FC2ブログ

ひたむきさを止めるな!

 さて、本日は火曜日ということでカテゴリーにも振り分けている「クラーチ剣術教室」の記事からと行きたいのですが、まずは昨日の夜におこなわれた私の生徒も参加された発表会の記事から記します。

 昨日月曜日の祝日に、剣舞の発表会を生徒からお誘い頂きましたので、土日以外は調整しやすく観に行くことが出来ました。ステージでは特別講習会などでもお会いしたことのある方が多く、その晴れ姿を楽しく拝見させて頂きました。楽しく活き活きと動かれているのは私の教室と通じるものがあると感じながら、終演後もフロアーで懐かしい方々とご挨拶させて頂きました。とくに私のところに参加されている方の動きは目を引くものもありましたし、元々そういう技量があってさらに動きの進化を求めるために参加されているとも言えるでしょう。技量もそうですが、思いの強さのようなものはシッカリと感じることは出来ました。やはり真剣に取り組まれている方々はその姿勢も謙虚で前を向いておられます。迷いが無いから謙虚にひたむきになれるのかもしれませんし、たとえ迷いがあったとしてもそこにひたむきになれるものがあれば、心の波風が立ちにくく謙虚になれるのかもしれません。

 私は高校時代にボクシングをしておりましたが、毎日グローブをつけて実際に殴り合いをしているわけですから、強くなるためにただただひたむきに成らざるを得ませんでした。体力が無ければガードが上げられませんし足も止まります。怖がってしまえばサンドバッグとなってしまいます。そうした毎日の練習は物凄く疲れますし痛いですし怖いです。辞めてしまえば楽になれるのですが、一度もサボることなく三年間続けました。減量で54.5㎏から45.0㎏以下に落としたり、練習で鼻は骨折し、左目にはグローブの親指が入ったため小さな線が見えてしまいますが、それでも後悔はしていません。その三年間はおそらく人生でもっとも過酷な日々だったと思います。私も含め二十名以上入った新入部員が三年生になると二人になりました。どうしてサボらずに毎日練習していたのか当時の自分に聞きたいですが、おそらく今と同じでそれだけが生きている実感だったのだと思います。高校生でも追い詰められていたのだと思います。自分で手に入れられるもの、そしてそれを実感し続けていくこと。殴られるだけだったのが、殴られなくなり、殴ることが出来るようになる。そうした変化を当時のまだ学び方を知らない私は毎日の練習こそが強くなるための証であると信じ高校生の頃というのは、朝も夕方も夜も毎日ボクシングをしておりました。

 そういう日々というのは、強くなるための真面目さ謙虚さというのを実感しており、常住坐臥殴ることやかわすことを考えているのにそれを喧嘩に使いたいとか威張りたいという思いは一切浮びませんでした。日々の練習で身体も心も使い果てておりそれ以外の時間はフワーッとした開放感と安らぎに感じておりました。つまり、そういう緊張する時間、本気になれる時間があると、それ以外の時間の過ごし方感じ方が平和的といいますか、波風が立ち難いように思うのです。無駄に時間があったり、緊張感の無い生活に慣れてしまうとあまり良くないように感じます。人間という動物は何かにエネルギーをぶつける生き物だと思いますので、そのエネルギーの使い所を何にするかで、人生の幸福感また得られるものが変わってくると思うのです。

 現代における武道武術の役割の一つにはそうしたエネルギーと引き換えに潤うべく心の安らぎであったり、充実感や瑞々しさ、そうしたものも日々の暮らしの中で波風を立てないように誤った事をしてしまわないように食い止めるための術として求められているのではないかと思うのです。ですから、そのように謳っておきながら間逆の教えになっていては救われるものが突き落とされてしまいます。仕事で疲弊し稽古で疲弊し、その鬱積したエネルギーを人は何かにぶつけます。現代における勝ち負けの意味、あらためて勝つことと負けることとはどういうことなのか表面的でない強さを求める生き方を実践することに私は日々考えさせられております。

 話が逸れてしまいましたが、「ひたむきさのエネルギーから還元されるもの」これがひたむきになれることの大事さであると思います。

 終演後、近くの中華料理屋さんで共に観に行った生徒達三名と一緒に食事会。鑑賞後のこういう席は良いもので私の現在の趣味とも言えますから、落ち着いて盛り上がりました。フト周りを見渡すと厨房の電気は消えお店の店員さんが着替えるまで時を忘れ、23時過ぎた辺りでお開きに。ここはなかなか料金も安く、店員さんも対応の良いお店でした。


 そして本日火曜日は、「クラーチ剣術教室」へ。

 今日はめずらしく三名の方が欠席。湿度が高いとやはり体調に影響が出てしまいます。今日もHさんのリクエストに応えながら内容を決めて行きました。しかし私も時折言う事が厳しいなぁと思うこともあります。覚え方について、表面的に視覚で覚えては駄目です。最初の内は構いませんが、どうしても場所が変わったり相手が付いたりすると忘れてしまうものです。表面的に視覚で捉えてしまうと、直ぐに真似はしやすいですが身体には入っておりません。ですので、どんなときもその状態を確認するようにいたしましょう。というような事を言いましたが、これは中には自然とそうした状態把握がある程度掴めている方がいらっしゃるので、出来ないだろう、とか難しいから言わないでおこう、というような気にはならず、時折難しいことを遠慮なく言わせて頂いております。ですが、おそらくですが、そうしたことも含め私の気持は人生の大先輩方には伝わっていると察しております。厳しく言えるのも信頼ですので、やはり四年の経験というのは信頼関係も含めて大きなものです。

 現状維持どころかみなさん前に進んでおります。それも楽しく笑いながら。いつしか、いつでも発表会ぐらいなら出来ますよ!というぐらいになるかもしれませんね。それは今は求めませんが。

 
 帰宅後は、先日川原田氏との電話でお勧めされた映画「カメラを止めるな!」を観に行った。五百席程の劇場で平日にも関わらず八割ほど埋まっていたので驚いた。興味があったのは、インディーズ映画で予算三百万円の作品が、どうして百万人以上(まだ増え続けている)の来場人数を記録しているのかである。

 私もインディーズ映画は大阪に住んでいた時代に濃く参加していた時期がある。それだけに、今回の映画の興行収入はあり得ない展開と言える。しかしながらこの映画を観て、「なるほど、これならそうなるだろう!」と思った。ゾンビ映画をこれまでにない切り口から巧みに物語と笑いを融合させ、その素直さがなにより心地良かった。インディーズ映画は、監督の商業映画デビューの登竜門的位置にあるが、今回の作品はキャスト陣にとっても大きなデビューとなった。だがやはり、この映画監督の才能は人を選ぶ目やイメージしたものを実現させる力、そしてなにより独学で学ばれたことにより、縛られずに自由なアイデアが多彩にあると言えるだろう。いろいろなタイミングという奇跡が起こした作品だと思う。

 久しぶりに映画館に行きましたが、映画の面白さ、自由さの中にある可能性そうしたものを感じました。影響が心の中にどこか残っていそうですが、今夜はゾンビの夢を見ないように眠ります。


2018年10月7日(日) 「杖整体操」のお知らせ(お申し込み受付中)

2018年10月13日(土) 「剣術 特別講習会」(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会HP

2018年9月 稽古日程 加筆修正いたしました

2018年10月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-09-19(Wed)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

――――――――――――――
    
ご質問や、稽古希望の方はこちらの【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。

その他ジャンルを問わずお仕事のご依頼や『 剣技指導 』などのご依頼も受付けておりますのでこちらの【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。

お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

管理画面
金山孝之のブログQRコード
QR