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心の成長と場の成長

 12月に入り、私の週間予定が若干変わりました。これまで平日の稽古は、月曜日、火曜日、隔週水曜日、木曜日、金曜日という風に計画しておりましたが、今月から来年3月末までは、火曜日、隔週水曜日(予約次第)、木曜日となり、時間的にも余裕が生まれました。その間に私の稽古と進展の関係が崩れないように、どこかで一人稽古時間を捻出していかなければなりません。しかし、さいきんは稽古中以外の講習中でも進展に繋がるものが得られるようになってきましたので、そうした連鎖は止まらないものと思われます。

 昨日のGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習では、全体で脚鍛稽古、万乃型をおこなったのち、3グループに分けて立廻りタイプⅠをおこないました。そのほか、この日生徒になった中学一年生のK君には、万乃型の初めの部分と胴斬りや払いなど取り組んでいただきました。武道具も購入され、お母様とご挨拶しこの時間を託されております。中学生となりますと、私も数名指導させていただいておりますが、親は離れて遠くから見守るようにしてまたは完全に全てを一人で任せるようにして成長を見守っております。こうした時期は、一日一週間と大人に近付いておりますので成長は驚くほど早く、一ヶ月もすると別人と言っても過言ではないほど変化を感じます。ですから、大人以上に一回毎の講習というのはお子さんにとっては密度の濃いものでありますし、疎かにしないように向き合っていかなくてはなりません。そうしたジュニア世代の生徒達の存在から私自身、指導者としてどうあるべきかを学ばせていただいております。

 技術以外にも大事なものとして、生徒の組み合わせを考える事もあります。優しい性格の方は、不安な気持ちで取り組まれている方には安心出来ますし、逆に気持ちを強くして頂きたい方には、気持ちの強い方にリードしてもらい乗り越えられるように考えております。
 
 新しい生徒達にとって不安に思うことは沢山あるでしょう。みな最初はそこからスタートいたしましたが、その頃を忘れないというのは大切です。組織を安定的に向上させ、誰しもが気持ちよくその場に居られる為には、エゴを無くし周囲の喜びを幸せに感じられえる考え方が大切です。

 この日は五ヶ月ぶりにTさんがご挨拶に来られました。風邪を引いた状態でお越し下さりその思いは十分に伝わっておりますので、諸々万全になりましたら復帰をお待ちしております。

 先日お願いしていた講習風景の写真撮影をDr.Nさんにお願いいたしました。私のデジカメで数十枚程撮って頂く予定でしたが、私の六年前のデジカメよりも遥かに高性能なカメラで300枚ほど撮っていただきました。(撮り過ぎ!笑)

 私もこのところ、何かとNさんにお願いしていることが多く、高齢者の方へのアルミ刀の樋入れや、立廻り映像の編集作業、昨日の写真撮影と、来年1月の立廻り特別講習会の撮影など、もはやGold Castle制作部担当となりつつありますが(笑)、Dr.というお人柄の信頼もありクラーチ剣術教室にも来て頂きました。こうして色々な生徒のみなさんの力をお借りして教室は発展していくものと思われますので、今の教室の姿や評価というものは私だけでなく、皆さんで作り上げているのだという自信と責任を感じながらこれからも励んで頂きたいと思います。(もちろん、最終的な責任は全て私にあります。)

 続く剣術クラスでは、初公開となる「二段抜き」と「三段抜き」をおこないました。これは以前私の稽古会で後藤氏に杖の抜き技をお伝えしていたときに、後藤氏の方から「これ、剣でも出来るんじゃないですか?」ということから生まれた技。

 そして昨日の講習であらためて、身体に近いところで剣を操作することの大事さを実感することになりました。二段抜きは直ぐに皆が出来るようになると思っていましたが、意外にも軌道に悩んでおられる方が多く、螺旋のように進みながら抜いていく感じがこの技の特徴であり、それを生み出す左手首の巻き返しと右手手の内の締緩(ていかん)操作をお伝えいたしました。

 三段抜きに関しましては、さらに体の移動が加わり難易度は高くなります。直ぐに剣を発剣させ変化させるための手の内の感触や、相手を観てどの辺で変化させるのかを身体で予測しそれを実行させる技術の習得になりますので、剣術全体に関する稽古とも言えるでしょう。

 最後はひさしぶりに「峰返し潰し」をおこないました。まずはNさんを相手におこなったところ、「これまでと感じが明らかに異なり、首への負担が無いのに下方向へ崩される力が強くなっています。」との事。これには中丹田が引かれる意識が大きく影響していますが、その動きが首への当たりを和らげる働きにもなっているようです。頭を使っての発力手順も三回ほど密かに試みましたが、これはまた別の機会に研究したいと思います。

 この潰し技は私のオリジナルで、首への圧が掛からずに膝からカクンと崩れるのが特徴であり、接触部から瞬間的に下方向へ力を通して行く稽古として研究し続けている稽古内容の一つです。いつしかこの術理が具体的に解明し、自らの骨を剣と同様に扱うことが感覚的に出来れば、エネルギーの通し方に大きな進展が見られるのではないかと想像しております。

 この時間は、中丹田の意識による働きを皆さんが興味を持って取り組んでいただきました。相手を押したり、木刀を使ったり自由にそれぞれがやっているのを観ている内にあっという間に時間が来てしまいましたので止む無く終了。

 昨日も殺陣クラス、剣術クラスともに賑わいを見せた濃い時間帯でした。

 来週の土曜日は久しぶりにスクエア荏原での開催となります。この会場は杖が使えませんので、次回も剣術をおこなう予定です。常連の方、初めての方、ひさしぶりの方、毎週楽しみにお待ちしております!


2018年12月15日(土)「抜刀術 特別講習会」(お申し込み受付中)

2018年12月23日(日)「杖整体操」の開催(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会HP

2018年12月 稽古日程

2019年1月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-12-03(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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