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弱い状況で強く生きること

 深夜2時過ぎから記事を書き始めるのは身体に悪いと知りながらも、この時間帯にようやく気持ちが落ち着くのでどうしても遅くなってしまう。もうこの頃は諦められたのか就寝時間については咎められなくなってきた。幸いにも明日は休みなので、稽古着の洗濯やら構成資料の加筆作業など、それなりにやるべきことはある。一人でいると全て自分で決められるので気は楽である。昨夜は就寝前に生徒のSさんから頂いた文庫本を読了した。時代小説以外の文庫本を読んだのは久しぶりであったが、ジャンル的にはSFファンタジーラブストーリーという複雑なようで全くそんな事は無く読みやすく感情移入することが出来た。最後の終わり方までの展開が感情を揺さぶりその揺さぶられ方が心地良かった。寝たのは3時過ぎ、身体から「いい加減にしろ!」と怒られそうである。

 
 さて、本日は新宿スポーツセンターで渡部氏と稽古。今日は少し早めに行き抜刀術稽古をおこなった。細かな手続きの確認であるが、同時におこなうよりも、順序よくおこなったほうが動き易くかつスムーズである。今後はさらなる手順の点検に目を向けていこうと思う。

 渡部氏との稽古では、杖術、剣術、抜刀術などおこなったが、剣術の「峰返し潰し」に進展があった。手元が動き過ぎていたことに気が付き、それが重心の移動を妨げていたと思われる。杖による「お辞儀潰し」からの剣術バージョンとしてこの「峰返し潰し」を考案したが、当初はお辞儀潰しの操法が感覚的に残っていたので、手元を動かさないことの重要性は理解していたのであったが、次第に別の工夫に意識が傾き肝心なことを疎かにしてしまっていた。この技に関しては微妙な部分で効いたり効かなかったりするので、まだまだ工夫していかなければならない。

 今日は抜刀の際の柄を取りに行く右手に得るものがあった。それは指の送り方により、柄に掛かった右手が抜きに入るまでの一瞬の繋がる力がこれまでとは明らかに違う感じがあった。とくに鯉口から鍔が離れる瞬間の力の伝達に、右手の筋による働きが関係してくることが実感出来た。一本抜く毎にボーっと窓の外を眺め感覚の余韻を吟味する。周囲には全剣連の居合を稽古されている学生達が数名いたが、全く似ても似つかぬ異質な稽古をしているように映っているだろう。

 夜からは会場を変えて住吉でI氏と稽古。先日NHKの生放送を務められたI氏との稽古も丸一年を迎えた。お忙しい方なので特別に月に一度の稽古をおこなっているが、今日は全体的に観て動きにおける何かが感じられたように見受けられた。それは思考から離れた部分での身体の計算かもしれないし、出来た時の感じを私の言葉で心地良さと呼んでいるが、そういう部分も多く見受けられた。I氏は感性の鋭い方なので、心地良さという感性の扉を開くことが出来れば楽しくドンドン習得出来ると思われる。心地良い稽古のためには頭と身体を感覚の中で結び付けていかなければならない。動きからなる心地良さを手に入れると、これまでおこなっていた過去の動きがもうやりたくない動きへと変わってしまうのだ。それが自分で気が付ける審判としてとても重要なものであり、心地良い動きというのは、見ていても良い動きになっていることがほとんどである。しかし、心地良さもしばらくすると、新たな心地良さを手に入れなければいずれ違和感に駆られ鮮度の落ちた動きになってしまう。そうしたことの循環を繰り返しながら動きの質を高め自他共に心地良くなる動きを求めていかなければならない。

 人のちから、エネルギー、発展的な流れ、そうしたものは何かしらの絶対的な因果関係があるように思える。そしてそれは、安易に真似の出来るものではなく、積み重ねて芽生え育てたものであるように思える。おそらくそうした生き方の今が本人の意図しないところで魂の強さであったり、人が人に反応する力として何かに役立てられるのであろう。それはよくよく考えてシンプルに弱い状況で強く生きることが本来の強さであり、強さを手に入れることだとも思っている。


2018年10月7日(日) 「杖整体操」のお知らせ(お申し込み受付中)

2018年10月13日(土) 「剣術 特別講習会」(お申し込み受付中)

2018年11月22日(木)23日(金) 「関西特別講習会」(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会HP

2018年9月 稽古日程 加筆修正いたしました

2018年10月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-09-28(Fri)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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