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稽古熱、上昇中!

 今日こそは大雨になるかと思っていたが、蓋を空けてみたら傘を差す必要も無いほどの小雨が降ったり止んだりであった。昨年もそうであったが、梅雨でも雨に降られにくい日曜日のgold castle 殺陣&剣術スクールの講習である。

本日の剣術クラスの講習では、昨日に続いて剣術を中心におこなった。その中で「高速二段斬り」「高速三段斬り」をおこない、身体を操縦する難しさを経験していただくことが今回の狙いであった。

 手の動き、足の動き、それぞれの動作は別段難しいものではないのであるが、同時に組み合わせておこなうと、途端に出来なくなってしまうものである。ピアノの演奏においても、右手、左手、足を使ったり、それぞれを別々に操作するのが慣れないと難しいように、剣術においてもそれぞれを別々に、調和を持って動けるかということが、一つの動作を生み出すものでもあり、そのためには、ある条件を付ける事が、身体の動きを高め引き出すものとなっている。私がおこなっている納刀稽古で言えば、刀を正面に対し真っ直ぐにすることが第一条件であり、前重心にしなければならないのは、切っ先で左手を切らないために、鞘と刀身に山形のアングルを付ける事が必要であるためであり、ただ納めるだけであれば刀を正面に対し真っ直ぐにする必要性は無いのであるが、身体の使い方を練っていく稽古としては、この条件が抜刀術の体捌きにも関連しているので、ゆっくりおこなえる納刀稽古だからこそ、この条件で丁寧におこなうことが大切である。

 そして高速二段~三段斬りに関しては、切っ先の軌道が、極々小さく身体の正面の範囲から左右にはみ出ないように、くの字、または稲妻型に切っ先が残像を描いていくことを条件としている。そのため、腕で振ることはほとんど押さえられ、手首は斬り手の角度のまま、手首の巻き込みに連動した足の差し換えが、腕で振らずに体幹で振るための操作法として重要になってくる。この稽古では、全身を使って始めから終わりまでの一瞬の動作に気が抜けないので、気が付いたらかなり汗をかいていた方も少なく無かった。

 次におこなったのは、「裏交差からの斬り」と夜間の部でおこなった「表交差からの斬り」である。これも一瞬の出来事である動きだが、その最中にさまざまなことを同時におこなっている。手首の巻き込みの連続と一足で間合いを詰めるための足運びが重要であり、似て非なる動作になりがちだが、今日おこなった皆さんはこれらの動作が難しいことがお分かりになられたのではないだろうか。手と足、それぞれは理解出来ていても、両方同時に手順を踏まえておこなうことの難しさに、剣術稽古の難しさと面白さを感じられたのではないだろうか、また、こういう身体の使い方は筋力や運動神経よりも、自分の身体の動かし方に慣れて自由に扱える感覚が重要であり、年齢が高くなっても、いやむしろ年齢を積み重ね身体の操縦技術を高めることで、驚くような動きが出来ることになるのだろう。

 今日は昨日土曜日についに袴デビューされたアクション派のHさんが素敵な着こなしで夜の講習に参加されたのであった。「これは納めなければ」と思い、夜間の部終了後に大城先生のスマートフォンで撮影をさせていただいた。近日中にその写真は配信したいと思っているが、そのためにも明日のなでしこには頑張っていただきたい!

 最近は、そのHさんとIさんの稽古熱が凄いことになっている。土日と続けて参加されており、今日などは、昼間の部終了後に、高田馬場の武道場に二人で行き、稽古をおこない、夜間の部の戸越体育館に再び戻っての参加であるから、移動時間の大変さも含めこの稽古にかける情熱には敬服してしまう。

 最近は、御月謝袋が全て埋まってきた方が増えてきており、「ああ、一年間続けてこられた方も増えてきたなあ。」と感慨に浸る思いであった。そこで、お世話になっている皆さんの私信を、それぞれの方にとって有益に発信できるように、私共で何かお手伝いしたいと考えている。そのことについては近日中にホームページに配信していきたいと考えているので、また面白いものになっていけばと、ちょっぴり計画している。そろそろ8月の講習日程も配信しなければ・・・


 イオンカルチャークラブ剣術教室
 GM happyコラボレーション(参加者受付中!)
 金山孝之 7月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-07-06(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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