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ナイスミドルな百回生

 場というのは本当に不思議。しかしながら、そうしたことに対していつもお祈りをしていたことは確かである。神社での礼、神棚への礼、道場への礼、相手への礼、感謝と礼は忘れずにそうした人同士が集まる場は自然と邪心無き導かれる力に素直に向いていける。そのような気がしております。

 私の稽古会や講習会において、不思議ながらそうした方々との御縁を感じます。今は、そうした不思議な「もの」に身を任せながら、信じている道を進んでいくことが今ハッキリとやるべき事として見えております。皆が苦しまずに前に進んでいける場、私の場合それを剣や杖などを通じて生き方の中で大事にしております。


 今日の稽古では、久しぶりの日曜日戸越体育館開催となり、日本舞踊で国立劇場に立たれたご経験を持つHさんが本日で百回目の受講数となりました。百回となりますと、毎週一回参加されましても年に約四十八回ですので二年は掛かります。お一人で三千メートル級の山々を登山されている方ですので、命懸けの経験もされてきたことだと思われます。しかしながらそんな雰囲気を感じさせないナイスミドルなHさんは、殺陣、剣術、杖術、など全体的に教室の中でも上位に数えられるほど上達されております。お人柄も含め、もし私が生徒から「見習うべき方はいらっしゃいますか?」と尋ねられたら、全ての判断からHさんと答えるでしょう。私は皆さんにお伝えする立場ですが、学び方を参考にするならばHさんを観ておりますとは私からは教えられないものを得られる筈です。Hさん、居心地が悪くなってしまったらごめんなさい(笑)。これからも、教室を支えて下さる生徒のお一人として、どうぞ宜しくお願い申し上げます。


 昼間の部では、メンバー的にも立廻りがある程度出来る方が多かったので、一対五の立廻りをおこなうためパートごとにおこない、最後に今日の流れを通しておこないました。昼間の部でも夕方の部でもお伝えしましたが、とくに芯(主役)に関しましては、立廻る動きの中でどの瞬間に写真を撮られても形が決まっている(使える写真)ように動くことをお伝えいたしました。

 動きの間、繋ぎの部分、その時の全身がどのようになっているのか把握していることが大切です。そのためには、今日夕方の部の殺陣クラスが終わった際に役者のMさんやYさんから質問があったように、不味いもの旨いものは料理が分からなくても味が分かるように、動きの中で違和感や心地良さを感じることが大切です。そのための一つの方法としまして「始終一致の調和速度」が起こりを消す研究テーマと同様に重要になります。そう、研究という意識を持って取り組むことが、自らの身体を検体であると認識し、なぜそうなるのか、それを変えるにはどうするのかという仕組みに気が付いていくためのトライ&エラーが研究稽古と言えるでしょう。そうした稽古では表面的な見た目でなく、身体内部を観るという感覚になりますので、感覚の目を育て、違和感や心地良さという重要な審判を手に入れることが出来るのだと思います。

 そういたしますと、鏡の前での稽古というのは殆ど必要ではなくなります。すなわち、どの瞬間でも形になっている動きというのは、どこに違和感があるのかを重要視し、それを無くしていった結果の形であると私は思います。違和感とは、一つ先に進んだ動きの実感を得た時から始まります。また、それを得られそうな身体の無意識の計算力が先に答えを知っているからかもしれませんが、何かが向上するためのキッカケとして違和感はとても重要であることを、数年前に甲野先生から伺った記憶があります。

 昼間の部から夕方の部までの空いた時間帯に、居残り稽古としてYさんやWさん、そして続けて夕方の部も出られるMさんとともにYさんのタブレット端末で私が動画を撮影しそれぞれの動きを記録いたしました。Yさんは殺陣クラスは間が空きながらの参加でしたので不安がっておられましたが、今日ほぼ初めておこなった通しでの動きですのでそれほど悪い動きではなかったと思います。他のお二人も上手な方でしたので、おそらく思っていたより気持の良い映像となったのではないでしょうか。

 それにしましても、Yさんは元々絵のお仕事の勉強のために参加されたのですが、今となっては動きそのものに興味を持って取り組んでおられ、そうした方が比較的多いのがGold Castleの特徴と言えます。いつかそうした動きを誰かに見せて驚かせるまでになる日を私の個人的な思いとしましては楽しみにしているところです。Yさんの絵の評判は本当に勢いに乗っております。私の生徒でもあり「かざあな。」の音楽を作って下さったMariさんがサイトのブログでも気に入ってくださっております!「HEY!WAO!公式サイト」

 そして夕方の部では、ダブルヘッダーで参加のMさんと夕方の部からおこしになられたYさんがともに動ける方でしたので、そこにドクターNさんも加え三人で立廻りをおこなっていただきました。Nさんにしてみれば、いきなり虎やライオンの檻に入れられたウサギ状態だったようにも見えました(笑)。しかしながら、こうした方達と一緒におこなうことで引き出されるものもありますので、ウサギが犬になり、犬が狼になり、次第に落ち着きながらおこなえるようになれば広い意味でかなりの成長となるでしょう。

 講習の途中でひさしぶりに交番のOさんが見学に来て下さいました!Oさんは以前古武道演武大会などで司会を務められていたご経験をお持ちの方で、いちど抜刀術特別講習会にもご参加下さいました。制服姿でニコニコと笑顔で温かく見守ってくださるように御見学下さいました。こうしたお方とご縁が持てたことはそれだけで幸せな気がいたします。今浮びましたが、「場の力は、感謝と礼の力」と言えるのかもしれません。人間の無意識に備わっているものを信じられるからこそ、行いは人との不思議とも思える御縁に結びつくのだと思います。

 今日は、昼間の部にお越しいただいた俳優のSさんがご出演されたドラマを録画で拝見いたしました。インパクトのある犯人役でした。コンスタントにテレビにお名前が出ていることに驚きますが、Sさんもお人柄は素晴らしい方ですので、お仕事が途切れないのだと思います。そして、もう一方録画で拝見したのは、私の稽古会のI氏の生放送でした。これからも観られる機会がありますので楽しみにしております。

 来月には子役の生徒達の放送も控えております。それぞれ主役と主役の弟役を頂いており、観るのが今から楽しみです。私自身も頂いたお仕事を進行中ですので、情報解禁を待ってお伝えさせて頂きます。

 本日も、遠くからお越しの方、連日ご参加の方、みなさまありがとうございました。


2018年10月7日(日) 「杖整体操」のお知らせ(お申し込み受付中)

2018年10月13日(土) 「剣術 特別講習会」(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会HP

2018年9月 稽古日程 加筆修正いたしました

2018年10月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-09-17(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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