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2017 秋分の日 抜刀術特別講習会を終えて

 すっかり秋めいてきた本日は戸越体育館にて、抜刀術特別講習会を開催いたしました。

 参加人数も程よく、武道場の両面を使って集中的におこなうことが出来ました。今日は、初めてお会いするAさんとの出会いもありましたが、刀を抜く際の身体の使い方に練られたものを感じ、所謂全剣連の居合いの癖は無く、私がおこなう抜刀術の吸収の早さに驚きました。幼少期から刀にずっと興味を抱いてきた若手のSさんも恐らくこういう場を求めていたのではないかと思われます。怪我を押しての参加で存分には出来なかったと思いますが、どういうものかお伝えすることは出来たかと思います。

 私自身といたしましては、右肘の故障があり、そこに負担の少ない内容のものを七本程おこないましたが、私も講習をやっていて思わず口に出してしまいましたが、「本当は教えたくないのですが、嫌な人にはなりたくないので全部言います。」と半分冗談半分本気で発した言葉には、出来て貰うために指導しているので、出来て貰っては困るような指導と言うのは、指導していて全くつまらないものであり、人生の時間を無駄に、悪いものを得るための武術稽古にだけは絶対にしたくないという、これまで考えることもありませんでしたが、あらためて多くの方にどうして全てを伝えているのだろうかという思いが一瞬頭をよぎり、それは私が会などの縛りを掛けていないからそう思ったのだと思います。

 出来て貰って困るようなものなら、直ぐ出来るというのはその程度のものであるし、自分自身が向上するという事を信じていればその過程はもはや必要のないものであり、後に残し伝えるべきものだと思います。ですから、懇親会でも言いましたが指導者はどのぐらい出来るのかを誤魔化さずに見せるべきです。ミュージシャンの世界は恐らくもっと厳しいでしょう。持っているものを出さなければいい曲にはならないし、全て出してしまえば真似されてしまうだろうし、真似されても平然としていられるほどの実力があれば、むしろ真似をしているほうがいつまでも追い越せないという術中に嵌ってしまいます。ということはすなわち、真似から自分のオリジナルを創り出せるか、自分の身体にある流儀を創り出せるかということが肝心だと思います。

 もちろん、私自身模索しながらの日々を送りながら、そのような段階には中々入っていけませんが、そこにはセンスと地道な修練が求められ、どういう向き合い方をしているかが後の自身の言葉になってくるのではないでしょうか。世の中にとって良い事が拡がって行くのであれば、そうした真似から創造したものは拡がって行くべきであると思うし、そこに邪悪なものが無ければ人は自然と集まるように思われます。

 懇親会では、講習に参加された方全員が参加され、私がこれまでおこなってきた懇親会の最多人数ではないかと思われます。初めての中華料理屋さんで、円卓テーブル二台、いつものデニーズと違って全体が良く見えて、場もSさんのプロ並の、いや、もはや手品師といえるレベルの手品を体験し非常に盛り上がりました。寡黙な俳優Sさんとも静かに語り合うことが出来ましたし、その後ドクターNさんとテーブルをチェンジして、本日初参加のAさんとこれまであまり懇親会などで話さなかった濃い話が出来ました。隣の席のまだ生徒になって間もないTさんは、明るいキャラクター全快で若さのすばらしさを感じながら、落ち着いたフカフカ姉妹や、イラストレーターのYさんとほとんどお話が出来ませんでしたが、本来、懇親会で私が求めていた質問であったり会話の内容であっただけに、意義ある懇親会となりました。

 俳優Sさんが参加されるときは私も瓶ビールを飲むと決めていますので、今日は気持ちよく酔いました。家でお酒を飲むことはほとんどありませんが、ごくたまにBarに行ったりすることはありますので、以前に比べ飲めるようにはなりました。ですが、今日の帰りの山手線では、品川から乗車し渋谷駅で椅子に座り、新宿で降りる予定が気付いたら「つぎは、大塚~♪」というアナウンスで目が覚め、原宿、代々木、新宿、新大久保、高田馬場、目白、池袋の間完全に寝落ちしていました(笑)。

 来月10月14日(土)は、文京総合体育館剣道場で「杖術 特別講習会」をおこないます。懇親会はアジアン料理のお店を予約しております。次回も、集中した講習と、笑い有り、語り合うも有りの懇親会となればと思います。

 本日お越しになられたみなさま、あらためましてありがとう御座いました。


2017-09-23(Sat)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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