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さあ、7月以降の準備は整った!

 六月最後の日となり2020年も半分が終る。コロナの半年、失われた半年、新しい半年、暗い半年、もうそんなことを書くのもいい加減にしたいところであるが、後半はこの半年で沁み付いた考え方がどのように世間の中で的を得て行くのか傍観に回りたいところである。頭の使い方というのは、教育方針によっては偏りが生じてしまうものであり、時代はその偏りによって世の中を運営していた。しかし、運営危機に接した際に、その偏りからでは発想が乏しくなってしまうことが今回良く解った。まあ、発想と言うよりは、自己保身のエゴ、そこに何のために勉強したのかということの裏が垣間見える。そういうことに嫌気が差して所謂一般的な勉強から遠ざかった人もいるだろうし、生きる実感を求めて道を選び直した人もいるだろう。

 世の中は、道を選び直せるものであるし、追い詰めることなく導いていくことで救われる人も多いだろう。その状況に合わせて人生の選択をし直せば良い。生涯安定楽に過ごすというエゴは、余りに見通しの甘いものであり、自殺の引き金にもなりかねない。結果がそうであるならそれで良しであるが、結果を求めてしまうとそれは違う。天災、人災、疫病、さまざまに起こる日々の中で、怯えていてもしょうがないし、それが関係ないということでもない。その曖昧な納得のなかで、状況の大変化にも対応出来る準備が出来ているか、それでも偏りたい人はどうぞ。という教育の中で、教師も含めた生徒達がどう感じ、何を求めるのか、迷い続けてもいい、何も考えずに試験をパスして社会に出るよりはマトモである。

 
 さて、本日は「クラーチ剣術教室」に行ってきました。七名の参加者の中で賑わいながら講習をおこないました。お休みが長く続いたので、今までの動きをおこなっておりますが、また私の中で閃きがありましたら、新たな内容も織り交ぜながら興味深いものをお伝えしたいと思っております。先週に続き新たに生徒になられたYさんも真剣に取り組まれておりましたし、久しぶりにお越しいただいた八十八歳のKさんも一時間半最後までご参加下さいました。本当にありがとうございます。

 帰宅してからは、七月の稽古会の全日程と、八月の講習会の全日程を確認いたしました。
 金山剣術稽古会、七月の木曜日は、これまで14時から16時まで新宿スポーツセンターでの開催としておりましたが、これを12時~14時まで戸越体育館での開催に変更いたしました。月曜日の稽古会は中止とし、水曜日と木曜日とさせていただきます。

 Gold Castle 殺陣&剣術スクールの八月の日程はも確定いたしました。九月も確定しておりますので、Gold Castleの開催については安定開催の流れに戻りました。

 私個人の稽古としては、一人稽古の確保が十分に出来たので、この七月と八月の期間は、誰からも見えない完全な一人稽古に集中したい。今年から取り組み始めた構えを廃した抜刀術、コントラストを如何に消せるか、その中での速さ。反射を引き出さない速さは、体感でなくとも視覚情報からでも成せるのか。それは剣術も然り、自らの体内の実感で静から動への細分化がテーマとなってまだ実施できていない。慣性が身体を越えた際には前側が残り身となることのさらなる検証。杖術では、コレというものを決めていないが、身体に任せて何かを引き寄せようと思う。体術に関しては一人稽古という訳には行かないが、「蠢動」からの崩しを柔道場なので遠慮なく試してみたい。

 明日から新たに門人が一人加わることになるので、これからの稽古がまた一段と楽しみである。さて、夜からは甲野先生のところで稽古。この間隔なら、何かがありそうだ。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

2020年7月19日(日)『杖整体操』

金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-30(Tue)
 

六月は再会と新たな出会いに感謝

 本日は六月最後の講習。そして文京区での開催も今回で最後。しばらくは江東区や品川区での開催となる運びです。

 今日もお二人の方が正規受講生になられました。Yさんは、体験三回目で講習が中止になってしまい、ようやく生徒になってホッとされたものと思われます。そしてFさんは先週に続いてのW受講から早くも生徒になられました。昨日は約一年ぶりに参加された方もいらっしゃいますし、長期お休みされていた方にとっても、今回の自粛期間というのは、身体からのサインに素直に応じやすくなっているのかもしれません。

 殺陣教室はさまざまにありますが、教室の色、指導者の本質、生徒の雰囲気、それはもう教室毎に違ってくるものです。当スクールの場合は、お陰様でFacebookやTwitterをしていなくても、ホームページからお問い合わせを頂けておりますし、それだけでも訪れる方の雰囲気と言うのは違ってくるものだと感じております。

 今日は中学一年生のM君が体験初参加にいらっしゃいました。お母様と弟さんもご一緒に見学され、賑わう会場の中楽しんで頂けた様で良かったです。私はいつものように、あっちに行ったりこっちに行ったりしながら、生徒や体験参加の方々の状況に応じてタクトを振っております。

 俳優のSさんもお越しになられ、元気なお姿を拝見することが出来ました。十代の生徒達も増えて来ました。今のように殺陣から入り、剣術や杖術など、徐々に身体の使い方を学んでいくことで、数年後一斉に上達した若い生徒達が誕生するのではないかと感じております。その中で、卒業される方も入れば、長く続く方もいるだろうし、私と同じ道を目指す人も現れるかもしれません。尤も私のやり方では生活が大変ですのでお勧めはいたしませんが、もっと私以上にやっていける人は普通に現れると思います。長く続けていくためには、技量や知識以上に大事なものがありますので、そこを誘惑に負けてしまわないように気をつける事が出来れば、何かが味方してくれるものです。

 今日は、殺陣クラス杖術クラスそれぞれに動きに変化が見られる生徒がいらっしゃいました。恐らくですが、集中に余裕が生まれたことで、微かにでも客観的に感じることが出来たのかもしれません。余裕が全くありませんと、客観的に自分が何をやっているのか、どう動いているのかが解らないものですので、地道にでも考えながらおこなうことで、ある時にその考えを捨てることができ、別の考えに集中と意識が向かうことが出来るようになります。ですから、一気に先に行くことは出来ないのです。自らの集中の配分が少なくて済むように、その動作における感覚を目ではなく、体で感覚的に覚えておくことです。 その積み重ねが、自らを楽にし、新たなものへと取り組むことが可能になります。苦しいのは、目で見たものを形だけ真似して、感覚的な記憶には何も残っていない場合です。そのまま進んで行きますと、意識的に考えてばかりで大変苦しいものです。感覚を養い、次に進むことが大事ですので、視覚に頼らず、自らを把握する感覚の眼を育てることが何より重要です。

 割り合いそういったものは、無意識の間に吸収することがありますので、「なぜだか解らないけど褒められた。」という場合は、無意識のうちにある部分の感覚を掴んだのだと思います。人間誰でも階段の上り下りも無意識でスムーズにやっていることですので。

 さて、7月は深川スポーツセンターでの開催となります。7月から復帰を考えておられる生徒も多いことでしょう。順調に行けば、品川区開催では早々に日曜日はもう一コマ増やして会場を取る必要があるかもしれません。その辺りも今後考えて、生徒全体を把握出来るように務めて参りたいと思っております。

 7/11(土)の抜刀術特別講習会もまだまだ余裕が御座いますので、お申し込みお待ちしております。今回は戸越体育館ですので、想定した数を引いて残り五名程までとなりそうです。定員の可能性もありますので、お早めにご連絡下さい。

 六月は、想定していた以上に生徒の皆様、そして体験参加の皆様にお越しいただくことが出来ました。日々、目にするものは暗い情報ばかりですが、精神的に汚染されてしまわないように、良い気の流れのあるところに身体を置いておくことは身を助けることに繋がります。自分の考えはどこから得た考えなのか、情報化社会に生きる我々は、誰かの日課に影響されてしまっているものです。それが良い日課ならいいのですが、そうでない日課が多いのが現実です。習慣を変えるには習慣をつくること。思うだけでは変えることは出来ませんので、何かに向けて行動を起こすことが、自らの身体と精神を守ることに繋がる筈です。弱肉強食、時代の流れにどう生きていくのか、生きるという事は、生き延びるということではなく、生きた証を重ねて行くことだと思います。それが失われた時代にそれを求めることは酷かもしれませんが、壮大な事を言わせて頂くなら、人類と言う環境が今は破壊されているということなのでしょう。因果応報、自然の摂理が全てなのです。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

2020年7月19日(日)『杖整体操』

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『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-28(Sun)
 

誘われることは稽古になること

 本日は文京スポーツセンター剣道場でGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。杖術では前半「倒れ雀」「馬突き」「旋打」をおこない、鈍った身体には丁度良い内容を組み合わせましたが、間を取りながらおこないましたので、もう少しキツめにやっても良かったかもしれません。

 自宅で出来ない内容ですので、それだけでも皆さんの喜びを感じる内容だったと思います。後半は、「逆足之型」組と「三十連円打」組とに分かれておこないました。動画で、三回に分けて解説しておりますので、次の講習で、「おっ、稽古して来たな。」というのが一瞬で分るものですので、次回、どこまで理解が進んだのかを楽しみにしております。

 逆足之型では、私自身思うところがあり、相手との攻防を形としたものでは、間合いや速度、間、気の入り方、落ち着き方、そうしたさまざまなものを脳が察知し身体に影響を生じさせます。その相手からの誘いに、如何に身体を見失うことなく動じることなく動けるか、その乱れを自身で感じ、原因を探り、その乱れをどのようにして修正して行けるか、また相手側といたしましては、稽古の中で、如何に乱そうと誘えるか、そこに精度が失われては危険なものになってしまいますが、精度の中で探っていくことが、攻防を形とした型稽古では重要であります。このことは、先日私が感じた、身体的な誘いは心理的な誘いに通じるものがあり、それは武術稽古に限らず日常のあらゆるところに存在しているという、稽古場で感じる実感操作なるものから思うに至るのですが、抜刀術のような一人稽古を主体とした中での誘いも取り除くように操作して行かなくてはなりませんが、相手と対峙する型稽古でも、その身体と心理の乱れを治めて行くことも、技との繋がりに欠かせないものであると、当然解っていたつもりであっても、実感操作による精度の安定が体感出来なければ、解らずしてやっていたということだと思うのです。

 本番に弱い人、人前で上手く出来ない人、実力があっても上のステージで活躍できない人、そうした人は、何かしらの誘いに自分で自分の身体と心理面を窮地に追い込んでしまっているのだと思います。その「状況における身体と心理面の差異」、その違いを把握し、どのようにして差異を埋めていくことが出来るのかを稽古して行かなくてはなりません。

 「開き直り」や「状況を楽しむ」というのは、そういった差異を埋める効果もあるのかもしれませんが、身体的実感を変えられる具体性を持った働きとは言い難いものですので、稽古における段階の中で、その部分は常に念頭に置いて取り組むことが望ましいと、私が私に言い聞かせるように感じた次第であります。

 
 明日は、6月最後の講習です。今月はずっと文京区で開催して来ましたが、明日の講習をもってしばらくは、文京区での開催は無くなると思われます。普段あまり利用していない会場だったので、講習が再開して、直ぐに復帰できないもどかしさがあった生徒もいらっしゃることと思います。7月は、深川スポーツセンターでの開催が多くなります。そして8月以降は品川区での開催が増えることになりそうです。

 それでは明日もみなさま12時30分から文京スポーツセンター柔道場でお待ちしております。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

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金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-28(Sun)
 

日常の思考も再開の証

 Gold Castleや、クラーチ剣術教室などは開催したが、私の活動の源泉ともいえる金山剣術稽古会が依然として再開できていない。7/1(水)の戸越体育館から復帰となるが、新宿スポーツセンターの再開については未だ分かっていない。仮に利用不可だとしても、戸越体育館で日程を変更して計画するつもりである。先日の講習で久しぶりに「連続切り返し」をおこなったが、指導中心のため僅かであったが、講習後、干からびた体に水を与えたような感覚が残ったので、やはり体は家で出来ない稽古を色々と待ち望んでいるようだ。

 自粛期間は、蠢動について大きな進展が続いた。脱力の重要性と、蠢くことの大事さ、そして沈むことで相手を崩せることも解り、さらに他の崩し方も試みることが出来た。今は、肘と肩甲骨の連動性を意識しながら独自の思いつきで運動をおこなっているが、忘れかけていた手首の角度と背中の繋がりを今一度あらためて、剣を振りながら体を練っていかなければならない。

 先日のクラーチ剣術教室の帰りの電車の中で、身体感覚の状況が、我が身に迫る条件の違いにより、それに誘われて失われてしまうことは当然のことであるが、その出来る感覚と出来ない感覚が感じられるのであれば、出来ない感覚をどのようにかして出来る感覚に持っていくことは出来る。ということを車内で考え始めた。

 これは、右手で持った胡瓜をその場で手を離し落下させ、下に落ちる前に抜き打ちに斬ることでも感じられるように、最初は全く出来る気がしないし、落ちる前に刀を抜くことすら難しいと、出来る想像が全く働かず、出来ないだろうという断定しか脳裏に浮んでこない。

 しかし、これは思い込みであり、出来たという経験が無い内は、出来るはずがないという思い込みにより、体が出来ないようにしか動かないのである。勿論自分としては全力で取り組んでいるのであるが、この出来ないだろうという嫌な感じを消し去るには、「出来るかもしれない」という可能性を、体の使い方から心理的に感じられるように段階を踏んで行かなくてはならない。

 一気に飛ばしてしまうが、そうした「出来ないだろう」というものを、諦めたり、いつまでも間違った手段で時間を掛けて取り組んでも前には進めない。稽古の中で感覚を掴み、そうしたさまざまな感覚を整理し、通りよくおこなうことで、「出来ないだろう」から「出来るかもしれない」に実感が変わり、さらには「出来るだろう」というふうに変わるのである。

 そうしたことを、武術稽古の中で感じながら出来るもの、出来るかもしれないもの、出来ないもの、それぞれの中で前に進めるための気づきを探りながらおこなっている。その感覚が、クラーチ剣術教室の帰りの電車内で、「そうか、出来ないかもしれないという誘いを出来るかもしれないというふうに変えていくことは、武術稽古に限らず、日常の心理的状況においても常に誘いに対しどう身体と心が調和を持って整っていられるか、対応する状況は同じではないか」ということに、稽古中のような感覚で感じることが出来た。勿論そんなことが全て出来る筈もないが、身体と心理面の誘いにおける、「出来ない」→「出来る」の違いは、本当に些細な出来事の実感と経験であるため、その感覚を持って対処すれば、幾つかのことは心理的な変化として前に進めるのではないかと思ったのである。

 まあ、様々に情報は溢れて目に入ってくるが、私は私のやるべき事、やれる事、そこに邁進し、私自身を前へと進ませて行くことが全てであると思っているので、上を見ず、大事なものを見て、それを大切にしていきたい。基本は一人であること。それがもっとも健全である。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

2020年7月19日(日)『杖整体操』

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金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-27(Sat)
 

守り続けて行くために

 昨日のクラーチ剣術教室では、新たにYさんが入会されました。日本舞踊の経験者ですので腰が安定し、興味深く体を動かしていただきました。あらためて日本舞踊との関連性といいますか、重心であったり身体の整え方には共通した部分が感じられます。

 Mさんもこの二ヶ月の間Oさんと自主稽古されていましたので、動きの中でより難しい始終一致で動く内容をお伝えしましたが、その取り組み方や解釈への集中がこれまでと異なり、自身でおこなう稽古への信頼が増していることを感じました。

 四ヶ月ぶりに復帰のSさんも稽古着で参加され、後方突きなどはとても七十代後半の方の動きとは思えないものとなっております。Hさんも入会されて数ヶ月が経ち、目線や姿勢などこの二ヶ月で良くなっていることに気がつきました。Oさんは、動き終わりの纏まりに芯が感じられるような調和を得られたように感じます。誰一人として、二ヶ月間の間にマイナスになっていないことに、意欲の継続は無意識的にも進展を促すものだと、私にとっても良い経験となりました。 

 講習後は先週に続いてレストランで食事をいただき、先週の会話の流れからSさんのぬか漬けをご馳走になりました。頂いた瞬間に体が楽になる不思議な感じがあり、沢山作ってきて頂きましたが全て食べてしまいました。私も四十代半ばとなり、美味しいものから、体が楽に感じられるものを選ぶように優先順位が変わってきました。とくに発酵食品などはその傾向が強く感じられます。

 在来種と外来種の話になり、その後私の中で感じるのは、植物を含めたさまざまな生き物の中で在来種と外来種の見た目と、増殖のしかたに、もちろん例外もあると思いますが、在来種の自然を損なわない慎ましさというか、品を感じさせるものがあり、今日の日本舞踊との関連で感じた事も含め、身体の使い方や、それに伴う心理的な部分にも、実は人間にも大きく関わっているのだと感じざるを得ませんでした。現代はインターネットの発展に伴い世界が身近に混ざり合ってきておりますが、自然環境がそうであるように、在来の恵みの大切さは失ってはなりませんし、それは世界各国同様に失ってはならない距離感というものがあるように感じます。

 これから先の未来を考えた時に、まだ全く考えられませんが、今の便利さの時代から生まれた人たちの価値観で、便利というもののありがたみや感動に捉われることなく、今の生活スタイルを見直さなければならない事実に気がつき、ネットだけでは具現化できない、未来への希望の道筋が見えてくるような生き方への新たな感動を示すものが必要になってくると思います。

 「守り続けて行くもの」それが自然からの命題かもしれませんし、今はバランスが偏り過ぎている時代だと思います。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

2020年7月19日(日)『杖整体操』

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金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

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甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-24(Wed)
 

やはり身体を鈍らせては駄目である

 夏至を迎えた本日は、文京スポーツセンター柔道場にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。6月は全て文京区での開催となりますが、気が付けば残すところ二回となってしまいました。

 今週もひさしぶりにお会いする生徒達とともに、殺陣クラスでは今回から立廻りタイプKをお伝えいたしました。このタイプKでは、前半の動きはこれまでにおこなった体捌きをそのまま取り入れておりますので、覚え易いものと思われます。後半はまだお伝えしておりませんが、全く新しい動きの連続になりますので、手数は少ないですが完成度を上げて行ける内容に纏めております。

 本日も体験参加の方が数名お越しになられ、今日はWさんが正規受講生となられました。来週もお一人生徒になられる予定ですので、同期が多いと安心感もありますし、皆さん馴染みやすい方が多いのですぐに溶け込めるものと思われます。尤も私自身、溶け込むのが苦手なタイプでもありますので、そういう方の気持ちはよく分るつもりです。

 剣術クラスでは、始めに「連続切り返し」をおこないました。これは身体と感覚を練る稽古ですので、道場での稽古が再開したら、まず私がこれをやりたいと思っておりました。動画にも配信しておりますが、この切り返しは斬るための稽古ではなく、斬るための体捌きを感覚的に養う稽古の一つです。体全体で剣を操作し、浮き身により腰の転回とともに作用点を大きく使い、力点を小さく操作しております。まだ三回までしか出来ない方が殆どですので、四回の切り返しが出来る方を見たいところです。

 最後は時間が殆どありませんでしたが、体捌きのための納刀法と後方突きをお伝えいたしました。今日は時間が押してしまいましたので、再開後は、なるべく講習内容を盛り込みすぎずに臨機応変に対応して行きたいと考えております。

 私の身体も微妙なところで、自粛期間の影響を感じております。いかに日々淡々とおこなっていることが大切であるかを痛感いたします。重い荷物を持って下駄で歩くことも然り。昨日の脚部鍛練稽古で、「これほどの筋肉痛は久しぶりです。」という生徒もいらっしゃったので、それだけ衰えてしまったということでもあります。戻ってきた日常の中で、淡々とおこなえる状況を徐々に上げて行きたいものです。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

2020年7月19日(日)『杖整体操』

金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
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金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-22(Mon)
 

自分らしく生きる

 このブログも2012年から書き続けているが、その第一回目の投稿は武術を始めて三年半が経った日であり、私が独立するキッカケとなった日でもある。その日の内に6行ほどの短い文を投稿したが、それが今日まで継続的に続くとは想定外だった。

 カウンターも付けていないので何人見ているのか分からないが、カウンターを付けてしまうと、それを増やすための記事になってしまい、目的が変わってしまうため敢えて付けないようにしている。今時頻繁にブログを書く人も少なくなってきたと思われるが、ツイッターやインスタグラムを始めてしまうと、恐らくブログは書かなくなってしまうだろう。

 私にとってブログとは、学の無い私にとっての言葉の経験値を積むためのものであり、稽古で得たものを言語化し、それを講習や稽古会で伝えることに役立っている。つまり、私の活動を円滑に働かせるためには欠かせないツールなのである。

 また、DVDなどの制作に当たって原稿を作る際にも、このような経験値は少なくとも活きていると思われるので、ツイッターやインスタグラムのような短い文では私の場合、上手く学習できないのである。

 特に近年のSNSは、機能がお節介になりすぎて、その人の言葉というのが、何か自分の都合が良いように忖度している気配が感じられ、そういう言葉とは別のところで一生懸命になっている時間の使い方というのも、あまり気持ちのいいものではないなと感じるので、自分の話に合う人は良い人で、合わない人は嫌いな人、攻撃してしまえ、みたいな感じがどうにも嫌で、そうしたやりとりは、結局のところSNSというものの手の平の上で転がされているように思えてしまう。

 とはいっても、気持ちの良い発信をされている方や気になる方のSNSは毎日拝見させていただいている。そこで学びながら、自らの情報の使い方というものを考えさせられている。


 さて、本日は先週に比べて気持ちの良い晴れ空となり、文京スポーツセンター柔道場にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。今日は体験参加二回目のTさんが、体験終了を待たずして正規受講生となられました。しばらくは、正規受講生ラッシュが続きそうな気配がありますが、二ヶ月間お休みだったこともあり、その間に時間を掛けて探された方も少なくないと思います。その間私も解説動画などを配信いたしましたので、講習のイメージが付き易かったのかもしれません。数名の方が、体験終了を待たずして正規受講生を申し出ておりますので、私としてはこれまでになかった事として有り難いことだと受け取っております。

 講習では久しぶりの脚部鍛練稽古だった方も多かったと思いますが、これが正確なやり方で楽に出来るようにおこなえることが大事ですので、身体作りをしながら、姿勢を掴んでいくことが腰を落とす際の基盤として重要になってきます。

 素早く動くには抜けていること。しかし、抜けているといっても単に脱力していては力が伝わりませんので、抜けているという感覚が養われているかが大事になってきます。つまり、言葉のニュアンスの受け取り方が、稽古の中で感じた経験からなるものであり、言葉通りに正しく行おうとすれば上手くはいきません。言葉はあくまでも、言語を用いて伝えるためのツールであり、大事なことは、言語ではなく、その空間の中でどう感じ取れるかだと思います。もちろん、お金を頂いて記事を書いて行くような仕事では、誠意を尽くした言葉の説明が求められますが、伝えることと感じ取ることの間では、言語に執着しない方がピンとくることが往々にして起こります。時には言葉が無くてもそれは起こりうることですので、身体から発した言葉というのが、人と人が直接会っておこなう講習会や稽古会ではとても重要であると私は考えております。ですが、それは一つの方法に過ぎませんので、今後私自身といたしましては、言葉の伝え方話し方というもののスキルを高めていく必要があり、それが私にとってのもう一つの稽古であります。

 講習の合間に、先日のDVD撮影でも受けを務めて下さった平田さんに「蠢動」を使った横方向への崩し技を試みたところ、やはり下まで崩すことが出来た。続いて先日発見した新しい崩し方を試みたところ、これも同様に下まで崩すことが出来た。この新しい方の崩しに関しては「これはどうしても無理ですね。」という感想をいただいたので、早く私もこの崩しをお伝えして、私自身どういうふうに崩されるのかを体感したいところである。まだまだ工夫して行かなければならないが、それでも下まで落とすことに関しては疑いが無くなった。それにしても、反射無く崩される蠢動の働きを受けた人は皆一様に驚いている。

 
 帰宅後は、YouTubeに配信してある解説動画5 杖術「十一之型」をインドネシアの方が、自宅の庭で稽古されている映像をコメントと共に送って来られたので、翻訳機能を使ってアドバイスと共に返信コメントを送った。特に国内でも国外でも合気道を学ばれている方は杖の稽古に熱心である。それは、関西特別講習会を開いてくださる世話人の川原田氏からも伺っているし、2018年には品川区西中延にある合気道無限塾東京さんの道場でクリス・クランプトン師範に招いて頂きそこで杖術の講習会をおこなったこともある。合気道の方が求めるのは、流れるような体捌きや力みの無い身体の使い方など、杖は目に見えるものなので、相手を付けての攻防もあるが、これまで学んできた体捌きや柔らかさを杖でどこまで活かせるのか、そこに関心があるのだと思っている。

 今後も解説動画は配信して行く予定であるが、目的は私自身のスキルアップのためと、生徒や門人、そして遠方から映像を観て自主稽古に励みたいという方のためにおこなうものであり、再生回数やチャンネル登録を増やすための動画制作にはしないつもりである。まあそこは私の今の職業としての自覚が問われるところでもあるので、時代の流れと己の行く末を見誤らないようにしたいと思う。(それでも過去に野菜を切ったりしたことがあるが…)

 夜からは某公園まで10km走る。外国人が多く、夜でもシートを敷いてあちらこちらで賑わっている。マスクをしていない人も多く、外国人の集団がハイテンションで盛り上がっていた。思いっきりな密状態。そうした脇を走り見ながら、「ああ、これでこの程度の感染者数なら、人々の意識が元に戻るのも、もう少し暑くなってマスクに耐えられなくなる頃だろうな…」と感じた。勿論いろいろな要因があってのことなので、状況によっては「まずいだろう。」と思うこともあるかもしれないが、今は、パチンコに変わって夜の街がその役割を担って責め立てられているので、世の気を引き締めさせる手立てとして、もうしばらくはそこに皆の注意が注がれるのだろう。


 明日は、12時30分から文京スポーツセンター柔道場で講習をおこないます。また気温がグッと下がりますので、体調管理にはお気をつけ下さい。それでは明日も久しぶりの再会を楽しみにお待ちしております。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

2020年7月19日(日)『杖整体操』

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2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-21(Sun)
 

どこにお金を落すか

 そろそろ歯医者や髪の毛を切りに行こうと思っているが、髪が長いとつい「まだいいか…」と先延ばしにしてしまう。気が付けば半年近く切っていない。私が伸ばしているのは、短い方が何かと面倒だからである。長いと多少伸びても変化が分らないし、切りに行くのも年に三回くらいでいいから経済的でもある。また近年はお店に行くこと事態気が乗らない。後ろの毛だけを切ればいいので誰かにお願いしたいぐらいである。

 だが、行きたいお店もある。そこで御飯を食べることの喜びは、運としか言いようの無い出会いの縁であり、ここ近年は生活の中に欠かせない空間となっている。やはり人なのだ。

 今は、いろいろな業種でも存続していくのに大変な状況となっているが、どこにお金を使うかということを考えてしまう。店によりいろいろ違いはあるにせよ、やはり存続して欲しいと思える人のところにお金を使うようにしたい。それはきっと同じように思う人も多いことだろう。

 先日、蠢動による崩し技をまた一つ考案することができた。蠢動は、通常崩せないものが崩せるようになるため、その崩しを用いれば技になるものが今後まだまだ見つかるだろう。しかし、蠢動だけでは技までには達しないので、全体の流れというものが自然に掴めるよう稽古して行かなくてはならない。これに関しては、やるべき事が見えているので、体術稽古としてはしばらく纏まったものになるだろう。

 背中の発力や蠢動など、少しずつではあるが私なりに進んだことがある。これまで、体重を上げるように意識していたが、感覚的に使える体重の上限が見えてきたので、速さやキレに向けた身体と感覚の方向にシフトしたいと思う。

 明日は13時から、文京スポーツセンター柔道場で講習です。先週の土曜日とは時間と会場が違いますので、お間違えの無いようにお気をつけ下さい。最寄り駅は丸の内線「茗荷谷駅」です。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

2020年7月19日(日)『杖整体操』

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甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-20(Sat)
 

『杖整体操』開催のお知らせ

2020年7月19日(日)に 『杖整体操』おこないます。 

テレワークなどで身体が硬くなった方、とくに背中や肋間筋をほぐすには杖整体操は効果的です。
また日々の暗い情報で、心身ともに疲れてしまわれた方にとりましても、むしろそういう方の方がこの杖整体体操の効果が発揮されると思われます。誰でも簡単に出来るのが杖整体操の特徴です。形をお伝えしますが、その方にあった自由な形が一番です。

前回6/14(日)の開催でも好評でしたので、ご都合がよろしければ続けてご参加お待ちしております。会場も広く、初めての方でも安心してご参加いただけます。貸し出し用の杖も数本ご用意しておりますので、お申し込みお待ちしております。また、杖をお持ちの方は飛び入り参加でも大丈夫です。


杖整体体操①
杖整体操②
杖整体操③
杖整体操④
杖整体操⑤


【開催日】
2020年7月19日(日)


【開催時間】
15時10分~16時40分


【会場】
深川 スポーツセンター 柔道場


【参加費】
2.000円


【お申し込み方法】
Gold Castle 殺陣&剣術スクールのホームページ、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「杖の有無」 

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師

2020-06-16(Tue)
 

再開に感謝。クラーチ剣術教室

 まずは、品川区のホームページが昨日更新され、7/1から武道場が再開することが決定いたしました。これにより予定通り、金山剣術稽古会とGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習が開催出来ます。もちろん、世情の変化により中止となる可能性も考えられますが、計画は立て易くなりました。残りは新宿スポーツセンターの情報を待つばかりです。

 さて、本日はクラーチ剣術教室の再開となり、朝早く起きれるか少々不安でしたが、1時頃に就寝し、5時30分頃にパチッと目が覚めたものの、まだ早すぎるとモゾモゾとしながら6時30分頃に起きました。私の場合、目覚めてしまうと一気に覚醒するようで、突然シャキッと動くことが難しくなく、以前夢を見すぎて寝坊したときには、起床後20分で準備を済ませていつもの時刻に駅に間に合うことが出来ました。

 自粛期間中は、なかなか眠れない日が続いたこともありましたが、それは不安からではなく、身体がまだ生活に馴染んでいないことが要因だったのではないかと思います。先週の土日と講習が再開してからは、ウトウトするたびに目覚めることなく、スーッと眠りに導かれております。身体を使うこと、頭を使うこと、人と実際に会うこと、それらが同時に行われることで、今までのサイクルが整ってくるような、ようやく草木に水が与えられたような、そのような気分です。先日の講習に参加された方々も、気持ちよく眠りにつけたのではないでしょうか。

 今日はスタッフの皆様とも久しぶりにお会いし、ご心配いただきながら、6月中に教室の再開をご判断下さり感謝しております。生徒の皆様とも久し振りの再会となりました。二ヶ月間と言うのは、意識的にも無意識的にも変化するには十分な期間ですので、そうした変化を肌で感じながらも、やはり、直接会って身体を動かすということの重要性を確認する良い経験となりました。

 休みの間にOさんとMさんが杖術「三十連円打」をずっと自主稽古されていたようで、今日はその三十連円打を一番から三十番までおこないました。Mさんが最後まで出来るようになり、ご本人がとても嬉しそうにされておりました。同じくOさんもその光景を見て喜ばれていたでしょう。私としても、私が居ない間に自主的に継続して最後まで出来るようになったことが、一番の成果ではないかと嬉しく思っております。もちろん、Mさんだけでなく、それをずっと支えてきたOさんにとりましても、良い稽古になったと思われます。

 その他の皆様も、最後まで出来るようになっておりますし、それぞれにお部屋などで得物を触っていたものと思われます。Sさんは、いつも通りの元気な姿に、思わず忘れてましたが四ヶ月ぶりの再開でした。それでも、殆ど忘れずに動けていますから、頭で考えて解らなくても身体が動いてくれるという、そこに対する信頼がすでに芽生えているようです。Wさんは、身体を動かすことが生活の一部になっていることで安心していられるものがあると思いますので、今回の自粛期間は辛かっただろうと思います。Hさんは、熱心さの炎が弱まることなく、変わらぬ気持ちで取り組んでおられました。そこには、本気で時間を掛けて取り組む中でのビジョンがあるのだと思われます。マイペースが長続きの秘訣ですから良い事だと思います。その他にもお休みされていた方もいらっしゃいますが、ご自身のペースで無理なく安心して参加頂ければそれが一番ですので、無理してやらないことです。無理をしたいときと言うのは、頭で考えるよりも、身体がそうしたくてしょうがない状態になってしまうものですから、その時の無理は無理にはなりませんので、怪我のリスクに関しましても、身体が望めば低いですし、望んでいないのにやってしまうと思わぬ所を傷めてしまうものです。「武術稽古は身体との対話」でもありますので、一方通行の対話でなく、自らの身体というもう一人の自分から聴き出せる耳を持てることも重要です。そういたしますと、信用の経験が加算されていきますので、身体もその信用に応じて、もっとアドバイスをくれるようになります。

 今日は珍しく講習時にお一人見学に来られました。こうしたタイミングというのもご縁ですので、失うものもあれば得るものもある、そんな人とのご縁はGold Castleの再開でも感じますし、自然という流れの一部に適った出来事なのだと思っております。

 クラーチ剣術教室も八月で丸六年となりますが、また少しずつ私も含めた全体を成長させて行きたいと思っております。とにかく、人々の気が滅入る情報が延々と続いておりますので、そんなものに余計に感染しないように、身体と頭と心で予防していきたいと思います。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-16(Tue)
 

初参加の方々に感動していただけた杖整体操

 Gold Castleの講習後は、同会場で「杖整体操」の特別講習会を開催いたしました。

 この杖整体操は、二年前の八月から講習会をおこなっておりますが、徐々に内容も整理されてきました。昔は、冒頭に「ゆっくり走り」や、「重ね誘対法」、「揺らぎと振動」などを取り入れたりいたしましたが、導入に際して人によっては集中が乱れてしまうためメニューから外しました。そして長く取り入れることになったのが「杖乗解し」です。これは誰でも副交感神経が優位に働くもので、私としても家でこれだけをやる日も少なくありません。しかし、講習会でおこなうにはあまりにも簡単なものなので、これに時間を費やすことに葛藤があります。しかし、「最後に、今日やった内容の中で好きなものをご自由にやって下さい。」と瞑想前におこなう、集中の仕切り直しとしてその時間を割いておりますが、殆どの方がこの「杖乗解し」をされていたので、(ただ、杖の上に寝っころがるだけなので)簡単ではありますが、時間を割いて良かったと安堵いたしました。

 「杖整体操」では、身体が疲れたり凝ったりしている人には、直ぐに気持ちよさが感じられやすいものですが、緊張していたり、意識がなかなか集中状態に入れず考えすぎてしまったりする場合には効果が損なわれてしまいます。そのため、導入の部分で時間を割いて丁寧に空間を作り上げることが必要になります。自らの集中は空間の集中になり、全体の効きを高めることに繋がります。

 そういう意味で今日は、初参加の方々の集中が全体の空間を高めて下さった様に感じます。もちろん常連の方々も良い空間作りをされているので、毎回効果的な講習となっておりますが、講習後に初参加の方々が、感動的に感想を述べて下さいましたことに私も感動いたしました。杖という一本の丸棒が、武器にもなればこのように身体の調整器具として最適なサイズでもあります。簡素な得物だけに私には大変魅力的に映るようになりました。

 この杖整体操には、身体だけでなく、効果的な作用が感じられた場合、心理的な部分まで解放されるような働きを感じます。そのバリアを破るには、導入が大事になりますので、今後も丁寧に良い部分を選び順序を整えておこないたいと思います。

 次回は、7/19(日)15時10分~16時40分 深川スポーツセンター 柔道場で開催いたします。近日中にこちらのブログで発表させていただきます。難しくありませんので、友人などを誘ってのご参加も喜ばれるかと思います。

 本日お越しいただいた皆様、ありがとうございました。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-15(Mon)
 

同一空間での喜び

 二ヶ月というのは、習慣をいつの間にか変え、忘れさせる時間である。講習を再開して、今まで当たり前のようにおこなっていた習慣というものが、たった二ヶ月で薄れてしまうのかと、再開して初めて気がついた。と同時に、いかに有難い日々であるのかを痛感する。

 昨日の記事にも書いたが、経済の循環がお金なら、心と精神の循環は、人と人とが直接に触れ合うことにある。これに勝る感動は無い。しかし、今はソーシャルディスタンスという事が世の常識になろうとしている。情報化社会になり臨機応変が許容され難い現代では、今後も全て決まったことが正しいこととして世の中を蔓延っていくのだと思われる。文明の利器と、それらを利用する我々が作り出したものなので因果応報ということだろう。


 さて、本日は文京スポーツセンター柔道場にて、Gold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。昨日土曜日は、いつも通りの参加人数だったため、今日はかなり少ないのではないかと予想していましたが、一コマだけだったこともあり、いつものように賑わう講習となりました。暫くは、コマ数を増やさないように開催して行く予定ですが、落ち着いてきましたら状況を見て、土曜日日曜日共に2コマでの開催を考えております。

 更衣室で、今年H大学に入学したK君と一緒になり、会話の中で、「まだ大学に行けていないので高校4年生の気分です。」と話され「おお、なるほどなあ!」と妙に納得してしまいました。オンラインでは実感も湧かないだろうし、早く戻って欲しいものです。続いて中学三年生になったK君も、塾があるため講習の半分だけを受けて行かれましたが、短い時間でも電車を乗り継いで来て下さることに頭が下がる思いです。親御様のご理解あってのことですので、有難いことだと思っております。

 そして今日は昨日に続き体験参加の方がお越しになられました。お母様が見学される中、殺陣クラス、杖術クラスとW受講されました。まだ若い参加者ですので、講習の最初の方と最後の方では、明らかに姿勢が良くなりました。姿勢というのも最初は技術的なものですので、ただ良くしなければならない、というものではありません。骨格の関連性を知って、その中で元となる原因を探り、そこを直すように集中するのです。骨格の関連が解らないまま何となく良い姿勢になろうとしても、それは骨盤を後ろに傾けたまま椅子に座って胸を伸ばすようなもので、無理のある違和感の中での矯正になってしまいます。自ら納得し、新たな実感を得て、それを関連性の中で取り入れていくことが出来るには、興味を持つことの中で、ジックリ自分の身体と向き合う時間が必要になります。初めての経験で殺陣クラスと杖術クラスを受講されたのは大変だったと思いますが、それでも「楽しかったです。」と感想を言ってもらえて良かったですし、お母様も安心されたのではないかと思います。

 殺陣クラスでは、今回から杖を使っての立廻をお伝えいたしました。想像していたように皆さんの興味津々な目の色に、少しずつ動きをお伝えして参りました。それほど難しく無い動きだと思いますが、武術的要素で構成しておりますので、初めての方には手足の動きを一致させるのに苦労されておりました。私の予想では、杖での立廻りをおこなうことで、剣の動きにも上達が見られるものと想定しております。杖では、身体の把握意識が高まるものですから、剣を持った際に、今まで気が付かなかったことに自分で沢山気が付けるようになるものと思われます。

 杖術クラスでは、最近解説動画5で配信した「十一之型」をおこないました。私としても、この十一之型は、今後見直して行かなければならない部分が出てくると思いますので、頼りにしていたものというのが意外に問題点だったりするものですから、そういうところから観て行きたいと考えております。

 次回の土日は、体験参加のお申し込み枠が残り1名ずつとなっておりますので、予定されている方はお早めにご連絡ください。これより先のお申し込みも受け付けております。それでは皆様、ひさしぶりの再会となりましたが、また今後ともよろしくお願いいたします。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-15(Mon)
 

身体が懐かしむように

 本日は、生憎の雨となりましたが文京総合体育館剣道場にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。二ヶ月と一週間振りの再開となり、諸々の段取りが薄っすらしたものになり忘れがちになっておりましたが、終ってみればいつものように盛り上がる講習となりました。

 講習では、空調を入れていますが、窓を開けているため、湿度が高く気温以上に熱中症には気をつけなければならないところです。マスクに関しましては、講習中は代表者に任せられているので、着用されたい方は着用して行っていただくようにお伝えいたしました。今日は皆さん外して普段通りにおこなっていただいておりました。

 今日から正規受講生となられたNさんも、三十連円打の一人稽古を熱心にされている方の一人です。ようやく正規受講生となって、心理的にホッとされているのではないでしょうか。今日は相手をつけての三十連円打でしたが、やはり勝手が違うようで苦労されておりました。一人稽古の情報と相手が付いての情報と言うのは違うものですので、他の皆さんにも言えることですが、相手が付いたことを想定しておこない、実際に相手を付けて失敗しやすいところを覚えておくことです。誘われてしまわないように視覚で覚えないことです。

 そして体験初参加のTさんは、終始楽しそうに杖を扱っていたのが印象に残りました。皆さんも同じだと思いますし私もそうでしたが、やはり、久しぶりに広い場所で存分に動けることは嬉しいものです。

 シニアの生徒達も、本降りの中お越しいただき、私の方が水分補給を心配するほど熱心に取り組まれておりました。あらためて、このような教室の役割というものを肌で実感することが出来ました。経済はお金で回って行きますが、人の意欲や元気と健康は、心と精神で回っているものと思います。長く中断したことで視野が広がったことは、私にとってプラスになったことの一つです。

 明日も、同じような天候になりそうですが、日曜日の生徒達との再会も楽しみにしております。しばらく休講される生徒達も何人かいらっしゃいますので、復帰される頃には、色々な段取りが上手く出来ているように、直ぐに再開出来るように流れを作っておきたいと思っております。

 明日は、12時30分~14時30分まで文京スポーツセンター 柔道場で開催いたします。体験参加のお申し込みも深夜まで受け付けております。会場は駅から徒歩5分と近く、広くて綺麗なところですので、アクセス的に多少時間が掛かっても、損はしない施設です。講習後は、15時30分~17時頃まで同会場で「杖整体操」の特別講習会を開催いたします。まだ受付は可能ですので、杖をお持ちで無い方は深夜まで受付可能です。杖をお持ちの方は当日飛び入りでのご参加でも大丈夫です。

 きっと、久しぶりに動いた後の、杖整体操は格別の気持ちよさが得られるものと思われます。お越しになられる方は、心と身体を労ってあげるつもりで向き合われると良い結果となるでしょう。

 会場の間違えが無いようにお越しください。最寄り駅は、東京メトロ丸の内線「茗荷谷駅」です。


2020年6月14日(日)『杖整体操』

2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-13(Sat)
 

明日から再開

 昨日は、7月の講習日程と稽古日程が確定したので、すぐにホームページやブログで更新。併せて『抜刀術 特別講習会』を掲載した。

 東京も梅雨入りし、これからジメジメとした日々が増えそうだ。しかし、心は晴れやか、明日から講習が再開となる。明日はあいにくの雨だが、気温は20度台前半となり、最近の暑さに比べるとやや肌寒い一日となるかもしれない。


 明日の会場は、文京総合体育館 剣道場で12時30分から杖術クラスの講習をおこないます。最寄り駅は「本郷三丁目」東京メトロ丸の内線や、都営大江戸線からのアクセスとなります。最近はあまり利用していない会場なので、間違えて文京スポーツセンターの方へ行かないようにお気をつけください。そちらは明後日14日(日)に開催となります。

 今夜は20時に「解説動画5 杖術編」を配信いたします。「十一之型」を解説しておりますので、まだ最後まで行っていない方はご参考にしてみてください。

 二ヶ月以上中断しておりましたが、また皆様とお会いできることを楽しみにしております。


2020年6月14日(日)『杖整体操』

2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-12(Fri)
 

2020年7月 武術稽古日程


7月01日 水曜日  金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場


            
7月02日 木曜日  金山剣術稽古会
         15時00分~17時00分
         戸越体育館 柔道場



7月04日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分         
         深川スポーツセンター 剣道場


       
7月05日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分         
         深川スポーツセンター 柔道場



7月07日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口
         

            
7月09日 木曜日  金山剣術稽古会
         15時00分~17時00分
         戸越体育館 柔道場

         

7月11日 土曜日  抜刀術 特別講習会
         15時00分~17時00分
         戸越体育館 剣道場



7月12日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分         
         深川スポーツセンター 剣道場



7月14日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口
         
 

7月15日 水曜日  金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場
       


7月16日 木曜日  金山剣術稽古会
         15時00分~17時00分
         戸越体育館 柔道場

         

7月18日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時00分
         15時30分~17時00分         
         戸越体育館 剣道場



7月19日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分         
         深川スポーツセンター 柔道場
         杖整体操
         15時10分~16時40分         
         深川スポーツセンター 柔道場



7月21日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口
                 


7月23日 木曜日  金山剣術稽古会
         15時00分~17時00分
         戸越体育館 柔道場



7月25日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分         
         深川スポーツセンター 剣道場

         

7月26日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分         
         深川スポーツセンター 剣道場



7月28日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口



7月29日 水曜日  金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場



7月30日 木曜日  金山剣術稽古会
         15時00分~17時00分
         戸越体育館 柔道場





 金山剣術稽古会 入会希望の方へ


【 新宿スポーツセンターでの稽古時間 】
◇(月曜日)17時00分~21時00分
毎月第四月曜日は休館日のためお休みとなります。
(第四月曜日が祝日の場合は翌火曜日がお休みです)


【 戸越体育館での稽古時間 】
◇(水曜日/隔週)12時00分~14時00分 
◇(木曜日/毎週)15時00分~17時00分
 

完全予約制ですのでお早めに御連絡下さい。
前月までに御予約の入っていない日はお休みとなる場合が御座います。
お申し込みは金山剣術稽古会のサイト
https://www.kanayama-kenjutsu.com より御連絡下さい。

都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。

2020-06-11(Thu)
 

『抜刀術 特別講習会』のお知らせ

2020年7月11日(土) 戸越体育館 剣道場にて抜刀術の特別講習会を開催いたします。

居合刀で抜刀術の稽古を集中的におこないたい方や、抜刀術独特の身体感を得るために、二時間抜刀術と納刀法をおこないます。今回は、初となる構えの無い状態からの抜刀をお伝えする予定です。(鞘付木刀も可)

この特別講習会では、現在私の稽古としている抜刀術や納刀法をお伝えして参ります。その中から参加者の方々に合った稽古法をお伝えしていきたいと思います。(初心者の方でもおこなえる内容があります)


2019.04.06 抜刀術 特別講習会
(写真はBABジャパン制作による2018年DVD撮影の一コマ)


【開催時間】
15時00分~17時00分 『抜刀術/納刀法』
(懇親会はありません)


【会場】
戸越体育館 剣道場


【参加費】
講習会 3.000円


【お申し込み方法】
ホームページ、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「帯・居合刀の有無」(鞘付木刀でも構いません) 
上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


≪参考動画≫
2019年 抜刀術

かざあな。抜刀術編

2020-06-11(Thu)
 

慣性と身体の作用

 昨日は長時間のパソコン作業となったため、右肩に痺れるような痛みが出てしまった。夜、風呂上りに杖整体操をおこない、どういうふうに杖に腕を掛ければいいのか、どういうふうに杖を動かすのか、どの辺りで留まるのかを身体に訊きながら、気持ちよさの導きに従い「ここだ!」という場所で、一瞬ピリッとした痺れが走ったが、その後右肩の痺れが無くなり、可動域も良くなった。あらためて、身体の悪いところは痛み、その痛みを取り除くために、気持ちよさの導きに従って無理をせず良い所で留まる、という至ってシンプルなものが、自分でおこなう調整法としては間違いがないものと感じる。もちろん私は専門化ではないので、これが正解かどうかは断定できないが、この二年間、自分の身体を通じて検証してきた結果、やはり「気持ちが良いということは、悪い箇所がある」ということである。この身体からのサインに間違いはないだろう。これが身体からの声なのだ。とうぜん、悪いところが痛い所でもあるので、気持ちの良いところというのは、端的に言えば、悪い原因を作り出している「反対の動作、反対の方向、反対の伸縮など」である。杖を使う事で、自分でやっていて自分でやっていないような気持ちよさが得られる。今夜も遅くなったが、これを書き終えた後に、気持ちの良い所を探して杖に身体を委ねたいと思う。

 そんな昨日は、パソコン作業の合間に、フト10年ほど連絡を取っていないH氏の事が気になったのでネットで探してみると、今年の2月に商業映画で長編監督デビューされており現在も都内近郊や全国で公開中となっていて驚いた。H氏とは共通の知人の紹介で知り合うことになり、初めて会ったのがH氏の引越し作業の手伝い。当時H氏が監督した中編映画の公開が終った後であり、その事よりも引越しが大変であったことを良く覚えている。まあ、そういう状況だからこそ互いを知るというか、いちばん内側を見るというか、結局三回引越しの手伝いをしたという不思議な縁であった。歳も同じか私の方が少し上だったかもしれないが、当時は私も色々と思い悩んでいた時期だったので、何度か居酒屋で語り合ったこともあった。あれから10年が過ぎ、私も環境が大きく変わり、今の自分を生きている。H氏のこれからの活躍を願っている。

 さて、本日は今週の金曜日に公開予定の「解説動画5 杖術編」の字幕を作成し終わり、再度BABジャパンからのジャケットの確認作業も終えた。夕方から杖術と剣術の稽古を自室でおこなう。

 お腹が空いていたかのように、手之内が杖の接触を喜んでいる。自室ではあまり杖を振り回せないが、それでも結構なことが出来た。杖の操法には流派によって違いがあるが、稽古をすればするほど身体が解れるような操法も、身体づくりには重要である。指関節、手首、肘、肩、肩甲骨、上半身だけでもさまざまな箇所の可動域を使いながら、同時にメンテナンスにもなっている。やはり、杖の稽古は重要であり、杖整体操も含め、杖という一本の丸棒の効果と言うのは計り知れないものがある。

 剣術では袈裟斬りに気づきがあった。尤もそれはこれまで無意識におこなっていたものだと思われるが、無意識ゆえに精度にバラツキがあった。それは、「慣性が身体を追い越すと、前足も残り身となる」ということが分ったのである。つまり。剣を振った際に、その慣性の働きで、背中が引っ張られるように重さを乗せていたつもりであったが、どうやらそうではなく、慣性の働きに前足がグッと前方へ引かれて行っていたのである。頭の中では、身体の後ろ側が引っ張られるものと認識していたのであったが、身体の前側であったことに、「長く勘違いをしていたものだ…」と、どうしてバラツキがあったのかがこれで解ったのであった。

 それに気がついた事で、今度はその場でおこなう下段からの正面斬りについても、鋒が旋回し慣性に前足が引っ張られるようにおこなうと、身体に掛かる負荷が軽減し嫌な感じが薄れた。前に進みながらの正面斬りは以前からおこなっていたが、その場での正面斬りについては、最終的に慣性に前足が引かれるように運用しなければ身体の使い方として負担が大きいと思われる。このことは、先月1時間45分で下段からの正面斬りを2.000回おこなったが、平均すると3秒に一回ぐらいのペースでひたすら振り続けなければならないが、合間に汗を拭いたり、数の確認をしたりしていたので、そうした時間を削ればもっと短い間隔で振っていたことになるだろう。 今までこのような、数で素振りをしたことがなかったので、身体がどうなるのかを検証するためにおこなったが、結果として、直後に膝を痛め、数日間上半身の感覚が鈍くなり正面斬りがつまらなくなった。やはり、その時にどういう感覚でやっていたかが、身体の習得機能として働いていると思われるので、感覚が遠のいていった時には止めておいた方がいい。さらに重要なことは、慣性エネルギーは自らに負荷として掛かってくるので、それを逃がすように移動エネルギーに変換する必要がある。整理すると、慣性は既に身体を通り過ぎたものであり、身体と言うのは全てが残り身となる。そしてその残り身を慣性に引かせるには、身体の前側から引かれなければならない。前が詰まっていては後ろは引かれない。だから、前足の引き上げと慣性の関連は私の実感する剣の振りに対して今後も重要な研究材料となっている。体術との関連もありそうであるが、今はまだ考えないようにしたい。

 さあ、今夜はここまで。杖に身を委ねて身体を整えて眠りにつこう。また明日は、幾つかの更新作業を予定している。


2020年6月14日(日) 『杖整体操』(お申し込み受付中)

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金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-11(Thu)
 

再開に向けた一日

 本日は、活動再開に向けた大きな一日とあって、朝9時から夕方まで、パソコンの前で作業に務めました。

 Gold Castle 殺陣&剣術スクールの開催は、今週から毎週土日の開催が確保出来ました。会場は全て文京区となるため、アクセスでご負担を掛けることになってしまいますが、いずれも綺麗な会場ですので、安心してお越しいただけるものと思われます。

 施設側からは、毎回入館時に検温と、目的を訪ねられると思いますので、その際には「Gold Castle 殺陣&剣術スクールの講習に来ました。」と仰って頂くようにお願い申し上げます。

 7月、8月もおおむね会場は確保できておりますので、安心しているところです。しかしながら、再開と言いましても生徒の皆様にとりましては、仕事の状況が変わってしまった方も多くいらっしゃることと思いますので、再会まではまだまだ時間が掛かるものと感じております。

 講習では、殺陣クラスの内容を新たな展開に進めたいと思います。本来は4月29日に立廻り特別講習会を計画し、そこで撮影を考えておりましたし、それ以前の講習でも若い生徒達の映像を残しておきたいと考えておりました。

 しかしながら、今回の出来事で撮影に残すこと無く次に進めることになりますが、総合的な判断から、心機一転新たなものを一から始めた方が、意欲の高まりが引き出せるものとして判断いたしました。これまでおこなってきた動きも無駄にはなっておらず、そこで得たものは芯も絡みも、次の動きに身になっているものです。14日(日)の講習では「立廻りタイプJ」として、芯が杖を用いておこなう初の試みです。1月からすでにこの動きは確認しておりますので、生徒達にとっても楽しめるものになるでしょう。今後、殺陣クラスは隔週で内容を変えますので、21日(日)はこれまでのように剣を使っての立廻りとなります。これまでのように、一対四ではなく、一対二での立廻り構成ですので、隔週毎におこなっても覚えられる手数に押さえてあります。(もちろん一気に全部は覚えられませんが)

 13日(土)の杖術クラスでは、一人稽古などで、三十連円打をされていた方もいらっしゃると思いますので、相手を付けてこれまでの稽古の確認を味わっていただければと思います。二ヶ月間が空きましたので、新しい内容というよりは、基礎的なものから、懐かしむような感覚で進めて行こうと思っております。

 金山剣術稽古会に関しましては、主要会場である、新宿スポーツセンターや、戸越体育館、江東区スポーツ会館などが、利用できない状況ですので6月はお休みとさせていただきます。この中止期間に熱心な方から、入会希望のご連絡を頂いておりますので、7月には再開したいところです。また、Gold Castleに関しましても、体験参加の方を長らくお待たせしておりましたので、日程の変更に伴い一旦キャンセルされた方も含め、久しぶりにこうしたお問い合わせの日々が戻ってきそうです。
 
 そして、第二弾となるBABジャパンから発売のDVD【古武術は美しい】が7/20の発売と決定いたしました。第一弾のDVD【古武術は速い】を観られた方にはより理解が深まるものと思われますし、初めてご覧になられる方でも解りやすく的を絞って解説いたしました。予約サイトに関しましての情報は追って発表させて頂きたいと思います。

 東京は今年初の真夏日となりましたが、この二ヶ月間マスクを付ける事が欠かせない習慣となってしまった方々にとっては、熱中症に対しこれまで以上に気をつけなければなりません。それはすなわち、もう一つの危険が迫っているということでもありますので、自衛の意識は、テレビ情報やネット情報だけでなく、自らの身体を感じる意識の習慣が何よりも重要ですので、とくに運動をされるご高齢の方は、首の後ろを冷やすスカーフのようなものを併用したりして、十分ご注意ください。
 
 ようやく猫も入れ替えることができましたので、私も次に向けて進んで行きたいと思います。


2020年6月14日(日) 『杖整体操』(お申し込み受付中)

金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-09(Tue)
 

2020年6月 武術稽古日程

       
6月13日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時00分
         文京総合体育館 剣道場



6月14日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時30分
         文京スポーツセンター 柔道場
         杖整体操
         15時30分~17時00分
         文京スポーツセンター 柔道場




6月16日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口



6月20日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時00分~14時30分         
         文京スポーツセンター 柔道場



6月21日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時30分
         文京スポーツセンター 柔道場



6月23日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口



6月27日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時00分~14時30分         
         文京スポーツセンター 剣道場



6月28日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時30分
         文京スポーツセンター 柔道場



6月30日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口





 金山剣術稽古会 入会希望の方へ


【 新宿スポーツセンターでの稽古時間 】
◇(月曜日)17時00分~21時00分
毎月第四月曜日は休館日のためお休みとなります。
(第四月曜日が祝日の場合は翌火曜日がお休みです)

◇(木曜日/毎週)14時00分~16時00分 


【 戸越体育館での稽古時間 】
◇(水曜日/隔週)12時00分~14時00分 


完全予約制ですのでお早めに御連絡下さい。
前月までに御予約の入っていない日はお休みとなる場合が御座います。
お申し込みは金山剣術稽古会のホームページ
https://www.kanayama-kenjutsu.com より御連絡下さい。

金山剣術稽古会は、会場が休館のためお休みとなりますので御了承下さい。

2020-06-09(Tue)
 

『杖整体操』開催のお知らせ

2020年6月14日(日)に 『杖整体操』おこないます。 

テレワークなどで身体が硬くなった方、とくに背中や肋間筋をほぐすには杖整体操は効果的です。
また日々の暗い情報で、心身ともに疲れてしまわれた方にとりましても、むしろそういう方の方がこの杖整体体操の効果が発揮されると思われます。誰でも簡単に出来るのが杖整体操の特徴です。形をお伝えしますが、その方にあった自由な形が一番です。開催まで日が迫っておりますが、会場も広いため安心してご参加いただけるものと思います。貸し出し用の杖も数本ご用意しておりますので、お申し込みお待ちしております。また、杖をお持ちの方は飛び入り参加でも大丈夫です。


杖整体体操①
杖整体操②
杖整体操③
杖整体操④
杖整体操⑤


【開催日】
2020年6月14日(日)


【開催時間】
15時30分~17時00分


【会場】
文京スポーツセンター 柔道場


【参加費】
2.000円


【お申し込み方法】
Gold Castle 殺陣&剣術スクールのホームページ、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「杖の有無」 

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師

2020-06-09(Tue)
 

出来ない現実から始まる

 本日月曜日は、BABジャパンから7月中旬に発売されるDVD【古武術は美しい】のジャケットを確認。色合いのバランスが整っており、無駄が無く、未経験者の方でも手に取りやすいジャケットと言えるだろう。剣術では、甲野先生が名付けて下さった鍔迫り合いからの技「鶴嘴崩し」(かくはしくずし)であったり、杖術では、腿の引き上げを使った呼雀による威力とその流れからの潰し技、抜刀術は三本をご紹介し、いずれも構えない状態からの発剣となる。そして最後の体術では、五つほど動きをご紹介させていただき、その中でも「蠢動」をお伝えすることが出来た。

 この「蠢動」は、2019年4月10日の稽古で発見したものであるが、2020年4月の撮影時まで、講習会や稽古会を経てさまざまに蠢動の利きを検討したものである。しかし、一番驚いたのは、撮影が終って5月22日の稽古で立っている相手を崩すことが出来るようになったことであった。これは、蠢動の利きが上がったのではなく、甲野先生のアドバイスで「沈む」ということが、極めて有効であると突然出来てしまったことから知ったのである。

 しかしながら、体術というのはさまざまな働きが意識的にも無意識的にも関わっていなければ利かないものであり、そうした経験からなる調和というか、感覚のようなものが「なんとなく出来るものと出来ないものを感じさせる」のである。武術を始めた頃は、剣術、杖術、抜刀術稽古などが殆どであり、たまに槍術や薙刀などの研究稽古もおこなってきたが、体術に関しては全く学ぶ機会がなかった。その代わり中国武術を学んでいたが、今では殆ど記憶に残っていない。やはり身体が望むものというのは人それぞれに違うのである。やがて独立し、一人稽古に明け暮れる日々が続いたが、体術に関しては、井上欣也さんと当時は月に一度、研究稽古をしていたが、自ら研究して稽古をするという状況にはならず、2015年頃からようやく体術の研究稽古が進むようになった。

 もっとも私の中に、体術はいずれ集中的なものとなるだろうから、今は剣や杖で身体を練り感覚を磨くことが先決であると感じていたので焦ることは無かった。やがて、少しずつであるが、出来ないという現実を突きつけられ、それから長くないうちに出来るように、その瞬間に気が付けるものが生まれ始めた。もちろん、気が付けずにいるものもあるが、「出来ない現実から始まる」ということに、徐々に信頼がおけるようになり、匂いを感じられるようになってきた。今後も、剣術、杖術、抜刀術とのバランスを取るように身体が体術から何かを掴もうとしているような気配があるが、全てにおいて、稽古の中で「あの部分を何とかしたい」という興味ある課題があるので、それらを確認するには、稽古時間がかなり必要になる。そしてその時間が全てなのだろう。

 そういえば、先週の金曜日に杖術と剣術と抜刀術の合わせ稽古の動画を配信した。
 https://www.youtube.com/watch?v=VbKyqW3-DAI

 未熟ながらも、甲野先生の技を幾つかやらせていただいているが、あらためてその技の難しさを感じる。だが、その難しさに身体の使い方のヒントがあり、先ほども記した「出来ない現実から始まる」ということが、前に進むための一歩となっている。そうした技の手掛かりから、その先にある何かを求め、未だ見ぬその世界を知るための心身となるべく、今を生きて行かなくてはならない。

 明日火曜日は活動再開に向けての大きな一日となるので、この結果を受けて私のスイッチも完全に再開モードに切り替わることになるだろう。意識的にも、無意識的にもこの二ヶ月間は何かしら変化が起きている筈なので、また再び皆と共に励んで行きたいと思う。


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2020-06-09(Tue)
 

2020年は過渡期なのか

 新しい生活とは、街中除菌を小まめにして人との距離を開けることよりも、地球環境を犠牲にしてまで、人が豊かに成り過ぎる意識を変えることこそが、本当の新しい生活として各国が舵を切らなければならないのではなかろうか。

 食べさせるための宣伝、痩せさせるための宣伝、人工的に作られた豪華なものやカッコいいもの美しいもの、高層住宅が乱立し、地面はコンクリートで蓋がされてしまう。不自然なビル風や、日差しの照り返し、自らを苦しめているのはこうしたことに需要と供給を作り出してしまったこと。災害に対して必要なものはあるが、都会の華やかさや他県、他国に対する見栄など、今回の出来事でそんなものが、生きて行くのにどう大事であるのかを考えさせられた人は多いと思う。環境保全に則した需要と供給を生み出し、そこに向けた教育を小さい頃からおこない、不特定多数ばかりの表向きの付き合いよりも、身体を使った密な人との交流が、各分野において長く人と人とを繋ぐものである。

 死はいつ訪れるか分らないし、それはどの生き物にとっても同じことである。ならば、次に生まれたときに過ごしやすい環境であるほうが、それぞれの生き物にとっても前向きに捉えていける。死も自然の循環の一つに過ぎないのだから。今の我々の意識だって、次の生も、そのまた次の生でも、同じように考えているのだから。

 ウイルスを完全にやっつけて、人間同士の不自然なコミュニケーションを、これからの新しい世のあり方として定着させようと本気で考えているのだろうか…それはきっと、自分の立場の可愛さからなる、馬鹿げたセンスの無い落としどころとして、今の贅沢から精神的に肥満した世の中を生きている一部の人間の回答なのだから、人間、そこまでなるかと感じざるを得ない。それぞれに生活があるため、切り変えることは出来ないだろうが、徐々にこれからの世代に向けて、新たな(古き良き)価値観に需要と供給を生み出し、そこへ舵を切って行くことが新しい生活として本当に必要なものであると思っている。そのためには、そこに近い現場の人間がどう動くか、また、動かない人間に近い人間がどう動くのか、そうした連鎖が関わっている。

 業と欲が作り出したもの。それを知らしめているのが2020年なのだろう。オリンピックより得たものは大きい筈。


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2020-06-08(Mon)
 

6/13(土)12時30分~14時00分 文京総合体育館での開催が確定しました

 本日は、文京区で6/9までの期間、一コマだけ予約が可能でしたので、文京総合体育館剣道場を予約いたしました。

 文京区ではこれまで、スポーツセンターを多く利用しておりましたが、会場に空きが無かったため、随分久し振りとなる文京区本郷にある総合体育館での開催となります。間違えて茗荷谷のスポーツセンターへ行かないようにお気をつけ下さい。また、品川区の総合体育館でもありませんので、お間違えの無いようにお願い申し上げます。

 ホームページにも掲載しておりますが、アクセスをこちらにも掲載しておきます。

≪都営地下鉄大江戸線 本郷三丁目駅からのルート≫徒歩5分位

都営地下鉄大江戸線 本郷三丁目5番出口より地上に出ます。
(4番出口は、エスカレーターが途中までしかありませんのでエレベーターを乗り継いでの5番出口をお勧めいたします。)
地上に出ますと、目の前に春日通りがあり、右側にあるトヨタレンタカーを目印に右方向に直進いたします。しばらく歩きますと春日通りを挟んで本郷消防署がありますので、目の前の横断歩道を渡ります。隣にある本富士警察署の角を左に曲がりますと、左手に文京総合体育館があります。


≪東京メトロ丸ノ内線 本郷三丁目駅からのルート≫徒歩8分位

東京メトロ丸ノ内線 本郷三丁目2番出口より地上に出ます。
(大江戸線に比べてエスカレーター1本と地上までの距離が短いです。)
改札を出て右側の2番出口方面へ進みます。30メートル位進みますと本郷通りが見えますので左に曲がります。50メートル位進み、春日通りとの交差点を渡ります。そうしますと本富士警察署本郷交番がありますので、今度は右に渡ります。あとは真っ直ぐ春日通り沿いを進みますと左手に本郷消防署と本富士警察署が見えてきますのでその角を左に曲がりますと、文京総合体育館があります。
 
 6/14(日)以降の予約は、6/9にあらためて追加発表したいと思っておりますので、もう暫くお待ち下さい。


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2020-06-06(Sat)
 

月刊秘伝の取材を受けました

 本日は、7月14日に発売予定の「月刊秘伝」(BABジャパン)8月号の取材を受けました。

 内容は、7月中旬に発売予定のDVDの中から幾つかの技を抜粋して解説したものです。その後のインタビューでは、今回で三回目となるBABジャパンのIさんとライターのKさんでしたので、解れるような感覚でお話をさせていただきました。

 今回は某公園で取材をおこなっていただきましたが、受けを務めて下さった渡部氏の車に乗って全てがスムーズに進行いたしました。考えて見れば自動車に乗るのは数ヶ月ぶりですが、極めて便利だと、当たり前のことですが電車移動と車移動との差を痛感いたしました。

 東京に住んで十六年目になりますが、今日の取材で訪れた公園は、「こんな風景がここにあったのか!」と驚きました。電車だとアクセスが大変ですが、そういう場所だからこそ守られているものがあるのだと思います。車向けの公園ですね、またいつか訪れてみたいと思います。

 今回は「蠢動」について、実際にIさんとKさんにも蠢動を受けて頂き、その違いを実感していただきました。取材では、DVDの時にはまだ気が付いていなかった、立っている相手を横に崩す「蠢動による横倒し」立位版を解説いたしました。今回は私が沈まなくとも崩せてしまいましたが、地面が畳みのようなギリギリまで踏ん張っていられる状況でこの技をおこなうと、沈みによる立っていられない崩しがより鮮明になったものと思われます。この蠢動には「弱所散助」の働きが得られ、加速度的に作用いたします。そのために相手は、反射する必要性も感じない内に状況が一変してしまうのです。その辺りの詳細は、今度のDVDでお伝えしておりますが、7月14日発売の月刊秘伝8月号でもお伝えしております。

 今回は、ライターのKさんが合気道を学ばれておりますので、受けていただいたり、IさんとKさんとで互いに違いを確認していただくこともできました。このように、蠢動の効果は誰でも直ぐに実感しやすいものです。原理が解ればあとは、応用して技を増やしていけますので、他流の方でも大いに役立てていただけることと思われます。

 今回、三回目の取材を受けさせていただくことができ、私としてもまた一つ大きな経験をさせていただくことが出来ました。まだまだ足りない部分が多く反省ばかりでありますが、武術稽古と同じようにこういう経験も次に活かせるように進展させて行きたいと思っております。BABジャパンのIさん、ライターのKさん、そして車の運転と受けを務めて下さった渡部氏にも感謝のお礼を申し上げます。


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2020-06-05(Fri)
 

機器の進化には個人の人間性が左右する

 四月五月と生活に馴染んできたが、六月に入り少しずつギアを上げて行かなくてはならない。明日は、日常の手続きや再来週配信予定の解説動画の字幕編集などに取り掛かる予定。今週金曜日配信の動画は、これまで期間限定公開で配信していたテスト撮影の動画集を一纏めにしたものを配信する予定。配信後は期間限定公開としていた動画を全て削除する予定。その総集編となる映像には、これまで配信したものやまだ配信していないものなどが含まれ、剣術、杖術、抜刀術の映像を一纏めにして配信するのは今回が初めてとなる。約二年半前の映像なので、当時の映像と変わった部分も多いし新たな動きも生まれた。もっともWEB動画『かざあな。』でおこなう技を限定していたので、今回の映像は、普段稽古しているものの一部の動きとなっている。

 動画というのは簡単に撮影でき、これまでに撮影したものは埋もれてしまうものであるが、この「かざあな。」三部作については、当初から長く残す映像として企画し、私がお願いしたい人に協力を頂き、実現することができた。

 今後は、演武動画というよりは、解説動画として、生徒達や門人達が自主稽古出来るように配信したいと思っている。私の場合は規模は小さいが、全て私が目を通し直接コメントに返信させていただいている。徐々に海外からの熱心な方からの反応もあるので、最近は性能が上がった翻訳機能を使って会話が出来るようになった。

 さまざまな機能が向上すれば、扱いやすくなり、個人でおこなう事が可能となってくる。今の時代は機器の発達が個人レベルでかなりのものを作成できるようになっているので、対価を得ていくということが、直接的なものとして可能となり、規模が小さくとも間引かれるものが少ない。そして全て自分の裁量でおこなえるため生活が自由である。

 芸能に関しても、近年はYoutubeチャンネルを開設した人が増え続けている。つまりこれまでのYoutube=素人が作る映像から、プロも参加して作る映像になり、ただ、Youtubeと言っていたものが、Youtubeチャンネルという風に、継続的に動画を配信するという意味合いを持つ言葉になり、何かしら格が上がったような印象を受ける。

 私もこれまで、動画配信で広告収入を頂くことに嫌悪感を感じていたが、それが当然の時代となっていることで価値観が変わり、個人で活動をおこなうための手段として必要なものだと感じてきた。(もっとも私の場合、広告収入を頂く条件にすら達していないが…)だがここで、広告収入のためだけに映像配信をおこなってしまっては本末転倒になってしまうので気をつけなければならない。おそらくそれは、数字に表れないところで、シッカリと見定められていることは間違いないと思っている。また、芸能事務所のように、一定数の安定した数字を持っているクリエイターには、マネジメント契約が交わされ、おそらく広告収入の何割かがそこに振り分けられていると思われる。つまり、タレントの発掘が、一定数の数字を持つ動画配信者であり、その人をマネージメントしながら、広告収入の割合でビジネスが成り立っているのだろう。

 芸能の世界を目指す人にとっても、芸能事務所に所属するという事が大前提となっているが、それは大変なことであり、また事務所に入ってからも大変である。今後、フリーとなって動画配信から芸能の道を選択するタレントも続いて行くだろうし、そういう道が開いていることも事実である。しかし、人が増えれば自ずと淘汰されて行くものであり、状況はより厳しいものとなっていく、時代は常に先で動いており、確固たるものが自分に無ければ安易に考えては現状打破は難しいだろう。

 どのような道を選択しようとも、信頼と信用が無くては物事は協力して進められないので、そこで線引きされるものがあることは明白である。

 個人で色々な事が出来る時代と言うのは、逆に自分自身がどういう人間であるのかということが、表裏の視点から見えてしまうものなので、自らだけではなく関わる人も含めその辺りは確実にしておかなければならない。


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2020-06-04(Thu)
 

その「何か」を自分で探るために

 深夜0時を過ぎ、ついに六月に入りました。三月の最後の日曜日から今日まで全ての講習や稽古会が中止のままです。毎週当たり前のようにお会いしていた方々とも離れ二ヶ月が経ちました。

 先日一斉メールでご連絡させていただいた方々からご返信をいただき、六十五歳以上の生徒さん達からも元気なお返事を頂くことが出来ました。また、小学五年生になったM君が自主稽古している映像をお母様から送って頂きました。
 
 この二ヶ月間というのは、おそらく、稽古が再開されたときの意欲を積み立てている時期でもあるかと思いますので、再開の折には、皆さんが「待ってました!」と伸び伸び出来るように、身体を広い空間で動かしたい、気になっていたところを知りたい、相手を付けて動きたい、等々たくさんの思いが溢れるように感じられることでしょう。今の時期というのは、一人稽古が主になりますが、そこで得た自分なりの稽古感覚というのは、状況が追い込まれなければなかなか自分で感じにくいものであります。つまり、答えを待つのではなく、答えを探さなくてはなりませんので、自問自答に踏み入って行かなければなりません。

 しかし、この自問自答こそが、上達への思考を育てるものであり、ときに時間を忘れ夢中になる「何か」を知る経験をいたします。

 それは、正解でなくとも、自分で考えた方法を試みて、どうであったかを自分で判断することに意味があります。ですので、こんなことを試してもしょうがないだろうと思うことでも、やらないよりはやったほうがマシという事が多いものですので、遺跡の発掘作業のように、どこに何があるのか分からない所から何が出てくるのかをたくさん失敗して、その中から「これは!」と、感じられるものをストックするのです。となりますと、一つ一つ適当には出来ませんので自ずと集中や感覚が引き出されます。ですから、時間経過の事など全く頭に入らず、気が付けば延々と同じような事を微調整しながら数時間おこなっていた、というような事も起きてしまいますが、そういう時というのは、嫌な疲れ方はしませんので、身体にとって良くないという事はないでしょう。その日、興味のある事からやっていくことがお勧めです。そして、その興味のあることというのは、実際にやってみて初めて分かるものであります。動く前から、決めていたとしても、いざ動いて見たときに、興味の対象が別の得物や別の技になったときには躊躇無くそちらを選ぶことです。それが何かしらの導きになっていることが殆どですので。身体は無意識的な部分でそれを察知しているのでしょう。

 一人稽古が習慣化した方、また、忙しくてまだそれほどやっていない方、さまざまだと思いますが、まだしばらく日にちがありますので、自ら「何か」を知るために、その日興味のあることをやってみるといいでしょう。ですので、得物はなるべく袋から出して目に付きやすいところへ置いておくことです。稽古をしないとしても、それは出来ることですので。ペットを飼ってらっしゃる方はチョット工夫が必要かもしれませんね。

 先日金曜日に解説動画4 杖術「三十連円打(三)」を配信いたしました。
 これで一番から三十番まで全ての動きを解説しながら配信することが出来ました。夜間屋外のため、見え難い箇所や、風で聞こえ難い箇所などが御座いますが、日本語字幕設定にして頂きますと、確認しやすいと思いますので、選択されることをお勧めいたします。

(これまでに配信した解説動画をここにリンクいたします)
解説動画1 杖術「繋之型」

解説動画2 杖術「三十連円打(一)」

解説動画3 杖術「三十連円打(二)」


ご質問はご遠慮なくお待ちしております!


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2020-06-01(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンDVD
『古武術は速い』指導・監修

2020年
BABジャパンDVD
『古武術は美しい』指導・監修

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