身体も心も人生もバランスを知りバランスに委ねる

 本日火曜日はいつものように午前中は「高齢者のための剣術教室」に向かい、夜は住吉で稽古をおこないました。午前9時35分頃に会場に到着し、いつものようにすでに何人かが自主稽古をおこなっています。

 10時に開始、今回も全員参加でみなさん元気に取り組まれております。昨年一時期食欲が無くなり体力が落ちて転倒したIさんも今では食欲も元に戻り体力も以前と同じぐらいに戻ったようです。Mさんも以前はネガティブな言葉が多かったのですが、今ではみんなと一緒に楽しんでおられますし、新しい動きに対する覚えの早さには驚きました。今は本当にこの教室は十分に育って来たと感じます。講習中皆さんに思わず「あっ、ごめんごめん」と言ってしまい笑いを誘ってしまいましたが、自然に出てしまった言葉に自分でも笑ってしまいました。今日もこれまでおこなっている内容のものや新しい内容のものを織り交ぜながらワイワイと楽しく真剣に時間が過ぎて生きました。

 帰る際にフロントスタッフの方から「先生にも金メダルですね」と言われてしまいましたが、私からすれば皆勤賞の方が多いこの教室の70代から80代後半の皆さんが金メダルです。「来週まで元気でいてください!」と玄関でみなさんとお別れいたしましたが、その毎度一週間の約束がこれからも長く続いていくことを願っています。

 夜からは住吉でI氏と稽古。

 行きと帰りでスカイツリーの色が変わっており、会場近くのクローバー橋から眺めるスカイツリーがこの会場に訪れる際の楽しみの一つでもある。

 今日の稽古ではめずらしく殺陣の動きを細かく修正しながらおこなった。私の稽古会では殺陣はほとんどおこなわないが、訪れる方によっては身体の使い方という観点からおこなうこともある。もっとも私がおこなう殺陣は剣術から学んだ身体運用をアレンジしたものなので、剣術の稽古に近いといえるだろう。

 そのほか杖術稽古では、後ろ足の意識的な寄せが前足を居着かせることになることが分かった。これまでに内転筋の締めというふうにお伝えしていたが、得物に身体が導かれて行く身体運用となって、浮かせていたつもりがそうではなかったことに気がつき、同時に意図的な操作というのは居着くことになりやすいとうことも分かった。「なんだかよくわからない」という感覚は、分からないから問題があるということではなく、脳の理解に関する機能がまだ追いついていないということで、先に身体が感じて無意識の内にそれを選んでいるということもあるだろう。(結局は脳の中でのやりとりなのであるが)そうした身体からの選択に分からないけども理解を示してあげることも大事である。それを考えると「まだわかるわけがない」のである。

 今夜もあっという間に二時間が過ぎた。新しい「旋打」や「峰返しからの潰し」も久しぶりにおこなった。やはり初動の伝え方と背中の使い方が効きに影響してくる。稽古は面白いものである。それは何かしらの発見があるからだ。そして稽古は何かしらの発見を得やすくする事にアンテナを張り、考えた予定通りにこなしていこうとか、しばらくはこれを徹底的にやってから先に進もうとか、私はそういうやり方を選ばない。その日その瞬間に感じたことは何らかの因果関係があると思われるので(稽古の周期、ルーティンなどが睡眠中にも働いていると思われる)身体から発した指令に従ったほうが気付きを得られやすいと思われる。おそらく深層心理にそれがあれば、違う事をしていても突然次に進む何かが頭に浮かぶことになる。こういう生き方があるとは人生四十代を過ぎても不安に苛まれる事も無く、余計な気を使わせられずに稽古の事を考えて生きていけるのは、これまでの生き方からお釣りが出るほどの有り難い日常に変わった。その切り替わりはもっとも苦しんだが、やはり人生どこかでバランスが取れているのだと思う。これからも大なり小なりそういうことの繰り返しがあると思うが、身体のこと、情熱のこと、慕って下さる方々のこと、そういう宝物を大事にこれからも私の生き方を探究していきたいと思う。


2018年3月10日(土) 「抜刀術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年2月 稽古予定

2018年3月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-02-21(Wed)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


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1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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