まもなく3月、いろいろと花を咲かせましょう

 まばゆいばかりの満月から一夜明け、本日は15時からの講習のため、昼過ぎに自宅を出る。空はみごとな快晴、昨夜の空気感が日中でも感じられた。澄み切った青空、そして自宅近くに咲く梅の木も満開を迎えており、いつものように通りすがりに眺めると、メジロを二羽発見!ツガイだと思うがなかなか良い光景だった。

 今日の講習では、プロデューサーとディレクターの方々が見学に来られました。日曜日は役者の生徒が比較的参加されていますが、今日は殆どいなくて、逆に一般の方々が熱心に稽古されていることに驚かれておりました。今日は初心者の生徒が多かったので、内容的にも基礎的な部分を多くおこないました。ひさしぶりにタイプⅠの抜き出し稽古もおこないました。いろいろやりますとそれだけ引き出しが増えてきますので、そうした引き出しを今後の殺陣クラスでもレベルに応じてお伝えすることになると思います。

 4月からは品川区での日曜日の講習は2時間殺陣クラスといたしますので、基礎的な部分と立廻りを作り上げる部分で今より集中的に取り組んでいただけると思います。私がイメージしている2、3年後の風景はおそらく誰も想像していない状況だと思いますが、今の流れで行きますと私のイメージは実現出来そうな気がしております。最近は、若い生徒達が腰を据えて入会し始めておりますので、(親御様の勧めもあるかもしれませんが)その中で興味の競争を掻き立てられるように、全体の底上げをしたいと思います。それにはベースとなる稽古時間が増えていかなければなりませんので、4月から品川区での日曜日を殺陣クラスに絞っておこなうことは間違いなくレベルアップに繋がっていくことになるでしょう。

 明日から3月となりますが、3/6(土)は15時~17まで品川区総合体育館柔道場にて『杖術 特別講習会』をおこないます。今回は、特別講習会としては初めて体術もおこないます。先日Youtubeで公開した「撫で落とし」もおこないます。体術の動画は見ていても伝わりにくいものがあり、実際に受けていただいた方が数倍驚かれると思います。受けを取るつもりで無くても倒されてしまう、それが単純な力技や勢いや関節を極めたものではなく、なぜだか解らないが崩されてしまう。わざと受けを取った場合とそうで無い場合の違いは映像ではなかなか見分けることが難しいですが、忖度なく崩されてしまうことに、崩されて驚かれる(喜ばれる)ものとなります。

 4月は、スポーツ安全保険の更新手続きをおこないます。4/1~翌年3/31まで一年間の保険となります。詳細はこちらに掲載しておりますので加入申し込みを検討されている方は私にご連絡下さい。


2021年3月06日(土)『杖術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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『古武術は美しい』~合理性を追求した身体の芸術を身につける~


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『古武術は速い』~型の手続きを追求した剣・杖の実践的な体使い~


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2021年3月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2021-02-28(Sun)
 

学びとは自らが感じること

 夜空を見上げた人には、今宵の月の明るさにしばし目を奪われたのではないでしょうか。月は変わらずとも、空気というか大気というか、その澄んだ夜空の月明かりはいつも以上に存在感を増しておりました。

 寒さが戻った本日は(といっても吐息が白くなった日が少ない2月)戸越体育館にて、杖術クラスと殺陣基礎クラスの講習をおこないました。組杖稽古では「四天誕杖」をおこないました。こうした組稽古は基礎稽古の応用ですので、身体に目を向けておこなう一人稽古では、初心者もそして進んだ方もそれぞれの目の向け方で取り組むといいでしょう。

 私もつい、人生老後を考えたこともありますが、考えてみればそんな保証は無いわけで、いつ死ぬかは誰にもわかりません。そんな中で、死の瞬間までどういう人間であったのか、自らが思う自分と他人が思う自分。死んでしまえばその印象はその時点で決まってしまうものです。色々と学んで生きてきた人生、まだまだ生きていけるかもしれないし、そうではないかもしれない。その日一日が集大成といえば大袈裟かもしれませんが、この国は災害や戦争を経験し、想像を絶する大変な状況を乗り越え続けてきました。その時の私たちも今の私たちも基本的には同じ人間です。環境や、状況や、価値観に甘えて生きていると、まるで別人のような人間になってしまうものです。もちろん私もその内の一人であると思いますが、人間とは、結局、そのようなものであり、だからこそ武道や武術という環境が精神面や生き方を考えるという観点からも重要な役割を担っております。

 ですから、技や強さというものは当然必要なものであり目指すべき厳しさでもありますが、今の世の中で補えきれない時間が武道武術の時間にはあると思うのです。私の教室では小学生から後期高齢者までさまざまな生徒がいて、一つ間違えれば甘いサークルのような場になってしまいます。笑いやユーモアというのは自然発生的には必要なものであり、厳しいだけでは成り立ちませんし、人の顔色を伺ったり、ただ怒られないように言うことだけを聞くという間違った教育になってしまいます。

 人は生まれ持っての資質がありますので、それを変えることは出来ませんが、武術稽古が自らの身体を観察し、心と体の繋がりの中で動きを成していくことが一つの在り方だとすれば、どのように生きていくか(生きたか)どのように自分と他者を知り、その中で答えを見つけ出すことが出来るのか、エゴが勝るのか、謙虚に尊重できるのか、その姿は自然と心身に表れるものです。

 お子様の成長は目を見張るものがあります。個性とユーモラスさの中で大きく見守っていきたいと思います。その可能性と素直な精神性には惹き付けられるものがありますし感動的でもあります。何のための稽古なのか。武術武道において何を学んで行くのか。そこにこれからの子供達の可能性を期待しております。もちろん、大人の生徒達も同様に…

 賑わう杖術クラスでした。それぞれに感じとっていただいたものがあったことでしょう。子供達には、今は分からなくても、後々気が付く相手の優しさと思いやり、そのことが時を経て学びとなっていくことでしょう。私如きが知った風なことを言わせて貰えば、学びとは結局のところ自らが感じたものだと思うのです。その感じた深さや衝撃の大きさに応じてその人の生き方に関わってくるのだと思います。ですから、悲しいことや辛いことも、感じるものであり、それらもいつしか学びとして乗り越えていくことになると思います。それを手助けしてくれるのは時の流れでもあります。どうにもならなくても、時は変わらず過ぎていくのです。本質的な学びは死生観に寄っており、そのなかで感じていくことが大切なことではないでしょうか。武術稽古にはそれを感じさせる要素がありますので、本質的な学びと言えるのかもしれません。

 続く殺陣基礎クラスでは、小学三年生のRちゃんが体験参加に来られました。本来小学五年生からとさせて頂いておりますが、舞台などのために必要とされていらっしゃる方には体験参加の様子を見て判断させて頂いております。

 そのRちゃんは舞台オーディションのために殺陣の基礎を学びに来られましたが、驚くべき見取り能力の高さに驚きました。ふつう、胴斬りなどは、最初から水平に振れるものでは無いのですが、全く問題なく、しかも残心まで教えてもいないのに、歩幅と爪先の角度、剣の位置、背中の角度まで、直すところがありませんでした。この他にも殆どが、このような状況でドンドン進んで行ってしまい、正眼から私が迫った際に上段に構え、キッカケの声と共に真っ向に振り下ろしたり、或いは正眼から、八相に構え、同様のタイミングで胴斬りに振り抜く稽古まで進みました。マスクを着用しておりますが、まだ小さなお顔から見える目は常にニコニコとしていて、最後まで1時間半全く集中が途切れること無く、一人で任せても黙々とやっておりますし、私が入っても素直に「ハイ」と返事をされ、私の希望といたしましては、オーディションの結果がどうあろうと、滅多にここまで最初から出来るお子様はいらっしゃいませんので、続けて頂きたいと思うところです。小学四年生のYちゃんは、きっと初めての年下の生徒が出来て喜んでくれそうな気もしますし、お姉さんとして益々成長出来そうな気がします。まあ、とにかく子供達が増えて行くことは数年後の教室を想像したときに、きっと抜群の生徒が難しいことをいとも簡単におこない、それに合わせた立廻りを作ることが出来ると思います。子供のうちから、殺陣だけで無く、剣術や杖術を同じように稽古し、その身体使いを取得したときの動きは女の子も男の子もきっと素晴らしいものになるでしょう。それを映像に残すカメラも先日購入しましたので、子供達がどんな未来へ進んで行くのかそれも楽しみの一つとなりました。

 今日は新しいカメラで殺陣基礎クラスの写真を撮りました。中学三年生のRちゃんとも初めてマスクなしでの写真を撮りましたので掲載させていただきいます。(写真をクリック、またはタップしていただき虫眼鏡マークを押していただきますとますとより鮮明に見えます)

2021年2月27日 Gold Castle①

2021年2月27日 Gold Castle②

2021年2月27日 Gold Castle④


2021年2月27日 Gold Castle③

2021年2月27日 Gold Castle⑤

2021年2月27日 Gold Castle⑥

2021年2月27日 Gold Castle⑦

2021年2月27日 Gold Castle⑧

講習中に写真を撮ることは好まないのですが、今後は何か工夫して撮影しても講習に支障が無い方法を考えたいと思います。
明日は、15時00分~17時00分 品川区総合体育館柔道場でおこないます。立廻りタイプJをおこないます。先日限定公開の解説動画を更新いたしましたので、是非ご覧になっておいてください。それでは明日もみなさま、お待ちしております。


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2021年2月 武術稽古日程

2021年3月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2021-02-28(Sun)
 

指導者は自省と共に

 先ほど自宅で杖整体操を終え心身が落ち着いた状態で記事を書き始める。

 今日はいくつかお母様方からご連絡をいただきました。
 まずは3月にYちゃんの発表会のご連絡をいただきました。昨年は中止になってしまい可哀想でしたが、晴れて開催となりご本人も意気込んでいるのではないかと思います。
 続いて、T君のお母様からご連絡をいただき、4月から復帰されることになりました。今年は小学生組が益々増えそうです。
 そしてRちゃんのお母様からもご連絡をいただき、無事に高校受験が終わり舞台公演も千秋楽を迎えられたそうです。みなさん、逞しく頑張っておられます。

 私の方は、某クライアントさんのWebCMのお話しがあり、今度の日曜日にプロデューサーとディレクターの方が講習の見学に来られます。こうして一つ、また一つとお話しをいただけることは誠に有り難いことであります。

 昨夜は、Mさんからご連絡をいただき切り傷の対処法を教えていただきました。私にとって、フリーランスの大先輩であり、お人柄も含めこれまでの人生経験から推測しても大変強い方だと思っております。私にとって厳しいお言葉は一切ありませんが、自省しなくてはならないと感じる言葉は沢山いただいております。先日、ある方からも人生注意してくれる人がいなくなることの危険性についてご指摘いただきましたが、そう仰っていただけることも大変有り難いことだと、その日から常々感じております。

 指導者として学ぶことは、稽古場だけでなく、全ての時間においてどうあるべきかを問うて行かなくてはなりません。それは大変難しいことですが、今までとこれからを明確に分けていくためには、その今の今が問われているものです。そこに踏み入って行くことは、より自らを省みていかなくてはならないと思いますが、その省みることが、厳しいことを中々言われなくなった立場の者として欠かしてはならない習慣であると思います。

 私も子供達に負けぬよう精進いたします。


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2021年2月 武術稽古日程

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2021-02-27(Sat)
 

稽古法の段階は興味が道標となる

 昨日水曜日は戸越体育館にて、渡部氏、柳澤氏、和泉澤氏とともに稽古。稽古前に、抜刀術の撮影とGold Castle 殺陣&剣術スクールの立廻りタイプJ、タイプKそれぞれを撮影。これまでの映像に比べて格段に見やすくなったと思います。限定公開ですので、IDとパスワードが分からない生徒はご連絡下さい。

 さて、稽古では杖術「上段扇抜き」と「玉簾」の稽古として、無作為に相手が変化してきた場合への対応に私自身上達への兆しが見えてきた。さらにその二つに加えて「巻き上げからの裏お辞儀潰し」も無作為におこなうべくものとして、相手にこの三つの対応が出来るかどうかの変化をお願いした。この稽古では、それぞれの技は出来ていても、その瞬間に身体が反応して動けるのかが試されるものであり、当初は直ぐに対応できるだろうと考えて稽古会や講習会で試みたものの、「これは全くの別物である」ということを思い知らされた。

 それは、身に付いたものの状況と流れが、自然と瞬間的な対応に対し予測で先回りして動いていたことが原因にある。だから、予測と先回りを奪われた瞬間動けなくなってしまうのである。「これには、これの瞬間的対応として備わるものがあるはずだ」と感じ、ここ最近集中的に稽古している。

 そうした中で昨日は玉簾の動きが自然に出るようになった。それは先週少しその気配が見え始めていたが、何かしらの手続きが消えたように、感じた瞬間にその形に身体が入ってくれている。おそらく、状況による身体の記憶が皆無だったので、意識的にも無意識的にもこの状況を経験することが打開策である。まだまだ未完成ではあるが、今までに無かった実感だったので興味深いものであり今後もこの稽古を手掛かりに、無作為における稽古法を見つけていきたい。

 抜刀術では、ゆっくりと抜き始める動きに変わったが、そこで昔構えて抜いていた時におこなっていた柄の送りが再び使えることが分かった。刀を鞘から速やかに抜いて行くには、さまざまな要素が関わっているが、抜く際の身体使いは今までさんざん考えてきたことであるが、抜く前の身体使いに今は身体が興味を示している。前述した上の無作為における対応法もそうであるが、稽古法の段階があり、やはりそのときに必要なものはそのときに興味を持って取り組んでいるものであり、その興味とは、脳や身体が導く道筋なのでは無いかと思う。興味のあるものをやる。ということは、決して楽なものや楽しいものを選ぶということではなく、取り憑かれたようにそのことを考えずにはいられない状態であり、それを後回しにせず、予定を変更してでもその状態にあるときにそれを選ぶということ。

 そういう意味では、脳や身体の感覚というのは常に今の旬を感じ取っている。

 その旬を無視して、過去の旬を追い続け、すでに旬では無くなったものに時間を割くことは先導してくれるもう一人の自分に対し、主体である方の自分が足を引っ張ってしまう場合がある。そのことは自分と向き合いながら稽古をしていかなくてはならないが、稽古ではなるべく主体である方の自分が邪魔をしないように目付を肚に落として動くことを今は心掛けている。

 昨日は久し振りに居合刀の切っ先で怪我をしてしまったが、(単独の怪我です)その瞬間に出てしまった自分の言葉に苦笑した。つまり、恐怖や不安の言葉が咄嗟に出ず、稽古が出来なくなるかもしれないという今後の事に対し腹立たしい思いが二文字程の言葉で出てしまったこと。それと同時に、身体に対して「申し訳ない!」という思いが湧いたことも事実。運良く、一晩経って傷口がドンドン縮小していっているが、抜き方の手順が変わるということは予期せぬことが起きてしまうということ。身体には申し訳なかったが、忘れてはならないものを一つ思い出させて貰った。


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2021年2月 武術稽古日程

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甲野善紀先生からの紹介文

2021-02-25(Thu)
 

4月より日曜日の時間割を変更いたします

 Gold Castle 殺陣&剣術スクールの生徒のみなさま、いつも熱心に励んでいただきありがとうございます。

 4月より品川区開催における日曜日の時間割を変更することにいたしました。

 これまで、日曜日の品川区開催では講習2時間の中で、殺陣クラス1時間+剣術あるいは杖術クラス1時間とさせていただいておりましたが、全講習日程の時間割のバランスを見て、4月以降、品川区での日曜日の開催は殺陣クラスのみ2時間となります。

 教室の始まりは2013年となりますが、当時は日曜日に一コマだけの開催でしたので、殺陣を通じて剣術や杖術、抜刀術などに触れていただきたいという思いから、すべての方々に体験していただく事を目的に講習日程を組んでおりました。

 月日は流れ、土曜日も開催するようになり、剣術クラスや杖術クラスの生徒も長年付いてきて下さっております。これは、教室としての一つの目標でもありましたので、古参の生徒達が新しい生徒達に自らが学んできたことをお伝えできるようになり、クラスとしても良い循環が生まれております。このまま深い部分を学ばれる方は私の稽古のテーマをともに共有して進んでいただきたいと思いますし、新しい生徒達には、私の目の行き届かないところでサポートしていただければそれも学びになります。

 日曜日は、月に二回ほど深川スポーツセンターでの開催が定番となってきました。こちらでは、1時間半で1コマ、殺陣クラスと、剣術クラスまたは杖術クラスをおこなっております。この会場では次のクラスまでの間が短いため(私が前のクラスで延長してしまうので…)多くの方が続けてW受講されております。ですから、私が危惧していた殺陣だけを受講して、身体の使い方の基盤である剣術や杖術を一切受講しないことで、動きに差がでてしまうのではないかと感じていたのですが、この深川スポーツセンターでの開催が自然と殺陣だけでなく剣術や杖術を受講される流れになってきたことから、これまで長年おこなっていた品川区での日曜日の時間割「殺陣クラス&剣術(杖術クラス)」を「殺陣クラス一本」に選定することが可能となりました。

 同じ時間の中でも、殺陣を2時間おこなうものと、殺陣と剣術または杖術それぞれ1時間ずつおこなうのでは、すべてを考えながら行わなければならないので後者の方が集中力が切れやすく、そのため体験参加の方は品川区での日曜日の開催に関しましては1時間で1コマとさせていただいておりました。
 私としては、なるべく興味深いものをお伝えしたいのですが、これまでの経験からせっかく殺陣クラスで楽しんでいた雰囲気が、次のクラスで集中が切れ、先程の笑顔が消えてしまった体験参加者の様子を見て変更したのでした。ですから、4月の時間割変更後は、集中力が持続できると思われますので、以前のように体験参加の方も2時間で1コマといたします。

 今年は動ける生徒を増やしたいと思っておりますので、とくに立廻りのレベルを底上げして、映像でそれを生徒達に見せてあげたいと思います。私も(俺も)あのように動きたい!という気持ちで来られた生徒達の想いを成果としてお返しいたいと感じております。


2021年3月06日(土)『杖術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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2021年2月 武術稽古日程

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2021-02-22(Mon)
 

今年は動ける生徒を増やします!

 連日暖かい日が続いて気持ちよく過ごせています。今日は猫の日ということで猫を飼っている方々はいつも以上に可愛がってあげることでしょう。猫と言えば、Gold Castle 殺陣&剣術スクールのホームページも猫のイラストですが、これは生徒でイラストレーターの山本祥子さんが描いて下さったものでありとても気に入っています。いくつかのバリエーションを描いて下さいましたので、気分によってイラストを差し換えております。

 さて、昨日は私の写真を撮る必要があったので、講習の合間に写真を撮っていただき、本日先方へ送らせて頂きました。講習では、昼間の部と夕方の部が丁度半々に分かれておこなうことが出来ましたので、それぞれジックリと見ることができました。

 昼間の部では、立廻りタイプKをある程度進めることができました。若い生徒達が多かったので、急がせずにジックリと進んでいただきたいと思っております。剣術クラスでは、「陰陽之太刀」「陰陽之祓い」をおこないました。目を使う場合と身体を感じる場合の違いを動きの最中に感じていただくことを説明し、そこに向かう意識と状態を伺うことができました。お子さんは突然動きが変わるので驚かされることがあります。昨日のMちゃんはまさにそうでした。

 夕方の部では、隣の柔道場に移動し倒れ方の稽古。いわゆる受け身とは違い、殺陣での倒れ方は手を付いてはなりませんし、刀を持っていますのでかえって危険です。このときの右足の使い方を覚えていただきますと特に役者さんにとって役に立つでしょう。

 殺陣クラスでは、集中的に見ることが出来ましたので、それぞれどの程度進められるようになったのかが確認できました。昨年生徒になられたYさんやWさんもタイプKの中盤途中まで進められました。二人一組でおこないましたが、相手を務めて下さる生徒達が理解とともに動けるようになってきましたので、伝え方も丁寧で初心者の方が安心して付いてこられるようになってきております。新しい生徒達の成長もこれまで以上に進んでくることを期待しております。今年は、10代の若い生徒達もそうですが、大人の生徒達の立廻りのレベルを底上げしたいと思います。

 現在おこなっている立廻りタイプKとタイプJは、昨年の6月から始めました。(Kは剣、Jは杖という意味です)ですから、まだまだ稽古量自体も少なく、タイプK、Jともに前半部~中盤までがテーマとなっております。
 この立廻りは、これまでのように一区切りをつけて、次の新しい立廻りへとフルモデルチェンジせず、今の立廻りを熟成させていく方針です。ですから、いずれ皆がこの立廻りを覚え、動きのレベルが上がっていきながら、少しずつ手を増やしていくことになるかと思います。ですので、生徒達にとって、動ける喜びを失わせないように、そして飽きさせないように自信が付くように新しい動きを追加して覚えていただくように考えております。(希望者には、ビデオカメラで撮影し限定公開の頻度を増やします)

 剣術クラスでは、「反し突き」「睡蓮」「裏睡蓮」をおこないました。反し突きでは、生徒のHさんの動きが見違えるようになっておりました。訊くと、帰ってから稽古しているそうで、「最初はなかなか脚が揃わなかったんですが、少しずつ掴めるようになってきました。」とのこと。始終一致の身体使いは、総てに応じてくるものなので次にお伝えした「睡蓮」でも動きの把握が掴みやすかったのではないかと思います。殺陣クラスにおいても動きが良くなってきましたのは、やはり剣術や杖術における身体使いの把握が進んだからだと思います。殺陣クラスと剣術(杖術)クラスがありますが、結果的に早く殺陣が上達したい人は、剣術や杖術クラスにおける「動きやすくなる感覚の習得」が必要です。

 私の頭の中には、子供達も大人達も、殺陣クラスという中での明確な立廻りのテーマを持ちながら、剣術クラスや杖術クラスで、身体使いの感覚を取得し、それを殺陣に活かして、皆さんが教室に入るキッカケともなった、「自分もあんなふうに動きたい!」という憧れを実現させるための道程を私も状況に合わせながら進めております。その中で、「自分は殺陣ではなく、身体使いへの探究を目指したい。そこに興味がある!」という方は、剣術や杖術クラスに集中して取り組まれております。

 私は私個人の活動で、お仕事等がありますので、教室での活動をイベントや集客のためのお仕事にしようとは考えておりません。ですから、表面を形作ることではなく、一人ひとりが憧れの動きを手に入れるためのものとして、集中的に稽古できるようにこれからも講習をおこなっていきます。

 今年は動ける生徒を増やしますので、みなさんよろしくお願いいたします!


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2021-02-22(Mon)
 

それぞれにとっての向き合い方

 本日は品川区総合体育館で剣術クラスの講習でした。体験参加の方が3名お越しいただき、それぞれに興味を持って下さいました。Mさんが本日で正規受講生となられました。その大学生のMさんの名字と、中学一年生のM君の下のお名前が同じなので、一緒になったとき、私が使い分けに混乱しそうな予感がしております(笑)。

 そして70代のOさんが四百回目の受講となられました。小学五年生のM君は今日はランドセルを持っていつものようにお父様とお越しになられました。入室して開口一番「今日は学校がありました!」と笑顔で話しかけてくれて嬉しかったです。この教室に入って一年になりますが、ずいぶん成長されたと思いますし、このままもっともっと成長して行くだろうと感じております。

 体験二回目のMさんは、最初におこなった正面斬りの稽古から、後半の斬り太刀稽古になった際に動きが大きく変わりましたのでこれには驚きました。おそらくご本人の中でもその感覚はあったと思われます。
 
 体験初参加のIさんは、殺陣の経験者でかなり動ける感じがいたしました。身体の使い方に興味を持って下さり、しばらくご縁が続きそうな予感がいたします。もう一人初参加のKさんは、感覚が良くてドンドン吸収しておりました。

 人それぞれに向き合うものが異なりますが、一人でおこなう稽古、相手が付いた稽古、その中でどのように自分と向き合っておこなうかが、段階毎に重要になります。その人にとっての現在の向き合い方・・・当然私も向き合うべくテーマがあります。

 明日は同じく品川区総合体育館でおこないます。明日は昼の部と夕方の部の二部制です。昼は剣道場、夕方は隣の柔道場に移っておこないます。講習内容は昼と夕方では変えておりますので、続けて参加される方は濃密な稽古になるでしょう。時間帯的におそらく昼間の部の方が人が集まる傾向にありますので、どちらの時間でも可能な方は夕方の部をおすすめいたします。


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2021-02-21(Sun)
 

受け手が引き出してくれるもの

 本日は約一年ぶりにI氏と稽古。二十連円打までは出来ていたので、残りの十打を初めてお伝えする。とくに二十三番と二十四番の「寄せ車」にはみな苦労するので、ここを重点的におこなった。

 剣の方では「万乃型」を稽古。通常私の稽古会ではおこなわない内容であるが、お仕事上必要になる可能性もあるので、今日は初めて最後までお伝えした。一年ぶりであったが最後までついて来ることが出来たため追加で「後方突きからの逆手廻し納刀」もお伝えした。これらが綺麗に出来るようになることをI氏との稽古ではテーマとしたい。

 体術では、蠢動をお伝えし、幾つかの技を受けていただいた。やはり共通しているのは驚いて崩れるということ。力技では伝わらない心理的な部分が、感覚の鋭いI氏にとって何か感じるものがあるようだ。

 そのほか、目と心と肚についての会話では共感していただく部分が多くあり、あらためて受け手というのは、その話をコントロールするものであり、それは意識していなくとも、その人の真摯な向き合い方がこちら側の発想や言葉遣いを導き、そこで発した言葉に自分でも驚くのである。そういう意味では私自身、育てて頂いているのは、こうした受け手になって下さる方々のおかげであり、とくにI氏は自らの生き方にも日々考えながら納得出来るように過ごされていると思うので、生き方や心についての会話では共感していただく事が多く、私にとっても得難い時間となっている。

 あっという間に時間となってしまいあまり多くは出来なかったが、私にとっても久し振りに言葉を引き出してくれる相手との稽古にしばし時を忘れてしまった。今はコロナで大変だと思いますが、またこのように稽古が出来ることを楽しみにしております。本日はありがとうございました。


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2021-02-19(Fri)
 

いろいろな日常

 昨日は戸越体育館柔道場にて渡部氏、柳澤氏、和泉澤氏とともに稽古をおこなった。

 体術「撫で落とし」をそれぞれに受けていただいた。実戦的には甘いところがあるが、そこに向かって行くための発見がこの技法には隠されていると考える。蠢動と接触による何らかの誤情報が相手の反射を狂わせる。そのことがより深めて行ければ今後の展開もいずれ訪れるだろう。

 杖術では、無作為による「上段扇抜き」と「玉簾」を稽古。これについては、この稽古で無ければ応用は利かないことがハッキリとした。つまり、予測して動くものと、その瞬間に反応して動くものは別物であり、それはそれでの手続きを感覚的に吸収しなければならない。昨日はある段階からかなり反応できるようになったが、そうした感じ取り方というものは朧気ではあったが今までとは違うものを感じた。

 剣術では「睡蓮」と「裏睡蓮」をおこなった。これは下段構えの有効さを実感出来るものであり、斜めと最短距離と回転とが上手く組み合わさった技である。これは久し振りに日曜日Gold Castleの夕方の部でおこなう予定。(今週は土曜日日曜日、昼間の部&夕方の部それぞれ全て違う内容で剣術クラスの講習内容を考えております)

 抜刀術では、先週おこなったゆっくりと抜き始める稽古をおこなう。
 気が付いたことは発力が変わるということ。静から動へと一瞬にしておこなうものと、ゆっくりと動き始めてから速く動くものとでは確かに発力の手順が異なる。しかし、それに直ぐ気が付かないほど違和感が無く手順を整理しながらおこなっていた。これはまだ稽古を進めて行かなければならないが、基本的には発力手順が通じていると思われる。今まで混線していたものが取り除かれ精度が上がった感もある。いずれにしろ、ただゆっくり動くものでは意味が無いので、体術もそうであるが相手の反応を狂わせるようにおこなうにはどうすれば良いのかを今後のテーマとして、物理的な速さから相対的な速さを目指したい。勿論、物理的な速さも目指しながら。

 稽古後は、先週に続き撮影をおこなった。今回は杖を使っての身体の使い方や、体術「撫で落とし」「案山子落とし」「独楽落とし」など。受けの方々も、慣れていないので突然お願いして大変だったとは思うが、これはこれで稽古である。

 帰宅後は、とある制作会社からお仕事依頼の問い合わせ。今後こうした制作会社からの依頼を頂くことが増えてくると思われるが、昨年末におこなった某クライアントの映像作品を経験し、撮影現場や映像を確認し私としても大きな得難い経験となった。その経験は、今後の物差しとして私の仕事の幅を広げていくことになるだろう。何でもやるつもりは毛頭無いが、私の生徒や門人が喜んでいただけるような作品に関われるように、そして良いご縁を広げていけるようにこれからも展開したい。

 今日は午後から出版社の方と打ち合わせ。少しずつであるが、今までとは違う日常になってきていることを感じる。


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2021-02-18(Thu)
 

終りよければ全て良し

 本日は午前中に体調不良の原因となった、光ケーブルの撤去と貸し出し用の機器(黒キムコ)を返却。関連業者の仕事のため話が通っていなくて、機器を引き取って帰ろうとした作業者に、「光ケーブルも引き取ってください。」とお願いしたところ、「次の入居者様のためにもこのままの方がいいと思いますが・・・元のカバー(光用ではなく電話線のカバー)は持ってないでしょ?」と言われ、電話で話が付いていたのにここに来てまたおかしな展開になるのかと半ば呆れながら、「ケーブル回線も今使っているwaimaxも全然問題なかったのに、光ケーブルをここに引き込んでWi-Fiを飛ばした瞬間に体調不良となったので、三日で解約の連絡をしたのですよ。原因が分からないまま、また体調不良になったら、直ぐにケーブルを取り外しに来てくれるのですか?」と言ったところで、私がクレーマーと思われたのか、もう関わらないことにしようと、私の話を聞く隙を出さないように対応を切り替えられて作業は進んでいった。結局、車に電話線引込口のカバーがあり、取り換えて貰ったが、それがまた斜めに取り付けられ、そのまま「では、これで作業を終わります。」と直ぐに帰りそうになったので、「あの、取り替えたカバーは真っ直ぐにはならないのですか?」と聞いたところ、強引に力で真っ直ぐにしてそのまま立ち止まること無く「では作業終了です。」と振り向かずに帰って行きました。まあ、雨の中とはいえ、私は何一つ間違っていない中で、適当な作業でさっさと済ませようという業者も業者なら、その上の会社も適当であるということ。だから光ケーブルが何らかの原因で私に異変を起こさせたのである。(もちろん、それは私の気のせいとか、私が敏感とかそういうレベルのものではなく、何度となく試みたましたが危機感を覚えるレベル。)その因果は無関係では無かろう。人生生きていく上で、人間関係もそうであるが、飲食店、そのほか関わってくるお店やその他諸々について、今後何を基準に選ぶかがハッキリした。失敗したら我慢せずに速やかに変えた方がいい。少しの負担で大きなものを防ぐことになるから。おかしな因果に巻き込まれぬよう感じ取って行かなければならない。

 今日は、なぜ朴歯の高下駄の片減りが減ってきたのかが分かった。昨年11月頃にパソコン用の大きなデスクと椅子を購入した。そのため、自宅で作業をしている間は椅子に座ることになり、今まで長年に渡って胡座か正座で日々作業をしていた。そのため、両足とも足の甲の小指側には赤くタコのように皮が厚くなっていたのであるが、当たり前のようにあった赤みが消え、皮が薄くなってきた。そうか!胡座かぁ!と納得したのである。つまり足首が日々長い時間胡座により外よりに傾いているので、足首が圧迫され外側に曲がっていた可能性が高い。ここ2、3ヶ月ほど走ったりすると右足首に原因不明の痛みが生じていたのは、体重の掛かり方が胡座による足首の圧迫が無くなったことで変わったからだと思う。その後自然にその痛みは無くなった。そう言えば逆に椅子に座りだしてからは、購入した直後2、3日は太ももが慣れない圧迫によって痺れていた。「ああ、椅子は駄目かもしれない・・・」と思ったが、それ以降は自然と痺れは消えた。

 さて、夕方からは久し振りに高田馬場で村田氏と稽古。15時過ぎに自宅を出ると雨が上がっており、「おっ、予報通りだな」と思ったのも束の間、高田馬場に着くと激しい雨になっていた。念のために傘とキャリーバッグに被せるカバーは用意していたが雪駄は雨用のものではなく普通の雪駄だったので履き下ろしたばかりの足袋が水を吸ってしまった・・・さらに強風でコートも作務衣の濡れてしまい、「天気予報め!」と子供のように呟きながら、雨ごときでこんな気分になるのは、すべてはあの因果に関わったからだと、こんなことでブルーマンデーにはなるものかと念じながら会場に到着。

 更衣室で着替えて誰もいない武道場に入ると、窓の外が明るく、夕日と青空が見えるではないか!数分前会場に到着した際には雨脚が強くブルーマンデーに誘われそうな気配だったのが、嘘のような穏やかさ。この数分間のお色直しは滅多に見られるものではない。1/4(月)以来のここでの稽古。次第に周囲は剣道ばかりの人達が13名。全て同じグループのため、我々がそこの稽古場にお邪魔しているような雰囲気の中での稽古となった。
 
 村田氏と久し振りに鍛練稽古「鬼雀」をおこなう。その他合わせて四種類の内容をおこない、思いのほか淡々と出来た。やはり肚の意識というのは大きい。

 今日は何と言っても村田氏に先週水曜日に気が付いた「撫で落とし」を受けていただきたかった。これはこれまでに五人の方に受けていただいたが全員下まで倒れた。村田氏も同様にすんなりと転んだ。これには笑うしかないような反応で、横、前、胸倉を掴まれた状態と全て同じような結果となった。これには蠢動と接触技法のどちかが欠けても出来ないが、今後は瞬間的にこれが出来るようにしたい。ただ、今はそれを急がず興味を削ぐような方向にならぬよう、この流れを止めないように工夫に導けるようにしたい。蠢動に関しては、一瞬でその状態になれるための蠢く感じからもっとシンプルな擬音系の感覚にしたほうが良いかもしれない。尤もそれは私だけのニュアンスになるかもしれないが・・・
 その他実感稽古が必要なのは、接触技法のレベルを上げることだろう。これは経験を積まなければ得られないものなので、一つ今現在見えた光に向けて、接触の善し悪しを感覚的に掴んでいきたい。

 最後に抜刀術で気づきがあった。先週の水曜日に初動をゆっくりとおこなう抜き方を試みたが、今日の稽古でもゆっくりおこなうことで、手足の連動により有効な働きがあることに気づいたのである。私の場合、杖術、剣術ともに前足が着く寸前に何かを働かせているが、この抜刀術に関してもその働きが、手元の操作をゆっくりとおこなうことでより活きてくることが解った。これは今日の稽古で思いもよらぬ大きな収穫となった。次回水曜日の稽古であらためて確認したいところである。


2021年3月06日(土)『杖術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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『古武術は美しい』~合理性を追求した身体の芸術を身につける~


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2021年2月 武術稽古日程

2021年3月 武術稽古日程

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2021-02-16(Tue)
 

親子で二組体験参加!

 本日は深川スポーツセンターで講習をおこないました。徒歩5分の自宅から最寄り駅まで、電車の出発時刻まであと7分程しかなく、高下駄で急いで出かけました。そのせいか、深川に着いた所で、朴歯が抜け落ちるハプニングが起きてしまいました。幸い普段通らない人気の無い路地を歩いていたところでしたので、何度か抜け落ちてしまう朴歯を反対向きにして嵌めてみるとガッチリと固定したので安堵いたしました。しかし、2ミリ程ズレが出てしまい、今度はガッチリ嵌まっているので素手ではどうにもならず、会場に到着後、下駄を横向きに置きタオルを当て、木刀の柄頭で横からトントンと二度ほど打ち付けましたところズレがピタリと揃いました。今年で七足目の高下駄ですが、今年は今までに無く綺麗に履こうと思っています。七足目でようやく朴歯の片減りも変化が見られるようになりました。これは一足目から気にしていたことですが、骨格のせいもありなかなか片減りは改善されませんでしたが、今年の1月中旬から突然朴歯の減り方が綺麗になってきました。理由は分かりませんが、暫く右足首外側に衝撃を加えると痛みが生じる期間が2ヶ月ほどありましたので、もしかすると足に対する体重の掛かり方が変わったのかもしれません。まだまだこの先どうなるか分かりませんが、確かに足裏の通り抜け方が変わってきたのを感じますので、七足目にしてようやく変化が見られるようになったことは嬉しいことであります。

 講習では、Iさん親子とKさん親子のお二組が一緒に参加されました。お母様同士、お子様同士、熱心に励んでいただきました。生徒の皆さまは、走り方の稽古をおこなった後、先週に続き「受け流し」をおこない、最後は杖を使った立廻りをそれぞれに合わせて稽古いたしました。

 杖術クラスでは、めずらしく基礎稽古のみをおこないました。予定では相手を付けた組杖稽古を考えておりましたが、今日の雰囲気からしてなるべく進まないようにおこなっておりましたところ、気が付けばあと20分しかないという、時計を見て驚きました・・・

 しかしながら、普段なかなかお伝えできない部分を(少人数であれば問題ないのですが)ジックリお伝えできましたので、今後も講習予定と現場での雰囲気を感じながらそのときに必要なものをお伝えしようと思います。

 明日は、午前中に光ケーブルの撤去工事があります。生憎の雨の予報。何から何までツイていなかったこの関連事案。ですが、いろいろと学んで新たに前に進むことが出来ましたので、今夜も南枕でよく眠れることを楽しみにしています。


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2021-02-15(Mon)
 

北枕から南枕へ

 今の家に住んで16年半となるが、年末年始に大掃除と模様替えをおこなったので、昨夜は何となく寝る向きを北枕から南枕に変えてみた。

 夜中に何度も目覚めること無く快眠。余り寝返りをうたなかったのか布団の乱れもほとんどなく両手がポカポカしていた。なんとなく寝始めた時から感じが良かったので今夜も南枕で寝ようと思う。

 どのくらい北向きなのかをグーグルで地図に方位線が付いたもので調べると、まさに真っ直ぐ北向きに沿って寝ておりました。北向きは縁起が悪いとか身体には良いとかいろいろ調べると書かれていますが、そうした思い込みが無いように、この16年半の睡眠と比べて、良い方を今後は選んで行きたい。

 先程福島県沖で発生した地震で揺れたが、震度4にしては大きかった。かなり長い時間揺れたので、10年前のことが頭をよぎったが津波が無いとの情報で安堵。しかし、滅多に無いに揺れ方だったので心の備えはしておいたほうがいいだろう。もうすぐあの日から10年経つのか・・・
 

 さて、本題に入ります。本日土曜日は戸越体育館での講習でした。
 体験参加三回目のM君が早く来られましたので、先日発見した体術「撫で落とし」を受けて頂きました。そして生徒のHさんもお越しいただいたので同じく受けて頂き、もう一人同じイニシャルのHさんには講習の合間に受けて頂きました。どうして下まで崩れるのか私も良く分かりませんが本当に不思議な技です。

 講習では、体験参加にMさん親子がお越しになられました。お母様は入会希望で次回もお越しいただくことになりました。ありがたいことです。

 生徒の皆さまも、その方の状況を見てさまざまに行っていただいております。講習内容とは別に受けて頂いた体術「撫で落とし」は3/6(土)の『杖術 特別講習会』でおこなう予定です。今日は腿の引き上げによる力の使い方などもお伝えいたしましたので、今まで知らなかった身体の使い方というものが体術には多くありますので、未経験の方には是非ご参加頂ければと思っております。

 明日は深川スポーツセンターで講習です。今年の2月は暖かい!結果暖冬だったということになりますが、雨も少なくて私のように日々荷物を運搬して移動する者にはありがたいことです。明日も楽しい講習になると思いますので、ご来場お待ちしております!


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2021-02-14(Sun)
 

『杖術 特別講習会』のお知らせ

2021年3月6日(土) 品川区総合体育館 柔道場にて、杖術特別講習会を開催いたします。

今回は、杖術と体術をおこないます。
初めての方や他流の方も歓迎いたします。
(貸し出し用の軽い杖を数本ご用意しております)

杖術では、浮き身を使った「片足引き」や「呼雀」、それらを用いた「差し換え奪り」をおこない、「上段扇抜き」と「玉簾」を稽古した後、対応力を養うものとして無作為におこないます。
体術では、蠢動をお伝えし、先日発見した「撫で落とし」をお伝えする予定です。その他状況を見てお伝えいたします。


2020.07.14 発売 月刊秘伝より


【開催時間】
15時00分~17時00分

【会場】
品川区総合体育館 柔道場


【参加費】
3.000円


【お申し込み方法】
ホームページまたは「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「杖の有無」 

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


≪参考動画≫
杖術 「流転落とし打ち」

杖術 「三十連円打」

杖術 「十一之型」

「かざあな。杖術編」

2021-02-12(Fri)
 

稽古になった剣術特別講習会

 昨日は品川区総合体育館剣道場にて『剣術 特別講習会』をおこないました。
 参加人数が少なめだったので、袋竹刀を持って行き、普段の講習ではおこなわない籠手への打撃をおこないました。
 四方斬りから始まり、手の内の正確さ、浮き身の使い方とそれにともなう重心の把握、そうしたものをこの稽古では急がずゆっくりとおこないます。

 続いて甲野先生の剣術で代表的な技でもある「影抜き」から研究したものをお伝えいたしました。とても難しいものですが、対影抜きによる技を考案するには影抜きに近い剣の軌跡が必要になります。
 普段の研究稽古では木刀でおこなっておりますが、この日は私がいつも甲野先生に籠手を打たれているように、参加いただいた方々の籠手を優しく打たせて頂きました。

 武術稽古で稽古となるのは、単式の型稽古を身につけた後、誘いが同じ複式の型を無作為におこなうことで、単式の型稽古が身に付いているか身に付いていないかが問われます。また、相手が実際に打ち込んでくる、或いは打ち込むという状況下では、単式の型稽古であっても、出来ていたものが出来なくなってしまう事があります。

 つまり決まっている動きというのはどうしても先回りしてしまうものなので、先回りさせない「その瞬間の対応」が出来るかどうかを目指すものでなければなりません。これは私自身厳しい状況になりますが、粗が出て直すべき部分が明確になります。その明確とは、心理的なものであり、その心理的な部分を統御できなくては幾ら速くて綺麗な単式の型稽古をおこなってもそれ以上のものにはなりません。とても難しいものですが、誤った心理的な癖が根深く残る前に、この心理的な炙り出し稽古は失敗から学ぶべきものとして下手を恥ずかしがらずに今を認め黙考の中で自己と向き合っていきます。ですから、稽古というのは失敗を見せられる環境が大事であり、その中で勝ち負けや誘われやすい状況にならない相手というのが、心理的な稽古としても重要です。もちろん、講習会など多くの方々がお集まりいただく場では、その成果をお伝えしなければなりませんが、研究稽古では、失敗を選ぶ中で何かを探していかなければなりません。結局のところは、自分自身の心理状態に向かっていくものです。

 最後は久しぶりに「劉之構え」による斬り結びからの「乗り突き」や影抜きのような抜き技に対する斬り付けをおこない、最終的には無作為におこないました。

 こうした打太刀が無作為に斬りくり込んでくる対応の難しさというのは、その技の間を奪ってしまうものであり、恐らくそれは、覚えたものが仇になっているのだと思うのです。その覚えているものとは、その瞬間の気配でなく、それよりも随分前の段階から予定した動きになっていることを身体が覚え込んでしまったことです。ですからやればやるほど下手になる。それは見た目には鮮やかに動けていたとしても、仇になっているのです。

 これは私自身、今年の杖術や剣術における稽古法のテーマとして、無作為における心理的手続きの見直しを進めて行くつもりです。当然その稽古というのは、全てに関係してくるものであり、それが今後何らかに展開していくと考えております。前述いたしましたが、そのためには失敗ができて勝ち負けにならない相手との稽古が炙り出すためには大切なのです。

 昨日は袋竹刀を持って行き正解でした。その瞬間に剣に重さを乗せるのか或いは刃で受けて斬り付けるのか、一秒あるかないかの中でその状況判断を身体使いに指令するのは極めて困難です。同じ脳の使い方でも、予定調和では無く感じて動いてくれるような、小脳の働きかもっと違った部分で感じるように動けなければなりません。ですから今は私も含め出来なくて当然です。Yさんが突かれて場は笑いに包まれましたが、袋竹刀でなければ気まずい雰囲気になっていたかもしれません。今回の剣術ではそうなる可能性を考えて内容を組みましたが、昨日お越しいただいた皆さまには、この記事も含め単式の型稽古では予定調和でない対応を片隅に残しておかなければならないことが感じられたと思います。

 私自身といたしましては、劉之構えによる「乗り突き」がその場で咄嗟に出た動きでしたが、その拍子と乗せ方を身体に教えて貰いました。これは普段の構えでも試みてみたいものですし、劉之構えそのものもまだまだ研究の余地が残っております。稽古になった講習会でした。

 あらためて、お越しいただいた皆さまにお礼申し上げます。


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2021-02-12(Fri)
 

接触技法に大きな発見

 本日水曜日は、接触技法に大きな発見があった。これまでに突如訪れたものとして思い出に残る日は、2018年6月7日に杖整体操が生まれ、稽古前に10分ほどおこなうつもりが、「なんなんだこの感じは!」という今まで感じたことの無い心地よさに結局、2時間杖整体操だけで終わってしまった。(翌日も2時間これで終わった)当時はまだ名前が無かったが、2、3日後これしかないという名前が付いた。2019年4月10日は、稽古を初めてすぐに蠢動を思いついた。当時はこの原理を使った技は無く、力の通りや身体の纏まりを検証するものとしておこなっていた。それから約一年後の2020年4月のDVD撮影で蠢動の紹介をおこなった事で、再び蠢動に着目するようになり撮影が終わって5月に「案山子落とし」「独楽落とし」が生まれた。「あともう少し早く気が付いていれば撮影で紹介できたのに・・・」と思ったが、そもそも撮影があったお陰で蠢動を掘り下げることが出来たので、流れのままに起こったことである。

 そして本日2021年2月10日は接触技法に大きな発見があった。そこまでの経緯を述べてみると、先週水曜日にここで久しぶりに蠢動を使った「独楽落とし」という技を渡部氏と柳澤氏に試したところ、以前のような利きとはほど遠く、崩すには崩せるのだが、強引さが目立った。強引だということは技としてどこかに不備があるため、蠢動を始めとして再点検する必要があった。その中で先日記事に書いたが、蠢動は感覚的というよりは、状態を整える種類のものであり、間が空いてしまうと簡単に感覚が離れてしまう。だから蠢動は何処でも出来るものなので間を空けすぎてはいけないと痛感したのであった。

 先日日曜日の講習でも体術をおこない、蠢動による「独楽落とし」をWさんやHさんに試みたが、身体が纏まっているお二人なので崩すには崩せたがそれでも以前のようなキレが無かった。

 今日の稽古前までは、抜刀術で試みたいことがあり、それをメインテーマにしていたのであるが、渡部氏との研究稽古の際に、蠢動による独楽落としがやはり微妙であり、渡部氏から私の位置関係をアドバイスされ、技が利いていたときの状況を記憶しているので、その違いをこれまでにも的確にアドバイスしていただきこれまでに何度も助けられている。

 渡部氏の指摘通り、ほんの数センチ立ち位置を修正したところ、以前のようなキレで声が出てしまうほどの回転で腰から崩れた。「これならば案山子落としはどうだろうか?」と思い、試みたところ、いい感じには動かせたがやはり崩せなかった。やはりというのは、この案山子落としに関しては渡部氏独自の工夫により、今まで簡単に崩せていたものが全く崩せなくなってしまったからである。そのためもう案山子落としはやる気が無くなってしまったのであるが、再び渡部氏からのアドバイスで(受けとして、崩されるかもしれない身体使いが感じ取れるようになってきた)少し方向に変化を加えた所ずいぶん久しぶりに崩すことが出来た。

 ここからが今日の気づきに迫ってくるが、その中で接触部を「これでは通らないだろう」と思うところまで微かなものにしてみたところ、あれだけ案山子落としに強かった渡部氏が動き始めて粘る間もなく崩される。数ヶ月ぶりにこの稽古をおこなっているので、受けの感覚が鈍くなっているのかもしれないという思いもあったが、ここまで利くのなら、試しに腕をなぞって崩せるのでは?と思いつき、横側から渡部氏の左腕を私の右手で下になぞりながら引っ張ったところストンと落ちた。渡部氏も、これは引っ張られれば落ちるものなのでは無いかと疑問があったので、試しに腕を掴んで下に引っ張ったところ私一人が下に沈むだけで全く崩れない。当然と言えば当然である。横から片腕で相手を膝が付くまで崩すというのは足で踏ん張られるので普通は無理である。試しに今度は正面側から、前方下側へと左腕を右手で引っ張り下ろした。これも同様に倒れるまで崩れる。ならば、片襟(胸倉)を掴まれた状態で片手で崩せるか試みると、これも下まで想像よりも軽く崩すことが出来た。

 もう、今日の稽古はこれで十分。と思えるほどの収穫であった。

 程なくして柳澤氏が到着。早速同様に相手の片腕を、こちらも片手で引っ張り下ろしてみた。方向は横、正面、そして片襟を掴まれた状態。私よりも身体が大きく腕も太い柳澤氏も下まで崩れた。合気道を学んでいるので、この崩れ方には驚かれた様子だった。相手は重心を安定させ、崩れにくい状態で立っているため、重心を崩すテクニックもなく、ただ引っ張ってなぜ下まで崩れてしまうのかに困惑していた。

 この腕を引っ張って下まで崩す技「撫で落とし」と名付けたが、この技に至る経過を知り何度もアドバイスを下さった渡部氏もある程度出来るので私が受けとなり「撫で落とし」を掛けていただいたところ、確かに膝が床に付くまで崩される。ほんの僅かだが一瞬、あれっ利かない・・・と感じるか感じないかの瞬間にガクンと持って行かれる。力技では無いので、受け手も痛みが無く何度でも受けたくなるような不思議さがある。

 これが出来た最大の要因は、接触技法の気づきにあり、当然それだけでは全く崩すことは出来ない。それに蠢動が利いていなければならず、さらに蠢動が利く距離が大事である。それらの要因のどれが掛けてもこれは全く崩せなくなってしまう。出来るときと出来ないときの差が極端なのである。

 今日の収穫は、蠢動の利きが甘かった理由が解ったことと、接触について新たな発見があったこと、人間の感じていないようで感じている部分が、その位でないと作用しないのかもしれないという仮説。それら蠢動と接触が合わさったことで、ふつう崩れない状況のものが崩れてしまうのである。蠢動は接触に作用することは昨年から気づいていたが、その接触について今日は大きく進展した。これは今後講習でもおこなうが、きっと皆驚かれるだろう。だけど、正直これは言いたくない・・・でも、私自身前に進むためにはお伝えいたします。蠢動は状態であり接触は技法である。

 そしてこの日、本来のメインテーマである抜刀術を稽古。体術をヒントにゆっくり「抜こうとしているな」が、実は「抜いているな」というものになるように、物理的な速さから、相対的な速さを求め、後の先から先の先となる抜刀を試みた。先日日曜日の体術講習をおこなって帰宅後、あの時の動きはゆっくりから自然と速くなったことで相手は対応が出来なかったのだと浮かび上がり、速く動き始めれば速い対応、ゆっくりと動き始めれば待ちになる。しかしこちらは動いているため先回りはされていない。しかし、ゆっくりのまま相手と交われば当然それに合わせた対応となり、通り易い身体の使い方でも人によっては止められてしまう。だが、ゆっくりからある部分で速度を上げれば、相手は遅れを取ったままの対応になり、その変化に気づく場合もあれば、気づかぬうちに崩されることもある。「そうか!抜刀も同様に、抜く手を見せないのではなく、抜く手をゆっくりと見せ、そこで相手のもしくは見る者の拍子が合わない内に抜けばいいのではないか?」という思いが浮かんだのであった。頭の中だけの考えであったので、今日の稽古でどうなるのか四割位期待して望んだところ、想像していたより違和感が無かった。いや寧ろ精度良く丁寧かつ速く抜けた。これは四割では無かった。と、幾つかの抜刀を試みるが問題は無い。試しに渡部氏にスマホで映像を撮ってもらい後で確認したところ、物理的には時間が掛かるが、身体で感じた実感同様客観的に観た違和感も無かった。もちろん、相手が付いた場合、状況によっては瞬時に抜かなければならないが、こちら側から発する先の先もありうるし、稽古として今までに無いものを掴むことが出来る感じがある。それは幾つか抜いた後、これまで通りの抜刀をおこなったところ精度が上がっている感があったし、ここ!っという間を掴むことは体術にも通じるものがある筈である。さらに映像を観て浮かんだことは、この場合、ゆっくり動きながら速く動く際の速さを抑えた方がいいのかもしれない。その方が気配が抑えられより相対的な速さになるのではないかと微かに感じたのであった。静止状態から速やかな抜刀ではこの発想は浮かばないが、ゆっくりと動いた場合、もしかすると力は抑えられるのかもしれない。何にせよ、今までにやったことが無い抜き方を試みているので、今日だけの稽古では解らないが、去年の今頃は構えを省いた抜刀に突如変わり、一年経って今度はゆっくりと抜き始める抜刀になりそうである。この抜刀では、決して守りに入るための抜刀では無く、技法として新たなものを手に入れ今を越えていくためのものとして攻めていくものである。だから結果として越えられなければ却下となる。今日の今日であるが、まだ殆ど抜いていない状態で確認のために撮影して頂いたものを近日中に配信したい。

 
 明日11日は品川区総合体育館 剣道場で15時から『剣術 特別講習会』をおこないます。少なめの参加人数ですので、明日は袋竹刀を持って行きます。常連の皆さまには今までにやったことが無いような内容をおこないます。お申し込みは11日の12時まで承ります。


2021年2月11日(木/建国記念の日)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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2021-02-11(Thu)
 

あなたにとっての心安まる作業とは

 武術を始めて稽古以外に継続してやっているのは洗濯である。当然と言えば当然であるが、基本手洗いなので藍染めが周囲に付着しながらおこなうのが常である。最近は袴よりも剣術衣の方が色合いが薄くなってきたので、随分着ていなかった二剣の剣道衣を着ている。(これが水を吸うと重い)

 半乾きになったところで昨夜は袴にアイロンを掛ける。表と裏それぞれに掛けるのでそれなりに時間が掛かってしまうが、身体への負担が少なく綺麗になる作業というのは精神的に安らぐものだ。昔は水撒きが心安らぐ作業として仕事で没頭していた記憶がある。製鉄所での作業で、鉄分の混ざった汚水処理施設があり、その巨大な逆円錐形のシックナーという設備に汚水が入り、レーキというゆっくり回転する二つの長いスラッジ(鉄のヘドロのようなもの)をかき寄せる装置が、逆円錐形の池の中心下部にスラッジを掻き寄せる。それをスピゴットポンプで調整槽へ送り、上澄みをシックナーへ戻し、鉄の比重が7.85のため、高炉の休風工事が入ると汚水の比重が高くなり、そのままポンプで処理工場まで送ると、途中どこかで配管が詰まってしまう恐れがあるため、沈降する汚水はスラリーポンプで、ラグーンという大きな長方形のプールに比重の重い汚水を一時溜めておく必要がある。

 汚水の比重が安定し、スラリーポンプで直接汚水を流せるようになりラグーンへの仮溜めが落ち着くと、ここに溜まった比重の高い汚水を水中ポンプで再びシックナーへ戻す作業となる。ここまでの記憶は20年以上前のものなので不確かな部分もあるが、この鉄を含んだ汚水は、沈降し固まりやすく放置して固めてしまうと関係会社のローリーで何台分かの処理費用が掛かってしまう。だからそうなる前に作業の合間を見て、または優先的に汚水がカチカチになる前に、高圧水で固まり掛けている汚水を雪崩のように崩しながら(要領が必要)水中ポンプでラグーンを空にする作業は私にとって無心になれる感じがした。色々な蛇口から高圧水を使って、効率よくスラッジを雪崩のように勢いよく崩す作業は何とも心地よい時間だった。

 ああ、思い出しながら書くというのは大変。ほとんどの人は想像出来ないと思うが、製鉄所の中というのは敷地だけでも東京ドームの550倍とサイトで調べると書かれており、工場内は電車が走り(人を乗せるためでは無く溶けた鉄を運搬するため)保安部の白バイが走り、ダンプカーやショベルカーというのは、巷で見かけるサイズとは比べものにならないほど巨大(運転席に梯子で登る)なものであり、前述したシックナーもそうであるが、さまざまなものが巨大な設備である。高校を卒業して、この広い現場を作業用車やカブに乗って三年間現場を見て回り、残りの三年間は運転監視業務(第二高炉送風機)という三交代勤務の職場へ移動となった。ここでは製鉄所のシンボルである高炉へ巨大なブロワーで風を送る部署であり、その他にも各浄水場などのポンプやバルブの開閉などCRTという画面からタッチ操作で運転監視していた。(今は進化しているだろうなぁ・・・)

 三交代というのは(参勤交代ではありませんよ)24時間の監視業務のため、8時間ずつ三組に分かれて早朝から午後までの組、午後から夜中までの組、夜中から早朝までの組、残りの一組は休日、というふうに分かれていた。先日、ロフトに上げた段ボールの中から、職場の送別会で仲間や上司(殆ど父親ぐらいの年齢でしたが)から書いていただいた寄せ書きを段ボールの中から見つけたので、当時のことを良い想い出として思い返すことが出来た。みなさん今頃どうしていらっしゃるか・・・

 あれから20数年が経ち、私と同期で親友のTは二本線(作業長、今は主任というのかな)となり、たまに東京に出張に来たときに飲むことがあるが、オマエと呼び合うあの頃と変わらない時間が戻ってくることに懐かしさというか、若い未熟な頃に親しくなった友というのは掛け替えの無いものだと時の流れが教えてくれた。私にとって無駄では無い六年間であった。

 
 そして本日は午後から出版社の方と打ち合わせ&取材。自分自身人見知りであると認識しているが、もうこの打ち合わせではその様子は微塵も無い。前回も記したが身内と積る話をしているような精神状態なので、言葉を選出しなくても流れの中で自然に出てきてしまう。そこが編集者の力量であり、このような方とお仕事が出来て有り難いというか、その中でさまざまに学ばせていただく事があります。精神的にも肉体的にもハードなお仕事だと思いますが、ひとそれぞれの道を進み、その何処かで同じ道を進める時間があれば、その道は同じ道でありますが、それぞれの道であり、だからこそその道が確かな道であると確信できているのだと思います。

 人生は何が起こるか解りませんが、その一瞬一瞬が掛け替えのない時間であり、だからこそ、それで十分と思うことも出来るのだと思います。偶然は色々な時の流れの延長にあり、時の流れ無くして今の日々は訪れない。どの道に行こうとも、芯が変わらなければ、その答えは運命に沿っているものだと思うのです。


2021年2月11日(木/建国記念の日)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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『古武術は美しい』~合理性を追求した身体の芸術を身につける~


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『古武術は速い』~型の手続きを追求した剣・杖の実践的な体使い~


金山剣術稽古会

2021年2月 武術稽古日程

2021年3月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2021-02-10(Wed)
 

2、3年後の教室の雰囲気はさらに変わるだろう

 本日日曜日は、二週続けて深川スポーツセンターでの開催となりました。今回で四回目となるMちゃんが正規受講生となられました。講習では中学二年生のMちゃん(同じイニシャルでした)とペアになって立廻りタイプKの前半部をおこなっていただきました。お二人ともダンス経験があるせいか、修正が比較的早いものでした。立廻りという動きの中で、基礎的な動きが身についているかが皆さんにとっても重要なポイントです。

 前半部の動きは、斬り合う場面がありませんので、AとBの動きのタイミングや距離感、振り向く際の足の位置など、ウワーッと動いている中にもシッカリとした決め事があり、その決め事が身につくように稽古いたします。しかしながら、技術的な難しさもあります。とくに最近は新しい生徒達が入られましたので、次回は「空抜け」「払い抜け」をやろうと思います。その他にも今日は、剣を上げる際の角度というものを感覚的に掴んでいただくために急遽即興で「受け流し」をお伝えいたしました。剣術の受け流しとは色々と異なりますが、流れの中で剣の角度を生理的に掴んで行くには受け流しは必要な稽古であると以前から感じておりました。これも次回講習内容に入れたいと思います。

 その後のクラスでは久しぶりに体術をおこないました。今日はSさん親子がお見えになり、「後半お二人は剣の方がいいだろうな・・・」と別メニューを考えようと思っておりましたが、小学5年生のM君がお父様と正座になり相手を横に円で崩す動きを観て、「これは、もしかしたら!」とお父様に変わってもらい私が受けてみたところ、非常に柔らかく、それでいて両手が揃っており外れないことに驚きました。私もリラックスして普通に正座をしている状態ですから、フワッと足が浮いて崩れました。最初に私が何人かにやって見せただけですので、その感覚の良さに感激しました。おそらくM君本人も感触的にも、力み無くフワッと大人を崩すことが出来ましたので、剣を使わない講習でしたが最後まで興味津々で「楽しい!」と仰っておりました。お父様も今日初めて体術を受けていただきましたが、ガッチリした体格ですので、私に崩されたときに驚いた表情が何とも印象に残りました。御自宅でも出来ますので、今日の感触を間違えないように何かを掴んでいただければと思います。

 次回は土曜日、日曜日合わせて三組の親御さんが一緒に体験参加に来られます。今日のSさん親子も一緒に通われておりますので、これから益々教室の雰囲気は良いものになっていくでしょう。2、3年後には、驚くほど動ける若い生徒達の姿を想像いたします。人生ひとそれぞれですが、その身一つで切り拓いていくことも出会いと熱意によっては可能かもしれません。(人の数倍やらなくてはなりませんが)2、3年後は私の状況も変わっているかもしれませんが、抜群に動け、全体が見える生徒達の中で自然と発展していくものがあるでしょうし、その場が守られていくものになるでしょう。今はそうした若き生徒達が訪れやすくなった環境にありますし、そういう出会いのタイミングだと感じております。

 いろいろなものが成長し、今を生き、未来を作っていきます。ですから前に向かう気持ちと共に、過去の「刷り込み」を捨て、今の今の自分の人生を新たに刷り込むことです。


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甲野善紀先生からの紹介文

2021-02-08(Mon)
 

稽古におけるインプリンティング現象

 本日土曜日は、品川区総合体育館剣道場で開催いたしました。剣術クラスでは同じ名字の方が四名揃う珍事でした。講習では、各種納刀法や基礎的な刀の抜き方などをお伝えいたしました。その中で、腕全体の使い方、各関節の可動域を意識して動くこと。目で動きを覚えたら、目を使わずに身体各部の状態や感覚に意識を向けること。感覚を掴めなくとも、そこに意識が向かうことが重要であり、進展するということは、その行為無くしてあり得ないということです。ですから、目で動きを覚えてなぞって出来るようになったのは、これから身につけなければならない物事の準備が出来た状態であり、そこからの興味を見出せるか、そこで終わってしまうかの差は、言わずもがな気が付くべき事であります。

 覚えたものを捨てること。捨てることで次に気が付くべき事が見つかります。いつまでも最初に覚えたものを大事に取っておくと、新しいものが入ってくる余地がありません。そう、私のこれまでの部屋のように・・・

 最初に覚えたものというのは、未熟な時に身につけたものですから、いつまでも未熟を追い求めると、そこで止まってしまいます。鳥が生まれて初めて見たもの(自分より大きな存在の生き物)を親だと思い込んでしまう「刷り込み」と呼ばれる現象のように、基礎稽古や初心者の頃に学んだものの刷り込みというのは、これに近いものがあります。

 「なんだ、親じゃないじゃないか。」「なんで、こんな動きを頼りにしていたのか。」そこに気が付く必要があります。しかし、物事には順序というものがあり、最初はその動きにならざるを得ないのです。目で覚える稽古、鏡の前ばかりでおこなう稽古というのは、刷り込まれてしまいずっと親を勘違いしたままついて行ってしまう小鳥と同じです。話は飛躍しますが、禅には言葉で説明出来ない或いはしづらい教えがありますが、黙考しながらその問いに対する対応法を言語では矛盾となってしまうものでも、感覚的には解決すべく手段を見つけていくことが出来るのだと思います。

 ですから、目も余計なれば口も余計、口が余計ならば耳も余計。と言うことになりますね。しかし、稽古に導きは必要ですので、目も口も耳も重要です。ここがまた矛盾となってしまうのですが、武術稽古では、そうしたことを身体で自然と感じ取っていく用意はあるのです。

 これは、とうぜん武術稽古に限らず、目の使いどころ、耳の使いどころ、口の使いどころ、それが誤った使い方になってしまうと、言わずもがな人と距離があいてしまいます。感覚はセンスでもあり、そのセンスを磨くことは、目と耳と口の使い方を学ぶことでもあります。単に難しい知識や言葉を羅列するのではなく、黙考から自分を見つめ、矛盾を成立させる思考法を育てることが武術稽古における学びの側面でもあります。

 今日は色々なことをお伝えいたしました。出版社の方との打ち合わせでは数時間ずっとこのような濃いお話しをしておりますので、ここで練られるものもありますし、願っても得られない対話であるとあらためて感謝の念が湧いてきます。

 集中した剣術クラスの後は、約1時間後に殺陣基礎クラス。それまでの間に抜刀術の一人稽古を20分ほどおこないました。あらためて抜刀術の速さは筋力に頼らないものであり、身体が抜けていて筋が傷んでいないこと、その状態で黙考し常に矛盾との中で今答えられるものを探し続けて行かなければなりません。黙考により刷り込みに気が付くこともあり、その刷り込み自体のレベルも上がってきますから中々に難しいものです。黙考は自らの心の否定が根底にあるかどうか。その心の根幹に近い部分の刷り込みは容易に捨てることは出来ません。
 
 殺陣基礎クラスでは、普段と会場が違ったせいかまさかの二名。生徒は一人でした。その前の剣術クラスでも、会場を間違えられた生徒がいらしゃいましたので、もしかすると戸越体育館に行ってしまった生徒もいたのではないかと思われます。ホームページは、前日か当日にもう一度あらためて確認されることを願います。私も気が付いて修正したり追記することもありますので。

 講習では、予定を変更してかなり集中した内容をおこないました。Yさんには後半杖を使った立廻りの前半部を予定を変更してお伝えいたしました。体験参加のYさんは、勘が良く修正が早いので、スムーズに進んで行きました。後半はそれまでおこなった内容を自由に復習してもらいました。一人でも熱心に最後まで取り組んでいましたので、このまま続けられれば早く立廻りに入れそうな気がいたします。

 明日日曜日は深川スポーツセンターで殺陣クラスと体術をおこないます。明日は私が殺陣用に手を加えた刀を試してみたいと思います。その後のクラスでは久しぶりに体術をおこないます。両腕の使い方に気づきがありましたのでそれもお伝えいたします。

 今夜は久しぶりに川原田氏と電話。長電話になるだろうと充電しておりましたが、途中でバッテリーが限界を迎え、30分~40分位の感覚が2時間も経っていて驚きました。私の口から出る言葉に自分でも新鮮さを覚えながら、前に進んで行こうとする川原田氏の若さと熱意に心地よく長電話をさせていただきました。会話の中で、「筋があるから矛盾を成立させようとする。筋が無いから矛盾を蔑ろにしてしまう。」というような言葉が出たり「血のつながりよりも縁のつながりの方が濃い。」とも言葉に出てきました。血のつながりも縁と言えば縁ですが、もっと濃密で不思議な出会い、輪廻転生や他生の縁というものも関係しているかもしれませんが、それに役目を感じるなら、縁に身を任せ、先を占わず、アテが無くとも今を生きる。否、アテが無いから大事に生きる。それが己の価値につながってくるのです。

 命の不思議、この世の不思議、縁の不思議、不思議だらけの中で人と出会い笑い合い真剣になれること。アテもなく不安な日々の中で前を向いて行けること。弱さは頼りになり、頼るものを間違えてしまうと益々追い詰められてしまいます。何事も陰と陽の関係からすれば楽な生き方はありません。楽になれるための苦が訪れますが、その苦を苦と感じないようにすることは可能です。そのバランスを知り陰陽や表裏、矛盾、そうしたものをどのように応えていけるか。すべては心次第であり、黙考にあると思うのです。


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2021年3月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2021-02-07(Sun)
 

身体の声に委ねてみませんか

 先日、金山剣術稽古会の門人である郁己君のお母様からご連絡があり、無事に高校受験を終えました!とのご報告をいただきました。早速稽古を希望されたのですが、誠に残念ながら新宿スポーツセンターの夜間の時間帯が3/7まで利用できなくなりました。受験が終わってすぐに稽古参加のご連絡をいただけることに頭が下がる思いです。郁己君と言えば笑顔のすばらしいお子さんですので、その笑顔が絶えないように育てられている親御様もすばらしいと思います。親子関係は一緒に住んでいる間が重要ですので、今後の成長も楽しみにしております!

 午後からは出版社の方と打ち合わせ。本当に時間があっという間に過ぎてしまいます。武術稽古に近い感覚です。何かを探すための集中と感度。無いものを発掘する作業。その感性と経験の中で私も学びながら、話しているのか勝手に口がしゃべっているのか…考えずに動くような感覚に近いものがあります。本当に凄い人はそれを相手に感じさせないと聞きますが、今日の打ち合わせでも、純粋な思いのなかで、それを通していける経験というか、逃げなかった人がもっているものを感じますし、志や使命のようなものを私の勝手な想像かもしれませんが、そこに私も気持ちが入るというか、それはもう心を許せる、何でも話せてしまう、身内と積る話を存分にしているような感覚なのです。

 僕という人間は、飼い犬が長期間野良犬となってしまい、また飼い犬になったのだけれど、まだ野良犬の習性がどこかに残っていて、だけど生まれは飼い犬だったので、微妙なバランスの中で飼い犬らしくなったけれど野良犬の経験はフラッシュバックで出てしまう場合があるという、何とも変な例えになってしまいましたが、世の中を生きている人の偏った部分に長く時間を掛けてきたように感じます。それが武術と出会って、その偏りがそのまま武術と合っていたのだと思います。これからの人生は、まだまだどうなるのか想像も付きませんが、偏りがバランスを取ろうとしたときに、おそらく今の武術に対する向き合い方と変わってしまう可能性があります。だから、野良犬時代というのは、僕にとって掛け替えのない時期であり、決して忘れてしまうことのない20代30代を生きてきた時間だったと思います。保護猫も保護犬も、その雰囲気は消せません。ただそれを、恨むとか見返すとかではなく、自らが経験してきた体験や考え方を、野犬になって殺処分されず、良い飼い主に出会うために、同じような道をさまよっている人へ発信して行ければと思うのです。

 アテがない時こそ、大事な時間なのです。


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甲野善紀先生からの紹介文

2021-02-05(Fri)
 

調整無くしてそこに状態は無い

 2/2は豆まきをおこない今夜は粗大ゴミを3点出した。また掃除の話かと思われてしまうが、気になりだしたらまたさらに色々とやりたくなってしまう。さらに一点粗大ゴミを手配中。あまり書くといったいどれほどの部屋だったかと想像されてしまうが、床も見えないような部屋に住んでいたわけではない。確かにロフトは山のようになってしまっていたが、ロフトの下は本が溜まってしまい、元々部屋が狭いため段ボールに入れてロフトに上げておく必要があった。そのためロフトを本格的に掃除した。

 お陰で部屋の作業環境は良くなった。テレビも無いので静かで良い。Wi-Fiは大変なことがあったが、今となっては過去の事。そろそろビデオカメラを購入する予定。もっと映像を撮る必要を感じているが、何を撮るのかを考えなくてはならない。Gold Castleでの限定公開の映像も撮っていきたいし、私の動画も配信しなければならない。その辺りが「これから」を形作っていくことになるかもしれないが、あまり時間を取られないようにしたい。

 さて、今日の稽古では立廻りタイプJの中盤の動きを少し変更した。絡みAが打たれたあと正面奥に移動して行ったのを、反対に手前側に移動させ、芯はBの背中を打ったあと、振り向きながら横払い、さらに振り向きながら裏車さらに振り向いてカメラに対し正面を向いた形でAの突きを払い、平き打ちとなるように変更した。

 これにより、Aに対するアングルが決まりかつ見栄えが格段に良くなった。立廻り(アクション全般もそうだが)においてアングルというのは優先順位としてはかなり上位に位置し、そのために手を変更させる必要もある。そのためのアングル作りを成立させるために武術としての技であったり、身体の使い方が求められ、それが立廻りとして形になっていくのである。

 先週日曜日の講習で課題にしていた部分だが、今回の変更により全体的に良いものとなった。Bに関しては、基本的な点は変わらないが、間が付いたので、その間の移動が求められる。あらためて、こうしたものは細かいところまで全てが計算されておりそれを正確に実行していくものである。感情だけや勢いでは決して出来ない。全ての構成が正確に、拍子と角度と身体の使い方が出来ており、その瞬間に微調整(修正)が出来るようになればNGも少なくなり、新しい手がついても、その構成の目的(見せ方)についての把握が出来てくるだろう。今思えば、現代劇でも同じ事だと分かる。見せる角度、台詞と動きの拍子、見ている人の心地よさの中で計算され、声という技術が刀の技でもあるように、さまざまな声のバリエーションが説得力やシーンを成立させるものとして求められるのだろう。影像であれば目の芝居も技術である。舞台はもっと全体的な身体の表現。あらためて経験の中で技術を磨いていくことが、全体の構成を把握していくことに繋がっているのだと知る。歌手は歌というハッキリとした技術が求められるし、役者は芝居、殺陣も芝居、それぞれに個性と技術があり、その技術を磨いていくことが欠かせない、欠かしてはならないものだろう。その技術を学ぶ上で身体と心に向き合わざるを得ない段階がある。その壁も人によっては高くそびえ続けるものになっている。

 武術稽古では、あらためて杖で自由に動く稽古は身体を調整する働きがあり、調整にもリラックスや副交感神経を優位にし怪我の誘発を押さえるものもあるが、この場合は、感覚を高め無意識に近い状態から身体の精度と時間の感じ方を変え細かい筋などの調和というか強さが高まっていくのを実感する。

 つまり状況を変えるというか、こういった調整は単に稽古の一環としておこなっていたものであるが、心身の調整になっていたのだと気が付いた。欠かしてはならないものである。

 杖術では膝行で三回ほど「三十連円打」をおこなった。尤も直線的な動きなのであまり稽古になるような感じはなかった。膝行でおこなうなら「十一之型」の方が稽古としてはいいだろう。

 この日は杖術で一つ進展があった。
 それは持ち替えて上下に打ち合う際に相手が抜いて突き入れる場合と、抜かずに打ち合う場合の対応である。これは瞬間的に判断しなければならないので、占ってしまっては失敗するものである。これの対応法として打ち合った場合は「上段扇抜き」抜かれた場合には「玉簾」で対応しているが、この技のどちらかを選ぶかは相手の杖に即座に対応しなければならず、覚えてしまった動きというのが足を引っ張ってしまう。この意識と無意識を本当に使い分けることが出来るかがこの稽古では問われてしまう。誘われず、占わず、経験の中でその瞬間に身体が反応するその働きを育てる必要があるのかもしれない。これに関してはまだ分からない部分があるが、普段の型稽古や組稽古のようにやるべき事が一つに限定されている中での精度と、どちらになるか分からない中でやらなければならない精度というのは、後者の方が圧倒的に難しく、その方が稽古になる。この稽古では瞬時の正確な判断において意識と無意識を操作できるか、が課題であり、よくある型稽古における先取り合戦のような型の先回りとは異なる。

 剣術では「四方斬り」に進展があった。少し興味を無くしていた四方斬りであったが、今回は足の使い方が変わったので、浮き身における重心とただの摺り足にならない足の入れ替えが私にとっても稽古になるものとなり、再び四方斬りに興味が湧いた。これは前回もお伝えしましたが、2/11(木/建国記念の日)におこなう「剣術 特別講習会」でお伝えする予定です。

 最後は久しぶりに体術を稽古。
 背中を使うには左右の鎖骨が関わっていることが検証できた。これは先月に気が付いたものであるが、背中の使い方と言っても色々あるが、その中の一つとしてある条件においては有効である。その他には「引き込み潰し」をおこなった。これは私の中では最も不思議な感覚であり、説明がしにくい。技術というよりは、フワッと動けばそうなる。という感覚であり、これは精度を上げて出来るようになったものではなく、これしかないというような動きの中で自然と出来ていた。相手の膝や腰が抜けるような状態となり色々な要素が合わさって崩せるのであるが、なかなか出来る人がいない。だから不思議。

 蠢動を使った技「独楽落とし」も久しぶりにおこなった。この蠢動系の技に関しては間が空くと感覚が失われてしまう。先の引き込み潰しは、全然やらなくてもこれしかないという動きが、動く前に把握できるのだが、蠢動系の技はそうはいかない。これは以前から感じていたことであるが、何でかは分からない。杖術や剣術抜刀術でも得た感覚というのは間が空いてもそうそう失われないものである。もしかすると蠢動は調整系の部類なのかもしれない。まあこれは今書いている中での想像であるが、身体の状態を変えるには何らかの調整が必要であり、それは怪我を防ぐためのものや、稽古における精度や強さの調和を研ぎ澄ませるようなものがあり、それらはやらないとその状況にはならない。だから蠢動というのは単に相互のエネルギーの伝達を技に働かせるためのものというよりは、身体の状況を何かしらに調整させる働きがあるのかもしれないということ。それは脱力の導きかもしれないし、誘いに対するとらわれを防ぐものかもしれない。或いは、身体全身に蔓延る筋の意識、それによる内部の調和、かもしれない。その蠢動の調整ができた後というのは、相手に触れていて、技を掛ける前の心理的状況が優位になっている。間が空いてしまうと、まるで失われていることに今日は驚いたが、それが身体の調整であったのだと、この記事を書きながら気が付いたことが大きな気づきでもある。調整はやらなければ遠のいていくが、感覚はなかなか逃げていかない。だから調整は大事であり、「調整無くしてそこに状態は無い」ということが言えるのではないかと思う。このことだけでも、今日一日の成果はあった。


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2021-02-04(Thu)
 

2月も愉しく今を生きよう

 早いもので2月に入り明日は節分。昔ながらの風習は都会に住んでいる日々の中で微かな安らぎでもあります。尤も私は高校を卒業して以来ずっと一人暮らしなのであまりそうした風習には関心がなかったのですが、教えてくれる人がいると「そうかそうか、やらないとね。」というふうに一応のことはやっております。

 今月も、クラーチ剣術教室はお休みとなり、月曜日の夜の稽古も会場が使えないためお休みとしております。私としては身体を休めながら、自らの身体を観る時間を増やしたいと思っております。

 気が付けばYoutubeの方もチャンネル登録者数が16.000人を超え、かざあな。抜刀術編の再生回数が138万を超えました。ピークを過ぎたとは言え依然増え続けております。ここで動画を頻繁に配信すればそれなりに成果は出るのでしょうが、それをやらないのが私の損な性格なのかもしれません。(まあ、損とは思っておりませんが)

 海外のEさんとメールで交流を図っておりますが、頭の良い方で色々とアドバイスを頂いております。私のことを非常にユニークで珍しい人と評価いただいております。果たしてユニークで珍しいのかどうか、常にギリギリの中でやってきましたので、今後の人生で客観的に味わってみたいものです。

 ここでお知らせです。

 Gold Castle 殺陣&剣術スクールの生徒であり俳優の佐藤誠さんが舞台に出演されます。コロナ禍のなかで、さまざまな人がさまざまに思う中で、私は今を生きている者として応援いたします。きっとこれまでとはひと味もふた味も違ったものが伝わってくるはずです。


2021-2/26-3/8

木ノ下歌舞伎『義経千本桜―渡海屋・大物浦―』

2021年2月26日[金]~3月8日[月]シアタートラム

作|竹田出雲・三好松洛・並木千柳 

監修・補綴|木ノ下裕一

演出|多田淳之介[東京デスロック]

出演|佐藤誠 大川潤子 立蔵葉子/夏目慎也 武谷公雄 佐山和泉 山本雅幸/三島景太 大石将弘


詳細はこちらのリンク先です
https://t.livepocket.jp/t/kinokabu_tokaiya

チケットのお申し込みやご質問は私にご連絡ください。


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2021年2月 武術稽古日程

2021年3月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2021-02-01(Mon)
 

2021年3月 武術稽古日程


3月01日 月曜日 金山剣術稽古会
         17時00分~19時00分         
         新宿スポーツセンター 第二武道場

         
3月03日 水曜日 金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場
       

3月06日 土曜日 杖術 特別講習会
         15時00分~17時00分
         品川区総合体育館 柔道場 


3月07日 日曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分         
         深川スポーツセンター 柔道場        


3月08日 月曜日 金山剣術稽古会
         17時00分~19時00分         
         新宿スポーツセンター 第二武道場
         
 
3月10日 水曜日 金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場
       

3月13日 土曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時00分
         15時30分~17時00分
         戸越体育館 剣道場 


3月14日 日曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         15時00分~17時00分         
         品川区総合体育館 柔道場


3月15日 月曜日 金山剣術稽古会
         17時00分~19時00分         
         新宿スポーツセンター 第二武道場
         
 
3月17日 水曜日 金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場


3月20日 土曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         15時30分~17時00分
         戸越体育館 剣道場


3月21日 日曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分         
         深川スポーツセンター 柔道場


3月22日 月曜日 金山剣術稽古会
         17時00分~19時00分         
         新宿スポーツセンター 第二武道場


3月24日 水曜日 金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場


3月27日 土曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         09時30分~11時00分        
         12時30分~14時00分
         戸越体育館 剣道場


3月28日 日曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分         
         深川スポーツセンター 剣道場 


3月31日 水曜日 金山剣術稽古会
         15時00分~17時00分
         戸越体育館 柔道場





 金山剣術稽古会 入会希望の方へ


【 新宿スポーツセンターでの稽古時間 】
◇(月曜日)17時00分~19時00分
毎月第四月曜日は休館日のためお休みとなります。
(第四月曜日が祝日の場合は翌火曜日がお休みです)
3月は第五月曜日が休館日となります。


【 戸越体育館での稽古時間 】
◇(水曜日)12時00分~14時00分 
3/31(水)は15時00分~17時00分となります。


完全予約制ですのでお早めに御連絡下さい。
前月までに御予約の入っていない日はお休みとなる場合が御座います。
お申し込みは金山剣術稽古会のサイト
https://www.kanayama-kenjutsu.com より御連絡下さい。

都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。

2021-02-01(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1990年
高校から実業団まで5年間ボクシングに専念する

1999年
中田秀夫監督との出会いにより映画に出演。上京後モデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2010年
甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務める

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンDVD
『古武術は速い』指導・監修

2020年
BABジャパンDVD
『古武術は美しい』指導・監修

2021年
「日本公認会計士協会(JICPA)」プロモーションビデオ出演

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