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人は人を想うことで自らが救われる

 連日稽古の周期に入っている。1/27から2/13まで2/2以外連日何処かで稽古をおこなう。月に一度は周期的に連続して続く事になっているが、緊張感が保たれているせいか今のところ体調を崩していない。ダブルヘッダーも少なくないので、疲労回復が重要である。これまで意欲を落とさずに情熱的におこなえているのは、おそらく無意識の内に私の中でリラックスする方法を心得ているのだと思っている。あまり目立つものではないが、実はそうしたリラックス出来る環境や趣向というものが心身の状態を上手く循環しているのである。どこかに我慢や無理が生じて、それを精神的に押さえ込んでおこなっても、自らをごまかすと何処かに弊害が生じるもの。自然であるなら、緊張と緩和のバランス感というものが日常において重要である。稽古同様、リラックス出来る環境というのをいかに手に入れることが出来るか、育む事が出来るか、にある。

 さて、昨日は午前中に「高齢者のための剣術教室」に向かい、このところ全員参加が続いており皆さんの体調も大きく崩れる事も無く楽しくおこなえています。インフルエンザや風邪もが流行っている時期ですので、入館したら欠かさずにうがい器でうがいをおこない、アルコール消毒をおこなって中に入っています。

 立春を迎え陽射しに春を感じるようになり、これからまた一年の景色の移り変わりを楽しむ事が出来ると思うと嬉しくなります。こういう風に感じられるようになったのはおそらく年齢的なものもありますが、稽古三昧、日々の道中が安定的なものとして季節を感じられることになったからでしょう。

 講習後はレストランで食事をいただき、皆さんに見送られ快晴の空の下家路に向かいました。帰りの電車はなんとも気持ちのいい睡魔に襲われ毎回ウトウトしてしまいます。

 夜からは住吉でI氏と稽古。私のところで稽古をおこなうようになって半年が経ったが剣にしても杖にしても半年前とは別人のようになった。少しずつの変化を感じながらその積み重ねが今日に至っている。元々運動神経の良い方であるが、これまでに習ってきた癖が無くなると言うよりは、新しい動きを習得しそちらを身体が選ぶようになったということだと思う。

 この日は「流転落とし打ち」と「正面斬り」を集中的に稽古。初めて歩を付けて新しくなった正面斬りをおこなったが、私自身シックリしない。これは今日の戸越の稽古で少し分かった。

 そして本日、戸越体育館で午前中にW氏と殺陣の研究稽古。ビデオカメラと三脚のお陰で私の研究もはかどる。こうした地味な創作研究は、大きなコンテンツを生み出す事に繋がっている。そのためには、純粋に集中して取り組めることが重要であり、スタジオ的に周囲に人がいない環境で必要最小限の人数でおこなうことが発想の良し悪しに大きく関わってくる。これは殺陣のための稽古でもあるが、剣術にもどこか通じているものを感じる。それは、こうした状況ではどうすべきかということを、直感的に考えなくてはならず、可能性のあるもの可能性の無いものを見極める感覚がとても重要だからである。もっとも、私の場合、剣術にしても杖術にしても稽古の中で考案しているのが常なので、感覚的には同じといえる。そういう意味では、役者というものを経験した事は今の私にとってとても助けられている。

 昼からは後藤氏が訪れW氏と共に杖術、剣術、抜刀術を稽古した。そのちょっと前に、私がおこなう流転における背中と正面の動きをビデオカメラで撮ってもらった。これは後日確認したい。

 稽古ではこのところ集中的におこなっている「流転落とし打ち」と「三段抜き」をおこなった。この三段抜きはおそらく7年位前にフト生まれたものであるが、体捌きを練るには良い稽古となり、また動き自体に興味をそそられるものがある。しかし、これほど連日稽古しているのは初めてである。

 剣術では、同じく連日おこなっている「正面斬り」をおこない、歩を付けた際の斬り下ろしは月曜日に気付いた水平よりやや下ではなく水平までであることが今日の時点での答えとした。だが、今はその場での正面斬りを身体が練りたいと求めているため、しばらくは歩を付けての正面斬りはおこなわないことにした。こういうことは、なぜだか分からないが察知出来るようになってきた。そして、その後再び歩を付けての正面斬りをおこなう際にその心地悪さの問題を解決する何かが訪れる事も予測出来ている。

 次に胴斬りをおこなった。昨日後藤氏からメールで胴斬りの手の内の気付きなどを送っていただいたり、常住坐臥稽古モードの後藤氏は「後藤真剣斬法研究会」を主宰されており、その中で私との稽古から大きな成果を挙げられていることが、私としても結果を出して下さっているので有り難い限りである。その分析力と問題解決に向かう情熱と身につけられたスキルは氏の日常における「武術的思考」と言えるのかもしれない。今日は稽古後に一階に上がり、W氏の鞘の補修作業を拝見させていただいたが、刀剣の拵えを依頼されている方だけに、その仕事に全く隙は無い。見ていて飽きないものであった。そして仕上がりは、補修どころかアップグレードしたものとなっているからこれには驚かされる。なんというか、職人というか技術を持った人は、結果が全てであり、そこに向かうプロセスが結果にどう結びついているか、そこにシビアな観る目が養われているのだと思える。すなわち、物事の良し悪しを見抜く力も備わっており、自然、解決策を見出すセンスが磨かれていくのだろう。そういう人は突き進んでいく事が常であり、世の中に貢献しているのだと痛感させられる。生きていて、エネルギーに満ち溢れることには、誰かのために貢献している実感を得られることにある。それが善であるならすばらしいことである!


2018年2月12日(月/振替休日)
「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年2月 稽古予定

2018年3月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-02-08(Thu)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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