FC2ブログ

今日は9歳の生徒から教えていただく

 このところは、深夜2時前には寝るように心掛けているが今夜は少し遅刻してしまうだろう。

 本日土曜日のGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習では、昨日の特別講習会や懇親会から連日の参加となられた方が何人かいらっしゃいました。昨日は両手寄せの操法をメインにお伝えいたしましたが本日は、ひさしぶりに「繋之型」をおこないました。

 この「繋之型」は六年程前に考案したものでありますが、名前の通り、動きの繋がりを重視したものであり、ゆっくりと一定の速度で踵を上げずに、足を止めずにおこなうものであります。

 力み癖、重心の偏り癖、踵が上がる癖、足運び癖、おもにそのようなものを炙り出す稽古法であり、杖術が大好きな役者のMさんは、普段から一人稽古をされているだけに、この繋之型を通して自覚されるものから、稽古として必要であると仰っていただいております。

 次に、「払い突き」の上段を、これまでのように手前側の手首を三回巻き返しせず、二回とすることで、一回分の工程が無くなりその分払いからの突きが速くなります。しかし、巻いて突くのではなく返しで突く場合は、力が出にくいものであり、そのために後ろ足の踵を上げて爪先を真後ろへ向けるような形でおこないますと、下体から上体へ返しの手首と体側部が繋がり、鋭く突きが出るようになります。

 最後におこなった「捧げ首潰し」では、雀の掛け方と右手の持ち替えと沈ませ方で九割方決まってきます。そんな中今日は9歳のYちゃんが、雀に雀を合わせ、首を差し出されずにすぐに次の沈み込みに備える位置に両手を備え、その先回りにより、相手が被せようとした杖に合わせて手を離しては持ち替えるという見事な対応をいたしました。

 私は嬉しくなってYちゃんに「どうやったの?先生に教えて。」と、自ら考えた先の対応を動きで見せてくれました。あらためてこの技は雀で首を差し出させる崩しが無ければこのように対応されてしまうものであることが解り、それを9歳の女の子が雀合わせに対応して来た事に驚きました。もちろん、力を使えませんので抑えておこなっておりますが、それでも一つ課題をいただけたことは、今日の私にとってのプレゼントになりました。この夢中に対応しているときの真剣な表情はこれまでに見たことのない瞬間がありましたので、なかなか感じ入るものがありました。

 講習後、正座で道場に礼をして退出されるYちゃんへ、「今日の対応は素晴らしかったです。また今度先生にも教えてください!」と話しかけると、「家でいつも(杖のことを)かんがえています。今日はやっててかんがえつきました。」と、これまた見事な対応!嫉妬される大人たちもいらっしゃるかもしれませんが、好きなことは誰から言われなくても家で練習し、練習できなくとも考える事ができ、そういう準備があって(本人はただ好きでやっているだけかもしれませんが)講習の場で前にすすめるのでしょう。ただ、気をつけなければならないのは、勝ち負けだけの畜生心を芽生えさせてしまってはなりませんので、私としては納得される崩し方を考えておかなければなりません。

 明日も12時から講習です。さらに15時からは『杖整体操』をおこないます。丁度明日は杖の講習もありますので、そのまま続けて参加される方は、自らの体を労うつもりで参加されてみてはいかがでしょうか。明日も暖かい一日になりそうです。身も心も穏やかに調整したいと思います。


2020年3月22日(日)『杖整体操』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年3月 武術稽古日程
(新宿スポーツセンター臨時休館に伴い改定いたしました)

2020年4月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-03-22(Sun)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンDVD
『古武術は速い』指導・監修

2020年
BABジャパンDVD
『古武術は美しい』指導・監修

お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

管理画面
月別アーカイブ