本音で思えること

 日曜日の深夜は毎回のことながら、家での行動がのんびりとしてしまう。今日一日最後の作業とも言える記事を書き始めるのだが、現在2時46分である。身体に悪いとは思いながらも、一晩寝てしまうともはや過去のことになってしまい書けなくなってしまうので、眠る前に私にとって重要な稽古記録は残しておかなければならない。

 さて、今日日曜日は、15時00分~21時30分まで品川区戸越体育館剣道場に篭っておりました。夕方の部に続いて夜間の部が同会場でおこなえますと、移動するための撤収作業も無く、そのまま会場に居続けることが出来ますので何ともありがたいことであります。

 今日は天気も清々しく、図書館に寄っていくため家を出る時間を普段より30分ほど早めに出ました。そして電車を乗り継いで戸越銀座商店街を時間調整のためゆっくりと歩いていたところ、後ろから声を掛けられ、「あの、すみません、テレビ東京の者ですがちょっとお時間ありますか?」ということで、10分ほど街頭インタビューを受けました。戸越銀座商店街はふだんからよくテレビの取材がおこなわれているので珍しい事でも無く、私も時間に余裕があったので、丁度いい時間潰しになると思い、色々な質問に答えました。この撮影が使われるかどうかは分かりませんが、(おそらく数秒程度だと思います)一応了承のサインと私の連絡先をお伝えしましたので、その時には連絡が入ることかと思われます。

 インタビューも終わり、突然のことに対して話すことの難しさにこれではいけないと思いながら、振り向いて歩き出したところ、結構な数の人がこちらを見ていたことに気がつき、今度は早足で会場へと向かいました。

 夕方の部では、新たに2名の方が正規受講生となられ、Kさんはさっそく武道具や帯の購入をされ体験参加に来られてから間を空けずに一気に生徒になられました。Hさんは武道経験や殺陣の経験があり、雰囲気からしてベテランの貫禄がありますが、お話されますと非常に柔らかい印象の方だなあと思いました。

 殺陣クラスでは両方の部を通じて「万乃型」が意外に時間の掛かるものだと感じました。ですが、今は全体的にまだ未経験の方ばかりですので、私自身この構えと素振りは、もっと良くなるように研究して行きますので、ジックリと腰を据えて取り組んでいただきたいと思っております。

 後半の斬り込みと廻り込みでは、足運びとタイミングそして斬り付ける動線などを説明いたしました。まだまだ難しいかと思われますが、タイミングが大事ですので、その調整は止まってを間を作るのではなく、大きな動きにすることで間が生まれます。そうしたタイミングの調整は、相手を見ておく習慣が出来ているかに関係してきます。ですから、ふだんの素振りや足運びでも、目で確認する事は、視野の中でおこなうべきことであり、焦点を合わせておこなってはなりません。常に、相手を想定してそこを見ることが大事です。このことは殺陣に限らず剣術、杖術、抜刀術におきましても同様です。

 不安というものは目に表れやすいですから、不安をなくすことが心理面からではなく、身体の外観的な部分からおこなっていくことで、気持ちの面でも変わっていくことがあります。それは夜間の部でもお伝えいたしましたが、やはり確認グセがついてしまうことで、頭が直ぐに下がってしまうと、気持ちの面でも自身が無く見えてしまうものなので、「常に自分の身長よりも高い相手を想定して動いてください、そうしますと身体の動きから気持ちの部分が変わってきますので。」とお伝えいたしました。そうしたことは、殺陣や剣術の時間だけでなく、日常に於いても無意識の習慣を変えていけるものとして取り組んでいただければと思います。身体と心理面は繋がっておりますので、身体から心理面を変えていけるアプローチは、こうした殺陣や剣術では非常に効果的であると考えています。

 今日はアメリカ人でプロのミュージシャンでもあるWさんが一つ大きな前進をいたしました。力みが抜けたことにより、姿勢や纏まりが非常に良くなりました。今日はペアを組んでいただいた相手のWさん(お二人ともWさんですが・・・)に上手く引っ張って頂いたのではないかと思っています。

 夜間の部では、ダブルヘッダーで受講されたTさんと、始まるまでの間少し今月末におこなう立廻りの最後の「斬り結び~払い~胴斬り~袈裟斬り」までをおこないました。今日から真っ白な道衣に袴姿で気合いも入っており、夜間の部でペアを組んだCさんへのアドバイスや相手がやりやすいようにリードしておこなう姿を視界の中で拝見しながら、やはり上達の早い方は、熱意もそうですが、相手に対しての思いやりが廻りまわって自分に返って来ているのだと思いました。これは私がお世話になっている武術の稽古仲間といいますか一緒に稽古をさせていただいている方々を見回してみても、上手な方ほど相手をよく見ていますし、見ようとされています。このことは人としても重要な部分でありますから、当然私はその方々を信頼し尊敬しております。

 今年に入りまして、このGold Castle 殺陣&剣術スクールとしての総合的な発展を感じております。おそらくそこには安定したものがあり、その安定したものがそれぞれの思いで訪れる方にとって、自分のピースを埋めるべく時間になっているのかもしれません。

 今後は私といたしましても、この安定した教室運営の中で、全体としての一体感のために、身体の使い方の向上という分かりやすくハッキリとした目的の中で情熱を持って取り組む次第であります。もちろん、その身体の使い方の向上から、さまざまに気付かれる事があります。先にも述べましたが相手を思いやることで見えてくるもの、身体が変わることで実感出来る心理面の変化、身体の弱点が改善されることで日常生活における何気無い喜びが重なっていきます。

 生徒さん同士での交流も盛んになっているようで、そうしたことを聞きますと、この教室を運営している者としましてはそういう場となっていることに嬉しさが込み上げてきます。やはり、自分でやりたいことをやるということは至難だと思いますが、本音で語れる生活、本音が感謝になる生活、ということは非常にありがたいことだと思っております。人が慕って来てくださる仕事をおこなっているからには、私自身足りないところは山ほど、宇宙ほどありますが、「真っ直ぐでいたい。」という一般社会では中々口に出しづらい言葉をいつまでもいい続けることができる生き方を私は貫き通して行きたいと思います。

 4時を過ぎてしまいましたが、一刻も早く寝たいという気持ちにはなりません。これからもみなさんと共に成長していける日々を、楽しく真剣に味わっていける、そんな大袈裟かもしれませんが命の使い方をしていきたいものです。

 今日もみなさま、ありがとうございました!


 2017年2月25日(土) 「立廻り 特別講習会」
 (お申し込み受付中)
 
 「金山剣術稽古会」 
 (経験不問 御連絡お待ちしております)

 2017年2月 稽古日程

 2017年3月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-02-13(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『Gold Castle 殺陣&剣術スクール』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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