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守ることを忘れてはならない

 昨夜は23時過ぎに就寝したが、今夜はすでに0時に近付いている。おそらく全て終えるのは2時位になるだろう。

 昨日は高田馬場で夕方からI君と稽古をおこなった。これまでにいろいろな内容をおこなってきたが、これからはその覚えた動きから何を感じとり動きを変えていけるかという段階に入らなければならない。そのためには、私が伝えることよりも本人が探っていく探究心が重要であり、そろそろ教えられた通りにおこなうということから外れていく段階かと思う。これは、一つの境目といえる段階に来ているが、そこを乗り越えていただきたいと思う。そうすればまだまだ広がる多くの世界に目が向き、これまでよりも稽古に対する面白さが増してくることになるだろう。

 後半は私の右腕の状態が芳しくなかったので、私が考案した刀礼をおこなった。下緒があることで、所作等手順が増えてくるが、小さいお子さんにこうした礼法をおこなわせることは、それ以外のことでも自然と感じとるものがあるのでやって良かったと感じた。刀に対する礼法ということで興味が湧くであろうしこれは私にとっても一つ得ることが出来た。

 八年後にはI君も成人となるので、その時は私は五十となる。一緒にお酒が飲める日を楽しみにしたいものだ。

 
 そして本日は「高齢者のための剣術教室」に行きました。

 今日は講習中にIさんがよろめいて転倒してしまい、大事には至りませんでしたが、私といたしましては目配りの甘さを痛感しております。今日の出来事は私の記憶の中にも鮮明に残り続けるでしょうし、忘れてはならない重大な危機といえるものです。私自身四年目に突入した教室でどこか慣れがあったのかもしれません。それは剣術という武術をおこなうものとしてあってはならない甘さであったと思います。ここでの講習は転倒のリスクは消していかなければなりません。

 最後は受け流しをおこない、その形を取って頂いたところに私が軽く打ち込んで行きました。ここ最近受け流しをおこなっておりますが、私個人の剣術稽古として、もう少しこの受け流しを研究してみたいという意欲にも駆られてきました。

 今日の講習でMさんが先日整体の先生から、「短期間でこれほど変わった人は初めてです。」と言われた程、心身ともに明るく健康的になられました。この事は今日の私を励ましてくれる最大の言葉でした。さらにMさんが、「このところ、自分を褒めてあげてるの。」と仰っているほど、全てを諦めかけたところから、今の状況になっていることにご本人としても信じられない思いがしているそうです。

 だからこそ、この教室からケガ人を出すような事があっては絶対になりません。今の生徒のみなさんは大切な思い出ある方々ですので、笑顔であって頂きたいのです。これからも、このクラーチ剣術教室の生徒を守っていける講師として精進いたします。


 帰宅後は、企画書作成のためパソコンにかじり付き、夜からは住吉でI氏と稽古をおこなった。

 今日は杖を使って自由に動くというものをI氏におこなっていただいたが、初めておこなっていただいたにも関わらず自由に発想豊かに動くことが出来ていたのでこれには私自身驚いた。おそらくこうした自由に自分で考えながら黙々とおこなう稽古がI氏には向いているのかもしれない。稽古は、一人でおこなうための方法を学ぶためのものでもあるので、そうしたものを感じとり持って帰ることは大事であるとあらためて思う。

 誰も居ない貸し切り状態の稽古であったが、最後の方で外国の方がこの広い剣道場に私とI氏の二人だけでおこなっている稽古をジッと座って見学し、礼をして帰って行かれたことがなぜだか印象に残った。

 今日も一日、さまざまな事を考えて過ごしたが、予想にしない出来事がその人の選択をどこかで待ち侘びているような実感がある。人と会う毎日は大変な勉強の場でもある。こうした日々が送れていることへの感謝は忘れてはならない。


2017年10月14日「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年10月 稽古日程

2017年11月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-10-04(Wed)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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