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心が追いつかない時代

 平和な時代に生まれていることはありがたいことである。戦争をして良かったと言えることがあるだろうか。しかしながら人は戦争という最終手段を外せない。大なり小なり人は争いながら生きていく。国家として言えば日本は平和と言えるかもしれないが、個人としてどうかと問われるなら果たして現代は平和なのであろうか。
 
 なぜ争うのか。争うようにできているのか。

 守るものがあるから争いが生じるのか。

 守るものとはいったい何なのか。

 争いに勝って行かなければならない仕組みであれば、そこから漏れた者は平和な人生を手に入れることはできないのか。

 果たして争い続けるということは平和な人生なのだろうか。

 争わずして平和に過ごせる人生はどこにあるのか。

 今の時代は、猛スピードで発達している時代。みんなが急がなければならないのか。

 もう少しゆっくり生きていける時代のほうが心も安心するだろう。

 みんな飛ばし過ぎて心を置いてきぼりにしちゃいないだろうか。


 現代は「心が追いつかない時代」とも言えるだろう。急がなくてもいいのであれば、高速道路から降りて一般道を寄り道しながら走ったほうがいい。長い目で見れば、何が早いかは急いだところで解らない。そういう生き方は私自身にとっても実践テーマである。心無くして、平和な人生、平和な世の中とは言いにくい。ずいぶんと後ろに残されていった心が追いつけるような生き方が今の世の中には必要だと思う。もっとも東京で暮らしている私の実感なので、そうではない時間を過ごされている方も多くいらっしゃると思うが。

 さて、ようやく稽古記事に入る。

 気管支炎の症状もずいぶん楽になり、今日は吹き込む風が心地良い新宿スポーツセンターで渡部氏と稽古をおこなった。その前に五十分程抜刀術の一人稽古をおこなった。

 今日得たのは、足裏に掛かる重力をどの辺りに掛けるのか、そして足指の操作というのが他にもあるということが分かった。そもそも、地面には自分の体重が掛かり続けており、その接点は足の裏のみ。なのにその重要な接点である足の裏への意識や感覚が余りにも薄いように思える。さらに可動させることができる足指を使わないのは盲点であり、それにより重心初動、膝の屈曲、そのほかにもまだまだ動きを向上させる気づきはあるだろう。

 今日の抜刀術一人稽古で得たのは、そうした足裏の意識と技による使い分けが幾つか出来た事。そしてもう一つは、抜刀全般に共通する「身体の抜け」がこれまで上体部のみであったが、下体も含めた全身で抜けの感じが得られた。

 このフワッと抜けた感じは、まず抜刀前の心理状態を軽くする。精度においてもより高まる感じがある。言葉では説明しづらいのであるが、この抜けた感じには妙な信頼感がある。

 一人稽古を終え、渡部氏とともに鍛練稽古から杖術稽古に入る。つもりであったが、少し体術で思うところがあって渡部氏を相手に足裏に掛かる圧力を仙骨で調整し、その足裏に掛かる最適なところで色々と力が強くなることが解った。これまで、あまり仙骨のことは、大まかに骨盤として捉えていたが、仙骨と足裏への圧力の調整が今後の動きの中での課題の一つにもなりそうだ。これは正座でも同様にそうであった。

 思いのほかこの体術に時間を費やしてしまったが、検証出来たものは大きい。次に杖術稽古をおこなう。今日はいろいろと気づくことが多く、杖術でも何かそろそろ新しいことを考えようかと一瞬沈思したのち、思いがけぬ動きが生まれた。これには予感がしており、今日は何か色々と得るものが訪れる流れであったし、杖に関して新しいものを求める稽古を久しくおこなっていなかった気がしていたので、沈思するまでに身体が道先案内をしてくれたように迷うことなく技に着いた。

 気管支炎が治りかけのため、余り大きな言葉を出さないように気をつけていたが、新たな技を実感した瞬間、欽ちゃんのような(若い人にはもう分からないかもしれないが)声になってしまい自分でも驚いたが、なぜこれが思いつかなかったのかと欽ちゃんのテンションが高いときのような声で叫んでしまった。

 もう明後日、時間的には明日になるが「杖術 特別講習会」では十一之型だけを三分割してより質を意識した動きでおこなおうと考えていたが、最後に今日生まれた技「巻き上げからの裏お辞儀潰し」をおこないたい。

 技の名前を聞いて興味を持たれる生徒もいらっしゃると思うが、裏お辞儀潰しはあっけなく強力に効くので、これに関する細かな身体操作は現時点では必要としない、そこに至るまでの巻上げが大事であり、その形は技としても興味を引くものである。

 まだお申し込みには空きがありますので、ご都合よろしい方はご連絡お待ちしております。


2018年8月11日(土) 「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年8月12日(日)「杖整体操」開催のお知らせ
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年8月 稽古日程

2018年9月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-08-10(Fri)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師

現代武術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
神田すずらん館にて「現代武術教室」講師を務める

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