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意義ある活動

 本日火曜日は午前中に「クラーチ剣術教室」に行ってきました。

 今日は八ヶ月振りにKさんが復帰され、先月復帰されたMさんと合わせてまた教室が賑わうようになってきました。

 今年で丸五年を迎えた教室ですが、発表会も無く、段位も無い中で継続して行くという事は、講習そのものに何か納得していただけるものがあるかどうかが重要になってきます。目標と楽しみが稽古そのものにあるということは、安定した心持ちの中で今を集中して急ぐことなく臨機応変に進めて行く事ができます。

 先月から体験参加にお越しいただいているHさんも、これまで通われていたスポーツクラブをお辞めになられこの教室に集中して参加されることになりました。先月に体験参加のお知らせと、講習内容の時間割変更したチラシを掲載させていただくことができたお陰で、こうした新しい方とのご縁が生まれたことに感謝しております。

 私自身これまでの中で、もし義理で参加されているような状態であったらこの教室を辞めようという考えがありました。皆さんのご負担になってしまうのであるなら本末転倒であり、それは続けるべきでないと考えていたからです。

 しかし、病気から復帰されたお二人のお姿を拝見しておりますと、気持ちの面でも身体の面でもこの場が必要であることを強く感じましたし、元気な生徒の皆様も、難しさの中から発見していく喜びを掴まれた方もいらっしゃいます。それは難しい、出来ないからと言って直ぐに見切りをつけず、やりながら考えて行くことがどのような動きであっても自然と出来るようになったからです。そこで、完璧に出来なくても、出来る流れに通じる動き方を掴まれる事に喜びを見出されることが、この教室の成果でもあり生徒の皆様の成長であると感じております。

 体験参加のHさんはとにかく熱心で、ご自身の中で今日はここまでを覚えるという意思がハッキリしておりますので、回を追うごとに確実に習得されていけるでしょう。熱意という点では皆さんそれぞれに感じます。Sさんは動きの中でのポイントを掴むのが上手で、そこから生じる質問を私はいつも楽しみにしております。同じく剣が好きなSさんはマイペースで続けられておりますので、無理なく楽しみながら私に褒められると顔を崩して喜んで下さいます。このところ窓側が定位置のWさんは道衣に袴が板についており、体捌きや姿勢についてはあまり注意することがありません。道衣に袴という紐で身体を適度に締めている状態が、姿勢の中で無意識に働きがあるものと思われます。綿足袋も滑りすぎず滑らなさ過ぎず摺り足には最適です。刀を差した際にも運動着に帯を巻いた状態よりも断然安定し、鞘の操作が確実です。ある程度動けるようになれば運動着に帯を巻いた状態よりも、正装で稽古に取り組まれたほうが自然なような気もいたしますし、袴の心地良さを知っていただきたいという思いも無きにしも非ずです。動きの感じ方心地良さが違うのです。

 今日は世話人でもあるOさんと「斬割り」をおこないましたが、私が打太刀を務め、間を変えながらおこなっても、誘われること無く落ち着いて出来ておりました。これには、私自身感じ入るところがあり、生意気な言い方ですが「稽古が進んでいますね。」とお伝えいたしました。突然おこなったものを以前より進んだ状態で対応できるというのは、普段の在り方が左右いたしますので、一人稽古も含め脳内稽古、おそらく無意識的にでも稽古の事を考えている状態にあると感じます。六十九歳から始められ、七十五歳となられた今も毎年進展し続けていらっしゃいますので、これからも怪我や故障には気をつけて長く継続できる状態を維持していただきたいと思います。また、世話人としても、さまざまにお声掛けをして下さり感謝しております。なによりOさんご自身が一番効果を実感されていると思いますので、そうした実体験が、興味がありながら一歩を踏み出せない方にとっては不安を軽くして下さる事だと思います。Oさんだけに限らず、Mさんもお元気になられましたし、大きな病気を抱えられているIさんも、さまざまにクリアしながらお越し下さっているものと感じます。Iさんも、私とのやりとりを楽しみにお越しいただいているのを感じますので、私もそのようなお身体の状態でお越しいただいていることに感じるものがありますので、Iさんには常に優しくなってしまいます。

 講習後は、皆さんご退出される際に「ありがとうございました!」と、ドアの横に立つ私にご挨拶されて出て行かれますが、私のほうこそいつも「ありがとうございました!」という想いですので、つい肩や背中にに触れたりして言葉が出てしまいます。

 意義ある活動こそ、私の求める生き方でもありますので、こうしてこの場を大事にして来て下さる方のお陰で私も活き活きと生かせて貰えます。心情をここまで書いてしまうのも恥ずかしい限りですが、人生における共有時間をご縁の中で共に過ごせる方々とは、私の生き方の中で大事な方々です。


 金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』

(2019年5月20日より発売中)

2019年09月28日(土) 『杖術 特別講習会』(お申し込み受付中)

2019年10月14日(月/体育の日)『杖整体操』(お申し込み受付中)

2019年10月19日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

2019年10月21日(月)&22日(火)『関西特別講習会』(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会ホームページ(お問い合わせ受付中)

2019年09月 武術稽古日程

2019年10月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-09-11(Wed)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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