FC2ブログ

始終一致の調和感覚

 このところ一週間の感覚が二、三日前の出来事にしか感じられず驚いてしまう。つい最近話したばかりだと思っていた会話が、すでに一週間経っている事に信じられない気分。
 歳をとれば自然と早く感じられるようになってくるものだが、それとは違う感覚だ。良い意味なのか、悪い意味なのか、一週間の流れが安定しているからかもしれない… こんな生活レベルで安定していては大変なのであるが(笑)。

 多摩川では花火大会が開催され、テレビでは、ラグビー、世界陸上、バレーボールと賑やかだ。今年の10月は私の場合、周囲の動きの変化を多く感じている。


 さて、本日は戸越体育館でGold Castleの講習をおこないました。八歳のYちゃんからのご報告で、12/21(土)12/22(日)に新国立劇場でおこなわれる「アニークリスマスコンサート」に出演されます。どのパートか聞き忘れてしまいましたが、また一つ経験を積んで大きくなられることでしょう。アニーと言えば、演者を目指す小さな女の子にとっての大きな目標でもありますので、そうした熱意の中からさまざまなものを学べるでしょう。お芝居の世界に限らず、小さなうちから本気で取り組めるものに出会えるという事は素晴らしいことでありますので、やってみなければ分からないものや、やってみたけど駄目だったということもある中で、本気になれるものと出会えるという事は幸運なことだと思います。

 講習では、基礎的な動きの中から「始終一致の調和感覚」で自らの動作の癖を知り修正していくことを目的におこないました。
 こうしたことは、ゆっくり速く動けるための第一歩でもあり、落ち着いて動くことで精度が上がり、かつ無駄な間を削ぎ落としていくことで相対的な速さが向上いたします。慌てずに速く動くにはDVDでも解説しておりますが、「始終一致の調和感覚」が身に備わっていることが大事です。

 杖術「三十連円打」も、動きを覚えた方はここからがようやく稽古に入れる状態ですので、自らの身体を観察しながら始終一致の調和感覚で動けるように考えましょう。動きの手順を覚えるという事は、役者で言えば台詞を覚えるようなものなので、台詞が入っていなければ当然お芝居の稽古になりません。動きを覚えて初めて身体の使い方や、動きの修正箇所が稽古出来ます。これは、殺陣も同様に、動きを覚えるというのは稽古に入る前の段階ですので、覚える工夫(休憩中や講習後にメモを取る、限定公開の動画をチェックし身体に入れ込む)ということがあって、人数を集めての立廻りは進んでいきます。

 しかしながら、立廻りが難しくて雰囲気だけでも楽しみたいという方もいらっしゃいますので、そうした方々には二人一組の抜き出し稽古や、手数の少ない「一対四瞬殺」などがございます。「万乃型」も一人で形を綺麗に出来るようになれば、それなりに見栄えは良くなり個人的に動画や写真に収めたりされるには良いかもしれません。ですが、私としてはお節介な血が流れているものですから、何とかして立廻りが出来るように時間を掛けて取り組んでいただけるように、楽しめるものをどうすればお伝え出来るか、そのことはいつも感じているところです。上手く行った内容のものはいつも上手く行くとは限りませんので、その場でどう瞬時に判断出来るか、またある程度掴んだものは、どのようにして段取りを踏んで行くか、そこに講師としての技量が問われるところであり、面白く感じている部分でもあります。


 明日は、15時から品川区総合体育館剣道場で講習をおこないます。ホームページにも掲載しておりますが、フランスの記者の方が取材に来られますので、いつも以上に熱の入った講習になるのではないかと思います。賑わう講習となりますように明日も皆様楽しみにお待ちしております。


 金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


2019年10月14日(月/体育の日)『杖整体操』

2019年10月19日(土)『抜刀術 特別講習会』

2019年10月21日(月)&22日(火)『関西特別講習会』

金山剣術稽古会ホームページ

2019年10月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-10-06(Sun)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

管理画面
金山孝之のブログQRコード
QR
月別アーカイブ