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ふしぎなことと共に

 大晦日から一ヶ月が経つ。2020年、令和二年という文字にも馴染んだ。今の話題は新型コロナウイルスの伝染である。一ヵ月後には思いも寄らぬ出来事になっているのが世の中というもの。心もさまざまに動かされる。安定はつまらないものであるが、望みたいものでもある。考える事は生きていく中で必要なものであるが、何を考えるかによって、その人によっては息苦しくなってしまうものでもある。人は千差万別な生き物であり、だからこそ、情報によって喜びに満ちる人もいれば苦しみに苛まれる人もいる。千差万別の中で生きていくには、自身の水に合った環境を求めそこに時間を置ける事。まずはそこから整えることが出来れば多くの問題は失われていくかもしれない。すべてを均一化に考え、環境に合わせるように生きていくのは大変な苦しみを蒙る人も出てくるはずだ。

 私もさまざまに環境を変えて生きてきたが、今思えることは、どの環境であっても基本的な人の役割は変らないという事。そう、それは能力というより役割だといえる。それは人そのものというよりは、環境があって組織があって人が構成されれば自ずとそれを形としていく中で、人それぞれの役目が無意識的に決定されてしまう。

 だから、この環境に行けば救われるとか、自分はやっていけるだろう、というよりも、この環境では自分はどういった役割になるのだろうか…ということを考えたほうがいい。それは実際に行動しなければ分からないものでもあるが、今の自分の苦しみがどうにかなるものなのか、どうにもならないものなのかを考えた時に、人間関係も含め、この先を考えて行く中で周囲の役割に翻弄されない自らの立ち位置を定め、そのなかで自分の生き方を貫いて行ければいいのではないだろうか。

 私自身もそうであるが、大抵の事は解っているつもりである。それを踏まえた上でその先を予測し、起こりうるであろう事象に対する心の準備は備えているつもりである。私の場合は一切争わないということがこれまでの人生でもそうであるが、生き残っていく術であると信じている。


 前置きが長くなってしまいましたが、今夜は睡眠中の夢についてやんわりと書こうと思います。稽古と同じで、優先順位が今この瞬間の旬に行ってしまうため、書こうと思っていた事が書けない事もしばしばあります。

 昨夜はある夢を見て、円形状の砂の中に顔まで埋まりながら、とつぜんあるベテラン女優さんの顔と名前が出てきて、その人が言いそうなセリフを、そのひとの言い方で喋ったところで目覚めてしまい、ハッキリ記憶が残っておりましたので、その女優さんの名前とセリフを携帯電話のメモに書いたまま、再び眠りについたのですが、今度は金縛りに遭い、慣れているため怖さは無いのですが、いつものようにそこに入る気配を感じながら(夢なのですが)その瞬間にとある願いをお願いし、直後に頭を重く押さえられたのが何とも生々しい感じでした。脳が起きて体が寝ている状態なのですが、一度起きたのち、再び金縛りにあってしまい、これは夢なのか目が覚めていたのかハッキリしないのですが、部屋の中に弾けるような音が連続して響いておりました。子供の頃から金縛りは多かったのですが、当時は怖いものでしたが、30代になってからは「おお、ひさしぶりにきたか!」という感じで、嫌な実感がなくなってきました。

 おっと、やんわり書こうとおもっていたのに、変わり者だとおもわれてしまう文面になりつつありますね。

 まあ、本当に金縛りの体験は多く、金縛り以外にも霊は見たこと無いのですが、不思議なものをハッキリ見たことはあります。まあその話は書きませんが、今日起きてからパソコンでその女優さんの名前を入力したところ、漢字は違っておりましたが、読みがピッタリ合っていましたので驚きました。まあ恥ずかしいので書いといて何なんですが、誰かは訊かないでください(笑)。

 これまで不思議なことが起こると気味の悪いものでしたが、近年は私に関わる事でしたら逆に、勇気付けられるものに感じ方が変わりました。

 信じられるものや信じられないものというのはそれぞれにあると思いますが、別に信じるも信じないも無く、珍しいことに追求はいたしませんがそうしたものがあるのかという何かしらの意思をうっすらと感じることはあります。

 スピリチュアルなことに私自身興味はありませんが、救いのようなものは信じたいと思っております。

 それにしても一日一日はいろいろですね。明日も長丁場、大きな一日となりそうです!


2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

2020年2月24日(月/振休)『杖整体操』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年1月 武術稽古日程

2020年2月 武術稽古日程

2020年3月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-31(Fri)
 

太陽神経叢の意識

 春のような日差しが昨日今日と続いているが、まったく着るものに困ってしまう。月曜日は真冬の寒さであり、未明にかけて雪が降った。火曜日は終日雨、夜からは雨脚も強くなった。まさにバラエティーに富んだ各曜日の天候である。

 雨が降りしきった火曜日の夜は荏原中延にある「隣町珈琲」というお店で、オーナーであり文筆家の平川克己さんと甲野善紀先生の対談イベントがおこなわれ、ギュウギュウの満席の中ひさしぶりにアシスタントとして参加させていただきました。対談はあっという間に時間が過ぎてしまうような興味深いお話が沢山あり、最後は甲野先生の実演がおこなわれ、技を受けられた方々はたいへん驚いた様子でした。平川さんとも少しですがお話出来ましたし、店長さんやお店のスタッフの方々にもお世話になりました。なにせ満席のため居場所に困っていた私は、途中からカウンター内に入って観ておりました。得難い経験をまた一つさせていただき誠に有難う御座いました。

 
 本日木曜日は、高田馬場にて渡部氏とA氏と稽古。
 太陽神経叢(たいようしんけいそう)について意識しながら動きを確認。以前中丹田は司令塔的働きがあると、私の実感で書いたことがあったが、太陽神経叢は第二の脳と言われているように、みぞおち辺りにある各神経細胞が、放射線状に各臓器に伸びていることからその名称が付けられたそうである。自らの太陽神経叢の状態確認方法を昨日A先生から学んだので、私なりに考案した杖整体操と併せながら確認し、これからの身体の状態というものを丁寧に把握していかなければならない。

 剣術では払いからの上腕斬りが新たに生まれた。そのあとに正面斬りへと続くが、出来たものが技というかその形として先行しているため、あとからどうやっているのかを自分で確認。これは速さもありながら有効な剣の操法であるため、明後日の剣術特別講習会に急遽取り入れようと思っている。

 これまで胴斬りのような横に剣を振る際には、初太刀として左側に振ることはあっても、右側に振ることは殆ど無かった。そのため必然的に左側への太刀筋ばかりを稽古していたが、今回のように返しの太刀筋としてならば非常に有効であり、攻防一体に近い感覚で右側への水平斬りが展開できる。これは上腕を狙っているが、首でも面でも、或いは軌道を少し変えて籠手でも流れの中でおこなえる。その中で最も一つの流れとなり易い軌道が上腕への水平斬りだったので、体捌きの精度を上げながら、今まであまりおこなわなかった右側水平方向への太刀筋を稽古していかなければならない。

 最後におこなった小太刀では、新しく考案した「引き込み潰し」において正中線と体の開きが崩しに有効であることも解った。明後日の特別講習会では、色々な人に試せるので、どのような崩し方となるのか私自身稽古になるし楽しみにしている。

 明後日の剣術特別講習会では、大刀二時間、小太刀二時間、合わせて四時間おこないます。大刀では新たな内容のものが御座いますので常連の皆様も興味深く取り組めるものと思われます。小太刀につきましては普段の講習では割合的に少ないものでですから、二時間集中的におこなうことで、得られる感覚は多いかと思います。月に一度の特別講習会では、他流の方も参加されておりますので、ご興味のある方はご連絡お待ちしております。


2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

2020年2月24日(月/振休)『杖整体操』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年1月 武術稽古日程

2020年2月 武術稽古日程

2020年3月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-30(Thu)
 

クラーチ剣術教室の雰囲気が引き締まりました

 本日火曜日は、朝起きてカーテン開けたら外は真っ白!だったらどうしようと思いながら外を確認。ネットの予報通り僅かな雪が残っていただけで、安心して講習に向いました。
 電車が10分程遅れていたものの、いつも余裕を持って保険を2つほど掛けているので、まだこの五年間で遅刻したことはありません。

 さて、本日の「クラーチ剣術教室」では先週のSさんに続いて今週ももう一人のSさんが道衣に袴を着てお越しになられました。やはり、雰囲気が変わるもので、その人そのものからも感じますが、教室の空間も大きく変わったような気がいたします。あらためて稽古着は上達を待ってではなく、早い内に着て来られたほうが良いと私は思います。

 講習ではひさしぶりに三十連円打を相手を付けておこないましたが、少し期間が空いてしまったせいか後ろへ下がりながらおこなう足運びに悩まれておりました。今年は11月の文化祭に初めて参加する予定ですので、この三十連円打もその中の一つとしてステージの広さを考えながら動きを組み立てて行きたいと考えております。その他には、繋之型も考えているところです。剣の方では、「後方突き」「巴抜き」「抜付之型」「真っ向突き之型」「赤城の山」なども検討中です。

 ただ燃え尽き症候群になってしまわないように、あまり完成度を求めず、「来年リベンジしてやる!」と思っていただける位の状態で良しとしようかとも思っておりますが、参加される方は一生懸命稽古されるものと想像しております。私としては、普段やっている内容をそのままやっていただこうと思っておりますが、いざ本番となりますと、今からいろいろな姿が目に浮んでしまうのですが、それも楽しみの一部ですので、そうした中でもやって来た事が証明されるものにはしたいと思っております。

 それにしましても、稽古着姿というのは想像していたよりも似合っているものです。現在四人の方が道衣に袴で稽古されておりますが、こうした和の装いはご年配の方の方が自然な着こなしに見えますので、表情も心なしか引き締まって透明度が増したような感じがいたします。これからも稽古着を揃えて良かったと思えるような動きがお伝えできることと、そうした中から笑いが絶えない教室であり続けるように私も励んで参ります。本日もお越しいただいた皆様ありがとうございました!


2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

2020年2月24日(月/振休)『杖整体操』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
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金山剣術稽古会

2020年1月 武術稽古日程

2020年2月 武術稽古日程

2020年3月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-29(Wed)
 

2020年3月 武術稽古日程


3月01日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時00分~14時00分
         15時00分~17時00分
         品川区総合体育館 剣道場



3月03日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口
         
 

3月04日 水曜日  金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場

         

3月07日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         09時30分~11時00分
         12時30分~14時00分         
         戸越体育館 剣道場



3月08日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分
         深川スポーツセンター 剣道場



3月10日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口
         


3月11日 水曜日  金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場

         

3月14日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時00分         
         品川区総合体育館 柔道場



3月15日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時00分~14時00分
         品川区総合体育館 柔道場
         15時00分~17時00分
         品川区総合体育館 剣道場



3月17日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口



3月18日 水曜日  金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場
                 


3月19日 木曜日  金山剣術稽古会
         15時00分~17時00分
         戸越体育館 柔道場



3月20日 金曜日  杖術 特別講習会
         15時00分~17時00分
         品川区総合体育館 柔道場
         18時00分~懇親会



3月21日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時00分
         戸越体育館 剣道場
         


3月22日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時00分~14時00分
         品川区総合体育館 柔道場

         杖整体操
         15時00分~16時30分
         品川区総合体育館 柔道場



3月26日 木曜日  金山剣術稽古会
         15時00分~17時00分
         戸越体育館 柔道場



3月28日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時00分
         15時30分~17時00分         
         戸越体育館 剣道場



3月29日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分
         深川スポーツセンター 剣道場
新型コロナウイルスの影響に伴い中止となりました



3月31日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口
新型コロナウイルスの影響に伴い中止となりました






 金山剣術稽古会 入会希望の方へ


【 新宿スポーツセンターでの稽古時間 】
◇(月曜日)17時00分~21時00分
毎月第四月曜日は休館日のためお休みとなります。
(第四月曜日が祝日の場合は翌火曜日がお休みです)

◇(木曜日/毎週)14時00分~16時00分 


【 戸越体育館での稽古時間 】
◇(水曜日/隔週)12時00分~14時00分 


完全予約制ですのでお早めに御連絡下さい。
前月までに御予約の入っていない日はお休みとなる場合が御座います。
お申し込みは金山剣術稽古会のホームページ
https://www.kanayama-kenjutsu.com より御連絡下さい。

都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。

2020-01-27(Mon)
 

セリフの威力

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第二話を今夜観ました。普段大河ドラマを観る時間はないのですが、今夜は佐藤誠さんが出演されますのでテレビの前でスタンバイしておりました。毛利十郎という役で、高橋克典さん演じる織田信秀に合戦の報告をしているシーンです。見逃された方は再放送でぜひ。

 さて、本日のGold Castle 殺陣&剣術スクールでは珍しく体験参加者のいない日となりました。そのせいもあってか、基礎稽古として「払い五斬」をおこなったのち、それらを繋いで即興の立廻りを一対一でおこないました。

 動きは入ってきているのですが、どうにもリアクションの声などが弱すぎて立廻りに見えないことから、即興でセリフを言っていただきました。

 そうしますと、動きが見違えるほど良くなり自然とリアクションが出来るようになっておりました。これは一つ一つリアクションや細かな指示をするよりも、一つのセリフを入れたことで、それらをゆうに凌ぐ芝居勘が出るものだと私にとっても大きな経験でした。

 以前はセリフを少し入れながらおこなっていた時期もありましたが、近年はずっとセリフを入れずに動きとキッカケの声とリアクションの声のみでおこなっておりました。しかし、これまでの撮影や、今回のセリフによる動きの激変ぶりを何組も観る事が出来ましたので、今後も状況を見ながら短いセリフなどを取り入れて行こうと思います。何より場が楽しくなりますので。

 立廻りでは「一対四瞬殺」をおこないました。ここでは、全体的に動きが入ってきましたので、状況設定を決めて、その前後の違いを見せるようにおこなっていただきました。これについては、講習後にセリフを作りましたので次回状況によっては芯と絡みBのみ短いセリフを交わしながらおこなっていただきます。セリフに付きましては棒読みでも下手でも全く構いません。動きの間やリアクションに自然と導かれる効果がありますので。セリフの良し悪しは一切問いません。真面目に面白味を追求しそこに技術が入っていることが総合的な学びのバランスとしては密度の濃いものとして良いのではないかと感じた次第です。

 杖術クラスでは、単体技を丁寧におこない、次に「払い突き」をおこないました。この中で中学二年生のSくんとK君のお二人に膝を抜き重心を使って滑るように移動する稽古をおこなっていただきました。隣でおこなっていたK君とFさんも一緒に興味をもって取り組んでいただきました。前重心で移動した際に重心をコントロールしなければ前足が床を噛むように止まってしまいますので、動き出しとその後の重心の把握について、予定を変更しておこなっていただきました。

 しばらくすると、重心感覚が身体に入ったようで、後ろ足が残ることなく滑るように移動出来ておりました。このように今まで未経験のものを身体で実感でき会得した瞬間と言うのは嬉しいものです。中学生や小学生の生徒達は、全く萎縮することなく伸び伸びとやっております。かといって、場を乱すようなことは殆ど無く、真剣な面を見ておりますので、その分伸び伸びとさせてあげられます。講習後などは、競い合うようにモップを取りに行き喜んで走りながらモップ掛けをしてくれております。その子供らしさと真剣な時間のバランスを見ながら子供達の成長を感じていきたいと思います。

 本日もお越しいただいた皆様、ありがとうございました。


2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

2020年2月24日(月/振休)『杖整体操』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


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2020年1月 武術稽古日程

2020年2月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-27(Mon)
 

本日はNさんが正規受講生になられました

 さて、本日のGold Castle 殺陣&剣術スクールは、戸越体育館剣道場にて昼から杖術クラス、夕方からは殺陣基礎クラスを開催いたしました。

 杖術クラスでは、新幹線で通われているNさんが体験期間を終えて正規受講生となられました。正規受講生と言いましても、私が何か発行する訳ではありませんし、入会金等も一切頂いておりません。講習で必要な武道具や帯を揃えて頂くのみです。講習では体験参加の方も生徒の皆さんもそれぞれ観ておりますが、お月謝をお支払いしながらここに通うと決めた生徒達への想いは受け止めております。古参の生徒達もこの土曜日に集中されております。皆一様にホームページのお問い合わせからご連絡をいただき、体験参加期間を経て正規受講生となられました。それから数年が経ち、講習では色々なことをやってきましたが、少しずつ全体的に身に付いてきたのを感じます。生徒の皆さんが興味を持ち続けて来て下さる理由の一つには、「今日これが出来るか」という、それぞれの人にとっての「今日これが出来るか」に向って他の雑念が無くおこなえているからではないでしょうか。

 この技が出来るようになりたい。という単純明快な理由で構いません。勿論それが出来るようになるためには、色々な事を知っていかなくてはならないのですが、各人がその都度向き合わざるを得ない壁に向ってどう乗り越えていくかが大事になります。その事がそれぞれに解り始めてきますと「今日これが出来るか」或いは「今日ここまで出来るか」という興味が俄然増してくるのではないでしょうか。

 私が子供の頃勉強嫌いになったのは、身体もそうですが学力においても個人差が大きく、問題を解くということが学びの目的であるなら、おそらく私も好きになれたのではないかと思うのですが、その先のテストで良い点を取らなければならない、篩いに掛けられるための勉強はどうにも抵抗感が強く、そこには個人差がモロに突き付けられるものです。尤も私はその事を言い訳にしているつもりではありませんが、頑張って勉強してテストで良い点を取り次の人生へ進むことが出来た人も、私には出来なかったことを遣り遂げた人なので、何も言えることではありません。

 身体のことに関しますと、今こうして色々な方を観ていく日々を送る中で、習得が遅い人は、決して覚えが悪いとか、能力が低いという判断には当て嵌まらないということが分かります。人によって脳内の収納と整理がそれに合っている状態にある人と、まだそうでない人の差を、一律に同じにしてしまってはなりません。

 ですから私の教室では、最初は椅子に座りながら杖だけをおこなっていた高齢の女性でも、今では杖術も剣術も抜刀術もおこない、人に動きの手順をお伝えすることが出来るようになりました。身体にハンデのある方ですので、歩幅や力を入れておこなう事は難しい部分もありますが、数ある稽古内容の手順を身体が覚えておりますので、その事はGold Castleの全生徒の中でも上位にあると思います。
 
 詰め込まずに、先の目的のためにやるのではなく、「今日ここまで出来るか」の中で一歩でも前に進む実感に喜びがあり、逆にそうでなかった時に、一人稽古をしたりしてその喜びに近づけるための解決策を自身で考えるのです。それは純粋たる問題解決への思考の向い方であり、良く見せるためのテクニックや良く見て貰おうとゴマをする必要のないものです。全ては自分次第。だから正当な判断で素直に向き合う事ができ、続けることが出来るのだと感じております。
 
 本日は体験参加にSさんがお越しくださいました。人のご縁はいろいろと繋がって行くものだとあらためて感じております。周囲に誘われず「今日ここまで出来るか」を実践していただければ、毎回の一歩が楽しめるようになると思われます。頭で忘れても動けば身体が覚えているという事が多々ありますので。(全ては脳内のことですが)ゆっくりと続けていたただければと思っております。

 生徒になって日も浅いOさんが、「今日、このあと舞台があるんです。」と、笑顔でおっしゃり、本番前に体を動かしておきたかったということでした。そこに私がおこなう講習を選んでくれたことに嬉しい思いがいたしました。このぐらいの心構えで舞台に立たれる方もお客さんはおそらく知らないと思いますので、舞台が無事に成功されますことを願っております。

 杖術クラスが終わり、次の殺陣基礎クラスまで1時間程間がありましたので、Yさんが最近夢中になっている中国ゴマを私からの希望で見せていただくことが叶いました。一ヶ月位前に購入されたと思いますので、どのぐらい上達されたのかと居合わせた生徒達と見ておりましたが、これにはビックリ!相当な技が出来るようになっていて、Yさんの才能をもう一つ発見したのでした。
 その後はお仕事関連について打ち合わせというか実演。こうして自分が役に立てるなら本当に有り難いと思えるお仕事の一場面でした。

 なんといいますか、見抜く力がある人は、全体の中のその瞬間に実力を開放し、それ以外の場面ではその才能の威力が見えないようになっているのでしょう。意識的というよりは、それが才能のある人の普段の姿なのかもしれません。その集中力の凄みというのは、身体と心が一致して能力を存分に働かせているのだと思います。芸術という分野は、特殊な能力の興味深い、その人の深い部分が生きていく中で形になったものなのかもしれません。

 今年二回目となった殺陣基礎クラスでは、少人数で集中的に先を急がずおこないました。
 やはり、集中的にジックリおこないますと、形や動きが良くなっていく経過がハッキリ感じられます。私としては、飽きて集中が切れてしまわないかと気にしながらも、殺陣基礎クラスという心の準備が整って皆様お越しいただいておりますので、一つ一つを大事に日曜日の三倍ぐらいゆっくりな流れでおこなったつもりです。今日の実感からも、この殺陣基礎クラスは必要であることを感じました。日曜日のクラスと合わせて参加されますと、より自分に必要なものが何なのかが分かってくるものと思われます。
 
 男性のFさんも、後半から歩幅や姿勢に太刀筋などが良くなってきました。肩甲骨回りの硬さを杖術や他の体捌きで解しながら、可動域を取り戻して行かれますと、全ての姿勢に変化が見られるかと思います。焦らずに身体が整ってくるように稽古を重ねますと自然と向上して行けるでしょう。杖整体操だとどのような反応になるのか興味深いところです。

 来月2月も殺陣基礎クラスは二回開催いたします。ホームページの全講習日程に日時を掲載しておりますので、興味のある方はご確認ください。日曜日も、立廻りを指示しながら生徒に合わせて基礎稽古もおこなっております。

 そして最後に、明日、もう時間的には本日ですが26日(日)20時~NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第二話に生徒の佐藤誠さんがご出演されます。今日25日(土)に舞台「常陸坊海尊」の大千秋楽を新潟で迎えられましたので、私も先月観に行ったKAAT神奈川芸術劇場の公演後、兵庫、岩手、新潟で全公演を終えられました。一月から舞台にテレビとご活躍の佐藤さんをこれからも応援し続けて、そして生徒として私に伝えられるものをお伝えしていきたいと思います。役者の方が生徒に多数いらっしゃいますので、良い刺激を受けながら、色々な事をこの場で学んで行かれるのではないかと思います。

 明日は15時00分から品川区総合体育館剣道場で講習をおこないます。気がつけば一月最後の講習です。まだ今年お会いできていない生徒達もいらっしゃいますので、お会いできるのを楽しみにしております。

 明日もみなさまよろしくお願いいたします!


2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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金山剣術稽古会

2020年1月 武術稽古日程

2020年2月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-26(Sun)
 

身体の痛みから何かが変わるか

 水曜日の朝から首を寝違えたような気配があり、翌木曜日にはさらに痛みが増し、金曜日は益々痛みが増した。通常、首を寝違えると、徐々に痛みが引いていくものであるが、背中全体にも広がっている感じがある。もしかすると…火曜日の夜におこなった稽古で体感した動きが身体に何らかの変化を生じさせているのかもしれない。まあそれは気のせいだと思うが、むちうち症のような首から周囲に広がっていく痛みなので、おそらく寝違えでは無いと思う。明日こそ少しは痛みが引いて欲しい。

 さきほど、甲野善紀先生の新刊の一つ方条遼雨さんとの共著「上達論」を一気に読み終えた。色々と考えさせられる部分も多く、書いてある内容は多くの方に感じ取って頂けるものであると思われます。方条さんとはもう随分お会いしておりませんが、今も未熟な私がさらに未熟だった武術を始めてまだ2、3年の頃、講習会などでお会いし、幾つか丁寧にアドバイスしてくださった記憶が今でも良く残っております。このブログを始めた当初からリンクさせて頂いておりますので、そう思えば月日の経過を感じてしまいます。

 活字も武であるなら、ある意味「文武両道」がピタリと嵌る。感覚が身体を誘導するように、感覚が文字を誘導する。その感覚を抽出し磨くことが稽古であるならば、現代における武術稽古の意義は大いにある。そこに欠かせないものは心であり、その世界を今後どのように観ていけるかが、生きていくことと通じている。

 明日は、戸越体育館で昼から夕方まで二コマ講習があります。合間の時間も質問にはお応えいたしますので、ダブル受講も歓迎しております。


2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

2020年2月24日(月/振休)『杖整体操』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年1月 武術稽古日程

2020年2月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-25(Sat)
 

『杖整体操』開催のお知らせ

2020年2月24日(月/振休)に 『杖整体操』おこないます。 

この体操の目的とするところは、気持ちよさの中で身体が整っていく調整が成される所にあります。その気持ちよさには、杖という一本の丸棒が腕の重さによる負担や心的ストレスを和らげ、バランスの乱れた姿勢を整えやすく出来るところにあります。

この体操には、痛みを堪えて伸ばすことや頑張りは必要なく、ただ気持いいところを探しながらその位置を見つけた時に、温泉に浸かるような感覚で留まりリラックスするだけです。

元々は私の身体の調整法の為に考案したものですが、これまでにない身体の心地良さと痛みを堪えることなく気持ちよさのなかで身体の詰まりが取れ、疲労やそれに伴うストレスが抜けていく感じが得られたことから、講習会や稽古会等で色々な人を対象におこなってきたものです。それぞれの反応を受け、内容を整理しより効果的に身体の心地良さとリラックスが得られるための講習会を開催しようと至った訳であります。

ヨガの要素や、体操の要素、整体の要素も、この杖整体操には含まれておりますので、カラダの硬い方やカラダが凝っている方、精神的になかなかリラックスできない方、武道に関係なく会社員の方でも安心して簡単におこなえるものです。頑張らずに心地良さの中で身体が整う講習会ですのでご関心のある方は一度ご参加ください。
(動きやすい服装で大丈夫です。貸し出し用の杖はご用意してあります。)


2018.11.22 杖整体操

2018.11.03 杖整体操④


【開催日】
2020年2月24日(月曜日/振休)


【開催時間】
15時30分~17時00分


【会場】
品川区総合体育館 柔道場


【参加費】
2.000円


【お申し込み方法】
Gold Castle 殺陣&剣術スクールのホームページ、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「杖の有無」 

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。

2020-01-24(Fri)
 

身体に訊き微かなものを手掛かりに

 本日は高田馬場にて渡部氏とA氏と稽古。

 昨年8月から毎週参加されているA氏が袴を着けるようになられ見違えるようでした。昨夜、身体内部を廻(めぐ)らせるように意識しながら夜に帰宅した際、暑くてコートを脱ぎたい程でしたが、今日も最高気温が7度と低いなか、会場まで歩く際に内部を廻らせていたところやはり、首に汗が出てしまうほど熱くなってきました。武道場でも窓を開けてその傍でおこなっていても身体が温まっておりましたので、見た目には大して動いていなくとも中の繋がりを意識して私なりの感覚の中で廻らせるように動いておりますと、帰りの道中もそうでしたが身体が温まる不思議な現象でした。

 稽古では、想定していたよりも体術稽古の時間が取れなかったのですが、昨夜の電車内での思いつきは有効であり、蠢動と混ぜて使う感覚に近い働きを実感できました。まだあまり時間が無くさまざまに試みることは出来ませんでしたが、これをさらに進展させる展開へと繋げて行かなければなりません。見た目の動きではなく、中のつながりと廻らせ方の実感は、今まで経験したことのないものですので、今後も見た目に解らぬ実感から導かれる身体の誘導に従えるよう望んでまいります。

 剣術では一周回って元に戻るような悩みながらの稽古でした。尤も、金山剣術稽古会では私の稽古発掘の場でもありますので、悩みながら上手くいかないことも稽古ですし、それを避けて体裁よくおこなう稽古では、全てを改めるような改革は不可能でしょう。今おこなっているものよりも、ハッキリと良いものが実感出来たなら、その瞬間全てを改めることは躊躇い無く瞬時に選ぶ事が出来る筈ですので、それが出来る稽古体系の強みとでも言いますか、悪く言えば未熟だからとも言えますが、より有効なものへ原因を改め展開して行く事は、フリーランスの強みでもあります。

 つまり、仕事に於いても生き方に於いても武術稽古に於いても、有効な道筋が見えたなら、待っている必要はありませんので、即変化させ、そこにリスクが無ければ戻ればいいだけのことです。リスクを下げるためには、自らが成長しておかなければならず、そこを観ずに無理をしてしまうと失敗の道筋を辿ることになってしまいます。ですから、フリーランスは自己のレベルを高め続けることが定めであり、そのレベルとは総合的なバランスが求められます。私にはまだまだ足りない部分が多いですからリスクの範囲内で動けることは知れておりますが、それでも即動ける体制にはなっていなければフリーランスの特権が行使できませんので、そこを見誤らないようにして行かなければなりません。

 今日は小太刀の稽古で突如として新たな動きが生まれました。大刀の打太刀に対して入身から、潰すことが可能となり、その崩れ方がこの技の特徴と言えるかも知れません。名称は動きをそのままに「引き込み潰し」です。

 剣術では、脇腹の抜けへの魅力と、それを手之内や一致の感覚がどうスッと納得出来るものになるのか…今は答えが見つかりませんが、それを探るために身体に訊きながら稽古するしかありません。今思うのは、ハッキリしたものよりも微かなものに、解決の糸口が秘められているような身体の気配を感じるようになりました。それは今までは何も思わなかったことなのかもしれませんが、僅かながらも、そのような事が感じられるようになったことは有り難いことです。

 バランスを保ち臨機応変にその場での最善を尽くすことは困難なものであります。しかし、それが人として成長して行くという事なのかもしれません。少しばかり今年は変化が必要だと危機感を持っておりますが、それは何かしらの時期が訪れたときに実行に移すのかもしれません。今の生き方に「これでいいのか!」という不甲斐ない自分への怒りが大いにありますので。


2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年1月 武術稽古日程

2020年2月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-23(Thu)
 

蠢動よりも強力になる実感を得た

 この一日の間は大きかった。

 昨日は午前中に「クラーチ剣術教室」で講習。Sさんが袴を着けるようになり、サイズも丁度良く似合っておりました。私の考え方としましては、最初から袴を着けて稽古されたほうが断然よろしいものと考えます。入会されて1、2ヶ月様子をみてからというのも、それはそれで自らに合ったものであるのかどうかを見極める時間が必要と思われますが、数年間おこなっている人は、見極めるというより既にシッカリとやっておりますので、レストランにどういった格好で食事をするかで、自然とマナーが備わってくるように、格好というものも動きの細かい部分や心理的な位置付けに関わっております。

 ですので稽古会やGold Castleでもやると決意された方は、最初から稽古着を揃えたほうが、技や体捌き以外における「身に付けるものの準備」が整うでしょう。

 私の場合、稽古着を全員統一することは考えておりませんので、それぞれが好きな色や生地の稽古着でよろしいと思います。勿論、強制するものではありませんので、運動着で継続される方はそれで全く問題はありません。そういう方がいらっしゃることで、安心して新しい方も参加しやすいと思われますので。ただし、金山剣術稽古会につきましては早めに稽古着を揃えていただくことを前提にお越しいただきたいと思います。稽古着を用意する着替える畳むということも稽古の一つの流れに入っておりますので。

 
 一旦帰宅し、夜からはとある場所で稽古。非常に得たものが大きかったし、全ての空間が私にとって身に染みるうような学びとなります。ここでの稽古は時々夢に見るようになりましたが、昨夜は仰向けに寝て得物を縦に差し出して先生の動きを観ておりましたから、本当に夢のような感じがして思わず「これは夢を見ているようです。」と発してしまいましたが、今までに無い動きをその場で下から見ていたものですから、夢と一緒の出来事のような不思議な気分でした。

 そして本日は、午前中から戸越体育館柔道場で渡部氏と稽古。まず木刀で巻き太刀を研究。これが思っていたものと大きくアテが外れた。勿論巻くには巻けるのであるが、手之内から剥がすまでが上手くいかない。そんな頭で考えたことを直ぐに実演出来る筈もないが、そうした「さあ、どうだろうか!」という思いは「どうせだめだろう…」なんて思考になってはならないし、この瞬間の意欲の湧き起こり方は稽古に取って集中を高めるものであり、必要なエネルギーの種でもある。

 今日は渡部氏との稽古では珍しく話す事が多かった。私以外の剣術を知らない渡部氏に2/2(日)に日本武道館でおこなわれる古武道演武大会を見に行かれることをお勧めした。そもそも武術や剣術に興味があったという訳でもない渡部氏が、動きの不思議さ面白さに興味を惹かれ、私が唯一師と仰ぐ甲野善紀先生の講習会にも何度か参加されている。その他の武術や剣術を観ておく事も、今おこなっている稽古をどのように感じるか必要なのかもしれないと思い、全国各地から訪れるさまざまな流派や宗家が観られる古武道演武大会を観て知識を得ることは経験しておくべきである。私の生徒や門人の方で、そうした他の武術や剣術、杖術の知識を得ておくことも必要だと思いますので、興味のある方は一度観に行ってみてはいかがでしょうか。500円で観られます。私も時間があれば色々な意味で会場に足を運んでみたいのですが、講習がありますのでそうは行かなくなりました。

 稽古に戻ろう。

 稽古では剣術と談話で二時間半位経ってしまった。最後に体術をおこなったが、そこがまさかのプレゼントであり、今日は開始の礼でそのような気配を感じていたが、「ここでそれが訪れたか!」という大興奮に包まれた。そのことは昨夜の稽古で受けていたが、自らその働きを実感することが出来たので、今までに感じなかった「廻り」(めぐり)のような流れをそれが身体をそのようにさせることに実感があり、さらに相手に対して利くかどうかでさらなる実感の手掛かりを掴む事が出来た。昨年の4/10にこの場所で「蠢動」の働きを稽古開始直後に突如気がついたのであるが、それから今日まで蠢動の働きを体術稽古でおこなってきた。しかし、昨夜の稽古で学んだ身体の働きと感覚が今日の稽古で蠢動を上回る身体の強さを引き出すものであることが確認できた。さらに蠢動を混ぜて使うことで状況によってはより強力になることも確認できた。ただ何かが洩れているような難しさがあり、このことは今日の帰りに電車の中でフト足の働きに意識が向い始め、それが全身と調和する流れが湧き起こる感覚があり、そのまま最寄り駅から自宅まで五分歩く際にも、廻りを継続していたところ自然と足の運びが軽快になり寒い筈なのにポカポカして驚いた。これはまだ日が経ってみないと分からないが、明日の稽古で足の働きとの関連が廻りの実感をどのように答えとして教えてくれるのか、稽古前に期待することはしばしばあるが、今回はそのなかでもかなり期待している。だが、ぬか喜びの可能性もあるため、明日の稽古でどうなるのか今からドキドキしている。


2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-23(Thu)
 

味覚の誘惑が感覚を惑わす

 やっぱり自炊した玄米を食べないと調子が狂ってしまう。

 食べ物の味よりも、身体がどう感じるかの方が日々の暮らしの中では重要であることを痛感。

 詳しい根拠は解らないが、自分の身体で感じることが信じられるので、口の中に入れるものというのは大事にしなければならない。しかし、そうはいっても完全に決めることは無理なので、最低限玄米での食事というのは大事にしたい。(勿論白米でもおかずが整っていれば問題ないのですが、私の場合はおかずに手を掛けられない家の状況ですので…)

 
 先ほど深夜に風呂に入っていて、1/12に考えた袈裟斬りにおける背中の使い方が、先日の稽古の実感で却下となったことから、「そういえば駄目だったなぁ…。ん、まてよ、その前かもしれない!」という気がしたので、風呂上りに直ぐに剣を振ってみた。刃鳴りがすると近所迷惑なので木刀で素振りをおこなった。実感としては、難しいのでよく解らない。
 そういえば、今の袈裟斬りは、普通に振っているが、この動きを掴むまでは試行錯誤しながら一つ振るまでに抜刀術のような感覚でなかなか振れなかったのを思い出した。
 深夜の風呂の中で気が付いたものが果たして即却下となるかもしれないが、今週の木曜日の稽古で実際に打ち込んで試してみたい。

 今日の稽古は高田馬場で18時から竹田氏と稽古。
 竹田氏から「先生は、毎日剣に触っているんですか?」という質問を受け、「いやあ、毎日は触っていないですよ。昔はまだ何にも感覚がありませんでしたから毎日触っていましたが、今は頭の中に浮んできたことを試す場合に振っております。ただやみくもに振ってしまいますと飽きてしまいますし、その飽きるという感覚を体感したくないので振ろうと思わない時は触りません。」とはいうものの、一週間のうち5日~7日は稽古に出かけておりますので、全く稽古のために触らない日は週0日~2日というところなのかもしれません。杖も含めて得物に触るということが特別なことではなくなっていますので、触る触らないということに差が無いような感覚です。ただ、頭の中では常に「こんなのでいいのか…」という不安が渦巻いておりますので、何かしらのことを考え続けているのだと思います。

 以前、Gold Castle 殺陣&剣術スクールの親御様から、「自宅で稽古するように先生の方から言っていただけますでしょうか。」というご連絡を頂きました。そこで、次の日の土曜日の講習で、開始の挨拶の場で全員に向って「まず、家に帰ったら、稽古をするしないに関わらず武道具袋から得物を取り出して部屋の一番目立つところに置いておく事を今日から実践して下さい。」とだけお伝えいたしました。
 目に付くところに得物があるのと、袋に入れたままどこかにしまってあるのでは、意識的にも無意識的にも大きな違いがあります。時間がなかなか取れない人でも、ホンの数分でも触れる場所にすぐあれば感覚を知る稽古は十分出来ます。「せっかく袋から出したのに、触らないまままた袋に戻すのも労力の無駄だから、何かやろう。」というキッカケでもいいでしょう。ペットがいる人はちょっと工夫しなければなりませんが、上達のために最低限おこなっていただきたいものであります。

 私自身としましては武術を始めた当初は布団の脇に刀を置いて寝ておりましたが、鞘が割れてはいけないと暫くしてやめました。現在は杖を三本脇に置いて寝ておりますが、元々ここにしか安心して横に置ける場所が無いため、記事を書いてあらためて気がつきましたが、10年間杖と寝てるということになります。

 2020年も馴染んできましたが、気持ちの鮮度は失いたくないものです。間もなく就寝いたしますが、目が覚めてからは次なる自分への探究を忘れずに、欲をかかずに一日を過ごしていこうと思います。


2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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2020-01-21(Tue)
 

日常のふつうに感謝

 昨日の『抜刀術 特別講習会』では、参加いただいた方から有り難い感想のお言葉をメールでいただきました。

 こうした月に一度の特別講習会、各種得物としては三ヶ月に一回の周期でおこなっておりますので、ここでしかお会いできないご縁というのもあります。稽古会や講習会というのは何かを参考におこなっているものではなく、気がつけば自分の力量の範囲内で「こうしたほうが参加されやすいだろう」という考えのもと、殆ど迷ったり悩むことなく開催できております。月に一度の特別講習会は杖整体操と合わせて昨日で63回目となりました。50回以上は懇親会をおこなっておりますので、数字にしてみますと驚きでした。

 昨日は講習会後にエビスバーで懇親会をおこないました。初めてのお店でしたので、まだお店の方とお互いに慣れていない部分はありますが、おそらく帰る頃には…という期待通り、次回の予約もすんなり決まり2.000円の割引券とポイントカードまで作っていただきました。かつてのデニーズやキリンシティでも、次第に対応が良くなってきましたので、懇親会会場は料理だけでなく、そうした空間の確保も重要です。昨日は三時間近くも話し込んでしまいましたが、次回はもう二週間を切った2/1(土)に再び訪れる予定です。

 本日は早速次回の『剣術 特別講習会』のお申し込み(二コマ)をいただきました。次回は二コマ四時間開催いたします。一コマだけでも承っておりますので、記事の下にあるリンク先に詳細を書いてありますので、ご連絡お待ちしております。


 さて、本日日曜日は品川区総合体育館柔道場にてGold Castle殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。
 立廻りタイプMの序盤の刀を突き付ける形に若干の変更を加えました。これは体験参加のAさんの刀の角度を見て、それを参考にさせていただきました。少しずつ少しずつですが生徒の皆さんも動きを掴んできております。1月は深川スポーツセンターでの開催がありませんが、2月に深川でおこなう時には、一時間半立廻りのみの内容にいたしますので、一気に進めたいと思います。

 まだ先ですが、4/29(水/祝)12時00分~14時00分 品川区総合体育館 剣道場にて、『立廻り 特別講習会』を計画中です。五名以上の参加が確定しましたらサイトを通じて告知させていただきます。人数が揃わなかった場合は金山剣術稽古会の稽古とさせていただく予定です。

 本日の剣術クラスでは、「斬突き」「陰陽之太刀」「陰陽之祓い」をおこない抜刀術では「後方突き」をおこないました。それぞれにそれぞれの目標があり、それに応じて行く事は大変でありますが、私も成長して行かなければなりません。学べるという事は当たり前のことではなく、いろいろな協力が関係してのことですので、そうした環境の中で学び続けて行けるように、日常のふつうに感謝して行かなければなりません。

 本日もお越しいただいた皆様、ありがとうございました。


2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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2020-01-20(Mon)
 

自省が得られる稽古

 本日は天気予報通りとはならず、終日傘が必要な天候でした。今日の抜刀術特別講習会では、他流で居合を学ばれている方や古武道団体に所属されている方もお越しいただきました。

 この三ヶ月に一度の特別講習会では、その日の内に身に付けて頂くという事は不可能ですので、私が稽古して最も気づきが旬なものお伝えするようにしております。ですので、その先にあるものを感じていただき、そこを目指されるのか、はたまたそれを手掛かりにそれぞれの稽古に活かしていただくのか、この特別講習会は別の言い方をすれば「私なりに気づいた最新情報公開の場」とも言えますので、三ヶ月に一度の講習会で身に付くものではありませんが、次の稽古に向うための何かを肌で感じることにはなるかと思います。

 基礎的な身体の練り方から稽古法など技術を習得していく稽古は、土日の講習や平日の稽古会で進めておりますが、この特別講習会では、ある程度武術的に関心度の高い方の方が、感じていかれるものはそれなりに納得出来るものがあるように感じます。

 今日は最後にお伝えした言葉に、「床を蹴って足を浮かせると、上方向に重力が抜かれている間の発力となりますので、初動時における伝達は弱くなってしまいます。腿を引き上げると、足は上に上がりますが、上体は落ちていきますので、その間の発力というのは通常の伝達と比べて強くて速いものになります。」というような言葉をお伝えいたしましたが、抜刀術の稽古では止まっている状態の方が稽古としては長いものですので、上記に述べたような初動の発力を構えの中でどのように働かせていくのか、身体各部を点検把握しながら、動きの実感と修正の中で取捨選択しながら抽出していきます。

 居着きには、身体的居着きと心理的居着きがありますが、読んで字の如しその場に留まってしまうことを意味します。それが瞬間的な対応において身と心が着いて行けない状態、或いはどちらかが着いて行けない状態となってしまいます。これには、身体が対応できる状態を実感すれば、心理的居着きは改善されやすく、同じように心理的居着きが改善されれば身体的居着きも改善されやすくなります。

 ではその改善とはどうすればいいのか?ということになりますが、そこに身体の使い方の工夫があり、手続きの整理やひと手間の働き、等々他にも未知なるものがありますが、そこに気づきの気づきたる真価があるのです。

 そのことは、稽古をおこなう者は当然のことですが、伝える側の指導者も、未知なる発見を追い求める探究を失ってはなりません。私は指導者という立場もとっておりますが、それは先に進んだものを興味のある方にお伝えしているだけのことであり、それにお越しいただく方のお陰で私は自分の稽古が出来る時間を与えられており、そこで更に得たものを次にお伝えするという循環で繋がっております。ですから、指導者や先生という立場となっても、それは空間がそれが自然な音の伝播になるからであり、間違っても偉い立場だと思ってはいけないのです。

 人は、環境でさまざまなものが形成されていきますので、立場の意味を勘違いしてしまわないためにも、人のお陰で働くことが出来ているのだと、その場が与えられているのだと、それぞれにそれぞれの立場を全うしていくことで循環というものはスムーズに良好な円(縁)を描いていくように思います。ですので、金銭に惑わされず、環境がどうであるかが、この先の我が身の振り方に関わってくるものであります。

 いつにも増して記事の着地点が見えなくなってしまいましたが、勘違いをせずに邁進して生きていくこと。そして勘違いは月日の経過によっては戻れない場合もありますので、自省を忘れず、大勘違いの長い月日の経過にはそれに見合った大自省が覚悟出来れば、戻れることも可能かもしれません。こう書いてしまうと私もドキリとしてしまいますが、武術稽古というのは、自省を促すものであり、「自省なくして本流に辿り着けぬものなり。」支流の中で、停滞し淀み腐敗しないためにも、本流の流れに向かい、そこに乗って行けるための自らの腐敗の元をただすべく自省し、清流の中でより濁りの元に眼が向えるよう私自身まだまださまざまなバランス感覚の中で精進して行かなければならないと思っております。

 本日は気温も低く雨も降っておりましたが、お越しいただいた皆様ありがとうございました。次回は二週間後の2/1(土)に剣術特別講習会を二コマ開催いたします。


2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


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2020年1月 武術稽古日程

2020年2月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-19(Sun)
 

親友の特権

 おととい水曜日の夜は、親友の瀧本と再会することができた。

 親友と簡単に口にすることは殆ど無いが、私にとっての青春時代といえるあの頃、18歳~24歳までの期間広島で過ごした若さゆえの有り余るエネルギーを大いに放出していた時代であった。

 あれから二十年が経ち私も3月で45歳を迎える。あっという間だった…とは思わない。二十年は長いはずである。その間に色々な事があり、人としても成長し私もあの当時に比べれば大きく変わった。気がつけば苗字を呼び捨てで呼ばれたりお前と呼ばれる事が無くなった。

 そうした二十年後の今をお互いに消し去り、かつてのまま呼び捨てで呼び合い、オマエと呼び合えることの心地良さ。普通なら縁を切りたくなるような態度でも親友であれば、それが寧ろ心地良い。苦楽を共にし、何でも語り合ってきた存在というのは打算の無い情熱と感動のエネルギーに包まれた時代で封印していたからこそ、何十年経っても色褪せることなく、今では眩しく思える当時の想いを呼び起こすことになれるのだろう。次なる世界へ旅立つということは、数年、数十年、或いは永遠の別れとなり、次第にそうした過去の想い出は、今を生きている現実の中に無く、時が経つほどにその封印の価値を知るのである。

 少し余談であるが、私がフェイスブックやツイッターを好まない理由の一つには、そうしたかつての眩い想い出の封印を壊したくないという、あの頃を大事に保っていたいという、そうした想いが少なからず働いているせいもある。

 
 私はもう忘れてしまっていたが、広島の会社、JFEスチール株式会社西日本製鉄所(当時は、NKK株式会社福山製鉄所)に就職した入社式で瀧本は私の隣にいたようだ。99人の入社式だったので広い体育館でおこなわれた記憶は微かに残っている。入社後、数ヶ月間の教育実習では、私の前の席に瀧本がいて、何かと話をしたり休憩時間を良く一緒に過ごしたものだ。寮生活は賑やかなもので、八階建ての建物に食堂や大浴場があり、玄関前では寮長が交代で見張っていた。我々の頃が新入社員の人数が多かったように記憶しており、その翌年以降は大幅に新入社員の人数が減っっていった。思い起こせば、色々な事が懐かしく今では考えられない日常であったが、それは想い出の中に留めておこう。

 会社を辞めて瀧本とは三度ほど会っている。一度目は大阪に引っ越した頃なのでまだ会社を辞めて二年足らずの頃、そして二度目は2018年の4月頃だったと思う。かなり間が空いたが、武道場に来てくれて軽く手を合わせた記憶もある。その時はあの頃みたいに飲みすぎて次の日が大変であった。

 そして今回三度目は、懐かしい話に花が咲いたのは勿論であるが、一昨年と同じ話をしてもしょうがない。感動的だったのは、互いに同じ時間軸を語れる会話が出来たことだった。(そういえば、十年以上前に私が福山に行ったことがあったので四回目である)

 それは全く予期していない会話となったが、瀧本は会社の中でも責任ある役職までになり、私が社員の頃の現場でトップだった上司と同じ存在になったんかーと思うと時の流れを感じさせられてしまう。そうして働きながらも、十年近く空手を続けており、フルコンタクト系の空手団体に所属し、現在館長代行として、多くの子供達や大人の会員に週二回稽古指導をおこなっているそうだ。さらに年に一回ほど試合に出ており、年齢によりクラスは分けられているとはいえ「全部優勝じゃけえな」と笑って話していた。その映像の一部をYOUTUBEで観たが、なかなかの戦いであり、コイツはいつからこんなになったんかと、自分の事を棚に上げて、瀧本も武道の道に精進していることに感激した。

 よって一昨日の夜は主にそうした、武道武術の話に花が咲き、それから指導方法や稽古の在り方など、オイオイ、お前とはもっと馬鹿な話になるはずだったのに、と思いながらも、我慢できずに合間にここでは書けないような馬鹿話を挟み、こんな馬鹿な話をいい歳して、それなりに責任ある立場となった者同士出来るのはなんとも堪らない可笑しさがあり、こうして記事に書いてしまっているが、それが出来るのは、当時の眩い想い出を封印していたからである。それは親友の特権であり、この記事を読んで金山は馬鹿話が好きなのかと思われてしまうと、今の私は大嫌いなので気をつけていただきたい。

 その面白さとは、互いの今とのギャップであり、それぞれが前に進んで来た事を一旦横において、普段考えもしないもう忘れてしまったような会話がそこで蘇る。何より嬉しいのは、そうした昔話だけでなく、今の生き方を共に武道武術の共通性の中で語り合えることが出来たことにある。かつての職場で同期の親友は、今では同じ武を通じた指導者であり実演者として日々研究している親友となった。もちろん、かつての同期の親友という眩い記憶の想い出が色褪せないように封印の箱の開け方には注意しなければならないが、あのときにしか作れない人間関係というのは、本当に宝物であると身に染みて思う。今の小学校はあだ名が禁止され○○さんと呼ばなければならない学校もあるそうであるが、若い頃の友達というのは、子供染みたところにその時にしか出し得ない家族的な距離感に近い交流が育まれるのだと思う。今の時代は二極化の中でものごとを進めてしまうため、閉塞感が生じてしまう。そのことは多くの人々が感じているだろう。そのため本来ならば「臨機応変」な対応が、何事にもおける問題解決として望ましいのであるが、こうしたインターネットの時代において、臨機応変が通じない必要以上の広がりが、便利な情報収集と引き換えに世の人々が犠牲にさせられている生き辛さに繋がっているのだろう。

 平均寿命からすれば、まだ四十年ちょっとは生きられるかもしれないが、もしそうだとすれば、今の出来事も眩い想い出の一部になっていることは間違いないだろう。人生がどのように過ぎていくのかは分からないが、予想だにしないことが起こるのが人生でもある。奇しくも二十五年前の今日となる早朝未明には福山の第七独身寮406号室で寝ていた際に震度四の揺れが長く続いた。当時は私の人生で最も揺れを感じた地震であったが、ハタチの私は会社のテレビでその惨状を知った。

 それから、十六年後の午後には世田谷で当時を凌ぐ震度五弱の揺れが訪れた。果たしてこれから生きているうちに何がいつ起こるのかは分からないが、人生の転機を迎える人が多く存在するであろう事は確実である。そこに私が含まれるのかどうか、生きているのかどうかも分からないが、「今を生きている」そのためのさまざまな関連毎が日々の日常の中で当たり前のようにおこなわれている。じつはその事は大変ありがたいことなのかもしれないが、それを忘れてしまうと人は後悔をする行動を起こしがちになってしまう。儚きものである今を忘れないように、眩い想い出の記憶となるであろう今を大切に、とくに子供達にとって、大人になっても呼び捨てで、オマエと呼び合えることが嬉しく思えるようなともだちを作れるように子供らしくその時期にだからこそ、馬鹿でも無謀でも輝ける日々を大事にしていただきたいと思う。


2020.01.15 親友の瀧本と
2020.01.15 親友の瀧本と②


2020-01-17(Fri)
 

予想せず無意識に委ねられるか

 昨日水曜日は、広島から親友が訪れ再会することが出来た。非常に感動的な時間であったがその事は次の記事で記したい。

 まず、今日木曜日に高田馬場でおこなった稽古では、一人稽古の時間で、抜刀術を一時間近くおこなった。これは金山剣術稽古会の「今日の気づき」という新たなページにも掲載したが、「天神抜き」という甲野先生の技を参考に稽古している技の中で、今日は鞘を出さずに通常の角度で構えた状態から、身の転回と同時に鞘を天神に回しながら引き上げ、刹那に落下しながら鞘を引くことが可能となった。
 以前は、右手も上げて準備していたが、昨年辺りから右手を下げていても問題なく抜けるようになった。しかし、鞘は引き上げておかなくては心理的に居着いてしまい整った動きが出来る気がしなかった。それが何故だか今日の稽古で、鞘を引き上げず通常の帯刀に近い状態で、右手も下げた状態から整うことが出来た。これは稽古を重ねて慣らしたのではなく、突然に出来る気がしたのでやってみただけなのである。さまざまな働きが関わって稽古の度に出来るようになることは多々あるが、私の場合は得物に特化した稽古が多いので、それは当然得物稽古における確率が高い。

 むかし、右手に持ったきゅうりをそのまま落して、落ちる前に斬るというようなことを撮影したが、それもそればかり稽古したということではなく、出来る気がしたから出来たというもので、出来ないと思えばやらないし、出来ないのである。出来てしまえば、出来る気になり、なぜ出来ないと思っていたのかが不思議なほど、解らない変化が心身の間で起こっている。勿論それは気のせいではなく、実際の体験から心身の整い方が勝手に変わってくるのだと思われる。

 だから、さまざまな稽古において突然閃くことや何かが出来るような気がして、実際出来てしまうことがある。(勿論私など未熟なレベルでの出来るというものであるが…)技とか何か考案したものというのは、その動きを何度も何度も上達させて作り上げるのではなく、突然の閃きから何かが生まれ、それが形となり、残るものとなるのである。従ってそれは既に出来ているものであり、さらに進展する場合もあるが出来ないものをようやく形にしたというものではなく、出来るものが見つかりそれを形にしたということなのだ。その出来るものがどうしてとつぜん訪れるのかは不明であるが、おそらく、意識と無意識の中で常に脳がその事を気にしているから、それを探る稽古法であれば、無意識の働きを見方に付ける事ができ、現時点でのレベルの中で訪れるものがあるのだと思う。それは一段階ずつ高めて行かなければならないものであり、だからこそ毎回の稽古が必要であり、かつ新鮮(神聖の誤植ではなく)な場でもある。

 その他の気づきでは、「津波返し」という技で、前足指の抜きが今までは沈み込みと合致しなかったのであったが、今日は問題なく合致して動けた。

 もう一つは、抜刀における右手首の角度も初動における伝達には重要であり、心理的居着きとなりやすいが、それよりも優先できる柄に触れた際の伝達ロスの減少を実感出来た。些細な実感は、当時は気付かぬものでも、その時が来れば実感出来るようになっている。それはなぜだか分からないが、そうしたものがあるのだろう。ひたすら稽古すればそれが直ぐに訪れるとも思えないし、その稽古始めに突然訪れるものというのは、脳内の無意識のストック、或いはその時期にならなければ整わない何かが、そこに照準を合わせて待ちかねているのかもしれない。

 たちまち一時間が過ぎてしまい、渡部氏とA氏が訪れたので礼をしてあらためて稽古を始める。

 今日の収穫は、「曖昧な加減を探る」というもの。身体に眼を向けるとどうしても実感ということに身体の状態を感覚的に探り、その実感を頼りにしてしまっているところが、実は落とし穴であるように感じ始めたのである。緊張と緩和で例えるなら、緊張が悪い、緩和が良い。ということになれば緩和の実感を良しとしてしまい、どの辺りの緩和がいいのかが、実は凄く繊細であり捉え難いものであるように思うのである。端的に言えば二つに一つでものごとを考えるようになってはいけないということ。当然と言えば当然のことであるが、以外に盲点になっている実感し難い加減具合であり、探り難いところでもある。私にはまだまだ難しいが、そこに内観の働きが実感出来るようになれば、その曖昧な加減を掴むことが出来るのではないかと思うのである。

 それは内観の訪れを体感するより仕方がないが、しかし、その加減を探ることが稽古の中で盲点になっていたことは事実なので、今後は全ての中で加減具合を探りながら、より自らを把握していけるようにしたい。

 先週の稽古でおこなった、相手が斜めに構えた木刀を、こちら側が打ち落として喉元に切っ先を付けるか、或いは相手が剣を引くので、それに誘われずに直ぐに首元へ切っ先を突き付ける事が出来るのかを本日も試みた。

 これは予測しておこなわず、どこで判断し、どちらの動きにも最適な対応が出来るかを稽古しているのであるがなかなか難しい。

 どちらかを予測しその実感予測で身体を動かしているからである。相手の木刀を打ち落とす実感予測とスッと直ぐに喉元へ切っ先を突きつける実感予測とが邪魔をするのである。打ち下ろす剣の重さが軽ければ、それは抜かれるものと想定したものであり、逆にピクっと振り出した瞬間に喉元へ切っ先を運ばせるのも、相手が剣を抜かないと想定したものであるため、そのような予測を立てずに反応できるのかがこの稽古での興味深いところである。打ちの強さと変化に対する対応が伴った剣の操法が肝要であり、それはこうした実際に試される場で出来るものとして、得て行かなければならないのであるが、果たしてこれが出来るのかどうかは、今のところ不明である。無意識の何かが機能的に育ち備わらなければこうした対応は偶然でしか出来ないだろう。だが、身につく事が出来るなら、それはこの稽古に限らず身体に新たに備わる機能としてさまざまに役立つかもしれない。

 その他には、杖術「三十連円打」の十一番に若干の変更が見つかった。二十五番でも軌道上の修正も確認できた。こうして少しずつ進展していくものや突然訪れるものがあるから、その日の稽古は全く予想できない。そう、予想してはいけないのだ。


 明後日土曜日は『抜刀術 特別講習会』を15時から品川区総合体育館 剣道場で開催いたします。居合刀を購入された方も数名いらっしゃると思いますし、他流の方でも歓迎しております。まだお申し込みには余裕が御座いますのでご連絡お待ちしております。


2020年1月18日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


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2020年1月 武術稽古日程

2020年2月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-17(Fri)
 

杖整体操の本分

 月曜日におこなった『杖整体操』に参加されたNさんからのご報告で、「家でもできないかと、ホームセンターにて似たような木材を購入しました。考えてみましたら、入会となればきちんとしたものを購入することになるのにと、後になって、しまったと思いました。」と嬉しいご連絡をいただきました。

 Gold Castle で体験参加に来られており、介護のお仕事をされ腰が少し悪いと伺ったものですから『杖整体操』をお勧めしたところ、前日のお知らせにも関わらずお越し下さいました。

 私も、Nさんがどのような感想を得られるのかが興味深いところでしたが、さっそくホームセンターで丸棒を購入されましたことで、何よりの感想を得られたと思います。自分で気持ちのいいところを探して留まることが目的ですので、講習では私の配分で次に移行して参りますが、ご自身ですと自分の好きな形を好きなだけ出来ますので一番良い成果が挙げられるのではないでしょうか。

 しかし、家でおこないますと集中の度合いが講習でおこなうものと異なりますので、その辺りが同じように出来るとただの丸棒が心身にとって大いに役立つものとなります。

 一昨年の6月7日に考案し、あまりの気持ちよさの驚きに結局二時間杖整体操だけの稽古となった日が二回ありました。初めて体感し見つけたことに衝撃を受けたのです。人によりこの体感の度合いは異なりますが、心身を観察できる方にとっては目がトロンとなる(人によっては衝撃的な)体感を受けられるものと思われます。

 杖整体操一時間半の流れを記しますと

◇【杖乗解し(じょうじょうほぐし)】 
横になり、肩回りや腰回りの筋膜を刺激し気持ちの良い所を見つけて留まります

◇【各姿勢、一人でおこなうもの】 
杖を両肩で天秤のように掛け、さまざまざまなポーズで留まります。無理なポーズや痛さをこらえることはなく、杖を天秤掛けにすることで、自分の丁度良い位置で留まることが出来ます

◇【相手を付けておこなってもらうもの】 
相手に杖を引っ張って転がしてもらったり、または仰向けになった状態から腕を伸ばして持ち上げてもらったりするだけですが、この相手を付けておこなう杖整体操こそが、まさに杖整体操の代名詞といえる独特な心地良さが得られます。しかし、悪いところが気持ちの良い所ですので、その時の状態によっては目がトロンとするような心地良さにはならない場合もあります。また、杖整体操に身体が委ねられるようになりますと、一人でおこなう各姿勢においても目がトロンとなる心地良さを得られます。これも状態によりますが。

◇【これまでおこなったものの中から好きなものを自由にやっていただく、或いは自分に合った姿勢に崩しておこなう】
人によって、気持ちの良い姿勢は異なるものですので、終盤はそれぞれの好きな姿勢を自由におこなっていただきます。

◇【シャバアーサナにて瞑想】 
これは数年前に井上欣也さんとコラボで講習会をおこなっていた際に、井上さんのヨガの講習を受けた感想から是非取り入れたいと考えておりました。瞑想と杖整体操の体感は似ているものがありますので、杖整体操の最後はシャバアーサナで終える事が適確であると考えております。

 
 杖整体操を効果的におこなうには

 心と身体は働きが関わっておりますので、心の状態を落ち着かせ静かに整えることです。そうした状態を整えることで身体も準備が整うものと思われます。深呼吸は、意識とはまた違った心へのアプローチになるかと思いますが、状態を整えるには欠かせないものであります。勿論意識と連なって呼吸をおこない、各姿勢の中で良いところで留まるのですが、あまり呼吸に集中し過ぎてしまうとそれはそれで良くないこともありますので、全体のバランスの中で気持ちよく留まる事を第一におこなうと良いでしょう。


 今回は杖整体操の記事といたしますが、次回は2/24(月/祝)15時30分~17時00分 品川区総合体育館 柔道場で開催いたします。上記のように、参加されて直ぐに丸棒を購入されたかたもいらっしゃいますので、身体が硬い方や、整体や整骨院に任せっきりになっている方、ぜひ日程を調整して参加されてみてください。また私がおこなっている武術に興味がある方でも構いません。武術の講習会ではありませんが、穏やかな空間で最初の出会いを果たすのもよろしいかと思われますので。

 今回の杖整体操では開脚をおこないませんでしたので、前回の記事にも書きましたが、その分深い心身の導入がなされたものと思われます。今後も開脚はおこなわず、身体の硬い方でも最後まで心地良さの信頼を失わせないようにおこなうものといたします。とは言うものの、身体の柔らかい方や、やや硬い方には開脚は効果的です。講習では私がやらせることはありませんが、終盤の自由な形をおこなっていただく時間には開脚をおこなえますので、開脚をされたい方でも大丈夫です。開脚は、どうしても目標が出来てしまいやすいものですので、それが気持ち良さのための心身の状態を見失いやすくさせられ、手が付くようにとか、顔が付くように、或いはお腹が付くようにという目標になってしまっては、杖整体操の本分から逸脱してしまいます。結果としてそのように近付いて行くのですが、それはあくまでも結果であって、開脚の姿勢においても気持ちの良い所で留まることが、継続しておこなうためのものとして忘れてはならないところです。

 身体を労うことは心にも通じてきますので、心のバリアが硬い方やその硬さを認識できていない方は、身体から解放していける可能性を杖整体操に委ねてみてはいかがでしょうか。それには身体を労うという純粋なる想いがあればこそですので。

 思わず杖整体操の記事に文字を費やしてしまいましたが、何も難しいものではありませんので、寧ろ難しくしないほうが良いものですので、相性の良い方にはお勧めの講習です。次回も初めての方のご感想を楽しみにしております。


2020年1月18日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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2020-01-17(Fri)
 

意味のある出会い

 昨日は「クラーチ剣術教室」での講習でした。以前「クラーチ剣術教室って西洋剣術ですか?」という質問がありましたが、クラーチ溝の口という高齢者住宅で剣術(おもに杖術ですが)教室を開催させていただいております。

 これからは益々高齢化が進み、身体の衰えに備えるにはさまざまな選択肢のなかから自力で選んで行かなければならなくなるでしょう。ウォーキングや、自宅での体操、適度な筋トレ、或いは、ジムなどに通ってトレーナーを付けてマンツーマンでおこなう方法、そして、激しくない運動や体操をおこなっている区の施設等でおこなっているヨガや健康体操等々…

 私がおこなっているこちらでの剣術教室は、人のご縁と責任者のご理解があっての稀な事ですので、おこなっている内容も当然他では経験できないものであると思います。指導者との関わりが直接的なものと、会社や運営組織を通して間接的に関わるものとでは大きな隔たりがあります。規模が小さければ利益は少ないながらもやりたいことを薄めずにおこなうことができます。しかし、利益が求められれば本音と建前が生じ、人を増やすため、気に入られるための内容になり、相手の見方が変わってきます。また規模が小さいからこそ可能な、嫌な事からスパッと転向出来る場の整え方も重要な要素です。

 私がおこなっているのは武術を前提とした活動でありますから、そこは絶対に商売に流れてしまってはなりません。勿論アルバイトをせずに活動していくため最低限の収入は必要ですが、自らの心が信じられなくなってしまっては(嘘になれてしまっては)武道武術を通じて人に伝えるものは全て嘘であることになります。逆に言えば、そこを外さずに生きていればそれなりに見えてくるものがあり、それは一瞬の出来事でも見逃さない断定的な判断となります。ですから、その判断を信じて進んでいけば己の道は続いていくのだと思います。

 
 とつぜん話題が変わりますが、「WEB動画かざあな。」三部作で大変お世話になったTAMTAMのMariさんとTakaさんのミュージクビデオ等が視聴できるYOUTUBEチャンネルがこちらです。Baby Angel

 Gold Castle の生徒となってご縁が続いておりますが、Mariさんが長く活動されているHEY!WAO!の活動を見られますと、こちらのミュージックビデオの見え方もまた変わってくるものと思われます。HEY!WAO!

 
 私自身もいろいろな世界を体験して来ましたが、寄り道をしたというよりは、得難い体験が出来たという事に後悔は全くしておりません。その後の人生の感じ方、舵の切り方がどう変わっていくのかは、これまでに通ってきた道が決めているのだと思います。そこに芯が通っている限り、全ての道は必然であり、繋がっているのだと思います。今は自分の道に悩むことは全くありませんが、自分の生き方や、心身の成長と対応力には多々考えさせられております。しかし、その考えさせられることが何かの学びとなって行くので、そのようなことは常に無くならず循環していくものであると感じております。

 そうした人生の同じ時間軸を生きている方々は多くいらっしゃると思いますが、どこかでそうした方々とご縁が繋がることも生きていく中での楽しみであります。それはきっと「意味のある出会い」ということなのでしょうね。


2020年1月18日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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2020-01-15(Wed)
 

偏りの回復に身体が喜ぶ

 三連休の最終日成人の日となる本日は、品川区総合体育館柔道場にて『杖整体操』の特別講習会をおこないました。

 今回は杖整体操初参加の方が三名いらっしゃいました。開脚をおこなわずに進めましたところ、全体的にこれまでで最も深く効いたと思います。

 最後はなかなか動けずに、お帰りになられる姿も寝起きのような目の焦点が定まっていないような方が何人かいらっしゃいましたので、副交感神経の優位性はこれまでにない程のものだったと思われます。

 普段の稽古とは間逆の、心身ともに弛める内容ですので、心地良さ気持ちよさというのは身体が望んでいる偏りの回復ですので、そうした偏りの回復にこの杖整体操は効果を発揮しております。

 次回は2/24(月/祝)15時30分~17時00分 品川区総合体育館柔道場でおこないます。ある程度年齢を重ねますと、睡眠だけでは元に戻らなくなります。日頃身体を酷使したり、同じ部位に負担が掛かり続ける方は、偏りが生じておりますので、整体や整骨院などで施術していただくことかと思われますが、杖整体操では杖一本あれば自分で調整できますので、人任せでなく自分でケアができます。悪くなる前に気持ちの良い所を探って留まる事で予防になります。次回のお知らせも近日中におこないますが、お早めにご連絡いただいても承ります。来月も三連休の最終日ですので、連休の最後に身体を労わってあげられるように日程を調整されてみてはいかがでしょうか。

 本日もお越しいただいた皆様ありがとうございました。


2020年1月18日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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2020-01-14(Tue)
 

自分で求めたくなる学びとは

 本日のGold Castle 殺陣&剣術スクールはひさしぶりに日曜日夜間の部で開催いたしました。

 会場予約の都合で時間帯が安定せず申し訳ございません。基本的には昼間の部、夕方の部のどちらかを優先して確保しておりますが、確保できなかった場合は夜間の部、午前の部で調整しております。それでも難しい場合は、深川スポーツセンターであったり、文京スポーツセンターなどの会場で開催しております。

 連休の中日、それも夜間の部でしたが昨日に続き多くの方がお越し下さいました。13歳のRちゃんが体験2回目の参加となり、前回よりも緊張せずに楽しんで取り組まれておりました。同期の女性陣達も熱心に殺陣クラス、杖術クラスと取り組んでいました。中でも最後におこなった「三十連円打」の八番目までを、全部覚えている生徒達にそれぞれお伝えしていただき、「楽しい!」という声が聞こえるほどの盛り上がりでした。

 立廻りの中でお芝居の間と、心理状態を表現する目線というものがあります。これは刀の操作とは別に、心の操作ともいうべきでしょうか、その心になっていないと難しい間と目線です。しかし、お芝居の経験が無い人にとってはどうしていいのか分からないものですので、心で自然におこなうのではなく、一つ一つを細かく押さえておく必要があります。ぎこちなくなってしまうかもしれませんが、最初はわざと用意した見せ方として、どこで何が必要なのかを経験しておくことです。

 役者さんにとっても、こうした立廻りの呼吸というのはセリフの掛け合いに近いものがありますので、実際のリアルな掛け合いではなく、見ている人にとって心地良いテンポと間を計算しながら違和感無くおこなっていく感覚が養われるものと思われます。全てを把握した中で逆算的に作っていきます。そこに求められるリズムなどの布石を敷くのです。つまりその布石というものが、今そのときにやるべき判断材料なのです。そこに、リズムと間以外にもアングルが重要になってきます。こうした立廻りというのは、技や動きありきでなく、まずは、何人でおこないどのぐらいの時間何処で観られているのかということから作って行きますので、そこに当て嵌まるベストな体捌きや剣技が、それらの構成に揃うように当て嵌めて作っていきます。つまり動きと言うのは、制限された中で考えなければならないのです。これを自由に動きありきで作ってしまいますと、観ている人にとっては苦痛になってしまいます。剣術や杖術というのは、体の使い方の工夫をさまざまに技の中で一致させて行きますので、私の場合立廻りを考えるときには、そうした一致感覚を全体の構成の中で心地良く作ることに重点を置いております。ですが、現時点における立廻りでは、人が驚くような剣術の体捌きを考えても、まだそれが講習でおこなえる段階ではありませんので、今おこなっている立廻りは比較的オーソドックスな体捌きであると思います。しかし、私の場合は芯を割りと動かしますので、そのあたりは少し難しいと思われているかもしれません。

 殺陣はあまり難しいものよりも、ある程度出来る内容のものを最後までおこなえるほうが皆さんにとっても喜ばしいことですので、つい難しくなってしまわないように私自身気をつけなければなりません。この教室の役目として、参加される方の希望に応えられるように刀を使う=殺陣という入り口から、剣術や抜刀術に杖術など、今まで知らなかった世界をお伝えし、その世界に興味をもたれる方は、お芝居よりもリアルな「身体」という物語を長期に渡って観て行くことに関心を示されております。勿論、殺陣の世界でも、みんなと合わせて作り上げる面白さもあるでしょうし、役者の方には、現場で即対応出来る刀の使い方や間合い感覚、危険察知能力を身につけておく必要があります。こうしたことは、2ヶ月や3ヶ月では付け焼刃でしかありませんので、お仕事やオーデションが来る前には既に身につけて置かなければ間に合いません。また、先にも言いましたがセリフの掛け合いとも通じる呼吸が掴めますし、身が引き締まる空間と言うのは大人になってからは少ないものですので、何かを失わないためにも必要なものです。

 人生を有意義に過ごすには学びから逃げていられませんので、自分で求めたくなる学びとは何なのかを探り、そこに向かって邁進して行ければそれは幸せなことなのかもしれません。大人になってからの学びとは、何かを成功させるためだけではなく、もっと根本的なものを学ぶことが、今の時代は失われてしまっているように感じます。学校の学び、会社の学び、そうでない本当の学びを自分の時間の中で実践していきたいものです。

 明日は、三連休の最終日。18時から品川区総合体育館柔道場で『杖整体操』の講習会をおこないます。杖を持ってらっしゃる方は飛び入り参加でも大丈夫です。普段お忙しい方はなかなか身体を労わることができませんので、この機会に身体というこの世の借り物に感謝の実践をしてあげましょう!


2020年1月13日(月/成人の日)『杖整体操』(お申し込み受付中)

2020年1月18日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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2020-01-13(Mon)
 

杖術の新しい操法をお伝えする

 昨夜は猛烈な睡魔に襲われ、いつもは2時か3時頃に就寝の私が21時過ぎに床に着いた。1/3から一週間毎日稽古だったせいか、それなりに疲労が溜まっていたのかもしれない。

 本日11日は三連休の初日ということもあり、電車内はスーツケースを引く人が多く見られた。特に私が乗り換える品川駅では、新幹線や羽田空港行きの京急に乗り換える人が多く、同じようにスーツケース(キャリーバッグ)を引いている私もこういう日は紛れてしまう。

 今日の講習では多くの方にお越しいただき杖術の新たな操法をお伝えいたしました。両手を寄せ支点をどのように移動させるか、そしてその際の足運びをどうおこなうかがこれまでの操法とは異なります。

 私自身、右肩甲骨を広げることで間合いが縮まり打ちの威力も上がる事が受けていただくことで確認できました。
 まず最初に、体捌きと身体を練る稽古として「差し換え突き」をおこないました。これを見ていると現時点での身体の使い方、浮き身の掛け方がよく見えますので、「ああ、この方は上手になったなぁ」と上下前後左右、重心のブレが少なくなり、それを司る脚足の働きが上達されております。

 続いて「二杖之位」中段の構えから「攻防一体」をおこない、相手の打ちを受け、その力を貰いながら連鎖的に攻撃へ繋げていく稽古をおこない、その働きが身体に入ったところで、今度は抜き技のように相手の起こりを捉え変化させて打ち込んでいく動きをおこないました。

 さらに「二杖之位」下段の構えから「払い打ち」、「払い突き」をおこない、最後は「二杖転換」をおこないました。二杖というのは、杖一本で二本分の働きをさせることからそのように名称を付けました。最後の相手の打ち込みを頭上で受け、そこからの変化で落としながら打ち込んでいく際に、右足に重心を乗せ、そのまま引っ掛け落す際に右足を上げ、打ちに転ずる際には足が落ちていることが解り、この瞬間の働きの多くは右足であることから、あらためてこれは興味深い得物の操法であると確信いたしました。

 体験初参加の俳優さんも興味深く身体の使い方を学ばれておりました。非常に礼儀正しい方でした。このところは、男女共に俳優の方や俳優志望の方が多く参加されております。

 Gold Castle 殺陣&剣術スクールも今年で七年目を向かえますので、この教室名を目にしたことがある方も徐々に増えてきているものと思われます。今では同業者の方も何人か生徒であった時期がありますので、そうした同業者の中での情報交換というのも有益なものでありますし、私としましても「この方の教室なら同業であっても紹介出来る」と思える方を何人か知っております。(もちろんその反対もありますが)指導者との相性というのはありますので、後で後悔しないところで人生の時間とお金を使った方がいいと思います。

 現在お越しいただいているGold Castleの生徒達の年齢や男女比を見ますと、男女比はやや女性の方が多い状況です。年齢層は下が9歳から上が76歳となっております。10代は一昨年から昨年に掛けて増えましたし、20代は男性が少なく女性はこの二ヶ月で三名増えました。30代は男女ともに少なめですが、40代になりますと男女共に多く見受けられます。50代、60代の方もいらっしゃいますので、幅広い年齢層の方が生徒になって下さっております。海外ご出身の方もお二人生徒になられております。体験参加の方も途切れずに起こしいただいておりますが、以前に比べて正規受講生へとなられる方が増えてきたように感じます。それでも、お仕事や学業などでお休みされる方もいらっしゃいますので、一定して生徒数は大きな変動がありません。そうした中で長く続けてくださる方への思いと言うのは、同時に体験参加に来られた頃の事も記憶の中にありますので、感謝の気持ちしかありません。私がこうして指導者として生きていられるのも、生徒の皆様がお越しになっていただけるからであり、その気持ちに甘えることなく皆が「良かった」と思っていただける指導者として精進し伝えて行かなければなりません。まだまだ課題が多いですが、皆で一緒に成長していける、そんな共有空間を大事に明日を生きて行こうと思います。

 明日はひさしぶりに夜からの講習です。18時~品川区総合体育館剣道場でお待ちしております。


2020年1月13日(月/成人の日)『杖整体操』(お申し込み受付中)

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2020-01-12(Sun)
 

剣に通すも誘われ過ぎないこと

 本日木曜日は高田馬場にて渡部氏とA氏と稽古をおこなった。今日は年明けということもあってか、いつもの人数に比べて大変な賑わいであった。

 他の会場と違って、ここでは他団体とともに同一空間で、それぞれに場所を決めておこなっている。私はこの場所で十一年近く毎週二回稽古をおこなってきている。それだけに、自然とご挨拶される方々も増えてきた。(今日は私以外に月刊秘伝で記事になっている方々がここに三名、それぞれにご指導されておりましたので、濃い空間でありました。)

 今日の稽古では、昨年末から気になっていた、「抜けた状態での剣の威力」を検証。
 結果から言えば、袈裟斬りに関してはかなり威力が上がった。「水飲み鳥」の原理と言えるが、なぜこんな水鳥飲みの記憶があったのかまったく解らない。杖の打ち込みに関しては飛ばすように放つため、この原理が活かされない事も解った。

 しかし、正面斬りから斬突きで試みた際に、これを改める必要があることに気が付かされる。

 それは、相手に対し中心を取るように斬り入って行くのであるが、身体にアソビがあり、方向が得物に向って行くと、相手としては斬り入られる怖さが全く感じられず、全体がゆっくりと動いているように把握出来てしまう。これは無意識の反射の感覚に関連しているのかもしれないが、中心を取ったり、身体のアソビ(起こり)がわかりづらいと、反射という無意識の準備作業が整わず、不安や怖さに身体が頼るものを失った状態に陥ってしまう。剣術と言えども、否、剣術というのは、そうした剣が交わろうとするもしないも、相手の中心や、どこに捉えて行くかが重要である。それは、抜き技しかり、抜き技を成立させるための、激しい斬り結びしかりであり、威力という魅力に誘われてしまうと、目付けが狂い、相手にとって把握され、抜かれた際の崩れ方と言うのは致命的である。そう崩されないための稽古法を流れの中で自然に考えたのであったが、そもそも間違えであるという事を感じたため、結局回りまわって、元の形に納まった。しかし、目付けの意識や、抜き技というのは、強く打ち合うことが前提にあって成立させられるものであるということが得られたことは収穫であった。先日、袈裟斬りにも幾つか種類があることを知らなかったのは不覚であるとこの記事で書いたが、刃筋の立て方角度は別として、やはり一つの太刀筋を追求すべきであるという結論となった。そうでなければ、感覚は逃げてしまい、そこから得られる対応の術に近付くことはできまい。そのことが解ったことについて、安堵した気持ちもあり、相手への入り方と打ちの強さ、そこに抜き技などの技術が技として成立してくる。

 今日の稽古では今後の剣術稽古における外せないものを実感することが出来た。そのなかから、どう相手が反応しにくいか、あるいは変化に対応出来るか、かつ強く打ち込めるか、抜くことが出来るか、等々そうしたことを前提に「在るべきもの」を見つけて行かなければならない。あらためて、構えの重要性、不思議さ、まだまだ知らないことが隠されている。


2020年1月13日(月/成人の日)『杖整体操』(お申し込み受付中)

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2020-01-10(Fri)
 

自分にとっての普通を生きていく

 昨夜フト、かつて私が広島に六年間住んでいたときの寮が今もあるのかネットで調べたい衝動に駆られ、今も現存していることが分かった。高校を卒業し、六年間広島にある大手鉄鋼会社に就職した。そのときに住んでいたのが八階建ての巨大な独身寮であり、入居者の上限はたしか三十歳までだったと記憶している。そのため、たいへん賑やかなものだが、エネルギーとお金はあっても遊ぶところが無い。という日常の連続に自然と皆落ち着いてくるものであった。結婚し寮を出て、社宅に入り、いつしか家を買い、この土地で生きていく決意を決めた者も多い。

 偶然とはまさに昨夜のことで、その広島に住んでいる親友のTからとつぜん電話が掛かってきた!

 懐かしんで寮が現存するのか調べて二時間余りでTから電話が掛かってくるとは、なにか不思議な力でも働いたのかと驚いた。そのTとは私にとって広島時代唯一の親友であった。二年半ほど前に東京に出張で来て以来の再会を来週に決めたので、東京で会うのはこれで三回目だ。フルコンタクトの空手を二十代の頃から続けており、かなりゴツくなっていたが180㎝で100㎏にはなっていただろうか。家庭を持ち、子供を三人育て、私は辞めてしまったが今も会社でバリバリと働いている。私は寮暮らしから相変わらずの一人暮らしであるが、別に私になにか少数的な趣向や精神的な意味合いがあって一人で居る訳ではない。私は私のやり方で、時間の使い方で今の、そしてこれからの人生を生きて行きたい。まだまだ改善の余地もあり、イメージしている日々の時間の使い方とは掛け離れているが、それでも数年前までの事を思えば遥かに前進した。だが、全然物足りていないのである。それは金銭的な事ではなく、身体と脳に対する環境を整えたいと切望している。そこに向けて少しずつ少しずつ準備をして行かなければならないし、そのイメージは実現させたい小さな夢でもある。

 来週はTと会うことになるが、おそらく時間が二十年程戻ることになるだろう。 月刊秘伝を見て驚いたらしいが、そうだろうなあと自分でも思う。広島に住んだ六年間は価値のあるものだった。


 稽古記事に入る。

 昨日は戸越体育館にて渡部氏と稽古。天気予報がはずれ、雨に降られてしまった。駅の売店で傘を買いキャリーバッグを濡らしながら会場へ。
 この日は杖を滑らせる操法をあらためて検討し、「滑らせる」という言葉に倣ってしまうことの弊害を言葉に発した。尤もこのことは以前からも気がついていたが、滑らせることが目的にすり替わってしまってはならないということ。それは自転車のブレーキのようなもので、滑らせるという手之内の抵抗が杖の速度を落とし、身体に負荷を掛けてしまっている。ただ、それよりも抵抗の少ない操法を体感していなければ、これの問題になかなか気がつきにくい。

 同じように「摺り足」というのも言葉に倣ってしまうと、足の裏で床掃除をしているような摺り足になってしまう。目的は床を摺る事ではなく、踵使いを改めることに摺り足の必要性は高い。その踵使いを改めるために、爪先の向きや膝関節、股関節、胸椎などの働きも関わってくる。そうした全ての要素が「摺り足」という言葉の中に入っており、ただ足の裏を摺って歩くというのは全く違うことである。

 手之内では、握り過ぎない事と言うのはさまざまに働きの実感として気付かされる。
 杖の突きや打ち込みでも、手之内に触れている箇所を点でおこなうと抵抗が減り、かつ自ら詰まらせる力みが抜けることで「ボッ」と突けるし飛ばす感覚で打ち下ろせる。納刀についても同様に柄を持つ右手が握りすぎてしまうと、前腕に負荷が掛かりすぎてしまう。特に習い始めの頃は、操作感覚に慣れてなく、刀を落さないように握った手を変化させることが難しい。手之内の変化と弛み具合により、この負荷は相当軽減される。その負荷に耐え切れず刀身の峰側を鯉口を握っている左手の親指と人差し指で摘んではならない。これは無意識で何かの生き物のように左手親指と人差し指が動いてしまう癖が付いてしまうので、私はそれを「泥棒の手」と、昨年11月に川原田氏と兵庫県の集居夙川館で稽古していた際に思わず言葉が出てきたのであった。

 座りにおける素手での稽古では、相手が出してきた手を巻き取り、もう片方の手で肩を押し当て倒す稽古を、体捌きや接触の感覚を養うものとしてたまにおこなっているが、受けが「蠢動」を掛けると全く出来なくなってしまうので、体捌きと接触感覚を養うためと割り切る稽古であったが、「触れ手落し」の応用で手の掛け方を左右逆におこない、試みたところ蠢動を掛けられても崩せることが確認できた。こうして少しずつ少しずつ発見したものを次への稽古に活かしていくことが大事である。昔は訪れなかった流れが、今は私のペースで訪れていることに感謝しなくてはならない。

 最後は杖整体操を各自自由におこなった。杖整体操の最も効果的な方法は、自分流で心地良さを探して留まれるようにおこなうことである。私がおこなっている姿勢はあくまでも参考なので、経験者は自分流の流れ、姿勢をその場で身体に導かれるようにおこなうことが一番であると思われる。無理をせず継続しておこなうことが大事なので、自分の生活の仲間に入れられるように出来れば身体は喜んでくれるだろう。


2020年1月13日(月/成人の日)『杖整体操』(お申し込み受付中)

2020年1月18日(土)『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

2020年2月01日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年1月 武術稽古日程

2020年2月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-10(Fri)
 

『剣術 特別講習会』のお知らせ

2020年2月1日(土) 品川区総合体育館 剣道場にて剣術特別講習会をおこないます。

今回は大刀での剣術一コマ、小太刀での剣術一コマ合わせて二コマおこないます。
一般普及型の大刀木刀での講習を希望される方、小太刀の講習を希望される方、または両方の剣術を希望される方はそれぞれご希望の内容をご連絡下さい。

初心者から、経験者までその方に応じて進めて参りますのでお申し込みお待ちしております。
(貸し出し用の木刀・小太刀は用意しております)


2019.02.09 剣術 特別講習会
(写真はBABジャパン制作によるDVD撮影の一コマ)


【開催時間】
12時30分~14時30分/大刀
15時00分~17時00分/小太刀
18時00分~懇親会


【会場】
品川区総合体育館 剣道場


【参加費】
3.000円/1コマ
5.000円/2コマ


【お申し込み方法】
ホームページ、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「希望される内容。大刀、小太刀、両方のいずれか」
⑤「木刀・小太刀の有無」 
⑥「懇親会の参加または不参加」

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師

2020-01-08(Wed)
 

クラーチ剣術教室 新年会

 まずは昨日の稽古記事から。

 月曜日は高田馬場にて竹田氏と稽古。
 竹田氏は埼玉県でオーガニックカフェを経営されており、月曜日が定休日のため車で二時間以上かけて稽古にお越しいただいている。
 そのため、稽古中は勿論のこと、休憩時の合間も、合気道や古流の剣術、生き方についてなど話が尽きないこともあり、稽古を差し置いて会話を優先することもある。そういう意味では便宜上休憩と言っているが、休むための休憩ではなく、次に向う気持ちを整えるための間を作っている時間帯ということになる。

 当然人によっては休憩など挟む必要も無いが、それが出来るのは身体と心が臨機応変に整っていられる方との稽古であり、それとは別に門人達との稽古では、間を取ることで緊張を解す必要性もあるため、この休憩と言う名の間の時間をどう使うかが人それぞれにあるようだ。

 この日は竹田氏が帰られた後二時間ほど一人稽古をおこなった。
 杖の新たな操法に気がつきしばらくそれに集中していたせいか、肩回りが硬くなったように感じられ、今までおこなっていた杖の操法は身体の機能を調整してくれる働きがあることを思い出し、「ああ、今まで淡々とおこなっていたものが実は体の状態を当たり前のように維持してくれていたのか…」ということに気付かされ、この日はひさしぶりに取り憑かれたかのように杖術をおこなった。やはり肩回りが解れ、ここちよくスムーズに動かせるようになった。しかし、そんな直ぐには全てが良くなるわけではないので、体に詫びるようにこれからも新旧二つの操法を混ぜながら稽古して行きたい。
 
 剣術も同様に夢中で剣を振った。もちろん力任せに振るのではなく、身体の調和感覚や慣性をどのように身体に通し戻せるかを考えながらおこなった。お陰で24時間立った今、喉回りが筋肉痛になっている。おそらく歩をつけての正面斬りに置ける慣性の働きが背中を連れ頭の重さとともにその力が喉の周辺に掛かったのではないだろうか。正月休みで身体が鈍っていた証である。

 抜刀術では、全十二本をおこなう。こうした技の感覚は、一人でおこなう稽古が無ければ衰退してしまう。探究あっての進展である。

 最後は三十分程杖整体操をおこなった。動きによっては右肩から上腕に掛けて痛みが続いていたが、杖を天秤に掛け丁寧に良い塩梅を探り留まったところ、一過性ではない成果があった。今後はなるべく一人稽古の後には杖整体操で身体を整えたい。否、整えなければならない。

 
 そして本日火曜日は「クラーチ剣術教室」別名「高齢者のための剣術教室」の稽古始めでした。
 体調の良さそうな方、まあまあの方、そうでもない方、さまざまにご挨拶させていただきました。昨日は竹田氏にここでおこなっている剣術の型を幾つかお見せしたところ、目を見開いて驚いておりました。十七歩でおこなう「抜付之型」、同じく十七歩の「真向突之型」、十歩でおこなう「巴抜之型」、それから「七斬之型」(通称、赤木の山)これを今日もおこないました。細かい部分はまだですが、それでも十分に習い事として成果を出せているレベルには達しておられます。そうしたことから、今日の新年会の席で「今年は文化祭に出ますから、よろしくお願いします。」とお伝えいたしました。一人でも二人でも構いませんので、何年も付いて来て下さった生徒の発表の場を作ってあげたいと思いました。以前は、生徒への稽古が偏らないように差を付けてはいけないと文化祭のお誘いをお断りしておりましたが、今の生徒達を見渡しますとそうした状況になりませんし、特別に集中して稽古をしなくともそれなりに形にはなると感じるようになったからです。 

 それとは別に今日は袴の話題になり、もう随分長く続いている方もいらっしゃいますし、動きも沢山やってきましたので、これからの人達のためにもベテラン勢には袴と道衣の着用をお勧めいたしました。今の動きはただの運動レベルでやっているものではありませんので、色々と考えながら身体を動かし感じ取ろうとする眼を養う上で、稽古着と言うのはそれに合わせる時期ではないかと思われます。もちろん強制ではありませんので自由にしていただいて構いませんが、今よりも遥かに形が良く映ると思います。

 新年会ではレストランの別室を予約していただき、そのお部屋で乾杯いたしました。
 こうして私が自然にこの場に入られることが五年を過ぎました。失ってみて初めて気がつくような日々を、失わない内に気がつかなければならないと、大切にこの日この時間を過ごさせていただいております。私自身の性格もあるのだと思いますが、こうした空間はとても心が休まり浄化される気分です。毎年新年会を開いて下さり、世話人のOさんを始め生徒の皆様には心から感謝とお礼を申し上げたいと思います。


2020年1月13日(月/成人の日) 『杖整体操』(お申し込み受付中)

2020年1月18日(土) 『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年1月 武術稽古日程

2020年2月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-07(Tue)
 

飽きる手前までという通過点

 最近は都内でも星が綺麗に見える。この時期の夜空の主役はオリオン座だろう。一番星といえる金星も星とは思えないほどに明るい。ウルウルと見えるこの時期の星空が好きだ。

 
 さて、本日の講習は品川区総合体育館柔道場にて開催いたしました。今日は若い世代の生徒達が多く、そのためか私自身笑いを誘ってしまう発言が多かったように思います。全員に伝えようとすることよりも、一人の相手に伝えるつもりで発したほうが全体に響くということがあります。

 さいきん感じることは、「剣を振りたい」ということが、殺陣だの剣術だの立廻りだの講習内容を設定しそれぞれのレベルを見ながら進めて行くということ以前に、まずはそこを満たすということが先決かと感じ始めるようになりました。

 楽しく続けられることの要因としては、「何となく気が付けば出来るようになっていた」という、自らを否定したくなるような状態に浸からせず、時間を掛けて飽きそうな頃合を見て次に進めたほうが良いのかもしれません。私としてはもう飽きてしまっているのではないかと、逆に進ませたくなるのですが、剣をただ振ることに飽きることでようやく精確な操作へと身体が求め始めるのかもしれません。これは否定的な思いから書いているのではなく、まずは存分に安全な範囲で剣を振らせるということが最初の通過点であるように感じたからです。もちろん、経験者や長い生徒達はその通りではないと思いますが、未経験の方には、あまり難しくなくドンドン振れることが通過点としては必要なのかもしれません。

 土曜日に不定期ではありますが「殺陣基礎クラス」を開設しましたのも、そうした思いがあってのもので、動きの一部分をジックリ続けておこないたいという方もいらっしゃることと思いますので、つい進んでしまわぬように私が私の手綱を締めておこなうクラスでもあります。

 今日の講習では胴斬りが連続でスムーズに続けられる生徒も増えて来ました。今日初めておこなった新しい生徒達は手足の運びに苦労されておりましたが、全員同じように出来ない状態からスムーズに出来るようになりました。この稽古はたまにしかおこないませんが、杖術や剣術など身体の使い方に眼を向ける事で身体操作の手順が間違えにくくなりさまざまに把握出来るようになってきます。ですので、滅多にやらない内容のものでも、動きの組み合わせと流れが、稽古で経験したものの中から把握に繋がり動けるようになるのです。

 これはよくありがちなことですが、「自分は出来ない人間なんじゃないだろうか…」と自己嫌悪に陥ってしまう場合があります。経験していないものは出来ようがありませんので、意識的にも無意識的にも身体にどういう動き方で感覚や調和それらを統御するための手順を身につける事が出来るかを、失敗しながら経験させていくのです。それが稽古に必要な時間とも言えるでしょう。習うのが上手い人というのは、そうしたことが解っているので、出来ない自分になんらショックを感じることも無く、まずはやるべき事から経験させて行くことを知っているのです。  なんだか、今書いていて自分の今の心境を書いているようで恥ずかしい気もいたしますが、私自身にとりましても出来ないことは当然嫌なものです。しかし、自分のやれる範囲に眼を向けて行きますと、自分にしか出来ない部分も見えてきます。そこをいかに伸ばし、その先を実感出来るかが、その人にとっての進展への道筋の一つであると思われます。どうやらこれは私が私に書いているような文になってしまいました。

 今日はHさんが率先して若い生徒達の袴の着付けを合間におこなって下さり、板に付いたその光景はなかなか良いものでした。中学生の生徒達も大きくなり、袴をつけた若い生徒も徐々に見られるようになりました。これからそうした姿のお子さん達が見られることが私にとりましても楽しみでありますし、当人達にとりましても気持ちが切り替わるものになると思います。

 更衣室で稽古着に着替え、道場に礼をし、稽古に励む。稽古後は掃除をし、道場に礼をして更衣室で着替える。

 この一つ一つを疎かにせずおこなうことで、養われるものは大きいものです。難しいことではありませんが、それだけに油断しがちになってしまうものです。すべてに意味はあり、その中で逸脱せずに自由に振舞えることがこうした習い事の本質であり試されている部分であります。

 「気付くちから」を養うことです。


 今日もそれぞれに励んでいただきました。2020年、令和二年、新たな気持ちを薄めることなく、それぞれ身につけて行きましょう。本日もお越しいただきありがとうございました。


2020年1月13日(月/成人の日) 『杖整体操』(お申し込み受付中)

2020年1月18日(土) 『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年1月 武術稽古日程

2020年2月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-06(Mon)
 

本日はSさんが正規受講生になられました

 今年の稽古始めは、昨日1/3の夜に松聲館に伺い甲野善紀先生と稽古させていただきました。以前は、先生の技に感動し、興奮冷めやらぬ状態が常でありましたが、このところは、自分の未熟さ稽古の甘さを痛感する苦しみの時間となったように思います。しかしそれは、何かが前に進んだことでもあり、今自分に出来るコトを務めて行くことでしか進んでいけないことも解っております。だからこそ現時点における未熟さに苦しさを感じながらも今を乗り越えて行かなければならないのだと自分に言い聞かせるしか術はありません。

 表裏という事を考えるなら、苦しみは必要であると思います。

 一歩がどの方向に進んでいくかが大事であり、その一歩一歩を積み重ねて行かなければ辿り着けない場所がある筈です。しかし、時の流れと言うのはその先を遥か彼方へ押しやってしまいますので、道というのは果てしなく厳しいものであると痛感いたします。そのことを、承知した上で自分らしく進んでいくことが私の道であると思います。

 学ぶとは常に楽しく心地良く勢い良く展開していくものでもなく、苦しみ考え、自己否定に陥りながらも、そうでなければ得ていけないものもあります。先日の記事でも書いた「対にあるものに時間を使ってあげられるか」という観点からも、対無き物事は存在せず、その両方を知った上で己を観ることが出来るのではないでしょうか。

 終電で家路に着く道すがら、稽古始めから身が引き締まるようなそれは私の中で勝手にそう解釈してしまっていることなのですが、感じるものというのは意図必然でありますので、意識と身体が近づけるようそれに向かって今年一年歩を進めていこうと思います。

 
 そして本日1/4は、私が主催する稽古始めとしてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。本日は土曜日としてはひさしぶりに二コマ、「剣術クラス」と新たに開設した「殺陣基礎クラス」を開催いたしました。

 剣術クラスでは後半小太刀をおこない、殺陣基礎クラスでは、その名前の通り基礎のみをジックリとおこないました。しかしながら私の悪い癖で最後は少し動きを組み合わせて一つの形を即興でおこなえるようにいたしました。その場の雰囲気を見て、即興で組み合わせた流れですが、あくまでも基礎を重点にしたクラスですので、私が想定しているよりももっと立ち止まっておこなうべきであると言い聞かせながら今後もこのクラスを継続して参ります。

 年初めは新たに何かを始められる方が多いものです。本日は体験参加の方が6名いらっしゃり、Sさんは正規受講生となられました。1月中にあと何人かの方が生徒になられる気配ですので、教室としてもさらに学びの場として雰囲気が整ってくるものと感じております。

 1/13(月)には18時00分~19時30分『杖整体操』の講習会をおこないます。今日は講習後に15時30分~17時00分とお伝えいたしましたが、2/24(月)と混同しておりましたので、ここに訂正させていただきます。まだ体験されていない方は是非自分の身体をねぎらってあげるつもりでお越しいただければと思います。参加費も2.000円ですのでマッサージに行くよりも安価です。杖を持っていれば自宅で出来る方法も学べますので是非一度お越しになってみてください。開脚は以前おこなっておりましたが、人によっては心地良さが覚めてしまいますので、講習会では開脚をおこないません。緊張もなく体が痛くない形で果たしてどれほどの効果があるのか体感なさってみてください。

 そして1/18(土)は、15時00分~17時00分『抜刀術 特別講習会』を開催いたします。居合刀を購入された方には絶好の機会ですので、感覚を知る上で二時間の集中した空間とともに静から学ぶことは多いものです。

 そして最後に、昨年5/20に発売された私の初めてとなるDVD『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』を私の生徒や門人の方限定で定価5.500円のところ、1.000円割り引いて4.500円で私が直接お渡しいたします。(数に限りが御座いますのでお早めにご連絡下さい) 直接お渡しの場合、何かご希望があれば承ることも可能ですので、その際にはお伝え下さい。ご連絡はホームページか、こちらのブログのお問い合わせ、または直接私のメールアドレスをご存知の方はそちらからでも結構です。講習でおこなっていることの理解が進むと思われます。

 
 さあ、明日は品川区総合体育館柔道場で15時~開催いたします。稽古始めの方もいらっしゃるでしょうし、今年から復帰される方もいらっしゃることでしょう。新たなスタートを皆様とともにお待ちしております。


2020年1月13日(月/成人の日) 『杖整体操』(お申し込み受付中)

2020年1月18日(土) 『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年1月 武術稽古日程

2020年2月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-05(Sun)
 

2020年2月 武術稽古日程


2月01日 土曜日  剣術 特別講習会
         12時30分~14時30分/大刀
         15時00分~17時00分/小太刀
         品川区総合体育館 剣道場
         18時00分~ 懇親会


       
2月02日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         15時00分~17時00分
         品川区総合体育館 剣道場



2月03日 月曜日  金山剣術稽古会
         17時00分~21時00分
         新宿スポーツセンター 剣道場



2月04日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口
         
 

2月05日 水曜日  金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場


            
2月06日 木曜日  金山剣術稽古会
         14時00分~16時00分
         新宿スポーツセンター 剣道場

         

2月08日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時00分
         15時30分~17時00分         
         戸越体育館 剣道場



2月09日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         15時00分~17時00分
         品川区総合体育館 剣道場



2月10日 月曜日  金山剣術稽古会
         17時00分~21時00分
         新宿スポーツセンター 剣道場



2月11日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口
         
        

2月13日 木曜日  金山剣術稽古会
         14時00分~16時00分
         新宿スポーツセンター 剣道場

         

2月15日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時00分         
         戸越体育館 剣道場



2月16日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         13時20分~14時50分
         15時10分~16時40分
         深川スポーツセンター 柔道場



2月17日 月曜日  金山剣術稽古会
         17時00分~21時00分
         新宿スポーツセンター 剣道場



2月18日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口



2月19日 水曜日  金山剣術稽古会
         12時00分~14時00分
         戸越体育館 柔道場
                 


2月20日 木曜日  金山剣術稽古会
         14時00分~16時00分
         新宿スポーツセンター 剣道場



2月22日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時00分
         戸越体育館 剣道場
         


2月23日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時00分~14時00分
         品川区総合体育館 柔道場



2月24日 月曜日  杖整体操
         15時30分~17時00分
         品川区総合体育館 柔道場
         


2月25日 火曜日  クラーチ剣術教室
         10時00分~11時30分
         クラーチ溝の口



2月27日 木曜日  金山剣術稽古会
         14時00分~16時00分
         新宿スポーツセンター 剣道場



2月29日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
         12時30分~14時00分
         15時30分~17時00分         
         戸越体育館 剣道場






 金山剣術稽古会 入会希望の方へ


【 新宿スポーツセンターでの稽古時間 】
◇(月曜日)17時00分~21時00分
毎月第四月曜日は休館日のためお休みとなります。
(第四月曜日が祝日の場合は翌火曜日がお休みです)

◇(木曜日/毎週)14時00分~16時00分 


【 戸越体育館での稽古時間 】
◇(水曜日/隔週)12時00分~14時00分 


完全予約制ですのでお早めに御連絡下さい。
前月までに御予約の入っていない日はお休みとなる場合が御座います。
お申し込みは金山剣術稽古会のホームページ
https://www.kanayama-kenjutsu.com より御連絡下さい。

都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。

2020-01-03(Fri)
 

対にあるものに時間を使ってあげられるか

 先の記事で1/13(月/成人の日)に『杖整体操』のお知らせを告知いたしました。1/18(土)に開催する『抜刀術特別講習会』の方が先の告知となってしまい、開催日10日前のお知らせとなってしまい申し訳ありません。思わず抜け落ちておりましたが、こちらのブログでの私の稽古日程には書いておりましたので、日時については知っている方もいらっしゃったと思いますが、お申し込みのスタートを切っておりませんでしたのでお越しになられる方はご連絡お待ちしております。

 この杖整体操は、一昨年の8月からおこなっており、参加人数は少ないのですが、ほぼ毎回初めてお会いされる方が訪れます。おそらく私の映像や武器術に興味を持たれている方が、私と接する最初の機会としてリラックス空間を目的とした杖整体操にお越しになられているのだと思われます。(もちそんそうではない方々もいらっしゃいますが)

 運動前に念入りに柔軟をおこなうのは、そうしたことが必要な動きの特性においてであり、突然の対応が求められる武術では、常の身体に対する把握があれば、何を今更準備運動しなければならないのかという、普段が問われてしまいます。ですから、始める前に準備運動をおこなうのではなく、常に準備が出来ている状態を目指さなければならないのだと思います。それは身体に対する普段からの意識であったり、可動域の把握や身体に悪い動きを改めることにも繋がってきます。つまり準備運動を今更おこなわなけれればならないという事は普段からの意識に隙があるという事であり、使うべきところを使い、使っていないところを間違って使ってしまわないように身につけて置かなければならないということなのでしょう。

 そういう意味において、杖整体操は稽古の後や就寝前に、身体の調整法として念入りに身体の偏りを直す働きがあるように思われます。その偏りと言うのは、骨格的なものもあると思いますが、そうしたことよりも、鍛練や纏まった身体の使い方、というのは重力や浮き身など内に集まるように力を使いますので、そればかりですと身体に偏りが生じてしまいます。発力が上がればそうした偏りはさらに増して来るでしょうから、バランスを保つためにも纏めて集約したものを、脱力して広げていく必要があると感じます。それは理屈ではなく身体がそれを気持ちよさという言葉で教えてくれるのです。ですから、偏りが無い人にとってはあまり気持ちよさを感じない場合もありますし、私自身体の状態によりバラツキがあります。ハッキリしていることは偏りの大きいところが気持ち良いということです。

 逆のことをおこなうというのは日常生活で中々時間の確保が難しいものです。やはりどうしてもどちらか一方に集中して時間を使ってしまいますので人は不調を感じるのです。森羅万象光と影、陰と陽、虚と実、表と裏、対になるものが存在します。その対に眼が向けられ時間を使ってあげられるかが、生きていく上での問題解決のヒントになっていくのではないでしょうか。

 鍛錬が必要な方は鍛練を、リラックスが必要な方はリラックスを、それぞれ片方だけでは見えて来ないもの、不調を来すものがあるかもしれません。そうした場合は、意識的な思惑ではなく、身体が何を選びたがっているかに耳を傾けてあげられる事が大事です。そうした事も経験が無ければ良く解らないものですので、始めて経験する縁というのはとても大きいのだと思います。対になることへの時間の掛け方と、その振り幅にある身体の求める気づきがどれだけ精確に時間を有効におこなえるかに、じつは大きな事が隠れているように思えます。
 
 人の能力はもしかすると意識していない状態の導きにあるのかもしれません。意識することで、意識しないで感じられることがある。のだとすれば、やはり意識すべき事柄を向上させ、そこに執着せずにいられる心が整っていれば、無意識から感じられる鮮度の高い導きに教えを授かることになるのではないかと思うのです。意識していることというのは、現時点における把握の組み立てでありますから、無意識からの導きという新たな気づきからの組み立てというのは、把握出来ていなかったものの訪れであり、そこに対する脳の優先順位は極めて高いものになっている筈です。

 記事も同様に、意識して考えたものを整理して書いているのではなく、その瞬簡に訪れたものを打ち込んでいる時のほうが、自分で書いている感じが無く、無意識からの口述筆記をしているような、頭をあまり使っていないような感覚です。そのため話が逸れたり読み難いこと甚だしくなってしまいますが、そうでなければ書けないものですので、おそらく書くために書くというよりは、そういうモード、自らの無意識に探りをかけて待機しながら一気に手を動かしているというような感覚。完全な無意識ではないのですが、おそらく意識してやっていたものが、いつしか楽を覚えて、自動運転的に逸脱しないように自分の脳に聴いている様な感覚に近いのだと思います。

 ですから急に話題が飛んでしまうこともしばしば。

 1日に金山剣術稽古会のホームページをリニューアルいたしました。「今日の気づき」という項目を新たに設けましたが、毎日更新するものではなく、稽古中に気が付いたことや、日々の中で気づいたことなどこれまで自分で記録していたものを、金山剣術稽古会の中で残すことにいたします。Gold Castleに比べシンプルなサイトですので、更新するにはこちらのサイトの方がバランスが良いだろうと思っております。

 対にあるものに眼を向け、実践出来る時間を捻出すること。これは自分で探し行動しなくてはなりません。バランスが偏ることは、身体的なものであればまだ良いですが心理的なことにはなかなか自分で気が付き難いものですので、こうしたスマホ依存社会ではよくよく考えてその対にあるものにより偏りを正していくことが大事であると感じております。


2020年1月13日(月/成人の日) 『杖整体操』(お申し込み受付中)

2020年1月18日(土) 『抜刀術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年1月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-01-03(Fri)
 

『杖整体操』開催のお知らせ

2020年1月13日(月/成人の日)に 『杖整体操』おこないます。 

この体操の目的とするところは、気持ちよさの中で身体が整っていく調整が成される所にあります。その気持ちよさには、杖という一本の丸棒が腕の重さによる負担や心的ストレスを和らげ、バランスの乱れた姿勢を整えやすく出来るところにあります。

この体操には、痛みを堪えて伸ばすことや頑張りは必要なく、ただ気持いいところを探しながらその位置を見つけた時に、温泉に浸かるような感覚で留まりリラックスするだけです。

元々は私の身体の調整法の為に考案したものですが、これまでにない身体の心地良さと痛みを堪えることなく気持ちよさのなかで身体の詰まりが取れ、疲労やそれに伴うストレスが抜けていく感じが得られたことから、講習会や稽古会等で色々な人を対象におこなってきたものです。それぞれの反応を受け、内容を整理しより効果的に身体の心地良さとリラックスが得られるための講習会を開催しようと至った訳であります。

ヨガの要素や、体操の要素、整体の要素も、この杖整体操には含まれておりますので、カラダの硬い方やカラダが凝っている方、精神的になかなかリラックスできない方、武道に関係なく会社員の方でも安心して簡単におこなえるものです。頑張らずに心地良さの中で身体が整う講習会ですのでご関心のある方は一度ご参加ください。
(動きやすい服装で大丈夫です。貸し出し用の杖はご用意してあります。)


2018.11.22 杖整体操

2018.11.03 杖整体操④


【開催日】
2020年1月13日(月曜日/成人の日)


【開催時間】
18時00分~19時30分


【会場】
品川区総合体育館 柔道場


【参加費】
2.000円


【お申し込み方法】
Gold Castle 殺陣&剣術スクールのホームページ、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「杖の有無」 

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


2020-01-03(Fri)
 

令和二年一月一日

 明けましておめでとうございます

 年の終わりから年の初めという一年の内で最もギャップのある瞬間を越えましたが、昨日を脱ぎ捨て心はこれからに向っております。昨年は、WEB動画「かざあな。」三部作が終わり、BABジャパン制作のDVD「古武術は速い」も発売され、月刊秘伝の6月号と9月号に掲載していただく機会に恵まれました。10月にはフランスからの雑誌取材も受け、大きな一年であったと思います。

 今年は、そうした中から生まれたご縁を大切に活動の柱を強くしていきたいと思います。長年付いて来て下さる皆様とともに、本年も前に進める一年にしたいと思っております。

 今年もみなさま、よろしくお願い申し上げます。

2020-01-01(Wed)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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