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二十回という目安

 本日は深川スポーツセンターにてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。

 今日は猛暑が関係してか、参加予定の方が数名お休みとなり少ない人数での殺陣クラスの講習となりました。そのため今日の生徒に合わせて姿勢の意識と姿勢の作り方とそのポイントを集中的におこないました。技術的に動きを覚えたりするのも講習では必要になってきますが、その前段階として自分の姿勢を知ること。または姿勢の作り方を知ること。そうしたことが始めに身に付けておくものとしてとても重要になってきます。

 姿勢が分かっていなければ、全ての形、動きが崩れてしまいます。こうして書いてしまうと、落ち込む人も多いかもしれませんが、逆に言えば、姿勢の作り方が自然に身についてくれば、全ての形動きがこれまでに比べて良くなってきます。その部分を乗り越えていく段階は、これまで見てきた中でやはりある程度の受講回数が必要になってくるでしょう。

 目安としましては個人差はありますが、それを鑑みても二十回というのがその人の変化を大きく感じられる一つの目安となってきます。二十回といいますと、月に四回毎週参加しても五ヶ月掛かってしまいます。ですが、毎週でなくとも一年掛かっても二十回となりますと、「休んでいる間どこかで習ってたの?」と言いたくなるような姿勢や動きに変わってき始めます。

 そういった意味では今日で十九回目のKさんは、先週の殺陣クラスにしましても今日の杖術クラスにしましても身体が対応するまでさほど時間を要しなくなってきたように感じます。杖術でも、身体が自由に動けるようになればその感覚や身のこなしは殺陣でも十分役に立ちますし、すぐに動ける状態になっているということが、ここでの経験として他で活きてくる筈です。それは考えなくてもある程度自由に出来る身体であり、間合いであり、タイミングであったり、そのタイミングでも相手とのタイミングであったり自身のタイミングであったりさまざまものが瞬間の中に求められます。その瞬間で求められるものを察知し表現できる事が、ここで学んでいることで身に付いてくると思います。ですので、殺陣も剣術も杖術も学ぶ上で重要なことは、自分の身体をどのように動かすかということは勿論ですが、上達の早い人に共通して言えることは自分以外を如何に観察できるかにあると言えます。自分の動きだけを考えてもある程度のところまでは行くでしょうが、相手の反応や考えなどを感じることで自らの反応や考えが浮かび上がってきます。そうした言葉に無い動きと観察の交錯によって瞬間に見えてくるものがあるように思うのです。

 互いに自分の事だけを考えて相手と接してもそこから生まれるものは、滞りのある生きていないものとなります。さまざまなことを考えられるニュートラルな思考状態にし、その瞬間を如何に感じ対応するかを学ぶことが稽古となります。

 「都合を如何に考えられるか。」ということが、生きていく上で大事な問題でもあります。

 子供のうちは、わがままな態度に対して親が叱ってくれます。しかし大人になり、叱ってくれる人が段々少なくなってくると、人は自分の都合を優先することに躊躇いを持たなくなってくるように思われます。

 叱られることが無くなってくるというのは、可哀想なことなのかもしれませんし、今の時代は他人同士が叱り叱られ喧嘩しそこから生まれるものが相手にとっても自分自身にとっても生産性のあるものなのかどうか、心がどのように育っていくのか、そうしたものを考えるにはあまりにも便利すぎて不必要に感じられてしまう時代なのかもしれません。

 ですが私は、本当に都合を考えられる人同士の生き方というのは、心地良く生産性があり、そうしたことは存在の中で確認でき、それが遠くもあり近くも感じられる間柄の中で、常にこころのどこかで支え合っていけるものであると信じております。センスを育てバランス力を持ち、そうした感性の中で互いに理解し合うということは最大限の能力を引き出せるものであると思うのです。

 そうした人の存在力。満ち溢れる愛情。利益よりも信頼を大事に心の奥底でそういった方々との時間軸をともに生きていきたいと常々思っております。

 明日も、午後から深川スポーツセンターで殺陣クラスと杖術クラスの講習をおこないます。明日も熱波に覆われる一日となりますが、お越しになられる方は熱中症対策に万全を期して下さい。会場は空調が効いてますので暑くはありませんが、往復の道中で体力を奪われますので体力的に不安な方は無理せずにお休み下さい。私は今日と同じく塩を持参して参ります。


2018年8月11日(土) 「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年7月 稽古日程

2018年8月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-07-21(Sat)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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