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稽古生に恵まれて

 本日は高田馬場にて夕方からI君と稽古をおこなった。さすがに金曜日らしく、混雑した中での稽古となったが、I君の集中力も以前に比べ成長が見られる。気持ちの切り替えがシッカリ出来るので、一息休息を挟むときに、学校の話や野球の話を聞いて、私もこうした年齢のお子さんと日常の話をすることがこれほど好きであるとは思いもせず、そうした自分自身に驚いている。

 以前、I君に膝の抜きをお伝えするために、ペットボトルのキャップを使って、私がそれを離した瞬間に上から掴むことが出来るかをおこなったことがあり、いまそれが小学校のクラスで消しゴムを使って流行っているという。このペットボトルのキャップを落として、床に落ちる前に、上から掴むことが出来るかという、この稽古は私が甲野先生の松聲館に行くようになって間もない頃に、先生からこのキャップ落しをおこなっていただいたのがキッカケであった。

 I君との稽古では今日初めて「二十連円打」が最後までミス無くおこなえるようになった。今後は一つ一つの動きを丁寧に意識して動けるように稽古したい。剣術では今日から本格的に「突返」をおこなうことにした。私の稽古では袋竹刀を使わなくなったので、緊張をともなうが、木刀による稽古では柄の形状や、反りといったものが操作性に大きく関ってくるので、そうした部分を剣術稽古では精度を高められるようにおこないたい。

 稽古後には、私はいつも武道場の奥側窓際でだいたいおこなっているが、その広い武道場の反対側の奥から、伝統空手の師範の方がこちらまでお越し下さり、I君へお褒めの御言葉を掛けてくださった。今日はいつも隣でおこなっている伝統空手の師範の方とは違う団体の方であるが、もうずいぶん昔からお会いしている方であり、私のほうが若造であるにも関らず、こうした対応に私も学ぶべき心の在り方を見つめなおさずにはいられなくなってくる。今後益々I君にとって稽古に熱が入ってくるだろう。こうしたこれからの未来を担っていく子供たちには、同じ空間であれば、ともに期待し、ともに応援できるような大人たちの後押しというものが、子供の心には必ず響いていくものと思われます。この場をお借りしてあらためて、師範の先生方、諸先輩方に厚くお礼申し上げます。

 次に夜からはI君と入れ替わってR君との稽古をおこなった。久しぶりの稽古となったが、動きを忘れるどころか、良くなっている部分もある。おそらくI君同様家でも練習しているのだと思われる。R君との稽古では、起こりをなるべく出さない身体の使い方について、私も研究することが出来た。やはり上体が大きく関っており、そのための脚部の使い方として考えたほうが、さまざまに検討している身体の使い方の中から抽出しやすいように思う。

 今日は「杖 十一之型」において、杖を持っていない方の手の動きというものを全般を通じて意識しておこなっていただいた。動き初めと、動き終わりを合わせることで、その合間の速度とその際の形が自然と決まってくる。まずはこの杖を持っていない方の手の動きを点検し、徐々に足の動き、胴体の動き、それぞれがどうなっているか、どう動いていくのかということを、修練していくと、全体の動きの質というものが変わってくるだろうし、ようやくこの型稽古の求める動きに近づいていくのではないかと思っている。

 剣術稽古では、「裏交差からの斬り付け」をおこなった。これから徐々に剣術においてもこれまでに比べ質を考えた動きの内容に取り組んでいきたい。

 今日は稽古の最後に納刀に時間を割いたが、私としてはそこまで納刀に時間を掛けるつもりはなかったが、R君がなんとしても納得が行くまで繰り返して取り組んでいたので、止める事が出来なかった。納刀稽古というのは、私の経験上、上手く行かない時ほどこんなにストレスの溜まるものはないと思っていたので、あまり繰り返して納刀稽古はしないようにしているが、やはりR君はその辺りが、身に付けるセンスだけでなく、こうした諦めない気持ちと、冷静な判断の持続が、厳しい世界で生きていくために必要であることを知っているのだと思う。

 私はこうしたお二人の優秀なお子さんに稽古に来ていただき、恵まれすぎている。私にとっても、心が潤っていくひと時である。真剣に向き合いこれからの成長を見ていくことは、なんとも楽しみである。そうしたお子さんや、親御さんの気持ちに答えるためにも、私は学び、成長し、昨日より今日、今日より明日、前に前に進んで行かなければならない。

 今、本から出会ってきたと思えるある人物の自伝を読んでいる。なんとも不思議な感覚で読んでいるが、人の道や縁というのは、やはり何か決まっていて、そうした流れの通りに進んでいるように思えて仕方が無い。

 人生にとって、「気づく」ということは何を意味するのだろう。 


 2016年10月10日(月)体育の日
 第12回 GM happy コラボレーション 「杖術とヨガ」
 
 (お申し込み受付中)

 2016年10月22日(土)
 抜刀術 特別講習会
 
 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年10月 稽古日程

 2016年11月 稽古日程


2016-10-08(Sat)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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