人と出会い繋がっていくことのすばらしさ

 今日は約半年振りに品川区総合体育館での講習をおこないました。耐震工事のため昨年の10月中旬から利用出来なくなっていたのですが、本日4月1日からこれまで通り利用できます。床が張り替えられておりとても綺麗でした。ニスさえ塗ってなければというところですが、おそらくニスを塗らなければならない木材なのでしょう。

 講習の時間割も半年振りとなる殺陣1時間杖術1時間(15分延長)の二コマの合計4時間30分でしたが、15時から21まで詰めておりましたので、実質的には6時間篭っておりました。

 深川でおこなう講習と違い、時間配分を密に内容を区切っていかなければなりませんので、そうした部分での勘所に半年間のブランクを感じ、脳と眼が想像以上に疲れました。これは、舞台と同じようにその生の呼吸が大事なので、空回りしないようにツボを押さえ、自由な空間と、統制をとった時間の使い分けなど、そのあたりの呼吸が上手くいかないと、私のみならず生徒の皆さんも集中が途切れやすくなってしまいます。つまりは起承転結とまではいいませんが、流れとして繋がっており、すべてに力を入れてしまっては呼吸が詰まってしまうという事です。そうした意味でも次回からの講習内容の作り方に学ぶべきものが見つかりました。これは、深川でおこなっている講習に比べ指導者としては難しいものです。その違いが、単に時間や講習内容だけでなく全体を通じたバランスと進め方にあるということが分かりました。ですが、状況は見えておりますのであとは、どのように計算とアドリブを交えておこなっていいくかということになります。今後は日曜日は必ずしも二コマでなくてもいいのかもしれないという考えも浮んで来ましたが、それはもうしばらく4月と5月の状況を見てから判断していきたいと思っています。

 夕方の部では、半年振りにミュージシャンのWさんが参加されました。初めてお会いした時から感じていたことですが、目の優しい方で、真摯に取り組む姿勢には私自身も心が洗われる思いがいたします。こういう方が生徒にいらっしゃることは私にとりましても有り難い事だと感じます。Wさんは先日「かざあな。」プロジェクトでお手伝いに来てくださったMariさんからのご紹介で参加されるようになり、Uさんも含めどうして私の教室にこれほどの面々の方がお越しになるのだろうと思うこともありますが、私としましては、これまで通り、自らの稽古を通じて得たものをその空間や鮮度とともに共有し身体と心で感じていくことが、私がこれまでおこなってきているものであり、もっとも大事にしている部分です。今日は講習後にWさんと一緒に写真を撮っていただきましたので、私のブログにリンクさせてもらっているMariさんのサイトHEY!WAO!公式サイトのメンバーブログという項目にWさんやMariさんの活動の様子が詳細に掲載されております。

 今日も初めての体験参加の方がいらっしゃいました。今日は参加人数も少なめでしたのでかなり見ることができたかと思います。明るく雰囲気の良い方でしたので、すぐに打ち解けられていた様子からまた次回も参加したいと申されておりました。女性のWさんが帯を締めてあげていたときの様子が今でも微笑ましく蘇ってきます。

 この時期は体験参加のお申し込みが毎週のように訪れますが、その大半が女性からのお申し込みとなっております。当スクールですと、先輩後輩などの序列は一切ありませんし、上手、下手での力関係など皆無です。なぜなら、私がそういうことを最も嫌うので自然とそういう方が集まってきたと思えます。人の判断は、段位や肩書きではなく、その人そのものの人柄と、その人をどれだけの人が慕っているかということが、その人物の力量であり実力です。ですから、稽古中はもちろんのこと、稽古が終わって更衣室での態度や、電車内、食事中も含め全ての時間で、その人の言葉や言動などが試されています。こう書いてしまいますと、息が詰まる思いがするかもしれませんが、人間誰しも品行方正には生きていけないものですので、その時々において何を優先しどこまで気がついているかということが人の力量を見抜いていく上で大事な部分の一つであるように思います。その場で大きく笑っていても、その時々の現象というものは決して失われるものではないのです。そこは、これから大人になっていく若い生徒の皆さんには気がついて頂きたいものと思われます。

 もう少し書けば、「安定安心」は「甘え」に通じ、「甘え」は「崩壊」に通じます。だから余計なものは付けない方がいいのです。(便宜上何処の誰かを知る必要性のある肩書きは別として)

 話が逸れてしまいましたが、初心者の方で女性でも参加しやすいのは、現在の生徒がそうした私の考えを汲んで下さっているからかもしれません。ですから私も、稽古していて素直な気持ちで没頭できますし、一人ひとりに対して疎かに出来ない脳内のアンテナが常にフル稼働している状態となり、ドーパミンに助けられて足りない力を出し切っております。

 学生の生徒も今現在来ている方は、小学校六年生が一人、中学校二年生が二人、高校二年生が二人、となっております。大人は女性が多いのに対し、学生は全員男子です。クラス分けをしておりませんので、大人と一緒におこなって最後まで集中できる年齢を十一歳、小学校五年生からとさせていただいております。これまでに小学校低学年の親御さんから何件かお申し込みがありましたが、そういった事情によりお断りさせていただいております。そのほか、外国からの観光で来たついでに体験参加をしたいという方も、基本的にこの教室で学ぶかどうかを見極めるための体験参加として利用していただくものとしておりますので、他の生徒さんへの指導時間も割いてしまいますので、そうした観光体験参加の方の受講もお断りしております。今後も、オリンピックなど海外から注目されるようになるとは思いますが、私といたしましては「外国人相手に商売になる!」などという考えと行動はおこしません。今居る生徒を育て、私自身も今の流れの中で学び成長し、それを生徒に伝えて行くことが教室というものの在り方であると思っていますので、後に残るもののために今やるべきはなんなのか、受けた恩恵を返すべく信念が揺ぎ無いものとしてある限り、出来るかどうかは別として、大きなものを見据えて間違いの無い時間を生きて行きたいものです。

 ゴ-ルデンウィークに再び関西で講習会をおこなうことになりましたが、新しい手描きのチラシを世話人である川原田喬生氏が自身のツイッターに掲載しておりましたので、こちらのブログでも掲載させていただきます。川原田氏と同じ道場の方が描いて下さったそうです。手描きのチラシには温かみを感じますね。この場を借りて御礼申し上げます。

2018 04.30~05.01 関西特別講習会チラシ


 今夜は、いろいろと力が湧いてくる電話もあったり、元気が蘇ってきてしまい4時過ぎまで起きてしまいました。人の出会いの素晴らしさを感じる一日となりました。想いと想いが通じる。そんな日常、そんな出会い、そうした道を進んでいる方々と共に生きていくこと。そのありがたさを知る事が今日一日の最後に出来て良かったです。そのままに、明日は訪れる。


2018年4月14日(土) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年4月30日(月)&5月1日(火) 「関西特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年4月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-04-02(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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