大雨の初盆~数十年ぶりに観た門司港花火大会

 おととい土曜日の記事を書きます。

 この日は12時から父の初盆のため、お寺さんが来る予定。日差しの強い快晴の中、三十二段の階段を箒で掃く。妻と一緒におこなったが、これがなかなかの労働で汗びっしょりに。段差が高く、この家を訪れる人はだいたい「ふぅ~」という息を吐く。それが掃除となれば「ふぅ~」どころではない。

 昨日は気づかなかったが、実家の向かいの家の屋根に蜂の巣が形成されつつあり、種類が分からないが、スズメバチよりも小さく、全体が茶色でミツバチよりも全然大きい。その家が空き家のため、駆除依頼をまだしていない状態だが、実家の階段にも迫ってくる可能性があるので、かなり気になるところではある。

 一旦シャワーで汗を流し、時刻は正午近くになる。すると、とつぜん激しいゲリラ豪雨が訪れ、さっきまでの快晴が嘘のような、まだ日差しが隠れぬうちに猛烈な大粒の雨が降り注いだ。お陰で、階段はバケツで何杯も水を掛けたように綺麗になったし、昨夜の花火の後も綺麗に流れた。そんな雨だからお寺さんも遅れたのか、家族全員仏壇の前に座ってからしばらく時が流れた。雨は予想以上に長く、少し弱まった頃に住職がみえた。

 お経をあげていただき、ひとしきり法要が済んだところで雨が上がる。なんとなくそんな気もしていたので「ああ、やっぱりか。」という感じだった。

 この日も子供達とお絵かきやトランプで遊んだ。風船を膨らましてそれにお絵かきやら何やらで大笑い!子供の遊びに対する集中は武術稽古のそれに匹敵する。だから私も真剣だ!でもお絵かきやトランプは適わない…

 夜からは、3年ぶりに開催となる門司港花火大会へ数十年ぶりに観に行くことに!行くかどうか決めかねていたが、旧友が集まっていると連絡があったので、妻と二人で待ち合わせ場所へ。昔と比べたら人の混み具合が凄い!と聞いていたが、まさにその通りでなかなか進まず大変だった。まあ、歩いたルートが悪かったのかもしれないが、しかし門司港が混雑しているのはなんだか嬉しくて、夜店やら、粋の良い兄ちゃん姉ちゃん達が純に盛り上がっている姿にはピリッとした懐かしさを覚える。

 やがて旧友達と数十年ぶりの再会を果たす。野郎ばっかりの集まりだが、その瞬間にタイムスリップするから、普通にみればオッサンの集まりなんだけど、こっちにしてみればあの頃のままの感じ。これってやっぱり凄いことだなぁ…と、時が経ってみてしみじみと思えるようになった。

 花火を見終え、旧友達が集まる隠れ家的な家があり、妻と二人そこへお邪魔することに。翌日講習があるので、お酒は飲めなかったが、それでも涙が出るほど笑った。それは、自分だけでは無く、皆そうした時間を大事にしているんだろうなと今になって気づかされた。あの時過ごした時間、今過ごす時間、そこが再び結びついていく、そういう流れが生まれつつあるのだと。

 良いときもあれば悪いときもある、そのタイミングで命を絶ったもの、堪えてきたもの、それぞれに人生はあり、長いか短いかに優劣は無い。次の人生か今の人生か、難しいことは分からないが、ただ想いとなれば、生きていても死んでいても変わらない。仲間のことは忘れたくないし、笑い話に花を咲かせて、時を超えたあの頃が今を救ってくれることもあるだろう。

 しかし、そんな楽しい時間とは裏腹に実家ではたいへんな事が起きていた…


2022.08.13 門司港花火大会


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甲野善紀先生からの紹介文

2022-08-16(Tue)
 

慌ただしく、いざ門司へ!

 先週金曜日の記事を書きます。

 朝4時過ぎに起き、5時30分に家を出て妻と二人羽田空港へ向かう。7時40分発の飛行機で発ち、9時20分に北九州空港へ到着。昨夜の睡眠時間が3時間弱だったので、機内で少し仮眠がとれた。それでも激しく立廻りをやっていたので体は重く、予約しておいたレンタカーに乗って門司の実家へ移動。妻も運転は出来るが、基本的に私に問題が無ければ運転は好きなので、全て私がおこなう。

 途中で県道25号線沿いにある「資さんうどん」に寄って、かけうどんを食べた。資さんうどんは初めてだったが、懐かしい出汁の味がするうどん。東京では蕎麦を好むが、門司に帰るとやっぱりうどんになる。パッと食べ体が落ち着いたところで再びビューンと運転し実家に到着。この日は、姉2人も帰省しその子供達、甥っ子や姪っ子達も集まり総勢9名となった。かつて住んでいた人数と同じである。

 この日の夜は旧友達と会うには時間が空いているのでチャンスだと思っていたが、なかなか集まれず元々予定していた翌日の門司港花火大会のあとということに。

 そのため、帰省した12日は夜に実家の庭で花火をやろうと、買い出しに行き、東京じゃあなかなか出来ない(場所が無い)花火を何十年ぶりかにやった。全てが棒状の花火だったので、仕掛けのある花火だったり、空に飛んでいく花火だったり、そういう賑やかなものが無かったが、たくさんあったので子供達は飽きるほど花火を楽しめたと思う。もちろん私も!

 家の中では子供達と一緒にお絵かきをしたり、色を塗ったり、すっかりペースを握られて初日から大笑いさせてもらえた!武術をやって分かるようになった子供の凄さ。これは上手く説明出来そうに無いけどね。


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2022-08-16(Tue)
 

豊洲に殺陣教室があります!

 昨夜20時40分頃帰京帰宅しました。この一週間はかなり濃密でした。

 まずは先週木曜日のGold Castle 殺陣&剣術教室の講習記事から書きます。

 お盆休みということもあり、この日はふだん土日に来られる生徒たちも参加され、殺陣基礎クラス&立廻りクラス共に熱の入った講習となりました。体験参加では10歳と12歳のお子さんが来られました。生徒で中学一年生のM君が、自分で考えてきた斬られ方を、楽しそうに何度も稽古していましたので、体験されているご子息の親御様も安心してご見学頂けたかと思われます。

 豊洲での殺陣教室は、まだまだ知らない方が多いため、豊洲在住の生徒のみなさまにはSNS等を通じてお知らせ頂ければと思っております。自宅から近いこの場所で、平日夜とはいえ、望まれる方にとっては願っても無い環境であります。その望まれる方々に届くように私も色々とやっておりますが、ご負担の無い範囲でご協力頂ければ幸いです。

 続く立廻りクラスでは、俳優のSさんや、高校生のMさん、殺陣基礎クラスから続けて参加のYさん、いずれも役者としてステージに立つ経験をされている方々が来られました。講習では立廻りタイプTを稽古いたしました。

 跳んだり倒れたり、このタイプTはエネルギーの消耗が激しく、それを繰り返しおこないますとかなりの鍛錬になるでしょう。場面に求められる姿、始めと終わり。状況に求められる表情、男性と女性。そこに個性が表れます。

 私は講師ですが、自分が一番動きたい方なので、この一対一のタイプTは色々な方と存分に動ける好きな立廻りでもあります。

 参加人数は少なかったですが、それぞれに立廻りを進められたかと思います。俳優Sさんとの動きでは、ほぼ変更点は無くなり、あとはこの形を詰めていく段階に来ております。高校生のMさんも通しで動けますので、あとは動きの大きさとキレをどのように出していけるか、体の成長を待つところもありますが、技術的にはこの一年でかなり成長いたしました。役者のYさんも舞台公演でしばらくお休み頂いておりましたが、その間剣を振っていなかったにもかかわらず動きが良くなっております。体が整った感じがしますね。

 講習を終え21時40分頃に退出。自宅に着いたのが23時頃。そこから、門司への帰省&講習会に向けての荷造りをし、就寝したのが1時を過ぎた頃。起床したのは4時過ぎ。そして5時30分に家を出る。

 殺陣で動き、移動で動き、準備に動き、なんとも慌ただしい木曜日の夜でした!

2022.08.11豊洲①
2022.08.11豊洲②


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2022-08-16(Tue)
 

言葉を引き出してくれる人のありがたさ

 昨日は戸越体育館にて金山剣術稽古会の稽古。渡部氏、黒柳氏、K氏、そして川原田氏がひさしぶりに参加。稽古では、体術「頭と尾骨を意識した身体の整え方」をお伝えし、皆でそれぞれに取り組んでいただいた。とくに黒柳氏とK氏のお二人が熱中的に検証し合い、ずいぶんと力の伝わり方が向上した。にわかには信じがたい身体使いの効果を自ら体現できるとその感激は深い。

 この身体を整える作用というのは、心理的な部分にも作用している感じがあり、逆に身体が整っていない状態の心理的な影響についても、気づかせられるものがある。もしかすると、身体を整えると言うことは、料理で言えば食材そのものの味を生かす、余計な味付けは逆に勿体ない、素材力を高めるものであり、安易な術理というのは、味付けを工夫してなんとか素材を美味しく見せるということに近いのかもしれない。もちろん、素材だけでは食べられないものが多いので、良い素材(身体)に良い調理(術理)が求められる。しかし、本当に良い素材も調理法もなかなか手に入らないものであり、経験と年数を要してしまう。身体そのものが持っている余計な事をしない強さというのを、今後はどのように生かしていけるか、今度は調理法というか術理に向かうのか、はたまた素材をよりよくしていくのか、そこは身体に委ねたい。

 昨夜稽古後に川原田氏へ宛てたメール文の一部をここに引用します。これは稽古会のホームページ「今日の気づき」にも掲載したものです。

人の縁が繋がり、今の環境がある。やるべきことがある。人は会うことで傷つき、会うことで救われる。結局のところ人は人と直接会わなければならない生き物なのでしょう。一度でも会えば、その人の言葉は良くも悪くも判断が変わるものですので、その言葉や文字にないところ、つまりSNSで伝わりづらいところに、本当の判断が出来るのかもしれません。講習会や稽古会というのは、そうした人の言葉や文字にない部分を感じ取り、伝わり合うことが望ましいのかもしれません。古武術を稽古するということは、古の日本人の身体性の微かな匂いだけでも感じとり、その身体性から思想に気づき、日本人としてのアイデンティティに向かって心身を整えていくのではないかと思うのです。それはもちろん古武術だけでなく、職人仕事も同様です。日本人が世界列強の中で生き延びていくための根幹は、そうした身体の精妙な働き現象に対しやがて思想に通じて行くことかと思います。身体の思想が流儀にあるように、そこで練られ育まれたものが考えとしての思想になり、人が人で居られる人間社会を見直していかないと、人任せでは、生きるに値しない世の中に突き進むばかりとなるでしょう。弱者でも生きることに精一杯の力を使えるような、そんな日本人としての在り方を、今の我々世代の中年層は、追い込まれて育っていない世代でもありますので、本当の危機感はなんなのかに気づいていないのかもしれません。」
(ここからは今書いたものですが)
映画、音楽、娯楽、そうしたものの背景にはちゃんと伝わってくるものがあった時代がありました。その時代におけるバックボーンがどのような分野においても根底に通じていたのではないかと思うのです。昨今の各分野における停滞、下降、危機感にはそれが欠落してしまっている気がいたします。それが時代の定めであるのなら、今を生きる我々は自分を持って生き抜いていく術を養っていかなくてはならないでしょう。


 私自身、人と直接会うこと、それは今を生きる力になっておりますし、虚構の世界観から離れ、現実のやりとりに感じられる感激、感動、それはただ、「会う」というだけでも意味のあることです。そこに、どうやって会うか、会ってどうするか、その中で虚構にはない、身体を通じた現象が会うことの一番の目的となるのです。少々語り過ぎてしまいましたのでこの辺で止めておきます。

 今夜は豊洲で講習会、明日は早朝から福岡へ。日曜日の福岡講習会はまだ空きがありますので、フッと、行こうかな…と思われた方は、気持ちを込めてやってくださる博多武術稽古会のサイトへアクセスしてみて下さい。
http://hakatabujutukeikokai.blogspot.com/2022/04/814.html

 次回の更新は帰京後になります。それでは行って参ります!


2022.08.10 金山剣術稽古会①
2022.08.10 金山剣術稽古会②
2022.08.10 金山剣術稽古会③


福岡講習会のお知らせ

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甲野善紀先生からの紹介文

2022-08-11(Thu)
 

豊洲のみなさまお待ちしております!

 明日は戸越体育館にて金山剣術稽古会。明日は岩手県大槌町から川原田喬生氏が帰省も兼ねて稽古に参加予定。稽古会へ来られるのはひさしぶりなので、「頭と尾骨の意識による身体の整え方」をお伝えしたい。また先日配信した抜刀術なども併せて行なう予定。

(今夜20時に金山剣術稽古会の稽古風景の一部を配信いたしました)
https://www.youtube.com/watch?v=fQA7J-wK2RM

 明後日木曜日は豊洲で殺陣の講習。平日の夜からですが、土日の都合が悪い方にとってはお勧めの日程です。まだまだ知られていないと思いますので、生徒の皆さま、SNSなどで広めていただけますと幸いです。

 そして明明後日は福岡へ帰省。いろいろと慌ただしい日程になろうかと思いますが、これからもこれが当たり前になるよう務めて参ります。土日が一週空いてしまいますが、私自身もっともっと成長して皆さんへ向き合っていきたいと思いますので、色々と広がっていく展開をどうかお許し下さい!

2022-08-09(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1990年
高校から実業団まで5年間ボクシングに専念する

1999年
中田秀夫監督との出会いにより映画に出演。上京後モデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2010年
甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務める

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年~2019年
「関西特別講習会」を神戸各地で開催

2019年
BABジャパンDVD
『古武術は速い』指導・監修

2020年
BABジャパンDVD
『古武術は美しい』指導・監修

2021年
「日本公認会計士協会(JICPA)」プロモーションビデオ出演

書籍『サムライはなぜ後悔しないのか』出版/双葉社

2022年
「福岡講習会」が始まる

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