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苦難の先にあるもの

 人生というのは不思議なもので、忍び寄る何かに対し、時として余りに安易に、余りにあっけなく、失っていくものがある。そうしたものが、平穏無事な時の流れに於いても、必ずひそやかに進路を向けて迫って来ている。最近は、沢田正二郎氏や榎本健一氏の自伝などを読んでいるが、やはり数々の苦難や裏切りに合い、それらを全て跳ね返して大成功を収めてきた。いわば、結果としてそうしたことなども、成功のためには必要不可欠であったのだろう。

 だが、この両人の成功にはそれぞれに代わりが見つからない才能と技術と先を見る先見性があったように思う。そして、両氏に共通するのはともに幼き頃の苦悩や葛藤が並外れて大きなものであったこと。時代背景は全く異なるが、私自身この自伝には心を惹き付けられた。

 さて、本日の高田馬場での稽古はI君といつものようにマンツーマンで二時間みっちりとおこなった。今日は動きの中での姿勢について、スーツを着ているときと、ジャージかパジャマを着ているときでは、自然と身のこなし方が変わってくるように、それは無意識でも、自分の姿にあった身のこなし方になってしまうもので、それと同じように、心の在り方が強いものであれば、自然と動きの中でそうした姿勢になってくるもの。不安や、確認ばかりが意識の中で割合を占めてしまうと、自然とそうした身のこなし方になってくる。これは俳優も同じであり、小手先の技術で演じようとするよりは、中身を完全にその人物になるための準備と、人格の変化をおこなう技術とが大事であり、そうしたものが姿形に説得力のあるものとして映るのだと思う。つまり、姿勢というのは、表面的な見た目を正すことよりも、根本となる内面をいかに養っていくかにある。不安であったり、落ち着きがなかったり、そうした状態ではなかなか姿勢を整えることは難しい。だからこそ、不安な気持ちにさせない、話をして気持ちの確認をして取り組む、といったことが小さなお子さんには育てていくという面に於いても重要なことであると思う。

 I君とは毎週、月に4回稽古して間もなく半年になるが、高田馬場の武道場にお母様と初めて見学に来られたことが今では懐かしい。あの日は、私の稽古会に3名の方が入らして、蟹の前歩きや雀足歩法、最後は抜刀術など、大人が真剣に稽古している姿を、初めから終わりまで、お二人で立ったまま見学されていたのには強く印象に残った。

 これからも掛け替えのない日々を肝に銘じて、あっという間に大きくなっていってしまうお子さん達との稽古には、その一回を私としても大切にしていきたい。



 
 今週土曜日は「抜刀術特別講習会」を品川区総合体育館剣道場でおこないます。時間は12時~14時です。

 昨年の11月23日に初めて開催し、今年の2月から毎月開催するようになって、今回で10回目です。常連の方は確実に進展が見られるようになってきました。特に、居合刀をお持ちの方は、稽古をおこなう機会と場所が限られていますので、こうした二時間集中的におこなえる講習会で、存分におこなっていただければと思います。15時からは懇親会をおこないますので、ご参加出来る方は、講習会とは一転した雰囲気の中で楽しんでいただければと思います。興味のある方は遠慮なくご連絡ください。お待ちしております。


 2016年10月22日(土)
 「抜刀術 特別講習会」
 
 (お申し込み受付中)
 
 2016年11月3日(水)文化の日 
 「抜刀術 特別講習会」 (四時間二部制)

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年10月 稽古日程

 2016年11月 稽古日程


2016-10-18(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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