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10月から金山剣術稽古会を土曜日に開催いたします

 お知らせいたします。 
 これまで平日しかおこなっていなかった「金山剣術稽古会」を10月より、月に1回~2回を予定して土曜日に開催することになりました。


(土曜日稽古会日程)
『10月06日(土) 15時00分~17時00分 品川区総合体育館 剣道場』
『10月20日(土) 15時00分~17時00分 品川区戸越体育館 剣道場』
(単発参加お申し込み受付しております)


 平日にどうしても参加出来なかった方や、毎週通うことが困難な方も考えられますので、土曜日は【単発参加型】の稽古会として広く受け入れたいと考えております。また、平日に参加されている会員の方も土曜日には参加可能ですので、月の日程を調整し易くなるかと思われます。(体験参加や見学は受け付けておりませんのでご了承下さい)

 平日の稽古会につきましてはこれまで通り、基本的に毎週参加される方を対象にマンツーマンもしくは少人数三名までとし従来の稽古法を継続して参ります。

 金山剣術稽古会では、一回二時間の中で杖術、剣術、抜刀術、体術などをおこないます。(その日により集中的におこなうものもあります)

 9月中には新たにホームページを作成いたしますので現在準備を整えているところです。

 Gold Castle 殺陣&剣術スクールのホームページと併せて、これからもより強固な運営を目指し御縁のある方と最適な場でともに稽古が出来る環境を整えて行きたいと思っております。

 ご質問等御座いましたら、こちらのブログもしくはGold Castle 殺陣&剣術スクールのホームページよりご連絡下さい。


2018-08-31(Fri)
 

2018年10月 武術稽古日程


10月01日(月曜日) 金山剣術稽古会
           19時00分~21時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



10月02日(火曜日) クラーチ剣術教室
           10時00分~11時30分

           金山剣術稽古会
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



10月03日(水曜日) 金山剣術稽古会
           12時00分~14時00分
           戸越体育館 柔道場



10月04日(木曜日) 金山剣術稽古会
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場
 

          
10月06日(土曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           12時30分~14時00分
           品川区総合体育館 剣道場  
          
           金山剣術稽古会
           15時00分~17時00分
           品川区総合体育館 剣道場



10月07日(日曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           15時00分~17時00分
           品川区総合体育館 柔道場  

           杖整体操
           18時00分~19時30分
           品川区総合体育館 柔道場




10月08日(月曜日) 金山剣術稽古会
           19時00分~21時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



10月09日(火曜日) クラーチ剣術教室
           10時00分~11時30分

           金山剣術稽古会
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



10月11日(木曜日) 金山剣術稽古会
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



10月12日(金曜日) 金山剣術稽古会
           17時00分~19時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



10月13日(土曜日) 剣術 特別講習会
           12時30分~14時30分/小太刀剣術
           15時00分~17時00分/大刀剣術
           品川区総合体育館 剣道場
           18時00分~懇親会予定(自由参加)




10月14日(日曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           13時20分~14時50分
           深川スポーツセンター 剣道場  
           15時10分~16時40分
           深川スポーツセンター 剣道場



10月15日(月曜日) 金山剣術稽古会
           19時00分~21時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



10月16日(火曜日) クラーチ剣術教室
           10時00分~11時30分

           金山剣術稽古会
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



10月17日(水曜日) 金山剣術稽古会
           12時00分~14時00分
           戸越体育館 柔道場



10月18日(木曜日) 金山剣術稽古会
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場
           


10月20日(土曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           12時30分~14時00分
           戸越体育館 剣道場  
           
           金山剣術稽古会
           15時00分~17時00分
           戸越体育館 剣道場



10月21日(日曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           15時00分~17時00分
           品川区総合体育館 剣道場  
          


10月23日(火曜日) クラーチ剣術教室
           10時00分~11時30分

           金山剣術稽古会
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



10月25日(木曜日) 金山剣術稽古会
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場
          
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



10月26日(金曜日) 金山剣術稽古会
           17時00分~19時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



10月27日(土曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           15時00分~16時30分
           深川スポーツセンター 剣道場  



10月28日(日曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           13時20分~14時50分
           深川スポーツセンター 剣道場  
           15時10分~16時40分
           深川スポーツセンター 剣道場



10月29日(月曜日) 金山剣術稽古会
           19時00分~21時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場





 金山剣術稽古会 入会希望の方へ


【 新宿スポーツセンターでの稽古時間 】
◇(月曜日)19時00分~21時00分
毎月第四月曜日は休館日のためお休みとなります。

◇(木曜日/毎週)14時00分~16時00分 

◇(金曜日/第二・第四)17時00分~19時00分


【 江東区スポーツ会館での稽古時間 】
◇(火曜日/毎週)19時00分~21時00分
月曜日が祝日の場合は振替休館日となりお休みとなります。

◇(木曜日/毎週)19時00分~21時00分


完全予約制ですのでお早めにご連絡下さい。
前月までに予約の入っていない日はお休みとなる事があります。
初めての方はこちら金山剣術稽古会についてをご参照の上
お申し込み専用窓口よりご連絡下さい。

稽古場所の詳細や稽古内容、稽古時間のご相談、道具類その他のご質問等につきましてご不明な点がありましたらご連絡下さい。

都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。

【施設休館のお知らせ】
2018年12/1~2019年3/31まで新宿スポーツセンターが空調設備の改修工事にともない休館となります。
2018年10/中旬~2019年3/31まで戸越体育館が耐震化工事のため休館となります。

当期間における「金山剣術稽古会」の開催は、江東区スポーツ会館にて毎週火曜日と木曜日の19時00分~21時00分にて対応させていただきます。そのほか品川区総合体育館で開催を検討しております。曜日と時間は会員の都合を聞いて総合的に判断させていただきます。しばらく、ご負担をお掛けしてしまいますがご協力のほど宜しくお願い申し上げます。


2018-08-31(Fri)
 

稽古以外の時間は稽古のために

 昨日は戸越体育館で稽古をおこない、本日は新宿スポーツセンターで稽古をおこなった。昨日の稽古では思いも掛けぬ発見があった。それはさいきん仙骨の意識による足裏の感覚が、横方向に対する強さを発揮することが解ったのであるが、今日は同じく仙骨の意識と操作により下方向への力が通ることが確認できた。

 これには未だに信じられない気がしているが、これに対する受けが強い渡部氏を相手にゆっくりと下まで崩すことが出来るのは不思議な気がしている。

 力の使い方として横方向と縦方向では、仙骨の意識による足裏への感覚は角度が異なってくるが、足裏に通る感覚を大事にすることは共通している。これは浮きとは違う力の働きだと思われるので、私としてはこの微妙な操作感覚と足裏への繋がりを今後もいろいろと検証しながらさらなる発見へと繋げて行きたい。

 なんというか、稽古の面白いところは、自動的にそのような何かを発見する流れが毎回出来上がっているところにある。稽古以外の時間が稽古のためにあるならば、その稽古は無意識にも進んでいくものとして脳が準備をして待っているのではないだろうか。

 だがそれは一気に究極的な先までは辿り着けず、一歩一歩の発見の積み重ねでしか進めない。だからこそ稽古が大事であり、稽古以外の時間も大事なのである。

 
 本日の稽古では、珍しいことに我々以外に一人しか居らず、途中からは我々だけしか居なくなったため、最後の時間で渡部氏に正座からの抜刀を撮影していただいた。これはまだ二十回も抜いていないが、8/20(月)に初めてやってみて、抜くには抜けるが形にならなかったので、その時は数回やって終わりにしたが、これは身体を練るには良い稽古だと感じたので日を改めておこなうことにした。そして昨日の戸越体育館の稽古時に、話の流れで鞘付木刀にて三回ほど抜いたが、鞘付木刀の感覚に身体があまり馴染もうとしなかったのでそこで止め、今日の稽古で人が誰も居なかったので試しに撮影してみたのである。

 感覚としては、初めておこなった時の「タオル抜刀」に近い。タオル抜刀というのは、右手でタオルを持ちそのまま落として床に落ちる前に刀で抜き打ちに打ち抜くものである。初めの頃は、刀を抜く前にタオルが床に落ちていたが、身体各部の役割を明確にし、それを精確に実行することにより「出来るかもしれない。」という実感に切り替わり、それが次第に「出来る。」に変わって行った。

 しかしながらタオルでは若干空気抵抗があるので、袋竹刀の鍔などを代わりに使ったりして稽古していた。(動画では野菜を斬ったが)当然難易度は上がるのでより厳しい操作と精度が求められる。だが、人間のそういった手にした感覚の記憶というのは不思議な物で、全く出来る気のしなかったものが、ひとつひとつ身体各部の操作法を得ていくことで出来るようになる。

 そのタオル抜刀に近い「出来ないかもしれない。」というのが今回おこなった「正座抜刀」である。まず、両足の爪先を立てた状態の跪座(きざ)ではなく、足の甲を床に着けた正座からピョンと立ち上がることもままならないかも知れないが、それに合わせて二尺七寸の居合刀を殆ど鞘引きをせずにむしろ背中を使うため前に出しながらなるべく水平に抜き付けるようにおこなっている。斜めに斬り上げる刃筋ならもっとやりやすいと思われるが、まだまだ未熟であるが抜き上げから水平に刃筋が通るように身体各部の状況を把握し、それぞれを働かせるようにすればもっと安定した抜きが出来ると思う。まあ、抜く形も大事ではあるが、身体が練られることが私がこの正座抜刀に興味を持ち始めたことの大きな要因でもある。

 最後に今日撮影した「正座抜刀」の動画をここにリンクいたします。
 正座抜刀


2018年9月08日(土) 「抜刀術 特別講習会」(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年8月 稽古日程

2018年9月 稽古日程 加筆修正いたしました

甲野善紀先生からの紹介文


2018-08-31(Fri)
 

ジュニアもシニアもみな優秀です!

 昨夜の雷と雨には驚いたが、数秒ごとに空が光っているのは随分経験していない。子供の頃、生まれ育った福岡では台風や雷が多かったように思う。台風に関しては東京に比べて勢力が強く雨戸を閉めて通り過ぎるのを待った事は何度もあった。裏山の竹薮が風に煽られる音が凄まじく、そっと窓を開けて見た所ところ竹が真横にしなっているのを見た時は怖かった。

 雷も多かった記憶がある。家族で集まって電気を真っ暗にして雷が過ぎるのを待っていた想い出ももある。勝手に稲光と雷鳴の時間差でどこら辺りに落ちたかをそれぞれ口走っていたのも懐かしい。親戚の家のテレビが壊れた事もあった。

 そういえば1988年にギネスブックの本を買って読んでいた中に「雷に愛された男、人間避雷針の異名を持つロイ・サリヴァン」という人が生涯で七回雷に打たれたらしい。その確率とは、1/2187000000000000000000000 つまり21870垓(がい)というが、なにか特別な身体だったのかもしれない。きっと雷の怖さは人の何倍もあっただろう。

 
 さて、本日の「クラーチ剣術教室」では、いつものように男性浴場でお風呂上りのTさんといろいろおしゃべりをし、着替えたのち会場へ移動。今日は87歳のKさんがお休みとなり、社長出勤のIさんが今日は珍しく早めに来られていたので、「社長から係長だわね。」とみんなで笑いながら、Hさんなんかハイタッチして迎えているものだからそれが可笑しくて笑ってしまいました。Iさんはご病気を抱えておりますが、そんな様子を微塵も見せることなくマイペースで楽しんで参加されております。Iさんも80代ですから昨年は肺炎になったり食欲が落ちて体力が無くなり講習中に転倒したりして心配しましたが、今では元気にそんな事があったのが信じられないようなご様子です。

 先週熱中症気味でしばらく座って見学されていた「ひまわりさん」ことSさんも今日は元気に保冷材を首に巻いてお越しになりました。「ちょっと、恥ずかしいんだけど…昨日カーテン開けたら、雷さんと目が合っちゃったのよぉ。それで、目が乾いてしばらくおかしくなっちゃった。」と笑いながら仰るものですから私がつい、「それじゃあ、ひまわりが雷に打たれたんですね!」と周りにいたみんなで大笑いしてしまいました。

 そんな感じでいつも皆さんとお話しながら時間になったら講習に移っております。

 講習では久しぶりに「三進五退」をおこない、手足の手順と歩幅を大きく取ることを目的におこないました。間合いを広げて三歩で杖を回転させながら打ち込むというのは普通の運動に比べて夢中になる要素が強く、目的が歩幅を大きく取ることよりもこの距離から三歩で打ち込むという事の方へ意識が高まりますから、気がついたら結構な運動をしていたという事になります。ですから運動をして呼吸が増えても苦しい表情になっている人はこれまでの講習中で一人も居ません。苦しくなく運動を集中して続けられることが継続する結果に繋がっているのだと思います。その方法は、私がこの教室の為に考えたのではなく、私自身の稽古法としておこなっているものをそのまま皆さんの状態で出来ることとして置き換えているだけです。

 もう一つ久しぶりに「旋打」もおこないました。これはテンポの良い稽古法ですので頭を使いながら身体に覚えさせていかなければなりません。覚えるコツは、「飛び越えて、弾くのを含め同一方向で三回打ち、三回目は合わせて止める。」これの繰り返しです。

 次に身体の姿勢についての頑丈さの違いをそれぞれに実験になっていただき、私が検証するためにお呼びした全員が実感していただけたものと思われます。次に、いなし方をお伝えし、スマホを見ながら歩いてきた人をどう捌くかという動きをお伝えいたしました。抵抗しようと固めると足元がグラつきますので、刀を抜く時の肩の動きを参考に相手の力を貰っていなすというようなことを、意外にも皆さん興味を持っていただき楽しくおこなうことができました。

 最後は左の鞘の操作と肩の動きを意識した抜刀を私が合図を出して全員が七、八本抜くのですが、九名全員が一度も引っかからずに何度も抜けたのには私も驚きました。係長のIさんも良く出来ました!

 締めにおこなったのは、このところ継続しておこなっている左右からの袈裟斬りを相手が斜めに差し出し受けている木刀へギリギリのところまで寸止めで強く振り、摺り足と手の指を全部順番に使って木刀と全身がピタリと止まる内容を稽古しました。これの目的は、身体の芯を整えることにあります。切っ先もブレずに、背中もブレずにピタリと寸止めに止める事は難しいものですが、目的が目に見えてハッキリしているものですから、出来た時の気持ちよさは納得出来るものがありますし、ピタリと止める働きというのはあまり考えなくても身体が考えて調整してくれているところもありますので、そうしたピタリと止まって次に向かうということが身体を整えていくにはとても大事なものであると私は考えております。

 帰宅後は、新たなシステム作りのためパソコンと睨めっこ。熟考していたものでも動き出すとあとは早い。そのGOサインが慎重でなければならないのであるが、今回は慎重に検討しこれまでの展開がそのようになっていたかのように、仕組みをそこに重ねていこうと思う。

 体調はイマイチであるが、こればっかりは急げない。今出来ることに時間を使ってあとで諸々取り戻そうと思う。まだまだ自分には負けません!


2018年9月08日(土) 「抜刀術 特別講習会」(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年8月 稽古日程

2018年9月 稽古日程 加筆修正いたしました

甲野善紀先生からの紹介文


2018-08-28(Tue)
 

思い出に残るものを提供できるか

 私が情報発信に使っているサイトは、このFC2ブログとGold Castle 殺陣&剣術スクールのホームページの二つである。今の時代、如何に情報に足止めをされずに自分の時間を有効に健康的に生きていけるかが大事と見ている。人と会うことはその場にもよるがとても大事である。良い場を求めよい場をつくりそこで過ごす時間というのは、その瞬間のみならず何かしらそれ以外の時間においても精神が健康的に生きることへの安らぎであったり有意義な積み重ねの価値であったり感じるものが訪れる。

 生きていく中で時間の経過、年月の経過は価値あるものにしていきたい。

 だからこそ、精神が健全で健康になる場によって、それ以外の時間においても得られたものが活かされるのは自然なことと言えるだろう。そうした価値観を大人としてより良いものとして変え続けていけることが、それぞれの年代に応じた「らしさ」と言えるものになっていくのかもしれないし、そうしたものが生きていく実践的学びであり年月を重ねる喜びであったり、その場で出会った者同士のこれからの支えにもなって行くのではないだろうか。

 武道、武術、スポーツ、格闘技、さまざまな習い事など色々あるが、そうした習い事により何を得ようとしているかが、結果として自分に跳ね返って来ているのだと私は思う。

 このブログに訪問して頂く方も、私は訪問者履歴を残さないようにしてありますが中には同業者の方や感性の近い方など嬉しく思うこともあります。

 小学校から大学まで(私は高校までですが)学んだ事が、大人になってこれから何を学んでいくのか、学ぶための本心が先の習い事と同じように、考え方生き方人間関係の作り方において自分に跳ね返って来る。

 だからこそ、世の中の常識として良い会社に入るためのテスト結果のための学びから、それが必要なくなったときに学ぶということは、人を蹴落とす事でもなく、高い給料で贅沢をすることでもなく、ストレスを批判に転化することでもなく、そうでない事に大人は頭を使うべく学びをして行かなくてはならないのだと思う。


 昨夜は、関西の川原田喬生氏と電話でお話し、NさんやSさんとともに「杖整体操」を検証されたと伺い、興味深くそのときの具合を聞き色々と工夫されながらさらに良いものとなっていきそうな予感がしている。川原田氏との会話でとくに印象に残ったのは、「この杖整体操は合気道的要素が強いと思います。」と仰られた事。実感を持って伝わってきた言葉だったので、なるほど…心の部分における繋がり方が杖を介することで直接肌が触れ合う通りとはまた違う通じ方があるのかもしれないと脳裏をよぎった。とくに合気道にはそうした繋がりの状態把握が稽古の中で意識されるものだと思われるため、繋がり方の感覚が川原田氏の印象として合気道と発せられたのだと昨夜は深く納得したのである。

 電話を切り、いつものように深夜に事務作業をおこなう。メールボックスを見ると生徒のS君のお母様からメールが入っており、10月に放送予定の番組の詳細と配役を情報解禁にともない教えて下さいました。

 私も良く知っている特撮ヒーローシリーズの主役の弟役に大抜擢され、殺陣シーンもあるとのことです。何といっても嬉しかったのは、Gold Castle でおこなっている「万乃型」をオーディションでおこなったところプロデューサーの目に留まり、この度の役が決まったと伺いました。同じく10月31日にNHKBSプレミアムで放送される番組で主演が決まったT君もS君と一緒に入会された生徒です。そうしたご活躍をお母様からご報告していただけることは、講師として主宰者として嬉しく思います。NHKのEテレでレギュラーを務めていたT君にR君も活躍を拝見しておりますし、若い子達は不思議とそういう力を持った子が私のところに参加されます。親御さんの考えや思いというものが何かしら良い結果に結びついていると思われます。


 さて、本日のGold Castle 殺陣&剣術スクールでは、体験参加のSさんが生徒になられました。そして本日山口県から栃木県に向かう途中に東京で剣術教室に行きたいと言う事で、私の教室にご連絡を下さったSさんが参加されました。他の教室では体験参加だけの目的で参加されることを良しとしない教室もあったようでとても喜んで下さいました。このところ受講人数が少なくなってきておりましたので、参加したい方は受け入れる気持ちでした。百回でも一回でも、その方の思いがどうであったかが大事になりますので、こうした一期一会の出会いも、なるべくなら大事にし続けられる心境でありたいと思います。

 ニュージーランドへの修学旅行から帰国された高校生のK君も約一ヶ月ぶりに参加されました。中学生の頃はスイスでしたので、国際交流も含めまた彼の中で人間的成長があったものと思われます。動きに関しましては、やはり心理面の変化成長というのは、稽古をしていなくても動きが良くなることが多々あります。ドイツ帰りのFさんもそうであったように、海外への渡航は何かしら武術に関して心理的進展の手掛かりになっているのかもしれません。ひとりひとりへお土産を渡されていたK君の姿がらしくて印象的でした。

 9/17(月)に生徒のYさんやKさんが剣舞のイベントにご出演されます。こちらの団体の方々には私もお世話になっておりますので楽しみに観に行きたいと思っております。Yさんはこのところ動きがシャープになってきましたし、奈良から通われているKさんは稽古中の物腰の柔らかさと対照的であろう舞台の姿というのも観てみたいものです。開講当初の生徒でもあったTさんも数年ぶりに拝見できますし、特別講習会などで参加されたみなさんも拝見できることを楽しみにしております。


2018年9月08日(土) 「抜刀術 特別講習会」(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年8月 稽古日程

2018年9月 稽古日程 加筆修正いたしました

甲野善紀先生からの紹介文


2018-08-27(Mon)
 

2019年に向けての新体制計画

 本日は品川区総合体育館でGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。今日はこれまで締め切っていた窓を開けておこなったところ、この会場の独特の息苦しさが無くなり実に快適に暑くも無くおこなうことが出来ました。

 剣術クラスでは、体験参加の方が何度も驚かれながら興味深く取り組んでいらっしゃいました。初めて剣術クラスに参加された生徒のNさんも殺陣クラスとは違う身体の使い方に興味を持たれたのではないでしょうか。そういう意味でも身体の使い方による違いを私ではなく生徒のWさんにおこなっていただくことで、相手を務めた男性陣のNさんや初めて参加されたSさんも驚いていただけたものと思われます。

 講習後もしばらく常連組のみなさんが残って今日最後におこなった「峰渡」を確認していました。生徒になって一年半のHさんの進展が著しくなってきました。今月から道衣に袴となられ、稽古での実感がどこか充実した感触を得られているように見受けられます。今まで感じられなかった感触などが訪れ始めたと思いますので、今後益々稽古が楽しくなってくるものと思われます。

 土曜日の剣術(杖術)クラスの参加者はここ数年間常連のメンバーが安定しており、そのため私も土曜日におこなう内容は、私の稽古会でおこなっている内容と余り変わらないものとなり、内容というのは細部に渡る身体の使い方までお伝えすることが出来るまでになってきました。そうした身体の使い方による技の効きの違いは実感として感触が残りますので、とくに土曜日の剣術(杖術)クラスの生徒達には期待されているところではないかと思っております。

 殺陣クラスに関しましては参加人数が少なくなってきておりますので、日曜日を一コマ開催にさせていただきましたが、10月からは土曜日の殺陣クラスを無くし、日曜日の一コマでやって行かざるを得ない状況になってきました。生徒の皆様には選択肢が一コマだけとなってしまいますが、ここ数ヶ月間の状況から致し方ないと判断しております。

 今後の展開といたしましては、これまで少人数だけでおこなうことを前提としておこなっていた「金山剣術稽古会」の窓口を整え、土曜日に多くの方を受け入れられるように考えております。平日に関しましてはこれまで通り三名までの少人数でおこなうものといたします。来年位になる予定ですがそのように準備を進めて行きたいと考えております。


2018年9月08日(土) 「抜刀術 特別講習会」(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年8月 稽古日程

2018年9月 稽古日程 加筆修正いたしました

甲野善紀先生からの紹介文


2018-08-26(Sun)
 

心身ともに休む

 この三日間武道場に行かず休養に自分の時間を使った。といっても普段出来ない用事などがあるため、実質休養できたのは二日間である。稽古会や講習会もそうであるが休養もまた贅沢な時間だ。

 だが、人に会わない、身体を動かさないというのは不安感が訪れるものである。前に進まない事に不安を感じているのかもしれないが、休むことは次に向かうための準備でもあるので停滞しているということではない。

 このところ感じ始めていることは、徐々にではあるがご縁が広がりコンタクトをとれる方が増えたことと、時代というものを如何に捉え先を踏まえていけるかということ。そうした事柄への教訓は日々さまざまにSNSで取り上げられている。大事なことは、間違いに対し速やかに動けるかどうか。大衆審判の厳しい時代の中で、その状況から動けない環境というのは時代遅れになってくるだろう。速やかに対処行動出来る体制が今の時代に求められており、そことどういう距離感で向き合っていくかという自制も求められてくる。


 果たして、エネルギーやパワーとはどこから湧いてくるのだろうか。

 今回のように、三日間武道場に行かずにひっそりと時を過ごすとパワーがチャージされるどころかダウンしている気がする。肉体的には回復しているのだろうが、精神的には逆といえる。だから人は人と会わなければならないと痛感する。

 活き活きとエネルギッシュに生きていくためにはやはり人と会うこと。もちろんその人にも環境にもよるが、プラスのオーラを持った人と会うことで蓋が開いたように湧き出てくるエネルギーを良いものに使っていかなければならない。

 そのためにも場を整え、用意が出来ている環境が大事なのである。

 
 さて、そういう訳で随分ひさしぶりの気がいたしますが、明日は品川区総合体育館剣道場で15時30分~17時00分(剣術クラス)18時30分~20時00分(殺陣クラス)の講習をおこないます。今回の休みがどのように影響するのか私自身興味のあるところです。(講師としてもまだまだ成長しなければなりませんので)明日も暑くなりそうですがお待ちしております。

 ※9月の稽古日程ですが、第四月曜日も新宿スポーツセンターで稽古をおこないます。火曜日の江東区スポーツ会館での夜の稽古もこれまで通り受け入れております。金曜日は28日第四金曜日のみとなりますのでご了承ください。



2018年9月08日(土) 「抜刀術 特別講習会」(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年8月 稽古日程

2018年9月 稽古日程 加筆修正いたしました

甲野善紀先生からの紹介文


2018-08-25(Sat)
 

一瞬の積み重ねだからこそ習慣を大事に

 今日で13日連続の稽古会&講習会が一段落ついた。暑さもあるが体調を壊し咳が止まらなかったこともあり、10日以上の連続稽古はよくあるのだが、今回はさすがに完全休養が必要である。

 昨日辺りから咳がかなり治まってきたのはありがたい。今週末に掛けて心身ともにたまにはこの身を労わってあげようと思う。


 暑さが戻った本日は、「高齢者のための剣術教室」に行ってきました。前回の郁己君とお母様、川原田喬生氏、後藤健太氏と多くのゲストがお越し下さりもう一週間経ったのかとその早さに驚きます。しかしながら、月日の流れは次へ次へと急がせるように、想い出を過去へと追いやってしまうように感じてしまいます。どのようになろうともそのようにしかならないのであるならば、心に無理をさせないのが得策であり、流れに任せることで自然と働かされて行くのではないかとも思えます。一瞬の積み重ねでしかないんですよね人生は。

 今日も講習前から自主的に稽古されているHさんとOさんにKさんもガラス越しに拝見。私はそのまま更衣室へ直行。更衣室はいつも男性浴場を利用させていただいており、広いスペースで落ち着いて着替えさせて頂いております。ここでお風呂上りのTさんとお話しするのがここ数年の通例となっており、八十歳代のTさんが何年も前からおこなっている子供達との合唱劇のお話や時事的世間話などを楽しくさせて頂いております。
 
 こちらで毎週一回教室をおこなわせて頂く様になって四年が経ちましたが、嬉しい事と言いますと生徒のみなさんは勿論の事、こちらに住まわれている方々とのお話が、駅からこちらへ向かう往復の道中であったり、エレベーターの中であったり、色々な場所で自然と出来るようになったことです。私が高齢者の方と触れ合っていく中でもっとも大事に感じていることは、心に響く言葉です。「ありがとう。」とは誰にでも言える言葉ですが、そこに伝わるものが私を励まして下さります。だから毎週一回こちらに伺わせて頂く事は私にとっても救いになっております。
 
 今日は元気なSさんがちょっと熱中症気味で開始早々元気が無かったので、心配になり隣に座ってお話して休んでいただきましたが、後半元気を取り戻し最後にSさんの好きな剣術で一緒に「赤城の山」をおこないました。

 うって変わって、Nさんが今日は良い汗をかきながら夢中になってもう一人のSさん相手に杖の掴まれてからの対応や剣での指先を使っての寸止めなどを湯気が見えそうな熱の入った稽古をされておりました。相手が付いてのこうした稽古は日常では無いことですから、良い刺激になっているのだと思われます。

 五年目へと突入したクラーチ剣術教室ですが、これからも習慣を大事に一瞬一瞬が活きて行けるそんな活動を続けていきたいと思います。


2018年9月08日(土) 「抜刀術 特別講習会」(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年8月 稽古日程

2018年9月 稽古日程 加筆修正いたしました

甲野善紀先生からの紹介文


2018-08-22(Wed)
 

当たり前で在り続けられること

 今日で12日連続で講習会や稽古会をおこなっていることになる。さすがに心身ともに疲労が感じられるのは気管支炎の影響もあるだろう。だが、稽古中はそのようなことを忘れて熱が入り体調も楽になっているから不思議である。

 日々身体を動かしているが同時に感じること考えさせられることもある。まだおぼろげではあるが、さまざまな情報やSNS、私個人の生活などから今後生きていく中での空間というかエリアというかそうしたものがありそこに居られるための在り方が大事であると気付かされた。もちろんそうした空間も変化をしつつ共に進展していかなければならないものであるが、同調性というかそうしたものが生き方の中で無意識の中で育ち身になっているということも解った。今現在の当たり前の価値観が事が当たり前に感じられるように生きていられるかが大事なのである。これは当たり前の中では守られており、そうでなくなった瞬間に景色、価値観が変わってしまう恐れがある。自らの空間を育て成長できる当たり前の周期がこれからも継続していけるように心の純度を落とさない日々の生活が大事となる。

 さて本日は新宿スポーツセンターで、郁己君、後藤健太氏とともに稽古をおこなった。今日はなんといっても後藤氏が郁己君のために道衣に袴を差し上げて下さったことだ。以前は足袋も下さったので、今日は郁己君にとって記念すべき初稽古姿となった。

 すでに小学生の面影は無くなり、これから日一日と大人になっていく。それが少年から青年となり成人していくという過程なのだ。小学生らしさ、中学生らしさ、高校生らしさ、大学生らしさ、社会人らしさ、これから益々大人の階段を上がっていくのだろう。そういう意味では、成人して二十年以上経った私の「らしさ」とは一体何なのだろうか…

 気温が涼しくなったとはいえ、こちらの武道場は容赦なく汗が吹き出る。今日も開始前に私一人で二十分程「杖整体操」をおこない、新たに立っておこなう一人での形が見つかった。このところ日々どこかでおこなっているので、背中から感じる「快放状態」になりにくくなってきたが、今日の新しい形は温泉に入って思わず声が出てしまうような感じで息が漏れた。

 稽古では脚足の使い方として久しぶりに「剣山」をおこなった。杖術では左右払い突き、左右落とし突きなどをおこない、二段突きへの払い突きなどもおこなった。

 体術では質量を高める姿勢と、体重の反発を使った力の使い方もおこなった。剣術ではその姿勢を正面斬り、斬割稽古に取り入れ進展が見られた。どうやら「杖整体操」によって私の胸の辺りに変化が起きたようである。先日の井上さんとの稽古でも胸から肩に掛けて抜けた感じが見られますと仰られ、今日も帰りに後藤氏から胸の形が落ちてきたように指摘があった。私としての普段の実感は全くないが、抜刀術における抜けの感じと先日この記事にも書いたが、そうした詰まりの無い動きやすい状態を整えられるようになったことは確かである。

 さらに「杖整体操」での効果があったのは、背中や体幹部の引っ掛かりが解れ、真っ直ぐ立つことが実感出来るようになったことで、足の裏への意識が高まったことである。そしてその意識が姿勢による質量の高い崩れなさに繋がっている。胸が落ちて肩が抜けたことも、足裏に掛かる重心の質量に関係しているように思う。

 抜刀術では、先日の渡部氏との稽古に続いて十二本の技を連続でおこなった。そして今日の稽古で最も熱が入ったのは、体重の反動からの力を正座の抜刀にて試したところ、まだまだ綺麗に抜けていないが、いわゆる「抜付」や「鷲眼一閃」が二尺七寸の居合刀でも可能となった。この手続きの追加は嬉しい発見であった。この正座から瞬間的に立ち上がって横払いに斬りつける抜刀を稽古すると、「趺踞からの抜刀」がまるでズルをしているかのように楽に感じる。今後はこの正座からの抜刀を私なりに工夫して、重力の反動エネルギーやそれらを速やかにおこなう手順からまた新たな何かを得られることになるだろう。思わぬ発見に熱が入ってしまった。

 帰宅後、「かざあな。杖術編」の試作映像を見る。かなり完成に近づいてきたが、私も細かいところで微調整していただくためなかなか完成に辿り着けないでいる。2月26日に撮り終え、4月か5月に第一弾を配信予定であったが、すでに8月も半ばを過ぎた。チームの皆さんにはお仕事としてお願いしているので、最後にお名前もクレジットとして掲載することは企画当初から決めていたこと。日が経つと気持の鮮度は失われやすいが、ここで諦めずに完成に持って行きたい。


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2018-08-21(Tue)
 

熱の入った体術講習

 昨日に続き本日も深川スポーツセンターにてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。

 今日は柔道場ということで、殺陣クラスでは倒れ方の稽古、杖術クラスでは体術もおこないました。殺陣クラスでは、人数が少なかったものの役者さんの割合が多く立廻りに時間を掛けておこないました。立廻り稽古で得られる事は、どういった部分が動きにくいのかを知ることにあります。それと同時に、動きの中でのそれぞれの形、斬り方、リアクション、そういったものがどの位で身体に馴染んでくるのかそうした事も動いてみて分かるものです。基礎稽古(払い五斬や万乃型など)と立廻りから、技術的な部分とお芝居としての動き、そうしたものが合わさっていけるように考えております。

 続く杖術クラスでは「三十連円打」をおこないました。この三十連円打は、数年前からおこなっており、始めは八連円打、続いて十一連円打、さらに十五連円打、そこから二十連円打となり、現在の三十連円打に至っております。最後まで覚えた生徒も増えてきましたので、今日のように二人一組となればお互いに考えながらおこなっていただけますので、自分達で考えて答えを見つる過程が実践されております。

 盛り上がりの頃合を見計らい体術講習へ移行いたしました。今日は正座に座って、力の方向や力まない事で伝わる力、それに反発力の使い方などをおこない、立っておこなったものに、質量を高める姿勢、座り同様反発力の使い方などをおこないました。

 ちょっとした事で身体の強さが変わることを体感された方も多かったように思います。身体の中は見えないからこそ謎だらけであり、その謎を解明しようとすることが稽古と言えるのかもしれません。解明の仕方もさまざまですが、論より証拠が第一ですので、今の未熟な自分を超えるための工夫と探究心の中でアップデートして行くことが私自身にとりましても稽古の中で常に意識していることであります。

 先日の「杖整体操」の講習会後の感想をFさんに伺ってみた所、「とても良かったです。楽になりました。」と仰っていただきました。ヨガも経験されていた方ですので、そういった意味での気持ち良さや瞑想に近い感覚というのも体感されたのではないかと思います。今後は、身体が整うということや質量が高くなるといった姿勢の作り方に目を向けて稽古に取り組みたいと思います。


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2018-08-20(Mon)
 

ひさしぶりの深川

 本日のGold Castle 殺陣&剣術スクールは約一ヶ月振りとなる深川スポーツセンターでおこないました。

 暑さも和らぎ、殺陣クラス杖術クラスともに賑わう講習となりました。体験参加の方々も納得しながら一つ一つの動作を確認されておりました。殺陣クラスでは、身体を作る脚鍛稽古から、構えた状態での足運び、基礎的な構え方斬り方を一連の動きとした「万乃型」、相手を付けてのさまざまな払いからの斬りをおこなう「払い五斬」などをおこない、最後にワンシチュエーションとして雰囲気を作って一場面を稽古しております。

 杖術クラスでは、膝を抜いた「廻し打ち」を正面と左右におこない、重心に身体が動かされる感覚でおこなうように取り組んでいただきました。

 続いて体術を少しおこない、身体の質量が高まる姿勢とそこからの動き方をおこないました。姿勢によって体の強さや重さというのが全く異なりますので今日参加されたみなさんはそれぞれに実感して頂けたのではないかと思います。

 最後は杖術の「巻上げからの裏お辞儀潰し」をおこないました。巻き上げ方、崩し方、それぞれに方法がありますので、そうしたものを部分部分おこないながら少しずつ動きを掴んで頂きました。

 明日も、同じ深川スポーツセンターでの開催となります。明日は隣の柔道場でお待ちしております。


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2018-08-19(Sun)
 

美しい生き方と命の尊さ

 7月27日から咳が止まらず、どうやら気管支炎になっているようだ。酷い咳が続くわけではないのでまだ喘息までにはなっていないと思うが、さすがにこのままではどうにもならにので病院に何度か通った。

 2014年の12月から2015年2月頃まで咳が止まらなかった事もあった。あの時は、風邪気味の症状でインドネシアに行き、五日間程甲冑を着たまま演武やら写真撮影のモデルなど、色々な場所を転々としながらおこなった。インドネシアは排気ガスが物凄く、気温も湿度も高い。そんな道中ずっと喘息のように咳き込むという辛い経験をした。ホテルに戻っても横になり咳が落ち着くのを待つが、結局睡眠時間も犠牲にするほど咳が収まってくれず、咳止めの薬も無く、コンビニで買ったプルーンのような咽薬みたいなものを飲みながら耐えた。今でも不思議に思うが、撮影や演武で甲冑を身に纏うとその時だけピタリと咳が止まるのであった。

 今回の咳は、日本にいるおかげで悪化せずに少し落ち着いてきたようだ。喉を酷使する歌手や、激しい運動をおこなうアスリートには喘息の方が多いとMariさんから伺ったが、私も連日稽古や講習があるので気をつけなければならない。

 先日月曜日の稽古で、後藤氏から「マヌカハニーキャンディー」の存在を伺い、さっそく近所に出来たばかりの成城石井で購入。一袋500円ちょっとと高いが、口に入れた瞬間に喉が楽になった。殺菌効果も高いので今後は常備しておきたい。

 昨日の夜は、高田馬場と住吉でのダブルヘッダー稽古と、帰宅してメールの返信など、記事を書き終えたのが午前4時過ぎ。すぐに寝られるだろうと思っていたが、5時30分頃まで眠れず部屋の中が明るくなってようやく眠りに落ちた。

 10時に起床し、盆休みの間休みとなっていた病院へ行き咳止めの薬をもらう。帰宅し午後から本厚木で井上欣也さんとの稽古の準備をし食事を済ませ家を出る。

 今日は秋を感じる過ごしやすさに気分がいい。本厚木駅で井上さんと合流しスポーツセンター柔道場で稽古。体術を中心に杖術、最後に杖整体操で終えた。二ヶ月ぶりの本厚木であったが、井上さんは駅で私を見かけた瞬間に身体の変化に気がつかれたらしい。私には実感がないのであるが、「整っている」と仰っていただいた。日々稽古会や講習会で杖整体操を少しおこなっているので、「杖整体操の効果でしょう。」ともおっしゃっていただいた。整体やヨガなどの専門家である井上さんからそのように仰っていただけた事は、また一つ杖整体操の効果の確信となった。

 会場を井上さんの道場に移動し、ヨガを受けさせていただく。「今日は瞑想をお願いします。」とリクエストし、会話からゆっくりと流れに入った。今日、どういう訳であるかヨガに入った瞬間から体がズシッと重たくなり、病人のような(実際にそうであるが)状態となった。シャバアサナでは寝不足の影響か、自分のイビキで思わず「ああっ~」っと声を出してしまったが、お陰様で身体が楽になった。

 最後は、海老名に移動しいつものお店で一献。それにしても時の流れを感じるひと時であった。

 井上さんには今回も武道場やお店の予約をおこなって下さり感謝しております。互いに状況は流れゆく雲のように留まること無く動き続けております。その動きに対しどのように感じ行動していくか、同じ歳のとり方でも段位への執着とボランティアに命を捧げる生き方は同じ人間とは思え無い程の違いがあります。そこに至る軌跡は根幹にあります。命を捧げるというのは大袈裟かも知れませんが、そのことが片隅にでもあることはこれからの判断に狂いを生じさせないことになるかもしれません。生き方の根幹がブレない「理想と現実」、私は「理想が現実」として生きて行きたいと思います。


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2018-08-18(Sat)
 

稽古三昧猛烈な日々

 今日でお盆が終わりそれぞれにいろいろな過ごされ方をされたと思う。私は今日で八日間連続講習会や稽古会が続いており、あと五日間連続で残っている。毎日仕事をしているということであるが、気分的には好きなことをしているだけである。その代償に生き方を決めているところがあるので、そのあたりの差し引きを考えると幸せなのかどうかは分からない。ただ、それが自分の生き方だと感じているのでそれに身を任せていくしかない。

 まずは昨日の稽古から。

 昨日は戸越体育館で渡部氏と稽古をおこなった。今最も興味のある身体の質量が高まる稽古をおこない、あらためてその違いに驚く。渡部氏も感覚的に掴みやすくなってきた部分があるので、その形をおこなっていただいたところ、身体を一歩も動かすことが出来なくなってしまった。もちろん私も足を動かさずにという条件であるが、暫く考えたのち上体の使い方で崩すことが出来た。

 その後は、いろいろと身体を強くする方法を考え、アシモの初期の頃のような歩き方や、振動しながらマイケルジャクソンのスリラーのダンスのような腕の動きなど、渡部氏が笑いを堪え切れないなか、渡部氏から「機械のようです。」と言われたように身体が硬く強力になった動きで渡部氏を吹き飛ばしながらアシモ歩きで整えては吹き飛ばすというようなことをおこなっていた。

 笑いの多い稽古であったが、得たものは以前から知っていたものをより具体的に身体に取り込むことが出来たことは大きかった。身体というのはちょっとした姿勢の実感を知ると重さというか質量がまるで変わってくる。そこに至る過程で足の裏への意識というのはこれまでに無かったものなので、今後はそこにもっと精度を高められるような実感を得られるように稽古したいと思う。

 そして本日は新宿スポーツセンターで渡部氏と稽古。まず杖術の「巻き上げからの裏お辞儀潰し」を稽古した。あらためて裏お辞儀の潰し方は考えないようにおこなうことと、精密に考えておこなう事の両方がバランスよく混ざっていることが大事である。つまり、どうして効くのか解らないが感覚的には掴んでいると言う感じ。しかし、この通りおこなえば必ずこうなるという風におこなうと実感が離れていく感じがある。そこは難しいところであるが、なんとなくそういうものであると理解しているので、解ろうとすることで遠のいていくということが感覚の中にはあるのではないかと思うのである。感覚という原初的な澄んだものから、思考を介入させ過ぎてしまうことで感覚が遠のいて行くように感じられることがある。お辞儀潰しも裏お辞儀潰しもそうであるが、私自身日によって効きが異なることがある。これは今後の稽古の課題でもあるが、感覚に対する理解度をどのあたりに留めておくのか、脳とは優秀であるがそれ故に誤ったことでも信頼させられてしまうものである。

 剣術では「斬割」をおこなったが、あらためて昔の剣の操法では「よくこれに熱を込めてやっていたな…」と思わずにはいられない。精度、速さ、威力、身体の使い方の手順、そうしたものが稽古の中で一つ一つ組み変わり今に至っているが、今後も少なからず変わっていくものと思える。その時にも今の操法に「よくあんなことをやっていたな…」と思えるような稽古の進展をして行かなければと思う。

 抜刀術では、渡部氏に一番から十二番まで通しで抜刀して頂いた。これはおそらく誰にもやってもらったことが無いが、私も久しぶりに通しで抜刀した。思いがけず一回だけ撮影していただき、今現状の状態を確認するために2017年1月17日以来、十二本の抜刀術をおこなった。

 動画にある映像は十二本で4分07秒位掛かっており、4分は切らないと駄目だと思っていたので、全て抜いた後に3分台半ば位かと思っていたところ、2分40秒程だったので、これには自分でも驚いた。何せ久しぶりに一回だけ撮影してもらったものなので、動きの中で角度を直したりしながらでもかなり短縮していたことに驚いた。

 だがしかし、静から動への移り変わりにまだまだ動きの細かな部分で納得が行かないので配信することは控えるが、全体的な部分の精度で2017年1月17日の動画を凌いでいた事に、この通し稽古を集中的に取り組んでいなかっただけに驚いたことは確かである。アソビの取り方に身体の抜けが使えるようになったことが構えから抜きの短縮に関連しているかもしれない。

 最後に杖整体操で身体を整えて終了。この杖整体操をおこなった後に真っ直ぐ立っている感覚が実感出来るのは、おそらく開脚して前方へ倒れる可動域が向上することと同じように、背中や体幹部の引っかかりを杖整体操で解すことが関係しているように思われる。開脚からの前方への倒れ込みが、肘が床に着かなかった私が数分後頭が床に着いてしまったのは、太腿の筋が伸びたのではなく、そこは痛いから伸ばさずに、背中が気持ちよくなるようにジッと良い所で留まっていただけであるが、そうした引っ掛かりが解けただけでも可動域はかなり向上する。だから真っ直ぐ立った際でも、気付かないうちに背中や体幹部の引っ掛かりが重心を僅かにずらし、それを認識出来ないまま過ごしている事でそれが普通だと思い込んでしまっているのだろう。だから杖整体操後の真っ直ぐ立った際の「真っ直ぐ感」は、これまでに無い感覚として実感出来るのだろう。気持ちが良いだけで可動域が向上したり、真っ直ぐ立つ感覚が得られるのは、そうした理由があるからだと今のところの検証結果からは言える。

 夜からは会場を江東区スポーツセンターに移して川原田喬生氏と稽古。私の稽古会の会員同士として渡部氏も川原田氏にご挨拶がしたいということで共に参加。川原田氏も同様にご挨拶がしたかったと仰っていたので良き場となった。

 稽古では、水曜日におこなったアシモ歩きとスリラー振動で川原田氏を吹き飛ばし、その後姿勢など細かく観ていった。ここで自分の足の裏だけでなく相手の足の裏もコントロールすることが出来るか出来ないかに大きく関わって来る事が解った。だが、下手におこなうと自分の形が崩れてしまい逆に弱くなってしまうので、そこに気をつけて身体の使い方を稽古していけば出来なかったことが出来るようになる瞬間を味わうことが出来る。

 明日神戸に帰られる川原田氏に杖術の「三十連円打」を最後までお伝えした。今回の帰省中に私の特別講習会に二回、Gold Castle の講習会、クラーチ剣術教室、金山剣術稽古会、とフルコースで私の稽古に参加してくださった。それぞれの私の対応の違い、講習内容の違い、そうしたものも感じ取って頂けたのではないかと思う。

 次に小太刀を稽古。ずらした接点圧が身体を自然と移動させることが解った。あらためて小太刀は力の伝わり方逃がし方、それにともなう右手と左手の使い方、脚足の連動、そうした大刀剣術とは異なる体捌きや感触を身体が待ち望んでいたような感覚として吸収されていく。

 次に抜刀術をおこなった。私の右肘がほぼ完全に治ったので午後の稽古で撮影した際にも抜いた「鷲眼一閃」をおこなった。

 これは右肘を痛めていたため、昨年の9月5日以降ほとんど抜いていない。つまり一年近く全力で抜いていなかった。お陰で得たものは、肘の可動限界角度を知ったこと。ある軌道では完全に伸展させてしまってはならない。

 続いて「趺踞からの抜刀」をおこなった。これは袴捌きをしないことで、体軸が整ったまま引き上げて座することが出来る。袴捌きは所作として格好良く見えるものであるが、捌かなくとも茶道ではそのまま座るし別段困ることではない。

 最後は「杖整体操」をおこなった。余り時間が無かったので、二人一組の操作をおこない川原田氏の操作を受け杖整体操特有のトロンとした心地良さに見舞われた。今後関西の方でも簡単におこなえる杖整体操を深め研究していただければ私としても嬉しい限りである。よりこの体操の特徴を活かせる様に背中や体幹部の引っ掛かりを解し、腿の筋だけを伸ばさない可動域の向上や真っ直ぐ立てる感覚、そのほか心理的な解しも可能であると思われるが、そのあたりの臨床はまだ進んでいない。少しずつ快さがバリアを抜け出す「快放状態」となっていけば、強張りや緊張といったものも、身体のほうから先に効き、同じくして心理面に作用してくるのではないかと私は推察している。次回川原田氏とお会い出来るのは、11月22日(木)と23日(金)に予定してある関西での講習会である。行く度に思いの強まる関西での講習会なので覚悟して行かなければならない。またお世話になります。川原田氏には今回の帰省に伴う稽古の熱意には頭が下がります。あっという間の日々でしたが得られるものは大いにありました。帰省中にも関わらずお時間を割いてくださり誠にありがとうございました!


 さて、今夜も遅くなってしまったが間もなく朝がやってくる。9時間後には井上欣也さんと稽古をするために新宿駅から小田急線に乗る予定。稽古三昧猛烈な日々を過ごさせていただいております。ありがたいことです。


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2018-08-17(Fri)
 

高齢者のための剣術教室 お盆特別編

 昨年の春からI君こと郁己君が、私が高齢者住宅でおこなっている「剣術教室」を見学したいということで2017年の春休み、夏休み、冬休みと欠かさず高齢者住宅クラーチ溝の口に社会勉強として参加された。そして今年の春休みも参加され、中学生になった今回の夏休みも参加されました。お母様も会社を休んでお越し下さいました。

 そして今回は、神戸から帰省されている川原田喬生氏とお盆休みで時間を空けて下さった後藤健太氏も同席され、四名とJR南武線「津田山駅」で待ち合わせ皆で夏らしい天気の下会場へ向かいました。

 さすがにいつもの講習会場が狭く感じましたが、みなさんとても喜んで下さいました。お盆の関係でTさんがお休みとなりましたが、今日は通常の講習を三十分程早めに切り上げ、郁己君とお母様、川原田氏、後藤氏、そして私の五人でそれぞれ生徒のみなさんに仰向けになっていただき「杖整体操」をおこないました。これは当初から決めていたことで、我々が良い場を作るには、それぞれが生徒の皆さんにこの体操をおこなうことで、互いに踏み込んだ経験になるだろうと考えていました。

 私一人では時間の都合上一人ぐらいしか出来ませんので、今日のようにお母様にまで手伝っていただき杖整体操をおこなうことで、この体操の手軽さとそれに反する効果の大きさを垣間見ることも出来ました。

 杖整体操を考案して間もない頃は、私が「どなたかやりませんか?」とお願いしても、ほとんどの方は「肩が上がらないから。」というふうに、いわゆるストレッチや体操と思われてしまい、心のバリアという問題にぶつかったのですが、今日のような状況ですと若い男性陣がいるので参加されやすく、これまで怖がっていた方も水平より腕が上がらなかったのが、直後に斜めに上がるまでになりました。もちろんこれは、短期的な結果でもあるかと思われますが、この気持ちよさを得ていただけることが重要ですので、そこに至る方が何人か見受けられましたので成果が確認出来ました。

 この気持ちよさを得る「快放状態」は、これまで色々な方とおこなってきた経験から、心理的な深い部分と関係しているようです。緊張であったり、身体よりも頭を優先させる自己解決習慣、この自己解決習慣は、頭で考えた通りに身体の状態を合わせようとするもので、感覚を入手しそこから頭に働き掛けるといった武術的発想とは異なるものであり、身体よりも頭が先にある発想と言えます。これは、脳の関係もあるかもしれませんが、頭で理解して動くということはある程度理解できた上でおこなうことで、新たなものを知る、あらたな感覚に気付くということは、頭より先に身体の感覚で知る必要があります。ですから、ただ与えられたことを、その通りに遂行する稽古法というのは身体より頭が先に優先されますので、感覚から離れてしまう稽古と言えるでしょう。もう少し脱線しますがこれはビジネスでも同じことだと思います。ビジネスの身体感覚というのは、私には専門外ですがおそらくは経験してきたものや過去の事例が頭で考えられることであるならば、経験してきてないことを誰もやっていないことを滞りなく問題点と解決法に導ける、そうしたことと通じるものがあるように感じます。

 ですから、こんな単純な杖を使った整体のような体操のような操作を誰もおこなっていなかった(今現在知るところ)のではないかと思うのです。

 今日は、私の操作法を見て初めておこなった郁己君や、お母様でも、相手を気持ちよくさせる事が出来ましたので、私としては身体に不安のある高齢者の方にも安全に効果があったことを確認することが出来ました。この杖整体操に関心を持たれている川原田氏も、前回の講習会もそうですが今日のような場でも一定の効果があったことに感じるものはあったのではないでしょうか。ただ、課題といたしましては、先にも申し上げたとおり、身体と頭のどちらが先にあるかを感じ、それを身体が先へと誘導させてあげる方法が必要かもしれません。武術稽古などで感覚の鋭い方ほど、この杖整体操は今までに無い気持ち良さや効果を実感出来るでしょう。

 最後に、いつものように演武を希望されましたので、四人で十分ほど演武というより、普段の稽古の感じを皆さんの前でおこないました。やはり生で講習とは違った雰囲気でおこなうと拍手喝采に喜んでいただけます。私としましては稽古を見世物にすることはしたくないのですが、この場では特別に何度もお願いされますので少しだけおこなわせていただきました。

 講習後は皆さんと食事会。今日は今まで一番多い人数での食事会となりました、そのためいつものテーブル席では椅子が足りないため、別室で贅沢な空間で美味しくいただきました。私としましても、今後もこの人だったらという方をお誘いして、こちらで一緒にみなさんと有意義な時間が過ごせられればと思います。

 みなさんと玄関を出たところでお別れし、再び五名でそれぞれに感じ入りながら津田山駅まで帰路に向かいました。高齢者のみなさんから「元気をいただけるのよ!」と仰っていただけますが、帰りの道中は我々も、「元気を貰いましたね!」と高齢者のみなさんの元気さに驚いておりました。

 おそらく、今日の講習に参加した全員が満たされるような思いで過ごされたのではないでしょうか。すべてが幸せに感じられるということは至難ですが、「心」に損得はありませんので、場が整っていれば、誰しも良い時間を過ごせるのではないかと思います。
 
 今日ご一緒してくださった皆様のおかげで、生徒のみなさんが大変喜んで下さいました!色々な出会いが場をより良いものにしていけると思っております。あらためて、本日はクラーチの生徒の皆様、そして私の稽古会の皆様、ありがとうございました!


2018.08.14 クラーチ剣術教室①

2018.08.14 クラーチ剣術教室②


2018年9月08日(土) 「抜刀術 特別講習会」(お申し込み受付中)

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2018-08-14(Tue)
 

合気道家とのご縁

 まず始めに、武術稽古や指導という日々の活動が結果として仕事となり、そうした日常が普通の生活として実感できていることに感謝したい。 おそらくなかなか簡単ではない事だと思われるが、そうした生き方へ完全にシフトするとこれまでとは出会う人も変わり、また出会った人も変わってきた。

 私に比べて遥かに優秀な方との出会いが増え、そうした方と語り合える時間も増え、そうした方々はこれからの生き方を自分自身だけでなく真剣に世の中のことを考えながら実践活動へ歩を踏み出している。

 昨日の記事でも書いた、自らの身体を観る稽古で、相手や周囲を観る眼を養い、新たな視点での自分が観えてくる。そうした自らの身体に対するお題から何を学び、どういった問題解決法へ導いていけるのかを日々訓練していることは、まさに生き方そのものの訓練と言えるのだ。

 だから自然と、生き方を考え、問題解決に向けた取り組みを真剣に考えている人との出会いが訪れることは自然の成り行きと言える。

 そういう人たちとどうして私が関わることが出来るのか不思議であるが、今の世の中を見たときに、失われつつある人間のこころについて、これから向かうべく一体感と言える実践者の想いが大きなうねりとなって影響を与えていく時代になって欲しいものであり、私だけの周囲でもそうした考えの人がいるということは、現在のニュースなどで流れている情けないばかりの事件はこれまで、そして現在の社会の常識と言われているものの結果、非常識が露になったという心を疎かにした仕組みの結果ではないだろうか。そろそろ過渡期なのではないだろうかと感じるところもあり、時代の移り変わりと共に「結局は他人や組織にに任せられないよ生き方は。」ということが誰もがこれからの常識として感じているところでもあるんじゃないだろうか。

 だから、生き方の新しい常識が求められそれを実践していく人が増え始めるのだろう。

 それは、他人任せ、組織任せ、社会任せ、でなく、自ら実践することが新しい場を生み出し育て発展していくのではないだろうか、任せないということは、責任がとれるということ、責任がとれるということは心と向き合い続けなくてはならない。現代における武術、武道の意義とは、そうした時代を生き抜くための、他人任せにしない生き方を実践出来る心を自得するための場といえるだろう。そして私が今年に入って感じた、試合の無い合気道には心を育み、練磨し、それが社会の中で循環していける考えが稽古の中で大事にされていることである。武道武術にはそうした礼儀や人としての教えのようなものはあるが、試合に勝つという勲章が掛かれば本音と建前になりがちなものである。勝てば、その人はその後しばらくは良いかも知れないが、負けた相手はどうなのか、また試合結果以外でのその人の学んだものがどう生かされるのか、そこには社会のなかで循環していける教えの何が含まれているのか、別格の人格者になるのは本当に一部だろうし、これからの時代はそうした見えなかった、見えないようにしていた価値観を世間の多くの人が感じられるような、そんな流れが生まれれば閉塞した現代の中でなにかが一気に流れていきそうな気もしている。いつの時代も驚かされる出来事はある日突然にやって来る。


 稽古記事に入る。

 今日は新宿スポーツセンターで、I君、後藤健太氏、遠方からお越しのTさんの三人と稽古。

 Tさんを皆さんに紹介し、それぞれに別々の内容をおこなった。I君と久しぶりにお会いした後藤氏が彼の身長に驚いていたが、先週会ったばかりの私も、あらためて大きさに驚いた。それは身長だけでなく風貌も逞しくなったし、これまでに学んだ動きが身体の成長と共に自然と進化してきていることもある。 小学校五年生から毎週マンツーマンでおこなってきたことは彼にとって確実に重要なものが身に宿っている筈である。もちろんこれからも定期的に集中しておこなうことが出来れば、驚くべき姿を目にすることが出来るかもしれない。それはさておき、後藤氏もI君との稽古を楽しみにされており、今日の帰りでもI君との会話のやりとりをお話され微笑ましく思ったものである。I君も今日の稽古で私と後藤氏がおこなった「裏お辞儀潰し」を受けた際の印象の違いを彼なりの表現で説明されていた。半年前までは、一緒になぞなぞをやっていた少年が逞しくなったものである。

 私の稽古会は、証明書も無ければ段位も無い。しかし、無いからこそ記憶を記録に残し、今の今を大事にする生き方と言える稽古を続けていられるのだろう。

 合気道の方とのご縁は2018年に入ってから急速に繋がってきた。関西では川原田喬生氏が世話人を務めてくださり、冬と春に二回訪れ三回講習会をおこなわせていただいた。六月には品川で無限塾東京のクリス・クランプトン先生が今年新設された道場で私を講師として講習会を開催して下さいました。合気会、養神館、それぞれ異なりますが思いやる心といいますか、そうした合気道に共通する場の空間は、単なる武器術を伝えるということだけでなく、私といたしましても共有する想いのようなものを感じながら取り組ませてもらってます。先日、出版社の方ともお話しさせて頂きましたが、そうしたご縁はなにかしら必然性があると思っておりますので、これからも実践出来る生き方とは何か、現代における武道武術の稽古はどう活かされるべきか、そうしたものを出会っている方々、そしてこれから出会う方々とともに、「対応力の集合体」を目指し、一般的なコミュニティとは違った、日々の恩恵をお返ししていける生きた繋がりのある世界を実感しながら武道武術、アーティスト、職人、医療関係者、個人事業主、などなどさまざまな職種の方と共有して生きられる価値観を日々の実践意識がこれからの、いや今からの時代にはシフトしていく必要があるでしょう。


2018年9月08日(土) 「抜刀術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

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2018年8月 稽古日程

2018年9月 稽古日程

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2018-08-14(Tue)
 

杖整体操の結果

 本日はGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習後、会場を隣の柔道場に移って初の試みとなる「杖整体操」の講習会をおこないました。

 初めてでしたので参加人数は2~3人位かなと思っておりましたが、昨日の講習会と同じ位の参加人数となり、いろいろな感想を聞けたことがありがたかったです。それぞれに杖整体操特有の表情とも言える快さを何人も見受けられましたので、私なりに成功だったと思います。

 開始前に、場を清めるため持参している塩を撒いて心身ともに身を委ねられる場として私なりの気持ちの作り方をいたしました。こうした講習は、私が見て判断するものではなく、実践された方がどのように感じたかがこの講習の結果と言えるでしょう。私がこの杖整体操で少しずつ解り始めたことに、杖を介して張られたテンション(繋がり)のなかで、互いの意識に通す何かがあるように感じます。ですから受ける側も操作する側も、心の状態はもちろんのこと、相手の意識に何を通すかが心地良さに大きく関係していると思うのです。

 そうした慈愛にも近い操作法に言葉は必要ありません。心の状態が受ける側も操作する側も大事ですので、必要以外に言葉を発するということは効果が薄れてしまいますし周囲の方の心地良さにも影響してきます。

 今日の講習で、「気持のいいところで温泉に浸かって下さい。」という発言を何度もおこないましたが、あの時の自然な呼吸と、気持ちよさに余計な動きをしたくないという、温泉の効力を感じるような雰囲気で留まっている状態になっていただきました。

 私も、お節介に人の身体をを良くしてあげたいとは思っておりません。ですから、自らの身体がどうであるのかを実践していただくための場として提供しています。私では人のからだへの効果を判断いたしかねますので、当人が気持ちよく詰まりが抜け、楽になり、リラックス出来ることが大事です。

 ひとつ感じたことは、二人~三人でおこなうものと、集団でおこなうものとでは効果が違ってきます。それは周囲の意識であったり、伝わり方染み込み方の違いもあるように感じます。今日の講習で初めて感じた心地良さを実感された方もいらっしゃると思います。一つでもその人にとって気持ちの良い形が見つかれば、気持いいということは何かしら悪い状態があったわけであり、身体が望んでいる状態に導こうとするために気持ちよさを感じさせてくれているのだと思います。ですので、その人の生活習慣にとってその日の気持ちよい形は異なってきます。今日おこなった形は私が考案してお伝えしたものですが、気持ちよさの感じ、温泉に浸かる感覚、そうしたものが体感出来たかと思われますので、自由に自分の好きな形を考えておこなってみるともっといい快さになって行くかもしれません。痛くないですし、ただ気持いいところでジッとしているだけですので身体を痛める心配はありません。

 今日、私自身驚いたのは、最後の方で開脚して前屈する際の杖を使う前と使った後での身体の解れ方にこんなに差があるのかと驚きました。始めは開脚して両腕の肘が畳に着かない状態だったのですが、肘掛天秤、海亀のクロール、左右逆天秤、などをおこなったのち、肘掛天秤状態で前屈したところ、おでこが畳に着いたままの状態で維持出来たことに驚きました。これは明らかに、腿の筋を伸ばす運動ではなく、体側部や背中の引っ掛かりを解すような痛みの無い気持ちよさの中で、動けないところまで動けるようになったということです。これは一つの検証結果としてですが、本来の目的は柔らかくすることの前に、気持ちよくなることですので、気持ちが良いということは身体からのサインでもありますので、気持ちよいところを探してそれに応えてあげることで、結果として身体からのお礼が返ってくるように思います。痛いことはやはり、お礼にはならないでしょうから。

 私以外にも、背中で両手が上下にくっつかなかった人がくっつくようになったり、開脚して前方に手が着かなかった人がベタッと着くようになったり、肘が着かなかった人が着いたり効果はありました。私としては、そういう短期的な柔らかさよりも、この気持よさが姿勢であったり、心理的な問題であったり、そうしたところにプラスに作用することが大事かと思っております。今日受講されや皆さんのその後の反応を伺いたいものです。

 次回は10/7(日)18時00分~19時30分 品川区総合体育館 柔道場にて第二回となる杖整体操を予定しております。今日の内容から整理したものをお伝えしたいと思います。今日参加されて効果があった方、是非、知り合いや友達を誘って参加してみて下さい。身体が硬い人には喜ばれます。最後に本日お越しいただいた皆様、ありがとうございました!


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2018年8月 稽古日程

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2018-08-13(Mon)
 

生き方のお題は身体の中に

 本日は夕方から品川区総合体育館剣道場でGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。今日はひさしぶりの方もいらっしゃいましたし、昨日の杖術特別講習会に次いで川原田氏も参加されました。

 あらためて一時間の中でどこまでタイムマネジメントが出来るかが難しいところである。一時間半の講習と一時間では毎回必要な稽古というものと、新鮮な稽古というものがどの配分でどのレベルでおこなうかということに悩まされる。主宰者であり講師でもあるというのは、さまざまな事を考えながら真摯な思いでお伝えしていかなければならない。いろいろな教室や会に顔を出して得たものをそのまま工夫も無く横流し的に指導している人は多い。ホームページや格好だけ着飾ってはいるが、実際の中身は数ヶ月から数年経てば見抜けてしまう。だから、今流行の短期的な旅行に来られた外国人に指導するという流れになるのだろう。武道武術から学ぶものの根幹が何であるかを思えば本末転倒な場はいったい何のための場なのであろうか…。

 今後は脚部鍛練稽古、万乃型をもう少しテンポアップしておこなおうと思います。「払い五斬」は、今日はスローで自由なタイミングでおこなうようにいたしました。このことにより相手を観る習慣と、相手が目の前に立った場合の動揺が消えていくように心理的なものも含めて取り組みました。

 しかしながら、武術稽古のように有効であろう稽古法を考えたときに、どこまでを習得したいのかによりその内容がタイムマネジメントを考慮しておこなった際に果たしてどうであっただろうかと考えさせられることもあります。雰囲気を楽しめるが基礎的な技術への理解が進みにくいもの、或いは単調な基礎的な動きであるが、単調のままにしてしまっていること。そのあたりの、見極めも場の流れの中で臨機応変に変えていかなくてはなりません。

 剣術クラスでは、正面斬りから斬割り、胴斬りを続けておこないました。私がおこなう剣術は一振りで終わってしまうものが多く、カンカンと打ち合うような型稽古というのは皆無と言ってもいいかもしれません。そういう意味では私にとって「殺陣」というのは、剣術で考えられない動きの連続を形作ることが出来るので、これはこれで貴重な経験となっております。安易に剣術をそのまま殺陣に応用するというのは失敗いたします。殺陣をやっててほんの僅か古流の剣術をかじった程度の人は見た目の形だけで剣術とは言えないでしょうが、剣術の世界から殺陣をおこなうには、剣術の型や技を考えないことから始めます。そうしたものが剣術なのではなく、剣術で身についた体捌き、身体感、動きの連動手順などそうしたものが剣術と言えますので、リズムから構成を考え、そのリズムに沿う技を選ぶ、または作り出します。続いて、位置関係が大事になってきますので、舞台なのか映像なのか、そうなったときに動きの粗が見えにくい角度となる体捌きがリズムを崩さない中で必要になります。そうした限られた条件の中で自然と出来る動き、見せる体捌きというものが決まっていきます。構成のベースが出来た中で、それぞれの役割がよりよくなるための動きの工夫、配置の工夫、間の工夫がおこなわれ「立廻り」となります。殺陣をつくるとは、そうした全ての要素から問題点を解決できるための、アイデアと体捌きの引き出し、演者の技量に合わせた構成の変更などその場で解決に導くことが求められます。

 剣術稽古では、身体感を育てること、自分を観るという稽古から次第に相手が観える、さらには周囲が観えることに繋がってくると私は思います。稽古を始めたばかりの方にとっては、相手を観る余裕もなく、いっぱいいっぱいになって何とか間違えないようにしようとされるでしょう。身体に情報がインプットされていないのですから当然です。つまり、考えなくても考えられる部分や部位、そうしたものが自己を見つめる稽古の中で養われ、相手を観ることが出来るようになると思うのです。同様に、身体感が養われ周囲も観えるようになれば自分自身への見え方も変わります。こうしたものは、役者さんにとっても必要な眼の持ち方だと思いますが、客観的にいま自分に何を求められているのか、どうあるべきなのか、そうしたものは眼の持ち方を育てなければなりませんし、自らを観て、相手を観て、周囲を観て、そこから自らを観る。段階を踏まなければ観えてこないものだと思いますので、稽古に参加される方はこうしたことも同時に意識しながらおこなうと気が付けることも増えてくるでしょう。

 こうした稽古というのは、単に道具の使い方や身のこなし方を学ぶだけのものではなく、身体を通して問題点や解決法をさまざまなお題の中で解いて行くための思考の訓練法とも言えます。つまりはそれそのものが生き方となってくるのでしょう。


2018年9月08日(土) 「抜刀術 特別講習会」
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2018年8月 稽古日程

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2018-08-13(Mon)
 

楽しめる積極さ

 自らを律するうえで、近くにいるであろう存在への敬意と想いを忘れないということが、何かを楽にし心を保つ上で守られていることもある。感じたことが行動に表れるのであれば、どのように感じるかが大切。どのように感じるかはその時の心の在り方によって異なってくる。だから、常に傍にいるであろう存在への敬意と感謝の想いを持つということは、結果的に自らを救うことになっている。

 
 お盆休みに向けての連休が今日から始まりましたが、そのせいか昼頃の山手線はいつもよりホームに並ぶ人が少なくなっていたように感じました。そうした時期にも関わらず、日程を調整して講習会にご参加下さいました皆様ありがとうございました!

 講習会の冒頭でも言いましたが、私も講習会や稽古会等で指導する立場が確立して五年目となりますが、今日みなさんの雰囲気を静かに感じながら、私が逆にこの場で気持を整えさせられる気がいたしました。それはおそらく無意識レベルでの場のつくりかたに共有するものが感じられたからなのかもしれません。もちろん意識されている部分もあると思いますが、それとは違ったところでハッとさせられました。

 今日の講習は全てにおいて良い流れを感じました。おそらくほとんどの方もそのように感じられたのではないでしょうか。それは、参加されたみなさん一人ひとりがそのように運んでいただいたからであり、場の空気に一瞬の曇りもなかったように感じます。

 内容といたしましては、「十一之型」に時間を掛けておこない、続いて「三十連円打」をもうほとんどペアに任せておこなっていただき、最後に「巻き上げからの裏お辞儀潰し」をおこないました。

 十一之型では、もはや動画にある足捌きから随分変わってしまいましたが、足の差し換えが五回入っております。動画では0回でした。それは、軸足に長く時間を置いて移動することに身体もそうですが気持ち的にも拒否してしまい現在の形へと変化しました。

 三十連円打では、最後まで覚えた方も増えてきましたので、今後は動き方「始終一致」の意識、重心や軸というものを考えながら動いて行きますとまだまだ新たな発見があるかと思います。このあたりは私が言わない方がみなさんの為になると思いますので、そこに意識を持って覚えた方は取り組んでみてください。

 巻き上げからの裏お辞儀潰しが本日のメインディッシュとなりましたが、以外にも裏お辞儀潰しで悩んでいる方が見受けられました。通常のお辞儀潰しは浮きの使い方が重要になりますが、裏バージョンでは腰を含めた脚部の重心感覚と、背中の使い方に効き方の違いがあるように思われます。浮きもそうですが、浮きだけではない腰下の強さというのもあるように思いますので、今後はそうした部分を発掘出来るように稽古の楽しみが増えております。

 今後はこの「巻き上げからの裏お辞儀潰し」を研究し、川原田喬生氏が世話人を務めて下さる関西での講習会や今年品川区に道場を開かれた合気道無限塾東京のクリス・クランプトン先生のところでもおこなえる機会が来るのを楽しみにしています。

 Gold Castle の生徒になって間もないUさんを一番前の真ん中に来ていただき私に近いところでUさんの出来るところを少しずつ増やしていきました。周囲に関係なく自分のペースで楽しんで取り組まれておりますので、解らなくても思い詰めたりすること無く、少しでも得られる喜びがそれらを上回っておりニコニコと楽しんで取り組まれているのが印象的でした。そういう今を急がず自分の中で楽しめる実感を得るための取り組み方をされていると、一年、二年と経ったときに気がついたらこんなことが出来るようになっていたと我に返って思うこともあるかもしれません。(ねえ、ドイツ帰りのFさんそうでしょう?)

 そうしたUさんのように「楽しめる積極さ」をとくに経験の浅い方には持っていただきたいところです。
 十一之型では、難しい四方突きの際に背中を向けておこなっていたドクターNさんに冗談を言って周囲がしばし笑いに包まれましたが、彼はこの特別講習会を本当に楽しみにして下さっており、私が思い描いている以上にこの懇親会も含めた特別講習会というものを捉えて下さっているのではないかと思っております。

 年月が重なっていきますと先ほども申し上げましたが、私が思い描いていたものを私が次なる別の思考に向かっている時にみなさんから感じられる場の空間からハッと逆転現象のように嬉しく感じることがあります。そうした方々が長く続けられることでさらなる良き場の空間が生み出されるものと思われます。それは経験もありますし、経験からの予測力と対応力にも関係してきます。自由さと統制がとれた共有意識はその場を柔軟に整えることが可能であると思われます。それは道場内のことだけでなく、今後の何か人の役に立つことにも向けられていくと、とても有意義なことであると思うのです。先日の川原田喬生氏の西日本豪雨災害における被災された広島でのボランティア活動の報告を伺い、入れ替わりとなって今は関西での講習会でもお世話になったNさんが現地で『FIWC三原キャンプ』に参加されボランティア活動をされていることを聞いて、東京で何かあったときに私に出来ることを考えさせられます。

 娯楽や身体についての共有意識だけでなく、身近にある人助けの共有意識も、強制したものでなくプレッシャーになるものでなく、自らの心を救うものとして出来るようなことを今後は見据えて行かなければならないように感じます。何より「経験は感じ方に表れる」と思いますので。

 講習後は、懇親会の為に徒歩にてデニーズまで移動。午後になり湿度が息苦しく感じられ、デニーズのすぐ手前で倒れている六十代ぐらいの男性が目に留まり、すぐさま衣類を緩め扇子やうちわで扇ぎ氷や水、スポーツドリンクなど用意。救急車も直ぐにドクターNさんが手配。呼吸はしているものの意識は無く、汗はそれほどかいても無く、途中からイビキが止まらなくなった。アルコールに酔っている感じも無く、脳関係の症状も考えられ、十五分程それぞれに手分けして動いたが他の通行人や近所のお店の方なども協力してくださった。ようやく救急車が到着し救急隊の方にNさんが報告して我らはデニーズへ。

 思わぬ事態に遭遇したが、今年の酷暑は他人事ではない。科学的に気象条件が物語っているので冷静にいられるが、気象条件とか知らぬ時代の人からすれば今年のさまざまな異常さはどのように感じただろう。少なからず人間のおこなってきたことの反動は受けているだろうし、そうしたことも含めての自然現象であれば、異常ではなくごく自然ということなのかもしれない。

 話を懇親会に戻して。

 懇親会では、Fさんと後藤さんのドイツ、イギリス、その他諸外国の話題で盛り上がり、そうした関連からSさんのペルシャのポエム(詩の本)本を三冊見せて頂いたり、SさんとF姉さんの専門分野のお話でかなり盛り上がりました。こちらのデニーズ東五反田店のベテラン女性スタッフSさんはじめ、スタッフのみなさんも気持ちよく対応してくださり、そうした心地良さから私も一人で講習前などに通うようになりました。

 夕方から雨が降っておりましたが、タイミングよく雨に濡れることもなく無事に解散いたしました。明日は、15時~17時まで品川区総合体育館 剣道場にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこない、続く18時~19時30分には隣の柔道場に移動して初の試みとなる「杖整体操」をおこないます。体操ですので、参加される方は簡単な運動着で結構です。リラックスするため余り締め付けの無い服装がよろしいかと思います。袴は必要ありません、裸足でおこないます。飛び入り参加でも構いませんので明日もご参加お待ちしております。


2018年8月12日(日) 「杖整体操」 開催のお知らせ
(お申し込み受付中)

2018年9月08日(土) 「抜刀術 特別講習会」
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2018年8月 稽古日程

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2018-08-11(Sat)
 

心通わす稽古を求め

 先日の火星大接近に続き、今度はペルセウス座流星群が12日から13日の未明に掛けて見頃になるらしい。日曜日の夜はだいたい未明頃まで起きていることが多いので見るチャンスがありそうだ。ただ天候が曇りなのでそのあたりが心配なのと、近所で周りを気にせず一人で夜空を見上げる場所があるだろうか…


 さて、今日は夕方から新宿スポーツセンターにてI君と稽古をおこなった。あらためて、会話だけじゃないんだなぁ…ということに気がつく。それは私もそうであるが、子供のころ感じた大人の心というのは突き刺さるように伝わってくるものであり、そうしたところからこども心に好きな人信用できる人の順位をつけていたこともあった。

 今日の稽古では、昨日の仙骨による足裏の重心感覚と体の強さをI君を相手におこなってみた。身長165㎝となり大きくなってきたI君も同様に姿勢によって力の伝わり方が異なりあきらかな違いを確認することが出来た。これは比較的誰でも違いを実感出来るので、Gold Castle の講習会でもおこなってみようと思う。

 続いて、明日の杖術特別講習会でおこなう予定の「巻上げからの裏お辞儀潰し」をおこなった。これは裏お辞儀からの大文字潰しにも展開出来る事が分かった。やはり、巻き上げの足捌きと杖の軌道がこの技の決め手となる。

 剣術では、斬割りをおこない斬り割ってくる切っ先を恐れないように何度もおこなった。休憩の途中に体術を少しおこない、袈裟斬りの感覚とお伝えし、得物に引かれる感じで腕を得物と同様におこなうことで力の通りが良くなることを幾つかおこなった。

 抜刀術では、身体も成長してきたのでそろそろ腰下に手を入れようと「趺踞」の座り方とそこからの抜刀をおこなった。これまで、出来なかった座り方であったが、体の成長もあり今日は初めて抜刀までおこなうことが出来た。とりあえずはフラつかずにスッと座れ落ち着いて抜刀できるようになれば、身体の感覚として得られるものがあると思うので、夏休みの間だけであるが残り二回の稽古では最後にこれをおこなうつもりである。

中学生になってバドミントン部に入って今は毎日練習しているとのこと。バドミントンと言えば今日本は桃田選手の活躍が目覚ましいが若い世代にも良い影響力となるだろう。I君も部活だけでなく、体育館を借りて自主練習を課し「バドミントンが楽しいんです!」と言っていたのが印象的だった。長いときは六時間~七時間練習しているという。別の日には部活後に私と二時間稽古をおこなっているので、身体を動かすことに勝ち負けだけでなく、リーダー的資質を感じるので違う部分にもいろいろと気がつけるような成長をしていただきたい。

 
 明日は、品川区総合体育館 柔道場で12時から杖術特別講習会です。大型連休の初日となりますがおかげさまで賑わいそうな状況となりそうです。明後日はGold Castle の講習後に「杖整体操」を初めて講習会形式でおこないます。体操なのでどの位の方がお越しになられるか心配しておりましたが、予想以上にお申し込みを頂きました。それでもまだまだ余裕がありますので、こちらは貸し出しの杖もありますので飛び入り参加でも承ります。


2018年8月11日(土) 「杖術 特別講習会」
(受付は終了いたしました)

2018年8月12日(日) 「杖整体操」 開催のお知らせ
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2018年9月08日(土) 「抜刀術 特別講習会」
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2018年8月 稽古日程

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2018-08-11(Sat)
 

「抜刀術 特別講習会」のお知らせ

 2018年9月8日(土)品川区総合体育館 剣道場にて抜刀術の特別講習会をおこないます。

 居合刀で抜刀術の稽古を集中的におこないたい方や、抜刀術独特の身体感を得るために、二時間抜刀術と納刀法をおこないます。(鞘付き木刀も可)

 この特別講習会では、現在私の稽古としている抜刀術や納刀法をお伝えして参ります。その中から参加者の方々に合った稽古法をお伝えしていきたいと思います。
(初心者の方でもおこなえる内容があります)


2018.09.08 抜刀術 特別講習会


【開催時間】
15時00分~17時00分 『抜刀術&納刀法』
18時00分~      『懇親会』(自由参加)


【会場】
品川区総合体育館 剣道場


【参加費】
講習会 3.000円


【お申し込み方法】
ホームページ、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「帯・居合刀の有無」(鞘付き木刀でも構いません) 
⑤「懇親会の参加または不参加」
上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


≪参考動画≫
2017.1.17 抜刀術映像


2018-08-10(Fri)
 

心が追いつかない時代

 平和な時代に生まれていることはありがたいことである。戦争をして良かったと言えることがあるだろうか。しかしながら人は戦争という最終手段を外せない。大なり小なり人は争いながら生きていく。国家として言えば日本は平和と言えるかもしれないが、個人としてどうかと問われるなら果たして現代は平和なのであろうか。
 
 なぜ争うのか。争うようにできているのか。

 守るものがあるから争いが生じるのか。

 守るものとはいったい何なのか。

 争いに勝って行かなければならない仕組みであれば、そこから漏れた者は平和な人生を手に入れることはできないのか。

 果たして争い続けるということは平和な人生なのだろうか。

 争わずして平和に過ごせる人生はどこにあるのか。

 今の時代は、猛スピードで発達している時代。みんなが急がなければならないのか。

 もう少しゆっくり生きていける時代のほうが心も安心するだろう。

 みんな飛ばし過ぎて心を置いてきぼりにしちゃいないだろうか。


 現代は「心が追いつかない時代」とも言えるだろう。急がなくてもいいのであれば、高速道路から降りて一般道を寄り道しながら走ったほうがいい。長い目で見れば、何が早いかは急いだところで解らない。そういう生き方は私自身にとっても実践テーマである。心無くして、平和な人生、平和な世の中とは言いにくい。ずいぶんと後ろに残されていった心が追いつけるような生き方が今の世の中には必要だと思う。もっとも東京で暮らしている私の実感なので、そうではない時間を過ごされている方も多くいらっしゃると思うが。

 さて、ようやく稽古記事に入る。

 気管支炎の症状もずいぶん楽になり、今日は吹き込む風が心地良い新宿スポーツセンターで渡部氏と稽古をおこなった。その前に五十分程抜刀術の一人稽古をおこなった。

 今日得たのは、足裏に掛かる重力をどの辺りに掛けるのか、そして足指の操作というのが他にもあるということが分かった。そもそも、地面には自分の体重が掛かり続けており、その接点は足の裏のみ。なのにその重要な接点である足の裏への意識や感覚が余りにも薄いように思える。さらに可動させることができる足指を使わないのは盲点であり、それにより重心初動、膝の屈曲、そのほかにもまだまだ動きを向上させる気づきはあるだろう。

 今日の抜刀術一人稽古で得たのは、そうした足裏の意識と技による使い分けが幾つか出来た事。そしてもう一つは、抜刀全般に共通する「身体の抜け」がこれまで上体部のみであったが、下体も含めた全身で抜けの感じが得られた。

 このフワッと抜けた感じは、まず抜刀前の心理状態を軽くする。精度においてもより高まる感じがある。言葉では説明しづらいのであるが、この抜けた感じには妙な信頼感がある。

 一人稽古を終え、渡部氏とともに鍛練稽古から杖術稽古に入る。つもりであったが、少し体術で思うところがあって渡部氏を相手に足裏に掛かる圧力を仙骨で調整し、その足裏に掛かる最適なところで色々と力が強くなることが解った。これまで、あまり仙骨のことは、大まかに骨盤として捉えていたが、仙骨と足裏への圧力の調整が今後の動きの中での課題の一つにもなりそうだ。これは正座でも同様にそうであった。

 思いのほかこの体術に時間を費やしてしまったが、検証出来たものは大きい。次に杖術稽古をおこなう。今日はいろいろと気づくことが多く、杖術でも何かそろそろ新しいことを考えようかと一瞬沈思したのち、思いがけぬ動きが生まれた。これには予感がしており、今日は何か色々と得るものが訪れる流れであったし、杖に関して新しいものを求める稽古を久しくおこなっていなかった気がしていたので、沈思するまでに身体が道先案内をしてくれたように迷うことなく技に着いた。

 気管支炎が治りかけのため、余り大きな言葉を出さないように気をつけていたが、新たな技を実感した瞬間、欽ちゃんのような(若い人にはもう分からないかもしれないが)声になってしまい自分でも驚いたが、なぜこれが思いつかなかったのかと欽ちゃんのテンションが高いときのような声で叫んでしまった。

 もう明後日、時間的には明日になるが「杖術 特別講習会」では十一之型だけを三分割してより質を意識した動きでおこなおうと考えていたが、最後に今日生まれた技「巻き上げからの裏お辞儀潰し」をおこないたい。

 技の名前を聞いて興味を持たれる生徒もいらっしゃると思うが、裏お辞儀潰しはあっけなく強力に効くので、これに関する細かな身体操作は現時点では必要としない、そこに至るまでの巻上げが大事であり、その形は技としても興味を引くものである。

 まだお申し込みには空きがありますので、ご都合よろしい方はご連絡お待ちしております。


2018年8月11日(土) 「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年8月12日(日)「杖整体操」開催のお知らせ
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金山剣術稽古会  

2018年8月 稽古日程

2018年9月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-08-10(Fri)
 

2018年9月 武術稽古日程


9月01日(土曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           09時30分~11時00分
           戸越体育館 剣道場  
           12時30分~14時00分
           品川区総合体育館 柔道場          



9月02日(日曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           13時20分~14時50分
           深川スポーツセンター 柔道場  
           15時10分~16時40分
           深川スポーツセンター 柔道場



9月03日(月曜日) 金山剣術稽古会
           19時00分~21時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



9月04日(火曜日) クラーチ剣術教室
           10時00分~11時30分

           金山剣術稽古会
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



9月05日(水曜日) 金山剣術稽古会
           12時00分~14時00分
           戸越体育館 柔道場



9月06日(木曜日) 金山剣術稽古会
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場
 

          
9月08日(土曜日) 抜刀術 特別講習会
           15時00分~17時00分
           品川区総合体育館 剣道場
           18時00分~懇親会予定(自由参加)




9月09日(日曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           15時00分~17時00分
           品川区総合体育館 剣道場  



9月10日(月曜日) 金山剣術稽古会
           19時00分~21時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



9月11日(火曜日) クラーチ剣術教室
           10時00分~11時30分

           金山剣術稽古会
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



9月13日(木曜日) 金山剣術稽古会
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



9月15日(土曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           13時20分~14時50分
           深川スポーツセンター 剣道場  
           15時10分~16時40分
           深川スポーツセンター 剣道場



9月16日(日曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           12時00分~14時00分
           戸越体育館 剣道場  
           15時00分~17時00分
           戸越体育館 剣道場



9月18日(火曜日) クラーチ剣術教室
           10時00分~11時30分

           金山剣術稽古会
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



9月19日(水曜日) 金山剣術稽古会
           12時00分~14時00分
           戸越体育館 柔道場



9月20日(木曜日) 金山剣術稽古会
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



9月22日(土曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           13時20分~14時50分
           深川スポーツセンター 剣道場  
           15時10分~16時40分
           深川スポーツセンター 剣道場



9月23日(日曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           18時00分~20時00分
           品川区総合体育館 剣道場  
          


9月24日(月曜日) 金山剣術稽古会
           19時00分~21時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



9月25日(火曜日) クラーチ剣術教室
           10時00分~11時30分



9月27日(木曜日) 金山剣術稽古会
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場
          


9月28日(金曜日) 金山剣術稽古会
           17時00分~19時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



9月29日(土曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           09時30分~11時00分
           戸越体育館 剣道場  
           12時30分~14時00分
           戸越体育館 剣道場+柔道場



9月30日(日曜日) Gold Castle 殺陣&剣術スクール
           13時20分~14時50分
           深川スポーツセンター 柔道場  
           15時10分~16時40分
           深川スポーツセンター 柔道場





 金山剣術稽古会 入会希望の方へ


【 新宿スポーツセンターでの稽古時間 】
◇(月曜日)19時00分~21時00分
毎月第四月曜日は休館日のためお休みとなります。

◇(木曜日/毎週)14時00分~16時00分 

◇(金曜日/第二・第四)17時00分~19時00分


【 江東区スポーツ会館での稽古時間 】
◇(火曜日/毎週)19時00分~21時00分
月曜日が祝日の場合は振替休館日となりお休みとなります。

◇(木曜日/毎週)19時00分~21時00分


完全予約制ですのでお早めにご連絡下さい。
前月までに予約の入っていない日はお休みとなる事があります。
初めての方はこちら金山剣術稽古会についてをご参照の上
お申し込み専用窓口よりご連絡下さい。

稽古場所の詳細や稽古内容、稽古時間のご相談、道具類その他のご質問等につきましてご不明な点がありましたらご連絡下さい。

都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。

【施設休館のお知らせ】
2018年12/1~2019年3/31まで新宿スポーツセンターが空調設備の改修工事にともない休館となります。
2018年10/中旬~2019年3/31まで戸越体育館が耐震化工事のため休館となります。

当期間における「金山剣術稽古会」の開催は、江東区スポーツ会館にて毎週火曜日と木曜日の19時00分~21時00分にて対応させていただきます。そのほか品川区総合体育館で開催を検討しております。曜日と時間は会員の都合を聞いて総合的に判断させていただきます。しばらく、ご負担をお掛けしてしまいますがご協力のほど宜しくお願い申し上げます。


2018-08-08(Wed)
 

五年目を迎えた「クラーチ剣術教室」

 今度は台風13号の接近が関東や東北地方での注意が必要になって来た。明日は外出予定を中止し、自宅に篭って頭の中での集中した作業に取り組もうと思う。


 さて、本日の「高齢者のための剣術教室」では五年目を迎えることになり、一番新しい生徒のMさんも参加されてから一年が経ち「おかげさまで一年続けられました。」と講習前にお礼のお言葉を頂きました。つい最近のように感じておりましたが、この一年間一回か二回位しかお休みされていないと思うのですが、精神的にもかなり弱気な発言ばかりされておりましたので私も特に気に掛けておりました。この一年間で、マッサージや指圧などに通う頻度が少なくなったそうです。笑顔が増えたことと、過去の病気の話が少なくなってきたことに私としても若干手応えを感じておりましたが、「一年間やってみてどうでしたか?」と聞いてみたところ、「やってよかったです!」と仰って下さり、私も「そう言って頂けるのは嬉しい限りです。」とプレゼントをいただいたような気分になりました。

 講習では杖術の「下段扇抜き」をおこないました。少々難しい内容だと思いましたが、どのような状況になるのか、相手を付けての稽古は刺激になりますので体操的な動きも必要ですがバランスを考えて、時々刺激になる内容も織り交ぜています。

 やはり難しいと思われるのは「誘い」(相手に打たせようとする状況を作り出す動作)に対する認識であり、これはここ以外での講習会や稽古会でもそうですが、誘いからの技に移行する(誘いも技の内ですが)その間が肝心になってきます。

 剣の方では、指先と身体の芯に効果的な寸止め稽古をおこないました。打ち合わずにギリギリをピタリと止める両手指先の使い方が特徴であり、必ず止めてから次の動作に入ることが大事になってきます。ピタリと止める動きというのは意外にも忘れがちなところであり、どうしても数をこなすという往復運動になりやすいものです。精確にブレずに止まることは、集中力も求められ、そこに付随する身体各部分の働きが引き出されると思うのです。その中でも両手の指先がとても大きな役割を担っていますので、この稽古は今後も取り入れていこうと思います。

 来週は、ゲストとともに伺いますので、五年目となったこの教室もまだまだみなさん元気に楽しくおこなえるように務めて参りますのでよろしくお願いいたします。


2018年8月11日(土) 「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年8月12日(日)「杖整体操」開催のお知らせ
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年8月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-08-07(Tue)
 

ひさしぶりのI君との稽古

 気管支炎になりかけの絶不調のなか、日中は横になり回復に務めた。夜は高田馬場で五ヶ月ぶりにI君と稽古をおこなった。

 中学一年生となり、逞しくなってきた感がある。ニコニコとI君らしい笑顔で新しく追加した杖の三十連円打など直ぐに覚え、ブランクを感じさせない身体の成長とともに動きも良くなっていた。

 小学校五年生の頃からマンツーマンで稽古をしてきたので、この成長をさまざまに感じることは喜びでもある。質問が多くなり、具体的な部分での確認が出来るようになったのはこの五ヶ月での変化である。人の成長を促すのは環境の変化も大いにあるだろうし、そういう意味では、私自身もそうだが生徒にとってもどのような環境がいいのかを考えさせられる。

 汗を大量にかくものの、気がつけば私の体調もかなり楽になっていた。精神的なものは体調にも大きく関係してくる。あらためて、I君との稽古は私にとっても大事な時間であり、これからも続けられることを願う。

 時間は進み、同時に物事は変わり、人も変わっていく。だからこそ、今の今をあらためて大事にしなければと思うのである。


2018年8月11日(土) 「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年8月12日(日)「杖整体操」開催のお知らせ
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2018年8月 稽古日程

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2018-08-07(Tue)
 

ゆっくりおこなうことの大切さ

 本日は品川区総合体育館でGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。

 今日はゆっくりとした動きを大事に殺陣クラスの払い五斬をおこないました。最後に通常の速さでおこなった際に、それぞれのタイミングとリアクションが良くなっておりましたので、ゆっくり動くことの大事さをあらためて確認することができました。

 杖術クラスでは、基礎的な打ち込みや突きを相手を付けておこないました。足運びによる重心の位置など、動きの中で確認しながらおこなう事が重要です。生徒になって間もない方や、体験参加の方には、杖の持ち替えや打ち込み、単体技を幾つかおこないました。


 今夜はここまでにさせていただきます。
 二日前から咽の調子が悪く咳が止まらないため、今夜は早めに予定を終え明日の夜の稽古に備えたいと思います。


2018年8月11日(土) 「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

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2018-08-05(Sun)
 

仲間のたいせつさ

 今日は戸越体育館でGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。

 約一ヶ月ぶりにイギリス&ドイツから帰ってこられたFさんも元気に参加。噛み締めるように稽古を楽しまれていたのが印象的でした。動きも全く鈍っていませんでしたので、これからも益々伸びていくでしょう!

 こうした講習会では、知り合う仲間というのも大事になってきます。今現在土曜日の剣術・杖術クラスは、安定した常連メンバーが定着し、良い距離感の中でたまに食事に行ったり、イベントなどにも一緒に行かれているようです。一人で思い悩むことや誰かに相談したいことなど、私に聞きづらいことでも気の合う仲間の存在というのはいろんな意味で大切になってきます。

 とくに、地方から東京に出てこられた方々は、仕事関係の仲間以外になかなか人間関係を築きにくいのではないでしょうか?会社の友人だと、どうしても仕事の話ばかりになってしまい、結局一人のほうが気が休まるという人も少なからずいらっしゃるでしょう。

 平日はお仕事、土日は自分の時間を使える人は、次の一週間を乗り切るための時間の使い方が精神的にも肉体的にも大事になってきます。それは、身体を動かすことは勿論ですが、そこで知り合った仲間の存在というのは互いに仕事を気にせずに上下関係無く関わり合う事ができます。

 そうした身体を動かしたり何かを学びながら仲間とのコミュニケーションを楽しみ、そうしたストレスのデトックスは心身ともに健康でありますし、長く続けられる要因の一つであると思います。

 昨日は出版社に伺いいろいろとお話をさせていただきました。こうした場はあまり慣れてなく、やはり道場とは勝手が違うものだと、青臭い自分が恥ずかしかったです。ですが、青臭さの中にある矛盾とどう折り合いをつけて取り組んでいくかということが、これからの課題でもありますし、まだ見ぬ自分というのをこれからは見ていかなくてはならないとも思っております。

 明日は品川区総合体育館剣道場にて講習をおこないます。殺陣クラスでは、ゆっくりおこなう払い五斬と七月から度々おこなっている新しい立廻りをご用意しておりますのでお楽しみに!


2018年8月11日(土) 「杖術 特別講習会」
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2018-08-05(Sun)
 

見せる時代をどうしていくか

 いつもの深夜から記事を書き始める。本当は一刻も早く寝たいのであるが、自分で全てをやっているとようやく深夜にブログを書く時間的余裕が生まれる。

 全てを終えないと頭の中が落ち着かないせいもある。本来、日記というのは人に見せるものでもないが、現代の日記は人に見せることが前提となっている。呟く事も、個人的写真もひとに見せる時代だ。私の場合は、SNSで個人的情報をお伝えするのは、このブログだけである。日々の出来事や考えていることを公開しているのは、ひとを指導する立場にある者として、普段何をおこないどう考えているのかということを知っていただき、どういう人物であるのかをプロフィール以外で知っていただくためでもある。本名で活動し、考えを晒すことに世間的責任も関わってくるが、だからこそこの深夜の時間帯は学びとともに自分で自分を知るための時間となっている。

 昨日は戸越体育館で稽古をおこない、今日は高田馬場で稽古をおこなった。いずれも渡部氏とともにおこなったが、日中に稽古に参加出来る人というのは少ない。昨日今日と新たに生まれた動きもあった。殺陣もそうであるが、体術もそうだ。スマートフォンで公開しない記録の為に撮影していただいたが、自分の後姿が以前と比べ背中が横に広くなった気がした。それもそのはず、九年前に武術を始めた頃は、54kg~56kgであった体重が、現在は60kg~62kgと増えたからだ。「あー、先生と言われだして稽古せずに太ってしまったか…」と思う人はあまりいないと思うが、その増量分は体脂肪的にも見た目的にも筋肉である。別に筋トレをしたわけではないが、稽古で刀を振ると結果的には筋肉となる。おそらくは、その部位がこれまでに使っていなかった部位であったことや、身体への衝撃が高まったことに耐性を補うものとして身体が筋肉を求めたのかもしれない。相乗的に負荷を掛けられるので、居合刀も二尺七寸に変え(もう随分経つが)、連続斬り返しも六回までおこなうようになった。ここ半年位で60kgを切らなくなったのは、おそらく左手第三関節の使いによる斬りの衝撃が袈裟斬り、正面斬り、胴斬りなどにおいて高まったため、背中や体幹部が耐えうる体を求めたのだろう。

 体重だけでなく、髪の毛も伸びてきた。三月を最後に切っていないので四ヶ月以上伸びっぱなしである。これには色々考えがあり、まず、毎月切りに行くのが億劫になったこと。近所に行けばいいのであるが、義理があるのでお店を変えるつもりは無い。それから、動画「かざあな。」を撮り、あの映像の自分をあそこだけに留めたいという想いが湧き起こったこと。そしてもう一つは、武術を始めた2009年から2012年まで長い髪でおこなったいたが、当時はまだ俳優という認識でおこなっており、剣術や抜刀術など今までに無い殺陣の映画を撮るというプロジェクトのため役作りも兼ね普段から髪を伸ばしていた。それが私個人の事情でそのプロジェクトから離れ、2012年後半から現在まで髪を短くしておこなってきた。

 もうこのままで行くつもりであったのだが、「かざあな。」を撮り終え心境の変化が起き、もう一度あの頃の自分に会いたくなってきたのである。だが、現在は指導的立場にあるので、胡散臭いような姿にだけはならないように切る気持ちも残している。

 今日はタワーレコードでCDを買い(分かる人は分かると思いますが…)それとは別にもう一つ、今月12日(日)におこなう「杖整体操」に用いるヒーリング系の音楽がどうしても欲しくて、お店でいろいろ視聴してベストなものを購入した。いよいよもって、どのような講習になるのかこればっかりは想像がつかない。

 帰宅後は、動画「かざあな。杖術編」の編集について、細かい部分の変更など、ご返信いただいた部分についてさらに希望を詳しくお伝えする。こうした動画をチェックして連絡するだけでも時間が消えていくのに、編集作業というのは途方も無い細かさの作業で時間を失っていくのかと想像してしまう。安易にいろいろ変更希望した自分を反省したが、それでも快くお引き受けして下さる尾崎さんには感謝しかない。尾崎さんをリスペクトしているのは、限られた条件の中でベストを尽くして下さる事にある。そのベストになるさまざまな予測がマネジメント力の高さというかセンスをお仕事にされている人なんだなあ、と思わされる。Mariさんの強力なバックアップにも支えられ、音楽と演武からなる映像の世界観を今回の動画では最重要テーマとして、奇跡的に私の生徒でいらしたMariさんにお願いすることが出来たのであった。さまざまに作品を世に出されてきたミュージシャンであるTAMTAMのMariさんとTakaさんには、お願いした事以外にもいろいろと時間を掛けて下さり、それが本当に僕の想像を超えてすばらしいものとなった。プロがなぜプロというのかを、こうしたことで知ったのである。その人柄は、私のブログにもリンクさせていただいている「HEY!WAO!公式サイト」のブログを読んで頂ければ心温まる記事がお忙しい中でも書かれております。私もそうですが、皆がHAPPYになれる生き方というのは難しいことですが、そこを前提にその瞬間を考えております。そこを見失わず舵を切ることが出来る人は生き方の船長というか関わる人たちが乗った船は、穏やかに美しい海と綺麗な星空を眺めながら、安全に目的地に順次辿り着くことが出来るように思うのです。ときに時化に遭遇してしまうこともあるかもしれませんが、決して沈没しない判断力と覚悟が船長の器というか手腕なんだと思います。

 さて、明日は夕方から出版社に向かう予定。私の事は映像も言葉ももう全て曝け出しているので、何も体裁を気取ることもないが、新たに自分を見つめ直す事が出来そうな気もしている。今夜ももう遅くなってしまった、この辺で今日は終わりにしたい。


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2018-08-03(Fri)
 

フト観れば驚く風景

 続いての記事は、本日暦の上では昨日になりますが31日火曜日は「高齢者のための剣術教室」をおこないました。

 今日は湿度が高く、少し間を長く取りいつも以上に皆さんの表情を見ながらおこないました。鍛練稽古もおこなわず、今日は今度の「杖整体操」の講習会プログラムにもある「重ね誘導法」をおこないました。これは、井上さんとの稽古で随分前ですが中国武術系の稽古法をヒントに、両手を使って目を瞑り呼吸法とともに短い時間で瞑想状態に近い感覚になる誘導法です。ですがここのみなさんは初めての体験ですから、「なんだかダンスみたいねぇ。」とお喋りしながらおこなっていますので「喋っちゃだめですよ!」と笑ってしまいましたが、何組かのペアは良い具合におこなっておりましたので、終わった後の表情で確認することが出来ました。この表情と、杖整体操の快放状態の表情は似ているような気がいたします。

 その後、今度は木刀を重ねて同じく誘対稽古を実施。この二つは集中とバランスなどを高める稽古と言えるかもしれません。剣では、「抜付之型」と「真っ向突き之型」をおこないました。みなさんが普通に出来ているのを観てフト、これは凄い事をやっているのではないだろうかと一瞬驚いたのですが、他の方がこれを観てどう思われるか興味深いところでもあります。もちろん完璧にできている訳ではありませんが、全体的に観ますと七十代~八十代後半までの方々が動きながら抜刀して回りながら納刀し全ての手順を守り最初の形に戻るという内容です。今月は火曜日が五週ありましたので先週お休みを頂いたのですが、その日も自主練習されるほど、熱心な生徒が多い教室です。

 今月5日で開講して丸四年となりますが、本当にみなさん良く続いていらっしゃいます。おそらく相当の事をやってきましたので、それら一つ一つをおこないますとかなりの身体への情報量と言えるでしょう。二十連円打にしましても、もうおこなっておりませんが、何ヶ月ぶりかにたまにおこなっても、一緒にやればスムーズに最後まで付いて来れる方がほとんどなので、旋打にいたしましても出来る方が増えておりますので、色々な技をそれなりにですが、観る人が観れば大変驚かれるものと思います。ですが、見せびらかすためにやっている訳ではありませんので、身体の可動域と体幹部の強化を楽しく笑い溢れる中で継続的に頭を使いながら指先を使いながらおこなうことがこの教室の大事な核の部分ですので、それこそが長くみなさん取り組まれ、かつ驚かれるようなことを沢山出来るようになったのだろうと思っております。

 八月は久しぶりにゲストをお連れして行きますので、私も楽しみにしております。


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2018-08-01(Wed)
 

その時代において最新のものが現代においても最新であるという伝統からの伝承

 暦の上ではすでに八月に突入。七月が酷暑だっただけに八月は少し落ち着くかと思いきや今年の気象条件は酷である。だからどこかである種手を抜くことも必要になってくる。これまで通りでは条件に合わず破綻する危険性がある。

 30日月曜日は高田馬場で後藤健太氏と稽古。この日は昼から家を出るまで、出版社の方や、演武と音楽のコラボレーション動画「かざあな。杖術編」がかなり進んだので映像編集の尾崎さんや音楽のまりさんと連絡を交わす。こうしたことはあっという間に時間を食っていくのだという事が身に染みて分かった。だが編集というのはとても集中力と感性が求められるので、ドッシリ腰を据えてからでないと私の場合見えてこない。尾崎さんにはこれまでにも色々とお世話になってきているが、本来は写真家さんなので映像編集となるとかなりご負担が大きいと思いつつも快く引き受けて下さっているので本当にありがたいと思う。私も最後に焦って早く配信しようとしてしまっては、プロの方々に失礼だと気付かされ、もう少し時間が掛かりそうであるが私も腰を据えて編集に手を入れていきたいと思う。あらためて、プロがプロであるためのこだわりや妥協の無さ、可能性を突き詰めるということが作品作りにとても重要であるということを学びました。

 そうこうしている内にあっという間に出掛ける時間となり、夜から高田馬場で後藤健太氏と稽古。後藤氏とも会う度にいろいろな進展状況を伺う事ができるので、そういったさまざまなお話を稽古の合間に交わすことが少なくない。氏との稽古も一年経ったが左手の大三関節の気付きを得られたのはこの出会いが無ければ無かったことである。杖においては以前からも意識していた部位ではあったが、刀で得られたことは大きい。それがやがて手順の変更に繋がり、残り身が得物に引っ張られる操法へといろいろな部分で切り替わってきている。

 企業家であり、コンサルタント会社の社長でもある後藤氏が私のような個人で稽古会をおこなっている者の所へ稽古に参加されていることは私にとっても大変勉強になっている。この稽古会では、金山剣術稽古会専用のサイトは無く、無料のお知らせ窓口かこちらのブログでしか詳細は記していない。Gold Castleのホームページでも敢えて掲載していない。そのため、私の稽古会に参加される方はどこかから記事を見つけて連絡を下さるか、私から直接声を掛けられて会員になるという事もあるが、少人数で集中した稽古を継続的におこなうには安易に見つけやすいものよりも、より踏み込んだ熱意のある方を待っていたほうが結果的に長く良い稽古がおこなえると思っている。だから現在毎週参加している渡部氏や後藤氏、そして月に一度のI氏や学校が長期お休みになったときに参加されるI君など、ただ続いているだけでなく、信頼関係が結ばれているので黙って来なくなるとか、嫌な雰囲気を持ち込むようなことは決して無い。稽古は身体を動かすだけでなく、心をいかに育てていけるかということにあり、それは単に言葉だけのことではなく、意識するだけでもなく、動きのやり取りの中で実践していくことにある。それが言葉に無い通りの良さとなり、心の純度を高めていくことに繋がっていく。そうしたことが稽古の根底になければ、表面的なものでしか考えられない人間となり、卑しい考えが育ちかねない。無意識に発する言葉にそうした卑しさからなる言葉というものが出てしまうものだ。ひとの言動の奥底にあるものは、実は良く見えているものでもある。そうした部分はなかなか隠せないものであり簡単に変えられる術は無い。だからこそ、心の純度を上げるべく稽古というのは大事なのである。

 後藤氏との稽古では、何かを継続的におこなうというよりも、その日その時感じたものをおこなうということが増えてきた。おそらく会話が大事になってきており、そのなかから直感的に今おこなう内容に、気付きのキッカケがあると身体が先に知っているからなのかもしれない。後藤氏も大変苦労されていることもあるようだが、一緒に稽古をしていて心地良い方であり、いい間を兼ね備えた方でもある。だから、いろいろな気付きが得られやすいのだろう。

 昨日は699gの白樫の木刀がついにささくれてしまった。木目の詰まった重量感と強度のあるお気に入りの木刀であった。武道具屋で数ある白樫の木刀からこの一本だけ格別に重かったので購入したのであるが日々使い続けているのでさすがに消耗してきた。おそらくなかなか同じような木刀は見つからないと思うので、次に購入する際にいろいろと武道具屋を見て回ろうと思う。まだ手入れをすれば問題なく使えるので急ぐ必要は無いのだが…。

 私もそうであるが、関わる周囲の方々も状況が進展し始めてきた。これには必然性があるのかもしれないが、いつの時代においても最新的なもの、画期的な発想、そうしたものがものごとの発展には欠かせず、そこには鮮度と情熱が人々を引き寄せ活性化しているということではないだろうか。

 つまり、現代において剣術や抜刀術に杖術をおこなっているが、別段古いものをおこなっているつもりは全く無く、もっとも新しい気付きが得られるための稽古法を考え、そこから得たものを全てにフィードバックさせている。だから全ては理に適っていなければならず、それを直ぐに修正できる稽古体系でなければ鮮度は失われ、情熱は他から補填し、人々への影響は純粋たるものとは言えない何かによって曇っていくように思う。
 
 このことは私自身これからも肝に銘じておかなければならない。


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2018-08-01(Wed)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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