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カンゲキ

 今日のgold castle 殺陣&剣術クラスの講習は、戸越体育館にて1時間50分ほど杖術を集中的におこなうことが出来た。時間も日曜日に比べ、50分ほど長くおこなっているが、土曜日は体験参加の方がいないので、直ぐにいろいろと進めて行くことが出来る。そのため1年、2年を迎えた生徒さん達にとっては、ジックリと時間を掛けて取り組める環境となった。

 今日は開始前から各々が、自らの学ぶべき点についての意識を持っていることを感じる事が出来た。甘えを出さず、構ってもらうように絡むのでもなく、もちろんそうした要素を全否定はしないが、枡に溜まった酒が溢れるその上澄み分が、そうした要素に必要な兼ね合いであり、溜まる中身も無いのに、求めようとばかりするのは間違いである。

 さて、今回は前回に続き、巻き上げからのお辞儀潰しをおこなった。特にIさんは他の方と比べて上手であった。重心の崩しからその状態を回復させないように、丸く下に落として行くのである。

 次に久しぶりに「繋之型」(つなぎのかた)をおこなった。これは、一つ一つの技というよりは、その間のつながりの部分をメインに考えて考案したものであり、動作がゆっくりであるがゆえに粗が見つかりやすい。速く動いてしまうのは荒隠しであり、そうした動きを変えていくことにこの稽古の目的がある。

 最後はおなじみの「二十連円打」をおこなった。かなりの方が最後まで覚えることが出来るようになった。今後は一つ一つの動きの姿勢やつながりについて考えて気づけることが大事である。この稽古は、これだけのものではなく、相手との間合いやタイミング、それらを姿勢と共に、動きの流れの動作まで細かく意識しておこなうことで同時に把握する訓練となり、身体操作が向上してくるものである。

 今日はIさんに指導者としての時間を強いてしまったが、これは新たな気付きとなる訓練として、最近のIさんの成長を確信した上でお願いしたものである。言葉にすることの難しさ。そこから、自らの動きに整理がつき、言葉という言語に置き換えたときに、「そうか!」と自ら発した言葉に気付かされることがある。こうした経験が続けば、一人稽古での思考と身体からのサインがつながりやすくなり、もう一人の自分と一緒に稽古が出来る感覚となることもある。

 フカフカコンビも絶好調である。妹分のFさんは繋之型の習得が早く、身体の使い方を見るに、かなり上手になると思われる。姉貴分のFさんとの巻き上げからのお辞儀潰しでは、かつての面影が消えかかってくるほど、たくましくなってきた。やはりこのお二人はベストペアと言えるだろう。講習後にそのF姉さんから7/16日に発行された日本経済新聞の夕刊に甲野善紀先生の記事が大きく載っており、そのページをクリアファイルに入れて私に渡して下さった。このgold castle 殺陣&剣術スクールでは、ホームページを見ても分かるように、敷居を下げて運営しているので、武術に関して全く知らない方の方がほとんどと言えるが、このところ徐々に甲野先生について、いろいろと調べたり研究したりしながら、講習に興味をもっていただいているように感じている。

 現在はさまざまな団体やさまざまな活動をおこなっている武術関係の方武道関係の方がいらっしゃるが、まず最初に甲野善紀先生の講習会や書籍類に触れられることをお勧めしたい。そうすれば、これからのものの見方や迷いというものに関して、少なからず開けてくる部分があるだろう。だが、ご縁というものにはタイミングがあると思われるので、私としては、武術や武道にこれまで関心がなかったが、何かの縁で身体を動かしてみたら、これまでにない発見が次から次へと起こり始めた方など、まさに私自身がそうであったのだが、そういう時間軸を生きている方々とつながるものが武術には多いにあり、これからの人生に新たな情熱が湧き起こってくる場合もある。そういう出会いの場としてこの教室は存在しているが、それぞれの方にとって気を張らずに愉しめる空間であることが何よりも大切である。

 そして今日は、講習後にR君の所属している養成所主催のイベントにご招待を頂き、出番の多いR君の歌とダンスを拝見することが出来た。簡潔に言えば「見事!」であった。R君も素晴らしいが、全員が素晴らしかった。大人達のレベルの高いダンスも拝見する事が出来たし、最初から最後まで見入ってしまった。最後に主宰である幸先生のご挨拶で、習い始めて14年~16年になる生徒さんを一人づつご紹介されたり、そうした生徒に対する愛情というものを感じ、パンフレットに記されていた28年前に近所の子供たちにダンスの楽しさを教えるところから始まったということや、今回参加出来なかった生徒に対する思いや、これからの生徒たちの成長を願っているその言葉から伝わってくる生の声が文面から聞こえ、今に至る発展はこの方の実力もさることながら、お人柄であると感じ入ったのである。私にとって、今日のこの時間はとても有意義なものであり、人が人に伝える感動、そこには取って付けたものは無く、生のままであることの美しさを知り、その生をどう育てるか、そこに優しさや思いやり、厳しさを含めた愛情が深く関っているのだと思う。生とは純粋さでもあり、透明さでもあり、今そのものである。これだけの生徒さん達が育っていることは本当に凄いことだと感動した。観劇であり感激だった。

 この素晴らしいイベントにご招待下さったOさんへあらためてお礼申し上げます。そしてR君にとって、また一つ大きな成長となることを願っています。


 2016年8月11日(木) 山の日 
 第9回 GM happy コラボレーション 「杖術とヨガ」

 (お申し込み受付中)

 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-07(Sun)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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