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それぞれにとっての稽古から先へ

 本日は品川区総合体育館剣道場にて『剣術 特別講習会』を開催いたしました。

 今回も大刀と小太刀それぞれについてお伝えいたしました。
 各得物の特性を活かした動きがありますので、剣の回転、肩・肘の構造、不必要な動きを除き、必要最小限の中で手順を守っておこなうこと等お伝えいたしました。

 小太刀に関しましては、左手の受け方を先日気付いた形でおこなうことにより、構造的に強くなることと、滑り降りた相手の太刀に指が触れる危険性も回避されます。手之内の変化に慣れておかなければ使えませんので、稽古で手に馴染むようにおこない、技に応用いたします。

 小太刀は、講習会の中でも興味を持っていただく内容のひとつです。それは、手順が目で見て分かりやすく、理に適っていることが感じられやすいからだと思われます。大刀による剣術でも理に適う事が技になっておりますが、目に入りにくい部分がありますので、手順を踏まえることに難しさがあるのかもしれません。小太刀では、入り身、受け、返し、付け、などその状況ごとに両手になったり片手になったり、両手の使い方が特徴でもあります。

 身体全体の流れが小太刀の動きと混じり合っておりますので、そうした部分も小太刀の稽古では身になっていくものだと思われます。私自身といたしましても、今ある技の精度を上げながらさらに新たな展開へと進めるように小太刀について研究していきたいと思います。


 懇親会は会場から徒歩三分程のいつものキリンシティへ。

 遠方からお越しいただいた方も懇親会までお越し下さいました。鎌倉からお越しいただいた常連のTさんと、初めて特別講習会と懇親会にお越しいただいたNさんは他県から新幹線に一時間乗って合わせて二時間掛けてお越し下さいました。

 懇親会ではもっと色々なお話を聞きたかったものと思われましたが、みなさんいつもそうですが、お話というよりは食べることに真剣ですので(笑)、真剣なお話がこの機会で果たせることは稀です。

 尤も私が平日におこなっている「金山剣術稽古会」では、マンツーマン、もしくは少人数でおこなっておりますので、その中での会話というのは身体からの声でもありますので、そこで発する内容というのは私自身に取りましても重要な言葉であります。武術稽古を重ね、身体のみならず心に自然と意識が向うことが稽古の在り方として当然の事であると思っておりますので、そうであるならば、自然と会話の内容も身体と心に通じるものになってくる筈です。しかしながら、そこまで本気で捉えて参加される方は限られてきますので、その方の状況に合わせた向き合い方で良いのだと思います。

 金山剣術稽古会に関しましては、技量を問わず、真剣に自己と向き合いながら、形だけの興味を持つ方では続かないと思いますので、どう感じ、何を得ていくのか、その事に付いて、自らと向き合い続ける目を持った方と稽古できれば、それは私に取りましても得難い方となりますので、中身のある稽古になるのです。それぞれにとっての稽古から先への進展がどのようなものになるのか…厳しさというのはそうしたものが全て見逃されないことにあります。社会に出ておりますと、自らを演じなければならない環境に身を置かれます。いつしかその演じていた自分が元に戻せなくなってしまうことがありますので、武道場で自らをリセット出来るように、多くの時間を占め演じている自分から、本来の自分、または、そうなりたいと思う自分へ、この場は身体を動かすこと以外にも重要な時間の使い方があるのです。

 
 明日は深川スポーツセンター柔道場でGold Castleの講習をおこないます。Yッシーさんは、某劇場で謎のハワイアンに扮されるそうですが、明日の殺陣クラスでは前回9/1におこなったように最後にビデオカメラで撮影いたします。おそらく若い生徒達は楽しみに来られると思いますので、良い映像が撮れるように進めて行きたいと思います。また、明日は体験参加の方や見学の方も多数いらっしゃいますので賑わう講習になるかと思います。

 最後に、懇親会での写真を掲載いたします。
 本日もお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。

2019.11.09 キリンシティ


 金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2019年11月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-11-10(Sun)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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