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金山剣術稽古会 初土曜日開催

 今日は品川区総合体育館剣道場で金山剣術稽古会として初めてとなる土曜日稽古会を開催した。

 ホームページを開設したばかりであり、ホームページも割り合いシンプルなため分りにくい部分はあるかと思われるが、「どうぞどうぞお客さまいらっしゃいませ!」という会では無いので、じっくりと場の空間を育てて行きたい。

 今日はGold Castleの流れから渡部氏が参加、そして後藤氏も駆けつけてくださった。これまで何百コマここでおこなったか分らないが、それでも私の稽古会としては今日が初めてなので、やはり他の武道場、新宿スポーツセンターや江東区スポーツ会館のような感覚がまだ私の実感として持てていない。もちろんそれは想定済みであるが、なんというか、やっぱり身体感なのであろう。稽古の記憶、それは講習会の記憶とは違うものである。私もともに情熱的に稽古をおこなう場。それにはやはり私自身としての一人稽古がここに染み付いていないからなのかもしれない。そうした一人の空間を見守る場の存在が、後々の稽古状況で見方になってくれることがある。もちろんそれは無意識のことなのであるが、そこでの時間の使い方の記憶は深く脳内に宿っているものである。直感とはそうした奥深くにあるものも瞬間的に蘇って来るものなのであろう。道場内の景色が変わるのはそうした時間の記憶にある。

 杖術では「流転落とし打ち」や「上段扇抜き」などおこない、一瞬で汗が吹き出してきた。今日興味深かったのは、ひさしぶりにおこなった松聲館の杖術「下段抜き」と「影踏み」。ここで面白かったのは、ひさしぶりだったせいかこれまでの手順で身体がやりたがらないということだった。このところ剣術や抜刀術などでおこなっている「足指の抜き」が身体の通りを良くし技に繋がる一連の動作を速やかにかつ動きやすくしてくれることが解った。そうした「一手間の通り良さ」を身体が知ってしまったことで、手間の無い動き難さを改めなければならないと身体が教えてくれたのである。

 とくに「下段抜き」という甲野先生の技では、瞬間的に重心移動させ、かつ左へも移りながらおこない、刹那には急制動しなければならない。この誘いと変化と急制動を一瞬の内におこなうには、身体にさまざまな手続きが求められそれを自動的に処理しておこなえる感覚を養う稽古が必要である。

 今日得たものは、考え方を改めたことにより、得物に身体が引っ張られるのであるが、それが早すぎても遅すぎてもよくない。「ここ!」という瞬間に身体が反応しなければならないので、考えていては余計に邪魔になってしまう。もちろん脳がいろいろと考えてはいるのであるが、思考的に考えないことが、そうではない考えを優先させてあげるには大切である。

 そうしたことにより、これまでおこなっていた下段抜きが、なんだかズルをしているような操作感覚になり、急制動による慣性が邪魔にならず、丁度良い感じで心地良い。ほんの僅か手続きが変わっただけで、その稽古が止まらなくなるような心地良さというのは本当に不思議である。

 剣術でも、「睡蓮」「裏睡蓮」をおこなった。これは払うのではなく、相手の剣圧が高まる前の位置にがスッと押さえに差し出すような感じである。これは真っ向に斬り下した相手は成すすべなく外されその刹那には首を斬られてしまう。ちなみに、睡蓮という名は、剣を斜(ハス)に差し出すという意味合いから、蓮(ハス)を連想して睡蓮と名付けた。

 抜刀術では、先日後藤氏も感動されていた右手が柄を噛みに行く手の掛け方をおこなった。これは明らかに初動時の初速が上がりそのまま最後まで繋がっているというとても重要でもはや欠かせなくなった手の掛け方である。私としては「ウツボに手を掛ける」というふうに言葉を楽しんでいるが、渡部氏もまだほとんどこの掛け方を稽古していないので、今後私もそうであるがこの右手がウツボになった感覚でどのような抜きに変わっていくのか非常に楽しみなところである。

 今日は慣れない場所のせいか、空気の癖が読めてなく、鞘の送りが汗で引っ掛かりどうにも抜きづらくなってしまった。こういう場合は、帯を変えるのも一手ではあるが、帯の締め方も強く締めすぎないことが重要である。講習会では割り合いキチッと着付けてあるが、稽古会では緩く着付けている。そうしたいつもとの違いが今日の講習会後の稽古会では出てしまったようだ。抜けない自分に自分が一番驚いた。

 初めての土曜日稽古会であったが、渡部氏、後藤氏のお陰で良い稽古となった。お二人とも時間の都合をつけて稽古に参加されていることを当たり前と思ってはいない。源泉の場でもあるこの稽古会は私にとっても掛け替えのない場なので、これからも少しずつともに稽古をおこなえる方との御縁を待ち望んでいる。


2018年10月7日(日) 「杖整体操」のお知らせ(お申し込み受付中)

2018年10月13日(土) 「剣術 特別講習会」(お申し込み受付中)

2018年11月22日(木)23日(金) 「関西特別講習会」(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会HP

2018年10月 稽古日程

2018年11月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-10-07(Sun)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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