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今宵もさまざまに

 今日は深川スポーツセンターにてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。この半年間で完全にこちらの会場がホームグラウンドとなりましたが、こちらでの開催では殺陣クラス、剣術(杖術)クラスそれぞれ一コマでおこなってきましたので(混雑を避けるためと会場の安定確保のため二コマに分ける事にいたしました)各クラスともに顔合わせが揃うようになり、進み具合が同じ同士の組み合わせが揃いやすくなりました。同時に、これまで品川区でそれぞれ殺陣と剣術(杖術)両方合わせて一コマとしておこなっていた際に、開催する時間帯によって固定メンバーが決まっておりました。その時間帯によって進み具合も違いましたので、今回あらためて一緒になったことで、全体が引き上がってきたように感じます。それだけに、急に周囲の進み具合との開きに戸惑われた方も少なくないかと思われます。

 四月から品川区総合体育館の耐震工事が終わりこれまでのように利用する事が出来るようになりました。当初は、再び完全に品川区での開催に切り替えようと考えておりましたが、ある程度の人数でおこなうことで全体的な活気と共にレベルアップに繋がることも感じましたし、それぞれの進み具合からグループ構成が整い易いという利点もあります。また、この半年間で生徒になられた方や、体験参加のお申し込みなどにいたしましてもアクセスに都合が良い方も増えて来ております。個人的には会場の広さと天井の高さに自然光の明るさが、良い稽古空間を演出していると感じます。
 
 現段階で7月末までの会場予約状況が把握できております。6月と7月はこれまでにないほど品川区での抽選が取れております。そのため、品川区総合体育館での開催が増えますが、深川スポーツセンターでの開催も完全に切り替えずに継続したいと思っております。

 今年の10月から来年の3月一杯まで、今度は品川区戸越体育館が耐震工事のため利用できなくなります。こちらは会場が狭いということもあり、今となってはあまり開催する機会が少なくなってきました。ですが、おそらくその期間は品川区総合体育館の抽選倍率が上がると予想されますので再び深川スポーツセンターでの開催が増える可能性があります。私の考えといたしましては、今後も、深川スポーツセンター、品川区総合体育館、戸越体育館の三会場で安定開催をして行きたいと思っております。

 日曜日におこなう品川区での講習は、殺陣クラス&剣術(杖術)クラス各1時間ずつの合わせて2時間講習で一コマとなります。これを二コマおこないますので、今おこなっている深川スポーツセンターでの講習よりは一コマあたりの人数は少なくなりますので、ポイントを集中的におこなう場合や、広く安心して動きやすくなりますので、大勢の中ではなかなか伝えきれない部分や動きの粗を観ていくには少人数で集中的におこなえるということも良い環境と言えるでしょう。私といたしましても、会場の広さや、参加人数に応じて講習内容をチームで動くのか二人一組でポイントを集中的におこなうのかを準備して行きますので、その状況によって出来るベストな内容をおこなえるように考えております。

 今日の殺陣クラスでは、脚鍛稽古から蟹の前歩きを無くし、その代わりに走り方と下がり方を取り入れることにいたしました。歩き方に関しましては、これまでブレのない歩き方をおこなってきましたが、芝居の中で歩く際において、この動きの妙な癖が出てしまっては問題であると感じ、私が考える殺陣とは映像としての立廻りなので、舞台からなる歌舞伎の動きとは異なるものです。したがって実用的に必要な動作を提供したいということから、講習内容を整理し、継続的におこなうものと新しくおこなうもののバランスを考えてお伝えしております。そういった意味では、走り方というのは訓練している人とそうでない人とでは一目瞭然と言えるでしょう。後退りも同様です。歩き方では、構えた状態からの移動法も訓練が必要です。地味な部分ですがそれだけにバレやすい部分でもあります。

 今回も柔道場ということで転倒法を稽古いたしました。これはある種身体の計算力を育てるための稽古と言えますので、どの位の衝撃がどこから順番に伝わってくるのかということを身体が知り、それに対する安心感を得るための身体操作を始めは考えながらおこなっていくのですが、次第に自然と衝撃を吸収するための動きを身体が選ぶようになってきます。そのためにはまず、畳のある柔道場で、優しい条件から始め、徐々に難易度を高めていく事で安心感とともに技術が向上してくるものと思われます。

 次に、今回初めて体系化した「払い五斬」をおこないました。今回は四斬まででしたが、この稽古で立廻りにおける技術が向上することを感じられた方も多いのではないかと思われます。やるべきことが明確であり、あとはそこに向かって意識して身体とのやりとりを交わす作業ですので、毎回の講習で得ていくものは増えていくと思われます。

 いろいろと今日は取り入れていく中で、講習が終わって「万乃型」を忘れていた事に気がつきました。時間的にも余裕がありましたので、鍛練稽古(雀)、移動法の稽古(前後/左右/構え)、(万乃型)、(払い五斬)、以上が殺陣クラスの中で毎回おこなっていくものになります。終盤に、立廻り抜き出し稽古を各人に合わせて進めて参ります。

 こうして考えますと、殺陣クラスの講習もシステム的に纏まってきたように思います。身体を作り、現場で実戦的に求められる動きの基礎といえる技術を身に付け、そうしたものをお芝居の中でカメラを考えながら動いていく事。それが現時点での講習プログラムと言えるでしょう。

 何にいたしましても、基盤を作るということはエネルギーといいますか情熱が注がれますので、システムが整ってきますと、あとは効率良く不具合の無いように点検しながら、実績を積み上げていくことにエネルギーを使うことが出来ます。実績というのは、作品に出るとかイベントをおこなうとかではなく、この教室の場合、生徒の実力を底上げしていくということです。今月からお月謝を改定させていただいたのは、これまでの講習内容と比べて質が上がった事による、生徒のレベルアップを実感した事と、講習内容がシステマチックに整備された事、そして金額が上がっても生徒の皆様に来ていただく内容として私が研究を怠らない事が、この教室全体のレベルを上げていくためのものとして判断させていただきました。私が大事にしている事は、稽古のための稽古でなく、動けるための稽古であるかということです。ですので私は、生徒の実力を上げる事が一つの証明であると思っております。

 殺陣クラスの内容ばかりに熱が入ってしまいましたが、剣術クラスや杖術クラスの稽古体系というものは、基盤が出来ておりますので、あとはその中でどういった進め方をしていくかということになっております。本来はもう少し、心理面についての重要性も説いていきたいのですが、これは本人がどこまで望んでいるかという部分とも関わって来ますので、現段階ではそこに特化した稽古空間にはしておりません。ですが、今日おこなった抜刀術と納刀法のみの講習は比較的そうした考えに近いものとなったように思われます。とくに今回のような長い時間を割いておこなった抜刀術では、自己との向き合い方が問われる「静の状態から何を得られるか」ということが課題となりますので、稽古に入る前の状態から、何をこの時間に求めているのかが見えてくるものです。人それぞれに思惑は異なりますが、周囲にその影響を振り撒いてはなりません。稽古空間は私だけではどうにもなりません。それぞれの配慮が合って良い稽古が出来る条件となります。そのあたりのサジ加減が分かることも稽古のうちと言えるでしょう。つまり、武道場に入ってきたなら始まりの礼をする前から心理面においては整えておかなければならないということです。それが見えていない段階では稽古の中で見えてくるもの捉えるものというのは、伝えている事から大きく掛け離れているという事です。そうしたことはそれぞれによくよく考えて何処に何をしに来ているか周囲を観て感じることです。

 「剣術特別講習会」の開催も近付いて参りました。今回品川区総合体育館でおこないますので、広さ的にはかなり余裕があります。お申し込みが今回ゆっくりしておりますので、ご都合の宜しい方、初めて参加される方、初心者の方でも構いません。単発の講習会でしかお会いできない出会いもあるかと思いますので、ご縁のある方との出会いもこうした講習会では楽しみにしております。

 今夜も3時を過ぎてしまいましたが、賑わいのある一日だったと思います。それぞれにお話し、それぞれに思いを巡らせ、その表情はこうした時間に蘇ってくるものです。以前丸の内線でとなりに座っていたご年配の女性から声を掛けられ、いろいろとお話した中で「貴方は人が好きなんですね。」と仰られた事を思い出しました。私としては、対人関係において潔癖症だと思うところもありますが、どこかで自分と関わった人に対しては他人とは明らかに違う想いになることはあるのかもしれません。それが私の今現在の生き方の基盤となっているものと思われますし、生きていく中で助けられている部分だとも感じております。今後も距離感を見極めながら、人を大事に思える当たり前のことが当たり前であるように自省しながら生きて行きたいと思います。本日もお越しいただいたみなさま、ありがとうございました。


2018年4月14日(土) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年4月30日(月)&5月1日(火) 「関西特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年4月 稽古日程

2018年5月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-04-09(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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