りのように鼠径部を使って移動することにした。これにより以前よりも誘いが長く掛けられることになる。

 連続切り返しも集中して取り組んだ。これは身体を作る稽古であるのと同時に、両手寄せの操法を装置化する稽古でもある。身体各部の基盤となる働きを装置化させることで、思いを切り離すことも可能だろうし、瞬間的な対応が生まれ、そこから新たな技に発展することもある。この身体を装置化するという言葉は、以前甲野善紀先生が使われていた言葉であり、稽古をしていると、身体の状態から昔聞いた言葉がさまざまに思い起こされる事がある。時間を経て理解(実感)するということなのかもしれない。

 最後は杖整体操をおこなった。と、その前にひさしぶりに両手を合わせておこなう「重ね誘対法」を今年初めて(と思う)おこなった。

 これが想像以上に利いて、場の力もあったと思うが二人とも、ものの五分ずつで、さっきまで木刀で連続切り返しをおこなっていたとは思えないほどの状態となり、手をだらりと下げたままジーッと立ちすくむような、仰向けに瞑想をしたいような状態に持ち込まれてしまう。これも、また不思議。

 神経系に働いたのか筋肉が弛緩したような感じがあり、終わりの礼が深くなる。身体の深部を緩めるには神経系に作用する重ね誘対法や杖整体操が有効だと思うが、毎回そのような結果が訪れるとは限らないので、心身の状態に合わせて必要な時におこないたい。

 それにしても、身体には不思議なことが多い。


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2021-04-01(Thu)
 

飾らない部分が本質を育てる

 今日から新年度に入り、世の中の流れもさまざまに入れ替わる。それに応じて出会いと別れが人生の節目になっていく人も多いだろう。自分で選んだ道というのは後悔の無い積み重ねとなる。なぜなら、後悔しないための次なる選択を決められるからだ。後悔というのは一時の出来事であり、前に進むためには自分で納得したものか、納得も無くただ流れでなったものかという点での違いはハッキリしている。だから前に進むためには、自分で納得し自分で選びたいものだ。

 習い事にしても然り。自分でやりたいと強い想いがあってやるものと、誰かにやらされているものとでは「学ぶ」という点において歴然の差がある。人生を納得し、その限られた時間をより良いものにしていくには、自分で納得して決めたものを、その想いが続く限りやることである。人生には何度か分岐点が訪れる。それは人それぞれに決まった定めなので、その定めに応じて次に向かうか継続していくかを決めるべきである。何もかも長く続けなければならないというものでもなく、それが人それぞれの節目である。

 昨夜はGold Castle 殺陣&剣術スクールのTさんからホームページに掲載してある「生徒さんの声」を書いて頂きました。
 昨年二ヶ月間の休講を経て再開してすぐに体験参加にお越しいただきました。お母様が見守る中、おとなしい性格のTさんでしたが、内に秘めた熱意を感じておりました。コロナのため学校にもなかなか行けず、部活動もいろいろと模索している中で、私の教室に足を運んで下さいました。

 今では道衣に袴姿を着けられ、殺陣にも慣れてきました。姿勢が良くなってきましたので、各種構え方や斬り方にその変化が表れるようになりました。私自身「生徒さんの声」を読んでみて、生徒それぞれの考え方や想いの発見がありますし、教室運営の判断などにとても参考になっております。記事をお願いするときには、「教室の宣伝は全然考えなくていいですから、個人的な感想を書いて頂ければそれでいいですから。」とお伝えしておりますが、みなさん有り難い言葉で書いて下さっております。私は、独自のやりかたで、指導法も講習内容も全て手探りで一回毎の講習の反省から次を考えておこなっております。ですから、教室の雰囲気や指導法というものは、私が強く言うことをきかせるようにおこなうものではなく、講習で皆さんから感じたものを次の講習に活かしていることの積み重ねです。私にとっても皆さんから次への指導法を学ばせていただいております。

 先日、生徒Yちゃんの発表会を観に行ってきました。
 それはもうレベルの高い発表会で、そのなかでもYちゃんの存在は注目を集めるものでした。その実力は、以前から感じる部分がありましたので、実際にそれをこの目で観ることが出来て感じ入るものがありました。

 その教室では、ミュージカルアニーの主人公アニー役を何人も輩出されているところで、生徒を育てる指導者の実力というものを考えさせられました。尤も私の所は目的が違いますが、その目的に向かって導いていける指導者の実力と、教室運営の在り方というものに、共感といえばおこがましいですが、目的に向かってブレない軸がシッカリしていることが何より大事であり、厳しくともそれに適っていれば人が集まり、自ずとレベルが上がっていくのだと思います。生み出すものは、指導者側だけでは無理であり、生徒との出会いから、技術の伝達が最適な環境でおこなわれるのかもしれません。そこには指導者の実力が無ければ駄目であり、「ただ教室を持ちたい」「先生と呼ばれる仕事に就きたい」という人がおこなっても、生徒はいつも新しい人のままでしょう。

 私もまだまだ未熟講師ですが、優しく思いやりのある人が増えてくれるような、飾らずに素人っぽくても動けば凄いという、中身を大事に育った生徒が増えてくれることをこれからも楽しみとしております。


2021年4月29日(木/昭和の日)『抜刀術 特別講習会』(お問い合わせ受付中)

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金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は美しい』~合理性を追求した身体の芸術を身につける~


金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い』~型の手続きを追求した剣・杖の実践的な体使い~


金山剣術稽古会

2021年4月 武術稽古日程

2021年5月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2021-04-01(Thu)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1990年
高校から実業団まで5年間ボクシングに専念する

1999年
中田秀夫監督との出会いにより映画に出演。上京後モデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2010年
甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務める

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンDVD
『古武術は速い』指導・監修

2020年
BABジャパンDVD
『古武術は美しい』指導・監修

2021年
「日本公認会計士協会(JICPA)」プロモーションビデオ出演

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