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楽しめる積極さ

 自らを律するうえで、近くにいるであろう存在への敬意と想いを忘れないということが、何かを楽にし心を保つ上で守られていることもある。感じたことが行動に表れるのであれば、どのように感じるかが大切。どのように感じるかはその時の心の在り方によって異なってくる。だから、常に傍にいるであろう存在への敬意と感謝の想いを持つということは、結果的に自らを救うことになっている。

 
 お盆休みに向けての連休が今日から始まりましたが、そのせいか昼頃の山手線はいつもよりホームに並ぶ人が少なくなっていたように感じました。そうした時期にも関わらず、日程を調整して講習会にご参加下さいました皆様ありがとうございました!

 講習会の冒頭でも言いましたが、私も講習会や稽古会等で指導する立場が確立して五年目となりますが、今日みなさんの雰囲気を静かに感じながら、私が逆にこの場で気持を整えさせられる気がいたしました。それはおそらく無意識レベルでの場のつくりかたに共有するものが感じられたからなのかもしれません。もちろん意識されている部分もあると思いますが、それとは違ったところでハッとさせられました。

 今日の講習は全てにおいて良い流れを感じました。おそらくほとんどの方もそのように感じられたのではないでしょうか。それは、参加されたみなさん一人ひとりがそのように運んでいただいたからであり、場の空気に一瞬の曇りもなかったように感じます。

 内容といたしましては、「十一之型」に時間を掛けておこない、続いて「三十連円打」をもうほとんどペアに任せておこなっていただき、最後に「巻き上げからの裏お辞儀潰し」をおこないました。

 十一之型では、もはや動画にある足捌きから随分変わってしまいましたが、足の差し換えが五回入っております。動画では0回でした。それは、軸足に長く時間を置いて移動することに身体もそうですが気持ち的にも拒否してしまい現在の形へと変化しました。

 三十連円打では、最後まで覚えた方も増えてきましたので、今後は動き方「始終一致」の意識、重心や軸というものを考えながら動いて行きますとまだまだ新たな発見があるかと思います。このあたりは私が言わない方がみなさんの為になると思いますので、そこに意識を持って覚えた方は取り組んでみてください。

 巻き上げからの裏お辞儀潰しが本日のメインディッシュとなりましたが、以外にも裏お辞儀潰しで悩んでいる方が見受けられました。通常のお辞儀潰しは浮きの使い方が重要になりますが、裏バージョンでは腰を含めた脚部の重心感覚と、背中の使い方に効き方の違いがあるように思われます。浮きもそうですが、浮きだけではない腰下の強さというのもあるように思いますので、今後はそうした部分を発掘出来るように稽古の楽しみが増えております。

 今後はこの「巻き上げからの裏お辞儀潰し」を研究し、川原田喬生氏が世話人を務めて下さる関西での講習会や今年品川区に道場を開かれた合気道無限塾東京のクリス・クランプトン先生のところでもおこなえる機会が来るのを楽しみにしています。

 Gold Castle の生徒になって間もないUさんを一番前の真ん中に来ていただき私に近いところでUさんの出来るところを少しずつ増やしていきました。周囲に関係なく自分のペースで楽しんで取り組まれておりますので、解らなくても思い詰めたりすること無く、少しでも得られる喜びがそれらを上回っておりニコニコと楽しんで取り組まれているのが印象的でした。そういう今を急がず自分の中で楽しめる実感を得るための取り組み方をされていると、一年、二年と経ったときに気がついたらこんなことが出来るようになっていたと我に返って思うこともあるかもしれません。(ねえ、ドイツ帰りのFさんそうでしょう?)

 そうしたUさんのように「楽しめる積極さ」をとくに経験の浅い方には持っていただきたいところです。
 十一之型では、難しい四方突きの際に背中を向けておこなっていたドクターNさんに冗談を言って周囲がしばし笑いに包まれましたが、彼はこの特別講習会を本当に楽しみにして下さっており、私が思い描いている以上にこの懇親会も含めた特別講習会というものを捉えて下さっているのではないかと思っております。

 年月が重なっていきますと先ほども申し上げましたが、私が思い描いていたものを私が次なる別の思考に向かっている時にみなさんから感じられる場の空間からハッと逆転現象のように嬉しく感じることがあります。そうした方々が長く続けられることでさらなる良き場の空間が生み出されるものと思われます。それは経験もありますし、経験からの予測力と対応力にも関係してきます。自由さと統制がとれた共有意識はその場を柔軟に整えることが可能であると思われます。それは道場内のことだけでなく、今後の何か人の役に立つことにも向けられていくと、とても有意義なことであると思うのです。先日の川原田喬生氏の西日本豪雨災害における被災された広島でのボランティア活動の報告を伺い、入れ替わりとなって今は関西での講習会でもお世話になったNさんが現地で『FIWC三原キャンプ』に参加されボランティア活動をされていることを聞いて、東京で何かあったときに私に出来ることを考えさせられます。

 娯楽や身体についての共有意識だけでなく、身近にある人助けの共有意識も、強制したものでなくプレッシャーになるものでなく、自らの心を救うものとして出来るようなことを今後は見据えて行かなければならないように感じます。何より「経験は感じ方に表れる」と思いますので。

 講習後は、懇親会の為に徒歩にてデニーズまで移動。午後になり湿度が息苦しく感じられ、デニーズのすぐ手前で倒れている六十代ぐらいの男性が目に留まり、すぐさま衣類を緩め扇子やうちわで扇ぎ氷や水、スポーツドリンクなど用意。救急車も直ぐにドクターNさんが手配。呼吸はしているものの意識は無く、汗はそれほどかいても無く、途中からイビキが止まらなくなった。アルコールに酔っている感じも無く、脳関係の症状も考えられ、十五分程それぞれに手分けして動いたが他の通行人や近所のお店の方なども協力してくださった。ようやく救急車が到着し救急隊の方にNさんが報告して我らはデニーズへ。

 思わぬ事態に遭遇したが、今年の酷暑は他人事ではない。科学的に気象条件が物語っているので冷静にいられるが、気象条件とか知らぬ時代の人からすれば今年のさまざまな異常さはどのように感じただろう。少なからず人間のおこなってきたことの反動は受けているだろうし、そうしたことも含めての自然現象であれば、異常ではなくごく自然ということなのかもしれない。

 話を懇親会に戻して。

 懇親会では、Fさんと後藤さんのドイツ、イギリス、その他諸外国の話題で盛り上がり、そうした関連からSさんのペルシャのポエム(詩の本)本を三冊見せて頂いたり、SさんとF姉さんの専門分野のお話でかなり盛り上がりました。こちらのデニーズ東五反田店のベテラン女性スタッフSさんはじめ、スタッフのみなさんも気持ちよく対応してくださり、そうした心地良さから私も一人で講習前などに通うようになりました。

 夕方から雨が降っておりましたが、タイミングよく雨に濡れることもなく無事に解散いたしました。明日は、15時~17時まで品川区総合体育館 剣道場にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこない、続く18時~19時30分には隣の柔道場に移動して初の試みとなる「杖整体操」をおこないます。体操ですので、参加される方は簡単な運動着で結構です。リラックスするため余り締め付けの無い服装がよろしいかと思います。袴は必要ありません、裸足でおこないます。飛び入り参加でも構いませんので明日もご参加お待ちしております。


2018年8月12日(日) 「杖整体操」 開催のお知らせ
(お申し込み受付中)

2018年9月08日(土) 「抜刀術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年8月 稽古日程

2018年9月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-08-11(Sat)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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