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環境で育まれる身体と心

 深夜2時を過ぎてしまった。3時位には就寝出来るように急いで記事を書こう。

 今日は今年に入って四度目のトリプルヘッダー。ありがたいが、時間の使い方が未熟のため24時間では睡眠不足だ。だが今日は良い一日であったし、明日も良い一日になるだろうから、疲れは感じないだろう。気が張っている。気が張れる出来事があるというのはありがたいことである。出会いと感謝と愛情。そうした発展的な連鎖を今年はこれまで以上に広げて行きたい。

 さて、本日のGold Castle 殺陣&剣術スクールは、戸越体育館剣道場にて昼間の部が殺陣クラス、夕方の部が剣術クラスの講習をおこないました。昼間の部では、体験初参加の方が四名と多く、日曜日に匹敵する賑わいを見せておりました。Yさんのご紹介でご参加頂いた同業者の方々や、俳優Sさんの御紹介で来て下さった方など、全員ご紹介で来ていただいた事に感謝しております。そのYさんが、先日おこなった小太刀の講習会で私が貸し出し用に大刀を加工して簡単にヤスリだけ掛けた小太刀を「家で削ってきてもいいですか?」と申し出を受けましたので「あっ、どうぞお願いします。」ということで、今日はその削り終えた小太刀を持ってきて頂きました。

 Yさんのクリエイター魂というか作品作りへの好奇心といいますか、見事な小太刀に仕上がり、私が購入した小太刀よりも切っ先や刃の部分がシャープで、柄の長さも既製品は短く感じていたので、一寸ほど長く仕上がったYさんの手作り小太刀は貸し出し用ではなく、私が好んで使おうと価値が一気に上がりました。折れた大刀でも完璧に小太刀に仕上がるので、買っても1.600円前後ですが、愛着のあった大刀を捨てるには忍びないと思われますので、こうして小太刀として復活するのはエコにもなります。私も先日鉋を買いましたし、これから小太刀が増えていきそうな予感がしております。小太刀のみの特別講習会を開催してもいいかもしれません。そのためにも、私ももっと小太刀を研究しなければなりません。

 土曜日の殺陣クラスは、私にしては珍しく同じ内容を続けております。覚えた動きをより精度を上げたい、または出来るようになった動きの感触をもっと味わいたいと思ってらっしゃる方も少なくないと思われますので、皆さんの反応を伺いながら内容を決めております。全体的に見渡しましても、それぞれのペースで少しずつですが確実に成果は出ております。それは各人が実感している事でしょう。

 夕方からの剣術クラスでは、新しく変わった「正面斬り」をお伝えいたしました。これは殺陣クラスの「万乃型」も同様に幾つか変更となりました。この正面斬りでは、右は剣を上げる役割、左は下ろす役割という風に明確に分ける事でそれぞれの精度を上げることが稽古の中では重要になってきます。その役割の移り変わる瞬間をいかに滞りなく自然におこなえるかが稽古の技術的な面における重要課題です。

 続いて「胴斬り」をおこないました。私もこの胴斬りにはなぜだか執着があり、おかげでこの数ヶ月間で色々変化があったと思います。もはや初期の頃の胴斬りは、胴斬りというより重心移動の稽古と言えるものでした。右肘を代償に研究いたしましたが、今後も少しずつ変化していくものと思われます。変化するということは当然、これまでの動きよりも良くなるということですので、変化出来るための稽古にしなければなりませんし、かといって変化のためだけに稽古ししている訳でもありません。たまたまそうなった、ということが、望ましいように思えます。

 最後は納刀法と抜刀術をおこないました。刀を主役に身体は脇役となって動くようにと思わず口走ってしまいましたが、身体の姿勢や手順に意識が行き過ぎてしまうと肝心な刀の軌道が違うものになってしまいますので、刀の動きがそうなるためには、もうそのようにしか身体は動けませんので、考えすぎても駄目ですし、考えなくても駄目という言葉がありますが、そういったところの意識の持ち所は、感覚的な手順に作用してきますので、得物に身を任せるという感覚(結局それは身体でやっている事なんですが)は身に宿しておきたいものでありますし、こうしたものは一人稽古の中で自得するものなのかもしれません。

 Gold Castle の講習が終わり、18時からは青木賢治さんに来て頂き、2月末におこなう演武撮影のための打ち合わせ稽古をおこないました。今日で三回目ということで、全体的な部分としてはほぼ安心しており、二週間前に撮影したカメラアングルの再確認と、今回新しいアングルからの撮影を試みました。今回は直ぐに終わるだろうと予想しておりましたが、新しいアングルの映像がこれまでに見た事のないものでしたので、今回もW氏に撮影をお願いし、椅子に立ったり床に寝そべってもらったりと、私も人使いが荒い人間だと思いながらそこの確認作業に時間を掛けました。お陰さまでテスト撮影は今日で最後となりましたが、削除した以前の演武映像は前日にあわせ稽古を一度おこなっただけで即興的に撮影したものでしたが、今回はテストを重ねて技を合わせるというより、技によっての最適なアングルを全て確認することに時間を費やしました。技そのものは普段稽古しているものなので、今更練習しましょう。ということは無く、青木さんとの呼吸が合ってくれば現時点での最適なものが残せると思っております。今回も、遠いところ戸越体育館までお越しいただいた青木さん、私の撮影に関する細かい指示に付き合ってくださったWさんにはあらためて御礼申し上げます。

 戸越体育館の武道場に八時間半ほど篭っておりましたが、外に出ると風が冷たく、青木さんとともにインド料理「ドゥルガ」にて食事。私は朝から、みかん一個と、合間合間にウィダーインゼリーを三袋飲んだだけだったので、ドゥルガのディナーバイキングがとても美味しくナンやサフランライスをお腹一杯に食べました。22時過ぎにお店を出て、山手線に乗り途中の駅まで青木さんといろいろなお話をしながら、絶対に外では言えない話など、こうした笑いに変わるこれまでの出来事が言える間柄の友人は非常にありがたい存在で、時が流れ笑いに変わっているということは、いい時の過ごし方を選んで来たのだということに気付かされました。これからも、いろいろな出来事が起こりうると思いますが、その時笑えることもあれば、時間が経ってから笑えることもあるでしょう。どちらにせよ、笑える生き方を選べるように、真に心がどうであるのか、そこにある純粋さは強さともいえるのかもしれません。自分の心はごまかしようがありませんので、結局はそこをなんとかしなければなりませんので、自分と向き合い相手と向き合う武術稽古において、自得していくしか着実な成長はありません。そういう環境で生きていけることが私自身は大事にしている事でありますし、今こうした生き方をしているに至ったのは、そこの部分との葛藤がこうなるしかなかったからに他なりません。日本の歴史が受験のためや、エンターテインメントのためだけでない、現在に至る時間の流れとして、私自身といたしましてはもっと強く受け止めていかなくてはならないものだと感じております。4時になってきましたのでまだ今夜と認識出来ているうちに寝たいと思います。

 明日の講習は「月末恒例立廻り講習」です。今回から撮影をおこないます。人数によっては集合写真の撮影も考えております。明日もみなさま、よろしくお願いいたします。


2018年2月12日(月/振替休日)
「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年1月 稽古日程

2018年2月 稽古予定

甲野善紀先生からの紹介文


2018-01-28(Sun)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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