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屋根が吹っ飛ぶ!

 昨夜の台風は人生でもっとも強烈だった。もしかすると私が住んでいる地域に竜巻が発生していたのかもしれない。なにしろ、深夜1時過ぎに物凄い風の音にブワッー!っと何かが飛んでいった音の後シーンとした静寂が一瞬その場を包んだ。

 何事かと思い、玄関を少しだけ開けたが、何やら屋根から小さなものが降っており、危ないのですぐに扉を閉めた。しばらくトタンの音がガシーンガシーンと風に煽られていたので、ああ、隣近所でトタンが外れたんだろう。と思い、2時頃睡魔に襲われ就寝。7時に目が覚め、風の音が止んでいたためゴミを出しに外に出たら大変。ウチのトタン屋根が丸ごと隣に住んでいる大家さんの敷地に丸まって落下しているではないか。階段で一階に下りると天井から垂れ下がったトタンが紐で縛られていた。昨夜のガシーンという音の正体はコレか。と解った。

 大家さんの奥様が箒で辺りを掃除しており、お話したものの一睡も眠れずに警察など対応に神経を使われていたのは真っ赤に充血した両目を見て悟った。幸いなことに雨漏りは無く、むしろ大家さんのほうが大変だと思い何と声を掛けていいのやら起き掛けの頭が上手く回らなかった。

 近所でも、ショーウインドーが割れていたり看板が無くなっていたり、ニュースになってない被害は今回の台風24号では相当あったものと思われる。


 台風一過となった本日は新宿スポーツセンターで夜から後藤健太氏と稽古をおこなった。開始前にいつものようにこの一週間の出来事などをお話する。稽古ももちろん大事であるが、後藤氏とはこうした会話がとても身になり活きてくる。一週間、一ヶ月と先に進み続けて行く氏のお話はドラマチックである。

 自分にしか出来ないものは、自分にしか出来ない仕事になる。そうすれば人から求められる人材となり、その能力を活かせる機会が与えられる。そしてその能力をなんのために使うかがその人間の器であり、その大きさを分かち合える人脈がなにより大切である。これからの後藤氏の活躍に大いに期待したい!

 杖術では、「上段扇抜き」や「巻き上げからの裏お辞儀潰し」をおこなった。あらためて巻上げからの裏お辞儀潰しは難しい技であることが分った。

 その後、昨日おこなった高速三十連円打をパートに分けておこなった。これは今後のテーマとなるかもしれないが、ゆっくりおこなうものと速くおこなうものでは身体の使い方をそのまま速くするのは効率が悪いため、今後速くおこなうための操法になんらかの進展が訪れるかもしれない。昨日も思ったが意外にもかなりの運動量なのである。ということはやはり効率が悪いのだろう。

 剣術では、まず先週から気になっていた「峰返し潰し」を後藤氏に受けていただいた。腕を使いすぎたことを改めた事で首への負担は少なく崩すことが出来た。受けが慣れてくると負担を掛けずに崩すのが至難となる。この技はこれからも長いお付き合いとなって行きそうだ。

 そのほか「斬割り」「胴斬り」「袈裟斬り」「正面斬り」などをおこなった。エネルギーが渋滞することなく通っていくことの重要性は甲野先生の教えでもあるが、今日の剣術稽古ではそうした渋滞しないための手続きを幾つか後藤氏に実感して頂くことが出来た。これは、私自身かつて、何事も同時に行えばその分時間は短縮されるものと考えていたこともあったが、それこそまさに渋滞の原因であり、皆がそれ行けとばかりにエネルギーの伝達までの通り道に殺到すれば上手く流れず停滞してしまう。だから身体でも、エネルギーが速やかに通って行くための手続きが大事であり、その手続きをより良くしていくのが稽古である。進化していくための稽古とは、一つにはそうした事が含まれている。だから、進展する実感の無い稽古法というのは何処かに明らかなる原因があるのだろう。

 そして本日もっとも盛り上がったのは、先日木曜日に渡部氏と稽古する前の一人稽古で得た柄に手を掛ける右手の使い方である。今日の稽古で後藤氏が「柄を噛みに行ってる感じですね!」と発せられ、「そう、まるでウツボがバクッと得物を捕食した際の動きみたいですね。」とその時の実感はそのように感じられたのである。

 これもまさに、渋滞の無いエネルギーの飛ばし方であり、同時に筋が張っていて背中とも繋がるため、抜刀術全体の割り合いからしても重要度合は大きい。後藤氏の抜きを見ても目で見てその違いは明らかであり鞘離れの音も変わった。私としても、柄を掴んで抜きに行くのではなく、バクッと捕食した時にはもう抜きに自動的に入っている感覚があるので、既に動いているものを抜いている感覚なのである。今書いていて気がついたが、2013年に撮影した動画にある野菜斬りは無意識の内にそのような右手の働きになっていたような感じがする。映像を観て目で確認出来ないが野菜を離した手が柄を取りに行く無意識の指間接の働きはこれに近いものがある。

抜刀術「速さの検証」

 最後は、15分ほど杖整体操をおこなう。後藤氏も自身の活動の中でお伝えされており、テレビの前に杖または棒を用意している方々がいらっしゃるようだ。この杖整体操は、誰でも気軽に気持ち良くなれるものであり、人と比べて自己完結してしまうと、どんな可能性のあるものも自分で「出来ない!」と声高に反発することを発散材料としてしまいがちなので、その人にとって気持良い形をその人なりに見つけることが大事であり、この杖を使った体操には姿勢をその人に合わせて留めることが出来るという点が痛くなく安心であり、気持良いだけで頑張らなくて良いのである。私も10/7(日)に第二回目となる講習会をおこないますが、今回、最後の20分間はそれぞれの好きなようにやっていただこうと思っている。忙しい人でも気楽に出来るものなのでテレビを見ながらでも、子供と話しながらでもそれでも効果を実感出来る点が杖整体操の魅力である。講習会ではさらに二人一組の施術的操法があり、これが簡単で気持良いので、これは自宅で一人でおこなえませんので講習会に参加して是非目がトロンとなるぐらいの心地良さを味わっていただければと思う。

 明日、というか本日22日(火)は、22時00分からNHK Eテレに俳優のSさんが出られます。コンスタントにテレビでお見かけしておりますので、「この俳優さんよく見かけるなぁ」と思っている方もいらっしゃるでしょう。夏に横浜で日韓合作の舞台「カルメギ」を観に行った際には、終演して三十分後には中華街のお店に駆けつけて下さいました。まさか来て頂けるとは思わず、何処にいますかというご連絡をお返ししたところ、まさかの来店に一同感激いたしました。そういう方とご縁が繋がっていることも人生ありがたいことです。役者さんは、演技を見るというよりも、その人の生き様存在を観るのだと、そこに終演後も残り続ける感動があるのだと思うのです。すべての人にも当て嵌まる事ですが、生き様というと大変な気がいたします。ですが、優しい心を自然に持っている人でも私には無い尊敬の部分でもありますので、そういう人の生き様も、今の自然な姿を観ればとても素晴らしいと思えるのです。


2018年10月7日(日) 「杖整体操」のお知らせ(お申し込み受付中)

2018年10月13日(土) 「剣術 特別講習会」(お申し込み受付中)

2018年11月22日(木)23日(金) 「関西特別講習会」(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会HP

2018年10月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-10-02(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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