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流れゆく雲のように

 さあ、今夜も24時を過ぎてしまったが、昨日の稽古記事から記していきたい。7月ももうすぐで半分に近づいているが、私の中ではまだ夏という気分がしていない。夜が涼しいからなのか、街行く人の格好に和服が少ないからなのか、夏は暑いが嫌いではないので、もう少し夏気分を味わえる過ごし方をしたい。やはり蝉が鳴き始めてからだろうか・・・・・・

 昨日は高田馬場にて、I君と稽古をおこなった。先に一人稽古をおこなっていたところ、いつもお会いする剛柔流空手の師範の方から、「お早いですね!」とお声を掛けていただき、私よりも遥かにご年配のお方で、その稽古風景も近くで拝見しているので、気が引き締まる思いとともに、体の中に爽やかな風が吹き抜けていくような気分となるのである。

 I君との稽古では、次に合うときには良くなってきているので、素直な心と身体の記憶力が、稽古の始まりにはとてもスムーズかつ前に進める状態で入れるのである。あらためて、心の状態というものとの密接な関係を知ったのである。

 子供というのは本当に大変な毎日を過ごしていると思う。もちろん大人に守られているのであるが、私もいろいろな仕事を経験してきたが、どう考えても子供の方が大変であると思う。逃げ道の無い環境で、素直な心でぶつかっていくのは大変なことである。もちろん子供ゆえに間違ったことや叱られる事も多々あるだろう。大人よりもシッカリした心を持つ子供は、そのまま周りに流されないように、自分の居場所を見つけ、目標に向かって活き活きと生きて欲しい。

 「自己顕示欲ばかりで、中身が伴っていない者は、罪の意識もなく虚構を繰り返すが、やっている事というのは全て工夫の無い盗作である。自己顕示欲が抑えられればそのような愚かな言動を慎むことが出来るのであろうが、大人になればなるほど、肥大した自己顕示欲に酔いしれ、子供にも劣る道徳心となってしまうようである。」

 私が運営しているgold castle 殺陣&剣術スクールも、殺陣で検索すると1ページ目の上位に表示されるが、さいきんどうも、果たしてそれでいいのかと考えてしまう。

 このホームページのシステムや文章など、私が作り上げてきたが、2015年にこのホームページ運営会社からグッドコピー賞をいただき、ロゴマークと表彰状をいただいた。だが、このホームページに瓜二つなものも現れてきたので、私としてもそういう違和感のあるものが、検索上位にあることに対して、いいのであろうかという思いがしている・・・・・・。

 今日は、午前中に「高齢者のための剣術教室」で講習をおこない、新しく杖の連続円打を九から十一までおこなった。今日の様子をみて、今後この連続円打は私の思う空間には近づけない気がするので、また新たな講習内容を考える必要があると感じた。やはり、ここではもっと身体にとってダイレクトに感じやすいものが必要であり、動きの美しさや面白さというのは、全体が笑い合える場としてはいささか難しいので、指先、姿勢、重心、心地よさ、それらをワイワイとおこなえるものとして提供すること。これは難度の高いお題であるが、やはり皆さんの笑顔が見たいので、これはまた悩むところである。

 夜からは、住吉にてH氏と稽古をおこなった。今日は今までで一番話したのではないかと思うほど、稽古中に会話が弾んだ。15分前にはH氏が準備できていたので、早めに始めようかと思っていたが、私の口が色々と話し始め、気が付いたら開始時刻5分を過ぎてしまっていた。だが、その場合の内容というのは、私にとっての稽古には必要なものだと感じているので、こうしたやりとりの流れというのは、稽古をおこなっていく上で大きく関連してくる。

 そういう意味では今日のH氏は修正力がこれまでに比べ上がっていたように思う。最近私がよく口にしている心理面の把握と、気が入り過ぎないように、余白を残しておくこと。そうした余裕を残しておくことで、咄嗟の対応にも気がつきやすいし、自らの状況を分析しながら同時進行でおこなうことで、今までに無い実感を得られることに近づいていけるのではないだろうか。同じ実感を追い求めても、それは何も考えずただ闇雲に身体で覚えようとしているのでは非常に効率が悪い。自らの状況、身体の感覚、周囲の状況、さまざまなものとの折り合いを心の中でつけるように考えながら身体で覚えるというのは、身体各部へと新しい回路をつなげるものでもあり、トライ&エラーの中で身につけたものは、体の動きだけではなく、心の状況にまで変化が表れてくる。

 現代における武術稽古の意味において、そうした自分自身への深い問いかけから、どういう回答を導き出せるかということにあり、身体と心理面というのは確実につながっており、技という動きの中で、その両面を育てていくものである。稽古というものはそういう結果となるようにおこないたいものであるし、勝ち負けや段位というものが、そうした純粋な人間の感覚の妨げになりやすいものであると思わざるを得ない。

 抜刀術特別講習会とハピコラVol.8もおかげ様で賑わいそうになってきました。7/16(土)の懇親会は、7/18と連続で参加される方もいらっしゃるので、かなり少ない状況です。少人数だと、ふだん出来ないような会話も口が滑って話してしまうかもしれません(笑)。

 この三連休にこうしたイベントや講習がおこなえることを有り難く思います。剣術と立ち回りでは、私と青木さんの二人三脚でドンドン進めて参りますので、今まであまり教えてもらわなかった方には驚きの連続かもしれませんが、具体的な動きをそれぞれに見本を見せながら二人でお伝えしていきますので、かなり情熱的な空間にしたいと思っております。

 最後に、本日8月11日(木)山の日におこなうハピコラVol.9「杖術とヨガ」を掲載いたしました。どうやら、井上さんの講習を待ちわびている方が数名いらっしゃるようで、そりゃあ、若くてカッコよくて教え方も丁寧で、その説得力を身体で表現できる技術を持ち、それなのに謙虚で、常に自身の身体と向き合いながら日々を考えて生きておられる方ですので、待ちわびている方がいない訳が無い!今の内に井上さんを巻き込んで、gold up ヨガ&武術教室を立ち上げるか(笑)!なんてことも井上さんの了承も無く勝手に妄想しています。ああ、前にも書いたかも知れませんが、私にはそちらのほうの気はありませんのであしからず。

 今日は、五年前、六年前の私の記録映像をDVDで久しぶりに見てみたが、あまりの酷さに正直ショックを受けてしまった。よく、こんな指導者など出来たものであると思える一年目二年目の映像であった。もう見ることはないと思うが、おそらく今の自分というものもかなり恥ずかしいのであると思うと、益々精進して稽古を積んでいかなければならないと心底思わされた。

 こうして稽古が続けられ少なからず前に進めていけるのは、五年前から毎月参加させていただいている、甲野善紀先生のメールマガジンの動画撮影にともなう稽古であったり、そこでいつも一緒になる田島さんであったり、同じく井上さんともここでお会いする事からご縁が生まれ、数年前から毎月一回交流稽古を行わせていただいている。その他にも、ミネアポリスから毎年情熱的に参加される加藤氏であったり、最近ご縁が生まれ月に何度か1時間ほど長電話が恒例になった関西のK氏とも、これからさらに深まっていくであろう。青木さんとも今後ますますお力を貸していただきながら、互いに思いを馳せる剣術としての立ち回りといものを、古き良き時代の時代劇のチャンバラの迫力に戻せるためのささやかな活動として、参加された方々へ実感していただきたいと思う。今回は参加者のレベルを想定し、剣術と言ってもさほど難しい事は無く作ったので(ほとんど青木さんに作っていただいたが)4時間楽しめるものになるだろう。

 これからも、ご縁のある方と知り合えることを楽しみにしているし、そうなった時に私がどういうことを考え行動するのかということについても興味がある。ただ、やはり今関っている会員や生徒さん達は掛け替えのない方々なので、これからも付いて来て頂ければと思う。

 短く終える予定であったが、思いの他長くなってしまったので、今夜はこの辺で終わりにしたい。流れゆく雲のように、止まることはなく、状況はゆったりと変化していくものである。どのような状況になろうとも、その状況を好転させ、今後の活動に活かせるものとして、武術稽古に精進したい。


 2016年7月16日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 2016年7月18日(月)海の日
 第8回 GM happy コラボレーション 「剣術と立ち回り」
 
 (お申し込み受付中)

 2016年8月11日(木) 山の日 
 第9回 GM happy コラボレーション 「杖術とヨガ」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 7月稽古日程

 8月稽古日程


2016-07-13(Wed)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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