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当たり前で在り続けられること

 今日で12日連続で講習会や稽古会をおこなっていることになる。さすがに心身ともに疲労が感じられるのは気管支炎の影響もあるだろう。だが、稽古中はそのようなことを忘れて熱が入り体調も楽になっているから不思議である。

 日々身体を動かしているが同時に感じること考えさせられることもある。まだおぼろげではあるが、さまざまな情報やSNS、私個人の生活などから今後生きていく中での空間というかエリアというかそうしたものがありそこに居られるための在り方が大事であると気付かされた。もちろんそうした空間も変化をしつつ共に進展していかなければならないものであるが、同調性というかそうしたものが生き方の中で無意識の中で育ち身になっているということも解った。今現在の当たり前の価値観が事が当たり前に感じられるように生きていられるかが大事なのである。これは当たり前の中では守られており、そうでなくなった瞬間に景色、価値観が変わってしまう恐れがある。自らの空間を育て成長できる当たり前の周期がこれからも継続していけるように心の純度を落とさない日々の生活が大事となる。

 さて本日は新宿スポーツセンターで、郁己君、後藤健太氏とともに稽古をおこなった。今日はなんといっても後藤氏が郁己君のために道衣に袴を差し上げて下さったことだ。以前は足袋も下さったので、今日は郁己君にとって記念すべき初稽古姿となった。

 すでに小学生の面影は無くなり、これから日一日と大人になっていく。それが少年から青年となり成人していくという過程なのだ。小学生らしさ、中学生らしさ、高校生らしさ、大学生らしさ、社会人らしさ、これから益々大人の階段を上がっていくのだろう。そういう意味では、成人して二十年以上経った私の「らしさ」とは一体何なのだろうか…

 気温が涼しくなったとはいえ、こちらの武道場は容赦なく汗が吹き出る。今日も開始前に私一人で二十分程「杖整体操」をおこない、新たに立っておこなう一人での形が見つかった。このところ日々どこかでおこなっているので、背中から感じる「快放状態」になりにくくなってきたが、今日の新しい形は温泉に入って思わず声が出てしまうような感じで息が漏れた。

 稽古では脚足の使い方として久しぶりに「剣山」をおこなった。杖術では左右払い突き、左右落とし突きなどをおこない、二段突きへの払い突きなどもおこなった。

 体術では質量を高める姿勢と、体重の反発を使った力の使い方もおこなった。剣術ではその姿勢を正面斬り、斬割稽古に取り入れ進展が見られた。どうやら「杖整体操」によって私の胸の辺りに変化が起きたようである。先日の井上さんとの稽古でも胸から肩に掛けて抜けた感じが見られますと仰られ、今日も帰りに後藤氏から胸の形が落ちてきたように指摘があった。私としての普段の実感は全くないが、抜刀術における抜けの感じと先日この記事にも書いたが、そうした詰まりの無い動きやすい状態を整えられるようになったことは確かである。

 さらに「杖整体操」での効果があったのは、背中や体幹部の引っ掛かりが解れ、真っ直ぐ立つことが実感出来るようになったことで、足の裏への意識が高まったことである。そしてその意識が姿勢による質量の高い崩れなさに繋がっている。胸が落ちて肩が抜けたことも、足裏に掛かる重心の質量に関係しているように思う。

 抜刀術では、先日の渡部氏との稽古に続いて十二本の技を連続でおこなった。そして今日の稽古で最も熱が入ったのは、体重の反動からの力を正座の抜刀にて試したところ、まだまだ綺麗に抜けていないが、いわゆる「抜付」や「鷲眼一閃」が二尺七寸の居合刀でも可能となった。この手続きの追加は嬉しい発見であった。この正座から瞬間的に立ち上がって横払いに斬りつける抜刀を稽古すると、「趺踞からの抜刀」がまるでズルをしているかのように楽に感じる。今後はこの正座からの抜刀を私なりに工夫して、重力の反動エネルギーやそれらを速やかにおこなう手順からまた新たな何かを得られることになるだろう。思わぬ発見に熱が入ってしまった。

 帰宅後、「かざあな。杖術編」の試作映像を見る。かなり完成に近づいてきたが、私も細かいところで微調整していただくためなかなか完成に辿り着けないでいる。2月26日に撮り終え、4月か5月に第一弾を配信予定であったが、すでに8月も半ばを過ぎた。チームの皆さんにはお仕事としてお願いしているので、最後にお名前もクレジットとして掲載することは企画当初から決めていたこと。日が経つと気持の鮮度は失われやすいが、ここで諦めずに完成に持って行きたい。


2018年9月08日(土) 「抜刀術 特別講習会」(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年8月 稽古日程

2018年9月 稽古日程 加筆修正いたしました

甲野善紀先生からの紹介文


2018-08-21(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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