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稽古指導

 本日、私の武術稽古に興味をもたれた方の稽古指導をおこなった。学生時代に剣道を少しかじった程度で、ほぼ経験ゼロの女性の方である。当然武術経験もなく、なにもかもが初めての体験だという。まずは、抜刀術を見ていただき、さっそく刀を抜くことと納めることの難しさを体験してもらうことから始めた。しかし、思いの他手の内が柔らかく、自然と柄をゆるめ手首を返したりしているのには、今後の展開がたのしみである。

 続いて杖を用いての、構えや摺り足稽古といった、基本的な姿勢の稽古をおこなう。股関節の硬さはあるが、重心のバランスは悪くない、やや後ろ重心であるが、最初はそうなりやすい。

 杖を使っての、「打ち込み」や「突き」さらには、「水車」を指導。ここでもSさんは手の内が柔らかく、ギュッと握りこんでしまわないため肩や肘の詰まりがおきにくいのであった。よけいなクセも少ないため吸収が早く、どんどん進んでいくように思われる。

 再び帯刀していただき、左半身の使い方を練るため、壁に刀の柄頭をつけた状態から、後方に刀を抜く『後方突き』をおこなう。これには、さすがに苦戦していたようだ。股関節の使い方と、右手手の内の使い方が、壁となるだろう。しかし、全体的に、手の内が柔らかくクセもないため、今日が初めてだったが、ちょっと今後が楽しみである。


 稽古指導の前に、2時間半ほど自分の研究稽古をおこなった。今回も得るものがあった。
 まず、杖だが、連動性に「居つき」が邪魔をしてくる。「その居つき」を解消するのに、「水鳥の足」が重要であり、その水鳥を活かすために、手の内の使い方が重要であり、その手と足が連動してくると、自然と体幹部がまとまり、重心を意識した動きがおこなえた。今年の1月4日に体幹部のまとまりと重心移動による、杖の連動性を模索したが、イメージと実際の動きが全く異なり、とても残念だったのだが、今日得た動きの感じは、イメージしたものに近く、まだまだ形にはなっていないが、支点の変化と居つかない全体の動きの方向性は出てきたように思う。今映像リンクに配信されてある杖術とは、だいぶ違い、もっと細かく、さまざまに杖が動き続け身体もさまざまに動き続けている。

 剣術について、『四方斬り』に私の今の剣の操法を練るためにあえて困難な独特な扱い方でこの四方斬りに取り組んでいる。

 抜刀術について、私が考えた『逆手前方抜き』の左手の峰の押さえ方に工夫が生まれ、掌の返しで連動して斬り上げることができた。これも、映像リンクの抜刀術に配信されているが、以前のものなので、左手の峰を押さえた状態から、斬り上げまで滞りがある。

 今月は、また新たに稽古に参加される方がおり、独立して間もないが私自身の熱意も高まってきている。剣術や抜刀術、杖術など、興味があるかたは気軽にご連絡ください。


2013-01-12(Sat)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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