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その「何か」を自分で探るために

 深夜0時を過ぎ、ついに六月に入りました。三月の最後の日曜日から今日まで全ての講習や稽古会が中止のままです。毎週当たり前のようにお会いしていた方々とも離れ二ヶ月が経ちました。

 先日一斉メールでご連絡させていただいた方々からご返信をいただき、六十五歳以上の生徒さん達からも元気なお返事を頂くことが出来ました。また、小学五年生になったM君が自主稽古している映像をお母様から送って頂きました。
 
 この二ヶ月間というのは、おそらく、稽古が再開されたときの意欲を積み立てている時期でもあるかと思いますので、再開の折には、皆さんが「待ってました!」と伸び伸び出来るように、身体を広い空間で動かしたい、気になっていたところを知りたい、相手を付けて動きたい、等々たくさんの思いが溢れるように感じられることでしょう。今の時期というのは、一人稽古が主になりますが、そこで得た自分なりの稽古感覚というのは、状況が追い込まれなければなかなか自分で感じにくいものであります。つまり、答えを待つのではなく、答えを探さなくてはなりませんので、自問自答に踏み入って行かなければなりません。

 しかし、この自問自答こそが、上達への思考を育てるものであり、ときに時間を忘れ夢中になる「何か」を知る経験をいたします。

 それは、正解でなくとも、自分で考えた方法を試みて、どうであったかを自分で判断することに意味があります。ですので、こんなことを試してもしょうがないだろうと思うことでも、やらないよりはやったほうがマシという事が多いものですので、遺跡の発掘作業のように、どこに何があるのか分からない所から何が出てくるのかをたくさん失敗して、その中から「これは!」と、感じられるものをストックするのです。となりますと、一つ一つ適当には出来ませんので自ずと集中や感覚が引き出されます。ですから、時間経過の事など全く頭に入らず、気が付けば延々と同じような事を微調整しながら数時間おこなっていた、というような事も起きてしまいますが、そういう時というのは、嫌な疲れ方はしませんので、身体にとって良くないという事はないでしょう。その日、興味のある事からやっていくことがお勧めです。そして、その興味のあることというのは、実際にやってみて初めて分かるものであります。動く前から、決めていたとしても、いざ動いて見たときに、興味の対象が別の得物や別の技になったときには躊躇無くそちらを選ぶことです。それが何かしらの導きになっていることが殆どですので。身体は無意識的な部分でそれを察知しているのでしょう。

 一人稽古が習慣化した方、また、忙しくてまだそれほどやっていない方、さまざまだと思いますが、まだしばらく日にちがありますので、自ら「何か」を知るために、その日興味のあることをやってみるといいでしょう。ですので、得物はなるべく袋から出して目に付きやすいところへ置いておくことです。稽古をしないとしても、それは出来ることですので。ペットを飼ってらっしゃる方はチョット工夫が必要かもしれませんね。

 先日金曜日に解説動画4 杖術「三十連円打(三)」を配信いたしました。
 これで一番から三十番まで全ての動きを解説しながら配信することが出来ました。夜間屋外のため、見え難い箇所や、風で聞こえ難い箇所などが御座いますが、日本語字幕設定にして頂きますと、確認しやすいと思いますので、選択されることをお勧めいたします。

(これまでに配信した解説動画をここにリンクいたします)
解説動画1 杖術「繋之型」

解説動画2 杖術「三十連円打(一)」

解説動画3 杖術「三十連円打(二)」


ご質問はご遠慮なくお待ちしております!


金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-01(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンDVD
『古武術は速い』指導・監修

2020年
BABジャパンDVD
『古武術は美しい』指導・監修

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