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環境を整える

 梅雨らしい雨の一日であったが、外を歩くときは小雨もしくは止んでいるので苦ではない。利根川系8ダムの合計貯水率も一時期の27%から55%前後まで回復してきた。だが梅雨の間にもう少し回復したいところである。

 連日予定通り稽古をおこなっているが、8月から私の事情により住吉での稽古会を休止にすることにした。もちろん全く使用しない訳ではないが、4月に新宿スポーツセンターの改修工事が終わり、こちらでの稽古が増えたため、江東区スポーツ会館での稽古開催の継続が困難になってきたのである。私個人としては住吉の会場は最高の環境であったが、有意義な稽古会の継続のためには致し方ないので、今後は新宿スポーツセンターを主軸に開催したいと思う。今後参加人数が増えるようなことがあれば、再び住吉での開催も考えるが、私の求める環境で稽古がしたい。単発での稽古依頼や、その他日程の都合で事情がある方などの場合は、江東区スポーツ会館での稽古も検討したい。

 今日の高田馬場での稽古では、久しぶりにTさんを拝見し少しお話をする事が出来た。最近武術雑誌の表紙に掲載されていた剣術指導者の方である。いつも心地良い風に吹かれたような印象を受ける方である。さて、稽古では胴斬りについて少しだけ進展があった。居着きに関してであるが、寄せ足に対する意識の置き方で、これまでより動きやすくなったのと、寄せの速さが上がり剣の走りが速くなったように思う。これまでは重心移動によるスライドの心地良さを味わうかのようにおこなっていたが、今日は味わう時間もなく寄せ足で強制的に剣を走らせているので、いままでの胴斬りがとても悠長に感じられるようになった。

 杖術では、相手の首に押し当てて崩しを入れたのち潰していく「お辞儀潰し」にW氏が苦戦しているが、これは体術に近い稽古と言えるだろう。これは今度の井上さんとの稽古でどのような反応になられるのか楽しみである。杖の先端を意識しながら、崩しを入れる際には、身体は腕と反対に瞬間的に入り、その崩しから腕と胴体との位置関係が変わることなく、背中の力で潰せるように足捌きをおこなう。これは丸く相手とぶつからないように崩す稽古法として身につきやすいものなので、素手でも応用出来るが相手がお辞儀のような格好になってしまうので、ユニークなネーミングとなってしまった。

 納刀では、甲野先生の納刀法を研究して私がおこなっている納刀を、まだ他に誰もおこなっていないが、W氏が唯一近づいて来ている。抜刀術に関しては、その人の持っているものも関係してくるが、焦らずに身体の進展とともに上達してくるものなので、さまざまな稽古とともに、その身体の状況を見てお伝えしていきたい。

 夜は住吉で稽古をおこなった。今日は30分ほど続けて稲妻抜きをおこなったが、私自身僅かながら気が付いた点もあった。最近は一人研究稽古の時間が取れなくなってきているが、今年のテーマである、自分の時間を確保し、昨年の自分を大きく超えるための時間としなければならないといった目標からは自分自身に対する甘さが目立つ。そのためにも、残りの半年は自分の時間を作り、研究稽古に時間を費やさなければならない。もちろん普段の稽古でも得るものが大いにあるが、一人でおこなうときの稽古というものは人前でおこなうときとは違うので、そのあたりの追い込んだ集中から見つかるものは重要である。

 とにかく、私にとって一番大事なことは武術稽古であり、そのための環境づくりが全てである。発展しない環境は直ぐに変える必要があり、そうした空間の余韻というものはなるべく早く切り替える必要がある。良くも悪くも今後の私にとっての目を育てる経験にはなっている。


 2016年8月11日(木) 山の日 
 第9回 GM happy コラボレーション 「杖術とヨガ」

 (お申し込み受付中)

 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 7月稽古日程

 8月稽古日程


2016-07-22(Fri)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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