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戸越へGO

 関東では連日30℃を下回る過ごしやすい日が続いているが、梅雨明けして8月になるとさすがに猛暑となってくるだろう。ここまでは近年にしては過ごしやすい7月であると思う。

 今日は戸越体育館にてgold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。杖術の講習をおこなったが、今回初めて潰し技をお伝えした。やはりこの相手がお辞儀をするように潰していく「お辞儀潰し」は身体の使い方が難しいようで、みなさん苦労されていた。始めの崩しの使い方が重要で、そこから円に崩していくのであるが、その時の腕と胴体部との位置関係や、足の使い方、腰の落とし方など、ゆっくりとした動作の中で、身につけていくようにおこなっていただいた。こういう初めての稽古では、身体の使い方にともなう感覚を養うことが重要であり、そのためには、受け側が相手の力の方向や、身体の詰まり具合など気が付いて指示してあげられるぐらいの感覚でおこなわれるとより稽古になるだろう。

 今日は時間があったので、その潰しに入る前段階の巻き上げからの一連の流れをジックリおこなった。この巻上げでは、足運びとともに杖を滑らせながら相手の後ろの首にスッと添えなければならない。その入り身がその後の潰しに大きく関ってくるが、こうした杖の捌きかたというのをこれまで講習ではおこなってこなかったので、みなさん興味を持って取り組んでいただいたと思う。

 ついでに、この杖による潰しが素手でもおこなえるので、相手がどうくるのか分からない状況であれば、この潰し方は有効であると思う。

 後半は二十連円打をおこなった。今日はHさんが初めて十九まで進むことが出来た。初めて土曜日に参加されたMさんは、この二十連円打に関しては一番進んでいるIさんに指導をお任せして、その後どこまで出来るようになったのか確認したところ、なんと十番目まで出来るようになっていた。今日は講習時間を20分延長して、合計1時間50分の杖術講習をおこなった。

 フカフカコンビも二十番目まで覚えることが出来た。こちらのお二人の雰囲気というのは、gold castle の雰囲気として周りの方も安心して参加しやすく、私としても良い空間となっていることに助けられている。今のままでいけば二人共自然に上達していけると思われるので、これからも楽しく取り組んでいただきたい。

 夜に関西のK氏から電話があり、二時間ほど話をしたが、途中電池が無くなり充電しながらの会話となったが、非常に得るところがあり、あらためて人とのご縁というものを感じ、そうした方とのお話は発展的な気付きとなり、それらはすでに身体や脳が知っていて引き出しの中に大切にしまっていたもので、それを無意識の内に引き出しを開けていたら、大事なものが出てきたというような感じで、たちまち二時間が過ぎていったが、エネルギーの使いどころというものが、今の時代人それぞれにあるが、エネルギーを使わされているのか、自らのために使えているのか、さまざまに考えることになった。人のエネルギーというのは、使いどころを間違えれば、犯罪や、人を貶めるようなことに周りが見えなくなってしまうかのように走ってしまう。だが、そうしたキッカケというものは、日々些細なことで暴発してしまいやすい。エネルギーは誰もが持っているものなので、その使いどころをどのように導いていけるかということが重大である。スポーツやオリンピックなど、純粋に競技を競い合うものとして、真っ当なエネルギーの使い方が出来ているのだろうか・・・・・・ドーピング問題にしても、もはや私はオリンピックに関して、以前のような目で見ることは出来ないだろう。そんなことはとうの昔からオリンピックの盛り上がりに疑問を投げかける方も少なくないが、今の時代、オリンピックの目的が損なわれた政治的な背景において、そこにエネルギーを使うのは疑問に思う。

 高齢者の方々との講習でよく耳にするのが、「考えないでやった方が上手くいくわよ!」という言葉で、これは、いろいろな手順の動作に於いて、頭で考えるとどこかで間違えが出やすくなったり、記憶が抜けてしまったり、どうにも上手く行かないのであるが、考えることを止め、身体に任せておこなうと、どういう訳だかスラスラと出来てしまう場合が多いということ。

 今夜のK氏との電話の中でその事が出てきたのであるが、もちろん考えないでおこなうといっても、脳は考えているのであるが、その脳の使う部分が違うのではないかと思えるのである。身体を動かしての記憶と、頭で考えての記憶では、その時の脳に整理された収納場所が違うので、身体で記憶したものというのを思考と切り離して考えるようにすると、思わぬ道の切り開き方が出来るように思えるのである。頭で考えるというのは、これまでに知っていることから探し出すという、いわば「その先に無いものからその先を求めようとするようなもの」で、そこから新しい何かを感覚的に感じ取ることは難しいのではないだろうか。頭でっかちな思考に邪魔されないように、身体から感じる脳の働きというものに目を向けて取り組むと、「その先のものを感じとり、新たな感覚として身体に記憶させること」が出来るのではないだろうか。

 私が思う武術稽古とは、こうした問題解決に向け訓練された脳の使い方による対処法を育てることにあるのではないかと思っている。

 エネルギーの使いどころを誤らないように、これからはますます、いいようにエネルギーを使わせられてしまう世の中の仕組みとなっていくであろう。私としては、直接お話していなくともいつかそのタイミングでお会いしたときに一気に展開が進むような方がいらっしゃると思うし、そのタイミングまで自身の活動に自問自答しながら、これからの時代というものにどう関っていくのかということを考えながら活動して行かなくては、うわべだけのもので終ってしまうだろう。

 今夜はそのようなことをジックリ考えさせていただくことができ、熱意が熱意を呼ぶであろうK氏には感謝したい。これからもこうした方々との出会いを切に願うとともに、私自身今のままではあまりにレベルが低すぎるので、私に出来ることをこれからは時間を惜しまず取り組んでいきたいと思う。そうした意味では、これからの活動においても徐々に腰を据えたものにしていく必要があるだろう。

 いつもの時間になってしまったが、明日も15時から品川区総合体育館で講習をおこない、18時30分からは戸越体育館で講習をおこなう。明日も夕方の部が体験参加の方で混み合いそうなので、都合の付く方は夜間の部をお勧めしたい。K氏のおかげで今夜は心地よく眠れそうである。


 2016年8月11日(木) 山の日 
 第9回 GM happy コラボレーション 「杖術とヨガ」

 (お申し込み受付中)

 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 7月稽古日程

 8月稽古日程


2016-07-24(Sun)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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