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11月は気分も新たに

 10月最後となった本日は高田馬場にて渡部氏とA氏と稽古。昨日の深夜小一時間程、得物を振った際に気が付いた点を、渡部氏に杖や木刀で受けてもらい確認。

 残念ながら新たな試みは有効ではなかったが、一人稽古で得た実感と相手を通じての実感は異なるものである。

 本日の稽古では、久しぶりに刀礼をおこなった。下緒があると意外に処理が大変なものである。サッと何気なく済ませかつ乱れの無いようにおこなうには、分からないようで細かい手順が求められる。だが、これはこれで綺麗な所作を求めていけば興味深いものでもある。

 今日は説明していく中で「気合いも身体との調和である」という言葉が出てきたが、呼吸や気合い、というのは身体的には高まった「気」とも言うべきか、そのような高まりをどこかで抜いていかなければ力みに繋がるため、内圧を抜くように呼吸に音を付けて長短広狭、その時の身体の状態に合った気合いになるのではないかと思っている。決して気合いで力んでしまっては本末転倒であり、力みを抜くために最適な気合いという結果としての声になっているような気もする。

 息だけでは抜けすぎてしまうし、息よりも音を付けすぎてしまうと力んでしまう。息だけの場合であるならば、抜けすぎないように鋭く狭く吐くことになるが、考え方としては身体にとって丁度良い抜け方が妥当であろう。あくまでも冷静でありながらその状態に応じた内圧の抜けが出来るかどうか、これも稽古の中ではいつしか必然的なものとなってくる。

 A氏も8月始めから毎週休まずに参加されている。少しずつであるが身体が慣れてきた部分も見受けられる。郁己君が小学五年生から中学生までの二年間で想像以上に動けるようになったことからも、私との少人数での稽古では継続して来られるご縁が続けば大きく変わることになる可能性は高いだろう。渡部氏の動きはGold Castleの生徒の中でも皆が動きを盗み見るところになってきているので、元から運動神経が良いのではなく、心身の状態が健康であるかどうかがその人の成長には大きく関係しているものと思われる。

 10月も残り数分で終えるが、11月から仕事が少し落ち着く方もいれば引き続き忙しい方もいらっしゃることだと思う。尤も毎月忙しい激務の方も知人にはいるので、こうして稽古に割く時間が取れない人が居ることも事実。生徒達の事を考えれば、毎月参加出来るというのは、実は色々な事を調整して選んで来て下さっているということであり、大変ありがたいことである。

 これからも、そうした方々や、仕事が落ち着くまで耐えて下さっている方々のためにも、守るべきものは守り、新たにすべき事は新たに展開しながら、新鮮な活動を続けて行きたいと思います。

 新しい生徒や体験参加の方々がお越しいただけるのも、教室としましては新鮮な空気となっておりますので、今週は誰と出会い、来週は誰と出会うか、常連の生徒達に混じってそうした楽しみが続いているのもこの教室の特色です。

 11月はすでに中旬までご予約を複数名承っておりますが、まだ余裕がございますので、ご縁のある方との出会いを楽しみにお待ちしております。

 そして11/9(土)の『剣術 特別講習会』も近付いて参りました。初めての方でも講習会や懇親会に気軽に参加できますので、ご連絡お待ちしております。


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『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


2019年11月09日(土) 『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会

2019年11月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-10-31(Thu)
 

人間も春夏秋冬のように

 前に進み続けることの難しさ。

 それはおそらくメンタル的なものなのだろう。

 しかし、それは自然なものであり、必要だから留まっているのかもしれない。

 きっとそうした時期も、いずれ進みゆくであろう流れにとって必要とされる時期なのであろう。

 だが、そうした自然の流れに身を委ねることはなかなか難しい。

 無理をしない。無理をしたくなるまでは。

 季節の変わり目や天候の不安定さ、さまざまな要因が時の流れに選択肢を迫ろうとしているが、私の選択肢は変わらずである。そこに不安は無い。

 私が私に意見を求めたくなるような気分になるのは初めてかもしれない。

 初めてのことならば、それに甘んじてみることにしてみよう。私は何を教えてくれるのだろうか。


 さて、本日は二週間ぶりとなった「クラーチ剣術教室」の講習日。私が皆さんから元気をいただける日でもあります。

 先週は関西での講習会がありましたので、お休みとさせていただきました。その間、何人かの方が自主稽古に訪れていたようで、本日稽古前にOさんから「自主稽古していたら、なんとIさんが来たのよ~!」と喜んで私にお伝え下さいました。

 Iさんは、現代医学では完治出来ない病にかかっておりますが、進行が緩やかなため今でも教室にお越しくださっております。
 80歳代半ばで目も開けにくく歩幅も少しずつしか前に出せませんが、それでもエレベーターに乗って2階にあるこの場所へ武道具を持って参加してくださいます。

 もちろん、それなりのペースでおこなって頂いておりますので、来られる時間にお越しになられ、出来る時間内でお帰りになられますが、自主稽古に参加されていたのには正直驚きました。周囲の方からの勧めもあったようですが、周囲の方のご理解もそうですし、ご本人のお気持ちも「行動に移された」というエネルギーに力をいただきました。

 自主稽古に参加されたOさんご自身も、20年以上関節リウマチ症と付き合い体調をコントロールしながら、ときに注射を打って稽古に参加されております。もうOさんご自身の中で、間もなく六年となる剣術や杖術の稽古が無い日常は考えられないものとなっていることでしょう。おそらくご本人にとりましても当初は全くそんなつもりも無かったと思いますが、これも確実にご縁あっての大きな出来事であったと思います。かく言う私も、まさか剣術や杖術でこういう生活になるとは全く夢にも思いませんでした。

 しかしながら、ただ何となくやっているのではなく、何故だか解らない思考の不思議さや、感じ方、教えというものが自らの中から説得してくれている感があるのです。

 上手く言葉で説明できないのですが、身体と心、武術稽古ではまずそこと向き合う事になりますが、自分で勝手にああしようこうしようと計画的におこなっているのでは無く、ただその時に訪れた出来事に対して「対応」していった結果が今に繋がっているように思うのです。ですから、ギャンブル的な発想も無いですし、ただ自らの身体と心を通じてご縁のある方と繋がっていく中で必要な行動を実践したということです。

 その中で、全ての根幹は私自身の成長に掛かっておりますので、これからも何を感じ、どう実践し、そこから何を見出していくのか。さまざまな日々の状況から試されることがありますので、私はどういう私であるのかを、私に訪ねながら実践していかなければなりません。自然は、さまざまに様変わりいたします。人間も自然であるならばさまざまに感じることもあるはずです。そこで自らをどのように進めて行くのか、道は間違っていないのか、そういう確認点検時期も必要でしょう。年齢を重ねることで得られるものというのは、突如として訪れるこうした状況からなのかもしれません。そこで何を得て行けるのか、そこに今は居るような気がいたします。

 今日の講習では先週自主稽古されたIさんはお休みされましたが、その他は皆さんお越しになられました。低気圧だと調子が優れないKさんもお越しになられ、ガンを患って一旦退会されましたが、体調が落ち着いたこともあって元気に復帰されました。88歳というご年齢ですので、無理なく楽しんでいただければと思うのですが、やはり、「楽しむ「」というのはある程度出来るようになることでもありますので、寂しい思いをさせないためにもなんとか「楽しめる」ようにお伝えしたいと思うのです。

 精神的に不安感の強いMさんも復帰されてから毎回参加されており、同じく80歳代の方ですが覚えは早い方ですので、こうした手順を覚える稽古は向いていると思われます。Mさんも安心して見ていられる様になりました。

 そのほか、元気な皆さんは、バリバリ動いてらっしゃいますので、同年代の方が見ると驚かれるのではないかと思うほどです。踵を上げずに寄せ足をおこなうことも、若い方でも苦労されておりますが、なかなか見ていて気持ちの良い寄せ足ですので、何度も反射的に「いいですね。」と言ってしまいます。

 Hさんは一番新しい生徒さんですが、熱心に復習をされてると思います。映像を観て何度も確認されてらっしゃることからも、杖の取り回しやそれに応ずる身体の連動に興味を持って頂けたのだと感じております。スポーツジムをお辞めになられ、こちらの教室で集中的に身体を動かされるようになっていただきましたので、これからも先を急がずに、Hさんのペースで楽しめるものが身に付くように出来ればと思っております。

 
 クラーチ剣術教室には、ゲストとして毎年、春休み、夏休み、冬休み、と郁己君が参加してくださっております。
 
 先日、郁己君とは小学五年生の終わりごろから約一年間マンツーマンで毎週一回稽古をしていたと記事に書きましたが、とんだ私の記憶違いで、小学五年生になった5/5ゴールデンウィークの木曜日にお母様とお二人で見学に来られ、翌週の9日が初稽古日となり、中学に入学するまでの約二年間をともに稽古いたしました。その殆んどはマンツーマンで、二時間真剣におこなった記憶は彼の中にも長く残るのではないかと思います。彼の生長した姿は、このブログの「高齢者のための剣術教室」というカテゴリの中で、ゲストとして参加された写真は全て掲載しております。大きくなったものです。

 記事の最後に、やはり私にとって稽古以外にも「記事を書く」という事が私が私であるために必要な事なのだと確信いたしました。それは身体的なバランスと心のバランスを保つには欠かせないものなのでしょう。
 今後はブログの記事に限らず、他のSNSは利用いたしませんが、身体と心を通じて実践し得て来たものを言葉や文字に出来る環境となるように、前に進んで行こうと思います。


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2019年11月09日(土) 『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

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2019年10月 武術稽古日程

2019年11月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-10-29(Tue)
 

自らが整うための場

 気持ちのいい青空となった月曜日。明日はまた雨模様となりそうなので、今日の内に出来る用事を済ませたい。


 さて、昨日は品川区総合体育館剣道場にてGold Castleの講習をおこないました。
 一昨日に続き体験参加の方が二名お越しになられ、一コマ受講の方二コマ受講の方それぞれに楽しんで受講されておりました。

 殺陣クラスではタイプMが少しずつ立廻りっぽくなってきました。とりあえず最後までおこなう事が出来るようになりましたので、11/10(日)深川スポーツセンターで撮影を予定しておりますので、前回よりも良くなった部分を記録できればと思っております。

 剣術クラスでは、ひさしぶりにGold Castleならではとなる「誘対稽古」と「鬼ごっこ」をおこないました。

 これは、相手と共におこなう楽しい稽古でもありますが、精確な足運びと剣の操作をおこないつつ相手を観察し同時に周囲を観察する眼を養う稽古法の一つでもあります。

 心理的に追い込まれたときに人は本来の動きが出てしまいますので、頭と身体におけるこれまで学んだ事がどれほど染み込んでいるかが表れるものです。今後も状況を見て時々行うつもりですが、普段の稽古が表れるものですので、いざという時のために普段の稽古をで意識しておくといいかもしれません。

 中学生のK君が、高校に入ったら弓道部に入りたいと申しておりましたので、非常に良い選択だと思いました。居合いや剣道は、私がおこなっている身体の使い方とは全く異なるものですので、混乱が生じると思われますし、弓道で姿勢や身体の内側を観る稽古を積まれた方が今の剣術や杖術との相性は良いものと思われます。

 私の教室では礼儀作法の所作を細かくはお伝えしておりませんが、そのためどうすればいいのかをそれぞれが考える事になります。大まかな条件として、稽古をおこなう気持ちになっていること。自らの状況よりも周囲の状況に先に目が向くこと。経験年数の高い者が、初学の者に対して道を空けてあげること。更衣室では周囲の迷惑にならない振る舞いをおこなうこと。

 簡単に申し上げましたが、各人がそれをどのように踏まえて実践出来るかが剣や杖を使わない稽古として毎度試されております。

 自らの考えで実践し、そこに形を見出すこと。「責任」を自得し、ただ動きだけ、外見だけの事を考えてしまいますと、得られるものよりも、失われてしまうものの方が実は多いように感じます。ですから、場に向かい、その中で過ごすということは実践稽古の集合体でもありますので、私自身もそうですが、これからもひた向きに生徒の皆様と共に修業していきたいと思っております。


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2019年10月 武術稽古日程

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甲野善紀先生からの紹介文


2019-10-28(Mon)
 

徐々に染み込むような活動を

 Gold Castleのホームページのホーム画面に、「体験参加のお申し込みについて」の項目がありますが、27日日曜日の開催時刻が前日夜まで誤って表記してありました。(最新情報やホーム画面下の時間割はあっておりました。)明日来られる可能性のある生徒の皆様にはメールをいたしましたが、もしそちらの時間帯を信じて予定を立てておられる方がいましたら、大変申し訳ありませんでした。深くお詫び申し上げます。


 本日は戸越体育館で剣術クラスをおこないました。土曜日は以前から女性率が高いのですが、今日は全員女性となりました。体験参加の方が群馬県から二時間掛けてお越しくださり、真剣にそして楽しんで受講されていかれました。講習後は写真撮影を求められましたので一緒に記念写真を撮りました。六年間開催して来ましたが、こうした状況は初めてでしたので少しずつですが、インターネットを通じて教室の雰囲気や私の活動などが知られるようになったのかもしれません。体験参加のお申し込みにつきましても、これまでよりも入会前提で丁重なご連絡を下さる方が増えてきたように感じます。これもBABジャパンから発売されたDVD『古武術は速い』や月刊秘伝での特集記事の掲載実績なども大きく関係しているものと思われます。あらためてBABジャパンの皆様には感謝しております。

 しかしながら、教室は人で溢れるかと言えばそうではなく、これは統計学的にも何か横一線で安定するものがあるように感じます。そのため、私の生活環境事態は大きく変わることはなく、念願の引越しも来年また更新しなければならないような現状です。

 今の時代はグーグルマップで色々分かりますから、私がどんな家に住んでいるかも分かる人は分かっていると思いますが、現在ここに住んで15年が過ぎ、よくこの狭い空間でやってこれたなあと思いますが、駅から近いのと家賃を昔と比べて1万2000円も下げてくださったことが安住の地として定着してしまった要因でもあります。大家さんのお人柄がとってもいいので、これまでにもいろいろとお願いを聞いてくださいました。住んでいるところは、その大家さんちの敷地内ですので家賃は家に行って手渡しです。そういう意味ではGold Castleも手渡しですね(笑)。私の場合、面倒でもこうしたやり取りが大切ですので、これからも手渡し方式でやっていこうと思います。

 少し内情をバラしたところで講習内容へ(笑)。

 正面斬りの左手の使い方が、正中線上を通って上がる方が増えて来ました。前足と剣、慣性と残り身、そうした身体が通り良く抜けていくような手続きがありますので、歩を進めながらの発剣はその場でおこなうものと比べて格段に難易度が上がります。

 「斬突き返し」では、左足の抜き方とそれまでに正面斬りの誘いを掛けていられるかが重要になります。相手の籠手に剣が届かない方は、右足の送り方と重心の掛け方を工夫いたしますと改善されると思います。この前足と重心による間合いの詰め方は他でも通じております。

 「反し突き」では、最初、相手の剣を払う際に左手がその場に留まっていては左肩が詰まり、動きに支障をきたします。剣の回転につきましては左右の手之内の握り替えを素早くおこなっております。慣れるとなんてことは無い操作ですが、最初にこの技をおこなう方は、大体この手之内の回転における握り替えに苦労されております。そういう意味では、難しいけど出来てしまえば何て事は無いものが技の定義の一つと言えるのかもしれません。

 最後はひさしぶりに「柄奪り反し斬り」をおこないました。以前は左手で押さえて上下の手が逆でしたが、右手で押さえる事により押さえ間違えが起こりにくくなったことと、その後の抜き取りにおいて相手の右手が持ってられなくなるようになりました。今日はかなりの方がそれなりに出来ており、体術的に近い要素がありますので時折こうした内容の稽古も織り交ぜながら生徒のみなさまには身体の使い方を楽しく身につけていただきたいと思っております。

 明日は品川区総合体育館剣道場で15時00分~17時00分までおこないます。剣術クラスはひさしぶりにアレをやりますので楽しみにしていて下さい。それでは明日もみなさまお待ちしております!


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2019年10月 武術稽古日程

2019年11月 武術稽古日程

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2019-10-27(Sun)
 

蠢動の可能性

 10月も残すところ一週間。世間的には騒がしい月だった。ドサクサにこの騒がしさが今後も続かないように、情報に関しては自衛意識をもって心身を守っていきたい。


 先日火曜日に関西の講習を終え、懇親会では世話人の川原田氏と同じく凱風館のご門人のYさんにKさんが御付き合い下さいました。時間帯的に、微妙な間がありましたので尼崎駅前の喫茶店セーヌで時間調整することに。

 そこは昔懐かしい感じの喫茶店で、壁にはさまざまな書が飾られ、気になったものですからお水を運んで頂いた時にお店のお母さんに訊いてみました。

 そしたら、それがもう凄いお母さんで、ギリギリ兵庫県ですがコテコテの大阪のオバチャン(敬愛を込めて)という感じで、私たち四人が楽しくも店内というステージに圧倒されておりました。

 書は二十年、お店は四十九年になるそうで、ご主人と二人でやっている感じでした。ここまでの凄いパワーの方になかなかお目に掛かれなかったものですから短い時間でしたが、ここで時間調整することが出来て好い思い出が出来ました。

 話を遮って「聞いときや。」と、この間はなかなかでした!

 ほどなくして近くの懇親会会場へ移動。

 こちらは、祝日のため予約した我々のためだけに営業して下さったような雰囲気があり、自宅兼お店のような落ち着いた掘りごたつ式のお座敷で打ち上げの乾杯をいたしました。

 やはり、ワイワイとした居酒屋とは異なり畳が敷かれた静かなお座敷では、自然と話が本気になってきます。お酒のせいもありますが、「場」というものにより状況は選ばれるということが解ったような気がします。

 そういえば私は中学時代、サッカー部に入ったものの環境が悪くすぐに辞めてしまい、帰宅部というのもつまらないので、地理歴史部という部活に最後まで入っておりました。活動そのものは滅多に無かったのですが、それでも夏休みなど顧問の先生と皆で何か展示品を観に行ったり、図書館で何か本を読んだり、火起こしを経験したりした記憶は薄っすらと残っております。顧問の本田先生というのが、顔が坂本竜馬にソックリで、誰かが言わなくてもみんなそのように思うほど、顔も髪質も似ていて、当時は時代的に体育会系の屈強な教師が荒れた校内を静めるために数名派遣されておりましたが、本田先生はそういうタイプではなく、しかし筋が通っているような感じで、生徒達からも人気があったように記憶しております。

 人はそれぞれ色んな思いを受け止めながら生きておりますが、私も自分の脳の出来を努力してどうにかなるものではないと感じておりましたから、若い頃はそれを身体に求めたのだと思います。高校から社会人までボクシングを続けましたが、次第に将来に対する不安が募り、そこで表現して生きていくことを選ぶため役者の道を選択いたしました。身体と表現は私にとって活き活きと生きて行けるものでした。その道を決め実行した途端に運も開けて来ました。

 しかし、私にとっての未来はその道ではなく、それは今後における必要な修業の場でありました。武術の道を選択してまだ十年ですが、やはり選択して間もなくさまざまな経験をさせてもらい、得難い方々と知り合うことが出来ました。身体と心で考える脳の働きは私にとって救いの道となり、生きていくための道標でもありました。

 結局のところ、選んできた出来事の全ては今やっていることに通じてきております。その出来事毎にはそのような通過点であるとは分かりませんでしたので辛い思いを何度か経験しましたが、辛い経験は、私などまだまだですが、その人の人生にとって欠かせない通過点になっているのだと信じております。

 リスクを作らなければ遣りたいことが出来る。リスクに縛られるか、日々を耐え凌ぎここぞという時に自由に実践できるか、忍び寄る弱肉強食への誘いを躱し、利用されないように生き抜いていくこと。何のために生きていくのかは、昔に比べ現在は価値が下がってきたように感じる。周囲からどう観られているかに、現時点における民度が表れているのならば、不便な時代から便利な時代に移り変わった我々の世代よりも、産まれた頃から便利な世の中で育った若い人達に期待したい。「もうこれ以上便利にしてもしょうがなくない?それよりもマジで俺らこの先ヤバくね?オッサン共、害でしかねえよ!」と、もう少し綺麗な言葉で思っていただけるなら、傍から見てもう少しまともな民度に上げていこうよと、流れが変わり悪循環である供給側も変わってくると思うのですが…

 懇親会では、言いたいことを言ってしまいましたが、共感していただける部分もあったかと思います。需要が供給を決定しておりますので、需要側の我々が身近にどのような供給を行い続けていくかが、後の大きな供給へと発展していく可能性もありますので、色々な方々と力を合わせて、身体と表現を駆使しながら私に出来る供給をおこなって参りたいと思います。

 
 川原田氏と新大阪駅でお別れし、20時過ぎの新幹線に乗りました。毎回川原田氏は私を最後まで見送りに来てくださり、その時の真剣さは私にとっての氏に対する信頼でもあり、全てを許容出来るものであります。今後の彼の発展にも期待しております。

 23時30分に帰宅、記事を書き上げ4時過ぎに就寝。8時過ぎに起床し11時から戸越体育館で渡部氏と稽古。

 睡眠不足と講習でおこなった「呼雀」「雀返し」などで背中が張って疲れていたが、気になっていた「雀返し」の対応を渡部氏相手に検討。私の稽古相手として、渡部氏には受けでも取りでも強力になってもらう必要があり、こうしてマンツーマンの稽古が多いことも幸いし研究検討したものを全ておこなっていただき、その強力になった状態でどう崩せるかが大事になってくる。

 そのため、このところ渡部氏との稽古でも筋肉痛になったりすることが増えてきた。拮抗状態があり、その拮抗状態を上回る身体の使い方を研究することがこれまでに比べ格段に整ってきたからだ。

 その中で関西でもおこなった「雀返し」に一つ進展があった。小さな浮きを掛けて機先を制するがそれでも微妙にまだ引かれてしまう部分が残る。それを解消するため、浮きの直後に「蠢動」をおこなうということを試したのであった。

 これがズバリ的中。瞬間的な切り替えに、ようやく蠢動が技として使う難しさが得られたと喜んだ。誰でも出来るものは、効果的であっても技とは言えないし、ただ単に身体操作で強力になっているだけであるから、技に対する憧れは生まれない。

 蠢動を瞬間的に途中から入れることは、先日の「解放」の感覚があったからだと思う。つまり、身体がアレもコレもと安定する実感を求めてしまえば、肝心要の働きの邪魔となり、そのような余計な実感準備を整えなくても、「ただやればいいい」という、それが僅かながら理解できたという事なのかもしれない。

 これからも、蠢動の新たな使い方として、合間に瞬間的に使うことを研究しこれまでになかったことに気が付けるよう稽古に励みたいと思う。


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2019年10月 武術稽古日程

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2019-10-25(Fri)
 

2019年10月 関西での講習会を終えて

 10/21(月)と22日(火)に関西で五回目となる講習会に行って参りました。

 初日は昨年11月に訪れた、兵庫県西宮市獅子ケ口町にある「集居夙川館」和室での開催。平日の夜で雨という状況の中での開催でした。早めに到着しましたので世話人を務めて下さる川原田氏のリクエストにお応えする形で川原田氏と稽古をおこないました。

 この時間で右からの袈裟斬りと左からの袈裟斬りにおける刃筋というものについて、剣を振り下ろす際に手首の角度に自然と変化を付けている事が解りました。得物との感覚は、あまりそれ以上追求することは無い場合が多いのですが、具体的なものをお伝えするためには、「なぜそうなっているのか?」ということに目が向けられることが多々あります。

 身体にとって有効な働きというものは、決して万能ではなく場合によっては足を引っ張ってしまうものです。ですから全てを当て嵌めるような思考になってしまいますと、信頼していたものが間違いの元であるのに、どうして出来ないのか信ずれば信ずるほど迷ってしまうのです。
 さらに、そうしたことを意識していなくても身体に入った動きが無意識のうちに邪魔をしているという事もありますので、今まで得たものが決してプラスになっているということばかりではありません。それは対応力を養う身体と心の稽古にも通じていると思われます。

 まだまだ身体については知らないことだらけですし、思い違いをして過ごしていることも沢山あるでしょう。そこに対して、意識的にも無意識的にもやってしまっていることを点検し心地良い実感(質の向上)を求めて、ついいつもの自分になってしまうという状態を俯瞰的に捉え、子供の一年に求められる変化という切実さ同様、大人になってもそうした切実さは実は緩やかになってはいけないということを肝に銘じて変化に対する甘えの出ぬよう努めて行かなければならないものだと思います。

 初日は会場の雰囲気も相まって、集中的な濃い講習となりました。当初の予定を変更し、リクエストにお応えする形でおこないました。身体が重心移動する際の要の部分を、自らの動きに使う場合と相手に対しておこなう場合など、そうした要の部分を意識することで、自然と整ってくる動きがあります。もちろんこうしたことも万能ではありませんし、場合によっては足を引っ張ってしまうこともあると思いますが、そうした相反するようなことを沢山見つけ実践していく中で、自然と備わってくるものが重要なのでしょう。

 Iさんが仕事の都合で遅れての参加となり、半分の時間しかお伝えできませんでしたので、帰りの電車の中で世間話をしてもしょうがありませんので、私に出来るレベルでの体術のようなものをお伝えいたしました。その場で出来ることを考えますと、浮きを使った身体の使い方や背中の働き、そして蠢動の働きなど、夙川駅から大阪駅に着くまでがあっという間に感じられるものでした。

 
 そして、「即位礼正殿の儀」がおこなわれた22日は、兵庫県尼崎市西長洲町にあるベイコム総合体育館柔道場で正午から講習をおこないました。この会場はこれまでで最も訪れている場所で、梅田からも電車に乗って五分ほどで着くため便利です。

 杖術二時間半、杖整体操三十分おこないました。基礎的な杖の操作法から、浮きの働きを検証する「呼雀」やそれに対する「雀返し」をおこない、呼雀を技に活かした「捧げ首潰し」をおこない、さらに「捧げ首潰し」の返し技をお伝えいたしました。

 関西での講習会では合気道関係者の方が多く、こうした力の出所や崩し技というのは興味を持ってもらえるだろうと想像しておりましたが、予想が叶い盛り上がっていただけました。

 基礎稽古では「静から動、動の中、動から静」この三つを点検しながら、身体に感じる心地良さ(現時点における質の実感)を得て行けるように、身体を観ていくことをお伝えいたしました。

 技を追求していく稽古も大切ですが、こうした身体を変えていくための点検が出来る稽古内容というのも非常に大切だと思っておりますので、表面的な動きだけでなく、先の三点を高めていけるための意識と無意識を整えていくことが稽古には必要であると思います。

 最後の杖整体操では、一人で出来る内容のものと相手に引っ張って貰うものをおこないました。この杖整体操は昨年の6/9に考案したのですが、これまでにさまざまな姿勢や引っ張り方などを試してきました。当時はその影響で腰を痛めたこともありましたが、現在はその中で見つけたものを選んでお伝えしております。特にこの杖整体操ならではの特徴は、相手に引っ張ってもらう際の独特な気持ち良さにあります。しかし、これまで開催してきた中で、万人が気持ち良さを得られるのではなく、その方の身体の状態や体調による部分も影響してきます。私自身もバラツキがありますので、経験から言いますとあの独特な気持ちよさを得られる時は、非常に身体が疲れているとき、緊張せずに心身ともにリラックス出来る状態、姿勢や角度にズレが無い状態、などが挙げられます。しかし、気持ちが良いということは、身体の疲れも関係しておりますので、気持ち良さを実感できなくてもそれはそれで悪くないのだと思います。今日は行いませんでしたが「杖乗解し」も身体が疲れているときなどは、これだけで十分なほどリラックスと脱力状態になります。

 二人で引っ張り上げて下ろす「両手持ち上げ」が気持ち良かったというOさんの表情を見て、「この人ならば!」と思い、一人で引っ張る「寝返し」をおこなったところこれまでで一番と言える反応を示され、私もそうですが周囲のみなさんもそのOさんの気持ち良さの反応に笑いが溢れ、お陰様で良い終り方が出来ました。

 今年の5/20にBABジャパンから発売されたDVD『古武術は速い』を観てお越し頂いた方もいらっしゃいましたので、今後も今日のように武術に関心がある方々とご縁が続きますことを願っております。

 最後に世話人を務めて下さった川原田喬生氏、そしてお越し下さいました皆様に心からお礼申し上げます。


2019.10.22 懇親会



 金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


2019年11月09日(土) 『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会

2019年10月 武術稽古日程

2019年11月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-10-23(Wed)
 

『剣術 特別講習会』のお知らせ

2019年11月9日(土) 品川区総合体育館 剣道場にて剣術特別講習会をおこないます。

前回同様、大刀と小太刀を使用いたします。
初心者から、経験者までその方に応じて進めて参りますのでお申し込みお待ちしております。
(貸し出し用の木刀・小太刀は用意しております)


2019.02.09 剣術 特別講習会
(写真はBABジャパン制作によるDVD撮影の一コマ)


【開催時間】
15時00分~17時00分
18時00分~懇親会


【会場】
品川区総合体育館 剣道場


【参加費】
3.000円


【お申し込み方法】
ホームページ、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「木刀・小太刀の有無」 
⑤「懇親会の参加または不参加」

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


2019-10-20(Sun)
 

Gold Castle 殺陣&剣術スクール 六周年

 本日10/20は、開講して丸六年となりました。お陰様で教室は安定して講習が続けられております。これまで大きな怪我人も無く、学ぶ空間としてバランスの取れたものになって来ていると感じます。そうしたことからも近年は子供達も増えて参りました。


 このGold Castleは至ってシンプルです。段位や肩書きも無くイベントに出場することもありません。

 では、一体なにを目的におこなうのか?


 端的に言いますと、自らの身体を掘り起こし、心と体から学ぶべきものを得るためにおこなっております。

 皆様の動機はおそらく剣や杖に対する技量の追求ですから、そうした得物の扱い方を深めていきますと、自らの身体を徹底的に観察しなければなりません。そこで一つずつ実感し得られる感覚というものは、喜びに近いものがありますので、身体と心は通じているという観点から、心の進展にも適っているものと思われます。

 憧れや興味を持つ動きを追い求めても、いざ実際に動けるかどうかとなりますと、表面的な物真似では得られない実感が武術の中にはあり、いつしか自らの実感と向き合う事が、その人にとっての稽古の在り方として定着してくるものです。

 ですから、自らがどうなのかということを、動きの中で表されるものですので、身体を掘り起こし、心をあぶり出し、技と成す為に身体と心をどのように把握していけるかが重要になってきます。

 すなわち、言葉だけで心身修養など実践することは不可能ですので、誤魔化せない自らの身体と心の中でどう向き合えるかが私自身もそうですが、生徒の皆様にも見つめていただきたいと思っているところです。

 それはおそらく生き方に通じ、生きていく上での必要な強さになってくるものと思われます。


 そうした景色の中で稽古が出来るためにも、動きを覚える事は前段階ですので、その上で自らの身体と向き合える、感覚に集中できる所まで励んで頂きたいと思います。

 
 講習後帰宅し、先ほど郁己君のお母様からご連絡をいただき、先日おこなわれた区のバドミントン大会で団体戦優勝、ダブルスで準優勝(優勝は同じ学校の別のペア)を果たしたそうです。

 週に七日、練習内容は自分達で決めてやっていると聞きましたので、練習が楽しくてしょうがないのだと思います。郁己君は、小学校五年生の終わりごろから、中学生になるまで私と毎週月曜日にマンツーマンで二時間稽古をおこなっておりました。周囲の大人たちも注目するような内容を二人でおこなっておりましたので、稽古に対する工夫や、興味のあることを伸ばしていくという普段の稽古スタイルが中学二年生となった彼の中で今も繋がっているのかもしれません。

 それにしてもあの小さかった男の子が、今では私の身長を追い越して、バドミントンで結果を残しましたので、月日の流れの驚きとともに、彼の特徴でもある素晴らしい笑顔がハッキリと目に浮んできます。

 あらためて、人とのご縁は素晴らしいことだと感傷に浸る思いです。


 Gold Castle 殺陣&剣術スクールも七年目に向って進んで参りますが、長きに渡ってご縁を繋げて下さる生徒の皆様や、新しく出会った生徒達、そしてこれからも出会う事になる新たな方々とのご縁がこれからどのようになっていくのかを楽しみにしております。

 皆様のおかげで、毎週真剣にそして笑顔で交わす日々というものは、これ以上無いものであります。講師としてもっともっと成長できるように精進し励んで参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。


 金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


2019年10月21日(月)&22日(火)『関西特別講習会』

金山剣術稽古会ホームページ

2019年10月 武術稽古日程

2019年11月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-10-20(Sun)
 

得意なものを追求する

 先日も書きましたが、Gold Castle 殺陣&剣術スクールのホームページをスマートフォンから閲覧した際に最適化出来るように設定を変更いたしました。これにともない、今までスマートフォンの機種によって閲覧できなかった項目が解消されました。

 そして昨日は、最新情報にある11月末までの全講習日程を書き換えました。これまで、改行が反映されなかったため、スペースキーを叩いて空欄で文字をズラして改行を揃えておりましたが、パソコンと違いスマートフォンでは、スペースにて空欄を作った分、文字がバラバラにズレておりました。

 よくもまあこんな状態で六年間も放置していたと自分に驚いていますが、スマートフォンから最新情報はかなり見辛いものだったと思います。そのため、ホームページ下に同じく全講習日程を作っておりましたが、今回の閲覧不具合におけるスマートフォン版への切り替えに伴い最新情報のスペースによる空欄をなくしパソコンで見てもスマートフォンで見てもあまり気にならないように文字を書き直しました。こうしたことは意外に細かい作業なんです。

 
 さて、本日は『抜刀術 特別講習会』を開催いたしました。

 10月は、Gold Castleの生徒も休講される方が多く、今年の10月は例年にない状況だと感じております。しかしながら、今回もお越し頂いた皆様には、これまでと変更のあった技を重点的にお伝えすることが出来ました。

 特別講習会の常連になりつつあるYさんは、今回初めての抜刀術でしたが、納刀における体捌きから稽古し、後方突きをおこない、その後は皆さんと同じようにおこなっていただきました。おそらく初めてでしたので、難しい部分がおありであったと思いますが、その中でも感じられるものはあったと思います。序盤におこないました、身体に協力しようとしてくる安心感のための姿勢と、働きを活かすために何もさせない状態での姿勢とでは、体術的に腕を掴んで振られた時のエネルギーの伝わり方が異なります。

 そうした実感を得て、安心のための姿勢に疑いを持つことが出来ます。勿論、何もしない状態であれば、シッカリと腰を落として重心を下げる状態の方が、ただ楽に立ってるだけの状態には敵いませんが、そこに何かしらの働きを与えた場合、後者の方がよく働くということなのです。

 そのことを今回の抜刀術における構えでお伝えいたしました。しかし、まずは動きの手順が入っていなければ、その姿勢の差異は解らないものです。多くの技でなく先ずは何か一つだけでもいいですから、その技を追求して行かれると、構えにおける重要な部分が実感されやすいものと思われます。その場合、苦手なものを克服するのではなく、最も得意なものを追求したほうがその後広がりをみせるでしょう。

 本日Fさんが初居合刀での稽古となりました。Fさんと言えば数年前から後方突きの冴えに驚かされましたが、その当時の抜刀術の身体使いに躊躇させるものがあってはいけないと思い、逆に居合刀の購入にストップを掛けておりました。そうして鞘付木刀での稽古を幾年かおこなって頂きましたので、速さに精度が見られ、それが他の技においても同様に感じられるようになってきました。まさに、Fさんは「後方突き」における身体使いで、身体の運用法、重心、手続き、調和感覚など身につけて行かれたように感じます。

 今回は鎌倉のTさんも楽しみにされておりましたが、都合によりお休みとなってしまいました。杖整体操に初参加されてから、今ではこの特別講習会の常連の方となっております。懇親会でもTさんの品のある柔らかい雰囲気で、私も皆さんも心地良くさせて頂いております。こうして特別講習会限定でお越しいただく方々も少しずつですが増えてきたように感じますので、毎月一回、抜刀術、剣術、杖術と三ヶ月周期でおこなっておりますが、ここでのご縁も長く続けて行きたいと思います。

 懇親会は、いつものキリンシティへ。もうここでは、毎月団体で利用させていただいておりますので、店長さんとも身内のような感覚で大変良くして頂いております。今回は女性ばかり私を含めて五名でしたが、お店の雰囲気が良くて食事が美味しいと、自然と懇親会も会話に花が咲き盛り上がるものです。特に女性の割合が多いものですから、居酒屋さんよりもこうした雰囲気のお店が安心できて心地良く過ごせます。キリンシティ大崎店の方には本当に毎回お世話になっております。

2019.10.19 キリンシティ

 来月は、三週間後の11/9(土)15時00分~17時00分 品川区総合体育館 剣道場にて『剣術 特別講習会』を開催いたします。懇親会も同様にキリンシティでおこないますので、お越しいただけるのをお待ちしております。まだ、告知していませんでしたね、来週関西から戻って来て告知させていただきます。

 本日はお越しいただいた皆様、ありがとうございました。


 金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


2019年10月21日(月)&22日(火)『関西特別講習会』

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2019年10月 武術稽古日程

2019年11月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-10-20(Sun)
 

 2019年11月 武術稽古日程


11月02日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
          12時30分~14時00分
          戸越体育館 剣道場

       

11月03日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
          12時00分~14時00分
          品川区総合体育館 剣道場

        

11月05日 火曜日  クラーチ剣術教室
          10時00分~11時30分          
          クラーチ溝の口
                  


11月06日 水曜日  金山剣術稽古会
          12時00分~14時00分
          戸越体育館 柔道場



11月07日 木曜日  金山剣術稽古会
          14時00分~16時00分
          新宿スポーツセンター 剣道場

        

11月09日 土曜日  剣術 特別講習会
          15時00分~17時00分
          品川区総合体育館 剣道場
          18時00分~ 懇親会

        

11月10日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
          13時20分~14時50分
          深川スポーツセンター 柔道場
          15時10分~16時40分
          深川スポーツセンター 柔道場



11月11日 月曜日  金山剣術稽古会
          17時00分~21時00分
          新宿スポーツセンター 剣道場



11月12日 火曜日  クラーチ剣術教室
          10時00分~11時30分          
          クラーチ溝の口
         
         
         
11月14日 木曜日  金山剣術稽古会
          14時00分~16時00分
          新宿スポーツセンター 剣道場

         

11月16日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
          12時30分~14時00分
          戸越体育館 剣道場


         
11月17日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
          12時30分~14時30分
          文京スポーツセンター 剣道場



11月18日 月曜日  金山剣術稽古会
          17時00分~21時00分
          新宿スポーツセンター 剣道場
         


11月19日 火曜日  クラーチ剣術教室
          10時00分~11時30分          
          クラーチ溝の口
         
         

11月20日 水曜日  金山剣術稽古会
          12時00分~14時00分
          戸越体育館 柔道場



11月21日 木曜日  金山剣術稽古会
          14時00分~16時00分
          新宿スポーツセンター 剣道場

         

11月23日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
          12時30分~14時00分
          戸越体育館 剣道場



11月24日 日曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
          15時00分~17時00分
          品川区総合体育館 剣道場



11月26日 火曜日  クラーチ剣術教室
          10時00分~11時30分          
          クラーチ溝の口

                  

11月28日 木曜日  金山剣術稽古会
          14時00分~16時00分
          新宿スポーツセンター 剣道場



11月30日 土曜日  Gold Castle 殺陣&剣術スクール
          12時30分~14時00分
          戸越体育館 剣道場

         金山剣術稽古会
          15時00分~17時00分
          戸越体育館 剣道場






 金山剣術稽古会 入会希望の方へ


【 新宿スポーツセンターでの稽古時間 】
◇(月曜日)17時00分~21時00分
毎月第四月曜日は休館日のためお休みとなります。
(第四月曜日が祝日の場合は翌火曜日がお休みです)

◇(木曜日/毎週)14時00分~16時00分 


【 江東区スポーツ会館での稽古時間 】※現在は開催しておりません
◇(火曜日・木曜日/毎週)19時00分~21時00分
月曜日が祝日の際は翌日火曜日が振替休館日となりお休みとなります。


【 戸越体育館での稽古時間 】
◇(水曜日/隔週)12時00分~14時00分 


完全予約制ですのでお早めに御連絡下さい。
前月までに御予約の入っていない日はお休みとなる場合が御座います。
お申し込みは金山剣術稽古会のサイト
https://www.kanayama-kenjutsu.com より御連絡下さい。

都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。


2019-10-18(Fri)
 

貴方のエネルギーは何に使われますか

 このところ急速に世の中が駄目になってきているような気がする。尤も、そうした情報に特化した記事ばかりを集めているとも思えるが、しかし世も末をとっくに通り過ぎている事態はまだ果てしなく突き進んでいる。

 何を希望にして生きていけばいいのか…そこに明確な道筋が見えてこなければ、人々のエネルギーは無駄なものに注がれ続けるだろう。人間の放つエネルギーは抑えられるものではないので、そのエネルギーをどこに向わせるかが世の中の舵取りである政治の役目である。しかしながら、利益の大きなものに靡くしか出来ない世の中は、もはやとっくに人が人間らしく生きて行ける世の中とは感じられない。勿論日本全国全てがそうではないと信じているが、そうした羨むような環境は表に出ないものである。

 解っちゃいるけど変えられない。そこが全ての原因であろう。そんな人間が人間から掛け離れていくような世の中に向うのであれば、人間がいつまでも生存するという執着も薄れてゆくものだ。

 少々過激な事を書いてしまったが、インターネットの副作用的世の乱れはこのままでは一向に治まる気配が無い。人に影響を与える仕事をおこなっている者は、世の中のこれからをどう捉えているのかを考えねばならないし、それが個人レベルで発信出来てしまうことに世の乱れの連鎖が続いている。結局のところ人類の行く末は自分達で決定し実行していると言うことだ。
 
 しかし、それでも生きている。精一杯生きている人も多くいる。生きるために今を凌いでいる。そこに楽しみを見出し、不安を払拭したいと生きている。皆がそうであろう。善意も悪も併せ持つのが人間。できることなら、もっと善意を人の生きるエネルギーに過ち無く向わせるよう大きな利益だけに靡かないで欲しい。


 昨夜は、Gold Castle 殺陣&剣術スクールのホームページをスマートフォン対応表示に設定を切り替えました。これにより、今まで一部の方にクリックしても反応しないページやURLなど不具合が生じておりましたが、設定を変えたことで見られるようになったと思われます。これまで見られなかった方やページが開けなかった皆様にはあらためてお詫び申し上げます。

 
 明後日土曜日は『抜刀術 特別講習会』を品川区総合体育館剣道場にて15時~17時まで開催いたします。お申し込みがまだの方はご連絡お待ちしております。
 

 ここからは稽古記事に入ります。

 本日木曜日は高田馬場で渡部氏とA氏と稽古。
 今日はA氏に合わせて1時間程基礎的な杖の打ち込みや突きなどをおこなった。この中で杖の打ち込みを波の高さで表現し、その威力と速さの丁度いいところを自分の中で探して杖を放つように伝える。Gold Castleとは異なり、ここでは余り細かく言わないため、私にとっても見て学ぶものに気が付かなければならない。

 今日の稽古でも少しでしたが、先日の稽古で実感した「解放による身体の働き」について得物でも同様であることが実感できた。
 無意識レベルで安心していた身体の状態というのは果たして安心なのか?という観点から疑いをもち、その安心と思っていた状態を止めて、不安な頼りない状態が実は働きを活かす状態であると信じられる実感があった。これは甲野先生の最新の術理である「完全武装解除の原理」がきっと影響していると思われるが、甲野先生の術理が出来るわけも無く、しかしその言葉のヒントにどこか身体の安心感に疑いを持つようになり、それを止めた事で強力になった身体の使い方があったことから得物における状態においても、これまで安心感にあった状態を外したのである。

 土曜日の抜刀術特別講習会では、この構えにおける安心感を止めること。無意識レベルでそれを頼りにしていたという事に気が付くだけでも収穫はあるかと思う。自らそうしようと思っていなくても、身体が手伝いにやって来てくれている、その部分に「もう、これまで沢山役に立ってくれたから、もういいですよ。好きなようにして行ってください。」というような心境で身体各部分を観て行くと、幾つか気が付ける部分がある。それを講習会でお伝えし、さらに変更が加わった抜刀術を幾つかおこなう予定。今回参加人数が少なければ、お越し頂いた方にはかなり集中的にお伝えすることが出来るだろう。

 このところ気温が下がってきたので風邪など引かないように、土曜日の抜刀術特別講習会、日曜日のGold Castle、月曜日と火曜日の関西特別講習会と講習会が続くので体調管理に気をつけたい。

 10月は世の流れから少し停滞感を感じますが、生きていくためのエネルギーをどのように使うかが自らの人生にも関わってくることですので、ご縁のある皆様と良い時間を過ごせるように務めて参りたいと思います。


 金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


2019年10月19日(土)『抜刀術 特別講習会』

2019年10月21日(月)&22日(火)『関西特別講習会』

金山剣術稽古会ホームページ

2019年10月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-10-18(Fri)
 

『おいらん若君徳川竜之進5 昇竜』発売!

 先週10月10日双葉文庫より、鳴神響一先生の第五弾となる『おいらん若君徳川竜之進5 昇竜』が発売されました。イラストはGold Castle 殺陣&剣術スクールの生徒でもある山本祥子さんです。今回の五巻で完となりますので、表紙はこれまでの剣を抜いたものではなく船上での花魁道中のような華やかな絵です。一巻から通じて山本さんの色彩の美しさと豪華さには感嘆いたしました。


今回も素敵なイラストですので、山本祥子さんのサイトからご覧になってみてください!

ご購入を希望される方はこちらの双葉社のサイトから各オンライン書店へアクセス出来ます。


2019-10-15(Tue)
 

見ることを極める「見極める」

 昨夜の記事に、「次回の12/23(月/祝)に杖整体操を計画しております。」と書き記しましたが、12/23は天皇陛下退位に伴い平日となりましたので、次回杖整体操の開催は1月13日(月/祝)となりますことを訂正いたします。


 さて、本日の「クラーチ剣術教室」では、電車の遅延のため普段の到着時刻より15分ほど遅れて電車に乗車。しかし、どういう訳か全く慌てることなく、別のルートも探すことなくそのままのルートで移動。約一時間の移動中にいつもは次回の講習内容を書いているのですが、これもどういう訳だか全く失念しており、急ぎ行く周囲の人たちを尻目にホームのベンチで本を読みながら四本位電車をやり過ごし、車内でもそのまま本を読み続けてしまったのでした。

 世話人のOさんに開始時刻に遅れるかもしれませんとメールしたものの、津田山の駅に着きますと思いのほか間に合いそうで、駅から走ってクラーチ溝の口へ到着。スタッフのMさんに「台風で屋根は大丈夫でしたか?」と心配され、「あ、はい。昨年飛ばされて新しくなったものですから大丈夫でした!今日は電車が遅れたため走ってきました!」と、急いでエレベータに乗り込んだのでした。

 そうなんです。昨年の台風で屋根のトタンが全部剥げたものですから、結構みなさん心配してくださり、メールなどでもご心配頂いております。元々建物が古かったものですから、昨年はバリバリバリっと剥がれて行きましたが、今年は大丈夫でした。しかし、あの屋外から聞こえる猛風が、近付き、過ぎ去っていく音は嫌なものですね。昨年飛ばされていなかったら今度の台風で飛ばされていたかもしれません。

 
 講習では、久しぶりに「旋打」をおこないその後いつもの「三十連円打」をおこないました。旋打では、半年以上間が空いていた方でも、しばらくすると思い出しスムーズに出来るようになりました。身体を動かして覚える事は、脳の記憶の引き出しが違うように思いますし、頭で考えて思い出せなくても身体が覚えているものです。

 WさんとSさんから、「二十八番と二十九番の動きを見せて下さい!」と要望がありましたので、「はい、わかりました。」とその動きをおこなったところ、私の動きを見ながら何やら二人でヒソヒソ話ををしておりましたので、「ヒソヒソとまるで女学生のようですね!何を話してるんですか?」と大笑いしてしまいました。おそらく、二人で動きの手順の答えを見つけ出そうと、見当を付けた部分の結果報告をお二人で交わされていたのだと思います(笑)。こうして自ら答えを探すことに興味を持っていただけるのは嬉しい事です。

 八十八歳のKさんとのお話では、そのむかし東洋の魔女と呼ばれた女子バレーボールで魔女になりかけた位練習に打ち込んだそうです。当時の指導者(有名な方だと思いますが)から「見て覚える事」を叩き込まれたそうで、今でも直接お伝えすることよりも、私が他の方にお伝えしている時や、私が一人で動いている時にしっかりと見てご自身で考えるようになさっております。

 私も自然と口から言葉が出ましたが、「そうですね、見て覚える事で自分で考えるということが自然と身に付くのだと思います。また、ポイントを自分で見極める目を養うことにもなりますので、長い目で見ますと見て覚えた方が習得が早いと思います。」という事をお話いたしました。もちろん、目で見ることは大事ですが、視覚だけでおこなうのも弊害となってしまいます。目で見たものを身体でどう感じるかが自然と出来るようになれば、本当の意味での見極め力が付いてくるのかもしれません。

 抜刀術にいたしましても、「早く抜くためには身体各部が抜けていなければなりません。そのため構えの時点でホンの一瞬だけ力を使えるようにし、あとはその最中はその事について考えて要られませんので、終った直後に、今どうであったかを感じ、次の構えの時点で修正いたします。意識していたものを無意識化できるか、そのためには一本一本の抜刀が大事になります。」というような事をお伝えいたしました。

 以前でありましたら、このようなお話をしても、いや、話し始めた時点で微妙な空気を感じ、なかなかお伝えすることは難しかったのですが、今では興味深く最後まで聴いてくださいますので、思わずこのような事まで話してしまうことがあります。

 教室が毎回良い雰囲気で進んでおりますのも、みなさんが私を引き出して下さる熱意の中で取り組んで下さるからであり、その思いになんとか応えなければという支えの力が、私を後押しして下さいます。動きの心地良さを感じられる動作手順があり、その心地良さと見た目の美しさは比例しているものなのです。質とは自らが感じられるレベルに応じた心地良さに当て嵌まるものと言えるのかもしれません。そしてその心地良さというのは、脳内における手続き処理の速やかな進行と、さらには手続きの省略(大脳皮質でおこなわれていたものが小脳に移行するなど)が私の場合心地良さという感覚で実感されております。

 帰りは、歯の治療のためにお休みされたSさんと道端でお会いし、笑い合いながら立ち話をしをしてお別れいたしました。来週は関西で講習会のためお休みとなりますが、また再来週元気なお姿が見られますよう、みなさま元気にお過ごしください。

 今夜は、Eテレで22時から「知恵泉」という番組に甲野善紀先生がご出演されます。


 金山孝之 指導・監修 DVD
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2019年10月19日(土)『抜刀術 特別講習会』

2019年10月21日(月)&22日(火)『関西特別講習会』

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2019-10-15(Tue)
 

身体と心を弛める時間の大切さ

 三連休最後の日は品川区総合体育館柔道場にて『杖整体操』の講習会をおこないました。

 私も講習会で色々おこなっておりますが、杖整体操では本人がどう感じるかが他の講習内容とは異なるものです。心と身体は繋がっておりますので、その両方がリラックス出来るようにおこないます。

 今回は私にとっても次への課題が見えてきました。課題と申しますのは、導入と進行です。それは内容の選択もありますし、その順番もあります。もちろんその場の流れでおこなうこともありますし、やはり稽古とは異なる導入と進行であると感じました。

 今回は少ない人数の中、初めてご参加いただいた方がお二人いらっしゃいました。全体数が少ないのは杖整体操の告知が、まだ必要としている方に行き届いていないからだと思います。それでも初めてお会いする方が比較的訪れ易いのが特徴であり、それから他の特別講習会や私の稽古会にお越しくださった方もいらっしゃいました。

 次回は同会場にて、12/23(月/祝)15時30分~17時00分に計画しております。
※(天皇陛下退位に伴いこの日は祝日では無くなりましたので、次回の開催は1月13日(月/祝)18時~19時半で予定しております。)

 武術を通じて興味を持たれた方でも構いませんし、何もしていなくてもこのブログや配信している動画またはBABジャパンから発売されたDVDや月刊秘伝で私の事を知った方でも、この杖整体操なら安心して身を任せられると思います。初めての方は多少の緊張もあり効きが十分でない場合も考えられると思いますので、再度お越しいただきますと初回よりもリラックスしやすく私が感じているような心地良さを実感しやすくなるかと思います。

 ある年齢を超えますと、一晩の睡眠だけでは身体は調子を戻してくれなくなります。仕事でのデスクワークや私のように普段から得物を振って身体を動かしている者にとっては、心身ともに弛めるような調整法が必要になります。ヨガやストレッチもそうした身体の調整にはなると思いますが、より簡単に杖を使うことで途中で留まれることがその人にとっての良い所ですので、そこを探して心地良く留まっていただくことがこの杖整体操の特徴の一つであります。また、相手に引っ張ってもらう操作も杖整体操ならではですので、操作をする側に負担の無い方法でおこなうことが重要であります。今回の講習では私は講師でしたので、一人で相手を持ち上げましたが、やはりこれは腰への負担が大きいためおこなってはなりません。必ず二人で持ち上げるようにおこなって下さい。

 その人にとって、年月を重ねてきたパートナーである我が身体をどのように労ってあげられるか、杖整体操に限らず、このことは身体だけに留まらず心という観点も見落としがちですので、安らかに穏やかになれる、そうした時間を作って実践してあげることが今の駆け足だらけの時代には大事であると思います。

 今日お越しいただきましたみなさま、どうもありがとうございました!


 金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


2019年10月19日(土)『抜刀術 特別講習会』

2019年10月21日(月)&22日(火)『関西特別講習会』

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2019-10-14(Mon)
 

台風直撃から始まった三連休

 台風19号が過ぎ去り、各地で水害の対応に追われております。風に関しましては台風の中心が到達した後、雨風が急速に弱まって行きました。それは全く初めての経験です。それで随分被害が抑えられた部分もあったかと思います。しかしながら、今回は台風が到達するまでの降雨量がすでに記録的であり、戦々恐々と待ちわびていた人が多かったことでしょう。携帯電話のエリアメールが頻繁に鳴り、テレビでは特別警報が鳴り響き、精神的にも影響があったものと思われます。私も今回は最大限の準備をいたしました。亡くなられた方や行方不明の方もいらっしゃいますし、まだまだ復旧作業に時間が掛かる多くの方がいらっしゃいますのでこれからが大変な日々となるでしょう。三連休ですが、被害の大小に関わらず今回は地域的にも聞きなれた場所が幾つも危機にさらされましたので、気持ち的には正直なところ沈んだままです。

 昨日は台風一過と同様に、ラグビーW杯の試合が盛り上がり、二十四時間でこれほど状況が変わるのかと驚いたものですが、こうして人々の多くが元気になれるスポーツの意義というのも強く感じました。特にラグビーでは、激しい死闘の後にノーサイドという文化が守られており、スポーツの根幹にある精神の重要性を忘れかけている他のスポーツと比べて私の目には新鮮に映りました。

 
 私の動きとしましては、台風に備え木曜日にGold Castleのホームページや生徒の方々へ12日(土)の開催中止をご連絡いたしました。翌金曜日には戸越体育館の方から連絡が入り、いずれにせよ開催中止となる結果でした。

 昨日日曜日は、午前中に電車の運行状況を確認し、受付開始時刻の9時に品川区総合体育館へ電話し、この日の運営状況を確認いたしましたのち、ホームページに開催決定を掲載いたしました。

 講習では、海抜の低い江東区の生徒達も無事に参加され、車で送って来られた方やルートを変更してお越しいただいた方もいらっしゃいました。お陰様で普段通りの講習となり、来て良かったと思っていただけるものにはなったと思います。

 
 そして本日は、品川区総合体育館柔道場で18時から19時半まで『杖整体操』の講習会をおこないます。杖整体操ならではの独特の心地良さがありますので、それを経験しにお越しいただけるのをお待ちしております。参加人数がまだ少ない状況ですので、時間に余裕のある方や、気分転換を望まれる方、明日の仕事に備えて体調を整えておきたい方にはお勧めです。貸し出し用の杖もまだ本数に余裕がございますので、楽な格好で着ていただければ何でも構いませんので、初めての方も飛び入り参加でもお待ちしております。それではみなさま後ほどお会いいたしましょう!


 金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


2019年10月14日(月/体育の日)『杖整体操』

2019年10月19日(土)『抜刀術 特別講習会』

2019年10月21日(月)&22日(火)『関西特別講習会』

金山剣術稽古会ホームページ

2019年10月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-10-14(Mon)
 

新たな体使いの信頼

 台風19号が12日土曜日に関東接近上陸との予報を受け、安全を考慮し12日土曜日の講習を中止といたしました。Gold Castleのホームページや、休講中で無い生徒の皆様にご連絡いたしました。

 昨年の大阪、先月の千葉、今回はこれまでで最も備えが必要かと思われます。停電、断水、復旧までの水と食料は最低限確保しておいた方がよいでしょう。「何事も無く拍子抜けした」という感じでは無さそうなので、被害が少ないことを願うばかりです。

 
 気をとり直して稽古記事へ。

 昨日水曜日は戸越体育館で金山剣術稽古会の稽古。
 この日は渡部氏と体術の稽古をおこない一つ大きな発見があった。それは蠢動における身体の状態で、纏めてしまうと蠢動による働きが弱いという事が解った。そのことから、じゃあ逆に弛める(解放)するようなこれまで必要としていた実感を無くすようにおこなったところ、蠢動の利きが大きく向上したのであった。さまざまな体使いの組み合わせにより現時点における蠢動の働きを探ったが、弛めるというよりは解放するという、これまでずっと意識していない中で感じていたものを、意識出来たことでずっと従わせていたということに気が付き、これまでの体使いにおける蠢動と解放した蠢動と比べ、その利きの違いをいろんな条件でも検証することが出来た。

 お陰で一日経って両腕と背中がめずらしく筋肉痛となった。普段稽古しているし、体術の受けなどで激しくおこなっていることもあるが、余り経験したことの無い体術稽古での筋肉痛が私もそうであるが渡部氏も同様に筋肉痛になっていた。

 互いに解放した身体感覚での蠢動は、拮抗した状態ではかなり身体に負荷が掛かっているのだろう。これは今後の身体作りとして喜ばしい事である。なによりも、解放状態の身体に対する信頼が得られたことが大きな収穫であった。

 最後は四十分ほど杖整体操をおこなった。
 そうした力の拮抗をさまざまに検証したからか、昨日の杖整体操ではヨガの瞑想後に近い感覚で、全てが沈殿したような落ち着きと透明度の中で終える事が出来た。

 
 そして本日木曜日は高田馬場で金山剣術稽古会の稽古。
 渡部氏とA氏とともに、ほとんど貸し切りに近いような広い空間の中でそれに合う稽古をおこなった。杖術では「捧げ首潰し」を検討し、さらにその返し技を稽古。これは先日甲野先生に受けていただいた時の先生の対応から研究したもの。一度受けて頂いても、二度目には返し技が来ますのでその瞬間的な出来事に大変驚きました。

 出来ないときは出来ない、出来るときは出来る。それが稽古の通り道でもあり、近道は表面的な形の暗記になってしまう。かといって闇雲に稽古していても弊害が身についてしまう。だから心と身体の声を聴いて、興味のある実感を求めた稽古を、その人の状態に合わせておこなうことが辿り着くための道標となるのだろう。

 今日は渡部氏A氏共に、ある動きにおいて進んだ実感があったと思う。それは毎日同じ事をしていなくても、突如として訪れる場合も少なくない。無意識の思いがどういうものであるかが、稽古をしているしていないに関わらず進展に通じていると思われる。

 私としては、昨日の解放の体使いが、抜刀術でも有効であることが実感出来た。これまで肩の抜けとか溶けるような感覚というふうに調整していたものを、昨日の体術で得た解放の感覚にしてみたところ、居着きにくくかつ精度も安定していた。体術で検証した「このほうが纏めた状態よりも強力である」ということを脳が認識できたことが大きい。身体の細かい操作による働きを使うには身体が閉じこもって(纏まって)いてはならないような気がする。これはまだ解らないが、とりあえず今現在蠢動から知ることが出来た新たな身体の整え方について、さらなる稽古を重ねて研究したい。
 

 それにしても、最近のニュースはフェイクニュースのような実際の出来事が当たり前のように起き続けている。世も末を遥かに過ぎた感があるが、ニュースも・・・それを取上げる人々も・・・多くの人が関わっていることだと思われるが、出来ることならそうした情報とは一切遮断して生きて行きたいものである。もう本当に、身近な大切な人達とだけで生きて行きたい気分になるが、人間はもう終ってしまったのだろうか。せめて直接知り合う人とだけは人間らしく希望をもって生きて行きたいと願うばかりである。


 金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


2019年10月14日(月/体育の日)『杖整体操』

2019年10月19日(土)『抜刀術 特別講習会』

2019年10月21日(月)&22日(火)『関西特別講習会』

金山剣術稽古会ホームページ

2019年10月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-10-11(Fri)
 

誘いにのらない心身の稽古

 火曜日から水曜日になったばかりの深夜であるが、危惧しているのは台風19号による土曜日と日曜日の講習である。まだ日にちがあるため状況に変化が起こる可能性も無きにしも非ずであるが、今回は時間帯が両日とも被っているので冷静に判断し、後日ホームページなどでお知らせいたします。


 さて、月曜日は高田馬場で夜からM氏と稽古。二時間杖術のみをおこなったがパーソナルトレーナーで体格の良いM氏と「呼雀」や「雀返し」をおこなったときに、私にグッと寄せられて「気持ち良いですね!」と初めての感触に喜ばれておりました。
 上手くエネルギーが伝われば、無理に引かれて行く感じでなく、ピョンと自動的に雀が足を同時に跳ねていくような感じで寄せられてしまうので、その労力の無さと勢いに心地良さを覚えるのかもしれない。これまでにもこの稽古が盛り上がるのは、不快さが無く「引かれてなるものか」と思う反面、身体がアッサリ持っていかれてしまうので、初学の方には特に興味を持ってもらえる内容である。

 その流れから「捧げ首潰し」をおこなったが、M氏の反応を見て「ああ、この人は本当に優しい人なんだなあ」と感じたので、2、3回やって次の内容へと切り替えた。

 膝を抜いての重心移動、重心位置の把握、意識的な操作と任せた操作による把握部位の移行、そのような身体の内側の感覚を重点的におこなった。

 身体のことについて非常に興味を持たれている方であり、筋トレをお仕事にされている方がこうして武術における身体の使い方を学びに来られるのは珍しいことでもあり、私にとっても得られるものがあるので大変ありがたい。あらためて人とのご縁に感謝しております。

 
 そして火曜日は、「クラーチ剣術教室」での講習。

 着替えに使わせて頂いている場所は浴室の更衣室であり、今日はひさしぶりにTさんとお会いし、もうお一人の方と風呂上りにお話されておりました。傍で稽古着に着替えながら、初めてお会いする方の江戸言葉(江戸弁)がなんとも小気味よく、ちょっと憧れてしまう感じがありました。
 私は北九州に生まれ豚骨ラーメンを食べて来ましたが、今ではすっかり蕎麦の方に趣向が変わりました。尤も本当に美味しいラーメン(鎌倉のTさんが教えてくださった)屋さんは別格として、蕎麦屋が落ち着いて安心いたします。気持ちの面でも随分違うものですね。

 講習では、杖を使っての持ち替えを一歩と三歩ランダムにおこなっていただきました、足運びは細かく杖はゆっくりと操作する必要もあり、前進後退、好きなように動いていただくものです。こうした稽古は身体を使うことの心地良さを実感出来ますと、より動きが滑らかにさまざまなパターンが組み合わさるものと思われます。手先の操作、足運びとの調和、自在に動くアイデア、シンプルな稽古ですが深くおこないますと身体にとって総合的に効果的なものであります。

 今日は「三十連円打」はおこないませんでしたが、代わりに「杖を掴まれた際の対応」をおこないました。「捧げ首潰し」はさすがに出来ませんので、一番から四番までの手順をお伝えしながらそれぞれ二人一組となってそれぞれが教え合うようにおこなていただきました。やはり相手と力と力のテンションが繋がる稽古というのはなにか心の働きに作用するものがあるように感じます。

 接触し繋がっているからこそ解ることが互いの中で湧き起こりますので、新鮮なその都度の会話が予定に無く交わされます。稽古の面白さの一つには、予定調和に無いその瞬間の察知が互いに感じられる事にあるのだと思うのです。そこにあるのは在りのままですので、求めに応じられるか否かの面白みがあるのでしょう。

 最後の剣術では、ここ三週ほど続いている抜刀の「巴抜き」をおこないました。今日は相手に木刀で構えてもらい、そこで剣先の軌道を身につけて頂く様におこないました。しかし、これが意外に難しく、どうしても剣を差し出した相手に誘われてしまい、力を入れて抜いてしまったり大振りになって、無意識のうちに強く当てなければという身体の働きが優先してしまうのです。

 これは「鹿威し」にも当て嵌まることですが、一人でおこなっている形が、相手が目の前に付いたり、周囲の状況が普段と違っても「同じように出来るか」ということが大事になってきます。

 それはもう身体の働きというよりは、心の働きに関わってくるものですので、その関連している二つの働きを実感する稽古として、その人に応じた身体と心の分離をどう一纏めに収める事ができるかは、武術稽古における重要な課題と言えるのではないでしょうか。

 今日は心の制御をいかに身体で確認出来るかをお伝えいたしましたが、勿論私自身も生涯の課題として取り組まなければならないものであり、それを高齢者のみなさまにどのようにお伝えしていくか(しかも楽しく)という事が、これからの講師としての課題でもあります。

 失敗も材料ですので、その瞬間を諦めずに飲み込むことで、現場検証的に状態から違いを分析することが気づきへの近道になるかもしれません。ということも最後にOさんへお伝えいたしましたが、もはや、運動のためだけでなく、この教室ならではの身体への興味から心の働きに私自身の関心もあり皆様へ波及していっているような気がしております。

 あらためて、五年間毎週火曜日に一時間半、七十代から八十代の皆様と稽古が出来ていることに大きな感謝もありますし、その経験は私の中でとても大事なものとなり次への導きに通じてきます。これからも、無理の無いように調整していただきながら、それぞれのペースで喜びを得られるような講習に務めて参りたいと思います。


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『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


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2019-10-09(Wed)
 

お詫び

 月刊秘伝9月号に掲載していただいた私の記事に、示現流と、鹿島神流を修めたと書いてありましたが、私の言葉足らずなコメントが記者の方やライターさんに誤解を生じさせてしまい、各流派の方々へご迷惑お掛けしました事を深くお詫び申し上げます。

 この記事では、各種得物による稽古法の特徴を、私がこれまでに当時の(上記流派とは無関係の)師範から研究稽古として各流派を参考に学んだものをお伝えした次第であります。

 私としましては、技のこと身体のこと、当時の師範と共に研究稽古から学んだものをどのようにお伝えするかという思いで熱が入っておりましたが、あらためて日が経ってみて、これは大変なことであるという事に気が付きました。

 もちろん私の経歴にはそうした流派の事は掲載しておりませんし、稽古会や講習会でも現在独立して七年ほどになりますが、各流派の技を私がお伝えするというようなことはあってはならないことですのでおこなっておりません。

 今回の件は完全に私の不手際でありますので、同じようなことが無いように、今後はご迷惑をお掛けしないように精進し務めて参りたいと思います。


2019-10-07(Mon)
 

子供達の笑顔

 本日のGold Castleは、フランスの雑誌「GEO Ado(ジェオアド)」の取材のため、親御様のご協力を頂き無事に取材を終える事が出来ました。

 記者のマチューさんと通訳の方がとても喜んでお帰りになられました。皆様にはあらためてお礼申し上げます。

 私の教室では、強制して言う事を聞かせるようなことは殆んどありません。やり方はお伝えいたしますが、言う事を聞かせるよりも、信頼関係を築けるやり取りが出来るかどうかが大事です。それはハッキリしております。

 皆が求めていることは、上手になること動けるようになることです。そのためには、礼を知らずいい加減にやっては絶対に上達はいたしません。そして、上手になること動けるようになることは、人に言われてではなく自分がそうなりたいという強い動機があれば、自ずと態度は改まり、上達へのカギを渡すことが出来ます。そういう、上手になりたいという思いと、それにどう応えてあげられるかという思いが、ごまかしのない密なコミュニケーションとなり、生徒は自然と伸びていきます。

 指導でも、ガミガミとこれでもかという程に、自らのストレスを解消するかのようにおこなう人も色々と見てきております。厳しさの履き違えをしてしまいますと、その子の可能性を潰し、人の機嫌をとる嘘の上手な子にしてしまう恐れがあります。そしてそのような器用さは、いずれ自らに降りかかってきますので、自分でどう感じどう納得し前に進んで行くことが出来るかが、生きていく事に対して優先順位を落としてはならないものであります。

 自らが気持ちで礼をしたくなり、進んで掃除をし、周囲に迷惑が掛からないように気を働かせることが自然と出来るようになれば、一つの生きていく強さを手に入れたということになるでしょう。

 
 今日の講習では、若い世代の生徒達を中心に「万乃型」や立廻りタイプM前半~中盤までをおこないました。賑わう中でそれぞれに集中して稽古に励んでおりました。

 杖術クラスでは、基礎的な打ち込みから、「呼雀」「雀返し」「三十連円打」をおこないました。

 呼雀や雀返しでは予想以上に盛り上がり、そんな力の不思議さに若い生徒達は驚いておりました。記者のマチューさんも、講習の合間に杖をしっかりと両手で持っていただき、私が片足立ちになって相手の方に重心を預けた状態から反対側に片手片足立ちで引っ張ったものですから目を大きく見開いて驚いておりました。これは、普段おこなっている鍛練稽古「蟹の前歩き」と「雀」の働きを説明させていただくためにおこなったのですが、身体の使い方というのは、あらためて考えますと、ただ出来るとか上手に動けるという事だけでないもっと大事なものが備わっているように感じます。

 大人の生徒の皆様もそれぞれに教え合い進んで行ったものと思われます。さまざまな方が一緒におこなっているのがGold Castleの特徴でもありますので、いろいろな風景がその組ごとに見えますので、講習中フト我に返ったように眺めたくなることもあります。

 講習後は、若い生徒達だけでのインタビュー。今日は中学三年生のT君、中学二年生のK君、中学一年生のS君、小学六年生のK君が参加されましたので、ちょうど一学年ずつの開きがありました。とうぜん、彼らだけでのインタビューは初めての経験ですので、私はK君のお母様とお話しながら、笑顔でインタビューに答えている彼らを眺めておりました。四人が一緒になって子供らしい笑顔でニコニコしている姿はいいものでした。

 日本の掃除という習慣にも興味を持ってくださり、一度掃除が終ったのですが、子供達はインタビュー中でしたので、子供達の掃除姿の写真を撮るという事になり、四人がはしゃいでモップ掛けをダッシュでおこなっておりました。

 皆さんが帰られた後、最後に二十分程私がインタビューを受け、剣術について、殺陣との関わり方、子供に対する指導法、コミュニケーションの築き方、などいろいろと通訳の方を介してお話させていただきました。私が話すことよりも何より、今日の講習風景や、講習後の子供達の姿を目の当りにすれば、色々な事が伝わったのではないかと思います。まだまだ時間も短いですし、私も未熟な講師ですので、期待に添えられたかどうかは分かりませんが、生徒達には、「いつ突然にどういうお話が来るか分かりませんので、いつでも普段どおりに出来るように、日頃の稽古はこういうことも意識しておこなうようにしましょう。」とお伝えしました。今日は子供達にとって良い経験となった事でしょう。今日残念ながら参加出来なかった生徒達も、また何かの機会があるかもしれませんので、いつでも普段が試されるという認識でこれからも稽古に励んでいただきたいと思います。

 本日は皆様、ありがとうございました!


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2019-10-07(Mon)
 

始終一致の調和感覚

 このところ一週間の感覚が二、三日前の出来事にしか感じられず驚いてしまう。つい最近話したばかりだと思っていた会話が、すでに一週間経っている事に信じられない気分。
 歳をとれば自然と早く感じられるようになってくるものだが、それとは違う感覚だ。良い意味なのか、悪い意味なのか、一週間の流れが安定しているからかもしれない… こんな生活レベルで安定していては大変なのであるが(笑)。

 多摩川では花火大会が開催され、テレビでは、ラグビー、世界陸上、バレーボールと賑やかだ。今年の10月は私の場合、周囲の動きの変化を多く感じている。


 さて、本日は戸越体育館でGold Castleの講習をおこないました。八歳のYちゃんからのご報告で、12/21(土)12/22(日)に新国立劇場でおこなわれる「アニークリスマスコンサート」に出演されます。どのパートか聞き忘れてしまいましたが、また一つ経験を積んで大きくなられることでしょう。アニーと言えば、演者を目指す小さな女の子にとっての大きな目標でもありますので、そうした熱意の中からさまざまなものを学べるでしょう。お芝居の世界に限らず、小さなうちから本気で取り組めるものに出会えるという事は素晴らしいことでありますので、やってみなければ分からないものや、やってみたけど駄目だったということもある中で、本気になれるものと出会えるという事は幸運なことだと思います。

 講習では、基礎的な動きの中から「始終一致の調和感覚」で自らの動作の癖を知り修正していくことを目的におこないました。
 こうしたことは、ゆっくり速く動けるための第一歩でもあり、落ち着いて動くことで精度が上がり、かつ無駄な間を削ぎ落としていくことで相対的な速さが向上いたします。慌てずに速く動くにはDVDでも解説しておりますが、「始終一致の調和感覚」が身に備わっていることが大事です。

 杖術「三十連円打」も、動きを覚えた方はここからがようやく稽古に入れる状態ですので、自らの身体を観察しながら始終一致の調和感覚で動けるように考えましょう。動きの手順を覚えるという事は、役者で言えば台詞を覚えるようなものなので、台詞が入っていなければ当然お芝居の稽古になりません。動きを覚えて初めて身体の使い方や、動きの修正箇所が稽古出来ます。これは、殺陣も同様に、動きを覚えるというのは稽古に入る前の段階ですので、覚える工夫(休憩中や講習後にメモを取る、限定公開の動画をチェックし身体に入れ込む)ということがあって、人数を集めての立廻りは進んでいきます。

 しかしながら、立廻りが難しくて雰囲気だけでも楽しみたいという方もいらっしゃいますので、そうした方々には二人一組の抜き出し稽古や、手数の少ない「一対四瞬殺」などがございます。「万乃型」も一人で形を綺麗に出来るようになれば、それなりに見栄えは良くなり個人的に動画や写真に収めたりされるには良いかもしれません。ですが、私としてはお節介な血が流れているものですから、何とかして立廻りが出来るように時間を掛けて取り組んでいただけるように、楽しめるものをどうすればお伝え出来るか、そのことはいつも感じているところです。上手く行った内容のものはいつも上手く行くとは限りませんので、その場でどう瞬時に判断出来るか、またある程度掴んだものは、どのようにして段取りを踏んで行くか、そこに講師としての技量が問われるところであり、面白く感じている部分でもあります。


 明日は、15時から品川区総合体育館剣道場で講習をおこないます。ホームページにも掲載しておりますが、フランスの記者の方が取材に来られますので、いつも以上に熱の入った講習になるのではないかと思います。賑わう講習となりますように明日も皆様楽しみにお待ちしております。


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2019-10-06(Sun)
 

身体を労う杖整体操

 本日は午後から高田馬場で渡部氏とA氏と稽古。

 今日は足の使い方を集中的に稽古しようと思っていたが、杖を掴まれての対応を渡部氏と行っているうちに、又新たな対応法が生まれ、結局その稽古が大半を占めた。A氏には杖の三十連円打を渡部氏に任せて十五番目までおこなっていただいた。

 全く以って稽古は小出しに小出しに動きが見えてくる。それはきっと小出しでなければ気が付けないからそうなのだろう。そうした毎回の稽古で得ていくこと、それが稽古の目的でもあり心と身体を考える時間となっている。

 稽古の最後はひさしぶりに杖整体操をおこなった。今日は行わなかったが杖乗解しは筋膜を解す効果があると思われる、陰陽のバランスを考えるなら、やはりこうした身体を解す体操を最後におこなうことも必要だろう。


 再来週10/14(月/祝)18時00分~19時30分 品川区総合体育館 柔道場にて「杖整体操」の講習会をおこないます。杖を使っての簡単な体操ですので、ご自宅でもおこなうことが出来ると思います。「杖乗解し」では、筋膜を解す作用があると思われますし、相手に引っ張ってもらう「両手持ち上げ」や「寝返し」では、神経に作用しているような独特の心地良さがあります。リラックスして身を委ねることで効果が変わってきますので、当日はリラクゼーション効果の高い音楽をかけながらゆったりとおこないます。ご興味のある方は一度参加されてみることをお勧めいたします。参加費も2.000円となっておりますので、お知り合いの方を誘ってお越しになられるのもいいかもしれません。高齢者の方でも体の硬い方でも、頭から決め付けずに気持ちを委ねておこなえば十分効果を感じられます。貸し出し用の杖も数本ご用意してありますので、三連休の最後に身体を癒しに来られてみてはいかがでしょうか。


 一昨日たまたまつけていたお昼のドラマ「やすらぎの刻~道」に生徒の佐藤誠さんがご出演されておりました。本当にたまたまでしたので驚きました!先日も「黒薔薇2」にご出演されておりましたが、ご活躍をテレビで拝見するのは本当に楽しみです。私と同じように何人かの生徒達も楽しみにされております。

 その佐藤さんが12/7(土)~12/22(日)に、KAAT神奈川芸術劇場<ホール>で「常陸坊海尊」という舞台にご出演されます。

 昨年もKAATで日韓合作の舞台に出演されましたが今回は大きいホールでの公演となるそうです。リンク先をクリックしていただきますと分かるかと思いますが、見応えのある舞台だと思われます。
 昨年同様、鑑賞後に近くの横浜中華街で食事会をおこないたいと思っております。全ての日程が14時の回となっておりますので、12/13(金)もしくは12/20(金)のどちらかで計画したいと思います。
 生徒の皆さんと一緒に観に行けるように近日中にホームページに掲載いたしますのでよろしくお願いいたします。

 
 もう一件、Gold Castleのホームページにある「映像記録+」から「動きの確認(受講生限定)」の項目をクリックしても画面が反応しない方がいらっしゃると伺いました。おそらくスマートフォンの機種などによる影響だと思われますが、パソコンでは大丈夫ですがお持ちで無い方は、直接YOUTUBEの限定公開用のURLをお伝えいたしますので、私にご連絡下さい。作品ではなく教室内の動きの確認用の映像ですので、生徒ご本人の視聴に留め、URLを外部に漏らさないようお願い申し上げます。


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2019-10-04(Fri)
 

働きを信じ願いや思いの透明度を高める

 朝の清々しい時間帯に記事を書き始めている。今年は今まで以上に秋が好きになりそうだ。

 
 さて、昨日火曜日は午前中に「クラーチ剣術教室」での講習をおこなってきました。
 珍しくSさんが早く来られていましたので、「Sさん、今日はもう待ちきれないようですね!」と話しましたら、「そうじゃないのよ、部屋のエアコンが故障してたから急いで来たのよ!(笑)」とのこと。「な~んだ、ガッカリ(笑)」というふうに講習がスタートいたしました。

 このところは最初の三十分が早く感じられ、今まで二十分ぐらいで一呼吸入れていたのが、気が付けば三十分経っており、皆さん七十代~八十代後半の方々ですので、その熱意に驚かされます。

 毎回上手く行くという事はありませんので、その日の体調や具合によって無理をせずにその状態に合わせて取り組んでいただければと思っております。それでも、覚えてしまった動きというのは飽きてくるものと思われますので、同じ動きでもどのように新たな部分を楽しめるか気がつけるか、そこが私にとってのテーマでもあります。

 杖と剣、それぞれテーマにしている内容と新しい動きをお伝えいたしました。これからもそれぞれのペースで楽しく興味を持ち続けていただけたらと思っております。

 講習後は皆さんとお食事。

 陽当たりの良いレストランで、かれこれ五年になりますが、いつもの席いつものメンバーでお昼を頂いております。だいたい1時間程ですが色々なお話を聴くのが楽しみで、昨日はもう一人のSさんからむかし狐に化かされたお話が話題になり、東北地方のそういった不思議な現象が、Sさんのお父様とSさんご本人にも何度か起こったようで、非常に興味深く楽しい内容でした。

 私自身も、人に言うと変に思われてしまうような不思議な体験は幾つか経験してきましたのでこういったことは信じるほうですが、長年人に言わないでいると、あれは本当のことだったのだろうかとまるで夢でも見ていたかのような錯覚を覚えます。しかし、明らかに夢ではなく、その事はハッキリとしていましたので、稀に不思議な体験はするものだと、そのことはそのことであまり驚かなくなってきました。

 
 夜からは松聲館で甲野先生と稽古。

 心と身体のアンバランスさ、主体性と働きの不関連さ、大元にあるものは説明のつかないもの、つけてはならないもの、なのかもしれない。そのような古の武術書に込められた内容を少しだけ理解できたように感じます。

 刀を通じ、古の日本人は人間というものを限りなく追求し実践されたということに、想像では書けないであろう文面から感じることがあります。時代は大きく変わり、地球の存続が危ぶまれる話が、ノストラダムスよりも具体的になってきております。もはや人間はどうしようもないから滅したほうが良いのではないかとさえ感じている人もいるかもしれませんが、人間の持っている可能性を拓くことなく滅してしまうのは勿体無い話です。便利さと有益さが滅亡への近道であるのなら、宗教や武術によって高められた先人達の教えというものは、すでにその事を予見していたのでしょう。しかしながら、世界的にもたくさんの宗教があるなかで、それはそれで通っていることが私にとっては疑問であります。心と身体の一致を目指す実践と葛藤こそが、人間の丁度良い生き方の指標を照らしてくれるのかもしれません。そうした幸せを知ることで守られていくものは多くあるはずです。

 技の追求は、全てを考え学ぶことに繋がってきます。その技は、武術に限らずさまざまな業種の中でも存在しておりますし、形の無いものもあるでしょう。そうした技がこれからはもっともっと、器機に頼らず自らの発想と実践で「何か」に繋がって行くことが重要な気がしております。

 私も未熟でしかありませんが、思いは失わずにこれからも生きていきたいと思います。


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2019-10-02(Wed)
 

飛んで火にいる夏の虫のような技

 9月最後の日、時間的には10月に入っているが、10月もまた一年の内で人が慌しく動いていく時期でもある。私の仕事も人と出会う仕事であるが、決して人が増え続けているわけでは無い。そうした均一の統計が保たれ月日が流れてゆく。だが、それに慣れないよう、心に余計なものを育ませないようその瞬間を大事にしたい。


 さて、本日は高田馬場で竹田氏と稽古。いろいろな会話を交えながらいつものように鍛練稽古から入り、杖術をおこなう。
 三十連円打では、二十番までをおこなう。元々八番までしかなかったものが、十一番まで増え、十五番に増え、二十番、そして一気に三十番まで増え続けた。だから昔は少しずつお伝えしていたものが、今は一気に二十番~三十番までお伝えするようになったので大変かと思う。

 昨年6月の講習後、生徒の希望で「映像で観られるように出来ませんか。」と申されたことから、その場で正面からと横からの映像をスマートフォンで撮っていただいたのが、今配信してある三十連円打の動画である。この三十連円打の映像は、私が配信している映像の中でも観ている人が多いようで、特に番号毎の技名を喋りながらゆっくりと一番から三十番までおこなっているものは、稽古の予習復習として使われているようだ。難しい動きのものよりも、こうした簡単にゆっくりと動いたものの方が反響があるというのは意外なものだと感じている。先日も記事に書いたが、この三十連円打も、「どう動くかではなく、どう動きたいか。」という観点から動きが導かれていったものであるため、考えに考え抜いたものではなく、降って来たような感覚でそれを吸収していったような記憶がある。

 今日の稽古で盛り上がったのは、先日の『杖術 特別講習会』の最後におこなった「捧げ首潰し」を竹田氏に受けて頂き、何度か潰した後に、今度は私が受けとして潰されるように、動きの手順をお伝えした。

 その際に、「ああ、これはまず呼雀(よびすずめ)をおこなわないと感覚的に解らないかもしれない。」と思い、たまに講習会で行う「呼雀」(腰を落として雀に引っ張ることで、相手も雀をさせられてしまうというもの。)をおこない、流れから「雀返し」(相手の呼雀の前に小さく雀を掛けることで呼ばれても行かない状態となる)をおこなった。知らない人には、これを読んでも「???」となるかと思うが、誰がやっても楽しめる内容の稽古であることは間違いない。

 そうした一連の雀の掛け方(正確には「浮き」の事なんですが、浮きにも色々あるかと思いますので、分かりやすく雀と表現しております。)をお伝えした中で、さっそく「捧げ首潰し」をおこなおうとしたのであるが、「まてよ、雀に前に出ながら杖を引き寄せていたが、呼雀のように相手を呼んでみるとどうなるだろうか・・・?」と思い、通常は互いに腰を落とした状態でおこなう「呼雀」を立った状態で「捧げ首潰し」の崩しの導入部分として用いてみたのである。

 すると、竹田氏が「わあ!」っとこちらに飛んできて、私が右手を持ち替え下方に下げたところ竹田氏がそのまま速やかに首を差し出す状態となるので造作も無くそこへ杖を掛けて潰すことが出来た。

 これはまさに「飛んで火に入る夏の虫」状態であり、差し出された杖をウッカリ掴んでしまったばっかりに、相手の呼雀に呼ばれその勢いが衰えぬ間に今度は首を差し出して潰されてしまうのである。

 これには、何度か潰された竹田氏も笑っていたし、私もその状態が可笑しくて笑ってしまった。これは他の人で試してみても同様に利くようであればこちらのバージョンでおこなう「捧げ首潰し」を採用としたい。関西の講習会でも「呼雀」「雀返し」と合わせておこなえば、浮き身を楽しく稽古出来るだろう。
 
 特別講習会が終って間もない頃にこうした気づきはよくあるものであるが、これも全ての流れとして繋がっているものなので、講習会でおこなった技も大いなる意味があったといえる。こうしたちょっとした事で技の利きが上がってくるから稽古は大事である。そして一人稽古や組稽古、それぞれにおける稽古から頂けるものをこれからも大事にしなければならない。


 今月から考えていますが、金山剣術稽古会の稽古日程を、月曜日、水曜日(隔週)、木曜日と、曜日を整理しようと思っています。

 これまで江東区スポーツセンターや金曜日の新宿スポーツセンターでの稽古を予定から外し、私の一人稽古やその他の作業などに当てる時間としたいと思っております。現行ほとんど誰にも影響がありませんので、今月からそのように変更したいと思います。しかし、場合によっては予定に記していなくてもそこで稽古をおこなう可能性もゼロではありませんので、その方の取り組み方に応じて決めていこうと思っております。


 金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


2019年10月14日(月/体育の日)『杖整体操』

2019年10月19日(土)『抜刀術 特別講習会』

2019年10月21日(月)&22日(火)『関西特別講習会』

金山剣術稽古会ホームページ

2019年10月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-10-01(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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