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寒い一日

 今年は梅雨入りが早くなりそうであるが、季節の移り変わりのイベントは確実に遂行されている。(梅雨入り発表の無い年もありましたが)歳を重ねる毎にそうした自然の訪れに対する想いが芽生えるのはどうしてなのかと思ってしまう。

 あまり時間が無いので、本題に入ろう。

 昨日月曜日は高田馬場で19時から後藤健太氏と稽古。数年前は月曜日と言えば空いている絶好の空間であったが、ここ最近は固定的に利用団体が付いた模様。私の稽古会では少人数またはマンツーマンでおこなうこととしているので、相手によって稽古スタイルが変わることもある。後藤氏との場合は、ただ稽古に打ち込むというより、会話の中での情報交換が互いの稽古に組みかえられていくのである。つまり、自分の稽古スタイルを確立しているということ。そのため、この場で身につけるというよりも、ここで如何にヒントを得られるかが後藤氏にとっては重要に感じている部分だと思っている。

 この日は木刀による剣術稽古をおこなわず、杖術と抜刀術稽古を集中的におこなった。抜刀術では、私自身今年初めて抜いた「鷲眼一閃」をおこない、薄れ掛けていた感覚が三本位抜いたところで甦ってきた。この日得ることが出来たのは、抜刀の方向と身体の移動が別々のものであり、それが結果として合致するということ。これはその前におこなった杖術での「巴」における片手打ち操作での指の第三関節と肘の使い方の説明がヒントとなった。もちろん後藤氏のコメントもそれに大きく関係した。

 稽古の中で私自身が今、目指すもの、目指したいもの、それについて具体的な手段と言うのは無いが、その事についてどう捉え続けていられるかがこれまで過ごしてきた稽古時間と異なるべくものとして行かなくてはならない。そのことは以前から考えている、自身の稽古や稽古指導のその先にあるものとどこかで結びついてくるように思っている。


 そして本日は、「高齢者のための剣術教室」のため二週間ぶりとなる会場へ向かいました。

 ここで私がおこなった座礼に興味を持たれた方が数名いらっしゃいましたので、私がいつもおこなっている脱刀しながらの座り方や立ち方などをお伝えしました。

 講習では久しぶりに「旋打」をおこないました。およそ二ヶ月間ぐらいは間が空いていたと思いますが、次第に皆さん思い出し、関西での講習会の初日に参加者の皆さんが苦労されていた内容と同じものを70代80代の方々にここではやっていただいております。最後の剣術では、抜刀術の「稲妻抜き」をおこないました。ここではあまり腰を落とさずに、スピードを落として身体の姿勢やブレない止まり方などを目的におこなっております。3年前では絶対に興味を示して貰えなかったと思われる内容ですが、これまでの杖術や剣術での内容に、身体への自信と楽しめるという信用がみなさんの集中力と動きの向上に見て取れます。この教室には天井にカメラが付いておりますので、おそらくスタッフの方々など驚かれているのではないかと想像いたします。今年の8月で丸4年となりますが、一度も講習内容についてスタッフの方やその他周囲の方々から「それは危ないから止めてもらえますか」と言った言葉は全く無く、寧ろ信頼されて全てを任せて頂いている事を感じながら毎週やらせて頂いております。そのことに関しましては私自身以前カルチャークラブで一年間ほど講師を務めたこともありますが、生徒と講師の繋がりというのは、人と人との温かさが大事であり、中間に業務的な文面などが入ってしまうと、距離が生まれその距離は講習中の信頼感や集中度合いに大きく影響してきます。ですので、この「クラーチ剣術教室」が成功しているのも(ハッキリそう書かせて頂きますが)ここのスタッフの皆様が私を自由に任せて下さっているという部分が大きな割合を占めています。

 これからも私自身の方針としましては、自分に出来る範囲内で人と直接関わって活動していくこと。私にとってそれがもっとも没頭出来る事柄であり、幸福に感じられる生き方でもあるからです。そのことは昨日の稽古帰りに後藤氏から伺ったお話のなかにあるエピソードと重なり深く納得いたしました。電子機器から離れられず、没頭する時間を妨げられる情報の多様さに集中していられないという日常が、人が当たり前にあるべき状態を狂わせてしまうものになると私もそう思います。生き抜いて行くにはそうした枠の中に嵌められたものから脱せる強さが求められます。

 さて、今夜はこれから稽古に出掛ける準備をいたします。稽古が出来る日々というのは有り難いものです。だからこそ、その稽古をよりよいものにしていける成長とはどういうものなのかを常に問い続けて行かなければなりません。現状維持はあきらめの始まりです。生き続けている限り、何かを追い求めていくことが、心をもつ人間としての使命なのかもしれません。


 Gold Castle 殺陣&剣術スクールの6月講習日程を一部変更いたしました。昨年の10月から今年の3月一杯まで、品川区総合体育館の耐震化工事にともなう主要講習会場を深川スポーツセンターへと変更したことにより、これまでおこなっていた品川区総合体育館の時間割にまた生徒達を合わせる事も難しいと判断し、日曜日における品川区総合体育館での開催につきましてはこれまでの二部制から一部制へと変更したいと思います。先日の日曜日の開催もそうでしたが、やはりある程度の人数が確実に把握できたなかでの講習内容を組んで行かなければなりませんので、それとなるべく皆が同一空間内で顔を合わせることが良いと判断したからです。今後、品川区開催での人数が物理的に講習をおこなうのに厳しくなってくると判断いたしましたら、その際には再度二部制とさせていただきます。

 このように、会場が半年間使えなくなってしまうと、状況が変わってしまうことがあります。今年の10月から来年の3月一杯まで、戸越体育館が耐震化工事のため利用できなくなりますが、品川区総合体育館は今年工事が終わり、深川スポーツセンターは昨年改修工事が終わったばかりなので、当面は大きな会場変更は無いものと予想しております。

 こうした中での運営はそれなりに誤解が生じやすくなってしまいますが、誠意をもって稽古や講習に専念できる体制を確立していかなければなりませんので、状況に合わせて安定開催出来るように務めて参ります。

 5/12(土)「杖術 特別講習会」のお申し込みもまだ受け付けております。遅くなりましたがチラシを差し替えました。


2018年5月12日(土)「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年5月 稽古日程

2018年6月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-05-08(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師

現代武術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
神田すずらん館にて「現代武術教室」講師を務める

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