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心理面と身体把握の関係から学ぶべきこと

 本日は10月にしては暑い日中となったが、それでも陽射しの強さは秋らしくジリジリするようなほどではなかった。もっとも、外にずっといた人は大変だったと思うが。

 クラーチ剣術教室では、三年目を迎えて感じることは、全体が身体の使い方に対し興味を持って取り組むことが自然となってきていることである。そういう意味での教室としての安定感を感じながらも、マンネリとならない講習をいつも考えておこなっている。しかし、違うことだらけになってくると、それはそれでイヤになってくるものなので、そのあたりのバランスを見ていきながら、覚えたいもの、身に付けたいものと、新しいことを知る喜びというものを、みなさんの集中をみて感じとっていかなければならない。

 集中と言えば、昨夜は1時過ぎから30分ほど、部屋を真っ暗にしてヨガをおこなったが、以前の何かをなぞるようなやり方となってしまい、解けてほぐれるような心地よさがあまり得られなかった。やはり呼吸と集中による内観をどこまでおこなえるか、そうしたこともやはり実践していくことで学びとなってくる。なにごともバランスなのだと、そこに尽きる。

 講習では「繋之型」(つなぎのかた)を最後までおこない、少々むずかしいくなってしまったが、あまり難しくなってくると私としても熱が入ってしまうので、ホドホドにしないと、稽古モードとなってくると、空間に僅かながら緊張が生まれるので、どこまでお伝えするのがいいのか私としてもせっかちでお節介なこの性格をコントロールしていかなければならない。

 だが、みなさん毎週おこなっているのでそれぞれのペースで前に進んでいることは確か。「すぐ忘れちゃうのよ!」と話しながらも、動いてみると身体には記憶されている。こうした、身体に入っている記憶というものが、もしかするとこの剣術教室での特色なのかもしれないし、自然とそういう伝え方になっているのだと思う。

 後半は、鞘付き木刀を使って、後方突きから逆手納刀までをおこない、続いて、左右にジグザグに胴斬りをおこなっていただいた。全体でおこない、、それぞれに動きが入ってきていたので、たまにはこういうのはどうだろうかと、殺陣的に相手を掛からせて胴斬りを続けておこなっていただいた。

 上手く出来ることは二の次で、こうした刺激により、身体におこる変化というものを感じていただくことが目的でもあった。だがやはり、一人で出来ても、相手が何人も向かってくるという状況になると、心理面が一人でおこなっていた場合とまるで異なるので、そうなってくると、身体は正直であり、本当に身についているかどうかということが試されるのである。もちろんこのことは、ここで確かめているものではなく、私が関っている稽古や、講習会、そして私自身にも言えることで、常にそうした状況を意識した上で稽古に取り組むことが、心理面と身体把握の関係が良好に保てるのではないかと思われる。

 つまり、こうした集団が自分に降りかかって来る稽古というのはさまざまな情報に心理面の影響が出やすいものなので、自分自身のこれまでコントロール出来ていた身体の使い方というものが、他の事に意識が使われ過ぎてしまい制御不能に陥りやすくなってしまうものである。

 そのため、目的というものを第一に考えた稽古というものが重要であり、目的のための一部分を練習して、次第にそれが目的となってしまい、本来の目的の進展は・・・・・・となってしまわぬように取り組んでいかなければならない。

 今日のクラーチ剣術教室での最後の殺陣的な運動は、目的として矛盾が生じるので、やはり剣術や杖術というものはさまざまな方に対してその人の目的に近づいていけるものであることが、いま記していて気がついたところである。
 
 殺陣に必要な稽古法、集団を相手にしたときの心理面と把握出来る自分自身の身体の状況というものを、稽古で問題点にそれぞれが気付き、その部分を課題としてクリアしていけるように進めていくことが、 私が武術稽古で得られた方法でもある。そうした心理面と自分自身の身体を把握してコントロール出来る生徒を育てて生きたいという思いが強くなってきているが、私としてもこうした武術稽古だけでは得られない殺陣という空間で、必ず得られるものが沢山訪れてくると思っているので、これからの密度の濃い日々が楽しみである。

 話が別の方向にそれてしまったが、私の場合、剣術を通じていろいろなところで講習会や稽古をおこなっているが、全てはつながっているので、どこで何が急に生まれてくるか、あるいはより良い発見に対し常にアンテナを張っているので、そうしたことを各会場でお伝えし、私の活動として良い循環となっていけるように今後も励みたい。

 それにしても、ほんとうに出会いが増えるほどに感謝することは多い。もっともっと勉強して成長しなければ申し訳が無い。明日もがんばろう!


 2016年10月10日(月)体育の日
 第12回 GM happy コラボレーション 「杖術とヨガ」
 
 (お申し込み受付中)

 2016年10月22日(土)
 抜刀術 特別講習会
 
 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年10月 稽古日程

 2016年11月 稽古日程


2016-10-04(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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