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流れの遅速、その両方の景色が後に活きる

 昨日今日と一時雨が降っていたが運良く稽古中であったり帰宅してからというタイミングで助かった。

 さて、本日火曜日はいつものように「高齢者のための剣術教室」に向かい、じん帯を怪我していたSさんが一ヶ月半振りに復帰されいつもと変わらぬ元気さに安心いたしました。四年目に入りここクラーチ溝の口での剣術教室もすっかり定着した感じがいたします。会場へ向かう時、以前は毎週緊張感がありましたが、今ではスタッフの方や玄関先でお会いする方々やレストランでお会いする方々とご挨拶することが楽しみになってきました。皆さんが温かく迎え入れてくださる事で、私も同じ空間の仲間に入れたような気持ちがしております。毎週火曜日は僅かな時間ですが、皆さんと共に人生を過ごしている貴重な時間といえます。

 今日はメンバーになって二ヶ月となる八十二歳のMさんとお話の中で、身体の調子が悪くなってからというもの、何もかも、やる気が起きなくなって諦めていたそうですが、少し良くなってきた頃にGold Castleの生徒でもあるOさんに勧められ参加されるようになりました。

 二ヶ月前にお会いした印象は、やはりこれまでの不安が「あきらめ」となって心理的に前に踏み出すことにブレーキを掛けられていたご様子でしたが、この二ヶ月間週に一度の講習で徐々に動けることと覚えられる範囲の中でMさん自身が目標を設定し、毎回少しでも前に進むという意欲を持たれるようになりました。私は休憩時間にそうした心理的不安の原因などを世間話の中から読み取ろうとしておりますが、「杖が楽しい!」と仰られたMさんの笑顔が今でも鮮明に残っております。Oさんのお誘いによりそうした「あきらめ」から「楽しい!」という大変化をもたらしたことは私にとって非常に大きな意味を持っています。

 これからはそうした大変化を経験された方々が、以前の自分と同じ境遇の方を良い方向へと導いていけるような、そして皆さんで教えあったりしていくことが、自信と共に新しい方への説得力に繋がるものと思われます。

 そういうエネルギー循環の場があると、新鮮な気持ちで活き活きと心も身体も元気であり、その元気でいられるための調整が健康管理に繋がるものと思います。

 講習を終えて一旦帰宅し、夜からは住吉でI氏と稽古。

 今日は足運びを集中的におこない、鍛えているI氏であるが普段の身体の使い方と異なるせいか脚部にかなりの疲労が溜まっていたため一旦休憩を入れる。そういう意味では後藤氏もジムで鍛えられているが、私がおこなう脚部鍛錬稽古での自重負荷には筋肉痛になったそうである。またGold Castleの生徒で俳優のTさんは野球で鍛えられ九年間農業で身体を使っていたが、鍛錬稽古も含めた剣術などの稽古ではかなり脚にきているそうである。

 そういう意味では私も、ふだん動かさない動きによりあっという間に筋肉が悲鳴をあげてしまうことがあるが、日常良く動かす(動かさざるを得ない)身体の使い方というのが、その動きに適した身体となっていくのであろう。たまにしかやらなかったり、ついオマケで何となくやってしまうというのは、ふだん動かす部位とは違うため、動かすべく部位に邪魔が入るため、疲労感であったり、逆に遅くなってしまったり、力んでしまうことになるのだろう。

 端的に言えば、人間の身体の適応力を活かし、普段の動きに無理なく継続的におこなえるべく運動法がそれに適した身体となっていくのだと思う。無理が出てしまうのは、適していないということなので、身体からの反応に素直に従い相性の良い動き方というものを探っていかなければならない。身体に聞く耳を持てるようになれば、人間関係にも少なからず変化が表れるだろう。

 今日も朝、夜とここには記していないことも含め意義のある一日となった。


2017年9月23日 「抜刀術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年9月 稽古日程

2017年10月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-09-06(Wed)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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