人の魅力生き様

 今週も木曜日が終わった。明日は武道具屋に行き、その後は企画の整理をおこない、より具体的な部分まで一応決めていこうと思う。明後日の杖術特別講習会の内容と、初めてである文京総合体育館での開催についての再確認もしなけらばならない。もちろん懇親会会場への再確認も。振込み手続きもあり、なんだかんだと不備無くおこなわなければならない。まあしかし、そうした事務的手続きや頭の整理があっての身体表現とも言えるので一人でやっていると全てが把握できるので全ての作業が苦ではない。

 本日は、高田馬場でW氏と後藤氏と稽古をおこなった。今日は初めに後藤氏に皮膚の接触から力感や肩甲骨の状態を感じてもらい、そうした接触圧が変わらなくとも、内部の変化が「質感」となって伝わる事をお伝えした。皮膚から感じる接触の質感であるが、接触しない質感と言えば、視覚から感じる捉えきれない質感となるのだろうか。あくまで想像であるが、視覚からなる経験という人間の優れた計算力を逆手に取った方法をいかに工夫しておこなえるか…

 杖術では、「十一之型」を最後までおこなった。今日は試しに膝行しながら少しおこなってみたが、合気道経験者には興味深いものとなるだろう。私としても新たな自分の稽古として本格的に「膝行十一之型」を考案しようと思う。

 剣術では鹿島神流にある「足払浮舟」を参考に、千鳥足を廃し浮きを掛けて両足を開いて腰を落とす形に変更した。足払いに対する受け方は他にもあると思うが、この足運びと剣に重さを乗せる重心操作は稽古として得られるものがある。

 抜刀術では、「懐月」と「稲妻抜き」をおこなった。あらためて懐月は鞘を引くのは僅かであるが、その最後の重要な手の内や腰の開きを自得するには向いている技といえる。稲妻抜きは、甲野先生の技をS師範から学び、私の中でかなり変更に変更を重ねた技であるが、初期の頃は、2010年に撮影された動画があったのであるが、私がその映像を人に貸してしまい結局あげてしまった形となった。あの当時はYOUTUBEにもアップされていたが、当時のS師範の厳しい袋竹刀での籠手打ちを外して籠手に斬り付ける稽古は、当時かなりおこなっていたが、籠手が真っ赤になるほど強く打たれたものである。収録の最後に趺踞からのタオル抜刀(タオルを離して地に落ちる前に刃で打ち飛ばすもの)もその場で初めておこない二回目で成功した。当時は、私が映画に出るというお話の元武術稽古をおこなっており、その都度映画監督の方が稽古場に来られテスト撮影をしていただいた。配信は出来ないが、今でもそうした幾つかの映像を持っているが、さすがに当時の動きは見せられるものではない。(もっとも今現在も恥ずかしい動きを晒してしまっているが…)

 稽古後、更衣室でいつもここでお会いする殺陣の先生とご挨拶し、今度下北沢のスズナリでご出演される舞台のチラシを頂いた。この方は以前から殺陣の指導風景などから、お人柄に惹かれるものを感じ、私の教室以外でお勧めするならこの方の教室だろうなと思っていた。今日初めてお名前を知ったのであるが、思っていた通りの、いや、思っていた以上の経歴の方で、それを感じさせない(逆に感じていたのだが)雰囲気に学ぶべきものを感じていた。日程が整えば舞台を観に行きたいと思う。

 役者というのは、やはりその人そのものの魅力がなければならない。演じている間だけ魅力があるのは間違いであり、普段の魅力が演じた際に伝わるものだと思う。人柄や生き方に感動して、演目よりもその人の芝居を観たいと思わせるような中身のある役者がいい。アルバイトで疲弊した日常ではなかなかそれは難しい。自分のためになるアルバイトや仕事を探すのは至難であるが、役者という仕事で成立させていくにはその至難を己の糧にしていかなければならない。

 私の知っているひとでも、見た目からは想像出来ない苦労といえるアルバイトを色々と経験されてきた方がいる。そして、それを苦労と思わずに話されているから驚かされる。そういう人はそうした普段の姿にこれまでの向き合い方が輝きとして備わるものなので応援したい気持ちになるのは自然である。

 夜からは場所を住吉に移して、先日の振り替え稽古としてI氏と稽古をおこなった。今日は合気道の団体が十数名いたので、珍しく混雑した中での稽古となった。

 脚鍛稽古、杖術、剣術、をおこないあっという間の二時間が過ぎた。帰りは途中から雨が降って来たが高下駄でダッシュして横断歩道を渡り駅に潜り込んだ。自宅最寄り駅に着くと雨はあがっており、難無く家路に着いた。

 退路を断つというのは、決心の要ることであるが、私としても週休二~三日、ボーナス年二回の生活を六年続けたが、それを捨ててそこから長いアルバイト生活を送りさまざまな地でさまざまな人と出会い、一瞬の輝きのための長い苦悩生活が長く長く続いた。遠回りをしたとは思っていない。それはやはりその時の苦悩や助けられた人からの思いが自分自身に大きな影響を与えそれが私という人間になっているからだ。そしてそうした経験は人を見ても見えてくるようになる。どんな状況になろうとも、己の糧となるようにすることで、後々の自分を助けてくれる事になる。そうしたことは、退路を断つことがまずはスタートだと思う。今私が舞台で観たいのは、演目自体というよりも、観たい役者の生き様に興味がある。私の場合そこを観たい。


2017年10月14日「杖術 特別講習会」
(残り二名となりました)

金山剣術稽古会  

2017年10月 稽古日程

2017年11月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-10-13(Fri)
 

ヨドバシ街で打ち合わせ

 本日は新宿西口にてとある打ち合わせをおこなった。都内に住んで13年経つが新宿西口にあるヨドバシカメラの○○館の多さに驚いた!新宿なんて飽きるほど来ていたつもりであったが、未だ一歩も踏み入れていない場所を知った驚きと喜びがあった。

 東口や南口はそれなりに見て来たが、西口はあまり行く機会が無く、西口から南口への甲州街道に通じる道は「へぇ~こんなところがあったのか。」とヨドバシ街を待ち合わせの時間までウロウロとした。

 約一年ぶりにOさんと再会。(具体的になってきましたらお名前を表記させていただきます。)お忙しい方なので、仕事の合間を縫って一時間打ち合わせの時間を作ってくださいました。昨夜は企画書が出来上がり、それを元に打ち合わせをおこなったが、諸々変更箇所や課題が見え、やはり打ち合わせをやって良かったと思える濃密な一時間であった。

 準備が仕上がりに左右すると思われるので、私なりに足りない頭を使っていろいろと人に相談しながら計画を実行したい。

 Mさんが仰ってくださった言葉を胸に、後悔しないもの、納得できるものを目指して力を頂きながら前進したい。


2017年10月14日「杖術 特別講習会」
(残り一名となりました)

金山剣術稽古会  

2017年10月 稽古日程

2017年11月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-10-11(Wed)
 

向かう先であり辿り着く場所

 甲野善紀先生の著書『剣の精神誌』の中に、老荘思想の根幹をなす考え方として「なにも思わず、なにも考えず、決められた場所や立場に拘束されず、なにかに従い、すがり、頼りにすることなくして、はじめて道を得、道に安んずることが出来る」という一文を忘れないように記録しているが、いつの世も、人は不安に駆られ人はどうあるべきかということを考えさせられながら生きている。当時の人々は現世には存在しないが、人類は途絶えることなく今に続いている。現世と太古、ひとは何が変わり何が変わらないのであろうか…いつの世にも歴史があり、現世もいずれ歴史になる。「今を生きる」とはどういう価値なのであろうか…


 さて、本日火曜日と言えば「高齢者のための剣術教室」に行ってきました。毎週お世話になっているこちらの会場へは、講習のために行っているのはもちろんですが、スタッフの方や、居住されている方々とお会いしご挨拶すること、以前参加されていた生徒さんと立ち話をすること等々、笑顔に包まれた空間で楽しくお話させていただくことが、私にとりましても癒しになりますし、ひとが生きていて日々その事への不安や切実な思いというのが、少しでも薄れていくような、忘れてしまうような、そんな思いを会話から僅かにでも感じますと、私も真剣にさせられ、頭で考えるよりも、身体が、心が、反応してその方に接するようになった気がいたします。こちらの会場で私が学ばせて頂いている事、経験させて頂いている事は、私も仕事という考えでおこなっておりませんので、もちろん報酬は頂いておりますが、先に記載した老荘思想の根幹をなす言葉のように、ありがたい環境であってもその環境や待遇にすがるつもりも無く、私は私の思うようにさせていただいております。そうした接し方につきましては、私は純粋に稽古を思っておこなっておりますので、自分の評価や、皆さんに気に入ってもらえるようにということを第一に考えておりません。

 三年前に有志で始めた剣術教室ですが、先日こちらの運営会社のホームページの教室紹介として掲載していただきました。カルチャークラブのような縛りも無く、自由にやらせていただけることは非常にありがたいと思っております。あらためて感謝の気持ちとともに、毎週火曜日は私にとっても、心を浄化させる一日として大事にしたいと思っております。


 一旦帰宅し、午後は半年に一度の歯医者の定期健診に行き夜からは住吉でI氏と稽古。

 …の予定であったが、なんと今日は休館日!

 I氏に連絡して会場近くで合流。昨日が祝日だったため休館日が一日ずれてしまったことに気がつかなかった…。

 せっかく時間を割いて来て頂いたI氏に申し訳なく、帰り道の小名木川沿いにある遊歩道で体術稽古をおこなった。二十分位おこなったであろうか、私にとっても、バッグを肘に掛けるより肩に掛けた方が楽であるという会話から得るものがあり、稽古に活かす事が出来た。そこからより発展出来そうな感じがしたので、私の中でその感触を寝かせておこうと思う。

 I氏とさまざまな話もでき、現在の私の客観的な実感から、次の器を満たせるものに移ろうかと思えるようになった。それはマトリョーシカのように、中に同じ人形が何体も入れ子構造によって入っているような感じというのだろうか、コップ状の器の中にそれが何個も入っており、一番中心に入っている小さいコップに少しずつ水が滴り落ち、満杯になってその次のコップに注がれていく。やがてそのコップも満杯になり、その次のコップに注がれていく。といったふうに、中身が満杯に満ちたことでようやく次の段階に移れるという意味合いである。

 大きな器を満たすには、そこに至る全てのコップが満たされていなければならない。コップを満たすには、一番初めのコップに入る水の一滴が、満たされ大きな繋がりとなってさらなる大きな器が用意されてくる。

 「なにも思わず、なにも考えず、決められた場所や立場に拘束されず、なにかに従い、すがり、頼りにすることなくして、はじめて道を得、道に安んずることが出来る」

 私にはコップの水一滴が溢れたときに、次なる道が見え、その一滴が得られる生き方こそ私にとっては向かうべき道であり、辿り着く場所であると思っている。


2017年10月14日「杖術 特別講習会」
(残り二名となりました)

金山剣術稽古会  

2017年10月 稽古日程

2017年11月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-10-11(Wed)
 

休養日

 今日は清々しい一日でなんとも気持ちよくリラックスして過ごすことが出来た。

 休養日など、この程度で甘いなと自分自身思っていたが、それなりに毎日講習や稽古に行っていると疲労は蓄積される。

 だが好きな事を自分で選んでやっているので、嫌な疲労ではない。そのため休養をしたいという思いになり辛い。

 だから、このところ思うことは、講習や稽古会の内容を良いものにするためには、心身ともにリラックスした状態で、何かを得ようという渇いた探究心が、お腹を空かせて食事にあたる感動と同じく、「動きたくて 感覚を探りたくて 気付きを得たくてしょうがない」と言える状態で望めるなら、よりよい稽古となることは想像に難くない。

 そういった意味では、これからの私にとって休養日の過ごし方が重要になってくる。

 何も考えないようにして、結果として良い閃きやアイデアが生まれる事も少なくない。

 リラックスした状態の中で、身体と向き合い優しく心地良い調整をしてあげることも大切。

 そうした時間が取れることは贅沢なことかもしれないが、結果として長く向上し続けていくためのは、選ぶべき選択だと思う。

 まだまだ我武者羅に行きたい。だからこそ調整し、この身を大事にする時間を確保したい。

 あたらしい世界に向けて!


 2017年10月14日「杖術 特別講習会」
(残り三名となりました)

金山剣術稽古会  

2017年10月 稽古日程

2017年11月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-10-09(Mon)
 

運気とバランス

 世間では三連休ということに日曜日の講習が終わって気がついた。このところ面白いほど運気が悪い。まるで私を怒らせる何かがわざとそういう風に仕掛けているとしか思えないような身の回りの出来事に今週は疲弊した。とは言っても、私を怒らせて喜ぶ人がいては面白くないが、そういう類の怒りではないので、ここは身を任せて次なる運気に期待したい。

 東京もいいが、もっとゆっくりと他人に侵入されないパーソナルスペースで日々を送りたいという憧れはある。私の夢、それは少しずつ変わり続けているが、ゆとりの中で早く回していける効率と強さと環境の中で、大きく息を吸い込む事が自然と出来る空間に身を置いて生きていたい。細やかな裁量の経験から、今の居場所とは異なる空間(次元)のなかで景色を見てそこに住みたいと思う。

 おそらく私は疲れている。今週は心身ともに回復させなければならない。
 

 さて、本日は品川区総合体育館でGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。昼間の部では柔道場ということもあり、殺陣クラスでは久しぶりに斬られて倒れる稽古をおこないました。そのなかで足の使い方が非常に大事である事をお伝えいたしました。その意味は今日受講された方は皆納得していただけたと思われます。斬られ方を引き出すものとして、斬る側が倒れる位置を指定するという方法でおこなったところ、それぞれにいい動きが生まれてきました。特に俳優ペアのSさんとTさんは、「さすが!」と言える動きを自らいろいろと試されていました。撮影現場や舞台などで倒れる芝居が付いた時は非常に使えるものです。さまざまに応用がききますのでまた柔道場でおこなう機会があるときはおこないたいと思います。

 夜間の部では、久しぶりに少な目の参加人数でしたが、それぞれに集中した内容で時間が過ぎるのが早かったように感じます。杖の経験が少ない方や初めての方もいらっしゃいましたので、ジックリおこなえたと思います。剣に興味を持って参加される方がほとんどだと思われますが、杖術を経験されますとほとんどの方が興味を持って取り組まれます。

 やはり殺陣というものが広く一般的には世間の目に留まりやすく、剣術や杖術といいますと、古武道大会などでおこなわれている演武のイメージが強いのではないでしょうか。当スクールの特徴のひとつに、殺陣に興味を持ち、次第に剣術や杖術をここで知り、殺陣よりも興味をもたれる方もいらっしゃいます。つまり、世間一般に剣術や杖術、または抜刀術というものが目に触れる機会が少なく、たまたま映画や舞台、アニメで知った情報からYOUTUBEで検索して情報を具体的に得ると言うことが一般的な流れでは無いでしょうか。

 そういう意味では、どのような情報が得られるかということが重要になってきます。誹謗中傷が相次いでは未来への発展はありません。実力のある人が自然と残っていく世界だと思われますので、実力を身につけることに精進する事が正当な手段であると思います、さらに人にはそれぞれの役割がありますので、その役割を真っ当に果たす事が生きていく上での使命かと思います。

 この世に生まれ、子供から大人になり、今ある姿に何を思うか…


 良いものを観よう!悪いものに目が行くのは、己の心に邪心が漂っているからかもしれない。自らの意思で心を浄化させるのはなかなか難しいが、それも修行の一つ。良いものに自然と目が向き、世の中の景色と関わってくるものに対する結界が張られることで、道はまたハッキリとしてくる。運気という自然の周期は変えようもないが、そうした中で学び得ていく事はこれからの状況判断に必要となるので、運気運命と向き合っていかなければならない。

 不思議なものであるが、そうしたことは何らかの因果に関係している。バランスと周期、それは必ず訪れるサイクルであると、二十代の頃から実感していたが、その先に起こるであろう事を想像すると、全ては納得の範囲内に収まる。ただ単に今がもどかしいだけなのかもしれないが、時間は止まってくれないのでそれは致し方ない。

 とにかく、私は前に突っ走って行かなければならない!


2017年10月14日「杖術 特別講習会」
(残り三名となりました)

金山剣術稽古会  

2017年10月 稽古日程

2017年11月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-10-09(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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