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剣の振りに関する大きな気付き

 本日の「高齢者のための剣術教室」では、杖を使っての前後の打ちと突きをそれぞれおこなった。この前後というのは、手の持ち替えも同時に入っており、これまでおこなってきた内容のものが幾つか含まれているので、適度な難しさとともに、頭や指先やバランスなどを考えながらおこなうメニューとして最適であると思う。この動作がみなさん、難なく出来るようになれば凄いだろう。

 後半は、五歩で抜刀から納刀までをおこなうメニューをおこなった。これも足運びと連動して抜刀、納刀をおこなうので、運動メニューとして効果的であると思う。

 今日は見ていて、杖を使った体操が皆さん良くなってきた。まず、横に倒す「ラムダのポーズ」これは、脇や腰を曲げないように、体に負担が掛からないように股関節を曲げておこなうことであり、今日鏡越しに皆さんを見ていたところ、かなりの方の姿勢がよくなっており、表情に余裕が生まれてきた。次の「大の字」でも最高齢のDさんは楽々におこなっており、他の何名かの方もかなり深いところまで身体が沈ませられるようになってきた。今日はそのDさんから、私の指導法について恐縮するほどお褒めのお言葉をいただき、おそらく私も皆さんとの空間に慣れてきたのと安心感を覚えたことで、より親しく気持ちを込めておこなうことが自然と出来るようになったのではないかと思う。ずっと見続けてきている方々が少しでも良くなれば嬉しいし、そのための変化にも気づきやすくなってくる。今後も誠意をもって楽しく真剣に皆さんとともにこの教室を育てていきたい。

 午後からは、高田馬場にてM氏との個人稽古をおこなった。さっそく昨日井上さんから学んだ内容をM氏にもおこなってみたところ、効果があり驚かれていた。久しぶりにおこなった三歩で移動する通称アメンボが、私とあまり変わらなくなってきているのには驚いた。今日私自身稽古で確認したかったのは、剣の振り方に変化が生まれそうであることから、M氏を相手に木刀による打ち込みでその重さの違いを何度も確認していただいた。

 昨日に話が戻るが、講習に向かうための家を出る二時間前に、部屋の中で木刀を真剣を振っていたところ、突然剣の軌道についての思い込みに気が付き、「これは!」と思い剣の軌道と、腕の使い方に無理の無い様に試してみたところ、「やはり!」という感覚になり、気が着けば1時間程左右の袈裟斬りをおこなっていた。その感覚を相手をつけて検証したかったので、今日の稽古は私にとって重要であった。不思議なことに、私が感じる実感と相手が受けての実感が違うのであった。私としてはこれまでの振りの方が重さを実感出来たのであるが、M氏は私がいろいろ混ぜながら打っていくなかで、やはり新しい振りの方を重いと感じていた。ここで考えられることは、私自身の感じる実感というのは肩に繋がっているもので、そこに生じる詰まりや力みを重さと錯覚していたのかもしれない。まだ一回の稽古の中ではハッキリしていないが、検討していく価値は大いにあることが分かった。

 帰りにお世話になっている武道具屋さんで、居合帯を1本受け取り、さらに1本注文した。購入のために頻繁に訪れているので、店主さんから驚かれるようになってきたが、こうして一つの技術や技が、いろいろな人を巻き込んで幸せにしていけることの素晴らしさというのを感じるようになった。感謝の気持ちを忘れずにこれからも未知なるものの発見に向け、濁りの無い心境で稽古に取り組んでいきたいと思う。


 イオンカルチャークラブ剣術教室
 第2回 GM happyコラボレーション(参加者受付中!)
 金山孝之 7月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-07-21(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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