膝腰の揺らぎ

本日は高田馬場で夕方からI君と稽古をおこなった。後半から後藤氏も訪れ久しぶりの三人での稽古となった。I君も4月から中学生となり、ここ最近は身体の変化だけでなく、内面的な部分も変わってきた。それに合わせて私も稽古における意識の持ち方をお伝えした。

 武道場が空いていたため、縦に長く杖の「三十連円打」をおこなった。壁から壁まで約30mの距離であるが、丁度その距離で一番から三十番まで終わった。まだこの修正を加えた新しい三十連円打はこの稽古会でしかおこなっていないので、次のGold Castle の講習会などでもお伝えしたいと思う。

 夜からはT氏が訪れ、後藤氏も共に最後まで稽古に参加。その後藤氏のおかげで今日は杖術「流転落とし打ち」や抜刀術「稲妻抜き」に気づきが得られた。流転落とし打ちでは、自分でもビックリしたほど動きが速くなった。杖の滑りはあらためて有効であることを再確認した。手の内の巻き込みも第三関節の使い方など、全てが流れの中で繋がっておりまさしく「流転」であると感じた。

 抜刀術「稲妻抜き」では、以前の動きに戻ったのであったが、当然動きの質は変わっており、その質の部分を纏まりや心地良さという感覚で判定していたが、それを見ていた後藤氏からの感想により、具体的な身体の運用法に重要な気付きを得ることが出来た。膝の使い方、崩れ方には、これまで関節の曲がる方向でおこなっていたものがほとんどであったが、そういった角度に関係なく崩れる事が出来るのだと、いつのまにかそうしていた自分があり、そのことを教えて頂いてからより居着きが取り除かれ、構えの際の充実感とともに、抜きが大きく変わったのである。さらには脚からではなく膝や腰の揺らぎからなので、重心移動の幅が大きくなり、課題であった右脚の移動という問いについて解答が得られたのである。この膝腰の崩れにより運用法は他にも有効であるかもしれない。こうしたことが度々訪れるから、次の稽古で取り組むべき楽しみの材料がストックされ、意欲と情熱が枯渇することなく良い循環を生み出している。

その時に選んだものというのは、なんらかの因果から選択してものであることは以前から分かっていたし、発する言葉というのも何らかの繋がりを身体が先に知っているからということも分かっている。だが、それにはやはり途切れない日々の流れが自然と無意識化のなかで消化している生活が送れているからに他ならない。こういう生活と、こういう生活の中で出会えた方々に対する感謝の気持ちを忘れてはならないだろう。今日も良い稽古となりました。ありがとうございます!


2018年4月14日(土) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年4月30日(月)&5月1日(火) 「関西特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年3月 稽古日程

2018年4月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-03-12(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


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1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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