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日常の思考も再開の証

 Gold Castleや、クラーチ剣術教室などは開催したが、私の活動の源泉ともいえる金山剣術稽古会が依然として再開できていない。7/1(水)の戸越体育館から復帰となるが、新宿スポーツセンターの再開については未だ分かっていない。仮に利用不可だとしても、戸越体育館で日程を変更して計画するつもりである。先日の講習で久しぶりに「連続切り返し」をおこなったが、指導中心のため僅かであったが、講習後、干からびた体に水を与えたような感覚が残ったので、やはり体は家で出来ない稽古を色々と待ち望んでいるようだ。

 自粛期間は、蠢動について大きな進展が続いた。脱力の重要性と、蠢くことの大事さ、そして沈むことで相手を崩せることも解り、さらに他の崩し方も試みることが出来た。今は、肘と肩甲骨の連動性を意識しながら独自の思いつきで運動をおこなっているが、忘れかけていた手首の角度と背中の繋がりを今一度あらためて、剣を振りながら体を練っていかなければならない。

 先日のクラーチ剣術教室の帰りの電車の中で、身体感覚の状況が、我が身に迫る条件の違いにより、それに誘われて失われてしまうことは当然のことであるが、その出来る感覚と出来ない感覚が感じられるのであれば、出来ない感覚をどのようにかして出来る感覚に持っていくことは出来る。ということを車内で考え始めた。

 これは、右手で持った胡瓜をその場で手を離し落下させ、下に落ちる前に抜き打ちに斬ることでも感じられるように、最初は全く出来る気がしないし、落ちる前に刀を抜くことすら難しいと、出来る想像が全く働かず、出来ないだろうという断定しか脳裏に浮んでこない。

 しかし、これは思い込みであり、出来たという経験が無い内は、出来るはずがないという思い込みにより、体が出来ないようにしか動かないのである。勿論自分としては全力で取り組んでいるのであるが、この出来ないだろうという嫌な感じを消し去るには、「出来るかもしれない」という可能性を、体の使い方から心理的に感じられるように段階を踏んで行かなくてはならない。

 一気に飛ばしてしまうが、そうした「出来ないだろう」というものを、諦めたり、いつまでも間違った手段で時間を掛けて取り組んでも前には進めない。稽古の中で感覚を掴み、そうしたさまざまな感覚を整理し、通りよくおこなうことで、「出来ないだろう」から「出来るかもしれない」に実感が変わり、さらには「出来るだろう」というふうに変わるのである。

 そうしたことを、武術稽古の中で感じながら出来るもの、出来るかもしれないもの、出来ないもの、それぞれの中で前に進めるための気づきを探りながらおこなっている。その感覚が、クラーチ剣術教室の帰りの電車内で、「そうか、出来ないかもしれないという誘いを出来るかもしれないというふうに変えていくことは、武術稽古に限らず、日常の心理的状況においても常に誘いに対しどう身体と心が調和を持って整っていられるか、対応する状況は同じではないか」ということに、稽古中のような感覚で感じることが出来た。勿論そんなことが全て出来る筈もないが、身体と心理面の誘いにおける、「出来ない」→「出来る」の違いは、本当に些細な出来事の実感と経験であるため、その感覚を持って対処すれば、幾つかのことは心理的な変化として前に進めるのではないかと思ったのである。

 まあ、様々に情報は溢れて目に入ってくるが、私は私のやるべき事、やれる事、そこに邁進し、私自身を前へと進ませて行くことが全てであると思っているので、上を見ず、大事なものを見て、それを大切にしていきたい。基本は一人であること。それがもっとも健全である。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

2020年7月19日(日)『杖整体操』

金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-27(Sat)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンDVD
『古武術は速い』指導・監修

2020年
BABジャパンDVD
『古武術は美しい』指導・監修

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