今宵は美しい満月

 今夜は、中秋の名月以来の綺麗な月。しかも満月。天候的にも全国各地でこのお月様が綺麗に観られることでしょう。都心からでも「オッ!」と思える見栄えの良さでしたから、空が広く綺麗に見渡せる場所からはその数倍感動的に観えていることでしょう。

 本日は10月最後の講習でした。今日は七十代最後の日となるSさんと会場の手前でご一緒になり、共に会場入りいたしました。講習では、三歳年下のOさんと仲良く喧嘩しながら稽古しております(笑)。互いにライバル(?)となりながら刺激的に前進していただければと思います。大きな怪我は差がつきますので、怪我をしないこともコツであり、危ないと察知できる心構えが武術としても意識しておかなければなりません。「想定力」は自己判断でしか養われませんから。

 Hさんの動きが益々良くなってきました。そのため、心理的な部分の事に注文をつけてしまいましたが、何れその注文に応えることが出来るようになると思います。上達するためには、根本的な目的を見失わないようにすることです。それがなければ、理合いも無く、動きの意味が無くなってしまいます。この辺りは、私自身指導者としての力不足を痛感しておりますが、物事の全てにはバランスがあり、その全てをバランス良くおこなっていくことは大変困難です。しかし、武術稽古の中で養うものは恐らくですがそうしたバランスの取り方にあると私は思っておりますので、そのバランスを見極めるために常に自分自身を観察するという心理状態と、それを俯瞰的に観る心理状態が混在出来るようにおこなうものであります。その辺りは、解っていても中々難しいものでありますが…

 続く殺陣基礎クラスでは、久し振りにお越しいただいたAさんと、少しだけ久し振りのTちゃん、体験参加二回目のYさん、生徒になって日が浅いMさん、そして本日W受講となられたFさんがお越しいただきました。不定期開催ですので毎度少人数ですが、それだけに集中してお伝えすることができます。毎回最後まで集中した空気感で終える事が出来ております。

 最初におこなった摺り足の稽古は、比較的簡単な足運びですが、これが斬りの際にさまざまに役に立ちます。これは私の中で気が付き二ヶ月ほど前からお伝えするようになりましたが、足が決まると全体の見栄えはかなり良くなります。おかげで、間が空いた生徒や、生徒になって間もない方、体験二回目の方でもそれなりに綺麗に動けておりました。この摺り足は今後も大事に取り入れて行こうと思います。

 講習後はAさんが、私が解説しているDVD「古武術は美しい」を観て、その中にある体術の「引き込み潰し」が不思議だと仰っていましたので、「じゃあ、チョット私の襟を掴んで下さい。」と強く握ってもらい、フワッと技を掛けたところ悲鳴と共に崩れ落ちてしまいました。もちろんこの引き込み潰しは力で強引におこなうものではなく、嫌な生の力で潰された後味の悪いものでもなく、何故だかわからないが、手首関節の操作と全体の引き込み具合により相手の膝と鼠径部が緩んでしまい力なく崩れてしまうのです。
 ですから崩されても不思議さと面白さにテンションが上がるような技となります。「じゃあ、ついでにあのDVDの後に生まれた技がありますのでそれもやってみましょうか。」ということで今度は「独楽落とし」を掛けてみました。講習後他の生徒達も注視している中、またしてもAさんの悲鳴と共に崩れ落ちてしまいました。これも引き込み潰し同様に相手の膝と腰の辺りが緩んでしまい立ってられなくなってしまいます。せっかくなので体験参加に来られたYさんにも独楽落としを体感していただきました。これからは、「挨拶代わりの独楽落とし」というのもいいかもしれません。倒されて気持ちが良い技と言うのは滅多に無いものですし、それを目指しているのは甲野先生との稽古の中でさまざまに技を受けさせていただいた経験が大きいと思います。

 明日から11月に入ります。世の中がどんなになろうとも時間は同じ早さで進み続けて行きます。この時代をどう生きて行くのか、現代の価値観だけでなく、これまでの歴史を振り返り想像しながら、現代の価値観というものに対する自身の判断をあらためて考察し、歴史と未来を想定した視野の中で今を生きて行きたいものです。

 明日は品川区総合体育館 剣道場で15時から開催いたします。明日も賑やかな講習で心もスッキリ良い一日となりますことを祈っております。


2020年11月23日(月/祝)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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『古武術は美しい』~合理性を追求した身体の芸術を身につける~


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『古武術は速い』~型の手続きを追求した剣・杖の実践的な体使い~


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2020年10月 武術稽古日程

2020年11月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-10-31(Sat)
 

己のアイデンティティに特化した環境整備

 都心に住むということは、家賃に見合った部屋の広さで生活していかなければならず、その中で自分の生活基盤に合った部屋を見つけなければならない。私の場合、毎日のように荷物を持って電車に乗り、色々な場所へ移動するため、最優先事項は駅から近いこととなる。さらに、アクセスしやすい路線であることも重要であり、その点は適った場所に住めている。だから16年もこの部屋に住んでいるのだが、さすがに手狭さを感じている。引越し出来なくも無い状況であるが、慎重な性格なのか先日不動産屋に赴き三件ほど内見したが、イマイチ心が動かなかった。ここ数日でかなりその事に時間を割いたが時期的にもあまり目的に適う物件は空きが出ていない。押さえるところは押さえられている感じ。人が出て行く時期が引越しのタイミングであり、希望に適った部屋を見つけやすいのだと学んだ。不動産屋へは16年ぶりに入ったことになるが、作務衣姿で自営業となると担当の男性から不信がられていたのか、必要以上の会話が一切無かった。これも、私の心が動かなかった要因でもあるが、数日経ってみてそれで良かったのだと思った。後はタイミングなので、来年上旬には直ぐに動けるように部屋の中を準備しておきたおい。今度は親身になってくれそうな別の不動産屋にしよう。

 そういうこともあって、改めて今の自分の部屋を考えてみると、別段悪くない。手狭になったのは、これまでの生活の思い出やアイデンティティを失わせないものとして部屋に存続しているからである。本棚というのはその証でもあるが、実用的ではない。部屋の占有面積を奪うものであり、今の時代今の日常の中でそれらを取り出して読むという事は考えられない。そう、今はインプットよりもアウトプットに時間が費やされる時代でもある。だから、アウトプットしながら同時にインプットしていくことが求められるのである。

 だから私は、本棚を処分する準備をしなければならない。本は捨てられないため、いずれ新たな環境に移った時に再び本棚を買って再会しよう。

 今の私のアイデンティティに適ったものを残さなければならない。これまでの人生の想い出もあるが、それは極僅かなものとして残し、何年も見ることも傍に置くことも無いものは無くなっても困らないものである。16年前に引っ越して未だダンボールに入ったままのものもある。それだけ、今とこれからに追われ続けた生活だったのであるが、引っ越しを考える前に、まずはこれらの処分と私の今を最善に出来る環境整備が最重要課題であり、そのために買わなければならないものもある。ブラウンカンテレビも、今の生活では無くても困らないし、今年は特にテレビの情報にはウンザリしていたので、この占有面積が空くことのほうがテレビがあることよりも大事だ。部屋に居ることの目的が、一人で居ることから他者と繋がる事になっていくので、他者と繋がらないものに対する時間は自然と失われていく。このことは私に限らず多くの方がそのようになっていると思われるが、一人になる時間をどういうふうに過ごせるか、その環境を用意しておくかということも心の休息には大事なので、その辺も偏り過ぎてしまわないように気をつけなければならない。尤も、ストレスを負わない環境であるならば、その辺りの時間と言うのは極々僅かで済むだろう。

 
 さて、昨日の稽古記事を書こう。

 昨日火曜日は「クラーチ剣術教室」に行ってきました。この日は、脚部を使う内容が多く、皆さんいつものように集中して取り組んで下さいましたので、時間が過ぎるのが早く感じられ、かなり身体を動かされたと思います。遠心力に身体が引かれて行くためには、得物と身体の順序があり、さらには体幹部の緩みが関係してきます。これは途中でこの記事に書く内容としてメモを取ったのですが、身体が引かれるように動く方法や、発力の際にエネルギーを末端部へ通して行く方法には、体幹部の緩みが肝要であり、その精度を上げていくことが、「発勁」にも通じるところがあるのかもlしれない。その体幹部の緩みという漠然としたものを、心法からなる極めて繊細な手順の中で、技法手順と、心の道案内が「術」として実感を得て行けるものになればと思っている。

 講習では最後の三十分間「正面斬り」をお伝えいたしました。その前に、Oさんから私がおこなっている「陰陽之祓い」と「陰陽之太刀」を撮影してもいいですか?とお願いされましたので、その動きをゆっくりと解説しながら皆さんが見ている前でおこなったことが、「正面斬り」の稽古における良い集中状態を引き出したのだと思います。

 この日のもう一つの気づきは、この正面斬りの素振りは下段の構えから円軌道で真っ向に振り下ろすもので、身体にとって良い動きということが、皆さんの講習後の感想や、Oさんの歩いている後姿の雰囲気の違い(姿勢によるもの)からも得ることが出来ました。

 稽古には、技の精度を高める目的もありますが、「身体に良い動き」と「動けるための身体づくり」があります。ですから、稽古をすれば自ずと上達して行くのでありますが、そこには信頼と心の状態も大きく関係しており、身体の声に耳傾けながら、自分自身で納得を更新し続けていくことが大切です。ですから、そこに不信感とマイナスな思考が介入されますと、「身体に悪い動き」と「動けなくなってしまうための身体使い」になってしまうのです。似て非なるものに注意しながら、本物を目指すための心と信じるという信仰が自分自身を守ってくれるものになるのだと思います。

 帰宅後、夜22時から松聲館へ赴き甲野善紀先生と稽古。この日はいつもと違う状況で記憶に残る映像のような場面がありました。その瞬間に立ち会えることは大きな勉強にもなっており、大事なものとして心に残るものです。剣術では先生の構えや、剣を握る柄には心理的に誘われてしまう要素があるのだということを学びました。頼りにしているものとういうのは、得てしてそれが足を引っ張っている要因であったりいたします。そのことを重々考えながら今後の稽古で、「頼りにしているものを見直す」という点検作業をおこないたいところです。

 その他にも、指の形からなる組技の強さにも、止まれずに何度か転がってしまいますが、あの背中の感じと浮き身が使えれば、強力なものとなりそうです。柔道経験のない私でも、普段の稽古でそれなりに倒せることが出きますので、術理や技法と言うのは素晴らしいものです。あらためて、動きの一瞬における考察の鋭さ、展開の早さに甲野先生の凄みを感じます。ありがとうございました。


2020年11月23日(月/祝)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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2020-10-28(Wed)
 

『剣術 特別講習会』のお知らせ

2020年11月23日(月/勤労感謝の日) 品川区総合体育館 剣道場にて剣術による特別講習会をおこないます。

今回は小太刀の中から幾つかの技をお伝えいたします。技に通じる「中心の取り方」「入り身」「接点圧力の操作」などを丁寧に解説いたします。興味のある方はご連絡お待ちしております。
(貸し出し用の小太刀と木刀は数本ご用意しております)

2020.11.23(土/祝)『剣術 特別講習会』
(写真はBABジャパン制作によるDVD撮影の一コマ)


【開催時間】
15時00分~17時00分


【会場】
品川区総合体育館 剣道場


【参加費】
3.000円


【お申し込み方法】
ホームページ、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「「小太刀/木刀の有無」 

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師

2020-10-26(Mon)
 

心理的誘いや思い込みは方向を誤らせてしまう

 2020年は私にとって、変化をもたらす一年となった。そのためのキッカケが幾つかあったが、全ての流れは繋がっており意味のある一年であった。今年もまだ二ヶ月以上残っているが、2021年に向けて環境を変えることややるべきことが具体的に決まってきた。必要なものも沢山あれば、学習しなければならないものも沢山ある。今の武術稽古の日常を崩さずにそれらを一つずつクリアして行くことは大変なことであるが、その一つ一つが達成されたときには、今の環境ややるべき事考えるべき事が今とはかなり変わってきている筈である。今はその堰を切る寸前のところであるが、それが切られたときには一気に動き出す。私にとっては大きな変化であるが、それを選ばなければ今の時代、先が見えてきていることもまた事実。私は変化しなければならないと思っている。

 さて、本日は品川区総合体育館にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。
 今回も昼間の部に集中するかと思いましたが、夕方の部と半々ぐらいに割れて丁度良い人数となりました。殺陣クラス、剣術クラスともに毎回私の考えた内容をお伝えしておりますが、皆さん集中して上達しようと励まれております。昼間の部におこなった「鹿威し」シリーズは私でも難しく、空振りしてしまうことがありますが、それだけに刃筋の精度が向上するものです。ただ、木刀の刃と刃が真芯で捉えた時の衝撃というのは、ズレて当たった場合の数倍の威力の密度が生じますので、木刀が割れやすくなってしまいます。この稽古で大事な事は、当てることよりも差し出された木刀に誘われず空振りしても身体が乱れないことです。それは、簡単に出来そうで中々難しいものですから、「素振りは素振りのためだけに非ず」ということを念頭に置いて稽古されると身体と心理状態に対する眼が使えるようになってくると思います。

 続く夕方の部までの間に、続けて参加されるWさんを相手に体術の「突き」を受けていただきました。
 その中で、「どうやらこれは、ポンと速く動かなければこちらに向っている矢印を完全に向こう側へ向けることは出来ないのかもしれない、押し込むという事はきっとそういうことだろう…」と思い、とにかく最初の背中の使い方と接触する手の使い方だけのことを考えてそこにエネルギーというか速さというか一瞬の動きをおこなうことに専念しました。

 そうすると、「ワァーーー!」と言ってWさんが剣道場の真ん中から壁まで止まれずにぶつかって行った。この距離ではこれまでに何回かぶつかるまで力を通すことが出来たが、今日のこの一撃は今までに無く、触れた直後の押し込み感が無く、「エッ!」っと思うほど軽い余韻でWさんが飛ばされて行き、「今までで一番強さがありました」と感想を伝えていただきました。このことで、「押し込むというのは、実は失敗しているものを実感の中でそれをもっと正確にどうにかしようと思っていたものであり、そもそも失敗したものの処理をどうにか出来るものではない。」ということが解ったのでした。それでもまだ多少の押し込みはありますが、以前のように、その押し込みを技術的にどうしようなどと考えてはいけないことがハッキリとし、それ以前の出来事をどのようにしなければならないのかということに、今日のマグレの一撃で気づかされたのでした。

 そんな事があって、偶然先ほど深夜に京都に滞在されている甲野先生と電話でお話した際に、先生の気づきに深く納得するものがあり、この時間軸の奇妙さというか、何故だか繋がっている感覚がありました。突きの稽古は、身体の使い方の根幹部に関わるものだと私は感じており、その発力法の精妙さを自得するための稽古法としては甲野先生が昔から研究されておられる「払えない突き」は非常に難しいものですが、そこに埋まってあるものを感じられる発掘作業といえるでしょう。

 生徒のK君が高校受験のため来年四月まで休講されます。しばらく間が空きますが、また元気にお越しいただける日を楽しみにしております。そう言えば、長くお越しいただいているのに二人で撮った写真がありませんでしたので、講習後に撮影いたしました。

2020.10.25 Gold Castle ①

 今日も一日、色々な方に感謝したいと思います。また明日も良い一日でありますように。


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2020-10-26(Mon)
 

理に適った動きを身体に教えてもらう

 本日は品川区総合体育館剣道場にて『抜刀術 特別講習会』をおこないました。前回七月におこなった「構えを省いた抜刀」を今回もお伝えいたしました。構えを省くことで、抜くまでの手順がより複雑になり、その複雑さの中に、背中の発力などが含まれております。

 背中の発力は、見た目には手から動いているのか背中から動いているのか違いが分かりませんが、体術などで相手を崩す際には明らかに力の通りが変わります。これは今年五月にBABジャパンから発売されたDVD『古武術は美しい』の中で詳細を解説しておりますが、身体と言うのは手順により力の通し方が大きく変わってくるものです。その手順は一手間掛けるものもあれば、一手間省略するものもあります。その流れというものを身体が感じられるようになれば自ずと技に近付いて行きます。

 先週公開した「納刀法」の映像にある、体捌きのための各種納刀法や、私が普段行っている納刀法などもお伝えいたしました。思わず口に出た言葉で、「上手く行こうが行くまいが、手を止めずに前方へ運んでいくことです。そうしますと、切っ先が手の方に向いて来ますので、危ないと思って左手がなんとかやってくれます。」と、ほぼこのような内容だったと思いますが、講習会で参加者の方に対して、とにかくやれば身体が勝手に何とかしてくれます。とは、いい加減な講師だと思われてしまうかもしれませんが(笑)、この、「何とかやってくれている」という感覚は重要です。

 コンマ数秒でさまざまな部分を手順どおりに動かすことは、確認作業の出来ないものです。違和感は居着きになり、手順が定まっていない状態とも言えます。この違和感居着きを消すには、少なからず時間が掛かるものですが、身体各部と折り合いをつけられるかが大事であり、その折り合いがついた中でようやく抜くことが出来るのだと思います。

 今日はとあるディレクターの方が見学にお越し下しましたが、「理に適った動きとは美しいものですね。」と仰られた姿が印象に残りました。帰り際に、少し体術をと思い、浮き身の力と、背中の発力をそれぞれ受けて頂き大変驚いて下さいました。

 抜刀術は難しいものですが、実際に目の前でお伝えしなければ伝わらないものもあり、出来る出来ないは別として、感じ取っていただけたものはあったと思います。稽古では突如として訪れるものがありますので、それぞれに興味を持って、自分のペースで好きなだけ取り組んでいただければと思います。大人になってからの自主的な勉強は、自分が納得出来るペースで、焦らずに楽しめるように学ぶことが出来ると思います。ですから勉強は、学生のうちよりも大人になってからのほうが身になるものだと私は思います。

 次回の特別講習会は、11/23(月/勤労感謝の日)15時~17時 品川区総合体育館 剣道場にて、『剣術特別講習会』を予定しております。次回は小太刀をおこなう予定です。近日中に告知をさせていただきます。

 本日はお越しいただきありがとうございました!


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2020-10-24(Sat)
 

新たなスタート!

 昨日は高田馬場で渡部氏と稽古をおこなった。この日もここで出来る体術稽古をおこなったが、体術稽古は得物の稽古と比べて身体が視覚的にも感覚的にも変わってくる。身体に掛かる細やかさや予測不能な相手の反応などが、身体の経験値として得物の稽古とは一線を画すものがある。やっている最中は別段そのようなものは感じないが、数時間後、翌日にはその変化を感じる。生の力ではない術理を使ってのエネルギーの働かせ方は、身体を作るにはとても重要なものである。もちろん得物には得物の働かせ方や、感覚というものがあり、どちらも疎かにできないが、体術稽古の重要性をあらためて感じたこの二日間であった。

 後半は抜刀術の稽古。さいきんは「居合術」と言う言葉が抜刀術以上に広がりを見せてきているが、おそらく数年前までは居合というワードだったと思う。私の場合、居合というよりは抜刀術なので、座して抜く形が少ないのと、抜き方の特徴が居合いとは異なるものと思えるので、学んだ当初からの「状況に合わせてどう間に合わせることが出来るか」のための動きを追求していくことになるだろう。そして、それが体術や剣術における基盤にもなってくる。しかし、居合の居合たる部分も見過ごす訳には行かないので、それらの研究も何れは必要になってくるだろう。

 稽古では今年になってから取り組んでいる、構えを省いた状況からの抜刀を稽古しているが、さいきんは身体があまり考えなくても動けるようになってきたのか、動きがより小さくなってきた。これは意識しておこなっているのでは無く、匂いのように、それを求めて動いた結果の香りを確認していたら、気がついたときにそういう動きになっていたということ。この説明は私の国語力の無さにより伝わらないものと思われるが、感覚的には匂いのようなハッキリしないが明らかなものとして、思いと香りを確認している。構えた状態からの抜刀と感覚的には殆ど変わらなくなってきた。明日の「抜刀術 特別講習会」では、七月におこなったものに比べ全般的に進展していると思う。先週配信した納刀法の稽古も含めて基礎的なものから私が取り組んでいるものまでお伝えしたい。

 明日は15時から品川区総合体育館 剣道場でおこないます。まだお申し込みは受け付けておりますので、ご都合のよろしい方はお待ちしております。明日の昼ごろまでは受け付けております。


 本日は雨となりましたが、私にとっては新たな展開に向けての有意義なスタートとなりました。まだまだこれから先は長いですが、武術的感覚の経験を活かして新たな稽古として取り組んでいきたいと思います。


2020年10月24日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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2020-10-23(Fri)
 

匂いのような感覚で

 本日水曜日は戸越体育館で渡部氏と柳澤氏と稽古。渡部氏との研究稽古では、「突き」における背中の使い方など検証。中心の取り方も関係してくるが、最後におこなったボクシングのボディへのアッパーカットのような突きを逆足で行ったところ以外に有効であることが分かった。これを試みた目的は実際にダメージを与える突きとして背中の働きを考えた時に、手が身体に近い方がより効果的なのではないかと感じたので、逆足でおこなうのと、そうすると肘が落ちていなければ伝え難いので結果的にボディへのアッパーカットのような突きになった。しかし大きく異なる点は、身体を回転させないこと。ボクシングのパンチは教科書通りに言うと、身体の回転によって威力を生み出しているが、背中を使う突きというのは、回転ではなく背中からの発力によるエネルギーの通し方が、回転系の使い方に比べ大きく異なるのである。試しに右ストレートのような形で逆足のまま手の甲を上側に向けて試みたところ、これも想像していたより伝えることが出来た。しかし押し込んでいる感が強いので、実際にダメージを与える突きというとまだまだ研究しなければならない。以前にも逆足で試みたことはあったが、背中から動かなかったので全く駄目であった、ダメージを与える突きの研究にはミットとグローブが必要になるが、それはどうも好みではないので違った方法で検証したいと思う。

 体術「案山子落とし」も受け側になっていろいろと確認したが、これはやはり面白い崩れ方である。「独楽落とし」も面白い崩れ方ではあるが、案山子落としに関しては、受けが工夫すると崩せなくなってしまう。そこが課題となっているが、今年の5月頃に気がついた案山子落としと独楽落としは、まだまだ進展の余地がある筈である。最低限わざと受けを取らなくても崩せることは出来るので、その辺はまだかろうじて技と言えると思う。

 次に、先日甲野先生のところで浮き身を使った崩し方を先生に受けて頂き、そこからさらに条件を厳しくして先生の工夫により「呼び放し」という技が生まれました。この「呼び放し」は、先週稽古に来られた和泉澤氏にも試みることが出来たが、今回も渡部氏を相手に試すことが出来た。初動の入りの気配をどうするかが課題であるが、止められる感じはなかった。交代して私が受けてみたが、簡単だと思えるものでも、この入りの浮き身が難しいようで、その瞬間にパパッと動くことが難しいのかもしれない。このパパッとという部分は、抜刀術もそうであるが、手順を考えて動くものではなく、その匂いになるように動くという感覚である。もちろん匂いがする訳ではなく(笑)、全体的な抽象的なものがその目的のために匂いのような微妙な良し悪しで出来るか出来ないかが決まってくる。勝手に身体が動いてくれるかが、さいきん感じている技の稽古の全てに関係しているように思える。どうして勝手に動いているのかは分からないが、そういう流れに乗せてもらっていることは実感できており感謝すべき事である。だから、ものを教えるとか伝えるという事の難しさを痛感してしまう。地味な稽古と興味を持たせる稽古、そのなかで地味な稽古に興味を持てるようになれば、その人にとっての流れが変わってくるのかもしれない。

 2020年は私にとって体術が進んだ一年になったと思う。それだけレベルが低いということであるが、上手そうな雰囲気を醸し出して苦手なものは見せないような稽古は進展が著しく停滞してしまうので、どちらにしろ私自身は下手なので、下手を隠さずに発見を楽しみ増やして行きたいと思う。


2020年10月24日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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2020-10-22(Thu)
 

うっかり七周年

 昨日は夜から高田馬場にて村田氏と稽古。団体が増えて混雑していたなか、我々二人だけはノーマスクでいつのものように稽古。国が言わなければこのままいつまで経っても人々はマスク人生を強いられるだろう。そして国が言う気配はない。(指定感染症の解除或いは分類の変更)会場によっては更衣室の団体の騒ぎようや飲食店の賑わいを考えると、もはや意味をなしていないのであるが、なぜか感染するしないより、マスクするしないの方に関心が高まっている。マスクを止めてPCR検査を止めたら自然と収束に向ってしまうからだろうか?そこは期間を限定しても何故かやろうとしない。自死や精神的に追い込まれている人達を放っておいても収束させられない事情があるのだろうか。頭が良くても組織やしがらみの中では馬鹿げた事を遣らざるを得ないのであれば一体何のための勉強なのだろうか…?願わくば、私の頭が無いからこその思い込みであり、表に出せない事情の中で最大限の混乱を防ぐための問題を隠しながら今の対応に当たっているのであればこの国や世の中に対する期待も少しは見えるが、その願いはおそらく無駄に終りそうだ。

 稽古では、村田氏といつものようにキツめの鍛練稽古から始まる。蟹の前歩き、雀、鬼雀、そして途中で四~五年程前にやっていた脚部鍛錬系の動きを思い出し、それもおこなった。これは名前が無いのであるが、十年位前に中国武術の八極拳などを指導されているNさんから何度か身体の使い方や剣の使い方を中国武術の観点からご指導して頂く機会があり、その時におこなった動きを参考に杖を使って取り入れたものである。元々は素手の動きであったが、杖を使う事で中心感覚のガイドが出来て動きやすくなったので、昨日の稽古ではこれをお伝えした。

 剣術では「抜付」を鹿威しでおこなうことを思い付き、早速試してみた。これは鞘離れからの刃筋の精度が向上するので今日の高齢者施設での教室でも取り入れたし、今週日曜日の剣術クラスでも昼間の部でおこなう予定。

 体術では、一昨日日曜日の講習で気がついた相手の腕を払う際に鞘引きの感覚でおこなうことにより、強力に相手の腕を払える動きをお伝えした。これは、実際に刀を抜く身体の使い方の関係性が無意識的に整っている必要があり、身体の左右が通じていなければならない。村田氏には帯刀していただき、実際に抜刀しながら試みていただくと、やはり身体が整ったときにはズンと力が掛かってくる。接触している右手を使わないように、左手の鞘引きの感覚で自動的に右手を動かせるのは、抜刀の経験が大きい。このように、少しずつ手掛かりを集めて、別のところに意識を向わせる稽古を積んで行くとまた違った景色が見えてくるのだろう。私自身まだまだである。

 次に突きを両手で受けていただいた。甲野先生の突きを数え切れないほど受けさせていただきましたが、私自身さいきんは背中からの発力に気づくところがあり、以前に比べて安定感は向上したと思う。まだまだ気が付かなければならないところが沢山ある筈であるが、昨日は村田氏に何度か受けていただき驚いていただけたので多少なりともは進展したと思う。体格差があっても吹っ飛ばせる位の身体の使い方や意識の使い方に気がつきたい所ではあるが、まだまだ一歩ずつ進んで行かなければそこには辿り着けない。しかし、全てにおいて数年前と比べて向上しているので、そういう部分はありがたいことだと思っている。

 
 そして本日は「クラーチ剣術教室」に行ってきました。世話人を務めて下さるOさんにお会いしたところ、何やらプレゼントが…「Gold Castle 七周年おめでとうございます!」という言葉で、今日はGold Castle 殺陣&剣術スクールが2013年10月20日に開講して丸七年となったことを気づかせていただきました。(OさんはGold Castleの最古参メンバーでもあります)私も数週間前までは気が付いていたのですが、この数日間完全に忘れておりました。三周年目までは私としても教室の急成長もあって意識していたのですが、現在は教室運営が安定しており、続いていることが当たり前のように感じられております。念願の子供達も増え始め、素人っぽくて何気に動けるという生徒達も見受けられるようになってきております。古参メンバーの方々のお陰で教室の雰囲気も変な上下関係や誰かの悪口を聴くこともなく、それぞれがその日の稽古のことを純粋に考えて取り組んで下さっております。指導者がある程度動けてそれを証明することが出来れば、余計な仕組みを作る必要は無く、純粋にそれを求める生徒達が集まってきます。心に余計なものが無いからこそ、自然と礼儀も身に付きますし、自分の身体と向き合う事が出来ます。そうして技を探り当てて行く中で相手を見る必要性と、自己を感じる意識が育ちます。それが集団生活においても、周囲の状況から自分の行動が見えてきますし、そのなかで出来る出来ないなどの対応力が見えてきます。今年はコロナによる自粛で、七年目で初めて二ヶ月間講習を休みました。しかし六月の二週目に再開して七月からは完全に元の状態に戻りました。こうして教室が安定的に開催出来ておりますのも皆様のおかげであります。来年2021年は、東京でオリンピックが開催されるのかどうか分かりませんが、そんな事よりも、私自身長期的展開に向けて自らの生活を一変させたいと思っております。そのための準備を少しずつ進めて行かなければならない段階に入っております。忙しくなると思いますが、上手く整理しながら想像も付かない未来に向けて私は進んで行きます。そして八年目に突入するGold Castle 殺陣&剣術スクールを今後ともよろしくお願い申し上げます。


2020年10月24日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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2020-10-20(Tue)
 

笑顔、笑い、驚き、悲鳴、熱気、今日も良い一日となりました

 本日のGold Castle 殺陣&剣術スクールは、深川スポーツセンターで開催いたしました。殺陣クラスでは、基礎的な空振りの抜け方から、その後に付け加えた抜刀と袈裟斬りなどをお伝えし、それぞれに動きを確認して頂きました。

 立廻りタイプJでは前半部の動きをそれぞれの組に分かれておこなっていただきました。全体的に動きが入ってきていますので、もうしばらく完成度を上げていけるように見ていこうと思います。その他の方には、基礎的な斬り方や、払い、払いからの真っ向斬りなどをおこなっていただき、血振りからの納刀法や逆手回し納刀などもお伝えいたしました。

 こうしていつものように講習をおこなっておりますと、世間の不安感から解放された空間で、皆さん楽しく伸び伸びと集中されております。この時間が如何に大切な事であるかは、表裏一体にある世相の出来事などからも感じられます。子供達の笑顔と驚き、大人達の真剣さと笑い、続く体術の時間では、驚きと悲鳴とともに予想していた通り興味を持っていただく時間となりました。

 とくに若い世代の生徒達には、「凄い!」と思わされるものには夢中になります。もちろん私の動きなど全く凄くは無いのですが、それなりに驚いていただけることは出来るようになったのかもしれません。女性のWさんは体格も普通で全く強そうな感じを見せないのですが、中学二年生のS君と中学三年生のK君に浮き身をお伝えして、ある技をWさんに受けて頂いたのですが、全く崩れることなく平然とされており、続いて受けと取りを交代して技を掛けていただくと、ズンと相手を下まで崩すことが出来たので、二人の少年達もそうですが、一瞬周りが静かになるほど引いてしまったような空気になりました。これは私も想定外でしたが、Wさんは私との稽古もかなり積んでいるので受けも取りもそれなりには進んで来ていますが、場が盛り上がるものとして試してもらったのですが、強力過ぎて引いてしまったことに、Wさんの成長と技法の確かさを感じたのでした。体術が好きな20代女性のSさんも「Wさんを見る目が変わりました。」と仰っていましたので、益々体術について興味をもたれたのではないでしょうか。

 身体のことはまだまだまだまだ未知なる展開が秘められておりますので、それらのことに気が付くためには、次の稽古、そのまた次の稽古、というふうに山を登るように歩を進めて行かなければなりません。しかし、一回の稽古が興味深いものであれば、その一歩は果てしない道程への一歩と感じることなく、楽しい一歩となります。歩を休めずに一歩ずつ進んでいくには、その一回をどうするのか考えなければなりません。とうぜん、現在のコロナ関連のような頭の使い方では一歩一歩が続けられませんので、その時の状況に合わせ、臨機応変に、自らを否定することが出来るかにその先の景色はあるのだと思います。自己否定出来ない立場や環境と言うのは、無駄なことに意味を持たせて正当化しなければ面子が立たないのです。そこに利権が関われば、尚更強固に強引な理屈で押し通そうとするでしょう。それが世の中であり現代の価値観なのです。真のジャーナリストが居たとしても、今はさまざまなSNSなどの情報発信により埋もれてしまっているのかもしれません。そういう本物の人にとってはヤキモキする現状だと思いますが、何とか世の中のために文章で戦って頂きたいと思います。


2020年10月24日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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『古武術は美しい』~合理性を追求した身体の芸術を身につける~


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2020年10月 武術稽古日程

2020年11月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-10-18(Sun)
 

生徒同士で伝え合う空間

 12月並みの寒さだった本日土曜日は戸越体育館にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。杖術クラスでは、それぞれ相手にアドバイスしながらおこなっていただきました。これは自発的に皆さんそのようになさって下さったのですが、私はそれぞれの良き空間を邪魔しないように端っこの方に移動して眺めるだけでした(笑)。とはいうものの、私も何かしたいので生徒達の合間をすり抜けながら今年生徒になられたSさんの三十連円打を見せていただいたりしました。あまりジッとしていると、誰かの教室に紛れ込んだような感じとなり急にソワソワしてしまうのです(笑)。

 もちろんいつものように基礎稽古や摺り足などをおこなった後でのことですが、土曜日の剣術/杖術クラスは、殺陣クラスと異なり身体の感覚を追求しながら体捌きやさまざまなものを各人が身体で実感出来るようにおこなっているものですので、常連の方も長い方が多くそれぞれに備わるものを積み上げていけるクラスといえるでしょう。

 「繋之型」は、左右の重心配分を最適化する役割がある。と思わず言葉に出て来ましたが、足の動きと重心の動きをコントロールすることで左右の重心配分の偏り癖を直していきます。これが、「繋之型」の特徴であり、動きのつなぎを大事にしたものとして作ったものです。踵を上げず、足の運びは一定速度でゆっくりとおこない、極力足を止めずに動き続けること。その条件で動くためには重心配分のコントロールが求められます。
動画「繋之型」

 この繋之型を素手でおこなってみましたが、なんだか中国武術のような動きが出てきて、この時の左右の感覚は得物を持っていては感じられないものであり、中国武術の精妙さというものを推測するには十分な感覚がありました。素手で行う利点は、身体各部全てが生きていなければならず、それは得物をもっておこなう動きでも当然そのようになっていなければなりません。しかし、それはなかなか難しいことでもあり、疎かになっている部分は多分に見受けられます。これは私にも言えることです。試しに素手で何度かおこなったところ、より丁寧に身体を観る事ができたように感じます。興味のある方はこの繋之型を素手でおこなってみると良いでしょう。

 殺陣基礎クラスでは、10ヶ月振りに中学三年生のR君がお越しになられました。このクラスは少人数ですが、その分一人ひとり長く観る事が出来ますので、初心者にとってはお勧めのクラスといえるでしょう。体験参加にお越しいただいた方も、殺陣が大好きなRちゃんと組んで徐々に手数を増やしていきましたので楽しんでいただけたのではないかと思います。

 明日は深川スポーツセンターで13時20分から14時50分まで殺陣クラス、15時10分から16時40分まで体術をおこないます。殺陣クラスでは杖を使った立廻りをおこないます。体術では、前回行った「中心の使い方」「円の使い方」「浮き身の使い方」「背中の使い方」「蠢動の使い方」それぞれの中から技やエネルギー伝達の検証をおこないます。かならず好評となる内容ですので、体術経験の無い方は不思議さと驚きに興奮されることでしょう。もしかすると「タックル潰し」もおこなうかもしれません。お楽しみに!


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2020-10-18(Sun)
 

結局は一定数の中で何に当て嵌まっているかである

 時代は進んで行く。そのことを最近は日々感じてしまう。このままでは先が無いことも感じている。だから私はどうしても武術以外にも新たな学びを得ていく必要がある。これはもうどうしようもない現実だ。

 そのことが確信的に感じられることも大きな一歩といえるかもしれないが、私の能力がどこまで対応出来るのか…しかし、それ以外にどうにかなることは考えられない。だから、武術と同じように追い込まれた状況からであれば、私のような能力の低い人間でも何とかなるような気がする。楽観的になってはならないが、出来ることを進めていく基盤を先ずは整えたい。今日はその計画が思わぬ(いやある程度は想定していたが現実のものになるとは…)足止めを喰ってしまい、これはこれで人の読みに対する学びと教訓を得たが、私に湧いたエネルギーは絶対に消さぬように前に突き進んで行く。

 昨日木曜日の稽古では、戸越体育館で渡部氏と柳澤氏と稽古をおこない、その中で「正面斬り」に対する進展があった。それは金山剣術稽古会の「今日の気づき」にも書いたが、下段からの正面斬りは真っ直ぐ振ろうとしては真っ直ぐ振れないということ。これは円転軌道が長年の勘違いを生み出していた。渡部氏のアドバイスが無ければこの先何年も気付かずやっていただろう。、体術もそうであるが、これまでに多くのことを渡部氏から気づかせていただいている。これは本当に有り難いことであり中々そうした人は現れないものである。武術の進展には心における要素が何より大きいと思う。あらためてその存在に感謝したい。

 なんというか、色々なものが見えて感じられるようになれば、それはそれで寂しいものである。だから、少人数で信頼出来る人と共に前に進んで行かなければならない。人間が持ち合わせている一定数の割合を考えれば、少人数にならざるを得ないのだ。そして少数だからこそ、クリエイティブな発想で独自の道を切り拓いて行ける。これが「戦う」ということなのかもしれない。


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2020-10-16(Fri)
 

進んで解るようになったこと

 本日水曜日は戸越体育館で渡部氏と和泉澤氏と柳澤氏とともに稽古。月曜日の稽古でおこなった歩き方をここでもおこない、さらに腿の付け根の力をある程度抜いても状態は崩れないことが分り整った歩き方を共に稽古することが出来た。これは蟹の前歩きから徐々にふつうの歩き方へと移行していくのであるが、私の体が審査した感じとしては、丁寧にやると今までの動きで疎かになっていた部分に気づくことになると思われる。これはしばらく私自身も直ぐにそれが出来るようになるまでに稽古したい。

 杖術では久し振りに「暗闇焦点法」をおこなった。これは、目を瞑った状態で一点を目掛けて正確に突き入れていく稽古であり、その精度は視覚で測るのではなく体全体の感覚と、臍などの部分から中心感覚を掴むもの。こうした稽古はただ突きの稽古をおこなうよりも、身体の力感や整い方が自然と導かれるものであり、その感覚を得ていくことが目的である。

 体術では、タックル潰しを再度検討。やはりいろいろな人とやらなければ動きは引き出されない。今日進んだことは、相手との間や間合い、これは相手に膝を付いて貰った状態からおこなっているので厳しいものである。何度かしばらく検討した後、課題であると当初から感じていた上体の使い方にある程度有効な使い方が掴めたので、これは進展出来たと思う。だが、まだまだ甘いことは自分でも分っているので、この浮き身の掛け方と上体の使い方を身体が身体自身で最適なものを見つけることが出来れば、他の状況に対しても有効な技が生まれそうである。

 ひさしぶりにおこなった「引き込み潰し」では、私としてはなぜだか分らないけど出来る技であり、これは自分で小太刀の技の中から応用したものである。だが、小太刀の技もそうであったが、意外に出来ない人が多く、逆に出来ている人が殆ど確認できていない。あらためて技というのは、意識とは違うどこか自分でも気が付いていないところで技となっているということなのであろう。これは何度やっても、同じように動き出し同じように終る。これが不思議。

 稽古の中で、出来ないものはまだその時期ではないという事であり、その時期というのは無意識における習得の経験ではないかと私は思う。だから、ある日突然出来なかったことが出来てしまったりすることがある。だから稽古における「質」というものを大事にしていかなければならず、その中には「心」という部分も大きい。武道武術をおこなえば心が育まれるのではなく、心がそのようになっていなければその先にあるものを体現出来ないのだろう。


2020年9月



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2020-10-15(Thu)
 

世界を作っているのは一体だれ

昨日は私が信頼している方と打ち合わせをおこないながら、マイケル・ジャクソンの公式YouTubeチャンネルからお勧めのミュージックビデオを幾つか送って下さいました。私もマイケル・ジャクソンのベスト版「KING OF POP」は持っているので、映像と合わせて観るとその世界観がまた一段と強い波動として伝わって来ます。歌にダンスにこれだけの波動を持ち合わせている人はもう出て来ないのではないかと思えます。その中から三つをここにリンクいたします。(三番目は2CELLOSによるカバー)

https://www.youtube.com/watch?v=PivWY9wn5ps

https://www.youtube.com/watch?gl=US&hl=ja&client=mv-google&v=XAi3VTSdTxU&nomobile=1

https://www.youtube.com/watch?v=l-9VZZWtMfQ

そしてこちらは、サザンオールスターズから
https://www.youtube.com/watch?v=uSFdckpwXQc&feature=emb_logo

どういう世界、どういう生き方を考えるか、時代は常に想定外。


 さて稽古記事に入ります。
 
 昨日は高田馬場で村田氏と稽古。村田氏との稽古では冒頭に「鬼雀」を取り入れているので私も気が抜けない。以前よりも疲労感が少なくなってきたので体がこれに慣れてきたのだろう。やりすぎると故障しかねないので適度に一往復。

 続いて体術でタックルで足を取りに来た相手を崩す技。私の場合、これをおこなうのは今回で二度目となるため、まだまだ技とは言えないが、先週の火曜日に甲野先生との稽古で、先生からこの技を掛けていただく事があり、これまでにも何度もこの技を掛けて頂いたことはありましたが、先生が受けてくださる機会に恵まれ、一言アドバイスを頂き感覚的に掴むものがあり、早速昨日の稽古で村田氏に試みたのであった。

 村田氏は、大学時代にレスリングを経験し、現在は柔術を八年程やっている方なのでタックルは私よりも遥かに慣れている。本当に甲野先生のように出来るのか多少の不安もあったが、「なるほどなぁ。」と思えるほど有効であった。これが技となるのは、細かな技法というよりは、咄嗟のときに体が何を選ぶかが問われるということ。私は呼雀など、後方へ浮き身を掛けて杖を奪い返す技など幾つかおこなっているので、この脚足の使い方はとても馴染みのあるものであり、別段苦労する感じはない。しかし、トップアスリートクラスとなると、厳しさが数段上がると思われるので、技の精度というものが高くなければ文字通り足を掬われてしまうだろう。まぁ、ふつうにタックルに来る相手に対してはさほど難しくはないので、村田氏にお伝えしたところ、やはり染み付いた動きと言うものがどうしても反射的に出てしまうようで苦労されていた。しかし、この有効性を何回か受けていただいたので、これからは興味深く取り組んでいただけると思っている。

 染み付いた動きというのは良くも悪くも無意識を働かせるものであり、それを如何に有効に働かせるように出来るかが稽古であると思う。さまざまな武道武術を同時に習うと、相性が良ければ多少はいいのであるが、(それでも干渉はする)それぞれの考えないで動くという部分が必ず干渉してしまうものなので、その辺りがいろんな所で相手を気遣って言わないが、相性の悪い動きを習うことでどちらも意識的にしか動かせない、否、意識しなければ動かせないものとなってしまうだろう。それでは咄嗟の対応や、状況に合わせた動きというのは生まれ出ない。

しかし村田氏との稽古は基礎的な内容をおこなっているが、私の稽古にもなっている。それは村田氏の取り組み方の真摯な向き合い方を感じるからであり、それに感応するかのように、見過ごしていた何かに気が付ける観察眼の集中が高まるのである。心というものも意識的にも無意識的にも相手は感じるものである。そしてその感じたものを分からないようにしているのである。それは理由が無くても判断出来るものでもあり、時間と共に理由が判明してくる。

 次回は最後の三十分程は杖整体操をやろうと考えている。私は月曜日になると身体の疲労が表に出てしまう。村田氏には、杖整体操を触りだけお伝えした事があったが、稽古終わりとは思えない体と腰の軽さになっているので、鍛錬系の稽古を継続させるにはその間逆の稽古は必須なのである。

 
 そして本日は「クラーチ剣術」教室。
 会場最寄り駅に隣接する小学校で体育の授業をおこなっていましたが、子供達は以前からマスクはつけていませんでしたが、今日は「おおっ!」と思ったのは、小学校の先生もマスクを外して指導にあたっていました。それがなんだかとても珍しく見えて、にこやかな笑顔がしばらく止まらずに、グランドを眺めながら歩いて会場に向いました。顔の表情を隠した生活が長く続きますと、感情的に伝わってくるやりとりと言うものがかなり制限されてしまいますので、非常に事務的といいますか、この世の中をさらに酷くすることに協力してしまっている感が私は否めません。状況の変化に合わせて対応していかなければ戻りたくても戻れずに、取り返しのつかない状況に追い込まれている人達が増え続けてしまいます。Yahooニュースでご存知の方もいらっしゃると思いますが、日本では先月に続き9月も1.800人が自死されました。先の動画ではありませんが、今の世の中の価値観、私たちが得ている情報、そして私たちの在り方と思考、新たな問題に直面しているところです。

 講習では、皆さん元気に集中して取り組んでいただきました。最近特に感じるのは最後の三十分間におこなっている剣の講習での生徒達の集中度合いの高さです。こちらでも何処で伝わったのか私の動画を観て下さっている方が結構いらっしゃるようで、全員スマホを持っていることに衝撃を受けました。先週一緒にお食事をされた90歳のDさんもスマホを持ってらっしゃるので、「負けたぁー!」と冗談で笑っていますが、画面のタップ経験が殆ど無いのは笑い事では済まされない遅れであることは確かです。ですから、パソコンはある程度分かっても、スマホやipadなんかは全く分からないのです。来年は早々にipadを持とうかと考えているところですが、そういたしますと今度はwifiが分からない(笑)一式セットじゃないの?と思ったりするんですが、それについても来年の課題として何処かで堰を切ったように買い物が連鎖することになるでしょう。

 話がいろいろと飛んでしまいましたが、ともかく映像の効果というものは大きなもので、それをどのように使うかが大事であり、映像に使われてしまってはならないということです。動画制作に熱心な人は、ある種数字が下がっていくことに対する不安から、撮り続けている人も少なくないものと思われます。また、そのような心理に運んでいるものでありますので、この現代は、人のために便利になっていたり、良い事を謳っておきながら、そこには巧妙な心理の読みが行われているという事だと言わざるを得ないでしょう。 一ヶ月間に1.800人が自死するなんて単純計算すれば一日に60人が命を落としていることになります。心が平和にならなければ結局のところ平和を装った修羅の道を走らされているとうことにほかなりません。我々は個人レベルでその価値観を変えていくことは出来ないのでしょうか?これは推測ですが、案外自死している人の中にはそれほど深刻に思っていなくて旅立っていった人も少なくないのかもしれませんね。もちろん私はそれについては賛成いたしません。悲しむ人が居るわけですから。


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2020-10-13(Tue)
 

宝の笑顔

 本日のGold Castle 殺陣&剣術スクールは品川区総合体育館にて昼間の部と夕方の部を開催いたしました。本来は昼の部と書いた方がいいのですが、夕方の部や午後の部というふうに文字数を統一させるために、昼間の部や夜間の部というふうに、間を付けております。まあ、どうでもいいですね・・・

 殺陣クラスでは斬られ方をジックリと丁寧におこないました。動きの対比、残心に合わせた瞬間的な見せ方、それらは一瞬の間なのですが、これが有るのと無いのとでは見映えが違ってきますので、テクニックとしてお伝えしております。まあ私としても不思議なもので、そのような見栄えと言うものを研究していなくても、普段の武術稽古の中で、技の違和感があるように、立廻りということになりますと、見映えの違和感と言うものが感じられるのです。これはとうぜん視覚で判断する事ではなく、身体や脳のさまざまな経験が教えてくれるものです。ですから、長い目で見て行きますと視覚で覚える習慣を付けてしまうと、頭打ちが早くなりそこから脱することに時間が掛かります。かく言う私も高校社会人と五年程ボクシングをやっておりましたので、日々鏡と向き合う習慣が身についておりました。しかし、記憶を辿りますと、武術を始めてから今まで鏡の前でないと稽古にならないというような考えも教えも受けていないことから、自然と視覚を使わなくなり、感覚に眼を使うようになりました。そうなると視覚がどうのこうのというような考えには全くなりませんので、視覚癖が付いていたとしても、稽古方法を改めることで変わることが出来ます。

 これは目の事ですが、口のこともあります。思ったことを吟味する間もなく声に出すことや、上手く行かなかった瞬間に声に出してしまう事。これは、その状況から何かを学ぶことよりも、いつもパターンの中で先回りして繰り返しているだけの事になります。そうなっている自分を観ていく視野と心の状態。先回りせずに、今の自分というものの全体を点検し、そこから静かに気がつける事が大事です。

 これまでに「払い五斬」などで、さまざまな払いからの斬り方を稽古してきましたので、斬られる稽古というのも想像していたより形になっておりました。しかし、斬ることよりも斬られることのほうが難しく、それは稽古内容として確立されていないからだと思いますが、今日のように多くの方が斬られるのを楽しんで下さいますと、また折を見て講習内容に入れていこうと思います。

 立廻りタイプKでは、前半部の動きをおこないましたが、徐々に全体の動きが良くなってきております。ただ急ぐと殺陣には見えませんので、芯は嘘をつき、絡みは嘘を成立させることがそれぞれの役割です。

 続く剣術クラスでは、各種納刀法と抜刀術とおこないました。Yちゃんがまだ腕が短く鞘がつっかえて上手く出来なかったのですが、Wさんのアドバイスがあり、最後まで諦めずに付いてくる事が出来ました。このお二人の空間はなかなか良いものでした。

 夕方の部では、やはり少ない参加人数となりましたが、剣術クラスからシニアの生徒がお二人お越しになられ、それなりの形にはなりました。殺陣クラスでは中学三年生のRちゃんを集中的に進めてまいりました。ダブル受講されたWさんやHさんもそれなりに動ける方ですので、Rちゃんは終始張り切って立廻りや斬られ方を稽古いたしました。撮影はまだしばらく先になりますが、タイプK、タイプJそれぞれ前半部までの動きを撮ることになると思います。それまでは、時間を掛けて、基礎稽古や斬られ方など、身に付けて行きながら私の想像を超える立廻りが見られることを楽しみにしております。

 今日は、「かざあな。抜刀術編」の再生回数が100万回を超えました。三ヶ月足らずで90万回位増えましたので、それに関係してさまざまな広がりが生まれ始めております。これがどのように展開していくのか、これからの展開を現在日々計画しながら打ち合わせして進めております。

 今日から小学四年生のYちゃんが、道衣に袴を着けられましたので記念に写真を撮りました。小学五年生のM君もまだ写真がありませんでしたので一緒に撮りました。その写真を掲載させていただきます。

2020.10.11 Gold Castle①
サイズがピッタリで良く似合っております。これからますます上達されるでしょうね。

2020.10.11 Gold Castle②
ホッコリさせられてしまう優しいお子さんです。お父様と一緒に殺陣に励んでおられます。


 やっぱり、お子さんの笑顔には心がジワッといたします。まだ一緒に写真を撮っていない子達も何人かいますので、タイミングを見てまた一緒に写真を撮ろうと思います。なんてったって、子供は直ぐに大きくなってしまいますから。


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2020-10-12(Mon)
 

台風が追い返された本日土曜日

 本日土曜日は戸越体育館でGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。会場の都合により夜間の部となりましたが、一年以上はこの時間帯で開催していないと思います。殺陣基礎クラスが夜間の部で開催したことはありますが、今日のクラスでは思い出せないほどひさしぶりでした。

 台風14号も、予報円が掛かるギリギリに引き返して行くあたりが何とも不思議な感じですが、おかげさまで雨だけの一日となりました。

 講習では、ひさしぶりにお会い出来た生徒や、体験参加にお越しいただいた方も熱心に取り組んで下さいました。急に肌寒くなって来ましたので体調を崩される方もいらっしゃるかと思いますが、明日は品川区総合体育館で昼間の部と夕方の部を続けておこないます。おそらく昼間の部が多く、夕方の部がかなり少ない状況になると思われますので、どちらの時間帯でも構わない方は夕方の部をお勧めいたします。

 それでは明日もみなさま、楽しみにお待ちしております!


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2020-10-11(Sun)
 

蜂の巣と台風

 先日火曜日のクラーチ剣術教室の講習後の食事の際に、Oさんから「庭師が言ってたけど、今年は蜂が高いところに巣を作ってるから台風は来ないよ。と言ってたので私は来ないと思う。」と仰ってたが、私としては、「さすがに今回は、その庭師の予想も外れるだろう。」と思っていたが、今夜天気予報を見たところ急カーブを描いて関東はギリギリかすめる予報円となっており驚いた。まあ、明日になって見なければ分からないが、それでも昨年に比べれば台風の被害は圧倒的に少ない。今年は話題がずっと偏っているので、その辺りもあまり気がつかなかった。

 本日は、自宅にてパソコン作業を幾つかおこなった。その中でもGold Castle 殺陣&剣術スクールとこのブログのURLの左側に、≪保護されていない通信≫という表示が気になっていたので、色々と調べてなんとか表示を消すことが出来た。

 こうした作業は時間をとられるし、身体にも座ったままでよくない。その他にもいろいろと連絡を交わすことが今の私にとっては重要な時間なので、来年こそは引越しして、自宅作業の効率化と、さまざまなものを一新しようと決意している。


 明日は、久し振りに18時30分から夜間の部の講習を戸越体育館でおこないます。夜の方がご都合が良い方もいらっしゃるかもしれませんので、ご来場お待ちしております。


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2020-10-09(Fri)
 

考えるにはいい時間

 本日はひさしぶりに、何も予定を入れない一日を過ごしました。気になっていた用事を済ませることが出来て、気分的にもリラックスし、ユッタリと流れる時間を贅沢に感じていました。色々な方が私の睡眠時間や休養を心配して下さいますが、私としては大した問題でもなく、さして能力も無いのでペースを変えずに過ごしておりましたが、今日のような一日を過ごしますと、やはり計画的に確保しておく必要があると感じます。

 さて、昨日火曜日は午前中に「クラーチ剣術教室」に行ってきました。こちらは、高齢者住宅にある広いスタジオを使って、杖や剣を使って講習をおこなっております。杖では遠心力を使った身体の運ばせ方をお伝えいたしました。見映えのいい動きですので、日本舞踊を学ばれているYさんなどは興味を持っていただける動きだと思いますし、杖を持たずそのまま素手でおこなえば、それなりに綺麗で整った動きとなります。

 剣の方では久し振りに幾つかの型をおこないました。この型はこの教室専用のものであり、今年初めて参加しようと思っていた文化祭がこのご時勢で無理となってしまったので、来年の11月を目指して皆さんと形にして行きたいと思っています。

 講習後は月に一度の食事会。以前生徒だった90歳のDさんもお誘いし一緒のテーブルでワイワイと楽しく昼食を頂きました。ここでしか聴けないようなお話もあって、一緒になって笑って過ごせるこの時間が、六年経った今でも楽しくて落ち着ける時間となっています。早くマスクの必要が無い生活に戻って、息苦しくならない運動と、隣同士寄せ合って食事が出来る環境に戻れることを願っております。

 夜からは、先週に続き松聲館で甲野善紀先生と研究稽古。この日は色々な動きをやったと思いますが、私はだいたい殆どの内容を記憶しているのですが、昨夜は幾つかの技が強く印象に残り、終電の中で全てを思い出そうとしても、おぼろげにしか浮かび上がってこない状態でした。初めての事なのでそれだけ疲労が溜まっていたのかもしれませんが、得られたものは大きなものでした。剣の振りと下体の使い方。下体と上体との関係。浮きに関しては上体の使い方に未だ見知らぬものがあるように感じました。斜めの強さ。これは体術においてもどこかで自得出来るものがありそうな気がしております。呼雀からの崩し。これは先生に受けていただいた後で、即興で生まれた技を掛けていただきました。この時のアッと言う間も無い程に尻餅をつかされながら、感じ入るものがありました。組み合っても有効であるということを実演してくださり感動いたしました。その技の精度が瞬く間に上がっていく過程と言うのは学んでいる時間の中でも貴重な経験です。そして課題に対する検討はまさに研究稽古であり、沈思黙考、その領域における佇まいは、これまでの時空を今感じるかのような、言葉では言い表せないものです。

 2020年は停滞しているようで、実は近年稀に見る進展があったと思います。仕事が無くなった人、進学が出来なかった人、住むところが変わってしまった人、さまざまに大変な一年だったと思いますが、それが思わぬ展開に繋がって行く場合もありますので、価値観を見定めて幸福の基準値を設定し直せば、まだまだ有り難いことはたくさん訪れます。何かが駄目になれば、その代わりに出来ることに目を向ける。それが大きな転機を迎えることにもありますし、常に逆境に対しどう成果を挙げていけるかが、武術的思考法の一つだとも思います。

 起きてしまった規模の大きさにより、人々は本能的に心を通わせ立ち直る術を求めますが、今回の出来事はまだ最中であり、心を通わせるのは寧ろ海外の方のほうが強いようにも感じます。それが平時からもそうであれば世の中は良い方向へ導かれるのでしょうが、それもバランスの中で自然と決まってしまうものであり、平時は平時で失っていくものがあります。だからこそ今は、人々が心を通わせて何かに向けて信頼し信用し新たな心の置き所を作って行かなければなりません。そのためには、身体を見つめて感覚を養い、ものごとや人を見極めるセンスを常日頃から養っておかなければなりません。

 今回の出来事はまだしばらく続きそうですが、生きて行く価値観を考える時間として十分に与えられているものと思われます。色々なものが見えてくるようになれば、自ずと自らの生き方も定まってくるものと思われます。自然界から「考えなさい」と与えられた時間ですね。


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『古武術は速い』~型の手続きを追求した剣・杖の実践的な体使い~


金山剣術稽古会

2020年10月 武術稽古日程

2020年11月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-10-07(Wed)
 

基盤となるものは疎かにしないこと

 すっかり涼しくなってきたおかげで夜は快適に眠れる。私も就寝時間を早めなくてはならないと、深夜の記事をなるべく簡潔にしようと以前から思っているがなかなかそうはならない。

 今日は割りとゆっくりした日中を過ごし、夜からは高田馬場で村田氏と稽古。基本的な素振りや打ち込み突きなどは身体の点検となる基盤の稽古であるが、基盤となるだけに欠かしてはならないと改めて思った。こうして村田氏とともに稽古をおこなうと、基礎的な動きも時間を掛けておこなえるので、私としても有り難いのである。筋トレは内容によっては、基盤となる動きの感覚を逃してしまうが、こうした素振りや打ち込み突きなどは、感覚を高めていく行為でもあるので、私自身一人稽古が足りなくなったことに反省している。

 さまざまな素振りや打ち込み突きなどは、得物の実感と重心の置き所が関係しており、重心を先に送り、そこへ剣の慣性が残り身を引っ張っていくというのが、全般的な私の操法となっている。これは、気がついてみれば殆ど全ての動作がそのようになっていた。

 村田氏とは土地の偶然という意味では三箇所ほど同じ繋がりがある。これはご縁だなぁ…と不思議に思うが、そうした方だからこそ仕事帰りに時間を作って稽古に来てくださるのだろう。私も稽古後はスッキリと心が澄んだ水のように透明な気分になった。このことを今後は多くの方々とともに今までにない環境で味わうことが出来れば、私の見える景色も変わる事になりそうだ。

 今夜はこれから杖整体操をして、いつも助けてくれている身体を労ってあげよう。


2020年10月24日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山孝之 YouTubeチャンネル

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甲野善紀先生からの紹介文

2020-10-06(Tue)
 

正直という道程にあるもの

 私のYouTubeチャンネルで唯一チャンネル登録しているのはTAMTAMの『Baby Angel』というチャンネルです。

 TAMTAMといえば、私の世代では知っている方も多いと思われるドラマ『南くんの恋人』で武田真治さんと高橋由美子さんが主演を務めるドラマの主題歌がTAMTAMの『友達でいいから』なんです。楽曲提供と言う形で高橋由美子さんの代表曲になりましたが、作詞作曲はTAMTAMなんですね。そのことについての記事がこちらの『HEY!WAO!』のサイトのブログに書かれておりますので、興味のある方はご覧になって見て下さい。

 さらにもう何度も書いて来ましたが、私のYouTube動画「かざあな。」三部作はTAMTAMにお願いして、私のイメージから幾つかのパターンを作って下さり、ほんとうに素晴らしく迅速に、そして妥協無く完璧に質の高い音を作って下さいました。演武に関する効果音は私のお願いで一切入れておりませんが、道衣の擦れる音や木刀の打ち合う音など、車道や風などの雑音を消しながら小さな音をなるべく大きく聞こえるように調整をしてくださっております。その作業は完全にプロの技術で企業秘密レベルでした。最後に配信した「かざあな。抜刀術編」では、静から動の世界観を自然界の音で表現したいという願いを聞いて下さり、当初驚かれた猿のような鳴き声も入れてもらっております。そして予想外だったのは、とある日本を代表する神社のU宮司さんの大祝詞を使わせて頂けたことです。これはMariさんのアイデアでしたが、そのセンスには大変驚きました。毎日1万再生を超えており、現在93万再生となっておりますが、30万再生を超えたときにU宮司さんが喜んでくださったことをMariさんから伺いました。その力は海を越えて、今さまざまな出会いを呼んでおります。

 そしてGold Castleの生徒さん達も驚かれると思いますが、TAMTAMのMariさんは数年前までは熱心に通われていた生徒さんでした。影のプロデューサーでもあるUmiちゃんも一緒に、そしてNY出身のミュージシャンであるウインターを紹介して下さいました。ウインターもお仕事が忙しくてお休みされていますが、知っている生徒はまだ沢山いらっしゃいますね。

 ほんとうに、人の縁というのは不思議なもので、人生はどうなっていくのか分らないものです。私の人生も考えて見れば不思議な出会いが続いて今になっていると思います。それに関係あるのかどうか分りませんが不思議な出来事も多々起こります。一度行ったことがある場所を再び訪れると全然違う場所だったり、その記憶は二人で覚えていたため、その場所にある石像の印象が怖くて、そのことが頭からはなれず三年ぶりに同じ知人とともに訪れると全然元から違う場所であったことが分り、そのことは今でも不思議な出来事として記憶しております。他には、横になっていたときに鏡でもう一人の自分が自分の上に浮かびあがり、まるで紙のようにペロンとめくれては元に戻っていったこともあり、あの時は流石に怖くて、そのまま家を出て知り合いの劇団の座長さんに電話して丁度舞台の打ち上げをやっていたので、深夜のカラオケボックスへタクシーで向いました。その座長さんは霊感の強い方でしたが、数年前にお亡くなりになられたそうで大変残念な気がしております。変なことばかり書いてしまいましたが、深夜に近い稽古の最中に私の頭上で何やら光ったこともありましたし、それは私は気が付けませんでしたが、その数日前に飲食店で一人でご飯を食べていたときに耳元で咄嗟に振り向きたくなるような声で「先生」と聴こえたこともありました。だから、なんだか変なことが続いているなあとあまり驚くこともありませんでした。そういえば、数ヶ月前はよく深夜にラップ音が続いておりましたが、怖い感じが無く、数日間鳴ったり鳴らなかったりでしたが、さいきんはめっきり静かになってしまいました。まあ、一番怖いのは人間ですから、さまざまなものと仲良く生きて行くことが一番です。ウイルスも然り。共存して免疫力を補いながら、さらなる脅威に備えていかなければなりません。

 さて、本日の深川スポーツセンターでの講習は生徒のHさんが百回目の受講回数となられました。このところ熱心に参加されておりますので、心身ともに元気で何よりです。日本拳法の有段者でもあり、新撰組など歴史好きな方でもありますが、私の教室に通われて長くなってきました。割りと遠方からお越し頂いておりますが、特別講習会の常連さんでもあります。これからも各クラスにおいてよろしくお願い申し上げます。

 講習では杖による立廻りが進みました。気になっていた序盤の絡みBの間の問題も解決いたしましたし、杖は初めての試みですが、剣よりもそれらしく見えることが言えます。今後は、もっと基礎的な部分も身につけていただきながら、それらを立廻りに活かしていけるようにお伝えして行こうと思います。

 杖術クラスでは予定していた内容の半分ほどでしたが、進まないだけの熱量が高い状態でしたので、ジックリと動きを確認し、それぞれに展開していただきました。

 今夜も遅くなってしまいましたが、明日は夕方まで割りとゆっくり過ごせそうです。今日も一日前に進むことが出来ました。お越しいただいた皆様ありがとうございました。


2020年10月24日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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甲野善紀先生からの紹介文

2020-10-05(Mon)
 

継続できる能力

 連日ある方と英語翻訳での連絡を交わしているが、翻訳機能がなければ絶対に出来なかった出来事である。もちろん私自身今後のために多少なりとも英語を学ぶつもりでいるが、それが今後どのようになっていくのか全く想像も付かない。

 私自身のこれまでの考え方は、日本のものは日本人に伝えたいという思いがあったが、もちろんその濃い部分は今も感じているが、今の情勢を見つめたときに、そこに何があるのだろうかと考えてしまう部分もある。もっと他に伝わる何かがあると思うし、そこから格好やパフォーマンスやサムライという名を語った商売というものではない、人間としての在り方や互いに学びあうものが世界を通じて共有されていくことに意義を感じている。果たしてその想いが実行される日が来るのかは分からないが、私の次のステージにはそのような希望もある。そのためには、私自身が間違わない生き方を選択していかなければならないし、常に自省する心を忘れてはならない。

 さて、本日は戸越体育館でGold Castleの講習をおこないました。今日は二部制で杖術クラスと殺陣基礎クラスをおこないました。
 杖術クラスでは、生徒のWさんが五百回目の受講となりました!生徒になられて今年で五年を迎えたWさんですが、土日の講習だけでこの受講数に到達されるのは、強い意志と体調管理の賜物です。当然のように実力はついておりますので、今後は自らの考えでさまざまに動きを工夫されたり、自分で技を考案されたりするとさらに飛躍的に伸びて行かれると思われます。教室で生徒達に動きをお伝えする際には、私の受けを務めて下さったり、体験参加の方に角帯の巻き方を教えてあげたりと大変助かっております。決して前に出るタイプの方ではありませんが、私の体術を受ける際には人前であっても全力で阻止しようといたしますので、それが嬉しいことでもあります。生徒の皆さんに安心される存在ですので、これからもどうかよろしくお願い申し上げます。

 殺陣基礎クラスでは、今回も少ない人数でしたが、斬られる際のリアクションとその段取りを十分にお伝えすることが出来たと思います。これを繰り返していけば、その部分はかなり楽に出来ると思いますし、きっと楽しめることでしょう。今後も、立廻りには欠かせない斬られ方の稽古は取り入れて行こうと思います。

 10月に入り、東京でもGoToトラベルでさまざまに予定を立てていらしゃる方も多いことでしょう。8月には自死された方が1.800人を超えております、その一ヶ月間ですでにCOVID19の死亡者数を超えております。女性の増加率が高いということなので、COVID19による精神的な要因も含まれているものと考えます。こんなおかしな世の中で、そんなもののせいで人生に見切りをつけてしまっては浮ばれません。命の使い道を考えるなら、ジワリジワリと流されて納得できぬ影響を受けてしまうより、自分はどうあるべきかを考え、今までなんとなくそうだと思っていた価値観を疑ってみることが、こうした事態の中ではプラスに繋がるかもしれません。現在ロックダウン中のある国でも、さまざまな数字から判断してもそこまでする必要があるのかという疑問のコメントを頂きました。矛盾だらけの対応策の中で、パフォーマンス的にやらざるを得ないことの煽りを受けながら、私たちは心が潰れてしまわないようにしっかり見据えて生きていかなければなりません。それが可能な人はまだ生き方を選べる人なのです。


2020年10月24日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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金山剣術稽古会

2020年10月 武術稽古日程

2020年11月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-10-04(Sun)
 

2020年11月 武術稽古日程


11月01日 日曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         15時00分~17時00分         
         品川区総合体育館 剣道場


11月02日 月曜日 金山剣術稽古会
         17時00分~19時00分         
         19時30分~21時30分
         新宿スポーツセンター 第二武道場


11月03日 火曜日 クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口
         

11月04日 水曜日 金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場
       

11月07日 土曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         18時30分~20時00分         
         戸越体育館 剣道場


11月08日 日曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時00分~14時00分         
         品川区総合体育館 柔道場
         15時00分~17時00分         
         品川区総合体育館 剣道場


11月09日 月曜日 金山剣術稽古会
         17時00分~19時00分         
         19時30分~21時30分
         新宿スポーツセンター 第二武道場


11月10日 火曜日 クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口
         
 
11月11日 水曜日 金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場
       

11月14日 土曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時00分
         15時30分~17時00分
         戸越体育館 剣道場 


11月15日 日曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分         
         深川スポーツセンター 柔道場


11月16日 月曜日 金山剣術稽古会
         17時00分~19時00分         
         19時30分~21時30分
         新宿スポーツセンター 第二武道場


11月17日 火曜日 クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口
         
 
11月18日 水曜日 金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場
       

11月21日 土曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分         
         深川スポーツセンター 剣道場


11月22日 日曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         15時00分~17時00分         
         品川区総合体育館 剣道場


11月23日 月曜日 剣術 特別講習会
         15時00分~17時00分
         品川区総合体育館 剣道場


11月24日 火曜日 クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口
         

11月25日 水曜日 金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場


11月28日 土曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時00分
         15時30分~17時00分
         戸越体育館 剣道場


11月29日 日曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分         
         深川スポーツセンター 柔道場


11月30日 月曜日 金山剣術稽古会
         17時00分~19時00分         
         19時30分~21時30分
         新宿スポーツセンター 第二武道場





 金山剣術稽古会 入会希望の方へ


【 新宿スポーツセンターでの稽古時間 】
◇(月曜日)17時00分~19時00分/19時30分~21時30分
毎月第四月曜日は休館日のためお休みとなります。
(第四月曜日が祝日の場合は翌火曜日がお休みです)


【 戸越体育館での稽古時間 】
◇(水曜日)12時00分~14時00分 


完全予約制ですのでお早めに御連絡下さい。
前月までに御予約の入っていない日はお休みとなる場合が御座います。
お申し込みは金山剣術稽古会のサイト
https://www.kanayama-kenjutsu.com より御連絡下さい。

都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。

2020-10-02(Fri)
 

今夜は見事なお月様

 今宵は中秋の名月。その名に違わぬ綺麗なお月様でした。雲が周りに無く、その美しさに多くの方が夜空を見上げたのではないでしょうか。

 東京では建物の隙間からしか見えない場合が多く、こういう時は田舎の広い大空を夢見てしまいます。そこで感じるものは、建物の合間から眺める感動の数倍でしょうね。

 さて、本日は高田馬場で渡部氏と稽古をおこないました。特に今日は私の身体が重かったので、半分の時間を杖整体操に費やしました。お陰で稽古後は体調が元に戻り、帰宅後は久し振りに走ることができました。

 最近は、新たな展開に向けての計画を作り上げているところで、私の時間がこれまで以上に足りなくなってきました。そのため、今後の日程を少し整理する必要があり、11月からは木曜日の稽古を止め、毎週水曜日に戸越体育館で稽古をおこなう事にいたします。会場が予約できない場合のみ木曜日に振り替える予定です。私自身、自分のやりたいことだけをやっておりますので、忙しいという自覚は全く無いのですが、毎日深夜2時から3時まで寝られないというのは、作業が追いついていないということであり、いろいろなバランスを取りながら生きて行く上で、このままでは進められないと感じております。しかしそれは私が前に進んでいる事態が訪れているという事なので、喜ばしいことでもあり、そのためには定期的なスケジュールを調整しなければなりません。今後の展開がどうなるのかは神のみぞ知るところではありますが、私の意志と合致した展開が拓けて来れば、それは新しい人生への扉となるのかもしれません。その意思に関して今は語れませんが、これまでの事の全てが繋がって来ますし、私自身にとっての想像も付かない景色が待ち受けているのかもしれません。さまざまな閉塞感を感じる日々の中で、私の視野は少し変わり始めて来ております。これまでの活動を大事にしながら、次に進んで行こうと思います。


2020年10月24日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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金山剣術稽古会

2020年10月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-10-02(Fri)
 

人生はやはり人との触れ合いにある

 昨夜は夜に松聲館を訪れ甲野善紀先生と研究稽古。釣り合いを取るという働きに、視覚的反射では絶対に間に合わないものの対応に、釣り合いを取ろうとする身体の反応で精確にそれが作用することを学びました。これは装置化した身体の装置とさせるべくキッカケが、釣り合いを取ろうとする人間の自然な反射反応にあるのだと思われます。この間(ま)のつかみ方や対応の引き出され方には武術としての重要な部分を感じるものでした。

 剣術では、二方斬りや先生の体から導かれる動きを拝見し、私自身も居着かない剣の操作についての稽古法を考えるヒントがありました。他にもさまざまに行いましたが、夜間飛行から月2回配信されているメールマガジンの稽古録に先生の技の詳細が掲載されることになるでしょう。いつもそうですが、10年近くになりますが帰りの気分の弾むような心地良さはずっと変わらないものです。ここに私は強く惹かれるものを感じております。

 そして本日水曜日は戸越体育館にて、渡部氏と柳澤氏と和泉澤氏とともに稽古。始めに体術稽古からおこない、中心の意識や背中の発力など、私の稽古会としては珍しく三名の方を眺めながら進めて行きました。

 杖術では三十連円打などをおこない、特別講習会でおこなうものを平日の稽古会では杖術、剣術、抜刀術と全て二時間の間でおこなっておりますので、平日の午後でも時間を作ってお越しいただくことが出来ているのだと思います。

 帰宅後はポストに生徒のSさんからお手紙が入っており、先日の日曜日にお願いしたGold Castleのホームページにある「生徒さんの声」を手書きで書いて送付してくださった事に感激を覚えました。日曜日からまだ三日しか経っていないのに私の手元に届きましたので、お忙しい間に時間を割いて下さり本当にありがとうございます。昨年の三月以降このページは更新しておりませんでしたが、お手数をお掛けしてしまったことに今更お願いして申し訳ない気持ちがしております。

 大変ありがたい文章を頂きましたので、その感想もあとに書きたいと思いますので、こちらのブログでも掲載させて頂きたいと思います。


令和2年2月22日

ぞろ目のこの日が私の入会日。

高齢者住宅クラーチで書道講師をしている私ですが、先生をお見かけしている内にお話しする機会が出来て好青年との印象を持っていました。

ある時、先生の剣術のホームページを見て目が点!好青年というだけではない、その技の凄さ、速さ、美しさ、これはもう芸術だ、アートの世界だ。

ブログを読むようになり、人となり、その理念にも強く惹かれました。自己に厳しく常に心身に対する向上を心掛ける生活態度、見習うべき感謝の気持ち、(私に最も欠けている)

79才の私。この年齢は衰えへの一方通行。
ここでくい止めないでどうする。
こんな時期に出会った剣術という道の世界。教わるなら尊敬出来る人、金山先生に教えを請いたい、高齢の私のこの願いを叶えて下さいました。

残念ながら入会してすぐにコロナ自粛に入り、やむなく自宅練習。
スマホの動画を頼りに三十連円打にも挑戦。
これは本当に大変だった。
どんなに目をこらしても動きが分らない。
壁に三十番まで書き出して貼り、スマホを見ては杖を振り、またスマホを手にして確認する。
お前はバカかと口に出しながら、どれだけ繰り返したことか…
家のリフォームのとき奮発した高級カーテンは、誤って飛んだ杖で穴が開き、落とした杖で足を痛め…

6月にスクールが再開してから、こんな自習は何の役にも立たなかったと思い知らされたものの忘れられない期間とはなったのでした。

今、少しずつ基礎から学んでいるが、剣術とは「殺気立った相手が居ることが前提」とやっと認識してきた超初心者です。
五体満足と永年やってきた書道との共通点もなきにしもあらず…を頼りにマイペースで続けたいと思います。

心豊かな先生、やさしい生徒の皆さん、よろしくお願いいたします。



 私にとっては有り難過ぎるお手紙です。クラーチではよくお会いしてご挨拶させて頂いておりましたが、このように実際にお越しいただき、強い気持ちで取り組んで下さり感謝しております。私は講習会や稽古会でもお客様と思って接したことがないので、遠慮なく言ってしまうこともありますが、それでも「悔しい!」というお気持ちが向上心を揺るがせないものになっているのだと思います。

 謙遜ではなく私の能力は大したものではありませんが、生徒達には恵まれております。Sさんのような方がまさか生徒になられるとは思いも致しませんでしたが、今ではもう「生徒である」という認識で思い浮かべております。クラーチでお会いするときにはオーラのある方ですので、S先生と思いながらご挨拶させて頂いております。以前込み入ったお話も伺ったことがありますが、苦労された方ですので、今は存分に無理なく剣術や杖術稽古に励んでいただきたいと思います。私にとりましても人生の記憶の中で得難い経験になるものですので、今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。


2020年10月24日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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2020年10月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-10-01(Thu)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1990年
高校から実業団まで5年間ボクシングに専念する

1999年
中田秀夫監督との出会いにより映画に出演。上京後モデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2010年
甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務める

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンDVD
『古武術は速い』指導・監修

2020年
BABジャパンDVD
『古武術は美しい』指導・監修

2021年
「日本公認会計士協会(JICPA)」プロモーションビデオ出演

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