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色々なご連絡を頂いた日

 昨年9月5日に無理をしすぎて痛めた右肘がようやく7月24日に完治した。日々稽古のため安静にしていれば随分早くに治っていたと思われるが、日々講習会や稽古会など動かさない訳にはいかないので11ヶ月近くも掛かってしまった。特に2月26日におこなったスタジオでの抜刀シーンの撮影時にかなり負荷を掛ける実験をおこなったので(作品には採用しなかったが)その影響がその後の回復に遅れを生じさせたことは否めない。

 だが久しぶりに痛みの無い右肘というのはありがたい事ではあるが、まだ信用出来ないでいる。肘に負担の掛かる剣の操法というのも身を持って体感したので、今後に活かし稽古量が落ちないように身体を保ちたいものである。

 そして本日は暑さが随分和らぎ過ごしやすい一日となった。午後から高田馬場で渡部氏と稽古をおこなう。

 その前に一時間一人稽古をおこなった。抜刀術では正中線の意識にこれまでよりもより動き出せる状態作りが構えの中で実感出来た。それは、単に真ん中を立てるだけでなく、その幅にある。正中線に対する重心感覚のコントロールがある種イメージというかそのように感じられる身体の状態とすることで居着きが減少し静から動への瞬間に移行することが心理的にも速やかとなった。一人稽古とはそうした事を突然教えてくれるものであり、そうなるべく稽古としていくことが大事である。それを噛み砕くなら、身体への教えであり、身体からの応えとなる。

 渡部氏との稽古では、杖術の丁寧な操作を心掛けた内容を幾つかおこなった。その中で得たものは、剣術でもそうであるが打太刀が仕太刀にタイミングを合わせないようにこれまで何度も言ってきた為、予測で動く間に合い方でおこなわないようにしている。そうなると、技の間合いに立った際に如何にどの拍子でも動けるかという事がこれまでにも大きな課題としていたのであったが、今日はそれこそが稽古になることが今更ながらに解り、その部分を集中的におこなったのである。

 如何なる拍子でも直ぐに動けるためには、重心位置が大事であり、そのための歩法には浮きが意識させられる。こうした稽古には渡部氏の反応の速さというのが私自身とても稽古になるのでありがたいと思っている。

 抜刀術では趺踞からの抜刀を集中的におこなった。この趺踞の姿勢に入る際の沈み方にこれまでのように袴捌きをしながらしゃがむというのを止め脚を引き上げて沈むようにおこなった。2017年1月17日に撮影した動画では最後におこなっているが、柄の位置が今とは異なりお腹の辺りになっている。現在のように肩の高さに上げたのは、今年2月26日の演武撮影に向けての稽古で打太刀を務めて下さった青木賢治氏から教えて頂いた構えであり、演武では慣れないままこの形でおこなったが、相手の左肩に柄を当てている分、より相手との距離が近くなり、左足は相手の両膝の間に入っている状態から抜く状況となっている。
 今日は最後に動画を撮影していただいたのでリンクを付けておきます。
 抜刀術稽古(趺踞からの抜刀)

 高田馬場での稽古後は、住吉に移動してI氏と稽古。夏のダブルヘッダーは着替えが多くなってしまう。藍染めも夏の時期は一気に薄まってくる。だが薄まったぐらいの色が好きであるし、綿の質感も柔らかくなって好きである。

 I氏との稽古では色々なことをおこなった。鍛練稽古から、手の形による力の使い方、杖では二十連円打の途中までをおこない、剣術では正面斬りと割り稽古、万乃型も少しおこない、最後は杖整体操をおこなった。あらためてこの杖整体操では人によって気持ちの良い所が違うという事。当然と言えば当然であるが、私の場合得物を使って日々稽古しているので、やはり同じような方だと気持の良い所が分かりやすい。I氏とは月に一回の稽古となっており本来は基本毎週参加ということを条件にしているが、お仕事柄特例として感性のやりとりが出来る稀有な方として私も月に一度の稽古で刺激を受けている。

 充実した稽古の一日であったが、今日は色々とご連絡を頂いた一日でもあった。

 8月の金山剣術稽古会への稽古依頼の件と、広告代理店から10月にとある郊外でおこなわれるイベントの出演依頼、そしてもうひとつは、とある出版社からご連絡をいただく。私にとって昔から8月はいろいろと物事が動く月でもあり、なぜだか分からないがそのようになっている。これからもどうなっていくのか分からないが、私は私のやってきたことを私なりにやっていくだけである。


2018年8月11日(土) 「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年7月 稽古日程

2018年8月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-07-27(Fri)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


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1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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