2023年11月 活動日程

11月01日 水曜日 金山剣術稽古会
          12時00分~14時00分
          戸越体育館 柔道場

11月04日 土曜日 剣術 特別講習会
          12時00分~14時00分
          品川区総合体育館 柔道場
          15時00分~懇親会
          エビスバー大崎店

11月05日 日曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
          13時20分~14時50分        
          15時10分~16時40分
          深川スポーツセンター 剣道場

11月07日 火曜日 クラーチ剣術教室
          10時00分~11時30分
          クラーチ溝の口

11月08日 水曜日 金山剣術稽古会
          12時00分~14時00分
          戸越体育館 柔道場

11月09日 木曜日 豊洲殺陣教室
          19時00分~20時30分
          深川第五中学校 エントランスホール

11月11日 土曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
          15時30分~17時00分
          戸越体育館 剣道場

11月12日 日曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
          18時30分~20時00分
          品川区総合体育館 柔道場

11月14日 火曜日 クラーチ剣術教室
          10時00分~11時30分
          クラーチ溝の口

11月15日 水曜日 金山剣術稽古会
          12時00分~14時00分
          戸越体育館 柔道場

11月18日 土曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
          12時30分~14時00分
          戸越体育館 剣道場

11月19日 日曜日 Gold Castle 殺陣&剣術スクール
          12時30分~14時00分
          品川区総合体育館 柔道場

11月21日 火曜日 クラーチ剣術教室
          10時00分~11時30分
          クラーチ溝の口

11月23日 木曜日 豊洲殺陣教室
          19時00分~20時30分
          深川第五中学校 エントランスホール

11月25日 土曜日 福岡出張
         (詳細は後日掲載予定)

11月26日 日曜日 福岡出張
         (詳細は後日掲載予定)

11月28日 火曜日 クラーチ剣術教室
          10時00分~11時30分
          クラーチ溝の口

11月29日 水曜日 金山剣術稽古会
          12時00分~14時00分
          戸越体育館 柔道場



 金山剣術稽古会 入会希望の方へ

【稽古会場】
◇戸越体育館 柔道場

【稽古日程】
◇(水曜日)12時00分~14時00分 

完全予約制ですのでお早めに御連絡下さい。
お申し込みは金山剣術稽古会のサイト
https://www.kanayama-kenjutsu.com より御連絡下さい。

2023-10-02(Mon)
 

殺陣もやはり楽しむべきは技術かな

先日の中秋の名月は満月であったが、月が出始めたときに家の中からカーテンを開けてオレンジ色のお月様を見ることが出来た。月が真上に上がってからは曇り空の中に隠れてしまいもう見えなくなってしまった。その前日の豊洲での講習に向かうときも、月の存在感がなにやらいつもと違うものだった。昔の人々は、今よりも圧倒的に空を見上げて日々を送っていたに違いない(今は下)空を見上げると心身にはきっと良い働きがあるだろう。


さて、昨日日曜日は品川区総合体育館でGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習でした。殺陣クラスでは、逆手廻し納刀を最初にお伝えしました。小学五年生のSちゃんとお母様も一緒になってこの難しい納刀を稽古し、次第に形になっていきました。個人的にこの納刀の興味深い部分は、逆手に放り上げた剣をクルッと回転させる際の支点の使い方と、同時に行われる手の内の動きです。ここで親指を伸ばすというのは、甲野先生が仰っていたことでありますが、それは肩の具合に関係しているだけだと思っていたのですが、親指を伸ばすことで勝手に残りの四指が柄の握りを最適な位置にズラし、手首の角度と刃の向きが自然な位置となるように決まるのです。

見た目が華やかな納刀なので、そこに目が奪われがちですが、実際に奪われる部分は、前述した部分にあるかと思います。(しかしそれは出来てから見えてくるようになるのですが)

講習後、生徒のHさんからコーヒー豆をいただきました。おそらく、YouTubeの動画を観て下さったからだと思いますが、次回の撮影でそのコーヒーを飲んで感想をお伝えしたいと思います。そのほかにも、観て下さっている生徒の方々はいらっしゃるかと思いますが、ゆっくりと何か飲みながらでも視聴いただければ幸いです。比較的長いのでラジオ代わりに作業しながら、乍ら聴きでもよろしいかと思います。

実はvol.4の動画である現象が起きていたのですが、お気づきになった方は多分いないでしょう。ハッキリとは言えませんが、ヒントは次回の動画でお知らせします。


金山孝之 YouTubeチャンネル

金山剣術稽古会

10月 活動日程

2023-10-02(Mon)
 

体術稽古は身体を観る(感じる)習慣となる

9月最後の日は、品川区総合体育館柔道場で、後方突き、各種納刀法、そして体術をお伝えしました。

新しい生徒達にとって初めての内容となりますが、右手の押さえや体の開き等、丁寧に取り組んでいただきました。

後半の体術では、中心感覚、力まない強さ、身体の整え方など、もう少し時間が欲しいところでしたが、また次回にお伝えしたいと思います。身体の使い方を信じられるようになるには、確かな実感を得ることです。体術稽古ではその実感を得られやすいものがありますので、比較的講習では盛り上がります。

明日は同会場で15時30分から殺陣の講習をおこないます。10月から復帰される方もいらっしゃると思いますので、また楽しみにお待ちしております。


2023.09.30


金山孝之 YouTubeチャンネル

金山剣術稽古会

10月 活動日程

甲野善紀先生からの紹介文

2023-09-30(Sat)
 

学ぶためには感じるしかない

一週間に一本程度の公開予定だった「金山孝之の部屋」もすでに三本公開した。二週間ほど前に身体を痛め、現在ほぼ回復しているが念のため今週いっぱいは無理をしないつもり。そのため、自宅での撮影に時間を割くことが出来た。昨日公開した動画では、私自身喋りながら「なるほど、そういうことだったのか!」と気付いたのは、中田秀夫監督に教えていただいた、ジャン・ルノワールの「イタリア式本読み」の事である。

何度も何度も棒読みで台詞を話すこと、そうするといつか突然スパークしたように役が訪れるのだと。
当時は、そのイメージが掴めなかったが、今、武術稽古における気づきの得られ方に近いものがあると思えた。
今あるもので何とかしようとしても、そこに進展は無く、進展が無いということは成長が無いということ。頭打ちしてしまうというのは、初期に学んだものをいつまでもいつまでも大事にしているということであり、それにより実はずっと足を引っ張られているということ。

棒読みで台詞を繰り返すと言うことは、余計な感情、余計なリズム、余計な演技を廃し、その本番そのときの瞬間にもっとも適った言葉となるために、思い込みを無くす手法なのでは無いかと想像する。そしてその場が整ったときに、その状況に合った言葉が、スーッと自然に、余計な雑味無く表現出来るのかもしれない。それは気配に近いと思う。他に回した集中が強いほど、そこへの気配は違和感として伝わりやすい。棒読みに徹するということは、余計な集中を回さぬよう、スパークの瞬間まで集中を抑えて、誤った残像を記憶しないよう努めているのだと思う。時間が掛かるが非常に高度な手法なのだろう。

昨日の夜、豊洲へ向かう途中にフト思ったが、「学ぶためには感じるしかない」ということ。この言葉は、おそらく今後多用することになるかもしれないが、それは身体を忘れないということでもある。感情であれ表現であれ技法であれ人間関係であれ、そこに通ずるのは自らの身体である。逆に言えば、身体が変わらずして学べるものは無く、学んだと言えるものはただの暗記と短期的記憶の計算力なのだろう。出来るか出来ないかは、頭でいくら考えても変わらない。結局のところ身体がどのように学んでいるか、その無意識なる計算力の恩恵を受けて何事かが出来るようになる。だから、「学ぶためには感じるしかない」のである。※(頭の中でも身体が変わる出来事が起こると思います。それが芸術であったり、好きな事であったり、そのようにして取り組む学業を否定するつもりはありません)

豊洲での講習は、少人数での開催となったが、それはそれでリラックスして笑いが溢れた。初心者には初心者の良さがある。一つ一つが初めて出来た喜びの瞬間に立ち会える。失敗も楽しめる。いずれにしても楽しい。豊洲は大きな街だ。平日の夜というのは、幾ら近所でも時間の捻出が難しいのだろう。だが、その時間をどのように使っていくか、その差を想像してみたときに、身体をどのように考えてきたか、それがその後の人生に大きく関わってくる。同じような風景は同じような習慣となりやすい。だからこそ、その中から飛び出して掴める人は希なのだ。


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金山剣術稽古会

9月 活動日程

10月 活動日程

甲野善紀先生からの紹介文

2023-09-29(Fri)
 

その一歩が全てである

昨日水曜日の金山剣術稽古会では、気配を消していくための集中の使い方を色々と検討してみた。気配を消すと言うことは、集中してそれをやろうとすればするほど逆効果になってしまう。結局のところ、全てに対してそこに向き合わずにおこなわなければならないように感じる。とてつもなく難しいが、人は普段の生活でフトやってしまっている事がある。

思い掛けず振り向いた、思い掛けず手が上がった、そうした瞬間には、相手の対応が普段とは異なるものになる。相手と3秒ほど目が合い続けたり、そこに通常であれば予測していた互いの反応が生じないのである。つまり互いにまったく予期していない気配の無い仕草に目を背けることが出来ず、目が合い続けてしまうのだろう。見ず知らずの他人と3秒ほど目が合うというのは考えられないことだが、(他の要因の可能性はこの場合無い)そのときの自分自身の心理的反応も、相手と同じように、ポカンと目が合ったまま、その状況に心の変化が無く、さっきまでの思案毎や心理的状況のまま、ただ目が合ってしまった、ということになっている。

これが意図してやろうと思えば大変な技である。意図すれば、それはもう矛盾が始まってしまう。意図せずに意図できるか。そこにある何かが理解出来なければ、気配を消すことは無理だろう。だが、起こりえないとは思わない。とにかく、やろうと思わずに精度良くやれるか。そこまで稽古を重ねなければ始まらない話である。

この日は手の内の精確さを確認すべく「鹿威し」をおこなった。これはもしかしたら手裏剣術のような難しさがあるかもしれない。現時点では十回やって三回位しかど真ん中に剣が当たらない。しかし、以前よりも確率が上がってきているので、必ず結果には理由があるので、そこを稽古で上げていかなければならない。厳しい条件を課すことは誘いからの脱却につながる気づきを得ていく道筋を作ることになる。最初は苦しいが、それは必要な苦しさである。といっても、やめられない系の夢中になるものであるが…

剣術「満月」では、歩の使い方に気づきがあった。意図して踵を上げる動きは滅多に無いが、これは、踵を上げることで流れよく速やかな沈みを生み出している。もちろん、床を蹴るための使い方では無い。

剣で身体を作ること、そこには上体と下体との繋がりがある。その働きに流れが関係し、その流れは剣を振るという軌跡やそれによって生じる必要な身体の筋肉や筋が関係していると思う。そこを間違えておこなうと、方向性の違う身体になってしまう。力みや脱力も同様、身体の使い方に関連する習慣が、心身の習慣となり、その人の姿を司るものとなる。何を基盤として自身を司るか、そういう未来の姿を想像しながら心身と向き合っていかなければならない。

やはり稽古は、今ある一歩を登り続けて行くしか無い。その一歩が無ければ見えてくる景色は限られる。次の一歩へ真摯に向かい続けることができるかに掛かっている。私自身もあらためて、そのことを忘れないように務めたい。


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金山剣術稽古会

9月 活動日程

10月 活動日程

甲野善紀先生からの紹介文

2023-09-28(Thu)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市門司区出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師

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