意識とは繊細で見破られやすいものである。飾るより、磨いたほうがいい

 今日は強風のため、桜が風に乗るように舞い散っていた。桜は満開もいいし、桜吹雪も綺麗だ。そして舞い散った桜色一面の地面もまたいいものである。出来る事なら、しばらくそのままにして頂きたいがそうも行かないのであろう。

 それにしても天気予報の精度には驚かされる。今日は全般的に晴れの予報で、15時台に小雨マークがあったが、見事にその瞬間だけ雨が降った。まあ、こんな天気の事柄を書くのなら、早く寝た方がいいのでは・・・?と思われるので、さっそく今日の稽古記事に入りたいが、なんというか・・・・・・毎回、今日は何を書こうか?一行下は不明のままキーボードを叩いているので、書き始めてから徐々にモードに入っていくのが通例となっている。

 私にしては久しぶりの記事となったが、それにしても一週間はあっという間だ。明日で深川スポーツセンターの講習から一週間と言うのが信じ難い。実感としてはまだ三日位しか過ぎていないような気がしている。先週から土曜日、日曜日、それぞれ二コマずつの合わせて四コマ講習となり、予想以上にエネルギーを使いきってしまった。そのため、今週の頭は記事も書かずに安静にしていた。安静にしなければマズイと思える状態になったからであり、木曜日の稽古中に完全復活した。おそらくは過度の眼の酷使と明け方までの作業が脳にきたものと思われるが、頭痛と違和感と言葉のキレがイマイチだったのと、普段落とさない杖を落としたので、いろいろ真剣に考えたが、今週の前半はふだん考えないような事を考えた。結局、一日半安静にし、次の木曜日の稽古中、しばらくして違和感が完全に消えたのであった。あらためて、稽古における集中というか、感覚に意識を置いた状態の積み重ねは自身の調子を取り戻してくれるものであると実感した。

 さて、今日の講習は午前の部が9時30分~11時00分まで品川区総合体育館剣道場にて「殺陣クラス」の講習をおこないました。今週も、先週と同じように開講間もない頃のような雰囲気の中一人ひとり集中的に見ることが出来ました。今日は初めての体験参加の方がお二人いらっしゃいましたが、かなり濃密な一時間半であったと思われます。間が空いてしまった方や、殺陣の基礎的な部分を集中的におこないたい方は、土曜日は空いてますのでお勧めです。

 そして場所を戸越体育館に変えて夕方の部15時30分~17時00分「剣術クラス」の講習をおこないました。このクラスは、メンバーも安定しており、現在丁度良い人数での講習となっております。以前イオンカルチャークラブの講師をしていた時の生徒でもあるHさんが、私がイオンでの教室を辞めてからも付いて来てくださり、今日も熱心に講習が始まる前から一人自主稽古をされていました。思わず私もそれに応えようと掛ける声に熱が入り、会場作りをしながらも、つい帯刀して手を付けて、それを見ながらまた会場準備に入り、また駆け寄っては手を変えて指導するといった、なんというか、いろいろな事が手に取るように分かるので放ってはおけないのである。

 殺陣クラスでは男性率十割でありましたが、剣術クラスは今日は男性がSさん一人でそのほか九割が女性メンバーでした。そうした中、今日はまず「福袋之型」、「千鳥之型」、「抜付之型」に分かれて、それぞれ進めていきました。

 この型稽古は一人でもおこなえるものとして、身体の使い方とともに、重心位置の把握や、手之内の使い方、床を蹴らない歩法、等々そうしたものを自ら習得していくためのものとして、講習では一通りの形を見せながら手順をお伝えしております。

 常連組の方々は「福袋之型」を一通り最後まで通しでおこないました。これは殺陣クラスでおこなっている「万乃型」もそうですが、動きの間と、静と動の使い方、次なる動きへの重心移動、等々そうしたものが自ら掴み取っていかなくてはなりません。台詞で例えるなら、今は棒読みで台詞を覚えた段階ですから、そのなかから、その言葉、そのシチュエーションがもっとも効果的に伝わる、間であったり、表現であったり、心の移り変わりであったり、そうしたものは、もちろん技術的に身に付ける事が必要なのですが、最も重要な事は、相手との会話が成立しているか、その場の状況に対して浮いていないか違和感が感じられないか、ですから、剣術稽古において、相手を見るということは、相手がその場に居なくとも目線一つで動きそのものに影響してきますので、その大前提を忘れないようにして技術的な部分に目を向けられるとよろしいかと思われます。

 後半は、今日の講習で初めて「払い突き」と「突き返し」をおこないました。私の稽古会ではこのところよくやっている稽古内容ですが、今日の皆さんの反応を見て、思っていた以上に興味深く取り組んでいました。とくに「突き返し」では、ある段階を踏んでからでないと、何もかもが分からなくなってしまう恐れがあります。殺陣の突きとは全く違ったものであり、その突きを巻き落とすようにして、一手間加えながら、手之内の連係が重要になってきます。もちろんその間の脚部は浮きを掛けながら重心移動しております。この「払い突き」と「突き返し」はまた次回の剣の講習でおこないたいと思います。

 最後は抜刀術をおこないました。今日から居合刀を差すことになったTさんもメキメキと上達されております。デスクワークで肩が凝ると仰っていましたが、その当時は動きにもそうした日常の身体の状態が見て取れましたが、今はかなり身体が変わってきたのではないかと思われます。人により早い遅いはありますが、継続していくことである時突然変化が訪れることがあります。生徒達を見てきて、その変化は脚部鍛錬稽古「蟹の前歩き」と「雀足歩法」に表れます。身体が変われば出来なかった事が出来るようになる場合があります。身体が変わるというのは、これまで取れなかった姿勢が取れるようになるということです。それはつまり、可動域が向上したり、身体の芯が出来てくる事も大いに関係しております。逆に言えば、技術的に出来ないというのは、身体の可動域や、体幹の強さが追いついていないということです。ですから、出来ないことをずっと取り組むのは、場合によっては無意味なこともありますし、そのための原因と方法を見つめて、今出来ること、向上出来ることを、見極めて稽古することが、楽しく有意義な時間として生きていけるものであります。

 ですから、段階を踏んでその稽古内容をおこなうということは、そうした理由があるからであり、そこを見極めて自分に必要な内容に目が向けられるかということが自分自身養っていかなければならないところです。もちろん私が指導していますので、それぞれにそった内容を考えておりますが、「自分を見つめる心」というのは、その一回が最初であり最後である積もりでなければ、いつもの自分に陥ってしまいます。(この場合の「いつも」というのは、目標に向けて取り組む純粋な精神状態を失った、雑みのある状態というべきか・・・)いつもの自分であるという事は、今までに経験した事のない気付きを得るには難しいかもしれません。武道場に入る前から、そうした心構えを己に課すということは、私自身成長したいものですから忘れないように肝に銘じておこなっております。

 さあ、明日は15時00分~17時00分 夕方の部と、18時30分~20時30分 夜間の部を品川区総合体育館 剣道場でおこないます。明日は、同じ会場で続けておこないますので、ダブル受講される方は歓迎いたします。明日も混み合うかと思われますが、活気ある一日となりますよう、明日もみなさま宜しくお願いいたします。


2017年4月22日 (土)
『 杖術 特別講習会 』

(お申し込み受付中)

2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

(お申し込み受付中)

『 金山剣術稽古会 』 
(経験不問 御連絡お待ちしております)

2017年4月稽古日程

2017年5月稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-04-16(Sun)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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