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杖術の新しい型稽古

 本日は午後から高田馬場にてW氏と稽古。30分ほど一人稽古をおこなったが抜刀術に関しては身体が元に戻ったようで、ひさしぶりの抜き心地であった。あらためて、抜刀術のような稽古をおこなうための身体というのは、繊細で瞬間的な計算を施してくれる状態を維持しかつ高めていかなければならない。そのためには、故障せず、鈍くならず、より繊細に自動計算力を高め自身の身体への負担と向き合いながらその先を信じ時間と年月を掛けて手に入れるものを日々の中で意識しておきたいものである。そういう意味では毎日同じ事をやらないというのは、その当時の感覚に束縛され進展の妨げを防ぐという意味でも大事な事かもしれない。もちろん(ルーテーィンなど)全てがそうだとは言い切れないが、興味が無くなったものとは何らかの因果を身体が感じているからだと思う。

 今日の稽古ではひさしぶりにW氏と疲れる内容にしたいと思い、身体のコンディションを伺ったのち鍛練稽古から杖の稽古など動きの大きいものをおこなった。そのなかで杖術の「馬突き」をおこなっていたところ思いもよらず新しい動きが生まれた。

 これは受けの足運びが難しく、「四天誕杖」の三倍ぐらい難しいのではないかと思える。だが、そこにこの稽古の面白さがあり、新たな身体の計算力を身に宿すには格好の内容とも言えるだろう。私も、なぜそうなったのか不思議であるが、受けが後ろに下がりながら、爪先を上げ踵で床を滑るように移動すると、難しい足運びに一定の流れが途切れず連続した相手の動きに対応しやすい。このときの身体の整い方が爪先を(腿の付け根を)上げながら後方へと移動する事を身体が選んでしまうのである。だがこの動きは、払ったりする際には不向きであり、受けたり構えたりする際の動きには適っているように感じる。これまでこうした動きは一切おこなったことが無いのでそうしたものを身体が選んだ事に驚いてしまった。

 そのため、今日おこなおうと思っていた「三十連円打」のことを完全に忘れて、この新しい杖の型稽古に時間を費やした。私としても稽古の毎に、今日は何か新しいことを考えようなどと気持ちの準備をしたことは一度も無く、「やりたいことがあるのに、それよりもさらにやりたいことが見つかってしまう。」という状況なのである。

 だがそのやりたいことというのは、これまでの動きの中で身体が求めているものなので、新しい動きであるがこれまでの動きの稽古と共通するものであり、それがさらに進もうとした結果新しいものが自然発生的に訪れているということだと思うのである。だから、そういうときは新しいことに取り組むべきである。

 最後は抜刀術をおこなった。数日振りにおこなった納刀の感覚が少しこれまでよりも繊細になったように感じた。この峰返し納刀は刀と鞘を扱う感覚に含まれる体全体の調和を意識して稽古している。何年もこの納刀稽古は取り組んでおりその難しさを感じているのであるが映像に撮ってみるとなんとも普通(難しいものと思えない)に見えるから不思議である。

 半年振りとなる、「抜刀術特別講習会」も明後日となりました。皆さんひさしぶりかと思いますし、初めての方もいらっしゃいますので、集中した中身の濃い二時間となるように私自身整えて迎えたいと思います。

 下の写真は先日2月26日に撮影した現場の一コマです。打太刀を務めて下さった青木賢治さんとの写真です。明日は、その映像データを受け取り全てチェックいたします。悩みと興奮でしばらくは寝不足の日が続きそうです(笑)。

2018.02.26 「かざあな。」現場写真①


2018年3月10日(土) 「抜刀術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年4月14日(土) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年4月30日(月)&5月1日(火) 「関西特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年3月 稽古日程

2018年4月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-03-09(Fri)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師

現代武術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
神田すずらん館にて「現代武術教室」講師を務める

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