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別格に重かった木刀に感謝

 本日は久しぶりの快眠、寝過ぎた感があるがそんな時は夢をいろいろ見てしまう。ふだんは稽古の夢であったり現実的な生活環境が夢に出てくることが多いが、睡眠時間が長くなると徐々に夢に遊び心が入ってくる。未だに、広島で六年間住んでいた寮の部屋の中であったり、福岡の実家が舞台になってくることは多い。だが、一年八ヶ月間住んだ大阪の家や三年間住んだ所沢の家が出てきたことは一度も無い。夢とは過去の思い出や心の状態などさまざまな要因が表れるものだと思うが、たまにそうした夢でしか思い出せないようなものを見た後に、よくこんなストーリーや登場人物を組み合わせたなあと感心してしまうこともある。

 いま自分の人生を生きていて、これまでと比べて位置している状況が明らかに変わっているのを感じる。それは、いま出会っている人の多くが何かしらの成功に繋がる進展を果たしていることにある。そういう方々と出会えている状況というのは何かしらの流れの中に自分も入っているからだと思わざるを得ない。ご縁と言えばそれまでであるが、そうした良縁を結ぶ思いの道筋がどこかで合流しているのかもしれない。

 それが現状の私の位置とするならば、これから先一体どのような方と出会い、私自身もどのようになっているのか、その時の道筋はどのようなものであるのか、そうした流れに今出会っている方々と共に進み入り歩んでいきたいと思う。

 本日は新宿スポーツセンターで後藤健太氏と稽古。後藤氏も私との稽古を本当に楽しみに来て下さっているのを瞬間的に感じる程なので、私も思ったことを全て後藤氏に伝えたくなってしまう。だから稽古でのそうした身体と言葉でのやりとりが、互いの呼吸を合わせ、そこから生み出されてくるものが同じベクトルの発見として感動の共感を得られるのである。

 今日は面白い発想があった。それは、後藤氏が足裏のアーチの重要性を説かれていたことで、四つんばいになった時に、お腹の形もアーチになっているということから、「足裏も四つんばいになっているのか」という発想に意識が強く惹かれていった。

 つまり指先から拇指球の辺りが前足となり、踵が後ろ足となる。そうした四つんばい状態が左右それぞれにあり、自分の体重を地面に押し付けているということ。立っている際にはその大きな力を常に地面に働かせており、日常的に安定していられるのは、そうした足の裏に掛かっている負荷を受け止め吸収も反動も丁度良い釣り合いの中でおこなわれているからだと思う。

 武術の技には、そうした無意識でおこなわれている凄い事をふだんおこなわない使い方により力とすることがある。それには、凄い事であるという認識が得られるかということでもある。

 今日はその足裏は四つんばいであるというユニークな考え方から、これまでよりもより仙骨の操作による足裏への通り方に信頼感が得られた。とくに最後におこなった抜刀術稽古では構えの際の足裏の実感に動きやすさがあり、ひさしぶりに集中的におこなった「鷲眼一閃」では、ほぼ全ての動きで切っ先が軽く走る実感があり、逆にどこをどうすれば良いのかが分かり辛くなってしまった。だが、今後も時間を掛けて、姿勢における一致の感覚と切っ先の走り、地の力を受けてのエネルギーなど、稽古していなかった筈なのに、検証したいものはストックされているから楽しみで仕方ない。

 今日の剣術稽古「斬り上げからの斬割」にてついに私の気に入っていた699gの木刀が深く割れてしまった。白樫の木刀で、武道具店の中で一本だけ別格に重たいものを購入し愛着が湧いていたのであるが、これまで得てきた技の代償となってしまった。しかし、いくら愛着が湧いていても大事にし過ぎて稽古にならなければ仕方が無いので、今後も白樫の木刀は存分に使い繋いで行こうと思う。あらためてこの木刀には感謝したい。

 家に帰り、深夜に川原田喬生氏から電話をいただく。川原田氏は私をこれだけ饒舌にさせるのかと思うほど、話を引き出してくれるのが上手で、今夜も一時間半近く話し込んでしまった。お陰様で、頭の中で整理し言葉に出来たことは私自身教えられたように思う。身近なロマンが心の救いでもあり、会社組織と武道武術を同じにしてしまってはならない。大人になって学ぶべきことは、これまでおこなってきた学び方と根本から変えていかなくてはならない人が多く、それは自らの心に反映していくものでなければならず、瑞々しく生きていけるための実践的学びを、これからの新たなる自分自身が引き出される場の中で得ていくことにある。そして、そうしたことが現代の若い方々の中でもこれからの教育や学びを実践し時代に対応したものとしていま力を蓄えている方々もいらっしゃる。時代が進み世代が交代していく中で、大きく変わっていくものはあるだろう。時代の移り変わりとは、大きなものが崩れていくことでもある。いま問題にされていることの多くを、これからの人たちは力を蓄えながらその時が来るまで多くの人材が輪を広げている。時代が変わる、動くときというのは、そうした輪がある臨界点に達したときに大きなうねりとなって起こりうるのかもしれない。そうしたことをどうして私が感じとるのか解らないが、実感を持って感じていることだけは確かである。

 川原田氏との会話というのは、会話での稽古とも言える。稽古というのは技が出来るためのものだけではない。稽古を通じて生き方や心の状態がどうであるのかを普遍的な観点からも学び知っていかなければならない。だからこそ!武道、武術に余計な欲が生じてしまってはならない。時代は違えど、いや、違うからこそ身分を咎められることなく生きて行ける。そうした状況下であるにもかかわらず、誇りを履き違えて生きていくのは勿体無い限りである。

 あらためて、いま出会えている方々とのご縁には感謝しておりますし、そうした方々とともにこれからの時代を生き抜いて行きたいと思っております。


2018年9月08日(土) 「抜刀術 特別講習会」(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会 「土曜日稽古会」(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年9月 稽古日程 加筆修正いたしました

2018年10月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-09-04(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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